JPS63210312A - 圧気ケ−ソンにおける土砂搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （ａ）、産業上の利用分野 本発明は圧気ケーソンにおいて、圧気室内で掘削された
土砂を、圧気室内の圧気を外部に漏らすことなく外部に
排出することの出来る土砂書出装置に関する。

（ｂ）、従来の技術 従来、圧気ケーソン内で１屈削された土砂の搬出動作は
、圧気室と大気圧部を接続する形で設けられたシャフト
内を上下に移動駆動される鋼製のパケットにより行なわ
れていた。

（ｄ）０問題点を解決するための手段 しかし、こうした方法では、掘削土砂を一度引き上げる
と、空になったパケットをシャフトを通して圧気室内に
戻す工程が必要となり、それだけ時間が余分に掛かるば
かりか、クレーンが掘削土砂の搬出動作以外の作業に占
有されろ時間が多（なる不都合が有った。また、パケッ
トにより搬出された掘削土砂は、更にトラック等の運搬
手段にバラ積みされるので、運搬手段としてはダンプト
ラックが必要になるばかりか、当該ダンプトラックに積
載するためのホッパ等の設備も必要となり、運搬設備が
大掛かりとなり、運搬コストも多大となる欠点が有る。

こうした欠点を解消するために、１屈削土砂を袋詰めに
した形で圧気室外部に搬出する方法が考えられるが、そ
の場き、当該袋詰めされた１屈削土砂をどのようにして
、圧気室内の圧気を逃がすこと無く圧気室外に搬出する
かが問題となり、そうしたことの可能な土砂搬出装置の
開発が必要となる。

本発明は、前述の欠点を解消すべく、袋詰めされた土砂
等の圧気室内で掘削された土砂を、圧気室内の圧気を保
持した形で圧気室外部に搬出することの出来る圧気ケー
ソンにおける土砂搬出装置を提供することを目的とする
ものである。

（ｄ）８問題点を解決するための手段 即ち、本発明は、圧気室（２ｄ）及び大気圧部（２Ｃ）
を貫通する形で搬送管（９）を設け、該搬送管（９）内
に掘削土砂の搬送手段（１１）を、該搬送手段自体によ
り前記搬送管（９）が常時閉塞され得るように昇降駆動
自在に設けて構成される。

なお、括弧内の番号等（よ、図面における対応する要素
を示す、便宜的なものであり、従って、本記述は図面上
の記載に限定拘束されるものではない。以下のｒ　（ｅ
ｌ　、’作用」の欄についても同様である。

（ｅ）０作用 上記した構成により、本発明は、階送手段（１１）が圧
気室（２ｄ）内の圧気を逃がすこと無く圧気室（２ｄ）
と大気圧部（２ｃ）との間で、掘削土砂を搬送するよう
に作用する。

（ｆ）、実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明による土砂搬出装置の一実施例が適用さ
れた圧気ケーソンの一例を示す正断面図、 第２図及び第３図は土砂搬出装置の動作態様を示す動作
図である。

晶沈設現場１には、第１図に示すように、海底３に沈設
されつつあるコンクリートにより箱状に形成された圧気
ケーソン２の躯体２ａが設けられており、躯体２ａの図
中下方にはフロア２ｂが躯体２ａを上下方向に仕切る形
で設けられている。

フロア２ｂの図中上方は、大気に開放された大気圧部２
Ｃとなっており、大気圧部２Ｃのフロア２ｂから所定高
さＨｌまでは、海水５が注入充填されている。フロア２
ｂの図中下方には、掘削中の地盤６との間に圧気された
圧気室２ｄが形成されており、更にフロア２ｂには本発
明による土砂搬出装置７が設けられている。

