JPS63219688A - 霜降り調捺染布帛の製造方法 - Google Patents

霜降り調捺染布帛の製造方法

Info

Publication number
JPS63219688A
JPS63219688A JP62050973A JP5097387A JPS63219688A JP S63219688 A JPS63219688 A JP S63219688A JP 62050973 A JP62050973 A JP 62050973A JP 5097387 A JP5097387 A JP 5097387A JP S63219688 A JPS63219688 A JP S63219688A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
marbled
dye
producing
fabric
cellulose fiber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP62050973A
Other languages
English (en)
Inventor
福岡 淳一
清一 越智
千代田 昭恵
石川 典雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Daido Maruta Finishing Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Daido Maruta Finishing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd, Daido Maruta Finishing Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP62050973A priority Critical patent/JPS63219688A/ja
Publication of JPS63219688A publication Critical patent/JPS63219688A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coloring (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、霜降り調捺染布帛の製造方法、特に。
鮮明かつ重色効果のない霜降り調が得られる霜降り調捺
染布帛の製造方法に関する。
(従来の技術) セルロース系繊維100%布帛からの霜降り調捺染布帛
の製造には、綿状またはトップ状セルロース系繊維をあ
らかじめ染色した後、未染色のセルロース系繊維もしく
は異色先染セルロース系繊維と混紡、紡績、織布して霜
降り調布帛を作製し。
さらに通常の捺染を施す方法がある。しかし、この方法
では、捺染前に霜降り調が付与されるため。
地柄は霜降り調となるものの、印捺部は捺染により重色
される。印捺部の重色により、捺染柄が不鮮明となる。
しかも、印捺部において、白残し霜降りaa染柄が得ら
れない。他方、霜降り調地柄の多色化が困難である。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記従来の問題点を解決するものであり、その
目的とするところは、白湯汚染や重色効果のない鮮明な
霜降り調である霜降り調捺染布帛の製造方法を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、印捺部だけでなく地
柄部も霜降り調である霜降り調捺染布帛の製造方法を提
供することにある。本発明のさらに他の目的は、地柄部
、印捺部とともに霜降り調である霜降り調捺染布帛の製
造方法を提供することにある。本発明のさらに他の目的
は、印捺部は霜降り調ではないが地柄部は霜降り調であ
る霜降り調捺染布帛の製造方法を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は。
異色霜降り調が得られる霜降り調捺染布帛の製造方法を
提供することにある。本発明のさらに他の目的は、多色
霜降り調が得られる霜降り調捺染布帛の製造方法を提供
することにある。本発明のさらに他の目的は、濃淡霜降
り調が得られる霜降り調捺染布帛の製造方法を提供する
ことにある。本発明のさらに他の目的は、白湯のきれい
な霜降り調が得られる霜降り調捺染布帛の製造方法を提
供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明の霜降り調捺染布帛の製造方法は、カチオン改質
セルロース系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛を
用いた霜降り調捺染布帛の製造方法であって、該混用布
帛に、アニオン染料および糊剤を含む捺染糊を印捺固着
させることを包含し。
そのことにより上記目的が達成される。本発明の他の霜
降り調捺染布帛の製造方法は、上記混用布帛に、カチオ
ン改質セルロース系繊維に染着性でかつ未改質セルロー
ス系繊維に非染着性の反応性染料、カチオン改質セルロ
ース系繊維と未改質セルロース系繊維の両者に染着性の
反応性染料および糊剤を含む捺染糊を印捺固着させるこ
とを包含し、そのことにより上記目的が達成される。本
発明のさらに他の霜降り調捺染布帛の製造方法は。
アニオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛を用いた霜降り調捺染布帛の製造方法であっ
て、該混用布帛に、カチオン染料および必要に応じてア
ニオン染料、および糊剤を含む捺染糊を印捺固着させる
ことを包含し、そのことにより上記目的が達成される0
本発明のさらに他の霜降り調捺染布帛の製造方法は、カ
チオン改質セルロース系繊維/アニオン改質セルロース
系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛を用いた霜降
り調捺染布帛の製造方法であって、アニオン染料および
/またはカチオン染料、および糊剤を含む捺染糊を印捺
固着させることを包含し、そのことにより上記目的が達
成される。
本発明のカチオン改質セルロース系繊維、アニオン改!
