JPS6322003A - 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法 - Google Patents

金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法

Info

Publication number
JPS6322003A
JPS6322003A JP61165113A JP16511386A JPS6322003A JP S6322003 A JPS6322003 A JP S6322003A JP 61165113 A JP61165113 A JP 61165113A JP 16511386 A JP16511386 A JP 16511386A JP S6322003 A JPS6322003 A JP S6322003A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal
parts
resin particles
metallic compound
particle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP61165113A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0688884B2 (ja
Inventor
Kazunori Kanda
和典 神田
Naoki Yamamori
直樹 山盛
Tadafumi Miyazono
宮園 忠文
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP61165113A priority Critical patent/JPH0688884B2/ja
Priority to DE198787306238T priority patent/DE253639T1/de
Priority to CA000541987A priority patent/CA1334163C/en
Priority to DE8787306238T priority patent/DE3774950D1/de
Priority to EP87306238A priority patent/EP0253639B1/en
Priority to KR1019870007576A priority patent/KR880001736A/ko
Publication of JPS6322003A publication Critical patent/JPS6322003A/ja
Publication of JPH0688884B2 publication Critical patent/JPH0688884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/10Metal compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/14Paints containing biocides, e.g. fungicides, insecticides or pesticides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08FMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED BY REACTIONS ONLY INVOLVING CARBON-TO-CARBON UNSATURATED BONDS
    • C08F8/00Chemical modification by after-treatment
    • C08F8/42Introducing metal atoms or metal-containing groups
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/18Oxygen-containing compounds, e.g. metal carbonyls
    • C08K3/20Oxides; Hydroxides
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D5/00Coating compositions, e.g. paints, varnishes or lacquers, characterised by their physical nature or the effects produced; Filling pastes
    • C09D5/16Antifouling paints; Underwater paints
    • C09D5/1606Antifouling paints; Underwater paints characterised by the anti-fouling agent
    • C09D5/1637Macromolecular compounds
