JP3803211B2 - カプセル輸送設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば建設土木工事現場の立坑や山岳鉄塔建設基礎孔、ダム堤や橋脚建設現場において、圧縮空気を利用して人や機材、生コン、ズリ(掘削土砂)などを搬送するカプセル輸送設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、たとえば立坑掘削現場では、掘削したズリを立坑から排出するものとして、ホイストクレーンやバケットコンベヤ、スクリューコンベヤなどがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ホイストクレーンによるものでは、30mを越える高揚程では設備が大掛かりとなり適さない。また常に荷の落下の危険が伴うという問題があった。またバケットコンベヤ、スクリューコンベヤでは、立坑が延長されて揚程が伸びる場合、部材の削除や追加に時間を要して昇降搬送経路の延長がむずかしく、装置の仮設重量も大きいという問題があった。
【0004】
本発明は、上記問題点を解決して、安全且つ軽量で昇降搬送経路の延長や短縮が容易なカプセル輸送設備を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明は、昇降搬送経路に沿って配設されたガイドケーシング内に、駆動空気により昇降移動される搬送容器を収容するとともに、ガイドケーシングの上部と下端部に前記搬送容器を出し入れ自在な出し入れ口をそれぞれ設けたカプセル輸送設備において、前記ガイドケーシングの少なくとも下部を、ピース連結具により接続分離可能な複数のケーシングピースを接続して構成し、前記ガイドケーシングの下部出し入れ口に、搬送容器を保持可能な受けフレームを昇降移動して搬送容器をガイドケーシング内に出し入れ自在なカプセル挿脱装置を設け、前記カプセル挿脱装置を、受けフレームにガイドケーシング延長用の新設ガイドケーシングを保持させて持上げ、この新設ガイドケーシングをピース連結具により下端部の既設ガイドケーシングに接続可能に構成したものである。
【0006】
上記構成によれば、下部の出し入れ口に搬送容器を出し入れするカプセル挿脱装置を使用して、新設ケーシングピースを既設ガイドケーシングに接続することができるので、重量物であるケーシングピースを持ち上げて接続するための揚重装置が不要となり、延長のための設備を簡略化することができる。
【0007】
また請求項2記載の発明は、上記構成において、このカプセル挿脱装置に、既設ガイドケーシングに遊嵌されてリング固定具により固定離間可能な可動リングと、この可動リングに設けられて出退ロッドを介して受けフレームを昇降自在な出し入れ駆動装置とを具備し、前記受けフレームに新設ケーシングピースを保持させ、出し入れ駆動装置により新設ケーシングピースを持ち上げてピース連結具により下端の既設ガイドケーシングの下部に固定した後、前記リング固定具を解除して出し入れ駆動装置により可動リングを既設ガイドケーシングから新設ケーシングピースに下降させ、リング固定具によりこの可動リングを新設ケーシングピースに固定するように構成したものである。
【0008】
上記構成によれば、リング固定具によりケーシングピースに着脱自在な可動リングと、この可動リングを昇降移動させる出し入れ用駆動装置とにより、ガイドケーシングの延長に追従してカプセル挿脱装置を容易に下降させることができる。これにより、ガイドケーシングの延長作業をスムーズに行うことができる。
【0009】
さらに請求項3記載の発明は、上記各発明において、ガイドケーシングの上端部に吸引ダクトを介して接続された駆動空気ユニットを配設し、この駆動空気ユニットにより搬送容器上部のガイドケーシング内を負圧にして搬送容器を昇降させるように構成したものである。
【0010】
上記構成によれば、ガイドケーシングの下端部を大気側に開放するだけで、ガイドケーシングの付帯装置が不要となり、設備を簡略化できて、ガイドケーシングの延長も容易に行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
ここで、本発明に係るカプセル輸送設備の実施の形態を図1〜図13に基づいて説明する。
このカプセル輸送設備は、図1,図2に示すように、たとえばシールド掘進機によりトンネルを掘削する発進用立坑1内の昇降搬送経路2に沿って配設され、シールド掘進機により掘削されたズリを排出するとともに、場所打ち用や裏込め用の生コンクリート(以下生コンと略す)を供給するものである。
