JPS63220412A - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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JPS63220412A
JPS63220412A JP5371887A JP5371887A JPS63220412A JP S63220412 A JPS63220412 A JP S63220412A JP 5371887 A JP5371887 A JP 5371887A JP 5371887 A JP5371887 A JP 5371887A JP S63220412 A JPS63220412 A JP S63220412A
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JP
Japan
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group
magnetic
formula
magnetic recording
recording medium
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JP5371887A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Okada
知之 岡田
Naoki Kannen
閑念 直己
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体に関するものであり、更に詳し
くは、優れた磁性粉分散性、表面平滑性、耐久性、耐熱
性を有する磁気記録媒体に関するものである。
〔従来の技術及びその問題点〕
従来、一般に広く使用されている磁気記録媒体の製造法
は、結合剤として塩化ビニル−酢酸ビニル系樹脂、塩化
ビニル−塩化ビニリデン系樹脂、セルロース樹脂、アセ
タール樹脂、ウレタン樹脂、アクリロニトリルブタジェ
ン樹脂等の熱可塑性樹脂を単独あるいは混合して用いる
方法があるが、この方法では磁性層の耐摩耗性が劣り、
磁気テープの走行経路を汚してしまうという欠点を有し
ていた。
またメラミン樹脂、尿素樹脂などの熱硬化性樹脂を用い
る方法あるいは上記熱可塑性樹脂に化学反応による架橋
性の結合剤、例えばイソシアネート化合物、エポキシ化
合物などを添加する方法が知られている。しかし、架橋
性の結合剤を用いると次の■および■に示すような大き
な欠点を有していた。
■ 磁性体を分散させた樹脂溶液の貯蔵安定性が悪い、
即ち、ポットライフが短いという欠点を有し、磁性塗液
物性の均一性、ひいては、磁気テープの均質性が保てな
い。
■ 塗布乾燥後に塗膜の硬化のために熱処理工程が必要
であり、製品化までに長時間を要する。
これらの欠点を防止するため、アクリル酸エステル系の
オリゴマーとモノマーを結合剤として用い、乾燥後に電
子線照射によって硬化せしめる磁気記録媒体の製造方法
が特公昭47−12423号、特開昭47−13639
号、特開昭47−13104号、特開昭50−7743
3号、特開昭57−130229号等の各公報に開示さ
れている。しかしながら、上記公報に開示された製造方
法では高度な電気特性、力学的性質あるいは耐久性を有
する磁気記録媒体は得られなかった。
近年、特に高度な電気特性が要求され、このため強磁性
粉末の分散性を良好にすることが磁性塗液に以前にも増
して要求されるようになった。強磁性粉末の分散性が悪
いと出力低下を起こしたり、雑音(ノイズ)の原因にな
ったりするのである。
又、従来の電子線硬化を用いる方法では高密度記録のた
めに磁性体含有量を大きくすると磁性塗液の貯蔵安定性
が悪く、また得られた磁気テープの電気特性は充分に使
用に耐えるものではなく、大きな欠点を有していた。ま
た磁気テープの長時間記録化のために支持体を薄くする
ことが要求され、磁性層の力学的性質の向上が要求され
ている。
一方、結合剤中への磁性粉の分散性を改良する目的で磁
性塗料中に適当な界面活性剤を配合することも試みられ
ている。このような界面活性剤としてはアルキルイミダ
シリン化合物(特開昭54−32304号)、アルキル
ポリオキシエチレンリン酸エステルをアルキルアミンで
