JPS6322033B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6322033B2
JPS6322033B2 JP7929680A JP7929680A JPS6322033B2 JP S6322033 B2 JPS6322033 B2 JP S6322033B2 JP 7929680 A JP7929680 A JP 7929680A JP 7929680 A JP7929680 A JP 7929680A JP S6322033 B2 JPS6322033 B2 JP S6322033B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gap
discharge
center electrode
insulator
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7929680A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS575281A (en
Inventor
Kozo Takamura
Minoru Nagai
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP7929680A priority Critical patent/JPS575281A/ja
Publication of JPS575281A publication Critical patent/JPS575281A/ja
Publication of JPS6322033B2 publication Critical patent/JPS6322033B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、放電電圧の極端な上昇を抑えて着火
性を向上するようにした内燃機関用スパークプラ
グに関するものである。
第1図aに示す一般のスパークプラグにおい
て、中心電極7は耐熱、耐食性を考慮しNi合金
が使用されている。耐消耗性の向上から中心電極
7はたとえばφ2.5前後であり、接地電極10は、
中心電極7の寸法とほぼ等しい寸法にて、中心電
極7と対向する位置に固定されている。
一方、放電々圧の低下の目的にて中心電極7の
先端部を第1図bの如く細くすることが試みられ
ている。
他方、第1図cに示す様に、中心、接地両電極
7,10間に絶縁碍子1を介在させ、その絶縁碍
子1の表面に沿面コロナを発生させ、その作用を
利用することによつて放電々圧を低下させてい
る。
しかし、第1図a,bの一般気中放電プラグに
おいては、耐熱、耐食性の電極材料が使用されて
いるが、耐久使用されるに従い、中心、接地両電
極7,10は遂時消耗し、火花間隙Gは拡大され
る。従つて、放電々圧は耐久時間に比例して高く
なつてしまう欠点がある。
また、第1図bの形状においては、中心電極7
の材料にPt、Au、Pd等の貴金属を使用せざるを
得ない。しかも、放電々圧に関して、その低下効
果が少ない。
更に、第1図cの沿面放電プラグにおいては、
飛火が絶縁碍子1の表面にておこなわれるため、
混合気が火花にさらされにくく着火性が悪いと言
う欠点がある。
本発明は、上述の欠点を解消したもので、以下
実施例により詳細に説明する。
第2図a,b,cにおいて、絶縁碍子1はアル
ミナ磁器よりなつており、中心に軸孔1aが設け
てある金属製の中軸2は、絶縁碍子1の軸孔1a
のうち上部に挿通してある。端子3は中軸2の頭
部に固定してある。円筒状のハウジング4は、内
燃機関に取付けるためのねじ部4aと締付用六角
ナツト部4bを有し、耐熱、耐食、導電性の金属
で構成してある。このハウジング4の内側にリン
グ状の気密パツキング5、およびかしめリング6
を介して前記絶縁碍子1を固定してある。
中心電極7はNi合金からなり、その先端部に
一段と細い、たとえば0.5mm径の径小部7aを具
備している。
前記絶縁碍子1のうち内燃機関の燃焼室側に裸
出する脚部1bは前記軸孔1aに連なる軸孔1c
を有し、その軸孔1cの内側に前記中心電極7が
配置されている。前記絶縁碍子1の脚部1bの先
端側の一部は一段と細く、たとえば1.5mm径に小
さくして突出部1dとしてあり、この突出部1d
は前記脚部1bと一体となつて形成されている。
この突出部1dの端部は閉じている。また、突出
部1dの内側には前記軸孔1cと連なる。たとえ
ば0.6mm径の一段と細く且つ端部が閉ざされた軸
孔1eを有する。その軸孔1eには前記中心電極
7の径小部7aが配置されている。
前記脚部1bと突出部1dとの付根部分には、
たとえば0.5mm径の4個の細い放電孔9を具備し
ており、この放電孔9を介して中心電極7の段部
7bが燃焼室内に露出されている。
前記ハウジング4の燃焼室側端部には前記放電
孔9と同位置に4個の耐熱耐食性を有する接地電
極10が固定してあり、その端部10aは前記突
出部1dの側方に、たとえば0.3mmの間隙11を
設けて対設してある。この突出部1dの内側の中
心電極径小部7aの先端部と、側方の接地電極1
0の内側面10bとの位置16は、0もしくは1
mm前後となつている。
前記放電孔9の長手寸法12はたとえば1mm程
度で、これは突出部1dが内燃機関の熱衝撃及び
機械衝撃に耐えられる寸法にあれば良い。また、
前記細孔9の端部から前記接地電極の内側部10
bとの間隙13は1〜3mm程度に設けてある。
上記構成において、端子3に印加される高電圧
は中心電極7の径小部7aに至り、この高電圧に
より突出部1dに電位が加わる。この電位は接地
電極10の端面10aと突出部1dとの間隙1
1、および突出部1dの肉厚寸法14にて変化せ
しめることができる。
突出部1dの肉厚14を薄く、かつ間隙11を
狭くすることにより、中心電極7の径小部7aの
背後電極効果によつて間隙11の近傍の気体はイ
オン化される。且つ中心電極7の段部7bと接地
電極10の内側面10bとの間でも高電圧により
突出部1dの表面に沿面コロナが発生する。従つ
て、接地電極10の内側面10bと中心電極7の
段部7bとの間隙(12+13)は、放電しやすい状
況となつているのである。当然、放電は中心電極
7の段部7bより放電孔9を通り、突出部1dの
表面を沿い接地電極10に至り、前述の如くイオ