    • C09D5/165Macromolecular compounds containing hydrolysable groups

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は金属化合物担持粒子の製造方法にががり、さら
に詳しくは生物活性、中でも抗有害性を有する金属化合
物の担持された樹脂微粒子の工業的に有利な製造方法に
関するものである。
従来の技術 カビや細菌など微生物による各種工業製品の被害、フジ
ッボ、藻類など水中生物による船舶、海。
中構築物の被害などの防止手段として抗有害生物性をも
つ物質、たとえば殺菌剤、殺カビ剤、抗ウィルス剤、殺
虫剤、除草剤などを直接保護しようとする物体に適用し
たり、塗料中に加え塗装したりすることが行われている
が、最近、その抗有′香″生物活性を持続させる目的で
抗有害生物性をもつ物質を微小樹脂粒子に担持させたも
のを使用し、徐々に該活性物質を放出せしめる技術に注
目が集められている。かかる技術分野において本発明者
らは先に有機錫化合物、銅化合物、水銀化合物、有機ヒ
素系化合物、チオカーバメート系化合物、テトラメチル
チウラムジサルファイド系化合物などの防汚剤を、重合
性モノマー中に組み入れ該モノマーを用いて樹脂粒子を
作るとか、重合性モノマーに溶解あるいは分散させて樹
脂粒子を作り粒子中に防汚剤を取りこませるとか、樹脂
粒子を作ったあと該粒子と混合して粒子表面に防汚剤を
吸収、吸着せしめることにより防汚剤を担持した三次元
化樹脂粒子を得、これを用いた自己京損型防汚塗料組成
S(特願昭60−83439号)あるいは抗有害生物性
薬剤を、該薬剤は溶かすが樹脂粒子は溶かさない溶媒に
溶解させ、この溶液中に微小樹脂粒子を浸漬する方法で
薬剤を物理的に樹脂粒子に吸収あるいは吸着させるとか
、樹脂粒子の製造原料である重合性モノマー中へ薬剤を
混合し、その混合物を重合させることにより薬剤を樹脂
粒子中へ取りこませるとか、あるいは抗有害生物活性を
有するモノマーを池のモノマーと共重合させることによ
り抗有害生物性を有する物質を微小樹脂粒子に担持させ
、塗料、プラスチック製品その他に使用せられる抗有害
生物性をもつ微小樹脂粒子(特願昭60−77179号
)などを提案してきた。
これらの技術においてはいづれも抗有害生物性をもつ物
質が、 ■重合性モノマー中に組み込まれ、他の共重合性モノマ
ーとで樹脂粒子の合成が行われるが、■重合性モノマー
に混合され合成時に樹脂中に取り込まれるか、あるいは ■樹脂粒子と混合され、物理的に粒子表面に吸収、吸着
される 手法により樹脂粒子に担持されている。しかしながら前
記の■の方法では重合性モノマーへ組み込まれうる抗有
害生物性をもつ物質が制限されるだけでなく、モノマー
の重合反応を阻害するものであってはならないとの制約
があり、さらに抗有害生物性をもつ物質が樹脂粒子の内
部にまで含まれることになるので比較的多量に必要とさ
れる問題があり、■の方法では■よりも抗有害生物性を
もつ物質の選択範囲は広いとはいえ重合阻害を生じるも
のであってはならず、■の方法では粒子合成後の処理で
あるため広範な抗有害生物性をもつ物質が選択せられる
が、■、■の方法ともに抗有害生物性をもつ物質は単に
物理的吸収、吸着により粒子に担持されているに過ぎな
いから、その放出の制御が困難で、したがって安定した
効果を長期間持続させる点に問題を有している。
発明が解決しようとする問題点 そこで広範な抗有害生物性をもつ物質を可及的少量、し
かも有効に樹脂粒子に担持させ、必要な際に徐々に該物
質を放出し、安定した長期間の効果が期待でき、しかも
前記物質の担持、放出の制御が容易である生物活性、中
でも抗有害生物性をもつ物質を担持した微小樹脂粒子の
工業的に有利な製造方法が求められており、かがる課題
に応えることが本発明目的である。
問題点を解決するための手段 本発明に従えば、上記目的を達成するため抗有害生物性
を持つ物質として知られている金属化合物を選択し、予
め合成された微小樹脂粒子とこの金属化合物とを反応さ
せ金属エステル結合を生ザしぬることにより、粒子表面
に共有結合で抗有害生物性を有する金属化合物を担持さ
せる工業的に極めて有用な金属化合物担持粒子の製造方
法が提供せられる。
より詳しくは本発明においては (I)粒子表面に遊離の有機酸もしくはそのアミン塩を
有する粒径0.01〜250μの微小樹脂粒子と金属酸
化物および/まなは金真水酸化物を反応させる方法。あ
るいは、(II)粒子表面に遊離有機酸のアルカリ金属
塩を有する粒径0.01〜250μの微小樹脂粒子と金
属塩化物とを反応させる方法。あるいは、 (I[[)粒子表面に遊離の有機酸を有する粒径0.0
1〜250μの微小樹脂粒子と有機酸の金属塩を反応さ
せる方法。
で具体化される微小樹脂粒子と金属化合物の反応で金属
エステル結合が生成せしめられ、金属化合物担持粒子が
製造せられる。すなわち本発明では先づ酸価をもつ微小
樹脂粒子が常法により合成され、これを原料として金属
化合物による担持反応処理が行われるのである。
本発明で使用せられる酸洒を有する微小樹脂粒子自体は
