JPS63216461A

JPS63216461A - 飼料の連続生産装置

Info

Publication number: JPS63216461A
Application number: JP62324230A
Authority: JP
Inventors: マカスキー，ウイリアム
Original assignee: Balfour Manufacturing Co Ltd
Current assignee: Balfour Manufacturing Co Ltd
Priority date: 1987-03-04
Filing date: 1987-12-23
Publication date: 1988-09-08
Also published as: GB8705010D0; GB2201574A; DK585287D0; DK585287A; JPH0327193B2; EP0280810A3; EP0280810A2; IL84394A0

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、飼料、とくに、活性成分を保護するため、食
用脂肪酸塩を含む飼料を、連続的に生産するための装置
に関するものである。

［従来の技術］反別動物は、理想的には、第−胃の中で変質や変化を受
けない栄養物の形で、その必要食物の一定割合を供給さ
れるときに、最もよく肉および（または）ミルクを作り
出すことが知られている。

また、このような栄養物は正常の反別発酵プロセスのじ
ゃまをすべきではない。

たとえば、牝牛のミルク生産量を最大にするために充分
な量の脂肪を与えるべきであるが、成熟した牝牛が、１
０につき約５００ｇ以上の脂肪を与えられるときは、反
別発酵の正常プロセスが悪影響を受けることが知られて
いる。とくに、トリグリセリドや自由脂肪酸は、第一胃
内で、繊維質またはセルロース系の物質を、物理的にお
おい、第−胃バクチリアによる分解を阻止する。このよ
うな効果は、動物のエネルギー代謝を変え、ミルクの産
出量を低下させる。自由脂肪酸は、第一胃内のある種の
バクテリアに対して毒性があり、これがまた、飼料の消
化全体に悪影響を及ぼす。さらに、正常条件下では、反
別動物に与えられた不飽和脂肪酸は、第一胃内で水素が
添加され、その結果、ミルクの中の脂肪の大半は飽和さ
れる。かなりの量の不飽和脂肪酸残留物を含むミルクを
生産するには脂肪が、正常の第−胃のプロセスから保護
されることが必要である。

タンパク代謝の場合、牝牛の成長、発育、授乳の一定期
間中、成長を最大にし、またミルク生産量を最大にする
ために、第一胃内で不充分な微生物タンパク質が生産さ
れる。従って、第一胃内で、すばやく微生物タンパク質
に転換される第−胃変質タンパク質を、高い割合で含む
補助飼料を牝牛に与えることが一般に行なわれている。

しかし、非変質性タンパク質を牝牛に与えることが望ま
しい。なぜなら、これによって、同量の変質タンパク質
を与えたときに比べて、成長率も飼料転換効率も改善さ
れるからである。

ＥＰ−Ａ−０１６３３９５（ヨーロッパ出願公開公報）
によると、上記の要求条件を満たす飼料を作り出す方法
は、酸化カルシウムまたは他の非水溶性塩基性酸化物を
、脂肪酸と混合して、１種またはそれ以上の食用高級脂
肪酸の非水溶性塩を与えることであり、また、場合によ
っては、栄養物質が脂肪酸で含浸されるような条件下で
、この混合物に水を加え、酸化カルシウムまたはその他
の塩基性酸化物を、脂肪酸と発熱反応させて、そのカル
シウム塩（または他の非水溶性塩）を形成させ、次に、
まだ高温の、反応中の混合物をひろげて、混合物から充
分な水分を自然に蒸発させて、砕けやすい物質を作り出
すことである。

本発明の目的は、この後者の方法によって飼料を作り出
すための飼料の連続生産装置を提供することである。

［発明の詳細な説明］従って、本発明は、少なくとも１種の食用高級脂肪酸と
塩基性酸化物を混合するための手段と、少なくとも１種
の食用脂肪酸と塩基性酸化物に水を加えて、液体反応混
合物を得るための手段と、水が反応熱によって蒸発する
間に、水性液反応混合物を、反応ゾーンの下流端に向か
って進めるために、第１の連結棒コンベヤの下部が触れ
る反応ゾーンに、液体反応混合物をひろげるための手段
と、混合物を前進させて、砕けやすい物質に変えて、少
なくとももう１つの追加ドラッグリンク・コンベヤの端
に排出させるため、前記第１ドラッグリンク・コンベヤ
の下流端から乾燥中の混合物を受けるような位置に配さ
れた少なくとももう１つの追加ドラッグリンク・コンベ
ヤにより構成され、少なくとも１種の食用高級脂肪酸と
塩基性酸化物からなる飼料を連続的に作り出すための装
置を提供するものである。

出来れば、少なくとも１種の食用高級脂肪酸と塩基性酸
化物を混合するための手段は、広げ手段によって広げる
直前に、水が導入されるポンプ部分へ、混合物を運ぶよ
う作動できることが望ましい。

