JPS6125240Y2 - - Google Patents
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- JPS6125240Y2 JPS6125240Y2 JP3609480U JP3609480U JPS6125240Y2 JP S6125240 Y2 JPS6125240 Y2 JP S6125240Y2 JP 3609480 U JP3609480 U JP 3609480U JP 3609480 U JP3609480 U JP 3609480U JP S6125240 Y2 JPS6125240 Y2 JP S6125240Y2
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- Japan
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- capacitor
- case
- electrolytic
- capacitor element
- electrolytic capacitor
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- Expired
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Landscapes
- Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はオーデイオ機器などに使用される電解
コンデンサの改良に関するものである。
コンデンサの改良に関するものである。
従来から、オーデイオシステムなどに用いられ
ているコンデンサ、抵抗などの電子部品は主に電
気特性を重視して設計されていた。
ているコンデンサ、抵抗などの電子部品は主に電
気特性を重視して設計されていた。
しかし、最近のオーデイオ技術の発展に伴ない
電気特性はもちろんのことオーデイオシステムに
おける音質の評価をも重視されてきていることは
周知のとおりである。特に電解コンデンサにおい
ては使用部品、構造などの違いによりオーデイオ
機器の音質が大きく影響するため、改良の余地が
多い電子部品である。
電気特性はもちろんのことオーデイオシステムに
おける音質の評価をも重視されてきていることは
周知のとおりである。特に電解コンデンサにおい
ては使用部品、構造などの違いによりオーデイオ
機器の音質が大きく影響するため、改良の余地が
多い電子部品である。
従来の電解コンデンサは第１図に示すように陽
極箔および陰極箔に外部引出リード端子１をかし
めなどによる方法で各々接続せしめた後、電解紙
を介して巻回し、巻終り終端部をテープ止めなど
してコンデンサ素子２を形成する。次に該素子２
に電解液を含浸せしめてゴムなどの封口体３を装
着し、アルミニウムなどよりなるケース４に挿入
して該ケース４の開口部を巻締め密封したもので
あつた。
極箔および陰極箔に外部引出リード端子１をかし
めなどによる方法で各々接続せしめた後、電解紙
を介して巻回し、巻終り終端部をテープ止めなど
してコンデンサ素子２を形成する。次に該素子２
に電解液を含浸せしめてゴムなどの封口体３を装
着し、アルミニウムなどよりなるケース４に挿入
して該ケース４の開口部を巻締め密封したもので
あつた。
このような電解コンデンサに高周波電流を流し
たとき、アルミニウムなどの金属ケースの場合、
磁性体金属ほどではないがコンデンサ素子のアル
ミニウム電極箔を巻回したことによる磁束によつ
て、極めて少ないループ電流が円筒形金属ケース
の底部や側面に生ずることがわかつた。しかし音
響技術における音質については、このループ電流
が音質歪の大きな原因となつていることが知られ
ている。したがつてこのループ電流を除去するた
めに金属ケースの底部をなくした円筒金属パイプ
を用いて底部をラバーベーク樹脂などで形成した
構造や、金属ケースに変えて樹脂ケースが用いら
れているが、工数の増加、現有設備を流用できな
いなどの障害にはばまれているのが現状である。
たとき、アルミニウムなどの金属ケースの場合、
磁性体金属ほどではないがコンデンサ素子のアル
ミニウム電極箔を巻回したことによる磁束によつ
て、極めて少ないループ電流が円筒形金属ケース
の底部や側面に生ずることがわかつた。しかし音
響技術における音質については、このループ電流
が音質歪の大きな原因となつていることが知られ
ている。したがつてこのループ電流を除去するた
めに金属ケースの底部をなくした円筒金属パイプ
を用いて底部をラバーベーク樹脂などで形成した
構造や、金属ケースに変えて樹脂ケースが用いら
