JPS63218420A - ベルトクリ−ナ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、コンベヤベルトの表面に付着した搬送物など
の付着物をかきとって清掃除去するベルトクリーナに関
する。本発明は、例えば、土砂、石炭、コークス、鋳物
砂、鉱石などの搬送物を搬送するコンベヤベルトにＩｆ
ｆされるベルトクリーナに利用することができる。

［従来の技術］ 従来この種のベルトクリーナは、板状の清掃体と、清掃
体の下端部を揺動自在に保持する弾性保持体と、弾性保
持体を保持する基体とを具備していたく実開昭５４−１
５０２９４号公報、実公昭５７−５１２１９Ｍ公報）。

そして、揺動自在な板状の該清掃体の先端部をコンベヤ
ベルトの表面に当てがうことにより、コンベヤベルトの
表面に付着した付着物をかきとり、これによりコンベヤ
ベルトの表面を清掃する構成である。このように清掃体
の下端部を揺動自在に保持する従来のベルトクリーナで
は、清掃体の揺動角度を一定範囲内に規制することが事
実上できなかった。そこで本出願人は近時、清掃体の中
央部を弾性保持体で揺動自在に保持し、揺ａｉる該清掃
体の下端部と基体との間に係合体を介在させ、係合体に
より清掃体の下端部のｒｉＩ動農を一定範囲内に現ｉ、
ＩＪするベルトクリーナを開発した。

上記したような係合体を設けたベルトクリーナでは、清
掃体の揺動量を係合体で一定限度に規制しているため、
長期にわたり使用しても清掃効果が低下しにくい利点が
ある。

［発明が解決しようとする聞題点］ 本発明は、清掃体の揺動角度を使用目的により調整する
ことができるように、上記したベルトクリーナを更に一
歩改良したベルトクリーナを提供することを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 本発明者は、係合体を取り外し自在な構成とすれば、搬
送物の種類などに応じて係合体を取り外したり、取り付
けたりして、一台のベルトクリーナで清掃体の揺Ｄｆｆ
ｉを大きくしたり小さくしたりすることができ、ベルト
クリーナを一層有用なものにしうろことに着目し、本発
明はなされたものである。

本発明のベルトクリーナは、先端部でコンベヤベルトの
表面に付着した付着物をＷ４掃する清掃体と、 清掃体の中間部を揺動自在に保持する弾性保持体と、 弾性保持体を保持し清掃体との間に空間部を形成する基
体と、 清掃体の下端部と基体との間に介在し清ｈ１体の揺動量
を規制する係合体と、で構成され、係合体は、基体と清
掃体の間の空間部内に取り外し自在に配置されているこ
とを特徴とするものである。

本発明の構成要素である清掃体は、先端部でコンベヤベ
ルトの表面に付着した付着物を清掃する部材である。清
掃体の先端部は、該先端部の摩耗を少なくするという意
味では、超硬合金製やセラミックス製のチップで構成す
ることが好ましい。

この場合清掃体の残りの部分は、鋼板やステンレス鋼板
等の剛性材料から作製することができる。

清掃体は、第４図に例示したように、両側が切り欠かれ
たほぼ王の字状形状であることが好ましい。

はぼＴ字状とは、左右方向の延設部と、上下方向の垂下
部とを有する意味である。この場合延設部や垂下部の長
さ寸法、幅寸法や厚み寸法、あるいは材質、形状は特に
問わない。例えば、清掃体は、垂下部が中央から変位し
た位置にある変則的なＴの字形状、垂下部が傾斜面をも
つ変則的な下の字形状とすることもできる。

本発明の構成要素である弾性保持体は、清掃体の中間部
を揺動自在に保持し、清掃体の下端部を揺動させる部材
である。ここで清掃体の中間部は、清掃体の先端部及び
下端部を除く部位の意味であり、下端部にかたよった中
間部、先端部にかたよった中間部でもよい。弾性保持体
は、従来と同一の構造、材質とすることができるが、所
要の弾性力、特にはコンベヤベルトの表面にＷ４帰休の
先端部を押圧する弾性力を確保するためゴム質材料から
作製することが好ましい。ゴム質材料は、ゴムのような
弾性を有するゴム材料、樹脂材料の意味であり、一般的
に用いられるゴム、例えば天然ゴム、スチレンブタジェ
ンゴム、ブタジェンゴム、クロロピレンゴム、ブチルゴ
ム、エチレン・プロピレンゴム、ウレタンゴム、シリコ
ンゴム、ニトリルゴム、合成ゴムなどの１種又は２種以
上を用いることができる。ゴム硬度や弾性塵はベルトク
リーナの種類に応じて適宜設定する。この場合ゴム硬度
は、Ｊ　ＪＳＫ６３０１で４０〜７０程度とすることが
できる。弾性保持体には、場合によっては、可撓性を確
保するため切り込み部や中空部を設けることもできる。