セルロース系繊維および未改質セルロース系繊維には、
綿繊維や麻のような天然セルロース繊維、ビスコース繊
維、ポリノジック繊維およびキュプラのような再生セル
ロース繊維があるが。
好ましくは綿繊維である。しかし使用形態は単独使用で
あっても、混用使用であってもよいし、ワタ状の混用で
もよいし、糸同士の混用でもよいが。
望ましい霜降り調布量を得るにはワタ状で改質繊維と未
改質繊維を混用するのがよい。
本発明に用いられる混用布帛は織物1編物いずれでもよ
く、好ましくは織物である。
カチオン改質セルロース系繊維、アニオン改質セルロー
ス系繊維および未改質セルロース系繊維の混用布帛の混
用形態としては混紡が好ましい。
混紡は均一混紡、不均一混紡のいずれでもよい。
また混紡の段階は、望む効果による混紡の均整度により
、混打綿混紡 1条混紡いずれでもよい。
カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛、アニオン改質セルロース系繊維/未改質セ
ルロース系繊維混用布帛およびカチオン改質セルロース
系繊維/アニオン改質セルロース系繊維/未改質セルロ
ース系繊維混用布帛(イオン化改質セルロース系繊維/
未改質セルロース系繊維混用布帛と総称する)の混用比
率は。
イオン化改質セルロース系繊維1〜80重量%/未改質
セルロース系繊維99〜20重量%、好ましくはイオン
化改質セルロース系繊維5〜60重量%/未改質セルロ
ース系繊維95〜40重量%である。
イオン化改質セルロース系繊維の混用率が1%以下では
9着色される部分が少なすぎて十分な霜降り調効果が得
られない、またイオン化改質セルロース系繊維の混用率
が80%以上では、染着部分が多すぎて充分な霜降り効
果が得られない。
このイオン化改質セルロース系繊維と未改質セルロース
系繊維との混紡糸を用いて織物にする場合、混紡糸は経
糸、緯糸両方向に用いてもよいし。
いずれか一方向だけに用いてもよい。このイオン化改質
セルロース系繊維と未改質セルロース系繊維との混用形
態を得るには、イオン化改質剤を含む捺染糊を用いて霜
降り写真調に全面または部分的に混用されてもよい。
カチオン改質セルロース系繊維/アニオン改質セルロー
ス系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛におけるカ
チオン改質セルロース系繊維とアニオン改質セルロース
系繊維との混用比率は、カチオン改質セルロース系繊維
20〜100重量%/アニオン改質セルロース系繊維8
0〜0重景%、好ましくはカチオン改質セルロース系繊
維40〜100重量%/アニオン改質セルロース系繊維
60〜0重量%である。
カチオン改質セルロース系繊維には2例えば。
下記(I)〜(n[)式に示される第4級アンモニウム
塩基含有の反応性有機化合物のようなカチオン化剤をセ
ルロース系繊維と反応させて2分子内に第4級アンモニ
ウムカチオン基を導入したセルロース系繊維がある。
R+  −N  −CHz  −Y−A     ・・
・・・・・・・・・・・・・ (I)R+、 Ih、 
Rs  :C2〜C4低級アルキル基OHO A  :C1,Cr、メタンスルホン酸X  :C1,
Br・・・・ハロゲン Z  ニーo−,−s−+−CHz−または直接結合B
:C1〜C1l  アルキレン基または(以下余白) (Cab )p+に−(CHz )q) −CH3p、
q :  1〜8の整数 上記カチオン化剤としては、上記(1)(n)。
(III)の化合物の他に2次の化合物が例示される。
この化合物は、2−アミノエチル硫酸、2−クロロエチ
ルアミン、エチレンイミン、3−スルファトプロピルア
ミン、2−スルファトエチルジメチルアミン、2−クロ
ロエチルジエチルアミン、3−クロロ−2−ヒドロキシ
メチルアンモニウムクロライド、グリシジルトリメチル
アンモニウムクロライド、エタノールアミンとエピクロ
ルヒドリンとの混合物などである。
アニオン改質セルロース系繊維には9例えば。
カルボキシル基、リン酸基あるいはスルホン酸基などの
アニオン基の導入されたセルロース系繊維があり、好ま
しくは下記のスルホン酸基またはスルホン酸塩基含有の
反応性有機化合物をセルロース系繊維に反応させ2分子
内にスルホン酸基またはスルホン酸塩基を導入したセル
ロース系繊維がある。
X:ハロゲン原子 R:ベンゼン環または置換ベンゼン環 Y:Na、K N−メチロールアクリルアミドを酸性触媒下でセルロー
ス系繊維と反応させ、セルロース繊維に二重結合を導入
したのち、この二重結合に酸性亜硫酸ナトリウムを反応
させて、スルホン酸ナトリウム基としたアニオン改質セ
ルロース系繊維や、スチレンスルホン酸ナトリウムなど
のスルホン酸基含有不飽和化合物により重合触媒存在下
でセルロース系繊維を処理して得られるアニオン改質セ
