JPH0311066B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0311066B2
JPH0311066B2 JP57033178A JP3317882A JPH0311066B2 JP H0311066 B2 JPH0311066 B2 JP H0311066B2 JP 57033178 A JP57033178 A JP 57033178A JP 3317882 A JP3317882 A JP 3317882A JP H0311066 B2 JPH0311066 B2 JP H0311066B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insulator
ground electrode
center electrode
cylinder head
electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57033178A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS58150285A (ja
Inventor
Ryoji Kondo
Masaki Sugata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NipponDenso Co Ltd filed Critical NipponDenso Co Ltd
Priority to JP3317882A priority Critical patent/JPS58150285A/ja
Publication of JPS58150285A publication Critical patent/JPS58150285A/ja
Publication of JPH0311066B2 publication Critical patent/JPH0311066B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spark Plugs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエンジンの点火装置に関するものであ
る。
近年、エンジンの排ガス対策、燃費規制への対
応に伴い、エンジン燃焼室形状が複雑となつてお
り、したがつて点火プラグの取付個所も規約を受
けつつある。
そこで、最近では点火プラグの小型化が検討さ
れるようになつている。この小型化のための一手
段としては点火プラグの取付金具を廃止すること
である。
このように、取付金具を廃止したものとしては
例えば米国特許第2543961号明細書に記載された
ものがある。これは点火プラグの絶縁碍子の外周
に2段のねじ部を設け、一方はシリンダヘツドの
ねじ孔に螺合するもので、他方は接地電極をもつ
たリングに螺合するものであり、かつ絶縁碍子の
中心電極と前記接地電極との間に気中放電経路を
形成した構造である。
しかしながら、かかる従来構造においては、接
地電極をもつたリングを絶縁碍子のねじ部に螺合
する構造であるため、全体的に構造が複雑であ
り、またリングに接地電極を溶接するので非常に
手間がかかり、しかもそのリング自体が小さいこ
ともあつて煩わしさに一層の拍車をかけている。
更に、従来のものにおいては、火花放電経路が
気中放電タイプであるため、一層の小型化を図る
べく前記絶縁碍子の径を小さくすると、放電電圧
の関係で接地電極と中心電極との間に飛火せずに
接地電極が溶接される前記リングと前記中心電極
との間で絶縁碍子の先端外表面を経て飛火する恐
れが大であり、かかる飛火時には接地電極によつ
て混合気の接触が阻害されて混合気への着火が全
く行われない。
そこで、本発明は上記の点に鑑みてその諸問題
を解決したエンジンの点火装置を提供しようとす
るものである。
以下本発明を図に示す実施例により詳細に説明
する。
第1図において、1は鉄もしくはアルミニウム
からなるシリンダヘツドで、ねじ孔1aが穿孔さ
れている。2はアルミナ磁器よりなる絶縁碍子
で、中心に軸孔2a、ねじ孔2b,2cが設けて
あり、外周にはシリンダヘツド取付用の六角部2
dおよび呼び径6mmのねじ部2eが設けてある。
3は鉄よりなる端子で構成してあり、軸穴2aの
頭部にねじ込み固定してある。4はNi径耐熱合
金か、Ni系耐熱合金に放電面に貴金属(80wt%
Pt−20wt%Ir)が接合してある材質からなる環
状の接地電極であり、気密パツキンの作用も果た
している。5は鉄から成るガスケツトリングであ
る。6はNi系耐熱合金か、Ni系耐熱合金に放電
面に貴金属(80wt%Pt−20wt%Ir)が接合して
ある構成からなる中心電極で、絶縁碍子2のねじ
孔2cに螺合してある。7は中心電極6と端子3
とを電気的に接続するピアノ線、Ni系耐熱合金
等から成る導電性を有する細線(直径0.3〜1.5
mm)で、絶縁碍子の軸穴2bに挿通してある。こ
こで、細線7と中心電極6および端子3を接続す
るのは次のようである。細線7に連続してねじ孔
2a,2cの端面に銀ペーストなどの金属ペース
トを焼付けた導体路8を設けて端子3、中心電極
6に電気的に接続する。一方、細線7の端面とを
各々直接に接触する。
上記接地電極4はシリンダヘツド1のねじ孔1
aの底部に載置され、絶縁碍子2をシリンダヘツ
ド1に螺合することによつて、その絶縁碍子2の
端部とねじ孔1aの底部との間に接地電極4は挾
持固定され、かつ絶縁碍子2の端部に密着する。
これにより、中心電極6と接地電極4との間に沿
面放電経路Sが形成される。
上記構成において、次に作用を説明する。火花
は、中心電極6と接地電極4との間で絶縁碍子2
の端部を経る沿面放電経路Sに飛び、これにより
混合気に着火する。
ところで、接地電極4は気密パツキンの役目を
兼ねているため、別個の気密パツキンを必要とせ
ず、構造的に簡単となる。
本実施例では絶縁碍子2をシリンダヘツド1に
螺合固定するため、取外し回数による絶縁碍子2
のねじ部2eの損傷を防ぐべくメンテナンスフリ
ー構造としてある。即ち、中心電極6および接地
電極4の放電面に貴金属を接合してあるので、両
電極4,6の火花消耗を減じることができ、従つ
て絶縁碍子2を取外して電極4,6の消耗具合を
点検するといつたことをなくすことができる。
また、本実施例では端子3と中心電極6とを金
属細線7で電気的に接続してあるため、絶縁碍子
2の径小型化に大きく寄与している。
次に、第2図を用いて各寸法の最適範囲を検討