弾性保持体は、第１図に例示したように、清掃体の両面
側に配設した方が好ましい。このようにすれば、コンベ
ヤベルトの駆動方向が変化した場合であっても対処する
ことが容易である。

本発明の構成要素である係合体は、清掃体の下端部と基
体との間に介在し、清掃体が一定角度以上揺動すると、
清掃体の揺動量を規制する部材である。係合体は、ゴム
や樹脂で形成できる。この場合、係合体の弾性や硬度は
ベルトクリーナの種類に応じて適宜設定する。係合体は
一般には、弾性保持体と同じゴム貿材料で作製すること
が好ましい。この場合ゴム硬度は、ＪＩＳＫ６３０１で
４０〜７０程度とすることができる。特殊な例では、係
合体は、板ばねやコイルばねなどのフック弾性体で形成
することもできる。

係合体は、基体側に装着してもよいし、場合によっては
清掃体の下端部側に装着してもよい。係合体は第１図に
例示したように一般には清掃体の下端部の両側方にそれ
ぞれ配設することが好ましいが、特殊な例では清掃体の
一側方にのみ配設することもできる。

本発明の構成要素である基体は、弾性保持体を保持する
部材である。基体は、通常、ベルトクリーナを他の部材
に取付けるための取付部として機能する。そのため基体
は通常、ポル１−挿通孔や取付板などを有する。基体は
、従来と同様な構成とすることができ、金属例えば薄鋼
板やステンレス鋼板から構成することができる。基体が
金属製であり、弾性保持体や係合体がゴムから作製され
ている場合には、弾性保持体や係合体を基体に加硫接着
して一体的とするとよい。

さて本発明においては、係合体は、基体と清掃体との間
の空間部内に取り外し自在に配置されていることを特色
とする。この場合、この係合体は、清掃体の下端部が挿
入される溝をもつ長尺状をなすことが望ましい。係合体
を空間部内に取り外し自在に配置するにあたっては、基
体と該清掃体との間の空間部内に、係合体を圧入する構
成とすることができる。又、取り外し自在に配置する構
造は、係合体をボルト締めする構造、凹凸嵌合する構造
、係合体に磁性材料で形成した部位を設け、磁石で吸着
する構造を採用できる。

本発明では、清掃体の下端部が挿入される溝の溝幅が異
なる係合体を各種用意しておき、適宜、溝幅の異なる係
合体を空間部内に配置する構成としてもよい。このよう
にすれば、清掃体の揺動角度を幾種類にも変更できる。

係合体は、長さ方向の少なくとも一方の端部に空間部を
閉塞する蓋部をもつことが望ましい。

［作用］ さて本発明のベルトクリーナを使用するにあたっては、
コンベヤベルトの表面に清掃体の先端部を当てかう。す
ると、駆動するコンベヤベルトの表面に付着している付
着物は、コンベヤベルトの駆動によって、清掃体の先端
部に当たり、これにより該付着物は清掃体の先端部によ
ってかきとられ、この結果、付着物は清掃除去されてコ
ンベヤベルトから落下する。このように付着物を清掃除
去する際には、コンベヤベルトとの摩擦力等により清掃
体は通常、弾性保持体を介して揺動する。

揺！１ｌｆｆｉが一定量以上となると、係合体により清
掃体の下基端部はそれ以上揺動しなくなる。この結果清
掃体の揺［＋　１１２１は係合体により一定範囲内に規
制される。

ところで搬送物の種類、搬送物の水分率、ベルト表面に
付着している付着物の聞や粘着度合、降雨の有無その他
の事情によって、清掃体の揺動量を変更すれば、尚一層
の清掃効果が得られる場合がある。このとき本発明では
、係合体を適宜取り外したり、取り付けたりして、清掃
体の揺動量を調整する。この結果、清掃体の下端部の揺
動量を変更することができる。

［発明の効果］ 上記したように本発明にかかるベルトクリーナでは、係
合体を必要に応じて取り外したり、取り付けたりして、
清掃体の揺動量を変更することができる。よって、搬送
物の種類、付着物の苗や粘着度合などに応じて、清掃体
の揺動量を適宜調整でき、清掃体の先端部の耐久性の一
層の向上、コンベヤベルトの寿命の一層の向上といった
効果が得られる。

