JPS63212975A - 定着器の温度制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は定着器の温度制御装置に関するものである。

従来の技術 従来電子写真複写機には、熱源を内臓した加熱ローラを
有する定着ローラと、この加熱ローラの近傍に設置した
温度センサーを備えた定着器が設けられており、この定
着器内温度は熱源へ投入する電力を制御することにょシ
一定に維持されている。しかしながら、温度センサーに
サーミスタ等の素子を用いた場合、低温時にはサーミス
タは高抵抗となり、サーミスタが断線しているか否かを
検知することが困難になる。そのため、トランジスタ、
オペアンプ等による増幅回路を設けて温度センサー出力
値を増幅し、低温時の温度センサー出力値も検知できる
ようにして温度センサーの断線検知が行えるようにして
いた。

発明が解決しようとする問題点 上記の様な構成では、温度センサーの断線や異常を検知
するために、オペアンプやトランジスタ等の増幅回路を
必要とし、装置が大型及び複雑となると共にコストアッ
プになる欠点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、簡単な構成で温度センサー
の異常検知を行なって、定着器の過熱を防止するように
した定着器の温度制御装置を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の定着器の温度制御
装置は、熱源を内臓した加熱ローラの近傍に設置した温
度センサーと、この温度センサーの出力値を読取る出力
検知手段と、前記温度センサー異常を検出すると温度セ
ンサー異常の情報全記憶し、一定時間その記憶を保持す
る記憶手段を具備し、初期状態時に一定時間経過後オン
し、且つ此の一定時間経過後の温度センサーの出力値が
定着温度時の値に達していない時、あるいは温調時に上
記温度センサーの出力値が定着温度時の値より変化した
場合は、温度センサー異常と判断して上記熱源を即時に
オフし、前記記憶手段により温度センサー異常の情報を
記憶している間はオフ状態を保持する様にし、且つ前記
異常を保持している一定時間内は電源スイッチ、ドアス
イッチ等の電源を再投入しても上記熱源がオンしないよ
うにし、且つ前記異常検知の情報の記憶は前記一定時間
経過後に電源スイッチ、ドアスイッチ等の再投入を行う
ことによりリセットされ、これにより前記熱源は再びオ
ンするような構成金偏えたものである。

作用 本発明は上記した構成により、温度センサーの異常を検
知すると早急に熱源をオフし、一定時間内は電源の再投
入や、ドアスイッチのオン、オフ等の操作によっても熱
源がオンしないようになる。

また、上記一定時間経過後に電源スイッチ、ドアスイッ
チ等の再投入を行なわない限υ熱源をオンしないように
なり、さらに所定のキーを操作すれば前記一定時間に関
係なく熱源をオンするようになる。

実施例 以下に本発明の一実施例を示す。先ず第１図の各回路素
子について説明する。

１は定着器の加熱ローラに内臓した熱源である。

２は熱源１の近傍に設置した温度センサー素子で、本実
施例ではサーミスタを用いている。３はサーミスタ２の
温度変化に応じて変化する抵抗値を電圧変化に置換する
ために定電圧ｖｃａとサーミスタ２に直列に接いだ抵抗
である。４は電源オンの立ち上９時に動作を開始し、一
定時間だけ”Ｈ”（ｉ−出力し、それ以外の時は°’Ｌ
”ｌ出力するウオームアツプタイマーである。

５は電源スイッチ、６は複写機本体のドアに付随してい
るドアスイッチで、６は通常オンの状態である。７はア
ンド回路でウオームアツプタイマー４がＩｔ　ＨＩＩ　
全出力している間はサーミスタ２の温度検出信号マ、８
の値に関わらず”Ｈ″を出方し、ウオームアツプタイマ
ー４が°゛Ｌ″の出力時にはマ□の値をそのまま出力す
るものである。但しこの°°Ｈ“′の出力値はｖｏ。よ
りも低い値である。８は定着器内温度が一定値（通常２
００℃前後）になる様にサーミスタ２の温度検出信号マ
□に従って熱源をオンオフ制御する温度制御回路で、設
定温度時のマ□の値（第２図のｖｏ）よりも低い値を入
力すると゛”Ｈ″ｉｉ出力高い値を入力すると＋１　Ｌ
　ＩＩ　を出力する。９はアンド回路７の出方がｖｃｃ
の値のときに°Ｈ″を出力する、通常＋１　Ｌｌｌを出
力している異常検知回路である１０は異常検知回路９の
出力がＩ　Ｌ　ｌ”から＋ｌＨ”となったときＪｌｔｉ
出力し、その時点から一定時間をカウントしつつＨ″を
出力し、一定時間後４１　Ｌｌｌを出力するタイマーで
ある。

