JPS63214532A - 機械的伝動装置において所定のねじれ振動を発生させる装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、機械的伝動装置において所定のねじれ振動を
発生させるための装置に関する。

〔従来の技術〕

ヒーストン式内燃機関は周期的なガスの力と慣性力によ
る励起に基づいて必ずねじれ振動を１生ずる。このｉじ
れ振動は後に設けられた駆動側の構造ユニットに伝達さ
れるかまたは重畳される。

ピストン式内燃機関によって運転される装置特に自動車
の駆動装置トレーンに組み込まれている構造ユニット、
例えば伝動装置、プロペラシャフト、車軸駆動装置等を
開発および検査する場合には、ピストン式内燃機関によ
って発生するようなねじり振動の作用に構造ユニットを
長時間さらすことが必要である。

しかし、ピストン式内燃機関の使用は、不所望な多量の
エネルギー使用につながり、同時に排気ガスと騒音によ
って環境を著しく損なうことにつながる。

このような構造ユニットを駆動するために、環境を損な
わない駆動装置を使用したい場合には、先ず第１に電気
的な駆動装置が考えられる。適当な試験台構造の場合に
は、使用されたエネルギーがジェネレータによって一部
回収可能である。勿論、電気機械は利用可能なねじれ振
動を発生しない。従って、駆動装置トレーンに次のよう
に作用する装置を作らなければならない。すなわち、通
常ピストン式内燃機関によって発生するねじれ振動に充
分一致するねじれ振動が検査すべき構造ユニットに模擬
的に発生するように駆動装置トレーンに作用する装置を
作らなければならない。

他方では、ピストン式内燃機関によって発生するような
ねじれ振動を発生させるための装置を作ること、および
この装置をピストン式内燃機関の駆動装置トレーンに配
置して、ピストン式内燃機関によって発生するねじれ振
動を相殺または減衰することが有意義である。

〔発明の目的〕

そこで、本発明は、所望の明確な形と制御される振幅を
有する所定のねじれ振動を発生する、上記目的のために
適した装置を提供することを課題とする。

〔発明の概要〕

この課題は、本発明に従い、少なくとも３軸または３輪
の機械的合計伝動装置の回転しない伝動装置部品が回転
自在に支承され、かつねじれ振動に対応する衝撃を送る
制御装置に連結されていることによって解決される。制
御信号は、ピストン式内燃機関によって発生するねじれ
振動を合計伝動装置に作用させるように、プログラムす
ることができる。それによって、本発明による装置は前
述の検査または相殺のために使用することができる。

〔実施例〕

以下、図に基づいて本発明の例示的に詳しく説明する。

第１図と第２図は、機械的伝動装置において所定のねじ
れ振動を発生させるための装置の第１の実施例を示して
いる。

この装置は、少なくとも３軸または３輪の合計伝動装置
すなわち加算伝動装置ｌと、この伝動装置に駆動連結さ
れた制御装置２からなっている。

合計伝動装置１は図示の場合には遊星歯車装置であり、
この遊星歯車装置は、通常は定置されているがここでは
駆動軸４に回転自在に支承された内歯°歯車３、駆動軸
４に連結されて回転する太陽歯車５、およびウェブ７に
支承された遊星歯車６を備えている。このウェブ７は被
駆動軸８に固定連結され、被駆動軸と共に回転する。

第２図から判るように、制御装置２は圧力媒体で操作可
能なサーボ装置１２からなっている。このサーボ装置は
シリンダ９を備え、このシリンダの中にはピストンｌＯ
が案内されている。このピストンｌＯはピストンロッド
１１を介して回転しない伝動装置部品、すなわちここで
は合計伝動装置ｌの回転自在に支承された内歯歯車３に
枢着連結されている。

サーボ装置１２のシリンダ室は駆動側が、電気的な信号
によって制御される圧力媒体流れを生じる装置１４に接
続されている。圧力媒体流れは所定のねじれ振動に対応
する衝撃すなわちパルスによって制御装置２のアクチュ
エータ１０に作用する。