中和したもの(特開昭53−78810号)、長鎖アル
キルリン酸エステル(特開昭54−147507号、特
願昭53−49629号)などのようにアミンとその誘
導体、リン酸エステル、ポリオキシエチレンリン酸エス
テル類などを利用することが多い。
更には、磁性粉を表面処理してから塗料化する事も行わ
れており、このような技術としては、アルキルポリオキ
シエチレンリン酸エステルを用いるもの(特開昭54−
94308号、同56−49769号)、メタル粉をチ
タンカップリング剤で処理して分散安定性を計ると同時
に磁性塗膜の経時劣化を防ぐもの(特開昭56−884
71号)などがある。
更にまた、磁性粉とバインダーとの接着性を向上させて
磁性塗膜の耐久性向上を計る方法としては、バインダー
と反応性の官能基をもつシランカップリング剤を用いる
もの(特開昭54−7310号)、アミノファンクショ
ナルシランカップリング剤とイソシアネート系化合物、
エポキシ系化合物との反応生成物によって被覆するもの
(特開昭56−143533号)、バインダー中の二重
結合とラジカル重合が可能な不飽和結合を有するチタン
カップリング剤で磁性粉を処理するもの(特開昭56−
1)1)29号)等がある。
しかしながら、これまでに開発されている磁気記録媒体
は、磁性粉の分散性、表面平滑性及び耐久性の点で必ず
しも充分な性能のものが得られていない。
更に近年、ビデオテープ、フロッピーディスク等の磁気
記録媒体が広く普及するのに伴い、過酷な使用条件が要
求されているが、これらの力学的性質を磁性層に付与す
るには到っていない。
〔問題点を解決するための手段〕
そこで本発明者らは、結合剤としてのポリウレタン樹脂
の特徴を損なうことなく、上述の欠点を改善する方法、
更にポリウレタン系の結合剤を含有するバインダーシス
テムに適合する磁性粉の表面処理方法につき鋭意検討の
結果、本発明を完成した。
即ち、本発明は、強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁
性層を非磁性支持体上に設けてなる磁気記録媒体におい
て、結合剤として次の化合物(1)〜(3) (1)分子末端にアクリル系又はメタクリル系二重結合
を有し、ゲルパーミユエイションクロマトグラフィーに
よる分析で、数平均分子量5.000〜40,000、
引張強度100mn+/minでの引張試験における破
断強度が200 kg/cm2以上、破断伸び率100
〜400%、70%モデュラス150kg/cm2以上
、動的粘弾性による分析でガラス転移温度が40℃以上
のポリウレタン樹脂(2)塩化ビニル単位を含む共重合
体樹脂(3)  次式(1) 〔式中、R1は炭化水素骨格、^はジイソシアネート化
合物からイソシアネート基を除いた(1又は−C1h 
、R3は+CUt→T2mは1〜10の整数)、nは3
以上の整数を表す〕 で示される(メタ)アクリレート系二重結合を有するエ
ステル化合物 を含有し、更に以下の(i)〜(iii )(i)1分
子中に加水分解性アルコキシシラン基を有する有機シラ
ン化合物 (ii)1分子中に加水分解性チタン基を有する有機チ
タン化合物 (iit)1分子中に加水分解性アルコキシアルミニウ
ム基を有する有機アルミニウム化合物からなる群より選
ばれる1種以上のカップリング剤、および 以下の(iv )〜(v) (iv)次の一般式    。
(R−0−(Q−0)−1−rP (O)l)s−*(
式中、Rは炭素数2〜28の炭化水素基又はアシル基を
表わし、Qは炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、q
は0又は1〜30の整数を表わし1.は1.1.5又は
2を表わす) で表わされる構造を有するリン酸エステル(v)1分子
中に2個以上のリン酸基を有する分子量10.000以
下のリン酸エステルからなる群より選ばれた1種以上の
リン酸エステルによって表面処理された強磁性粉末を含
有し、当該磁性層に放射線が照射されたことを特徴とす
る磁気記録媒体を提供す墨ものである。
本発明の磁気記録媒体は、結合剤として上記(1)〜(
3)の化合物を併用し、更に特定のカップリング剤とリ
ン酸エステルで処理された磁性粉を用いる。
本発明の結合剤として用いられるポリウレタン樹脂は、
ゲルバーミュエーションクロマトグラフィー(カラム5