公知であり、たとえば11)エチレン系モノマーと酸モ
ノマーの重合を乳化重合、懸濁重合、沈設重合、N A
 D重合手法により実施し、直接または粉砕、分級等に
より得られる分散タイプの微小樹脂粒子を得る方法、(
2)アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、アルキドt!1
脂、エポキシ樹脂、アミノ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩
ビ樹脂、ポリブタジェン樹脂、シリコン樹脂、フェノー
ル樹脂、キシレン樹脂、トルエン樹脂および繊維素系樹
脂などの樹脂の中で酸価を有する樹脂の少なくとも一種
を必須として単独あるいは他の樹脂と組み合わせた樹脂
系と乳化剤などの界面活性物質を用いて水中で攪拌、混
合して得られる後乳化タイプの微小樹脂粒子を得る方法
、(3)あるいは上記樹脂群中で同様に酸価を有する樹
脂の少なくとも一種を必須として単独あるいは他の樹脂
を組み合わせた樹脂系の樹脂粉体を混合、粉砕、分散、
分級して造粒させ粉末状の微小樹脂粒子を得る方法など
がある。
微粒子樹脂の酸価としては5〜700の範囲内にあるこ
とが、金属化合物との反応性、得られた樹脂粒子の用途
などの点から好都合である。本発明において必須要件で
はないが、樹脂粒子はまた所望により三次元化構造のも
のであってもかまわない。粒子径も広範囲に選択可能で
、通常0.01〜250μ程度のものが使用せられる。
粒子表面に有1酸、例えばカルボン酸、スルホン酸、リ
ン酸等の酸性基あるいはそのアミン塩、アルカリ金属塩
などの塩を有する樹脂粒子と反応せしめられる金属化合
物は抗有害生物性をもつ金属のfヒ合物、即ち酸化物、
水酸化物、塩化物あるいは有機酸塩等であり、かかる金
属は周期律表のVB族(V、 Nb、Ta) 、VIB
族(Cr、Mo、W)、■B族(Mn、 Tc、 Re
) 、■族(Fe、Co、Ni、Ru、Rh、 Pd、
Os、 Ir、Pt) 、I B族(Cu、Ag、Au
)、11B族(Zn、 Cd、Hg) 、 nIA族(
B、AI、Ga、■0、TI> 、IVA族(Si、 
Ge、 Sn、 Pb) 、VA族(P、As、 sb
、 Bi) 、 VIA族(S、 Se、 Te、 P
o)から選ばれる。就中好ましい金属は、Ti、 lr
、 Cr、MOlMn、Fe、Co、Ni、Cu、 2
3 Cd、Hg、 B 、AI、Si、Ge、 Sn、
 Pb、As、 Sb、Se、Teなどである。樹脂粒
子への金属担持反応処理は前記(I)、(If)あるい
は(III)の如く夫々選択された反応原料が混合され
、分解温度以下に加熱攪拌することにより容易に実施せ
られ、所望の金属エステル結合が形成せられる。
このように本発明にあっては樹脂粒子が作られたあとで
金属化合物が反応せしめられるため、樹脂粒子の合成時
に金属化合物が重合阻害を生じることはなく、極めて広
範な金属種が選択可能であり、また金属化合物担持ち酸
基と金属化合物による金属エステル結合の形成により容
易に行われ、担持反応の制御が容易であるばかりか、で
きた担持粒子の安定性が良く、イオン性雰囲気において
加水分解で金属エステル結合が切断され、金属イオンあ
るいは金属化合物が放出される、これらの物質は生物活
性を有しておりその量が多い時には抗有害生物性を示し
生物の代謝作用を阻害して、生物の成育や増殖を低下さ
せる。また生物にとって必須な金属化合物である場合に
は金属化合物が生体の蛋白質と結合したり、酵素反応で
の補酵素と結合して量が少ない時においても代謝作用を
促進したりする特徴をもっている。したがってその使用
においては、その目的にそって使用する金属化合物の種
類と量の選択が必要となってくる。
〜さらに本発明方法では、このような抗有害生物性の金
属化合物が粒子表面にのみ担持せられ、必要により放出
せられるので、従来法によるよりも金属化合物の使用量
が少なくてすみ、かつ有効に利用せられる。したがって
本発明方法で得られる金属化合物担持粒子はアルカリ依
存性を有し、加水分解で金属イオンあるいは金属化合物
を生じるため防汚、防カビ、防菌などの抗有害生物活性
を示し、他方金属イオンあるいは金属化合物を放出した
微小樹脂粒子は水溶性により水可溶となるのでセルフク
リーニング機能を有し、抗有害生物性が前記加水分解に
よるところから、徐放性、持続性をもち、塗料、プラス
チック製品、農薬のバインダー、ドラッグデリバリ−シ
ステムの担体などの広範な用途が期待せられる。
以下実施例および比較例により本発明を説明する。特に
ことわりなき限り部および%は重量による。
参考例1部両イオン性基を有する乳化剤の構造攪拌機、
窒素導入管、温度制御装置、コンデンサー、デカンタ−
を備えた2λコルベンに、ビスヒドロキシエチルタウリ
ン134部、ネオペンチルグリコール130部、アゼラ
イン酸236部、無水フタル酸186部およびキシレン
27部を仕込み、昇温する。反応により生成する水をキ
シレンと共沸させ除去する。
環流開始より約2時間をかけて温度を190°Cにし、
カルボン酸相当の酸価が145になるまで攪拌と脱水を