ルロース系繊維がある。
イオン化改質セルロース系繊維の改質度は、カチオン化
の場合は窒素導入量として0.05重量%以上、好まし
くは0.1〜0.5重量%、アニオン化処理におけるス
ルホン酸またはスルホン酸塩基導入の場合は、硫黄導入
量として0.1重量%以上、好ましくは0.2〜1.0
重量%である。
このようなイオン化改質セルロース系繊維/未改質セル
ロース系繊維を用いて、以下のように霜降り調捺染布帛
が製造される。
カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛を用いる場合、この混用布帛に、アニオン染
料および糊剤を含む捺染糊が印捺固着される。アニオン
染料には2例えば9反応性染料、酸性染料、金属錯塩酸
性染料、直接染料。
バット染料がある。特に、白残し霜降り調捺染布帛を得
るには、アルカリおよび中性無機塩類の不存在下にて9
反応性染料を用いて印捺固着がなされる。印捺固着は、
混用布帛の全面または一部に施される。とりわけ、白湯
を鮮明とするには、上記カチオン改質セルロース系繊維
/未改質セルロース系繊維混用布帛が、あらかじめアニ
オン系白場汚染防止剤を含む溶液に含浸される。それに
より、d場のきれいな霜降り調捺染布帛が得られる。
アニオン系白場汚染防止剤には9例えば、脂肪族スルホ
ン酸塩、芳香族スルホン酸塩がある。このアニオン系白
場汚染防止剤は、布帛100重世部に対し、0.5〜5
重量部、好ましくは1〜3重量部の割合で用いられる。
濃淡霜降り調捺染布帛を得るには、上記捺染糊に中性無
機塩類を添加して。
中性無機塩類の存在下で反応性染料により印捺固着がな
される。それにより、未改質セルロース系繊維部分が淡
色となり、濃淡霜降り調が生じる。
中性無機塩類には9例えば、塩化ナトリウム、硫酸ナト
リウムがある。濃淡霜降り調捺染布帛は。
カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維間で濃淡に染着できるタイプの反応性染料を用いても
得られるものの、使用可能な染料が限定されるため、上
記方法が好ましい。中性無機塩類の添加量は、捺染糊1
00重量部に対し、1〜10重量部、好ましくは2〜5
重量部とされる。1重量部を下まわると、 ?l濃淡霜
降調というより白残し霜降り調に近くなる。10重量部
を上まわると。
濃淡効果が低下する。カチオン改質セルロース系繊維/
未改質セルロース系繊維混用布帛を用いて。
濃淡霜降り調または異色霜降り調の捺染布帛を得るには
、この混用布帛に、カチオン改質セルロース系繊維に染
着性でかつ未改質セルロース系繊維に非染着性の反応性
染料、カチオン改質セルロース系繊維と未改質セルロー
ス系繊維の両者に染着性の反応性染料および糊剤を含む
捺染糊が印捺固着される。この2タイプの反応性染料が
同色または類似色であれば、濃淡霜降り調となり、異色
であれば異色霜降り調となる。また、印捺固着を。
アルカリおよび中性無機塩類の不存在下で行うか。
中性無機塩類の存在下で行うかにより、得られる霜降り
調捺染布帛の色調が異なる。
アニオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛を用いる場合、この混用布帛に、カチオン染
料および必要に応じてアニオン染料、および糊剤を含む
捺染糊が印捺固着される。
それにより、白残し霜降り調または濃淡霜降り調の捺染
布帛が得られる。カチオン染料には9例えば、共役型塩
基性染料、絶縁型塩基性染料、フタロシアニン系塩基性
染料、グアニジン系塩基性染料およびその他カチオン基
を有する塩基性染料がある。アニオン染料には、前記染
料が用いられる。
カチオン改質セルロース系繊維/アニオン改質セルロー
ス系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛を用いる場
合には、この混用布帛に、アニオン染料および/または
カチオン染料、および糊剤を含む捺染糊が印捺固着され
る。それにより、白残し霜降り調、濃淡霜降り調および
異色(特に多色)霜降り調の捺染布帛が得られる。アニ
オン染料およびカチオン染料には、前記染料が用いられ
る。
本発明におけるカチオン改質セルロース系繊維/未改質
セルロース系繊維混用布帛、アニオン改質セルロース系
繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛およびカチオン
改質セルロース系繊維/アニオン改質セルロース系繊維
/未改質セルロース系繊維混用布帛のいずれを用いる方
法でも、これら混用布帛が、あらかじめカチオン染料ま
たはアニオン染料で染着されていてもよい、この染着に
より、地柄部と印捺部とが異なる色の白残し霜降り調捺