１１は記憶素子で、ＲＡＭと呼ばれる書き替え可能な１
ビツトのメモリーを用いてお！、　、１１　Ｌ　ＩＩが
入力されると゛（ｏｌｅｔ記憶し、ＩＩ　ＨＩＩが入力
されると１（１＄１２記憶し、入力が変化しない限り前
の状態全記憶保持し続け、初期状態時は記憶′°０“で
あって゛”Ｌ”ｉ出力し、−担゛′１”を記憶するとそ
の後はＩＩＨ“′を出力し続け、リセット端子Ｒ３Ｔｉ
”Ｌ”にすると初期状態時と同じ状態となりＩＩ　ＬＩ
ｔを出力する。

１２はオア回路で、温度制御回路８と記憶素子１１のど
ちらかでも°゛Ｈ”であれば°’Ｈ″−１１Ｈ出力し、
８と１０が両方°°Ｌ′”のときのみ“’Ｌ”ｉ出力す
る。１３はソリッドステートリレーで、オア回路１２が
Ｉｌｌ、”になると熱源１に通電を行ない、１２がＩＩ
Ｈ”のとき熱源１を遮断するようになっている。１４は
タイマー１０のカウント動作をリセットし、初期状態に
するためのキーである０１６はタイマー１０の出力と、
定電圧ｖ０゜の電圧・値のオアをとり、結果を出力する
オア回路で、入力の両方共Ｉｔ　ＬＩｔのときのみＩＩ
Ｉ、″を出力し、それ以外のときはゞ＝Ｈｌ）、ｉ、出
力する０次に第１図の回路動作を説明する。電源スイッ
チ６をオンし、通電開始するとウオームアツプタイマー
４が動作を開始し、第２図のＷ８までのウオームアツプ
時間が経過するまでｌ１ｌ（＋＋２アンド回路７へ出力
する。アンド回路７は異常検知回路を働かせぬようにｖ
ｃＣより低い値の“Ｈ”信号を出力し、温度制御回路８
へ入力する。８は°゛Ｌ”を出力し、タイマー１０．記
憶素子１１は作動していないので°′Ｌ”出力であるか
らオア回路１２ｉ１１．”Ｌ”？出力しソリッドステー
トリレー１３がオンするので熱源１はオンする。これに
よって定着器内温度は第２図の様にＷの範囲内で次第に
上昇し、サーミスタ２の抵抗値が下り、マ□も次第に低
下する０ウオ一ムアツプ時間Ｗは定着器内温度が常温時
に熱源１をオンしてから設定温度Ｔ０に達するまでに要
する時間として求められる。ウオームアツプタイマー４
がＷｘの時点で°＝　ｆｉ　＋ｊ　を出力するようにな
るとアンド回路７がマ□の値を出力するようになり、温
度制御回路８によって定着器内温度が設定温度τ。に保
たれるように温度制御する。電源投入時の定着器内温度
が常温程度のとき、サーミスタの抵抗値が非常に大きく
、数百にΩとなるのでマ、ＨはＶ。。とほぼ等しくなり
、ウオームアツプタイマー４．アンド回路Ｔを用いない
と正常時であっても異常検知回路９が動作してしまう。

こｎｉ防ぐため電源投入時にウオームアツプタイマー４
を動作させ、その間、異常検知回路９を動作させぬ様に
ｖｏ。より低い＝）ｉ′ｌ−ｅアンド回路７から出力し
て強制的に熱源１をオンし、マ□の値が低くなってから
温度制御を行うようにしている。

温調動作中に突然サーミスタ２が何らかの原因で断線し
たとき、ここでは第２図のｘｏの時点で断線したとする
と、マ□の値は急にＶ。ａの値となる。するとアンド回
路Ｔはｖｏ。を出力するので異常検知回路９が作動し、
タイマー１０に“Ｈ”ｉ出力し、タイマー１０はＨ”ｉ
出力し、記憶素子１１は１”を記憶し、°°Ｈ″を出力
してオア回路１３がＩＩ　ＨＩｔ比出力なって熱源１は
オフする。

ｙ、の時間が経過するとタイマー１０が再びＩＩＬ”を
出力するので記憶素子１１は”Ｏ”ｆ記憶する。

しかしこのままでは記憶素子１１の出力は°′Ｈ”のま
まであるから熱源１はオンしない。この後に電源スイッ
チもしくはドアスイッチをオフし再びオンすると、オフ
時にオア回路１５の２つの入力が両方共”Ｌ”となるの
で記憶素子１１のＲ５Ｔへ°′Ｌ″を出力することにな
り、記憶素子１１はｔｔＬ″を出力するので再び温調動
作が行ない得るようになる。

もしサーミスタが断線のままであれば、再び電源投入後
の初期状態から動作を行なうので、ウオームアツプタイ
マー４の動作中の一定時間Ｗの間熱源１１″オンさせた
のち、再び異常検知回路９が動作して熱源１はオフ゛す
るようになる。オフ時間Ｆいは、熱源１ｔ−再びオンし
たときに定着器内温度がＴ。ｔ−越えない様になるまで
自然冷却される時間を設定し、あまり長くすると作業効
率を悪くするので約１０分間としている。