この衝撃は、合計伝動装置２において、例えばピストン
式内燃機関によって生ずるような所定の種類のねじれ振
動を発生する。

サーボ装置１２は、往復ピストン１０の代わりに回転ピ
ストンをアクチュエータとして備えていてもよい（図示
していない）。

第３図と第４図は、合計伝動装置が遊星歯車装置の代わ
りに差動歯車装置である、本発明による装置を示してい
る。この場合、前記の実施例と同じ部品には同じ参照符
号を用いた。

回転しないケーシング１３はここでは、制御装置２に連
結されかつこの制御装置によってねじれ振動衝撃を受け
る伝動装置部材である。

第５図は、ピストン式内燃機関と電気機械の被駆動部に
おけるねじれ振動状態を線図で示している。電気機械は
ねじれ振動を発生しないで、一定回転する。これは、横
座標に対して平行な曲線１５によって示されている。こ
れに対して、曲線１６はピストン式内燃機関のねじれ振
動の特性を示す。

第６図は実験装置の概略的なブロック線図である。この
実験装置は例えば、電気機械１７によって構造ユニット
を駆動しているにもかかられず、この構造ユニットのね
じれ振動を調べるために役立つ。この駆動装置トレーン
は、電気機械１７の後に、所定のねじれ振動を発生させ
るための本発明による装置１８を備えている。この場合
、回転振動は、ピストン式内燃機関の使用時のようなね
じれ振動が発生する。装置１８の被駆動側には、検査す
べき構造ユニット１９、例えば伝動装置、プロペラシャ
フト、車軸駆動装置等が接続されている。この構造ユニ
ット１９の後には、駆動エネルギーを部分的に回収する
ための電気ジェネレータ２０が配置されている。

前記実験装置は、同じ運転条件で無公害検査を可能にす
る。

第７図はピストン式内燃機関２１を備えた駆動装置トレ
ーンのブロック線図である。この場合、ピストン式内燃
機関２１の後に、本発明による装置１８が配置されてい
る。装置１８の被駆動側には普通の構造ユニット１９が
接続されている。

この場合、装置１８は、ピストン式内燃機関２１から来
るねじれ振動が充分に相殺されるかまたは変化するよう
に、例えば移相または反転によって制御される。

【図面の簡単な説明】

第１図は遊星歯車装置を備えた本発明による装置の概略
平面図、第２図は第１図の側面図、第３図は差動歯車装
置を備えた本発明による装置の概略平面図、第４図は第
３図の側面図、第５図はピストン式内燃機関と電気機械
におけるねじれ振動経過を示す線図、第６図は電気駆動
装置における構造ユニットのねじれ振動状態を測定する
ためのブロック線図、第７図はねじれ振動を相殺するた
めの本発明による装置を備えたピストン式内燃機関の駆
動トレーンのブロック線図である。 １・・・合計伝動装置、　２・・・制御装置、３．１３
・・・伝動装置部品

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、機械的伝動装置において所定のねじれ振動を発生さ
   せるための装置において、少なくとも３軸または３輪の
   機械的合計伝動装置（１）の回転しない伝動装置部品（
   ３、１３）が回転自在に支承され、かつねじれ振動に対
   応する衝撃を送る制御装置（２）に連結されていること
   を特徴とする装置。 ２、制御装置が圧力媒体で操作されるサーボ装置（１２
   ）と、このサーボ装置の駆動側に連結された、ねじれ振
   動に対応する圧力媒体衝撃を発生させるための電気制御
   される装置（１４）とからなり、サーボ装置（１２）の
   アクチュエータ（１０）が合計伝動装置（１）の回転し
   ない伝動装置部品（３、１３）に駆動連結されているこ
   とを特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ３、アクチュエータが回転ピストンとして形成されてい
   ることを特徴とする、特許請求の範囲第２項記載の装置
   。 ４、アクチュエータ（１０）が往復ピストンとして形成
   され、伝動装置部品（３、１３）に枢着されていること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項記載の装置。 ５、装置が電動機（１７）と駆動装置トレーンの被駆動
   側の構造ユニット（１９）との間に配置されていること
   を特徴とする、特許請求の範囲第１項から第４項までの
   いずれか一つに記載の装置。 ６、装置がピストン式内燃機関（２１）と駆動装置トレ
   ーンの被駆動側の構造ユニット（１９）との間に配置さ
   れていることを特徴とする、特許請求の範囲第１項から
   第４項までのいずれか一つに記載の装置。