JPS63212633A - カツト紙の給紙装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は印字装置などにおいて、カット紙を印字する位
置へ供給するための給紙装置に関するも°のである。

（従来の技術） 従来技術において、カット紙の給紙装置を駆動する駆動
源は、例えばプラテン駆動用のモータを共通の駆動源と
しており、このために給紙装置へ至る駆動輪列の途中に
、電磁クラッチとか電磁ソレノイド又は複雑な機械式ク
ラッチなどによる切換えの手段を介在させていた。

（発明が解決しようとする問題点） このように給紙装置へ至る駆動輪列中に電磁クラッチな
どの切換え手段を介在させることは、設計が非常に難し
く、繁雑なものとなるなど種々の問題があった。

本発明の目的は、構造を簡単にし、複数の給紙装置の駆
動を各別に可能にするカット紙の給紙装置を提供するこ
とにある。

（問題点を解決するための手段） 本発明の特徴は、カット紙カートリッジがそれぞれ装着
可能な２個所の収納ケースと、カット紙送り専用の可逆
駆動モータと、この駆動モータに連動して各カートリッ
ジ内のカット紙を紙送りするための２系統の駆動輪列と
、各駆動輪列によってそれぞれ駆動されるカット紙の送
出し手段と、各駆動輪列を介して各送出し手段に至る途
中に介在して駆動モータの正逆回転によって選択的に送
出し手段を回転駆動させるためのワンウェイクラッチと
を具備するところにある。

（実施例） 本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は印字装置の外装ケース１内の左右に配置されて
いる側板のうちの左側の側板３の内面を示しており、２
個のカット紙カートリッジ９をそれぞれ装着可能とする
２個所の収納ケース４，５が上下２段に設けである。収
納ケース４．５の開口部４ａ、５ａは、印字装置の正面
側すなわち第１図左側に向って上下２段に開口している
。収納ケース４は側板３に固定的に設けであるもので、
収納ケース５は後述の着脱手段によって、側板３に対し
て着脱自在となっている。

第２図は給紙装置の駆動輪列を示している。駆動モータ
６はカット紙送り専用のモータであって、正逆回転が可
能の可逆モータが用いられている。

この駆動モータ６に連動して、２系統の駆動輪列７およ
び８が配設しである。すなわちモータ６のビニオン６１
には駆動輪列７側の歯車７１，７２゜７３．７４が順次
噛合している。歯車７２および７４の軸７２ａおよび７
４ａには、カット紙の送出し手段である送出しローラ７
６およびピックアップローラ７７が固着しである。歯車
７２と軸７２ａとの間および歯車７４と軸７４ａとの間
にはいずれもワンウェイクラッチを介在させである。

またモータ６のビニオン６１には、他方の駆動輪列８側
の歯車８１，８２，８３，８４．８５が順次噛合してい
る。歯車８５および８３の軸８５ａおよび８３ａには、
カット紙の送出し手段である送出しローラ８６およびピ
ックアップローラ８７が固着しである。歯車８５と軸８
５ａとの間および歯車８３と軸８３ａとの間にはいずれ
もワンウェイクラッチを介在させである。

このためにモータ６が始動してピニオン６１が反時計方
向に回転すると、駆動輪列７，８に伝達されるが、この
回転方向では歯車７２と軸７２ａとの間および歯車７４
と軸７４ａとの間に介在するワンウェイクラッチが閉じ
るので、送出しローラ７６およびピックアップローラ７
７に回転が伝達される。しかしこの回転方向では歯車８
５と軸８５ａとの間および歯車８３と軸８３ａとの間に
介在するワンウェイクラッチが開くので、送出しローラ
８６およびピックアップローラ８７には回転が伝達され
ない。したがってピニオン６１の反時計方向の回転時に
は、紙の送出し手段であるローラ７６および７７が回転
し、収納ケース４内の後述するカートリッジ９内のカッ
ト紙Ｐが給送される。

また逆にビニオン６１が時計方向に回転すると、駆動輪
列７，８に伝達されるが、この回転方向では歯車８５と
軸８５ａとの間および歯車８３と軸８３ａとの間に介在
するワンウェイクラッチが閉じるので、送出しローラ８
６およびピックアップローラ８７に回転が伝達される。