hodex A−803,804混合、昭和電工■製)
による分析で数平均分子量が5.000〜40,000
のものであり、より好ましい数平均分子量としてはio
、ooo〜25.000のものである。上記数平均分子
量が5.000未満のものは、磁性層の機械的性質、支
持体への密着性が悪い。また、数平均分子量が40.0
00を越えるものは磁性粉の分散性が悪くなる。
本発明に用いられるポリウレタン樹脂の引張強度は、東
洋側器■製テンシロンUTM−[1により引張速度10
0 mm/a+inで測定され、破断強度200kg/
cm”以上、破断伸び率100〜400%、70%モデ
ュラス150 、kg/cs”以上のものであり、より
好ましくは、破断強度250kg/cm”以上、破断伸
び率ioo〜300%、70%モデュラス230kg/
c+a”以上のものである。破断強度が200 kg7
cm”未満、破断伸び率が100%未満或いは400%
を越え、70%モデュラスが150 kg/cm”未満
であると磁性   〜層の強度が劣り、耐久性の点で不
都合である。
尚、本発明における物性値濫定は膜厚0.15〜0.2
21)IIlの範囲のフィルムを用いて行っている。
本発明に用いられるポリウレタン樹脂のガラス転移温度
は、動的粘弾性測定装置(RHEOVIB−RON D
DV−III−HA、東洋ボールドウィン社製)により
測定周波数3.5Hz 、昇温速度3℃/lll1nで
測定され、40℃以上のものである。ガラス転移温度が
40℃未満のものは、磁性層を構成したときの耐熱性が
悪い。磁性層のカレンダー性、磁性層の表面平滑性の1
点からすると、ガラス転移温度は65℃以下が望ましい
。本発明におけるガラス転移温度とは、動的粘弾性測定
において、損失弾性率E”と貯蔵弾性率E゛の比E”/
E’が極大となる温度である。
更に本発明のポリウレタン樹脂は、磁性層の耐久性及び
分散性の観点から、(イ)分子量500〜3,000を
有するポリエステルポリオール、(ロ)2〜10個の炭
素原子を有するジオール、或いはビスフェノールA1ビ
スフエノールS1ハイドロキノン等にエチレンオキサイ
ド、プロピレンオキサイドを2〜4モル付加したジオー
ル類、及び(ハ)芳香環を少なくとも!1以上有するジ
イソシアネートを用いて製造されることが望ましい。
分子量500〜3.000を有するポリエステルポリオ
ールとしては、エチレングリコール、1.2−プロピレ
ングリコール、1.3−プロピレングリコール、2.3
−ブチレングリコール、1.4−ブチレングリコール、
2.2−ジメチル−1,3,−プロパンジオール、ジエ
チレングリコール1,1)5−ペンタメチレンゲ、リコ
ール、1.6−ヘキサメチレングリコール、シクロヘキ
サン−1,4−ジオール、シクロヘキサン−1,4−ジ
メタツール等のグリコールの単独或い竺これらの混合物
と、コハク酸、マレイン酸、アジピン酸、グルタル酸、
ピメリン酸、スペリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、
フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、ヘキサヒドロ
テレフタル酸、ヘキサヒドロイソフタル酸等の二塩基酸
及びこれらの酸のエステル、酸のハライドとを重縮合す
ることによって得られるポリエステルポリオール類が挙
げられ、更にε−カプロラクトンなどのラクトンをグリ
コール等の存在下で開環付加重合したポリカプロラクト
ンポリオール類が挙げられる。
これ等のうち、エチレングリコール、1,4−ブチレン
グリコール、1.6−ヘキサメチレングリコールの単独
或いは混合物と、アジピン酸或いはセバシン酸との縮合
ポリエステルポリオール、及びポリカプロラクトンポリ
オールが好適である。
2〜10個の炭素原子を有する低分子量ジオール類とし
ては、前記ポリエステルポリオール類の製造に際し使用
されるグリコール類の単独或いは混合物を用いることが
できる。
芳香環を少なくとも1つ以上有するジイソシアネートと
しては、キシレンジイソシアネート、トルイジンジイソ
シアネート、2.4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート、4.4゛−ジフェニル