継続し次に140℃まで冷却する。
次いで140℃の温度を保持し、「カージュラE10」
 (シェル社製のパーサティック酸グリシジルエステル
)314部を30分で滴下し、その後2時間攪拌を継続
し、反応を終了する。得られるポリエステル樹脂は酸価
59、ヒドロキシル価90、Mn=1054であった。
実施例1:乳化重合法による粒子の製造方法攪拌機、冷
却器、温度制御装置を備えた15Lの反応容器に脱イオ
ン水380部、参考例1で得た両性イオン基を有する乳
化剤50部およびジメチルエタノールアミン5部を仕込
み、攪拌下温度を80°Cにしながら溶解し、これにア
ゾビスシアノ吉草酸2,5部を脱イオン水50部とジメ
チルエタノールアミン1.6部に溶解した液およびメチ
ルメタクリレート75部、エチレングリコールジメタク
リレート75部、スチレン40部およびn−ブチルアク
リレート35部よりなる混合液とアクリル酸25部およ
びジメチルエタノールアミン31部よりなる混合液とを
90分を要して滴下しその後さらに90分間攪拌を続け
た後、不揮発分39%で平均粒子径が55mμの微小樹
脂粒子水分散液が得られた。次に、得られた微小樹脂粒
子分散液100部とトリブチル錫オキサイド14部およ
びキシレン400部を容器にとり、加熱減圧することで
溶媒置換および粒子表面での金属エステル結合生成のた
めの処置を行った。キジロールを必要により追加して得
られた樹脂分散液は透明であり、その加熱残分け25%
であった。得られた分¥1液の一部をドルオールで稀釈
し、超遠心法により分離して得られた樹脂粒子をエネル
ギー分散型X線分析器(EDX)付き走査型電子顕微鏡
(SEM)で元素分析したところ明らかに粒子表面で錫
の存在が確認できた。
実施例2:沈殿重合法による粒子の製造方法攪拌機、冷
却器、温度制御装置を備えた1(の反応容器にツルペッ
ツ150(芳香族炭1ヒ水素系高沸点溶剤、東燃石油■
製)を900部仕込み、窒素ガスを導入しつづけながら
50℃まで昇温したものヘメタアクリル酸30部、エチ
レングリコールジメタクリレート40部およびメチルメ
タクリレート30部よりなる混合液を滴下し、10分間
攪拌してからさらにアゾビスイソブチロニトリル1gを
添加し徐々に70°Cまで昇温させ、4時間反応させる
ことで白色沈殿樹脂が析出した5次にナフテン酸銅21
3部をさらに添加し、10時間攪拌を続けて金属エステ
ル結合を得るための処理を行った。さらにかかる樹脂を
ろ紙を用いてろ過、イソプロピルアルコールによる洗浄
を5回繰返しな後、真空乾燥機で乾燥させることで微小
樹脂微粉末を得ることができた。SEM観察による一次
粒子の粒径は1.2μであった。またEDXによる元素
分析の結果からは明瞭な銅のピークが確認できた。
実施例3:懸濁重合法による粒子の製造攪拌機、冷却器
、温度制御装置を備えた1スの反応容器に脱イオン水1
000部、平均分子量=1500のポリビニルアルコー
ル30部を仕込んだ後、1000 rpmで攪拌下N2
ガスで十分パージしながら温度を60℃にしたものへア
クリル酸メチル10部、アクリル酸5部、メチルメタク
リレート48部、2−ヒドロキシエチルアクリレート2
部、ジビニルベンゼン35部及び2.2’ −アゾビス
−(2,4−ジメチルバレロニトリル)(商品名V−6
5、和光純薬工業■製、重合開始剤)1部を攪拌して、
得られる混合物を1時間にわたって滴下した。滴下終了
後、反応容器内の温度を70°Cに上げ、さらに2時間
反応を行い、微小樹脂粒子懸濁液を得た。その中にトリ
ブチル錫オキサイド22部とイソプロパツール10部よ
りなる混合液を添加して、さらに70°Cで5時間粒子
の表面処理を行うことで粒子表面に金属エステル結合を
有する微小樹脂粒子懸濁液を得た。かかる懸濁液を遠心
分離機にかけ、上澄み液と樹脂粒子に分離させた後、樹
脂粒子のみを脱イオン水に分散するという方法を3回繰
り返した後、微小樹脂粒子粉末を得ることができた。そ
の樹脂粒子の平均粒径は55μであった。
実施例4:粉体樹脂よりの粒子の製造 酸価が77、Tgが70℃、MI値が13のカルボン酸
変性アルリル樹脂粉末を粉砕、分散、分級することで平
均粒子径が110μの樹脂粒子を得た。かかる樹脂粉末
100部とナフテン酸銅4部をボットミルに取り、20
時間回転させて分散と処理を行うことで粒子表面に金属
エステル結合を有する微小樹脂粒子粉末を得た。
実施例5:乳化重合法による粒子の製造方法実施例1に
おけるメチルメタクリレート75部のかわりにメチルメ
タクリレート50部とトリブチル錫メタクリレート25
部の混合液を加える以外は全く同様にして錫化合物を担
持し、同時に粒子表面に金属エステル結合を有する微小
樹脂粒子を得た。得られた微小樹脂粒子の粒径は65m
μであった。
参考例2 環流器、滴下ロート、攪拌機および温度制御装置を備え
た1λの反応容器にキジロール50部、メチルイソブチ
ルケトン30部、n−ブタノール20部を加え90°C
に保つ。この溶液の中にトリブチル錫メタクリレート1
0部、メチルメタクリレート25部、スチレン20部、
アクリル酸メチル10部、ヒドロキシプロピルアクリレ