れているが、工数の増加、現有設備を流用できな
いなどの障害にはばまれているのが現状である。
本考案は上述の欠点を除去するために考案され
たもので、現有設備、作業方法を大幅に変更する
ことなく、ループ電流を容易に減少または除去し
た電解コンデンサを提供しようとするものであ
る。
たもので、現有設備、作業方法を大幅に変更する
ことなく、ループ電流を容易に減少または除去し
た電解コンデンサを提供しようとするものであ
る。
すなわち、本考案は表面をエツチング処理など
により凹凸状にした非磁性体金属よりなる網状の
金属シートをコンデンサ素子あるいはケース内表
面の一部もしくは全面に装着せしめることにより
該素子などより出た磁束が該金属シートと交差し
たとき、網状シートの表面が凹凸状となつている
ため、発生するループ電流が均一性を欠き無秩序
に流れる。また高周波域になるほど表皮電流の密
度が高くなるが、表面が凹凸状のため減衰されて
ループ電流は小さくなり、音質歪などに影響する
度合いが減少する点に着目したものである。
により凹凸状にした非磁性体金属よりなる網状の
金属シートをコンデンサ素子あるいはケース内表
面の一部もしくは全面に装着せしめることにより
該素子などより出た磁束が該金属シートと交差し
たとき、網状シートの表面が凹凸状となつている
ため、発生するループ電流が均一性を欠き無秩序
に流れる。また高周波域になるほど表皮電流の密
度が高くなるが、表面が凹凸状のため減衰されて
ループ電流は小さくなり、音質歪などに影響する
度合いが減少する点に着目したものである。
さらに、円筒形、多角筒形の樹脂ケースに収納
した電解コンデンサのコンデンサ素子にペースト
を含浸せしめた後、該素子の各々の電極に電圧を
印加し、該素子の上面部リード引出側と下面側と
の電位差を測定してみると、外周部で下面側の電
位が高くかつ数mV〜数10mVの電位差を生ずる
ことがわかり、この現象も除去するものである。
した電解コンデンサのコンデンサ素子にペースト
を含浸せしめた後、該素子の各々の電極に電圧を
印加し、該素子の上面部リード引出側と下面側と
の電位差を測定してみると、外周部で下面側の電
位が高くかつ数mV〜数10mVの電位差を生ずる
ことがわかり、この現象も除去するものである。
以下本考案を第２図〜第４図に示す実施例につ
いて説明する、陽極箔および陰極箔の各々にかし
めなどにより引出リード端子１を接続し、電解紙
を介して巻回したコンデンサ素子２に電解液を含
浸した後、該コンデンサ素子２の側周面に表面を
エツチング処理などにより凹凸状にしたアルミニ
ウムからなる非磁性体金属よりなる網状シート５
を該コンデンサ素子２の周面の一部もしくは全面
に装着するか、またはコンデンサケース４の内周
面の一部もしくは全面に装着してコンデンサケー
ス４に収納し密封したものである。
いて説明する、陽極箔および陰極箔の各々にかし
めなどにより引出リード端子１を接続し、電解紙
を介して巻回したコンデンサ素子２に電解液を含
浸した後、該コンデンサ素子２の側周面に表面を
エツチング処理などにより凹凸状にしたアルミニ
ウムからなる非磁性体金属よりなる網状シート５
を該コンデンサ素子２の周面の一部もしくは全面
に装着するか、またはコンデンサケース４の内周
面の一部もしくは全面に装着してコンデンサケー
ス４に収納し密封したものである。
なお、上述のようにケース内面およびコンデン
サ素子外周面を例にとつたが、コンデンサケース
の外周面に該シートを装着しても、またコンデン
サ素子あるいはケースの底部に該シートを設けて
も、その効果は充分認められる。
サ素子外周面を例にとつたが、コンデンサケース
の外周面に該シートを装着しても、またコンデン
サ素子あるいはケースの底部に該シートを設けて
も、その効果は充分認められる。
本考案は以上のように構成することにより、コ
ンデンサ素子２より発生した磁束は非磁性体金属
の網状シートにより減衰させられるので、金属ケ
ースの底部あるいは側面部に生ずるループ電流は
減少する。これは静電シールドの役目を非磁性体
金属の網状シートがしていると思われる。
ンデンサ素子２より発生した磁束は非磁性体金属
の網状シートにより減衰させられるので、金属ケ
ースの底部あるいは側面部に生ずるループ電流は
減少する。これは静電シールドの役目を非磁性体
金属の網状シートがしていると思われる。
さらに上記のように形成された本考案の電解コ
ンデンサ（定格50WV、1000μＦ）と上述の網状
シートを有しない第１図のような従来の電解コン
デンサ（定格50WV、1000μＦ）の歪率特性図を
第５図に示す。イは本考案品、ロは従来品であ