出来れば、数台の追加ドラッグリンク・コンベヤがあっ
て、乾燥が終る前に、製品の粒子サイズを管理できる分
粒（サイジング）手段によって分離されていることが望
ましい。

各種のドラッグリンク・コンベヤは、製品の前進方向を
交互に変え、また垂直に間隔をおいたレベルで作動させ
て、反応混合物の移動方向が、１つの反応レベルから次
へと動くときに逆転するように配置してもよい。

数台の追加ドラッグリンク・コンベヤが、互いに関連し
て作動し、１つのドラッグリンク・コンベヤの上部走行
部が第１方向に物質を運び、次に下のレベルに移って、
そこでは同じドラッグリンク・コンベヤの下部走行部が
、反応混合物を第２方向へ運ぶようにすると、とくに有
利である。

装置の排出端の近くで、前記反応ゾーンの支持面を通し
て空気を導入し、最終ドラッグリンク・コンベヤにより
前進中の混合物に、乾燥空気を通すことによって、乾燥
を促進させるための手段を設けると、さらに有利である
。

希望するときは、塩基性酸化物と、前記の少なくとも１
種の食用高級脂肪酸の混合物に、追加栄養物を加えるた
めの手段を設けてもよい。

［実　施　例］図面を参照すると、第１図は、使用する塩基性酸化物と
して、石灰（酸化カルシウム）を受けるホッパー１を示
し、石灰は排出されて、引入れライン２を通じて、酸性
油と混合され、混合ポンプ３へ送られる。ライン２を経
て導入された酸性油は、１種またはそれ以上の食用高級
脂肪酸の、抽出可能トリグリセリドを含んでいる。

脂肪酸は、非水溶性カルシウム塩を形成する食用高級脂
肪酸ならどれでもよい。たとえば、ステアリン酸、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、バルミチン酸、オレイン酸、リ
ノール酸またはリルン酸のいずれでもよいが、通常は、
牛脂、大豆油、ヤシ油、トウモロコシ油、ナタネ油また
はラードなどから取った天然脂肪酸の混合物を用いるこ
とが望ましい。このような物質は、油精製の副産物とし
て作り出される。これは、通常、ＩＦｌまたはそれ以上
の脂肪酸のほかに、一定割合の相応のグリセリドを含ん
でいる。このようなグリセリドの存在は、本発明による
プロセスのじゃまにはならない。牛脂酸性油と、ヤシ酸
性油は、とくに本発明での使用に適している。

混合ポンプ３を出た混合物は、次に、縦並びに配置され
た１対の自己洗浄型ポンプ５と６を通り、注水管４によ
り、第１自己洗浄型ポンプ５を出て、第２自己洗浄型ポ
ンプ６にはいる混合物に、水が注入される。

第２自己洗浄ポンプからの排出物は、ドラッグリンク・
コンベヤ７を囲み込む通路型反応部分へ放出され、コン
ベヤには１つの方向へ回転するドラッグリンク７′が続
いていて、コンベヤ７の下部が、自己洗浄型ポンプ６か
らの排出液を、右手、つまりコンベヤ７の送出端の方へ
と移動させる。

液体が、通路型の反応部分へ排出されるところでは、天
井は高くなって、液体保留ボックス９を形成し、これに
よって噴出液を収容し、また物質の飛散や喪失を防止し
ている。

通路型の反応部分８には、その全長にわたって伸びる天
井があり、同様に物質の喪失を防止している。

反応部分８の右端で、半固体化した物質は分粒機内に落
下し、これには分粒ローター１０があって、第２反応部
分へ落下する半乾き物質の粒子サイズを調節し、第２反
応部分で、ドラッグリンク・コンベヤ１１が別の反応面
１２に沿って、物質を左方向へ送る。

第２反応部分１２の左手、つまり排出端で、砕き晶くな
った製品は、シフター（ふるい）１３内に落下し、ここ
で最終製品の粒子サイズが調節される。

７または１１のようなドラッグリンク・コンベヤの使用
は、反応面に沿って、反応混合物を積極的に動かすとい
う利点があり、また、早期の凝固や、固形塊の形成を防
止して、そのあとの生産段階で取扱いが困難とならない
ように、混合物を撹拌するという利点がある。

通路型の反応部分の断面積は、ドラッグリンク・コンベ
ヤを不必要に改良せずに、かなり広い範囲内で変えるこ
とができる。なぜなら、反応部分の床に沿って、すなわ
ち、問題の反応面に沿って動く混合物の流れが、混合物
の動きを促進し、撹拌を開始するからである。

