JPH0237772Y2 - - Google Patents

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JPH0237772Y2
JPH0237772Y2 JP1986052545U JP5254586U JPH0237772Y2 JP H0237772 Y2 JPH0237772 Y2 JP H0237772Y2 JP 1986052545 U JP1986052545 U JP 1986052545U JP 5254586 U JP5254586 U JP 5254586U JP H0237772 Y2 JPH0237772 Y2 JP H0237772Y2
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plate
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、コンベヤベルトの表面に当てがわれ
該表面に付着した付着物をかきとつて清掃除去す
るベルトクリーナに関する。本考案は、例えば、
土砂、石炭、コークス、鋳物砂、鉱石などの搬送
物を搬送するコンベヤベルトに設置されるベルト
クリーナに利用することができる。
[従来の技術] 従来、この種のベルトクリーナとしては種々の
ものが提案されており、例えば第9図に示すよう
なベルトクリーナが提案されている。
このベルトクリーナは、板状の清掃板100
と、清掃板100の表面100a及び裏面の10
0bのそれぞれの下部に加硫接着などにより接続
された空間103を有するゴム製の弾性係合部1
01と、弾性係合部101を保持する基体102
とで構成されている。
そしてこのベルトクリーナを使用するにあたつ
ては、駆動するコンベヤベルト700の表面に清
掃板100の上端部100cを当てがい、これに
より清掃板100の上端部100cでコンベヤベ
ルト700の搬送部の表面の付着物をかきとり、
以てコンベヤベルト700の搬送部の表面を清掃
することにしている。
[考案が解決しようとする問題点] このベルトクリーナでは、弾性係合部101の
上下方向の撓み量が少ないため清掃板100の上
下方向の移動が抑えられる。そのため、清掃体1
00の上端部100cが摩耗したときには、コン
ベヤベルト700の表面への清掃板100の追従
がそれだけ不充分となり、清掃効果を充分確保で
きなかつた。故に、上端部100cの摩耗に伴な
い、ベルトクリーナの取付位置を頻繁に上方へ修
正しなければならなかつた。
本考案は上記した問題点を解決するためになさ
れるものであり、その目的は、清掃板の追従性を
高め、これにより清掃効果を向上させ、更には、
清掃板の揺動角度をほぼ一定角度に規制し得て清
掃板の揺動し過ぎを防止し得るベルトクリーナを
提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本考案に係るベルトクリーナは、上記目的を達
成するために、清掃板の上下方向の弾性撓み量を
大に確保しつつ清掃板の水平方向の弾性撓み量を
小にしたものである。ここで、上下方向とは、コ
ンベヤベルトの表面に対して直角又はほぼ直角方
向を意味する。水平方向とは、コンベヤベルトの
表面と平行又はほぼ平行な方向を意味する。
即ち、本考案に係るベルトクリーナは、上端部
でコンベヤベルトの表面に付着した付着物を清掃
する板状の清掃板と、 該清掃板の中央部の表面及び裏面のそれぞれに
接続され該中央部を揺動自在に弾性支持するゴム
製の第1弾性係合部と、 該清掃板の下端部の表面側および裏面側に所定
間隔を間隔てて配置され、清掃板が揺動して当接
することにより、該清掃板の揺動量を規制する係
合体と、 該清掃板の該下端部と該中央部との間の部位の
表面及び裏面に接続され該部位を弾性支持するゴ
ム製の第2弾性係合部と、 該第1弾性係合部、該係合体、該第2弾性係合
部を保持する基体とで構成されていることを特徴
とするものである。
以下構成要素に分けて説明する。
本考案の構成要素である清掃板は、上端部でコ
ンベヤベルトの表面に付着した付着物を清掃する
機能をもつ板状の部材である。清掃板は、従来と