しかしこの回転方向では歯車７２と軸７２ａとの間およ
び歯車７４と軸７４ａとの間に介在するワンウェイクラ
ッチが開くので、送出しローラ７６およびピックアップ
ローラ７７には回転が伝達されない。したがってピニオ
ン６１の時計方向の回転時には、紙の送出し手段である
ローラ８６．８７が回転し、収納ケース５内の後述する
カートリッジ９内のカット紙Ｐが給送される。

上記したように収納ケース５は着脱自在に構成しである
もので、その構成について次に説明する。

収納ケース５は前面が開口部５ａである箱型をなしてお
り、支持板５７に両側面が固着されてユニットが構成さ
れている。支持板５７の外面に上記した歯車８２〜８５
が軸支してあり、支持板５７の内面に上記したローラ８
６，８７が位置している。支持板５７の後端部に形成さ
れた凹部５７ａに歯車８１の軸８１ａが係止し、支持板
５７の進入位置を規制している。収納ケース５の後面側
に紙の送り出し通路５ｂが設けである。収納ケース５の
後面には、仕分はレバー５１が軸５２によって揺動自在
にかつピックアップローラ８７と対接可能に取付けであ
る。仕分はレバー５１の上面には摩擦係数の大きい材質
の弾性部材５３と、プラスチック製の案内部材５１ａと
が上記したピックアップローラ８７と対向しない位置に
設けである。

支持板５７の外面にはロックレバ−５５が軸５６に揺動
自在に取付けである。ロックレバ−５５の後端部にはフ
ック５５ａが設けてあり、軸８１ａに係止可能にしであ
る。ロックレバ−５５の前端部には操作部５５ｂが設け
てあり、収納ケース５を支持板５７と共に取り外す時に
は、この操作部５５ｂを押し下げることによって、フッ
ク５５ａと軸８１ａとの係止を外して引き出すようにな
っている。ロックレバ−５５にはバネ５８が掛止してあ
り、常時フック５５ａを軸８１ａに係止するようにバネ
力が付勢されている。

収納ケース４の後端面にも、上記したと実質的に同様な
仕分はレバー４１が、軸４２に揺動自在に設けである。

仕分はレバー４１の上面には上記と同様な弾性部材４３
および案内部材４１ａが貼着しである。

収納ケース５を取り外した時には、記録紙を手で差し入
れるための手差し口となる。軸２０にはローラ２４を設
けてあり、収納ケース５の挿入を容易にすると共にこれ
を支持する働きをしている。

次にカット紙カートリッジ９について説明する。

このカートリッジは収納ケース４および５に共通に使用
できるものである。カートリッジ９は上面開口の箱型を
なしており、後端側の底面に穴９ａが設けられている。

この穴９ａを塞ぐホッパープレート９１はその前端辺で
軸９２によって揺動自在にかつ前後方向に摺動自在に支
持されている。

カートリッジ９の後面には、上記した仕分はレバー４１
．５１を揺動させる突起９３が突設してあり、この突起
は収納ケース４，５の窓４ｃ、５ｃから後方へ突出して
仕分はレバー４１．５１を揺動させる。カートリッジ９
〜の側面には、後端部側に上下方向のガイド孔９ｂと、
前端部側に前後方向のガイド孔９ｃとが形成しである。

カートリッジ９の外側面には押上げレバー９４が軸９５
によって揺動自在に取付けである。押上げレバー９４の
後端部には、ホッパープレート９１の下方位置でガイド
孔９ｂ内を上下に摺動自在に、ガイドピン９６が設けで
ある。ガイド孔９Ｃ内にガイドピン９７が前後方向に摺
動自在にかつ脱出不能に設けてあ′す、押上げレバー９
４の前端部と、ガイドピン９７との間にはバネ９８が掛
止しである。このために押上げレバー９４には、ガイド
ピン９６を上方へ移動させる方向の弾性力が働き、ガイ
ドピン９６はホッパープレート９１の下面に弾接状態と
なっている。