【0012】
昇降搬送経路2には、駆動空気により昇降移動される搬送容器4を案内するガイドケーシング3が配設されている。そして、ガイドケーシング3の下端部には、搬送容器4の出し入れおよびガイドケーシング3の延長兼用のカプセル挿脱装置6を備えた下部出し入れ口5が設けられている。
またガイドケーシング3の上部出し入れ口7には、ガイドケーシング3内で搬送容器4の上部空間を負圧にして搬送容器を昇降駆動する駆動空気ユニット8と、搬送容器4に生コンを投入するとともに、搬送容器4からズリを排出する積込み排出装置9が設けられている。
【0013】
前記ガイドケーシング3は、上部出し入れ口7に配設された円筒形の基部ケーシング3aの下部に、一定のピッチで接続された複数の円筒形のケーシングピース3b〜3nにより構成され、カプセル挿脱装置6を使用して任意に延長することができる。
前記搬送容器4は、図4に示すように、円形断面のガイドケーシング3内に一定の隙間δをあけて移動自在に嵌入される上面開放または着脱自在な蓋付きの円筒状容器本体11と、この容器本体11の胴部の上下位置に120゜隔てて形成された凹部12にそれぞれガイドケーシング3の内面を転動する昇降用車輪13,14と、容器本体11の上下位置および中間位置の外周部にそれぞれ配設されて先端がガイドケーシング3の内面に摺接されるシール板15とがそれぞれ配設されている。
【0014】
駆動空気ユニット8は、サンクションブロワー(排気ポンプ)16と基部ケーシング3aの上端部との間に、開閉弁17および安全弁18が介在された吸引ダクト19が接続されており、ガイドケーシング3内で搬送容器4の上方の空間部を負圧にすることにより、ズリ(生コン)を収容した搬送容器4を吸引してガイドケーシング3内を上昇移動およびゆっくりと降下するように構成されている。これにより、ガイドケーシング3には、地上側の上端部に吸引ダクト19が接続されるだけで、立坑1内では他の付帯装置のないシンプルな構成となり、その延長も容易に行うことができる。
【0015】
前記ケーシングピース3b〜3nの胴部21には、図3に示すように、中央部の前後位置に、立坑1の側壁から張り出された支持アーム22に支持される受けブロック23が突設されている。また胴部21の上部および下部には、所定角度隔てた軸心の対称位置4個所にピース連結具24がそれぞれ取付けられている。このピース連結具24は、胴部21の上部に設けられた連結ブラケット24aに接線方向のピンを介して基端部が回動自在に連結された連結ボルト24bと、胴部21の下部に設けられて連結ボルト24bが挿脱自在な長穴が形成された係止ブラケット24cと、連結ボルト24bに装着された固定ナット24dとで構成されている。またこの接続部にはシールテープ25が貼着される。さらに胴部21の中央部で120゜ごとに位置決めブロック26が取付けられている。
【0016】
したがって、ケーシングピース3b〜3nの連結時には、既設ケーシングピース3nに新設ケーシングピース3n+1が同一軸心上に配置され、連結ボルト24bを上方に回動させて係止ブラケット24cに係合させ、固定ナット24dにより連結ボルト24bを固定して既設ケーシングピース3nに新設ケーシングピース3n+1を接続し、この接続部にシールテープ25が貼着される。
【0017】
前記カプセル挿脱装置6は、図5,図6に示すように、下端部のケーシングピース3nに遊嵌されてリング固定具32により固定離脱可能な可動リング31が外嵌されており、この可動リング31に、受けフレーム34を出退ロッド33aを介して昇降駆動する複数(図は2本)の出し入れ駆動装置である出し入れ用シリンダ(油圧シリンダ)33が設けられている。この受けフレーム34は、搬送容器およびケーシングピース3b〜3n(3n+1も)をそれぞれ搭載可能で、底部には大気開放口34aが形成される。さらに可動リング31と受けフレーム34の間に、受けフレーム34に連結されたガイドロッド35aとこれを案内するスライド筒35bからなるガイド装置35が設けられている。前記リング固定具32は、可動リング31に120度隔てて配置されたロック用シリンダ32aと、これらロック用シリンダ32aにより半径方向にそれぞれ出退されて位置決めブロック26に係合可能なロック用ブロック32bとで構成されている。
【0018】