同一の構造、材質とすることができる。例えば清
掃板の上端部は、該上端部の摩耗を少なくすると
いう意味で、超硬合金製のチツプ、セラミツクス
製のチツプで構成することが好ましい。この場合
清掃板の残りの部分は、鋼板やステンレス鋼板等
から作製することができる。
本考案の構成要素である第1弾性係合部は、清
掃板の中央部の表面及び裏面に接続されており、
清掃板の中央部を揺動自在に弾性支持するゴム製
の部材である。ここで、清掃板の中央部とは、清
掃板の上端部及び下端部を除く清掃板の中間部を
意味する。よつて清掃板の中央部は、清掃板の下
端部に多少かたよつた部位でも、清掃板の上端部
に多少かたよつた部位でもよい。第1弾性係合部
は、後述の実施例で例示したように、ほぼ水平方
向にのばして配設することができる。清掃板の中
央部と第1弾性係合部とを接続するにあたつて
は、第1弾性係合部と清掃板の中央部とを一体的
に加硫接着する構造、あるいは、清掃板の中央部
に貫通孔を形成し、この貫通孔にゴム材料を流入
させ、これにより清掃板の表面側の第1弾性係合
部と清掃板の裏面側の第1弾性係合部とを一体と
する構造等を採用することができる。第1弾性係
合部は、後述の実施例で例示するように、第1弾
性係合部の外端部と清掃板の上部とを連結するカ
バー部をもつ構造が好ましい。
本考案の構成要素である係合体は、清掃体が一
定角度以上揺動しないように、清掃体の下端部と
係合して清掃体の揺動量を規制する部材である。
係合体としては、例えばゴム体、板バネ、コイル
バネ、ボルトを用いることができる。係合体は移
動可能な構成であることが好ましい。このように
係合体が移動可能であれば、係合体と清掃体の下
端部との間の隙間量を適宜変更でき、よつて清掃
体の揺動角度を適宜調整できる。係合体は、清掃
板の両面側にそれぞれ配設することが好ましい
が、特殊な例では清掃板の表面および裏面側のい
ずれか一方のみ配設することもできる。
本考案の構成要素である第2弾性係合部は、清
掃板の下部と中央部との間の部位の表面及び裏面
に接続され、該部位を弾性支持するゴム製の部材
である。従つて、第1弾性係合部と第2弾性係合
部との間には空間が形成されている。第2弾性係
合部は、第1弾性係合部と同様に、ほぼ水平方向
にのばして配設することができる。清掃板と第2
弾性係合部とを接続するにあたつては、第1弾性
係合部の場合と同様に、清掃板と第2弾性係合部
とを一体的に加硫接着する構造、あるいは、清掃
板に貫通孔を形成し、この貫通孔にゴム材料を流
入させ、これにより清掃板の表面側の第2弾性係
合部と清掃板の裏面側の第2弾性係合部とを一体
とする構造等を採用することができる。
なお、前記した第1弾性係合部、第2弾性係合
部、係合体は、同一種類のゴム材料で一体的に形
成することが好ましい。ゴム材料は、天然ゴム、
合成ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエン
ゴム、クロロプレンゴム等を用いることができ
る。ゴム硬度は例えばJISK6301で40〜70とする
ことができる。
本考案の構成要素である基体は、ベルトクリー
ナの固定部となる部材である。故に基体は、通
常、コンベヤベルトのフレーム等に取着される取
着部を有する。基体は、通常、金属材料から形成
されている。基体は第1弾性係合部、係合体、第
2弾性係合部を保持している。この場合、第1弾
性係合部、係合体、第2弾性係合部を基体に一体
的に加硫接着して直接に保持してもよいし、ある
いは、他の部材を介して保持してもよい。
なお、基体と清掃板の下端部との間に、該清掃
板の下端部の垂直方向への移動を規制するストツ
パ部を架橋することも好ましい。ストツパ部は、
ゴム材料で形成することが好ましい。
[作用] (1) 下向きの力が清掃板の上端部に作用する場合
には、清掃板は下向きに移動しやすい。その主
たる理由は、ゴム製で弾性変形しやすい第1弾
性係合部と第2弾性係合部とで清掃板は弾性支
持され、第1弾性係合部と第2弾性係合部との
間に空間が形成されているからである。
そのため、本考案に係るベルトクリーナにお
いては、第9図に示す従来に比して、上下方向
の弾性撓み量が大きい。
一方、清掃板の表面側から裏面側に向かう水
