JPS63211114A - 磁気記録再生装置の回転ヘツドシリンダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、磁気記録再生装置の回転ヘッドシリンダの改
良に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の回転ヘッドシリンダを小形化する技術としては、
特開昭５５−１５０１２５号公報が提案されている。こ
の提案は回転ヘッドを駆動するモータを下シリンダに内
蔵する方法であった。しかし、この例では軸を支持する
３２個の軸受を有しこの軸受の間隔を短縮すると回転す
る軸の垂直度が悪（なり、ヘッド回転面の振れが発生す
るため高さ方向の大幅な小形化が困難で、回転ヘッドシ
リンダの薄形化が難しいと云う問題があった。

〔発明が解決しようとする問題〕

上記従来の技術においては、中シ、リングの回転ヘッド
の回転軌跡の精度は２個の軸受の精度に依存しており、
軸受相互間の間隔を短縮すると回転軸の垂直度の低下か
ら回転面の振れが発生し、回転ヘッドの回転軌跡が上下
に振れることになる。

従って、トラック　レースの精度を確保する場合に軸受
間隔の短縮に限度がある。高さ方向の寸法の小形化が制
限されると云う問題があり、中シリンダの回転ヘッドを
１個の軸受で支持すると共に回転ヘッドのロータ回転子
をモータ固定子の上面に密着摺動接触させて上下方向の
支持を行なうことについての配慮がなされていなかった
。

本発明は上記の状況に鑑みなされたものであり、シリン
ダを薄形化できる磁気記録再生装置の回転ヘッドシリン
ダを提供することを目的としたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、圧電素子と共振体が貼り合され外部の駆動
回路で駆動し楕円振動を発生するように形成された複数
の駆動素子が環状に配設形成されている超音波モータの
モータ固定子、下部ロータリトランス及び回転数検出素
子とを内蔵した下シリンダと、上部に配設され該下シリ
ンダと同外径に形成された上シリンダと、上記上下シリ
ンダの外周面位置にやや突出するビデオヘッドを固定し
該上下シリンダのそれぞれの細心を貫通し固定された固
定軸の該上下シリンダ間に配設され１個で中シリンダを
回転自在に支持するように形成された軸受と、上記モー
タ固定子上面に密着摺動接触し上下方向が位置決めされ
るリング状の回転子、上記下部ロータリトランスに対向
する上部ロータリトランス及び上記回転数検出素子に対
向する多極マグネットを備えた上記中シリンダとを設け
た磁気記録再生装置の回転ヘッドシリンダにより達成さ
れる。

〔作用〕

超音波モータまたは表面波モータと呼ばれるモータでは
、モータ固定子とモータ回転子とが密着し、モータ固定
子表面の微細な振動によりモータ回転子が摩擦力で駆動
される。従って、モータ回転子とモータ固定子との接触
面（駆動面）Ｋ垂直な方向では、モータ回転子の位ｔは
モータ固定子の表面で規制される。従来の回転ヘッドの
軸受は、２個の球軸受を用いて回転軸の位置、高さ、倒
れを規制しているが、上記の超音波モータの性質を用い
ると、軸受では回転軸と垂直な方向の位置だけを規制す
ればよい。

従りて、後述の実施例の説明中にも記載されであるよう
に、上下シリンダ２，１の軸心に固着した固定軸３に支
持される１個の軸受６を介し中シリンダ４は水平方向の
位置を規制され、上下方向はモータ回転子８がモータ固
定子７に支持されて位置を規制される。このため、従来
のように２個の軸受を用いる必要がなくなり軸受取付部
分は従来に比し軸受１個分の厚さを減少できる。

〔実施例〕

以下本発明の磁気記録再生装置の回転ヘッドシリンダを
実施例を用い第１図、第２図により説明する。第１図は
縦断面図、第２図は第１図の七〜夕固定子及びモータ回
転子の部品結合説明用斜視図である。図において、１は
下シリンダ、２は上シリンダ、３は固定軸、４は回転す
る中シリンダ、５は同径に形成された上下シリンダ２，
１の外周面位置にやや突出するように中シリンダ４に固
定されたビデオヘッドである。６はボールベアリングの
軸受で、上下シリンダ２，１のそれぞれ軸心を貫通固定
された固定軸５に上下シリンダ２，１間に１個配設され
中シリンダ４を回動自在に支持している。下シリンダ１
内には外周側よりモータ固定子７、回転数検出素子１１
及び下部ロータリトランス９ｂが収蔵されている。また
、中シリンダ４の下面にはモータ固定子７の上面に密着
摺動接触し上下方向が位置決めされるリング状のモータ
回転子８、下部ロータリトランス９ｂに対向する上部ロ
ータリトランス９ａ及び回転検出素子１１に対向する多
極マグネット１０が設けられている。