メタンジイソシアネート、p−フェニレンジイソシアネ
ート、m−フェニレンジイソシアネート、1,5−ナフ
チレンジイソシアネート、4.4’−ビフェニルジイソ
シアネート、3.3’−ジメチルビフェニル−4,4゛
−ジイソシアネート、3.3”−ジメトキシビフェニル
−4,4°−ジイソシアネート等及びこれ等の混合物が
好適である。
本発明で使用されるポリウレタン樹脂を製造するに際し
、ポリエステルポリオール(イ)と2〜10個の炭素原
子を有する低分子量ジオール類等(ロ)とのモル比は4
7口= 1 /2.5〜1/20、好ましくは1/4〜
1/8の範囲が望ましい。
また、本発明の結合剤として用いられる塩化ビニル単位
を含む共重合体樹脂としては、酢酸ビニル単位を含むも
のが好ましい。
更に、本発明の結合剤として用いられる前記の式(r)
で示されるエステル化合物としては、その炭化水素骨格
R3が、トリメチロールプロパン、グリセリン、ペンタ
エリスリトール、ソルビトール等に由来するものが挙げ
られるが、中でも下記式(II)で示されるようなトリ
メチロールプロパン由来のものが好ましい。
〔式中、A及びBは前記と同じ意味を表す〕前記の式(
1)で示されるエステル化合物を得るには、例えば、炭
化水素骨格に3個以上の−ORを有する化合物とジイソ
シアネートとを反応させて末端にイソシアネート基を有
するポリイソシアネート化合物を作り、次にこれと、ヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレートを反応させると
よい。ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートとして
は2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート等が好適に使用
できる。
本発明において、結合剤として用いられる上記化合物(
1)、 +21. (31の合計の使用量は、磁性粉1
00重量部に対して15〜60重量部が好ましい。
また化合物(1),(2)、 (3)の混合比率は、全
体を100として重量比で、(L) / (2) / 
(3) = 30〜70/20〜6015〜30とする
のがよ(、各成分の量を比較した場合、化合物(3)の
量は化合物(1)又は(2)の量よりも少ないようにす
るのがよく、化合物(1)と(2)の量は互いに等しい
か、一方が他方よりも少ないように、あるいは多いよう
にしてもよい。
一方、本発明の表面処理された強磁性微粉末は、不活性
溶媒中で以下の(i)〜(iii )(i)1分子中に
加水分解性アルコキシシラン基を有する有機シラン化合
物 (ii)1分子中に加水分解性チタン基を有する有機チ
タン化合物 (iii)1分子中に加水分解性アルコキシアルミニウ
ム基を有する有機アルミニウム化合物からなる群より選
ばれる1種又は2種以上のカップリング剤、および 以下の(iv )〜(v) (iv)次の一般式 %式%) (式中、Rは炭素数2〜28の炭化水素基又はアシル基
を表わし、Qは炭素数2〜4のアルキレン基を表わし、
qはO又は1〜30の整数を表わし1).はi、i、s
又は2を表わす) で表わされる構造を有するリン酸エステル、(v)1分
子中に2個以上のリン酸基を有する分子1)0.000
以下のリン酸エステルからなる群より選ばれた1種又は
2種以上のリン酸エステルによって表面処理されたもの
である。
強磁性微粉末を表面処理するために用いられる前記の(
i)の有機シラン化合物としては、分子中に加水分解性
アルコキシシラン基を有するものであれば特に限定され
ず、反応性官能基を有するもの、有しないものいずれで
もよい。
これらの化合物を例示すると、 (CH3) tsi(OCH3) 2 % CIl=C
H5i (OCJs) s、CHz=C(CHs)−C
OOCJaSi (OCL) s、1)JctHJHc
Jasi (OCR*) s、H,NC,HJH(、H
65i(CHi)(OCRs)t  %1)JcJas
i (OCJs) 3 .1(JCONHCJiSi 
(OCtHs) s  5(CJsO) *5iCsH
JHCONHCJt !NC01(CI+30) 5S
iCJiNHCJJHCONIICJI+ JCO、(
CHsO) zsi−CJaNHCJ4NHCONHC
J+ JCo。