平方向の力が清掃板の上端部に作用した場合に
は、それに伴つて、清掃板の上端部は力の作用
した方向へ揺動せんとする。このとき清掃板の
下端部と中央部との間の部位は第2弾性係合部
に弾性支持されているため、又清掃体の中央部
は第1弾性係合部に弾性支持されているため、
清掃板の水平方向への動きは規制される。故に
本考案に係るベルトクリーナでは水平方向の弾
性撓み量が小さい。
(2) さて本考案のベルトクリーナを使用するにあ
たつては、従来と同様にコンベヤベルトの表面
に清掃板の上端部を当てがう。この場合、一般
的にはコンベヤベルトのリターン側の表面に略
直角に当てがう。
このように当てがうと、駆動するコンベヤベ
ルトの表面に付着している付着物は、コンベヤ
ベルトの駆動によつて、清掃板の上端部に当
り、これにより該着物は清掃板の上端部によつ
てかきとられ、この結果、付着物はコンベヤベ
ルトから清掃除去されて落下する。
コンベヤベルトの表面に清掃板が当てがわれ
る際には、本考案に係るベルトクリーナは上下
方向の弾性撓み量が大きいので、清掃板の上端
部をコンベヤベルトの表面に圧接しておけば、
清掃板の上端部が摩滅した場合であつても、弾
性撓みに相当するぶん該上端部はコンベヤベル
トの表面に自動的に追従し、よつて上端部が摩
耗した場合であつても清掃効果を良好に確保で
きる。
またコンベヤベルトの付着物を清掃除去する
際には、清掃板の上端部はコンベヤベルトの表
面との摩擦等によつてコンベヤベルトの移動方
向へ揺動して傾かんとする。このように清掃板
が傾くと清掃効果は低下する。しかし前述した
ごとく本考案に係るベルトクリーナにおいては
清掃板の水平方向の弾性撓み量が小さいため、
あまり清掃板は水平方向へ揺動することができ
ない。よつて清掃効果を良好に確保できる。
更には、清掃板の揺動量が一定以上になる
と、清掃板の下端部が係合体に当接して係合
し、これにより清掃板の揺動角度は一定範囲に
規制される。
[考案の効果] 本考案に係るベルトクリーナでは、清掃板の上
端部が摩耗した場合であつても上端部をコンベヤ
ベルトの表面に自動的に追従させることができ
る。よつてベルトクリーナの取付位置を頻繁に修
正せずともよい。
そのため、コンベヤベルトの表面に付着してい
る付着物を効率よくかきおとすことができ、清掃
効果が第9図に示す従来に比して向上する。また
清掃板は第1弾性係合部及び第2弾性係合部で水
平方向への動きを規制されるため、清掃板は水平
方向へあまり揺動することができない。故に一層
効率よくかきおとすことができる。
また、本考案によれば、係合体により、清掃板
の揺動角度を一定範囲内に規制することができ
る。従つて従来とは異なり清掃板の揺動角度が必
要以上の角度となることを防止でき、清掃板の清
掃効果を早期低下させることなく、長期間にわた
つて良好に確保できる。
故に、本考案のベルトクリーナは、砂、鉱石等
のように硬く清掃板の上端部の摩滅を大きくする
搬送物を搬送するコンベヤベルトに装着されるベ
ルトクリーナに用いるに適する。
[実施例] (第1実施例) 本考案に係るベルトクリーナの第1実施例を第
1図および第2図に示す。
(1) 第1実施例の構成 第1実施例に係るベルトクリーナは、清掃板1
と、第1弾性係合部2と、第2弾性係合部3と、
係合体4と、基体5とで構成されている。
清掃板1は、鋼板にて作製された本体10と、
該本体10にロウ付けされた超硬合金製のチツプ
からなる清掃部11とからなる。
清掃板1の上部1eには貫通孔12が形成さ
れ、清掃板1の中央部1fには貫通孔13が形成
され、清掃板1の下端部1gには貫通孔14が形
成されている。ここで清掃板1の下端部1gは、
第2図に示すように、これの揺動方向とほぼ直行
する方向の両側が切り欠かれたほぼT字状をな
す。
第1弾性係合部2は、清掃板1の表面1a側及
び裏面1b側のそれぞれにほぼ水平方向、即ちコ
ンベアベルト7の表面とほぼ平行な方向にのびる
ように形成されている。
本実施例では、貫通孔13にゴムが装填されて
おり、これによつて清掃板1の表面1a側の第1
弾性係合部2と、清掃板1の裏面1b側の第1弾
性係合部2とは接続されている。この結果第1弾