る。第５図から明らかなように本考案の非磁性体
金属よりなる網状シート５を装着してなる電解コ
ンデンサは30KHzにおける歪率が大幅に改善さ
れ、著しい効果のあることが判る。またこのよう
な本考案の電解コンデンサをオーデイオシステム
の電源などの回路に装着して試聴した結果、従来
の電解コンデンサに比較して立体感が向上し、音
質的に優れていることが立証された。
ンデンサ（定格50WV、1000μＦ）と上述の網状
シートを有しない第１図のような従来の電解コン
デンサ（定格50WV、1000μＦ）の歪率特性図を
第５図に示す。イは本考案品、ロは従来品であ
る。第５図から明らかなように本考案の非磁性体
金属よりなる網状シート５を装着してなる電解コ
ンデンサは30KHzにおける歪率が大幅に改善さ
れ、著しい効果のあることが判る。またこのよう
な本考案の電解コンデンサをオーデイオシステム
の電源などの回路に装着して試聴した結果、従来
の電解コンデンサに比較して立体感が向上し、音
質的に優れていることが立証された。
なお、上述の実施例の網状シート５は筒形に加
工して用いてもよい。
工して用いてもよい。
本考案の電解コンデンサは上述のように構成し
ているので、音質は高域での歪感がなくなるとと
もに低音がしまつて出るようになり、かつ高周波
域における歪率特性が大幅に改善され、第三次高
調波が著しく低減され、オーデイオシステム、各
種音声伝送システムなどに用いると高忠実度の顕
著な効果を奏するものである。
ているので、音質は高域での歪感がなくなるとと
もに低音がしまつて出るようになり、かつ高周波
域における歪率特性が大幅に改善され、第三次高
調波が著しく低減され、オーデイオシステム、各
種音声伝送システムなどに用いると高忠実度の顕
著な効果を奏するものである。
第１図は従来の電解コンデンサの断面図、第２
図は本考案に係るコンデンサ素子の一実施例の要
部展開斜視図、第３図および第４図は本考案の電
解コンデンサの実施例の断面図、第５図は電解コ
ンデンサの歪率特性図で、イは本考案品、ロは従
来品を示す。 １……引出リード端子、２……コンデンサ素
子、３……封口体、４……コンデンサケース、５
……非磁性体金属製の網状シート。
図は本考案に係るコンデンサ素子の一実施例の要
部展開斜視図、第３図および第４図は本考案の電
解コンデンサの実施例の断面図、第５図は電解コ
ンデンサの歪率特性図で、イは本考案品、ロは従
来品を示す。 １……引出リード端子、２……コンデンサ素
子、３……封口体、４……コンデンサケース、５
……非磁性体金属製の網状シート。
Claims (1)
- コンデンサ素子の外表面あるいはケースの内表
面の少なくとも底面部に不規則な凹凸状を有する
非磁性体金属よりなる網状シートを装着せしめた
ことを特徴とする電解コンデンサ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3609480U JPS6125240Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3609480U JPS6125240Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56139236U JPS56139236U (ja) | 1981-10-21 |
| JPS6125240Y2 true JPS6125240Y2 (ja) | 1986-07-29 |
Family
ID=29631704
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3609480U Expired JPS6125240Y2 (ja) | 1980-03-19 | 1980-03-19 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6125240Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5054573B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2012-10-24 | ニチコン株式会社 | 固体電解コンデンサ |
-
1980
- 1980-03-19 JP JP3609480U patent/JPS6125240Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56139236U (ja) | 1981-10-21 |
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