フェニル又はアルキルトリアルフキ995フ1をあげる
ことができる。
前記の( ii )の有機チタン化合物としては、CI
l (CH3) z−0−Ti (OOC−CtH+ 
s) 3、? CHl    ゛ CH。
CIl (CH3) z−0−Ti→0CzllaN)
IcJ4NHz) 3 、CIl。
等をあげることができる。
前記の( iii )の有機アルミニウム化合物としで
は、 等の化合物を例示することができる。
前記の( iv )のリン酸エステルとしては、リン酸
と炭素数2〜28の炭化水素基を有するヒドロキシ化合
物あるいはその低級アルキレンオキサイド付加物から誘
導されるリン酸モノエステル、リン酸ジエステル又はリ
ン酸セスキエステル、或いはリン酸と炭素数2〜28の
脂肪酸又はその低級アルキレンオキサイド付加物から誘
導されるリン酸モノエステル、リン酸ジエステル又はリ
ン酸セスキエステルが例示される。具体的な化合物とし
ては、モノドデシルホスフェート、モノベンジルホスフ
ェート、ジドデシルホスフェート、セスキドデシルホス
フェート、セスキベンジルホスフェート、セスキプロピ
ルホスフェート、セスキオクチルホスフェート、セスキ
オレイルホスフェート、モノベヘニルホスフェート、モ
ノへキシルホスフェート、ジドデシルホスフェート、モ
ノオレイルホスフェート、セスキドデシルポリオキシエ
チレン(3)ホスフェート、セスキドデシルポリオキシ
エチレン(9)ホスフェート、セスキノニルフェニルポ
リオキシエチレン(10)ホスフェート、モノドデシル
ポリオキシエチレン(5)ホスフェート、モノオクタデ
シルポリオキシエチレン(5)ホスフェート、セスキオ
クタデシルポリオキシエチレン(15)ホスフェート、
セスキオクチルフェニルポリオキシエチレン(10)ホ
スフェート、ジオクチルポリオキシエチレン(6)ホス
フェート、セスキドデシルポリオキシプロピレン(9)
ホスフェート、モノオクチルポリオキシエチレン(12
)ホスフェート、モノオクタデセニルポリオキシプロピ
レン(8)ホスフェート、 (C+ +HzzCOO(CHzCHtO) 16)1
.5PO(O)l) 1. S、CI?833COO(
CHzCHzO) :lPO(OH) t、C+7th
sCOO(CHzCII□O)+5PO(OH)z、(
CsH1lCOO(CHzCHtO) J zPo (
OH)等を例示することができる。
前記の(v)のリン酸エステルとしては、1分子中にリ
ン酸基(ここでリン酸基とは、−PO(OH) z又は
−PO(Oll)を意味する。)を2個以上有する分子
1)0,000以下の化合物であり、その例としては、 (1)ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコ
ール、ビスフェノールAのようなポリオール類あるいは
それらの低級アルキレンオキサイド付加物とリン酸から
誘導されるリン酸エステル、 (2)  ヒドロキシ(メタ)アクリレート、ポリオキ
シエチレン(メタ)アクリレート、N−ヒドロキシエチ
ル(メタ)アクリレート、ポリ酢酸ビニルの部分鹸化物
などの水酸基含有とニルモノマー成分を含むホモ重合体
又は共重合体と無水リン酸から誘導されるリン酸エステ
ル 等をあげることができる。
尚、本発明において使用することができる強磁性微粉末
としては、r  FezO5+ Fezes、 Cro
wのような金属酸化物、またCO被着r −Fetus
sCoドープγ−FezO3のような加工処理を施した
γ−FezOi 、鉄メタル粉、微小板状のバリウムフ
ェライトおよびそのFe原子の一部がTi、 Co。
Zn、 V、 Nb等の1種または2種以上で置換され
た磁性粉、Co、 Fe−Co、 Fe−Ni等の金属
または合金の超微粉などが挙げられる。これらのうち鉄
メタル粉は特に化学的安定性が悪いからこの改良のため
ニッケル、コバルト、チタン、ケイ素、アルミニウムな
どを金属原子、塩および酸化物の形で少量加えたり表面
処理されることがあるがこれらを用いることもできる。
鉄メタル粉はまたその安定化のため弱い酸化性雰囲気の
中で表面に薄い酸化被膜を作らせることがあるが、この
ように処理されたメタル粉を用いることもできる。これ
らの強磁性粉末の形状については、針状、板状、球状等
のいかなる形状のものでも使用できる。