性係合部2と清掃板1の中央部1fとは接続さ
れ、清掃体1の中央部1fは表面1a側および裏
面1b側から第1弾性係合部2によつて揺動自在
に弾性支持されている。
第1弾性係合部2の上方には、薄肉状のカバー
部20が設けられている。カバー部20は、第1
弾性係合部2の外端部と清掃板1の上部1eとを
接続している。ここで、貫通孔12にはゴムが装
填されており、これによつて清掃板1の表面1a
側のカバー部20と、清掃板1の裏面1b側のカ
バー部20とは接続されている。このカバー部2
0は、清掃板1に向かうにつれて上昇するように
傾斜している。なお、カバー部20の下方には、
第1空間21が形成されている。
第2弾性係合部3は、清掃板1の表面1a側及
び裏面1b側のそれぞれにほぼ水平方向にのびる
ように形成されている。第2弾性係合部3の長さ
は第1図に示すように第1弾性係合部2の長さと
ほぼ同程度である。本実施例では、貫通孔14に
ゴムが装填されており、これによつて清掃板1の
表面1a側の第2弾性係合部3と、清掃板1の裏
面1b側の第2弾性係合部3とは接続されてい
る。この結果清掃板1の下端部1gと中央部1f
との間の部位は第2弾性係合部3に接続され、清
掃板1は表面1a側および裏面1b側から第2弾
性係合部3によつて弾性支持されている。なお、
第1弾性係合部2と第2弾性係合部3との間には
第2空間22が形成されており、又、第2弾性係
合部3の下方には第3空間23が形成されてい
る。
係合体4は、清掃板1の表面1a側及び裏面1
b側のそれぞれに設けられている。係合体4は、
第1弾性係合部2や第2弾性係合部3よりも厚肉
状であり、突起部40を有している。この突起部
40は、清掃板1の下端部と当接して係合しうる
ようになつている。
基体5は、上方へ延長する側辺部50を有して
いる。この基体5は、薄鋼板を2枚結着すること
により構成されている。この基体5の下部には、
取付孔51が形成されている。この取付孔51
は、コンベヤベルト7のフレームに基体5を取付
けるためのものであり、取付孔51にはボルトが
挿通される。基体5には、第1弾性係合部2、第
2弾性係合部3と係合体4が加硫接着により一体
的に保持されている。
なお、前記した第1弾性係合部2、第2弾性係
合部3、係合体4、カバー部20は、同一種類の
ゴム材料(ゴム硬度JISK6301で50度程度)から
一体的に形成されている。
(2) 第1実施例の作用及び効果 作用、効果について,に分けて説明する。
第3図に矢印Aで示すように下向きの荷重に
より清掃板1が下方向へσだけ移動し、第2弾
性係合部3が二点鎖線で示すように変形したと
する。このとき、第4図に示すように、変形前
の第2弾性係合部3の長さはlであるが、変形
後の第2弾性係合部3の長さは伸びてl′と長く
なる(l′>l)。この場合清掃板1の上下方向
への移動量がσであるにもかかわらず、第2弾
性係合部3の伸び量は、第4図から明らかなよ
うにσsinθとなり、清掃板1の移動量σに比し
て第2弾性係合部3の伸び量σsinθは著しく小
さい量である。このように清掃板1が上下方向
へ移動する場合には、第2弾性係合部3の伸び
量は清掃板1の上下方向への移動量に比べて小
さいため、第2弾性係合部3は伸びにそれだけ
余裕がある。従つて清掃板1はそれだけ上下方
向へ移動しやすくなり、清掃板1の上下方向の
弾性撓み量は大きいといえる。
一方、清掃板1に水平方向に荷重が加わつた
場合には、上下方向に荷重が加わつた場合と逆
のことがいえる。即ち、この場合には、清掃板
1は水平方向へ移動せんとするが、ここの水平
方向への移動量の大半が第1弾性係合部2や第
2弾性係合部3の伸縮量となり、そのため第1
弾性係合部2や第2弾性係合部3は弾性限に近
づきやすく、従つて清掃板1は水平方向へ移動
しにくく、よつて清掃板1の水平方向の弾性撓
み量は小さいといえる。なお、第5図は第2弾
性係合部3の伸び量と荷重との関係を示すグラ
フである。
さて本例のベルトクリーナを使用するにあた
つては、基体5の取付孔51に取付ボルト等を
挿通し、これによりコンベヤベルトのフレーム
等にベルトクリーナを取付ける。この場合通
常、清掃板1の清掃部11がコンベヤベルト7