もしタイマー１０’（ｉ−記憶素子１１が無ければサー
ミスタ２が断線した直後、例えば第２図のＸ。

の時点で電源全オフしてすぐ再投入したとか、もしくは
電源が瞬時停電したとすると、回路が初期状態となるの
でウオームアツプ時間Ｗの間、熱源１がオンし続けるた
め、定着器内温度がで。より高くなっていき、定着器を
焼損させてしまう。そこでサーミスタ断線異常を検知し
たあとはその情報を記憶し、一定時間記憶保持しつつ熱
源１を強制的にオフするようにしている。このようにす
ることによってＦＴの一定時間内は電源を再投入しても
熱源１がオンしないようにして定着器内温度が下がるの
を待つようにしている。

しかし、外温の状況によってはＦＴの時間経過しても定
着器内温度が充分低くならないときもあるので、熱源１
はオフした状態上つづけるようにしており、２７時間経
過後、充分低い温度になってから電源スイッチ６又はド
アスイッチ６の再投入の操作を行うことによって熱源金
オンさせ得るようにしている。

又、電源投入前にサーミスタ２が断線していても、ウオ
ームアツプ時間は熱源１がオンするが、その後直ちに異
常検知回路９が動作して熱源１をオフするため定着器内
温度はＴｏよジ高くならないよう、になっている。

さらにキー１４をタイマー１０に接続することにより、
タイマー１Ｑが動作中であってもキー１４をオンするこ
とによってタイマー１０を強制的に初期状態にし、一定
時間Ｆ？を待たすともその後電源の再投入を行なうと熱
源１金再びオンできるようにしている。

発明の効果 以上詳述した如く、本発明によれば温度センサーのサー
ミスタが如何なる状態であっても定着ヒータが過熱焼損
しないようにする事ができる。又、従来のようなサーミ
スタ断線検知後、電源全切り、再び投入すると定着器内
が高温であっても再び定着ヒータがオンし続けてしまう
という危険な状態を防ぐことができる。

又、上記一定時間を待たすとも所定のキーを押すだけで
も定着ヒータ部異常検知の状態を解除することができる
ので時間のむだを省くことができ、便利である。

更に、一定時間待っても外温によっては定着器内が室温
にまで下らない時もあるので、この様な時には使用者が
熱源をオンしてもよいと判断するまで熱源をオフし続け
るようにしており、上記熱源をオンしてもよいと判断し
たら電源を再投入するか、ドアスイッチ等全オンオフし
て複写機をイニンヤライズさせれば再び温調することが
できるようにして定着器の過熱焼損の危険を一層防止す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の定着器の温度制御装置の一実施例を示
す概略構成図、第２図は定着器内の温度変化と温度セン
サーの温度検出信号マ、Ｈの変化を示したグラフである
。 １・・・・・・熱源、２・・・・・・サーミスタ、３・
・・・・・抵抗、４・・・・・・ウオームアツプタイマ
ー、５・出・・電源スイッチ、６・・・・・・ドアスイ
ッチ、ア・・・・・・アンド回路、８・・・・・・温度
制御回路、９・・・・・・異常検知回路、１０・・・・
・・タイマー、１１・・・・・・記憶素子、１２・・・
・・・オア回路、１３・・・・・・ソリッドステートリ
レー、１４・・・・・・オア回路、１６・・・・・・オ
ア回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）熱源を有した加熱ローラの近傍に設置した温度セ
   ンサーと、前記温度センサーの出力値を読取る出力検知
   手段と、前記温度センサー異常を検出すると温度センサ
   ー異常の情報を所定時間記憶保持する記憶手段と、初期
   状態時に一定時間前記熱源をオンし、その後、前記温度
   センサーの出力値が定着温度時の値に達していない場合
   、あるいは温調時の前記温度センサーの出力値が定着温
   度時の値より変化した場合に、前記熱源をオフするとと
   もに、前記記憶手段により前記温度センサー異常の情報
   を記憶している間はオフ状態を保持し、且つ前記異常を
   保持している所定時間内は電源スイッチ、ドアスイッチ
   等の電源を再投入しても上記熱源がオンせず、且つ前記
   異常検知の情報の記憶は、前記一定時間経過後に電源ス
   イッチ、ドアスイッチ等の再投入を行うとリセットされ
   、これにより前記熱源は再びオンするように制御する制
   御手段とを備えた定着器の温度制御装置。
2. （２）制御手段が、異常検知の情報を保持している一定
   時間内でも所定のキー入力により温度センサー異常検知
   情報の記憶をリセットし、熱源を再びオンする特許請求
   の範囲第１項記載の定着器の温度制御装置。