染布帛や地柄部が白残し霜降り調で印捺部が異色霜降り
調の捺染布帛が得られる。
本発明方法により印捺固着された混用布帛は。
次いで、蒸熱もしくは乾熱発色させた後、ソーピング、
アルカリ処理、フィックス処理が施され。
さらに水洗、乾燥されて霜降り調捺染布帛とされる。
捺染糊に含有される糊剤は特に限定されず9例えば、ア
ルギン酸系糊剤、セルロース系糊剤がある。この捺染糊
には、0/−型エマルジッン糊が含まれていてもよい0
反応性染料には非染着部への汚染が少ない染料が用いら
れ0例えば、以下の染料か挙げられる。
Sumifix  Golden−Yellow−GG
    CI Reactive Yellow 76
Sua+1fix  Br1ll  Red   BS
    CIReactiveRed   IIILe
vafix     Blue  EBCibacro
n Pront  Blue  3RCI React
ive Blue  74Remazol      
  Blue   RKN−LSua+1fix   
Br1ll   Blue    RCIReacti
veBlue    19Sumifix  Dril
l  Red    7BF    CI  Reac
tive Red    114Ce1mazol B
r1ll  Red   8B     CI Rea
ctive Red   114Diamira   
    Red   B     CI  React
ive Red   22Diamira  Br1l
l  Blue   RN161111  CIRea
ctiveBlue   27Procion    
  Red   H−3BN  CI Reactiv
e Red   29Reo+azol  Br1ll
  Red   6B     CIReactive
Red   174Procion        R
ed    P−48NLevafix  Br1ll
  Red    PN−3BLevafix  Br
1ll  Blue   E−FFA   CIRea
ctiveBlue   18Procion    
   Blue   H−B    CI React
ive Blue   2Remazol  Navy
   Blue   RRDiamira      
 Blue   3RCI Reactive Blu
e   28Procion  Navy   Blu
e   P−2RCibacron Br1ll  B
lue   3RP    CI Reactive 
Blue   49Cibacron      Bl
ue   2RA    CI  Reactive 
Blue   13(作用) 本発明によれば、このように、イオン化改質セルロース
系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛に、イオン性
染料(アニオン性染料およびカチオン性染料)を捺染す
ることにより、白湯汚染や重色効果のない鮮明な霜降り
調捺染布帛が得られる。
カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛では、アニオン性染料を用いて染色されるが
、直接性の小さいアニオン染料(酸性染料9反応性染料
など)では、カチオン改質セルロース系繊維のカチオン
基と染料分子内のアニオン基の相互作用により、カチオ
ン改質セルロース系繊維だけが染着され、未改質部分は
染着されない。この場合は白残し霜降り効果を与える。
アニオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊
維混用布帛では、カチオン染料および必要に応じてアニ
オン染料により染色される。それにより、白残し霜降り
効果や濃淡霜降り効果が得られる。
カチオン改質セルロース系繊維/アニオン改質セルロー
ス系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛を用いてア
ニオン染料およびカチオン染料で染色すると、染料の種
類、数1色の選択により多色霜降り効果が得られる。
(実施例) 以下に本発明を実施例について説明する。
実施■土 苛性ソーダ触媒の存在下にて、綿セルロース系繊維を3
−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモニ
ウムクロライドで処理して、カチオン改質綿を得た。得
られたカチオン改質綿のカチオン化度は窒素導入量で0
.18%であった。このカチオン改質綿と未改質綿とを
15/85重量%で混紡し、30番手紡績糸を得た。次
いで、この紡績糸を経糸および緯糸として用いて、目付
150g/rrfの平織物を製織した。この織物を通常
条件により糊抜、精練、漂白、シルケット後、下記処方