したので、これについて以下説明する。まず、第
2図において、各寸法の説明をすると、aは絶縁
碍子2のねじ部2eの呼び径、bは接地電極4の
最下端と絶縁碍子2との接触部におけるその碍子
外径、cは中心電極6の最外径、xは中心電極6
の最外周部と絶縁碍子2との間の碍子肉厚、yは
沿面放電経路Sの実長さをそれぞれ示している。
さて、本発明者の実験結果によると、次のこと
が見出された。
(1) 絶縁碍子の耐電圧 4mm≦a≦8mmでa/3≦c+2x≦2/3a 中心電極の最外径cは0.5〜2.0mm、特に0.7〜
1.4mmが絶縁碍子の肉厚xを厚くでき、耐電圧
の点で有利である。
(2) 飛火性、着火性 1.5x≦y≦3x 但し、 0.5mm≦y≦3mm 0.4mm≦x≦1.2mm この範囲内が飛火性、着火性のバランスとい
う点も最も良好である。
ここで、詳細に上記関係式の根拠を記載する。
第3図は、ストレート部における細部7と絶縁
碍子2との間の碍子肉厚xを変化させた場合のシ
リンダヘツド1の端面より電極5の接地電極6と
の対向面までの距離であるyと放電電圧との関係
を示す。
第3図より明らかなように、肉厚xの値が1.2
mmよりも大きくなつてしまうと、放電電圧が急激
に上昇してしまうことがわかる。また、肉厚xが
0.4mmよりも小さくなると、絶縁碍子の厚さが充
分でないため、絶縁碍子の電圧による破壊が生じ
てしまう。
さらに、この肉厚x距離yの0.5倍以下である
と、燃焼室内に流入する燃料に充分着火させるこ
とが出来ず、着火性が悪化してしまう。また、肉
厚が距離yの3倍以上になつてしまうと、スパー
クプラグの熱負荷が大きすぎ、プレイグニツシヨ
ン効果が生じてしまい良好な点火を得ることが出
来ない。
さらにまた、aおよびcの関係を上記以外の範
囲で使用した場合には、絶縁碍子の耐電圧が充分
でなくなつてしまう。
これらの関係をグラフで示すと、第3図〜第5
図のごとくになり、斜線の範囲内が最適寸法法値
となる。
本発明は前述の実施例に限定されず、次のよう
に種々の変形が可能である。
(1) 端子3ならびに中心電極6はねじ螺合により
固定したが、セラミツク接着剤で接着し固定し
てもよい。
(2) 接地電極4、中心電極6の全体を貴金属で構
成してもよい。
(3) 金属細線7は直線状でなく、曲がり形状でも
よい。この場合は白金製にして絶縁碍子2の焼
成収縮によつて白金線を固定する。
(4) 接地電極4の最外端を絶縁碍子2の表面より
若干浮かせて半沿面タイプしてもよい。
(5) 金属細線7を抵抗材料で構成して雑音防止特
性も合わせ狙つても勿論よい。
以上要するに、本発明によれば、接地電極を絶
縁碍子の先端とシリンダヘツドのねじ孔底部との
間に挾持固定する構造であるから、接地電極の固
定構造が非常に簡単である。また、本発明は沿面
放電タイプであるから、着火性に優れ、混合気へ
の着火性が阻害されることはない。
更に、本発明は端子と中心電極と金属細線で電
気的に接続する構造であるから、絶縁碍子の小型
化に一層寄与する。
更に、本発明は端子と中心電極とを金属細線で
電気的に接続する構造であるから、絶縁碍子の小
型化に一層寄与する。
また、本発明の点火プラグの各寸法により耐電
圧に優れ飛火性、着火性の良好な点火プラグを得
ることができる。
更にまた、接地電極が気密パツキンの役目を兼
ねているので、別個の気密パツキンを必要とせ
ず、構造的に簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す部分断面図、第
2図は第1図の要部を拡大して示す断面図、第3
図は、距離xを変化させた時の距離yと放電電圧
の関係を示す関係図、第4図〜第6図は本発明の
作用説明に供する特性図である。 1……シリンダヘツド、1a……ねじ孔、2…
…絶縁碍子、2a……ねじ孔、3……端子、4…
…接地電極、6……中心電極、7……金属細線。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 軸方向に貫通する穴の一端側に中心電極を具
    備し、他端側には端子を具備するとともに、前記
    軸方向に貫通する前記穴には前記中心電極と前記
    端子との間を電気的に接続する金属細線が配置さ
    れるとともに、外周にねじ部が形成された絶縁碍
    子と、 この絶縁碍子の前記ねじ部が螺合するねじ孔を
    有したエンジンシリンダヘツドと、 このシリンダヘツドの前記ねじ孔の底部に配設
    され、気密パツキンを兼ね備えた環状の接地電極
    とを備え、 前記絶縁碍子をそのねじ部を介して前記シリン
    ダヘツドの前記ねじ孔に螺合固定して前記接地電
    極を前記絶縁碍子の先端と前記シリンダヘツドの
    前記ねじ孔の底部との間に挾持固定し、前記中心
    電極と前記接地電極との間に沿面放電経路を形成
    したエンジンの点火装置であつて、 aを前記絶縁碍子のねじ部の呼び径、bを前記
    接地電極の最下端と前記絶縁碍子との接触部にお
    けるその碍子外径、cを前記中心電極の最外径、
    xを前記中心電極の最外周部と前記絶縁碍子との
    間の碍子肉厚、yを前記沿面放電経路Sの実長と
    した場合、 4mm≦a≦8mm a/3≦c+2x≦2/3a 0.5mm≦c≦2.0mm 1.5x≦y≦3x 0.5mm≦y≦3mm 0.4mm≦x≦1.2mm の条件を満たすことを特徴とするエンジンの点火
    装置。
JP3317882A 1982-03-02 1982-03-02 エンジンの点火装置 Granted JPS58150285A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317882A JPS58150285A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 エンジンの点火装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3317882A JPS58150285A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 エンジンの点火装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58150285A JPS58150285A (ja) 1983-09-06
JPH0311066B2 true JPH0311066B2 (ja) 1991-02-15