第２図は超音波モータの駆動部のモータ固定子７、モー
タ回転子８の斜視図を示し、モータ固定子７は基板１２
上に円弧状の駆動素子７ａ〜７ｆが複数個配設されてお
り、モータ回転子８はリング状の一体部材である。駆動
素子７ａ〜７ｆは圧電振動子と共振体が貼り合され外部
の駆動回路により表面に楕円振動を発生するようになっ
ている。

モータ回転子８を駆動素子７ａ”７ｆに圧着すると、楕
円振動により一方向への駆動力が発生する。

各駆動素子７ａ〜７ｆが同一回転方向になるように円周
方向に駆動力を発生させるとモータ回転子８が回転する
。このとき、駆動素子７ａ〜７ｆの共振体に磁性体を用
い、モータ回転子８にマグネットを用いると、磁気的な
吸引力により駆動に必要な圧着力を得ることができる。

上記のように、モータ固定子７とモータ回転子８との間
には吸引力が働き圧着され、モータ回転子８は回転する
ようになっている。従って、中シリンダ４の上下方向（
回転軸方向）の位置はモータ固定子７０表面で規制され
ている。また、中シリンダ４の水平方向（回転軸と垂直
方向）は軸受６で規制されている。駆動モータは第２図
に示すようにリング状に構成されているので、内側の空
間に上下ロータリトランス９ｂ、９ａからなるロータリ
トランス、回転数検出素子１１、多極マグネット１０か
うなる回転数検出装置等を設置することが可能である。

このように本実施例の磁気記録再生装置の回転ヘッドシ
リンダは、上下シリンダ間に配設した１個の軸受で中シ
リンダを支持して水平方向を位置決めし、下シリンダの
モータ固定子に中シリンダのモータ回転子を密着摺動接
触させて上下方向の位置決めを行なうようにしたので、
シリンダの上下方向の高さを減少し薄形化できる。

〔発明の効果〕

以上記述した如く本発明の磁気記録再生装置の回転ヘッ
ドシリンダは、シリンダを薄形化できる効果を有するも
のである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の磁気記録再生装置の回転シリンダの実
施例の縦断面図、第２図は第１図の超音波モータの部品
結合説明用斜視図である。 １・・・・・・下シリンダ、２・・・・・・上シリンダ
、３・・・・・・固定軸、４・・・・・・中シリンダ、
５・・・・・・ビデオヘッド、６・・・・・・軸受、７
・・・・・・モータ固定子、７ａ〜７ｆ・・・・・・駆
動素子、８・・・・・・モータ回転子、９ａ・・・・・
・上部ロータリトランス、９ｂ・・・・・・下部ロータ
リトランス、１０・・・・・・多極マグネット、１１・
・・・・・回転数検出素子。 第　１　図 第　　２．　図　　　　　　　　　　　　　　　５１−
゛デ１ヘッド６軸免

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、圧電素子と共振体が貼り合され外部の駆動回路で駆
   動し表面に楕円振動を発生するように形成された複数の
   駆動素子が環状に配設形成されている超音波モータのモ
   ータ固定子、下部ロータリトランス及び回転数検出素子
   を内蔵した下シリンダと、上部に配設され該下シリンダ
   と同外径に形成された上シリンダと、上記上下シリンダ
   の外周面位置にやや突出するビデオヘッドを固定し該上
   下シリンダのそれぞれの軸心を貫通し固定された固定軸
   の該上下シリンダ間に配設され１個で中シリンダを回動
   自在に支持するように形成された軸受と、上記モータ固
   定子上面に密着摺動接触し上下方向が位置決めされるリ
   ング状のモータ回転子、上記下部ロータリトランスに対
   向する上部ロータリトランス及び上記回転数検出素子に
   対向する多極マグネットを備えた上記中シリンダとを設
   けたことを特徴とする磁気記録再生装置の回転ヘッドシ
   リンダ。