の表面に圧接するように第1弾性係合部2や第
2弾性係合部3を若干下方へ変形させ、かつ、
該表面に対して清掃部11がほぼ直角となるよ
うに、清掃板1をコンベヤベルト7の表面に当
てがう。このような状態で、コンベヤベルト7
が駆動すると、駆動するコンベヤベルト7のリ
ターン側の搬送面に付着していた付着物は、清
掃板1の清掃部11に当つてかきとられ、これ
により付着物は清掃除去され落下する。なお、
コンベヤベルト7が矢印70方向へ駆動すると
きには、清掃板1の揺動のため、第1図におい
て図示左側の第2弾性係合部3にはこれが縮む
ような圧縮力が作用し、図示右側の第2弾性係
合部3にはこれが伸びるような引張力が作用す
るものである。
このようにコンベヤベルト7の付着物を清掃
除去する際には、本実施例に係るベルトクリー
ナは上下方向の弾性撓み量が大きいので、清掃
体1の清掃部11をコンベヤベルト7の表面に
圧接させておけば、清掃板1の清掃部11が摩
耗した場合であつても、弾性をもつ第1弾性係
合部2および第2弾性係合部3の作用により自
動的に清掃部11はコンベヤベルト7の表面に
追従しやすい。よつて清掃部11の上端部が摩
耗した場合であつても清掃効果を良好に確保で
きる。
又、清掃板1は、コンベヤベルト7の表面と
清掃部11との摩擦等によつてコンベヤベルト
7の移動方向へ揺動せんとする。しかし前述の
ごとく水平方向の弾性撓み量は小さいため清掃
板1は揺動しにくくなる。従つて清掃効果を確
保できる。そして揺動量が一定量上になると、
清掃板1の下端部1gが、第1図に示す左側の
係合体4の突起部40に当たつて係合する。よ
つて清掃板1はそれ以上揺動することができ
ず、清掃板1の揺動角度を一定範囲内に抑え得
る。殊に本実施例では、平坦面よりも弾性変形
しやすい突起部40に清掃板1の下端部1gが
当接するため、当接の際の衝撃をそれだけ緩和
できる利点がある。
又本実施例では、第1図に示すようにカバー
部20は、清掃板1に向かうにつれて上昇傾斜
する構造となつている。そのため、コンベヤベ
ルト7から清掃除去された付着物がカバー部2
0に落下しても、カバー部20への付着物の堆
積を少なく、又はほとんど無くすることができ
る。
又、本実施例では第1図に示すように清掃板
1を介して第1弾性係合部2、第2弾性係合部
3は対称形状となつている。そのため、コンベ
ヤベルト7を正転した場合の清掃板1の傾動量
と、コンベヤベルト7を逆転した場合の清掃板
1の傾動量とはほぼ等しくなり、そのため対称
形状でない場合に比べて第1弾性係合部2、第
2弾性係合部3、弾性連結部4にそれだけ無理
な力が作用しにくくなる。
又、本実施例においては、清掃板1の下端部
は、第2図に示すように両側が切り欠かれたほ
ぼT字状をなす構成である。そのためコンベヤ
ベルト7の表面から落下した付着物等の異物
が、第2図の矢印B方向へ移動して第2空間2
2や第3空間23内に入り込んだ場合であつて
も、この付着物等の異物は、清掃板1の下端部
1gと係合体4との間には挟持されにくい。そ
のため、清掃板1の揺動量の異物による変動を
抑えうる。
(第2実施例) 本考案に係るベルトクリーナの第2実施例を第
6図に示す。
第2実施例に係るベルトクリーナの構成、作
用、効果は基本的には第1実施例の場合と同一で
ある、但し、第2実施例の場合には、清掃板8
は、第1弾性係合部2および第2弾性係合部3に
揺動自在に保持された板状の本体80と、本体8
0にボルト81により着脱自在に取着された清掃
部82とからなる。清掃部82は、屈曲された取
付部820と超硬合金製のチツプからなる上端部
821とからなる。チツプからなる上端部821
は、本体80の中心線Cの延長線上に位置してい
る。
このように上端部821は、本体80の中心線
Cの延長線上に位置している。そのため、コンベ
ヤベルト7の駆動方向が逆転した場合であつて
も、清掃部82の上端部821は、正転の場合と
ほぼ対称的に揺動する。従つて、コンベヤベルト
7を逆転させたときの上端部821の揺動量は、
コンベヤベルト7を正転させたときの上端部82
1の揺動量とほぼ同量となり、それだけ第1弾性
係合部3などに無理がかからず、これらの損傷を
極力抑えうる。