ート35部およびアゾビスイソブチロニトリル1.4部
の混合溶液を4時間にわたり滴下し、その後2時間保温
し、固形分49.6%、樹脂の数平均分子量1400の
ワニスAを得た。
参考例3:乳化重合法による粒子の製造方法撹拌機、冷
却器、温度制御装置を備えたIJLの反応容器に脱イオ
ン水380部、参考例1で得た両性イオン基を有する乳
化剤50部およびジメチルエタノールアミン5部を仕込
み、攪拌下温度を80℃にしながら溶解し、これにアゾ
ビスシアノ吉草酸2.5部を脱イオン水50部とジメチ
ルエタノールアミン1.6部に溶解した液およびジブチ
ル錫メタクリレート100部、エチレングリコールジメ
タクリレート75部、スチレン40部およびn−ブチル
アクリレート35部よりなる混合液を90分を要して滴
下し、その後さらに90分間攪拌を続けた後、不揮発分
40%で平均粒子径が52mμの微小樹脂粒子水分散液
が得られた。
かかる樹脂分散液をキジロールを用いて溶媒置換するこ
とにより加熱残分25%の微小樹脂粒子キジロール分散
液を得た。
実施例6 参考例2で得られたワニスAを100部および実施例1
で得られた微小樹脂粒子キジロール分散液80部、トリ
フェニル錫クロライド2部、より防汚塗料組成物が得ら
れた。
さらに組成物を乾燥膜厚100 メtになる様にテスト
板に塗布し、このテスト板をディスク口−タ一板に取り
付は海水中〈水温18°C〜23°C)で60日間昼夜
回転させ、その消費度を順微鏡による膜厚断面測定値か
ら下式により求めた。
得られた消耗度は0.24であった。
さらに防汚性能試験を兵庫県相生湾内のテスト用筏にて
浸漬することにより行った。3ケ月後の付着生物の付着
面積%は0であった。
比較例1 実施例6における微小樹脂粒子分散液を参考例3で得ら
れたものに代える以外は全く同様にして得られた組成物
の消耗度は0.22であった。
また3ケ月後の付着生物の付着面積%はOであった。
実施例7 防カビ剤を含まない常乾型アルキド塗料(加熱残分=6
0%、ホワイト系)100部に実施例2で得られた微小
樹脂粒子粉末10部を加え浴室内に塗装し、1年間放置
したが塗装部においてカビの発生は認められなかった。
特許出願代理人

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)粒子表面に遊離の有機酸もしくはその塩を有する
    粒径0.01〜250μの微小樹脂粒子と金属化合物と
    の反応で金属エステル結合を生ぜしめることを特徴とす
    る金属化合物担持粒子の製造方法。
  2. (2)樹脂粒子が粒子表面に遊離の有機酸もしくはその
    アミン塩を有し、金属化合物が金属酸化物あるいは金属
    水酸化物あるいはその両者である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. (3)樹脂粒子が粒子表面に有機酸のアルカリ金属塩を
    有し、金属化合物が金属塩化物である特許請求の範囲第
    1項記載の方法。
  4. (4)樹脂粒子が粒子表面に遊離の有機酸を有し金属化
    合物が有機酸の金属塩である特許請求の範囲第1項記載
    の方法。
  5. (5)樹脂粒子の酸価が5〜700である特許請求の範
    囲第1項〜第4項のいづれかに記載の方法。
  6. (6)樹脂粒子が内部三次元化された粒子である特許請
    求の範囲第1項〜第4項のいづれかに記載の方法。
  7. (7)金属化合物の金属が周期律表のVB、IVBVIIB
    、VIII、 I B、IIB、IIIA、IVA、VAおよびVIAか
    らなる群より選ばれる特許請求の範囲第1項〜第4項の
    いづれかに記載の方法。
  8. (8)金属がTi、Zr、Cr、Mo、Mn、Fe、C
    o、NiCu、Zn、Cd、Hg、B、Al、Si、G
    e、Sn、Pb、As、Sb、Se、Teからなる群よ
    り選ばれる特許請求の範囲第7項記載の方法。
JP61165113A 1986-07-14 1986-07-14 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法 Expired - Lifetime JPH0688884B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61165113A JPH0688884B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法
DE198787306238T DE253639T1 (de) 1986-07-14 1987-07-14 Harzartige festkoerperteilchen und deren herstellung.
CA000541987A CA1334163C (en) 1986-07-14 1987-07-14 Resinous particles and preparation thereof
DE8787306238T DE3774950D1 (de) 1986-07-14 1987-07-14 Harzartige festkoerperteilchen und deren herstellung.