Family

ID=12379255

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3317882A Granted JPS58150285A (ja) 1982-03-02 1982-03-02 エンジンの点火装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS58150285A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5045286B2 (ja) 2007-07-24 2012-10-10 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の点火装置
US8056606B2 (en) * 2009-10-26 2011-11-15 General Electric Company Methods of making and using ceramic metallic interlocked components
JP2018010756A (ja) * 2016-07-12 2018-01-18 株式会社Soken 内燃機関用のスパークプラグ

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2301686A (en) * 1940-02-08 1942-11-10 James A Doran Spark plug
US2543961A (en) * 1947-10-01 1951-03-06 Us Quarry Tile Company Spark plug construction
JPS4915481U (ja) * 1972-05-14 1974-02-08

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2301686A (en) * 1940-02-08 1942-11-10 James A Doran Spark plug
US2543961A (en) * 1947-10-01 1951-03-06 Us Quarry Tile Company Spark plug construction
JPS4915481U (ja) * 1972-05-14 1974-02-08

Also Published As

Publication number Publication date
JPS58150285A (ja) 1983-09-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2877035B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
US6470845B2 (en) Spark plug for internal combustion engine
US4914344A (en) Spark plug for internal combustion engines
JP2006228522A (ja) 内燃機関用のスパークプラグ
JP2010541133A (ja) 点火性を高めるための点火プラグ構造
JPH11121142A (ja) 多極スパークプラグ
JPH0311066B2 (ja)
JP3081974B2 (ja) スパークプラグ
JPH0311067B2 (ja)
JP2992782B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPH0546673B2 (ja)
JPH09266056A (ja) スパークプラグ
JP3874840B2 (ja) 多極スパークプラグ
JPH0536463A (ja) スパークプラグ
JP3589693B2 (ja) スパークプラグ
JPS6123636B2 (ja)
JP7319241B2 (ja) スパークプラグ
JPH09326289A (ja) 両極性電源イグニッションシステム
JPH02207476A (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPS6123635B2 (ja)
JP4840839B2 (ja) スパークプラグ
JP3081973B2 (ja) 内燃機関用スパークプラグ
JPS6322033B2 (ja)
JP3265211B2 (ja) スパークプラグ
JPS5912588A (ja) スパ−クプラグ