ドラッグリンク・コンベヤの構造は、比較的まっすぐで
あり、きわめて頑丈で、保守はあまり必要としない。

上記の説明は、塩基性酸化物として酸化カルシウムを用
いた場合についてであり、これは、本発明の装置を用い
て作る飼料にとって、望ましいものであるが、その他の
塩基性酸化物で非毒性のもの、また非水溶性脂肪酸塩を
形成できるもの、たとえば酸化マグネシウムを、原則と
して用いることができる。

希望するときは、使用する酸性油の粘度を下げるために
、たとえば、８０＠〜１００℃の温度まで、食用高級脂
肪酸を加熱する手段を設けてもよい。

注水管４を通じて水を加えたあと、ホッパー１からの塩
基性酸化物、引入れライン２からの脂肪酸、注水管から
の水の間に、急速な反応が起こる。

この反応は、充分な発熱反応であって、正常条件下では
、混合物の温度は、１００℃以上となり、混合物は、移
動するコンベヤのドラッグリンク７′の作用によって急
速に広げられ、混合物から出る蒸気は、急速に消散する
。

塩基性酸化物と脂肪酸油の混合物に加えるのに、タンパ
ク質を含む物質、またはその他の栄養物質を用いてもよ
いが、これは、“乾いて”いるように見えても、少量の
水を含むことがある。最初の混合物を作るときに、もち
ろんこのような少量の水の存在を考えに入れるべきであ
るが、通常は、最初の物質を乾燥する必要はないと思わ
れる。

栄養物質は、通常、多孔質であるため、第１段階の間に
、脂肪酸は、栄養物質中に含浸する。この含浸は、栄養
物質が、不溶性脂肪酸塩によって保護されることを保証
するために重要である。

本発明による装置は、使用する塩基性酸化物が酸化カル
シウムであり、食用高級脂肪酸がステアリン酸である場
合に、とくに有利である。本発明によるプロセスおよび
装置では、乾燥混合物を運搬する間の、ドラッグリンク
・コンベヤの作用が形成される砕け易い製品の粒子サイ
ズ調節に役立つ。

ステアリン酸カルシウムを含む動物飼料を調製する従来
の方法は、ステアリン酸カルシウムのブロックを作り、
次にこれを粉砕して、細かい粒子のステアリン酸カルシ
ウムからなる最終製品を作る方法であった。粉砕工程は
、かなりの発火の危険を伴うとされており、ステアリン
酸カルシウムは、粉砕段階で爆発するとも言われている
。従って、反応混合物を、本発明の場合のように、常時
、撹拌状態に置けば、このような粉砕段階を避けること
ができ、従って、安全な製造工程を得ることができる。

注水管４から加える水は、できれば、その沸点近くに、
たとえば、９０℃程度に加熱しておくことが望ましい。

これは、脂肪酸の加熱の代わりとしてもよいし、また脂
肪酸の加熱の上に、さらに加熱してもよい。しかし、通
常の条件下では、酸化カルシウムと脂肪酸は、反応によ
り、かなりの量の熱を出して温度を上げ、このため蒸発
が起こって、製品が反応面に広げられるときには、乾い
た製品が出来上っている。

第２図は、上部反応部分８の断面を示す。

第３図は、最少数のドラッグリンク・コンベヤを用いて
、装置に沿って、交互方向に、反応混合物を、かなりの
回数通した場合の、ドラッグリンク・コンベヤを示して
いる。

第３図について見ると、液体は、入口ノズル１４を通し
て、第１ドラッグリンク・コンベヤ１６を取り囲む上部
反応通路１５へと噴射される。反応通路１５の右端で、
床の開口部から、部分的に乾いた混合物が、１７で示さ
れるように第２反応通路Ｉ８の床へ排出され、この床は
、第２コンベヤ１９のドラッグリンクによって、左方向
へ動くその上部走行部により掃引される。

通路１８の左端では、さらに乾燥した混合物が、２０で
示されるように第３の反応通路２■の床に排出され、こ
の床は、第２コンベヤ１９のドラッグリンクにより、そ
の右方向へ動く下部走行部によって掃引される。

同様に、部分的に乾燥した混合物は、次に第４反応通路
２２の床へ、次いで、第５反応通路２３の床へと排出さ
れ、製品は、これらの２つの床の上で、第３コンベヤ２
４の、上部および下部の走行部のドラッグリンクによっ
て、移動させられる。最下部の反応通路２３の床に沿っ
て、右方向へ動く間に、２５の細長孔を通ってはいる空
気によって、さらに乾燥される。