カートリッジ９はこのような構造であるので、カートリ
ッジ９を引き出した状態ではガイドピン９７はガイド孔
９Ｃの後端部に移動しており、バネ９８の引張力は小さ
くなっている。このために力゛−トリッジ９内にカット
紙Ｐを上面の開口から挿入すると、紙Ｐの重みによって
ホッパープレート９１が下降した状態−となって紙が収
納される。

カートリッジ９を収納ケース４．５に挿入すると、ガイ
ドピン９７が側板３または外装ケース１に設けられてい
る係止部ａによってそれ以上の進入が阻止され、カート
リッジ９をさらに所定の位置まで挿入することによって
バネ９８が引張られてその引張力が大となる。このため
押上げレバー９４が揺動し、ガイドピン９６が上昇し、
ホッパープレート９１が揺動してカット紙Ｐが送出しロ
ーラ７６．８６に弾接した状態となる。

なお４ｂは収納ケース４から送り出される紙の通路であ
り、収納ケース５の通路５ｂまたは手差しによる紙の通
路１５および連続紙の通路１６が合流する通路１７を通
って、プラテン１８と印字ヘッド１９との間の印字部に
導かれる。

収納ケース４および５に収納されたカートリッジ９から
カット紙Ｐを送り出す作動について説明する。いま収納
ケース４内のカートリッジから紙Ｐを送り出す場合には
、モータ６を駆動してビニオン６１を第２図反時計方向
（正方向）に回転させる。上記したようにこの回転には
送出しローラ７６およびピックアップローラ７７のみが
連動回転する。送出しローラ７６の回転によって、カー
トリッジ９内のカット紙Ｐの上部に位置する２゜３枚が
送り出され、ついでその最上部の１枚がピックアップロ
ーラ７７によって送り出される。さらに収納ケース５内
のカートリッジ９から紙Ｐを送り出す場合には、モータ
６を駆動してピニオン６１を第２図時計方向（逆方向）
に回転させる。

上記したようにこの回転には送出しローラ８６およびピ
ックアップローラ８７のみが連動回転する。

上記したと同様に送出しローラ８６の回転によって、カ
ートリッジ９内のカット紙Ｐの上部に位置する２、３枚
が送り出され、ピックアップローラ８７によって最上部
の１枚が送り出される。

（発明の効果） 以上に詳細に説明したように、本発明はカット紙送り専
用の可逆駆動モータを用いるので、電磁クラッチ等の切
換え手段が不要で設計が容易となり、構成が簡単となる
。１つの駆動モータに連動する２系統の駆動輪列を介し
て２個所のカット紙の送出し手段に至るそれぞれの途中
にワンウェイクラッチを介在させているので、２個所の
送出し手段が選択的に回転駆動され、カット紙の送出し
動作を各別に行うことが可能である。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は要部の
断面図、第２図は駆動輪列を示す拡大路線図である。 ４．５・・φ収納ケース、 ６・・・可逆駆動モータ、 ７．８・・・駆動輪列、 ？２．７４．８３，８５・１ ワンウェイクラッチを具備する歯車、 ７６．７７．８６．８７−・・ カット紙の送出し手段、 （７６，８６・・昏送出しローラ） ぬ　　　（７７，８７・争・ピックアップローラ）９１
１・φカッ８紙カートリッジ、 Ｐ・・・カット紙。 以　　上

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、カット紙カートリッジがそれぞれ装着可能な２個所
   の収納ケースと、 カット紙送り専用の可逆駆動モータと、 上記駆動モータに連動し、上記各カートリッジ内のカッ
   ト紙を紙送りするための２系統の駆動輪列と、 上記各駆動輪列によってそれぞれ駆動されるカット紙の
   送出し手段と、 上記各駆動輪列を介して上記各送出し手段に至る途中に
   介在し、上記駆動モータの正逆回転によって選択的に上
   記送出し手段を回転駆動させるためのワンウェイクラッ
   チと を具備していることを特徴とするカット紙の給紙装置。 ２、特許請求の範囲第１項において、収納ケースの一方
   は着脱自在であることを特徴とするカット紙の給紙装置
   。