の捺染糊を水玉槽に印捺した。次いで100℃×5分間
電 乾燥後、常圧スチーマ−で100℃×6分間スチーミン
グした。水洗後、炭酸ソーダ2g/It、弱アニオン系
洗浄剤1g/lの水溶液を用いて、60℃×5分間アル
カリソーピングした後、水洗し、乾燥仕上した。その結
果、地染部は白残しで柄部が白残し霜降り調の堅牢かつ
鮮明な赤色水玉柄捺染品が得られた。
スミフィックス ブリリアント レッドBS (住友化
学社製2反応性染料)       1重量部ダックア
ルギンN5PL  (15%水溶液、鴨川化成社製、糊
剤)65重量部 水                34重量部去見計
L 実施例1で得られたシルケット後の織物を、アニオン系
白場汚染防止剤0.5%水溶液を用い、絞り率100%
、パッド後、100℃×5分間乾燥した。
次いで、下記条件の捺染糊A、B、Cをフラットスクリ
ーン捺染機を用いて、全面柄状に印捺した。
(以下余白) 100℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100”c
xB分間スチーミングした。水洗し、炭酸ソーダ2g/
1.  リポトールBN<日華化学社製:アニオン系活
性剤)2g/βを含む水溶液中で、60℃×5分間アル
カリソーピングした後、水洗、酢酸中和後、常圧で乾燥
仕上した。その結果、堅牢かつ鮮明性のすぐれた全面多
色、白残し霜降り調捺染物が得られた。
実施炎1 実施例1で得られたシルケット後の織物を、下記条件の
捺染糊り、Eを用いて柄状に印捺した。
(以下余白) ■00℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100℃×
6分間スチーミングした。水洗後、炭酸ソーダ2g/l
、  リボトールBN(日華化学社製:アニオン系活性
剤)2g//!を含む水溶液中で、60’Cx5分間ア
ルカリソーピングした後、水洗、酢酸中和後、常法で乾
燥仕上した。その結果、捺染糊りを用いた柄部は未改質
綿サイドが黄色/カチオン改質綿サイドがグリーン色の
異色霜降り調に。
また捺染糊Eを用いた部分はカチオン改質綿のみグリー
ン色に染色された白残し霜降り調の柄に染色された。得
られた捺染物の染色堅牢度は通常綿と同レベルであり、
鮮明な霜降り調捺染物であった。
ス111( 実施例1において、下記条件の捺染糊Fを用いる以外は
すべて同一条件で水玉柄状の捺染を実施した。
(以下余白) その結果、地色は白残しで、柄部が濃淡霜降り調の堅牢
かつ鮮明な赤色水玉柄霜降り捺染品が得られた。
ス1111 実施例1と同じ綿セルロース系繊維(コーマスライバー
)を9下記構造の2官能カチオン化剤で下記処方にてカ
チオン化処理し、窒素導入10.17重量%のカチオン
改質綿を得た。このカチオン改質綿を未改質綿と15/
85重量%の混紡率で混紡し。
40番手の紡績糸を得た。この紡績糸を経糸および緯糸
として用いて目付125g/rrfの平織物を製織した
次いで、この織物は通常条件により、糊抜、精練、漂白
、シルケット後、アニオン系白場汚染防止剤0.5%水
溶液を用いて、絞り率100%、バッド後、100℃×
5分間乾燥した。
次いで、下記条件の捺染糊、G、Hを水玉柄状に印捺し
、100℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100℃
×6分間スチーミングした。水洗後。
炭酸ソーダ2g/j!、  リボトールBN(日華化学
社製:アニオン活性剤>2g/lを含む水溶液で。
60℃×5分間、アルカリソーピングした後、水洗。
酢酸中和後、常法で乾燥仕上した。その結果、捺染糊G
を用いた部分は白残し霜降り調に、捺染糊Hを用いた部
分は未改質綿/カチオン改質綿両サイドとも同色の霜降
り澗/ソリッド調組合せ捺染物を得た。
用いたカチオン化剤 [・ カチオン化処方 (以下余白) スl江i 3−クロロ−2−ヒドロキシプロピルトリメチルアンモ
ニウムクロライドを苛性ソーダ触媒下で反応させて得ら
れたカチオン改質綿(窒素導入量0.18重量%)と下
記アニオン系化合物を炭酸ソーダ触媒の存在下、 80
℃×60分反応させて得られたアニオン改質綿(窒素導
入10.4重量%)と未改質綿とを10/10/80重
量%で混紡し、 30番手の紡績糸を得た。この紡績糸
を経糸および緯糸として用いて、目付150 g / 
rtrの平織物を、製織した。
次いでこの織物を2通常条件により糊抜、精練。
漂白、シルケット後、下記条件の捺染糊I、J。
Kを用いて全面柄状に印捺した。
100℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100℃×
10分間スチーミングした。水洗し、トライボールCD