ドラッグリンクの形は、通路の床上での乾燥混合物の動
きを促進するために、どんな形にでも選ぶことができる
。

第２図に示したように、反応通路８の両側に沿って伸び
た各固定ガイドレール２６によって、ドラッグリンクは
、反応面、すなわち、反応通路の床に接するよう、押し
下げられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、装置の第１の実施例の部分的概略側面図であ
り、反応混合物が異なったレベルで、２つの連続した走
行部に沿って移動する様子を示している。第２図は、第１図の上部ドラッグリンク・コンベヤの断
面図である。第３図は、３台のドラッグリンク・コンベヤを用いて、
反応Ｗｌｕ物を５回交互に移動させるところを示した概
略側面図である。１・・・ホッパー　　　　　　２・・・引入れライン３
・・・混合ポンプ　　　　　４・・・注水管５．６・・
・自己洗浄型ポンプ７．１１．１６、１９．２４・・・ドラッグリンク・コ
ンベヤ７°、　　１１°・・・ドラッグリンク８・・・
反応部分９・・・液体保留ボックス　　１０・・・分粒ローター
１２・・・第２反応部分　　　　１３・・・ふるいＩ４
・・・入口ノズル

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも１種の食用高級脂肪酸と塩基性酸化物
を混合するための手段（１、２、３）と、少なくとも１
種の食用高級脂肪酸と、塩基性酸化物に、水を導入して
、液体反応混合物を作り出す手段（４）と、反応部分（
８）に、１つの層として、液体反応混合物を広げるため
の手段（６、９）と、反応熱によって水が蒸発する間に
、水性液反応混合物を、受渡位置（１３）へ前進させる
ための手段（７、１１）とによって構成され、前進手段
が、前記反応部分（８）を、反応部分の下流端へ向かっ
て掃引する下部走行部を有する第１のドラッグリンク・
コンベヤ（７）によって構成され、また混合物が、砕け
易い製品に変って、前記の少なくとももう１台のドラッ
グリンク・コンベヤの端の、受渡位置（１３）に排出す
るように、混合物を床（１２）に沿ってさらに前進させ
るために、前記の第１ドラッグリンク・コンベヤの下流
端から、乾燥混合物を受けるよう配置した少なくともも
う１台のドラッグリンク・コンベヤにより構成されるこ
とを特徴とする、少なくとも１種の食用高級脂肪酸と、
塩基性酸化物を含む飼料を連続的に生産する飼料の連続
生産装置。
（２）前記の少なくとも１種の食用高級脂肪酸と、塩基
性酸化物を混合するための手段（５）が、混合物をポン
プ部分（６）まで運び、ここで、広げ手段によって広げ
る直前に、水が注入されることを特徴とする、特許請求
の範囲第１項記載の飼料の連続生産装置。
（３）前記の追加ドラッグリンク・コンベヤ（１６、１
９、２４）が、数台あることを特徴とする、特許請求の
範囲第１項または第２項記載の飼料の連続生産装置。
（４）乾燥の完了前に、製品の粒子サイズを調節するた
めの、分粒手段（１０）があり、前記分粒手段（１０）
が、前記ドラッグリンク・コンベヤの２台（７および１
１）の間に位置することを特徴とする特許請求の範囲第
３項記載の飼料の連続生産装置。
（５）各種のドラッグリンク・コンベヤ（７、１６、１
９、２４）が製品を交互に別方向に、また垂直間隔を保
ったレベルで、前進させるよう配置され、反応混合物の
移動方向が、１つの反応レベルから次の反応レベルへ移
るときに、逆転することを特徴とする、特許請求の範囲
第３項または第４項記載の飼料の連続生産装置。
（６）前記の追加ドラッグリンク・コンベヤ数台（１６
、１９、２４）が互いに関連して作動し、前記追加ドラ
ッグリンク・コンベヤの１台の上部走行部が製品を第１
の方向に運び、そこから次のレベルに移されて、同じド
ラッグリンク・コンベヤの下部走行部が、反応混合物を
第２の方向に動かすことを特徴とする、特許請求の範囲
第５項記載の飼料の連続生産装置。
（７）装置の排出端近くの反応部分または前記反応部分
の床（２３）を通して空気を導入するための装置、また
、各ドラッグリンク・コンベヤ（２４）によって運ばれ
ている混合物に乾燥空気を通すことによって、乾燥を促
進させるための装置（２５）を含むことを特徴とする、
上記の特許請求の範囲各項のいずれかに記載の飼料の連
続生産装置。
（８）塩基性酸化物と、前記の少なくとも１種の食用高
級脂肪酸の混合物に、追加栄養物を加える手段を含むこ
とを特徴とする、上記の特許請求の範囲各項のいずれか
に記載の飼料の連続生産装置。
（９）ドラッグリンク・コンベヤまたは前記の各ドラッ
グリンク・コンベヤの、ドラッグリンク（７′）が、た
て方向に伸びるガイド手段（２５、２６）といっしょに
働いて、ドラッグリンク（７′）を、反応面に接触させ
るよう保持することを特徴とする、上記の特許請求の範
囲各項のいずれかに記載の飼料の連続生産装置。