したがって、搬送容器4を出し入れする場合には、図7(a)〜(d)に示すように、出し入れ用シリンダ33を収縮させて受けフレーム34を下部出し入れ口5の開口面または開口面より少し下部に配置し、下降された搬送容器4を受けフレーム34上に受取る。そして出し入れ用シリンダ33を伸展させて受けフレーム34を下限まで下降させる。これにより生コン入り搬送容器4が搬出される。また、ズリ用の搬送容器4には、コンベヤ装置やバケット装置などからズリが投入される。次いで、出し入れ用シリンダ33を収縮させて受けフレーム34を下部出し入れ口5の開口面または開口面より少し下部まで上昇させて、搬送容器4の少なくとも上半分を下部出し入れ口5からガイドケーシング3内に挿入させる。さらに駆動空気ユニット8の開閉弁17を開けてガイドケーシング3内を負圧にすることにより、搬送容器4を吸い上げて上昇させる。
【0019】
またガイドケーシング3を延長する場合には、図8(a)〜(d)に示すように、受けフレーム34に延長用の新設ケーシングピース3n+1をボルト等の固定具を使用して仮固定し、出し入れ用シリンダ33により新設ケーシングピース3n+1を持ち上げて下端の既設ケーシングピース3nの下部に同一軸心上に配置するとともにピース連結具24により固定する。さらにリング固定具32を解除し、出し入れ用シリンダ33を収縮させることにより、可動リング31を既設ケーシングピース3nから新設ケーシングピース3n+1の位置決めブロック26の外周部まで移動させ、ロック用シリンダ32aによりロック用ブロック32bを位置決めブロック26に噛み合すことにより可動リング31を新設ケーシングピース3n+1に固定する。さらに受けフレーム34と新設ケーシングピース3nとの仮固定を解除する。これによりケーシングピース3b〜3n+1を順次延長することができる。
【0020】
前記基部ケーシング3aは、図9,図10に示すように、吸引ダクト19が接続された上部筒41と、ケーシングピース3が接続される下部筒43と、上部出し入れ口7が形成されて積込み排出装置9の保持筒44A,44Bが嵌合されることにより上部筒41と下部筒43とが接続される切欠き部42とで構成されている。また積込み排出装置9には、架構50上にガイドケーシング3の軸心と直交する水平方向に配設された一対のガイドレール45を介して生コン積込み用とズリ排出用の横行台車46A,46Bが移動自在に配置され、各横行台車46A,46Bには、上部筒41と下部筒43とを連通しかつ容器保持具47により搬送容器4を保持可能な保持筒44A,44Bがそれぞれ設けられている。48は切欠き部42に移動された保持筒44A,44Bと上部筒41および下部筒43との隙間をそれぞれをシールするシールダンパである。
【0021】
生コン積込み用とズリ排出用の横行台車46A,46Bは、ズリ排出用の横行台車46Bに容器反転機構54の有無以外は対称な同一構造に構成されている。すなわち、ズリ排出用の右横行台車46Bは、図左(上部出し入れ口7側)が開放された平面視がコの字形の台車フレーム51の四隅にガイドレール45に案内される走行車輪52と、横振れを防止する側部ローラ53とが設けられており、横行駆動装置54によりチェーンおよびスプロケットからなる連動機構を介して走行車輪52が回転駆動されることにより、保持筒44Bを上部出し入れ口7とその側方のズリ排出位置(受渡し位置)Bとの間で往復移動させることができる。この保持筒44Bは容器反転機構55を介して台車フレーム51に配設されており、この容器反転機構55は、台車フレーム51に配設された前後一対の軸受56に、横行台車46Bの走行方向と直交する水平軸57を介して保持筒44Bが回動自在に支持され、反転駆動装置(反転用油圧モータ)58により水平軸57を介して保持筒44Bを正立姿勢から右側にθ=150゜傾斜する排出姿勢との間で回動するように構成されている。
【0022】
また、生コン積込み用の左横行台車46Aは、台車フレーム51に前後一対の水平固定軸56を介して保持筒44Aが正立姿勢で固定されており、保持筒44Aを上部出し入れ口7とその側方の生コン供給位置(受渡し位置)Aとの間で往復移動させることができる。なお、同一部材には同一符号を付して説明は省略する。
【0023】