(第一工業製薬社製:アニオン系活性剤)2 g / 
lを含む水溶液で60℃×10分間ソーピングした後、
水洗、乾燥仕上した。その結果、捺染糊■を用いた部分
はカチオン改質綿が青色に染色された白残し霜降り調に
、捺染糊Kを用いた部分はアニオン改質綿が黄色に染ま
った霜降り調に、また、捺染糊Jを用いた部分は、カチ
オン改質綿が青色に、アニオン改質綿が赤色に染色され
た異色霜降り調に染色され、鮮明かつ堅牢な全面多色霜
降り間接染物が得られた。
叉施班ユ 実施例6と同一条件で得られたカチオン改質綿/アニオ
ン改質綿/未改質綿混紡、綿100%平織物を9通常条
件により糊抜、精練、漂白、シルケット、酢酸中和後、
スミフィックス ブリリアントレッド BS(住友化学
社製:反応性染料)0.5%を含む水溶液をパッド後、
100℃、5分間乾燥した。
この地染めされた織物を下記条件の捺染糊を用いて柄状
に印捺した。
(以下余白) 100℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100℃×
6分間スチーミングした。水洗し、トライボールCD 
(第一工業製薬社製:アニオン系活性剤)2g/lII
を含む水溶液で60℃×5分間ソーピング後、水洗、乾
燥仕上した。その結果、地染部が赤色系の白残し霜降り
調に、捺染糊りを用いた部分が紫色系0残し霜降り調柄
に、捺染糊Mを用いた部分は、カチオン改質綿サイドが
赤色、アニオン改質綿サイドが黄色に染色された異色霜
降り調柄に、捺染糊Nを用いた部分はカチオン改質綿サ
イドが紫色、アニオン改質綿サイドが青色に染色された
異色霜降り調柄に染色され、鮮明かつ堅牢な全面多色霜
降り間接染物が得られた。
尖施貫主 実施例6で得られたアニオン改質綿と未改質綿とを15
/85重量%で混紡し、 30番手の紡績糸を得た。こ
の紡績糸を経糸および緯糸として用いて。
目付130 g / rdの平織物を、製織した0次い
でこの織物を9通常条件により糊抜、精練、漂白、シル
ケット後サンスパールPS−8(三洋化成社製:アニオ
ン系白場汚染防止剤)1.0%水溶液を用いて絞り率9
0%にてパッド後、100℃×5分間乾燥した。次いで
、下記条件の捺染糊o、Pを水玉柄状に印捺し、100
℃×5分間乾燥後、常圧スチーマ−で100℃×6分間
スチーミングした。水洗後。
突成ソーダ2g/12.過酸化水素0.54 g / 
lを含む水溶液で、60℃×5分間ソーピングした後、
湯水洗し、常法で乾燥仕上した。その結果、捺染糊0を
用いた部分は白残し霜降り調に、捺染糊Pを用いた部分
は異色霜降り調に染色された捺染品を辱た。
(以下余白) (発明の効果) 本発明によれば、このように、カチオン改質セルロース
系繊維および/またはアニオン改質セルロース系繊維と
未改質セルロース系繊維との混用布帛に対し印捺固着が
なされるため、白湯汚染や重色効果のない鮮明な霜降り
間接染布帛が得られる。染料の組合せにより、白残し霜
降り調だけでなく、異色霜降り調も得られる。あらかじ
め混用布帛に染料を含浸させれば、印捺部だけでなく地
柄部も霜降り調となる。さらに、地柄部、印捺部ともに
霜降り調、印捺部は霜降り調ではないが地柄部は霜降り
調などの自由な表現が可能となる。
これに複数の染料を印捺すれば、多色霜降り間接染布帛
とされる。中性無機塩類を添加すれば、濃淡霜降り間接
染布帛が得られる。白湯汚染防止剤を添加すれば、白湯
のきれいな白残し霜降り調となる。
以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロース
    系繊維混用布帛を用いた霜降り調捺染布帛の製造方法で
    あって、該混用布帛に、アニオン染料および糊剤を含む
    捺染糊を印捺固着させることを包含する霜降り調捺染布
    帛の製造方法。 2、前記セルロース系繊維が綿繊維である特許請求の範
    囲第1項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 3、前記アニオン染料が、反応性染料、酸性染料、金属
    錯塩酸性染料、直接染料およびバット染料のうちの少な
    くとも一種である特許請求の範囲第1項に記載の霜降り
    調捺染布帛の製造方法。 4、前記アニオン染料が、カチオン改質セルロース系繊
    維に染着性でかつ未改質セルロース系繊維に非染着性の
    反応性染料およびカチオン改質セルロース系繊維と未改
    質セルロース系繊維の両者に染着性である特許請求の範
    囲第1項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 5、前記印捺固着が、アルカリおよび中性無機塩類の不
    存在下でなされる特許請求の範囲第1項に記載の霜降り