EP87306238A EP0253639B1 (en) 1986-07-14 1987-07-14 Resinous particles and preparation thereof
KR1019870007576A KR880001736A (ko) 1986-07-14 1987-07-14 금속화합물 담지입자 및 그 제조방법

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61165113A JPH0688884B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6322003A true JPS6322003A (ja) 1988-01-29
JPH0688884B2 JPH0688884B2 (ja) 1994-11-09

Family

ID=15806154

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61165113A Expired - Lifetime JPH0688884B2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP0253639B1 (ja)
JP (1) JPH0688884B2 (ja)
KR (1) KR880001736A (ja)
CA (1) CA1334163C (ja)
DE (2) DE253639T1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01249702A (ja) * 1988-03-29 1989-10-05 Kenji Ichikawa 抗菌作用性物質、それを含有する抗菌性樹脂成形物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙および抗菌性塗料
JPH10231201A (ja) * 1997-12-25 1998-09-02 Nikko:Kk 抗菌材、抗菌性樹脂組成物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙、抗菌性塗料、化粧品および抗菌材の製造方法
WO2019176977A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 東亞合成株式会社 重合体微粒子の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19707221A1 (de) * 1997-02-24 1998-08-27 Basf Ag Antibakterielle und fungizide Polymerisatdispersionen
JP2005082795A (ja) * 2003-09-11 2005-03-31 Shinwa Kako Kk 固体基板への微粒子の表面コーティング法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191722A (ja) * 1982-04-24 1983-11-09 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 金属層を有するポリマ−粒状物、その製造法およびその使用
JPS6058406A (ja) * 1983-08-03 1985-04-04 ラバ− アンド プラスチツクス リサ−チ アソシエイシヨン オブ グレイト ブリテン ポリマ−誘導体とその製造法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3775352A (en) * 1971-03-22 1973-11-27 Shell Oil Co Metal-polymer matrices and their preparation
US4148839A (en) * 1975-02-26 1979-04-10 Her Majesty The Queen In Right Of Canada, As Represented By The Minister Of National Defence Graft co-polymers
JPH0699667B2 (ja) * 1986-04-18 1994-12-07 日本ペイント株式会社 複合三次元化樹脂粒子ならびにその製法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58191722A (ja) * 1982-04-24 1983-11-09 バイエル・アクチエンゲゼルシヤフト 金属層を有するポリマ−粒状物、その製造法およびその使用
