JPS63210707A - 管の減肉量と付着物厚みの測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は管の肉厚および管内何着物の厚みを管の外部か
ら検出する検査装置に関する。

〔従来の技術〕

管の肉厚の減少は管を透過する放射線の減衰■を測定す
ることにより知ることができる。しかしながら、管内に
放射線を実質的に吸収する厚み迄付着物が堆積している
場合は、放０Ａ８２１は管材料と付着物との両方で吸収
されるため放射線の減衰量の測定のみでは管の減肉ｍと
付着物の厚みの各々を知ることはできない。そのような
場合には放射線の減衰量の測定の他に超音波厚さ訓によ
り管肉厚を測定し、上記２つの測定値から管の肉厚と付
着物の厚みがｎ出されていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

超音波厚さ計は超音波パルスが試験体を往復する時間を
測定するもので、測定しようとする離面は超音波の進行
方向に対して垂直でなければならない。したがって配管
に使用されるエルボのネジ部には超音波厚さ」ｌが使用
できない。また裏面の腐食が著しいときにも超音波厚さ
計により肉厚を測定できないことがある。従って従来の
技術では特に腐食が発生し易い配管のエルボ−等の部分
での管の外部から管肉厚の減少および付着物の厚みを測
定するは困難であった。

本発明は上記従来技術の問題点を解決するためになされ
たもので配管のエルボ一部や、内面の腐食が箸しい部分
でも管の外部がら管肉厚と付着物厚みを確実に測定する
ことのできる測定装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

管材料と付着物との吸収係数の比が互に異なる２種類の
放射線の線源を用い、前記２種類の放射線を管の同一部
分に順次照射し、透過放射線の強さを測定し、各々の放
射線に対する減衰率を針幹し、得られた値と予め推定し
た各々の放射線に対する管材料と付着物の吸収係数とか
ら管肉厚と付着物の厚みを算出する。放射線として管材
料と吸収係数の比が互に異なる３種類の放射線を用いる
場合は、２種類の放射線により得られる管の肉厚と付着
物の厚みの値が他の放射線により測定される値と一致す
るか否かにより予め推定した付着物の種類（吸収係数は
付着物の種類により異なる）が正しいか否か判定するこ
とができる。

〔作　用〕

放射線源と検出装置の間に管を介在させないときの検出
装置の出力をＩ。とじ、放射線源と検出装置の間に管肉
厚Ｘｃｍ（管材料の吸収係数μｍｃＩＲ−’）と付着物
厚みｙｒｚ（付着物の吸収係数μ２ＣＩＲ−１）の管を
介在させたときの検出装置の出力をの関係が成立する。

他の種類の放射線に対する検出装置出力および吸収係数
にダラシを付して表すと が成立する。

（１０２１式より Ｖ＝（μ’、　Ｎｏ／（Ｉｏ／Ｉ）−μｍ’ｎが導かれ
るが上記２種類の放射線に対する管材料および付着物の
吸収係数の比が異なるときはμｍμ２−μｍμ２〜０と
なるので上式がらｘｙすなわち管肉厚および付着物厚み
が算出される。

２種類の放射線に対する管材料および付着物の吸収係数
の比が大きく異なるときはＸおよびｙを算出する分母が
大きくなるので検出の精度が高くなる。

放ｇＡ線の種類およびそれに対する管材料および付着物
の吸収係数の測定値を第１表に示す。

第１表より管材料と付着物との吸収係数の比は線源Ｃｓ
　　　（γ線）とｌＩ源Ｃｆ　　　（中性子線〉とで異
なることは明らかである。

〔実施例〕

以下図面を参照して本発明の詳細な説明する。

管１の周囲に同軸にセットされるリング２はパルスモー
タ３により３６００回転駆動可能となっておりパルスモ
ータ３と共に走査ｍＭ４４を構成する。

リング２には線１ｌｌ（Ｃ８）５と検出装置６および線
源（Ｏｆ　　　）　５　ｔ　と検出装置６′とが各々対
向して配誼されている。検出装置６．６′はシンチレー
ションカウンター等を使用して放射線の強さに比例した
電圧を出力するタイプである。

中央処理装置７はいわゆるＣＰＵと称されているもので
データバスおよびコントロールバスを介して入出力装置
８、ＣＲＴコントローラ９、記憶装″ａ１０およびプリ
ンター１１と接続されている。