    調捺染布帛の製造方法。 6、前記印捺固着が中性無機塩類の存在下でなされる特
    許請求の範囲第1項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方
    法。 7、前記中性無機塩類が塩化ナトリウムおよび/または
    硫酸ナトリウムである特許請求の範囲第5項および第6
    項のいずれかに記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 8、前記カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロ
    ース系繊維混用布帛が、あらかじめアニオン染料または
    カチオン染料で染着されている特許請求の範囲第1項に
    記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 9、前記カチオン改質セルロース系繊維/未改質セルロ
    ース系繊維混用布帛が、あらかじめアニオン系白場汚染
    防止剤を含む溶液に含浸された特許請求の範囲第1項に
    記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 10、前記アニオン系白場汚染防止剤が、脂肪族スルホ
    ン酸塩および/または芳香族スルホン酸塩である特許請
    求の範囲第9項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 11、アニオン改質セルロース系繊維/未改質セルロー
    ス系繊維混用布帛を用いた霜降り調捺染布帛の製造方法
    であって、該混用布帛に、カチオン染料および必要に応
    じてアニオン染料、および糊剤を含む捺染糊を印捺固着
    させることを包含する霜降り調捺染布帛の製造方法。 12、前記セルロース系繊維が綿繊維である特許請求の
    範囲第11項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 13、前記アニオン染料が、反応性染料、酸性染料、金
    属錯塩酸性染料、直接染料およびバット染料のうちの少
    なくとも一種である特許請求の範囲第11項に記載の霜
    降り調捺染布帛の製造方法。 14、前記カチオン染料が、共役型塩基性染料、絶縁型
    塩基性染料、フタロシアニン系塩基性染料、グアニジン
    系塩基性染料およびその他カチオン基を有する塩基性染
    料のうちの少なくとも一種である特許請求の範囲第11
    項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 15、前記アニオン改質セルロース系繊維/未改質セル
    ロース系繊維混用布帛が、あらかじめアニオン染料また
    はカチオン染料で染着されている特許請求の範囲第11
    項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 16、カチオン改質セルロース系繊維/アニオン改質セ
    ルロース系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛を用
    いた霜降り調捺染布帛の製造方法であって、アニオン染
    料および/またはカチオン染料、および糊剤を含む捺染
    糊を印捺固着させることを包含する霜降り調捺染布帛の
    製造方法。 17、前記セルロース系繊維が綿繊維である特許請求の
    範囲第16項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 18、前記アニオン染料が、反応性染料、酸性染料、金
    属錯塩酸性染料、直接染料およびバット染料のうちの少
    なくとも一種である特許請求の範囲第16項に記載の霜
    降り調捺染布帛の製造方法。 19、前記カチオン染料が、共役型塩基性染料、絶縁型
    塩基性染料、フタロシアニン系塩基性染料、グアニジン
    系塩基性染料およびその他カチオン基を有する塩基性染
    料のうちの少なくとも一種である特許請求の範囲第16
    項に記載の霜降り調捺染布帛の製造方法。 20、前記カチオン改質セルロース系繊維/アニオン改
    質セルロース系繊維/未改質セルロース系繊維混用布帛
    が、あらかじめアニオン染料またはカチオン染料で染着
    されている特許請求の範囲第16項に記載の霜降り調捺
    染布帛の製造方法。