JPS6058406A (ja) * 1983-08-03 1985-04-04 ラバ− アンド プラスチツクス リサ−チ アソシエイシヨン オブ グレイト ブリテン ポリマ−誘導体とその製造法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01249702A (ja) * 1988-03-29 1989-10-05 Kenji Ichikawa 抗菌作用性物質、それを含有する抗菌性樹脂成形物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙および抗菌性塗料
JPH10231201A (ja) * 1997-12-25 1998-09-02 Nikko:Kk 抗菌材、抗菌性樹脂組成物、抗菌性合成繊維、抗菌性を有する紙、抗菌性塗料、化粧品および抗菌材の製造方法
WO2019176977A1 (ja) * 2018-03-15 2019-09-19 東亞合成株式会社 重合体微粒子の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
KR880001736A (ko) 1988-04-26
EP0253639A1 (en) 1988-01-20
DE253639T1 (de) 1988-08-11
JPH0688884B2 (ja) 1994-11-09
DE3774950D1 (de) 1992-01-16
CA1334163C (en) 1995-01-31
EP0253639B1 (en) 1991-12-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Ahmed et al. Assessment of anti-bacterial Ni-Al/chitosan composite spheres for adsorption assisted photo-degradation of organic pollutants
US4923894A (en) Polymeric microparticles having pesticidal activity
RU2573466C2 (ru) Синтез цинкового производного акрилатного сополимера
EP0260958B1 (en) An antifouling coating composition
US20210051950A1 (en) Sustained-release composite particles, method for producing sustained-release composite particles, dry powder, and wallpaper
JP3530085B2 (ja) 金属酸化物系粒子、その製造方法および用途
CN101415330B (zh) 生物防污剂、防污涂料、防污处理方法以及防污处理物品
TW200540238A (en) Coating composition, coating film, and method of reducing underwater friction
CN110621747A (zh) 含有银纳米颗粒的复合树脂
JPH0465108B2 (ja)
JP2016102131A (ja) 小粒子銅ピリチオン
Mohan et al. Biofouling control using nano silicon dioxide reinforced mixed-charged zwitterionic hydrogel in aquaculture cage nets
JPS6322003A (ja) 金属化合物担持防汚塗料用粒子の製造法
Song et al. Nanocrystal–organic hybrid antifungal agent: High level oriented assembly of zinc hydroxide carbonate nanocrystals in chitosan
JP4043540B2 (ja) 非溶出型防汚方法及び非溶出型防汚塗料組成物
JP4653642B2 (ja) 特定の粒度分布を有するピリチオン金属塩、及び、塗料組成物
JPH08165211A (ja) 抗菌剤の製造方法及び抗菌剤
US20220272982A1 (en) Metal organic frameworks comprising copper ions and processes for preparing same
JP2546666B2 (ja) 被覆用組成物
KR20230100836A (ko) 도료 조성물
KR960010039B1 (ko) 금속함유 수지조성물의 제법 및 상기 조성물함유 오염방지페인트
NZ759635B2 (en) Composite resins containing silver nanoparticles
Michailidis Synthesis and Characterisation of Nanocomposite Coatings for Antibacterial/Antifouling Applications
JPS63223070A (ja) 被覆用組成物
JPS63223007A (ja) 崩壊型架橋樹脂粒子ならびにその製法