本発明において用いる強磁性微粉末を製造するには、不
活性溶媒中で磁性粉を前記リン酸エステルと前記シラン
又はチタン又はアルミニウムカフブリング剤を用いて加
熱処理を行う。また必要に応じてさらに加圧してもよい
。この場合、リン酸エステルとシラン又はチタン又はア
ルミニウムカップリング剤の使用量は共に磁性粉100
重量部に対して0.5重量部以上とすることが特に好ま
しい。
また、これらの両化合物の使用量比(重量比)は、リン
酸エステル二カップリング剤=1:3〜3:1の範囲が
より好ましい。
表面処理磁性粉を製造する際に使用される不活性溶媒は
、磁性粉、前記リン酸エステルおよびカップリング剤の
いずれとも反応しないものであれば使用することが可能
であり、たとえば、メチルエチルケトン、メチルイソブ
チルケトン、ジエチルケトン、シクロヘキサノン、ベン
ゼン、キシレン、トルエン等をあげることができる。
表面処理磁性粉を製造する際の加熱処理温度は60℃以
上とすることが好ましい。処理温度の上限は特に限定し
ないが、結局、使用する不活性溶媒の還流温度となるで
あろう。また、特にCo被被着−Fe、0.は高温で表
面が変質することがあるので注意を要する。
また、加熱処理を行う場合の磁性粉、リン酸エステルお
よびカップリング剤の混合順序については特に限定され
ず、たとえば イ)不活性溶媒中に磁性粉(a)、リン酸エステル山)
およびカップリング剤(C)を一括混合し加熱処理を行
う方法、 口)不活性溶媒中に先ず(a)と(b)を入れて加熱処
理し、その後(C)を追加してさらに加熱処理を行う方
法、あるいは、 ハ)不活性溶媒中に先ず(a)と(C)を入れて加熱処
理し、その後(blを追加してさらに加熱処理をする方
法 のいずれでもよい。
尚、結合剤と強磁性微粉末とから成る磁性層には、酸化
アルミニウム、酸化クロム、シリコン酸化物を強化剤と
して添加したり、ジブチルフタレート、トリフェニルホ
スフェートの様な可塑剤、ステアリン酸亜鉛、シリコン
オイルの様な潤滑剤、大豆油レシチンの様な分散剤、カ
ーボンブラックを始めとする種々の帯電防止剤等を添加
することもできる。
磁性層を構成するこれらの材料は、有機溶剤に溶かして
磁性塗料として調整され、これを支持体上に塗布するこ
とによって磁気記録媒体が製造される。磁性塗料を調整
する際の溶剤としては、アセトン、メチルエチルケトン
等のケトン系、メタノール、エタノール等のアルコール
系、酢酸エチル、酢酸ブチル等のエステル系、ジオキサ
ン、テトラヒドロフラン等のエーテル系、ベンゼン、ト
ルエン等の芳香族炭化水素系、ヘキサン等の脂肪族炭化
水素系溶剤が挙げられる。
磁性塗料を塗布する支持体としては、非磁性のものであ
れば良く、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポ
リエステル、ポリプロピレン等のポリオレフィン、セル
ローストリアセテート等のセルロース誘導体、ポリカー
ボネート、ポリ塩化ビニル、ポリイミド、ポリアミド、
あるいは、アルミニウム等の金属などが挙げられる。
本発明の磁気記録媒体の磁性層には放射線が照射される
が、放射線Φ中では、結合剤樹脂の硬化の容易さの面で
、電子線を用いるのが好ましい。適用する電子線は一般
に0.5〜20Mradである。
〔実施例〕
次に合成例、実施例により本発明を更に詳しく説明する
が、本発明はこれらの例に限定されるものではない。
尚、例中の「部」は「重量部」である。
合成例1 く結合剤の一成分のポリウレタン樹脂の合成その1〉 温度計、攪拌機、還流冷却器を備えた反応器に、メチル
エチルケトン200部、シクロヘキサノン190部、ア
ジピン酸と1.4−ブチレングリコールからなる分子1
).000のポリエステルポリオール100部、2.2
−ジメチル−1,3−プロパンジオール32部、1.4
、−ブチレングリコール8部、4,4°−ジフェニルメ
タンジイソシアネート154部、2−ヒドロキシエチル
アクリレート2.0部、ヒドロキノン0.1部、触媒と
してジブチルスズジラウレート0.3部を加え、80℃
で12時間反応させてポリウレタン樹脂を得た。これを
ポリウレタン(a)とする。
合成例2 〈結合剤の一成分のポリウレタン樹脂の合成その2〉 合成例1と同様にメチルエチルケトン100部、シクロ
ヘキサノン140部、アジピン酸と1.6−へキサメチ