JP62050973A 1987-03-04 1987-03-04 霜降り調捺染布帛の製造方法 Pending JPS63219688A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62050973A JPS63219688A (ja) 1987-03-04 1987-03-04 霜降り調捺染布帛の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62050973A JPS63219688A (ja) 1987-03-04 1987-03-04 霜降り調捺染布帛の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS63219688A true JPS63219688A (ja) 1988-09-13

Family

ID=12873755

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62050973A Pending JPS63219688A (ja) 1987-03-04 1987-03-04 霜降り調捺染布帛の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS63219688A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265783A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Nicca Chemical Co Ltd ナイロン繊維又は羊毛に用いられる染料で非染色性の糸を染色可能とする方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006265783A (ja) * 2005-03-24 2006-10-05 Nicca Chemical Co Ltd ナイロン繊維又は羊毛に用いられる染料で非染色性の糸を染色可能とする方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4743266A (en) Process for producing smooth-dry cellulosic fabric with durable softness and dyeability properties
US20020066145A1 (en) Method for creating a fabric with a colored pattern
US5330541A (en) Method for salt-free dyeing
HU190366B (en) Process for dyeing and printing cellulose-based textiles made of the mixture of polyester and cellulose fibre
Hauser et al. Printing of Cationized Cotton with Acid Dyes.
JPS63219688A (ja) 霜降り調捺染布帛の製造方法
JPH0319984A (ja) アルカリまたは還元剤の不存在下に繊維材料を染色または捺染する際に図柄模様を作る方法
US5902355A (en) Method for pattern dyeing of textile fabrics containing blends of cellulose regenerated fiber
JP4452943B2 (ja) 不均一にカチオン化改質した布帛及びその染色方法
JPH0737713B2 (ja) セルロ−ス系繊維布帛の染色方法
JPS6290383A (ja) 霜降り調捺染布帛
JP4058690B2 (ja) 異色相可染交編織物及びその染色方法
JPS6312783A (ja) カチオン化改質セルロ−ス系繊維材料の染色および捺染方法
JP3692475B2 (ja) 繊維製品の斑染め染色方法
JPH0121275B2 (ja)
KR20020069318A (ko) 카티온화제를 함유한 잉크젯 날염용 면섬유 전처리제 및그 처리방법
EP1723280B1 (en) Method for permanently dyeing cellulose-based textiles
JPS6392788A (ja) セルロ−ス系繊維の処理方法
JPS6157437B2 (ja)
JP2731091B2 (ja) セルロース系繊維構造物の濃染化方法
JPH0470427B2 (ja)
US3959836A (en) Printing process
JPH11158785A (ja) 染色方法
JPH10121384A (ja) 改質セルロース再生繊維を含む繊維構造物の染色方法及び染色加工方法
JP6285903B2 (ja) 繊維製品の製造方法