土砂搬出装置７は、第２図に示すように、フロア２ｂを
、第２図上下方向に貫通する形で設けられた円筒形の搬
送管９を有しており、搬送管９の圧気室２ｄ及び大気圧
部２Ｃ側には、それぞれ搬入口９ａ及び搬出口９ｂが形
成されている。搬送管９の大気圧部２Ｃ側の上部には、
駆動シリンダ１０がハウジング１０ｂにより外部の海水
５から封止された形で設けられており、駆動シリンダ１
０にはラム１０ａが矢印Ａ、Ｂ方向に移動駆動自在に設
けられている。ラム１０ａの先端には搬送管９の断面を
略閉塞する形で形成された天井１１ｅ及び床１１Ｆを有
する円筒形に形成されたキャビン１１が、搬送管９内を
矢印Ａ、Ｂ方向に、キャビン１１の外周面ｌｉｄと搬送
管９の内周面９ｃが略密着する形で摺動駆動自在なるよ
うに枢着支持されており、キャビン１１の積載部１１ａ
にはローラコンベアｌｌｂが設けられている。また、フ
ロア部５ａ上には、移送シリンダ１２が、ハウジング１
２ｂにより外部の海水５から封止された形で設けられて
おり、移送シリンダ１２にはブツシャ１２ａが矢印Ｃ，
，Ｄ方向に突出駆動自在に設けられている。更に該移送
シリンダ１２の第２図右方には、昇降ステージラン１３
が設けられてオリ、昇降ステージラン１３にはローラコ
ンベア１３ａが設けられている。更に昇降ステーション
１３及び土砂搬出袋！Ｆ７上には、筒状に形成された搬
出シャフト１５が、第１図に示すように、図中上方に伸
延する形で設けられており、土砂搬出装置７、昇降ステ
ーション１３及び鏝出シャフト１５は、大気圧部２ｃに
注入された海水５に対して封止された状態となっている
。

一方、圧気ケーソン２の沈設現場１には、第１図に示す
ように、海底３に立設された仮設プラットフォーム１６
が設けられており、仮設プラットフォーム１６の上部に
は、海面１９から突出した形のデツキ１６ａが設けられ
ている。デツキ１６ａにはクレーン１７が設けられおり
、更にデツキ１６ａは、平荷台トラック２０がその上を
走行し得るように形成されている。

圧気ケーソン２の沈設現場１は以上のような構成を有す
るので、圧気ケーソン２の海底３への沈設作業は、第１
図に示すように、圧気された状態の圧気室２ｄ内で地盤
６の土砂を掘削する形で行われる。この掘削に際して発
生した掘削土砂は、化学繊維等で形成されたテキスタイ
ルパック２１に詰め込まれ、ブルドーザ等の作業機械２
２により、土砂搬出装置７に積み込まれる。土砂搬出装
置７は、テキスタイルパック２１の積み込み時には、キ
ャビン１１が、第２図に示すように、搬送管９の搬入口
９ａに対応した位置に位置決めされているので、テキス
タイルバック２１のキャビン１１への搬入は円滑に行わ
れる。

こうして、掘削土砂が詰め込まれたテキスタイルパツク
２１がキャビン１１に積み込まれたところで、第２図に
示すように、駆動シリンダ１゜を駆動してラム１０ａを
矢印Ａ方向に移動させろ。

すると、キャビン１１はテキスタイルバック２１を積載
した状態で搬送管９内をＡ方向に、搬出口９ｂ側に移動
してゆ（。キャビン１１が、第３図に示すように、搬送
管９の搬出口９ｂに対応する位置にまで移送されたとこ
ろで、駆動シリンダ１０を停止して、キャビン１１の積
載部１１ａに設けられたローラコンベアｌｌｂと昇降ス
テージシン１３のローラコンベア１３ａとを整合させる
。

この状態で、移送シリンダ１２を駆動して、ブツシャ１
２ａを矢印り方向に突出させ、該ブツシャ１２ａにより
テキスタイルパック２１を、キャビン１１の積載部１１
ａから、昇降ステージ９ン１３へ、ローラコンベアｌｌ
ｂ、１３ａを介して移送する。

こうして、昇降ステーション１３上にテキスタイルバッ
ク２１が移送されたところで、第１図に示すように、ク
レーン１７を駆動して、テキスタイルバック２１を昇降
ステージ目ン１３から搬出シャフト１５を介してケーソ
ン外部に搬出する。

テキスタイルバック２１には、その第２図上部に吊り下
げ用のリング２１ａが設けられているので、クレーン１
７のフック１７ａによる吊下及び外部への搬出は円滑に
行うことが出来る。また、テキスタイルバック２１は、
既に述べたように合成繊維等の通水性を有する布から作
られているので、テキスタイルパック２１内の掘削土砂
に含まれた水分２３は、クレーン１７による吊下運搬に
際して、第１図に示すように、テキスタイルバック２１
から外部に漏出する。従って、掘削土砂中の水分２３は
攪送中に効果的に脱水されることとなる。