レングリコールからなる分子量1 、000のポリエス
テルポリオール100部、2.2−ジメチル−1,3−
プロパンジオール32部、エチレングリコール5.5部
、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネート128
部、2−ヒドロキシエチルアクリレート1.2部、ヒド
ロキノン0.1部、触媒としてジブチルスズジラウレー
ト0.3部を加え、75℃で14時間反応させてポリウ
レタン樹脂を得た。これをポリウレタン(blとする。
比較合成例1 く結合剤の一成分のポリウレタン樹脂の合成その3〉 合成例1において添加量を2.2−ジメチル−1,3−
プロパンジオール15部、1.4−ブチレングリコール
4.1部、4.4”−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト74.6部、2−ヒドロキシエチルアクリレート0.
93部に代えて、合成例1と同様な方法でポリウレタン
樹脂を得た。これをポリウレタンfc)とする。
合成例1.2及び比較合成例1で得られたポリウレタン
(al〜(C1の物性値を表1に示した。
表     1 ((1)ポリウレタン(a)とcb17!l<本発明に
係わるポリウレタン樹脂である。
合成例3 〈結合剤の一成分の前記式(I)で示される化合物の合
成〉 温度計、攪拌機、還流冷却器を備えた反応器にトリレン
ジイソシアネート100部、2−ヒドロキシエチルアク
リレート66.7部を加え、60℃で3時間攪拌した。
その後メチルエチルケトン100部とトリメチロールプ
ロパン25.7部を加え、更に60℃で1時間攪拌し、
その後80℃で6時間攪拌し、アクリル系エステル化合
物を得た。これをエステル化合物(a)とする。
次に磁性粉の表面処理例を示す。
処理例1 冷却前付500 mlセパラブルフラスコに、Co被着
r −FetusC長軸径0.35μn+ 、軸比1 
/10) 150g、トルエン300 g 、有機シラ
ン化合物であるυ キトデシルポリオキシエチレン(9モル付加)ホスフェ
ート6gを入れ、75℃〜85℃で2時間攪拌した。次
いで、過剰のトルエンで磁性物を洗浄し、減圧下60℃
に保ちトルエンを除去し、表面処理磁性粉末を得た。
処理例2〜4 表2に示すリン酸エステルとカップリング剤を用いて処
理例1で使用したCo被被着−Fe、03150 gの
表面を処理例1の方法に準じて処理し巾 *:・KBM−6000CJaCOOC+ 4z*C1
)10−3i−(COOC+71)+t)z・プレンア
クトに−44C1)(CH:+)zOTtイ0Czl1
4NHCJJHz) 3処理比較例1 処理例1で用いたCo被被着−Fezesを何ら表面処
理することなしに、分散剤として大豆油レシチンをCo
被着r  Fezes  100重量部あたり2.4重
量部用いた。
処理比較例2 処理比較例1で用いた大豆油レシチンの代わりにオクチ
ルホスフェート2.4重量部を用いた。
実施例1〜4及び比較例1〜6 〈磁気ディスクの製造及び耐久性評価〉上記合成例及び
比較合成例で得られたポリウレタン(a)〜(C1及び
エステル化合物(a)と、塩化ビニル単位を含む共重合
体樹脂として、ビニライトVAGII(米国ユニオンカ
ーバイド社製の塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、
以下これを共重合体樹脂(a)とする)を用い、更に上
記処理例1〜4の表面処理磁性粉あるいは比較処理例1
〜2の未処理磁性粉を用いて、表3に示すような組成を
有する10種類の組成物を調製した。
次にこれらの組成物を用いて、以下に示す組成の混合物
をボールミルで24時間混練して合計10種類の磁性塗
料を作った。
・表3に示す組成物      (表3に示す量)・カ
ーボンブラック        3重量部・潤滑剤1 
          8重量部・α−Altos   
         3・シクロヘキサノン      
 300・メチルエチルケトン      200注) 本ニトリデシルステアレート/イソセチイレステアレー
ト/オレイン酸−4/2/2  (重量比)の混合物 次いで、これらの磁性塗料を別々に、厚さ70ミクロン
のポリエチレンテレフタレートフィルム上に、乾燥後の