ン化の促進、コロナの発生を行うため、極めて低
い電圧にて放電させることができる。
着火能力は放電々圧が低いため、放電間隙1
3を長く取ることができる。突出部1dは混合
気にふれやすい位置にセツテイングでき、か
つ、燃焼ガスにさらされやすいため、この部分は
比較的高温となる、等の理由により向上される。
以下、実験結果を含め説明する。
第7図は大気中の放電において、その絶対圧と
放電電圧との関係を示したもので、試料No.1は第
2図a,bの構成を有していて、中心電極7の径
は2.7mm、径小部7aは0.5mm、空隙12は0.5mm、
隙間13は2mm、突出部1dの径は1.5mm、間隙
11は0.3mmである。試料No.2は第1図aの従来
の構成を有しており、間隙Gは0.8mmである。ま
た試料No.3は3万マイル耐久後を想定して上記試
料No.1の空隙を0.8mm、間隙11を0.6mmにしたも
ので、他の寸法は試料No.1と同じである。また、
試料No.4は試料No.2の間隙Gを3万耐久後を想定
して1.1mmにしたものである。
この第7図から明らかなごとく、試料No.1と試
料No.3との比較から明らかなごとく、本実施例の
プラグは間隙が大きくなつても放電々圧の上昇は
軽徴で約2KVに抑えられている。
これに対し、従来例を示す試料No.2と試料No.4
との比較から明白なように、ギヤツプの拡大によ
り放電々圧の上昇は著しい。
なお、第7図からして本実施例のものと従来例
のものとにおいて放電ギヤツプを同一にした場合
本実施例のものの方が放電々圧ははるかに低くで
きることは明白である。
第8図に、上記試料No.1のプラグの矢火空燃比
をA点に示す。これは実に従来のプラグ(第1図
a)の間隙G1.7mmに相当するものである。
第3図は、突出部1dの軸孔1eに、銀ペース
トの焼付けによる銀製導体17を形成し、この導
体17を中心電極7に電気的に接続した本発明の
他の実施例を示すもので、この実施例によつても
第2図a,b,cと同様の効果を発揮できる。
第4図は第2図a,b,cの放電孔9を突出部
1dに対して直角方向に設けた本発明の他の実施
例を示すものである。
第5図は突出部1dの側方に放電孔9を設けた
本発明の更に他の実施例を示すものである。
第6図は突出部1dの軸孔1eをなくした本発
明の更に他の実施例を示すものである。この実施
例によれば、背後電極効果は期待できないが、半
沿面プラグとして作用し、放電々圧の低下を期待
できることは言うまでもない。
なお、本発明は上述の実施例に限定されるもの
ではなく、接地電極10の数は1〜5極でもよ
く、放電孔9も接地電極10の数に対応する。ま
た、突出部1dにCr等の金属粉末を含浸すれば、
更に放電々圧を低下させることができる。更に、
第2図bにおいて、位置16は0もしくは1mm前
後となつているが、これをマイナス方向つまり接
地電極10の端部10aに対する中心電極7の径
小部7aの先端のオーバーラツプ域を大きくすれ
ば、より一層背後電極効果を期待できる。
以上要するに本発明のものは半沿面放電間隙を
有することで、その間隙を拡大しても放電々圧の
上昇を抑制でき、従つて間隙の拡大による着火性
の向上を期待できる。また、中心電極は脚部に設
けた放電孔によつてのみ燃焼室内に露出されるの
で、耐熱性、耐消耗性に対し有利となる。
【図面の簡単な説明】
第1図a,b,cは従来のプラグを示す断面
図、第2図a,b,cは本発明プラグの一実施例
を示すもので、第2図aは断面図、第2図bは第
2図aの要部拡大断面図、第2図cは一部断面斜
視図、第3図〜第6図は本発明の他の実施例を示
す断面図、第7図および第8図は本発明の効果の
説明に供する特性図である。 1……絶縁碍子、1b……脚部、1d……脚部
1bの突出部、9……放電孔、10……接地電
極、11,12,13……半沿面放電ギヤツプを
構成する空隙。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 内燃機関の燃焼室内に裸出する側の脚部の端
    部が前記燃焼室内に対して閉じた構造になつてい
    る絶縁碍子を備え、この絶縁碍子の外面に間隙を
    介して接地電極を対設し、前記絶縁碍子のうち前
    記接地電極が対設していない個所に放電孔を設
    け、この放電孔によつて一部が前記燃焼室内に露
    出するよう中心電極を前記脚部内に埋設し、前記
    中心電極の露出部と前記接地電極との間に、前記
    放電孔、前記脚部の外面、および前記空隙を介し
    ての沿面放電間隙を形成したことを特徴とする内
    燃機関用スパークプラグ。
JP7929680A 1980-06-11 1980-06-11 Spark plug for internal combustion engine Granted JPS575281A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7929680A JPS575281A (en) 1980-06-11 1980-06-11 Spark plug for internal combustion engine

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7929680A JPS575281A (en) 1980-06-11 1980-06-11 Spark plug for internal combustion engine

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS575281A JPS575281A (en) 1982-01-12
JPS6322033B2 true JPS6322033B2 (ja) 1988-05-10

Family

ID=13685879

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JP7929680A Granted JPS575281A (en) 1980-06-11 1980-06-11 Spark plug for internal combustion engine

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