特に係合体が、長さ方向の少なくとも一方の端部に蓋部
をもつ場合には、空間部を蓋部で閉塞するため、ベルト
クリーナからかきとられた付着物や異物が空間部内に入
って詰まるといった問題を改善できる。特に係合体がそ
の長さ方向の両端部に蓋部をもつ場合には、空間部内を
密閉できるので、詰まりの問題の改善に有利である。

［実施例］ 以下本発明のベルトクリーナについて、図面に示した実
施例を審照して説明する。

（第１実施例） 第１図〜第４図は本発明のベルトクリーナの第１実施例
を示す。

本例のベルトクリーナは、清掃体１と、弾性保持体２と
、係合体３と、基体４と、から構成されている。

清掃体１は、鋼板からなる板状の清掃体本体１０と、清
掃体本体１０の先端にロウ付げにより設けられた超硬合
金からなるチップ１１とを含む構成である。清掃体１は
、第４図に示すように、両側が長さ寸法Ｌ２ぶん切り欠
かれたほぼ王の字状をなす構成である。即ち、清掃体１
は、左右方向の延設部１３と、上下方向の垂下部１４と
からなる。ここで延設部１３の下面１３ａは水平方向に
伸びている。又垂下部１４の側面１４ａは垂直方向に伸
びている。

弾性保持体２は、合成ゴムからなり、そのゴム硬度はＪ
　ｌ５Ｋ６３０１で４０〜７０となるように作製されて
いる。弾性保持体２は比較的厚い厚肉状である。この弾
性保持体２は、清掃体１の中間部１６の両面側にそれぞ
れ加硫接着により設けられ、清掃体１の中間部１６を弾
性支持している。

弾性保持体２の上面２０および下面２１は、第１図に示
すように清掃体１に向かうにつれて上方傾斜している。

係合体３は合成ゴムからなり、そのゴム硬度はＪｒＳＫ
６３０１で４０〜７０となるように作製されている。第
２図に示すように、係合体３は、清掃体１の下端部１２
が挿入される溝３０をもつ長尺状をなしている。係合体
３は、基体４と清掃体１との間の空間部５内に圧入して
配置されている。従って、係合体３は取り外し自在であ
る。ここで圧入された状態において、係合体３の一方の
山部３Ｃと清掃体１の下端部１２との間の隙間ｈ１は、
０〜５ミリメートル程度とされており、又、他方の山部
３ｄと清掃体１の下端部１２との間の隙間ｈ２は同じく
Ｏ〜５ミリメートル程度とされている。

基体４は、薄鋼板４０を２枚結着することにより構成さ
れている。基体４の内面には、弾性保持体２と一体的な
ゴム被覆層４４が被覆されている。

このようにゴム被？１ｌ１４４で被覆すれば、基体４の
腐食を抑制できる。第２図に示すようにこの基体４の下
部には取付は穴４１が形成されている。

なお取付は穴４１は縦長状であるため、この取付は穴４
１内に取付はボルト（図示せず）を挿入した状態で該基
体４を上下動させれば、本例のベルトクリーナの上下方
向の取付は位置を調整することができる。

さて本例のベルトクリーナを使用するにあたっては、基
体１の取付は穴４１に取付ボルトなどを挿通し、これに
より相手材に本例のベルトクリーナを取付ける。この場
合清掃体１の先端部のチップ１１が、第３図に示すよう
に、コンベヤベルト５の面５ａに当接するようにする。

すると、矢印５１方向（３図参照）へ回転駆動するコン
ベヤベルト５の面５ａに付着していた付着物５２は、清
掃体１の先端部のチップ１１に当ってかきとられ、これ
により付着物５２は清掃除去されコンベヤベルト５の面
５ａから落下する。このとき、第３図に示すように清掃
体１の先端部のチップ１１は弾性保持体２を介して矢印
５３方向に揺動すると共に、清掃体１の下端部１２は矢
印５４方向に揺動する。そして清掃体１の揺動量が一定
量以上となると、清掃体１の下端部１２は第３図に示す
ように係合体３の一方の山部３ｄに当って係合する。

これにより清掃体１の揺ａｍは一定量に規ａ１１１され
る。

又、本例では、上面２ｏ及び下面２１が上昇傾斜する構
造をもつ弾性保持体２により清掃体１は弾性支持されて
いるので、コンベヤベルト５が上下方向に多少振動した
ときであっても、清掃体１はこの上下方向の変化に充分
追従することができ、清掃効果を確保することができる
。