膜厚が2ミクロンとなるように塗布し、これらに7 M
radの電子線を照射した。
次いで、これらの塗膜面をツメでこすり、塗膜の傷付き
易さを観察した。その結果は表4に示す。
更に、これらのフィルムを5.25インチのフロッピー
サイズに切断し、ドライブに装着し、20℃及び40℃
の環境下で再生出力が50%に低下するまでの時間を測
定して耐久性を評価した。結果は表4に示す。
表       4 注)iilX:普通にこすっても傷がつく。
△:少し強くこすると傷がつく。
02強くこすっても傷がつかない。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、強磁性粉末を結合剤中に分散させた磁性層を非磁性
    支持体上に設けてなる磁気記録媒体において、結合剤と
    して次の化合物(1)〜(3)(1)分子末端にアクリ
    ル系又はメタクリル系二重結合を有し、ゲルパーミュエ
    イション クロマトグラフィーによる分析で、数平均 分子量5,000〜40,000、引張強度100mm
    /minでの引張試験における破断強度が200kg/
    cm^2以上、破断伸び率100〜400%、70%モ
    デュラス150kg/cm^2以上、動的粘弾性による
    分析でガラス転移温度が40℃以上のポリウレタン樹脂 (2)塩化ビニル単位を含む共重合体樹脂 (3)次式( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) 〔式中、R_1は炭化水素骨格、Aはジイソシアネート
    化合物からイソシアネート基を除 いた基、Bは▲数式、化学式、表等があります▼(ただ
    し、 R_2はH又は−CH_3、R_3は−(CH_2)−
    _m、mは1〜10の整数)、nは3以上の整数を表す
    〕で示される(メタ)アクリレート系二重結 合を有するエステル化合物 を含有し、更に以下の(i)〜(iii) (i)1分子中に加水分解性アルコキシシラン基を有す
    る有機シラン化合物 (ii)1分子中に加水分解性チタン基を有する有機チ
    タン化合物 (iii)1分子中に加水分解性アルコキシアルミニウ
    ム基を有する有機アルミニウム化 合物 からなる群より選ばれる1種以上のカップリング剤、お
    よび 以下の(iv)〜(v) (iv)次の一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは炭素数2〜28の炭化水素基 又はアシル基を表わし、Qは炭素数2〜 4のアルキレン基を表わし、qは0又は 1〜30の整数を表わし、tは1、1.5又は2を表わ
    す) で表わされる構造を有するリン酸エステ ル (v)1分子中に2個以上のリン酸基を有する分子量1
    0,000以下のリン酸エステルからなる群より選ばれ
    た1種以上のリン酸エステルによって表面処理された強
    磁性粉末を含有し、当該磁性層に放射線が照射されたこ
    とを特徴とする磁気記録媒体。 2、塩化ビニル単位を含む共重合体樹脂が、酢酸ビニル
    単位を含むものである特許請求の範囲第1項記載の磁気
    記録媒体。 3、前記の式( I )で示されるエステル化合物が、次
    式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、A及びBは前記と同じ意味を表す)で示される
    化合物である特許請求の範囲第1項記載の磁気記録媒体
    。 4、放射線が電子線である特許請求の範囲第1項記載の
    磁気記録媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03216815A (ja) * 1990-01-23 1991-09-24 Taiyo Yuden Co Ltd 磁性塗料及び磁気記録媒体

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JPH03216815A (ja) * 1990-01-23 1991-09-24 Taiyo Yuden Co Ltd 磁性塗料及び磁気記録媒体

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