(第3実施例、第4実施例) 本考案に係るベルトクリーナの第3実施例を第
7図に示し、第4実施例を第8図に示す。
第3実施例に係るベルトクリーナの構成、作
用、効果は基本的には第1実施例の場合と同一で
ある。又、第4実施例に係るベルトクリーナの構
成、作用、効果は基本的には第2実施例の場合と
同一である。但し、第7図および第8図に示すよ
うに互いに対向する2個の係合体9の対向面90
は平坦面状とされている。更に第4実施例では、
第8図に示すように、互いに対向する2個の係合
体9は連接部91を介して連接されている。連接
部91は、清掃板1が下降したときにこれを緩衝
してうけとめるストツパーとして機能する。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案に係るベルトクリーナ
の第1実施例を示し、第1図は第1実施例に係る
ベルトクリーナの断面図であり、第2図はベルト
クリーナの側面図であり、第3図は作用状態を説
明するためのベルトクリーナの断面図、第4図は
作用状態を説明するための要部の模式図、第5図
は伸縮量と荷重との関係を示す図である。第6図
は第2実施例に係るベルトクリーナの断面図、第
7図は第3実施例に係るベルトクリーナの断面
図、第8図は第4実施例に係るベルトクリーナの
断面図である。第9図は従来のベルトクリーナの
断面図である。 図中、1は清掃板、10は本体、11は清掃
部、1aは清掃板の表面、1bは清掃板の裏面、
20はカバー部、2は第1弾性係合部、3は第2
弾性係合部、4は係合体、5は基体、7はコンベ
ヤベルト、8は清掃板、80は本体、82は清掃
部、9は係合体をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上端部でコンベヤベルトの表面に付着した付
    着物を清掃する板状の清掃板と、 該清掃板の中央部の表面及び裏面に接続され
    該中央部を揺動自在に弾性支持するゴム製の第
    1弾性係合部と、 該清掃板の下端部の表面側および裏面側に所
    定間隔を間隔てて配置され、清掃板が揺動して
    当接することにより該清掃板の揺動量を規制す
    る係合体と、 該清掃板の該下端部と該中央部との間の部位
    の表面及び裏面に接続され該部位を弾性支持す
    るゴム製の第2弾性係合部と、 該第1弾性係合部、該係合体、該第2弾性係
    合部を保持する基体とで構成されていることを
    特徴とするベルトクリーナ。 (2) 第1弾性係合部は、該第1弾性係合部の外端
    部と清掃板の上部とを接続するカバー部をもつ
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のベルトク
    リーナ。 (3) 清掃板の下端部は、両側が切り欠かれたほぼ
    T字状をなす構成である実用新案登録請求の範
    囲第1項又は第2項記載のベルトクリーナ。 (4) 清掃板は、第1弾性係合部および第2弾性係
    合部に弾性支持された板状の本体と、該本体に
    着脱自在に保持され該本体の延長線上に上端部
    をもつ清掃部と、で構成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の
    ベルトクリーナ。 (5) 第1弾性係合部、第2弾性係合部、係合体
    は、ゴムで一体的に形成されている実用新案登
    録請求の範囲第1項、第2項、第3項又は第4
    項記載のベルトクリーナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61291316A (ja) * 1985-06-17 1986-12-22 Tokai Rubber Ind Ltd ベルトクリ−ナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS61291316A (ja) * 1985-06-17 1986-12-22 Tokai Rubber Ind Ltd ベルトクリ−ナ

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