こうして、圧気ケーソン２外部に搬出されたテキスタイ
ルバック２１は、第１図に示すように、仮設プラットフ
ォーム１６上の平荷台トラック２０に、テキスタイルバ
ック２１のまま移載され、平荷台トラック２０が□それ
等掘削土砂の詰ったテキスタイルパック２１を所定の処
理場所に運んで処理する。なお、この処理に際しては、
テキスタイルバック２１内の掘削土砂のみを捨てて、テ
キスタイルパック２１は折り畳んだ形で沈設現場１まで
運び、再使用する。

空のテキスタイルバック２１はその体積が大幅に減少す
ることから、その圧気室２ｄへの返却動作は、複数枚ま
とめた形で一度に行うことが出来る。従って、クレーン
１７を掘削土砂が詰ったテキスタイルバック２１の引き
上げ用に略専有することが可能となる。

ところで、移送シリンダ１２によるテキスタイルバック
２１の昇降ステージ璽ン１３への移送が終了した土砂搬
出装置７は、移送シリンダ１２のブツシャ１２ａが、第
２図Ｃ方向に後退駆動されると共に、駆動シリンダ１０
のラム１０ａがＢ方向に突出駆動されて、空の状態のキ
ャビン１１が、搬送管９の搬出口９ｂから、圧気室２ｄ
側の栄入口９ａへ移送され、次のテキスタイルバック２
１の搬出動作に備える。なお、キャビン１１の開口部１
１ｃの長さＬｌは、フロア部５ａの厚さＬ２よりも短か
（、シかもキャビン１１の天井１１ｅ及び床１１ｆは搬
送Ｉｒ７！ｔ９の断面を閉塞する形で形成されており、
更にその外周面ｌｉｄと搬送管９の内周面９Ｃとは略密
着しているので、キャビン１１が搬送Ｉ′Ｉｔ９内を矢
印Ａ、Ｂ方向に移動しても、キャビン１１自体が搬送管
９内で封止部材としての役割を果たすので、搬送管９は
キャビン１１により常時閉塞され、圧気室２ｄ内の圧気
が榊送管９を介して外部に漏出するようなことはない。

なお、上述の実施例は、圧気ケーソン２の大気圧部２Ｃ
に海水５を注入して、躯体２ａに水荷重を掛けた場合に
ついて述べたが、本発明による土砂搬出装置７は、そう
した水荷重を掛けたケー・ノンに限らず、どのような圧
気ケーソンにも適用することが出来ることは勿論である
。

更に、上述の実施例は土砂搬出装置７により、テキスタ
イルバック２１等に袋詰めされた同前土砂を搬出する場
合について述へたが、本発明による土砂搬出装置７ば、
袋詰め土砂の搬出に限らず、鋼製パケット等による土砂
の搬出にも用いろことが出来ることは勿論である。この
場合、圧気室内でｔ屈削された土砂は鋼製パケットに詰
め込まれ、その状態でキャビン１１にて圧気室２ｄから
大気圧部２　ｃに搬出され、更に昇降ステーション１３
からクレーン１７にてケーソン外部に搬出されろことと
なる。

（ｇ）０発明の効果 以上、説明したように、本発明によれば、圧気室２ｄ及
び大気圧部２ｃを貫通する形で搬送管９を設け、該搬送
管９内にキャビン１１等の１８削土砂の搬送手段を、該
搬送手段自体により前記搬送管９が常時閉塞され得るよ
うに昇降駆動自在に設けて構成したので、圧気室２ｄ内
で掘削された゛掘削土砂は、搬送管９と密着した形で昇
降駆動される搬送手段により、圧気室２ｄ内の圧気を外
部に逃がすこと無く、圧気室２ｄ外部に搬出することが
可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による土砂搬出装置の一実施例が適用さ
れた圧気ケーソンの一例を示す正断面図、 第２図及び第３図は土砂搬出装置の動作態様を示す動作
図である。 ２・−・・・圧気ケーソン ２ｃ・・・・・・大気圧部 ２ｄ・・・・圧気室 ７・・・土砂搬出装置 ９・・・・搬送管 １１・・・・・搬送手段（キャビン） 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 圧気された圧気室及び該圧気室の上方に設 けられた圧気されていない大気圧部を有する圧気ケーソ
   ンにおいて、 前記圧気室及び大気圧部を貫通する形で搬 送管を設け、 該搬送管内に掘削土砂の搬送手段を、該搬 送手段自体により前記搬送管が常時閉塞され得るように
   昇降駆動自在に設けて構成した圧気ケーソンにおける土
   砂搬出装置。