記ｆｆｉ装置１０は制御プログラムおよ“び固定データ
を記憶したＲＯＭと測定データおよび演算データを記憶
するＲＡＭより構成されている。入出力装置８はパルス
モータ駆動装置１２、ＡＤコンバータ１３．１３’　お
よびキーボード装置１４と中央処理装置との間のデータ
の入出力を可能とする。

ＣＲＴコントローラ９は中央処理装置７と記憶装置１０
と協動して表示装置１５を制御する。プリンター１１は
中央処理装置７で制御されて記憶装置の内容を印刷する
。なおローパスフィルタ１６゜１６′は各々検出装置６
．６′の出力を平滑してＡＤコンバータ１３．１３’へ
入力する。

実施例の測定装置は以上のように構成されているが次に
この作用を説明する。

先ず走査鍬構４を管１にセットする前に、放射線の強度
を示すローパスフィルター１６．１６’の出力電圧を中
央処理装置７が入出力装置８を介してＡＤコンバータ１
３．１３’　を作用させデジタル値に変換させ、そのデ
ジタル値を記憶装置１０に記憶させる。上記デジタル値
はＣ８およびＱｆ　　　の減衰されない放射線強度を示
すものである。次に推定される管材料およびイ」着物の
吸収係数を記憶装置に記憶させる。

以上の操作は記憶装置のＲＯＭに記憶されているプログ
ラムに従いキーボードより入力される指令に基づいて行
われるがそのプロセスは表示装置１５に表示されるよう
になっている。

次に、走査機構４を管１にセットして、キーボード装置
を操作してパルスモータ−１２を始動する。パルスモー
タ−３は中央処理装置より発生する一連の信号により入
出力装置８、パルスモータ駆動装置１２を介して駆動さ
れるが定速度回転であるのでその回転角は記憶装置１０
と中央処理装置７により必要に応じ認識される。

走査機構を駆動させながら、一定の回転角度毎に中央処
理装置はローパスフィルタ１６．１６’で平滑された検
出装２１６．６’　の出力をＡＤコンバータ１３．１３
’でデジタル値に変換し入出力装置８を介して取込み記
憶装置１０の走査機構回転角に対応する所定アドレスに
記憶させる。

このようにして走査機構が３６０°回転した後上記のよ
うに与えられたデータから管の一定角度間隔で（３）　
、　（４）式により管材料厚みおよび付着物厚みを算出
し記、憶装置に記憶させる。

記憶されたデータは測定位置を示す角度表示と共に表示
装置１５およびプリンター１１に表示および印字される
。

〔発明の効果〕

本発明においては管材料厚み測定のために超音波厚み計
を使用していないのでエルボのねじ部や内面の腐食の著
しい場合でも管材料厚みと付着物厚みの測定が確実に行
える。

また検出装置は管と非接触であるのでセットが容易であ
り測定の自動化が可能となる。更に超音波厚みＢ１のよ
うに時間による入力がなく任意のときにデータを採取で
きるので装置の制ｔＩ１機構が簡単となる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示す系統図である。 １・・・管、２・・・リング、３・・・パルスモータ、
４・・・走査礪構、５・・・線源（Ｃ６〉、５′・・・
線源（Ｃｆ　　　）、６．６’　・・・検出装置、７・
・・中央処理装置、８・・・入出力装置、９・・・ＣＲ
Ｔコントローラ、１０・・・記憶装置、１１・・・プリ
ンター、１２・・・パルスモータ駆動装置、１３．１３
’・・・ＡＤ゛・ｂンバータ、１４・・・キーボード装
置、１５・・・表示装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、管材料と付着物との吸収係数の比が互に異なる少く
   とも２種類の放射線の線源を用い、前記放射線を管の同
   一部分に照射し、透過放射線の強さを測定し、各々の放
   射線に対する減衰量から管肉厚と付着物厚みを算出する
   ことを特徴とする管の減肉量と付着物厚みの測定装置。 ２、管材料と付着物との吸収係数の比が互に異なる少く
   とも２種類の放射線のための線源と検出装置との少くと
   も２組を管を挟んで走査機構に支持させ、該走査機構で
   走査させながら、前記検出装置からの信号をデジタル値
   に変換し、該デジタル値を記憶手段の前記走査機構の走
   査位置に対応するアドレスに記憶し、走査終了後、前記
   記憶手段に記憶されている管の同一ケ所に対応するデー
   タから対応ケ所の管肉厚と付着物厚みを算出することを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の管の減肉量と付
   着物厚みの測定装置。