ところで、搬送物の種類、搬送物の水分率、ベルト表面
に付着している付着物の量や粘着度合、降雨の有無など
の事情によって、清掃体１の揺動量を一定にしたままで
は、清ｈ１体１による清掃除去効果が低下することがあ
る。

この点用１図〜第４図に示した本例においては、係合体
３を空間部Ｓから取り外せば、搬送物の種類等に応じて
清掃体１の揺動量を調整することができる。具体的には
、清掃体１の揺動量を大きくしたい場合には、空間部Ｓ
に圧入されている係合体３を取り外せばよい。又、清掃
体１の揺動量を小さくする場合には、係合体３を空間部
Ｓ内に圧入して空間部Ｓ内に配置すればよい。

（第２実施例） 第５図〜第７図は本発明の第２実施例を示す゛。

この第２実施例は、前記した第１実施例と基本的には同
じ構成であるため、同一部分には同一符号を付して説明
する。但し本例の係合体３は、前記した第１実施例の場
合とは異なり、第５図に示すように長さ方向の一端部に
、空間部Ｓを閉塞する蓋部３５をもつ。このような構成
とすれば、落下した付着物や安物が空間部Ｓ内へ侵入す
ることが抑制され、よって空間部Ｓの詰まりを未然に防
止することができる。なお、蓋部３５は、係合体３と同
一の合成ゴムから形成されており、弾性保持体２の上面
２０に対応すべく、傾斜部３５ａをもつ。

第２実施例では、第７図に示すように空間部Ｓは、蓋部
３５の反対例で弾性保持体２と一体的なゴムからなる蓋
部３６で閉塞されている。従って清掃体１が揺動した場
合であっても、空間部Ｓは蓋部３６と蓋部３５とでほぼ
密開状態にされる。

なお、特に図示はしないが、係合体３を空間部Ｓ内に配
置した状態で、係合体３の蓋部３５をボルトで基体１に
固着する構成としてもよい。

（第３実施例） 第８図は本発明の第３実施例を示す。第８図に示す第３
実施例では、清掃体１は、下端部１５と、該下端部１５
の上端にボルト１７ａにより交換自在に設けられた清掃
部１７とを含む構成である。

下端部１５は、第８図に示すように外方へ向かうにつれ
て下降傾斜した傾斜面１５ｃをもつ折曲した鋼板を結着
することによって形成されている。

下端部１５の下部は断面逆Ｕ字をなす箱状部とされてお
り、空間部Ｓをもつ。

本例すは、係合体３は、基体１の上端部７ｏが挿入され
る溝３０をもち、清掃体１にボルト３３により取り外し
自在に空間部Ｓ内に取着されている。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第４図は本発明の第１実施例を示し、第１図は
ベルトクリーナの縦断面図、第２図は係合体を一部取り
外したペルトドクリーナの斜視図、第３図は使用してい
る状態の縦断側面図であり、第４図はベルトクリーナの
正面図である。第５図〜第７図は本発明の第２実施例を
示し、第５図は係合体を一部取り外した状態のベルトク
リーナの斜視図である。第６図はベルトクリーナの側面
図である。第７図はベルトクリーナの正面図である。 第８図は本発明の第３実施例を示し、ベルトクリーナの
縦断面図である。 図中、１は清掃体、１１はチップ、１２は下端部、１６
は中間部、２は弾性保持体、３は係合体、４は基体、５
はコンベヤベルト、Ｓは空間部をそれぞれ示す。 特許出願人　　　　東海ゴム工業株式会社代理人　　　
　　弁理士　大川　広 間　　　　　　弁理士　丸山明夫 第１図　　　　　　第２図 第３図　　　　　　　　第４図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）先端部でコンベヤベルトの表面に付着した付着物
   を清掃する清掃体と、 該清掃体の中間部を揺動自在に保持する弾性保持体と、 該弾性保持体を保持し該清掃体との間に空間部を形成す
   る基体と、 該清掃体の下端部と該基体との間に介在し該清掃体の揺
   動量を規制する係合体と、で構成され、該係合体は、該
   基体と該清掃体との間の空間部内に取り外し自在に配置
   されていることを特徴とするベルトクリーナ。
2. （２）係合体は、ゴム又は樹脂で形成され、かつ、清掃
   体の下端部が挿入される溝をもつ長尺状をなし、基体と
   該清掃体との間の空間部内に圧入されている特許請求の
   範囲第１項記載のベルトクリーナ。
3. （３）係合体は、長さ方向の少なくとも一方の端部に空
   間部を閉塞する蓋部をもつ特許請求の範囲第１項記載の
   ベルトクリーナ。