前記保持筒44A,44B内で搬送容器4を固定する容器保持具47は、図11〜図13に示すように、保持筒44A,44Bの下端部の対称位置に配置された複数のカプセル受け具61と、保持筒44A,45Bの中間部で対称位置に配置されたクランプ具62とで構成されている。前記カプセル受け具61は、出退シリンダ61aにより受け板61bを搬送容器4の下方に突出して搬送容器4を下方から支持するように構成される。また、クランプ具62は、クランプシリンダ62aによりクランプブロック62bを容器本体11の胴部に押付けて挟持するように構成されている。
【0024】
したがって、上昇移動される搬送容器4を保持筒内45A,45Bから少し上方に上昇させて停止させた後、カプセル受け具61の出退シリンダ62aにより受け板62bを突出させ、駆動空気ユニット8からの負圧を減少させて搬送容器4を降下させ、受け板62b上に搬送容器4を着地させた後、クランプ具62のクランプシリンダ62aによりクランプブロック62bを容器本体11の胴部に押付けて保持することにより、搬送容器4を保持筒44A,44B内の一定位置に固定することができる。
【0025】
上記構成において、立坑1の底部に生コンを搬入する場合には、生コン積込み用の左横行台車46Aを使用し、左横行台車46Aにより生コン供給位置Aに移動させた搬送容器45Aに生コンを投入する。そして、左横行台車46Aを移動して搬送容器4を生コン供給位置から上部出し入れ口7に移動させ、保持筒44Aを切欠き部42に嵌合させる。そして、駆動空気ユニット8により上部筒41内を所定の負圧に操作して、クランプ具62とカプセル受け具61を開放して搬送容器4をフリー状態とすることにより、搬送容器4を所定の速度でガイドケーシング3に沿って下降させる。
【0026】
そして搬送容器4が下部出し入れ口5に達してカプセル挿脱装置6の受けフレーム34上に載置されると、駆動空気ユニット8によるガイドケーシング3内の負圧から大気圧に戻し、さらに出し入れ用シリンダ33により受けフレーム34を下限まで下降させて搬送容器4を下部出し入れ口5から取出す。この搬送容器4はホイストなどにより搬送される。生コンが排出された空の搬送容器4は、逆の手順で上部出し入れ口7に移送される。
【0027】
ズリを搬送する場合には、カプセル挿脱装置6の出し入れ用シリンダ33により下限まで下降された受けフレーム34上の搬送容器4にズリが投入される。そして、出し入れ用シリンダ33により受けフレーム34を介して搬送容器4が下部出し入れ口5に嵌合されると、駆動空気ユニット8によりガイドケーシング3内が所定の負圧状態にされ、これにより搬送容器4が上昇移動される。
【0028】
搬送容器4が上部出し入れ口7の保持筒44Bに達し、保持筒44Bから少し上方に上昇させて停止されると、カプセル受け具61の出退シリンダ62aにより受け板62bが突出され、駆動空気ユニット8からの負圧を少し大気圧に接近させて搬送容器4を降下させ、搬送容器4を受け板62b上に着地させる。そして、クランプ具62により容器本体11を保持する。そして、上部筒41内が大気圧に戻されると、横行駆動装置54により横行台車46Bが図右方に移動されて搬送容器4が上部出し入れ口7からズリ排出位置に移動される。さらに、容器反転機構55により保持筒44Bが正立姿勢から右側にθ度回転されて排出姿勢にされ、保持筒44Bに保持された搬送容器4内のズリがズリホッパなどの受け具に排出される。空の搬送容器4は、正立姿勢に戻された後、ズリ排出位置から上部出し入れ口7に戻され、逆の手順で下部出し入れ口5に移送される。
【0029】
上記実施の形態によれば、下部出し入れ口5に搬送容器4を出し入れするカプセル挿脱装置6を使用して、新設ケーシングピース3n+1を既設ケーシングピース3nに接続することができるので、重量物であるケーシングピース3b〜3n+1を持ち上げて接続するための揚重装置が不要となり、延長のための設備を簡略化することができる。
【0030】
またリング固定具32によりケーシングピース3b〜3n+1に着脱自在な可動リング31と、この可動リング31を昇降移動させる出し入れ用シリンダ33とにより、ガイドケーシング3の延長に追従してカプセル挿脱装置6を容易に下降させることができ、ガイドケーシング3の延長作業をスムーズに行うことができる。
【0031】
さらにガイドケーシング3の上端部に吸引ダクト19を介して駆動空気ユニット8を接続し、搬送容器4の上部の空間部を負圧にすることにより、搬送容器4を昇降移動させるので、ガイドケーシング3の下部出し入れ口5または/および受けフレーム34の大気開放口34aを大気側に開放するだけでよく、ガイドケーシング3に沿ってエアダクトのなどの付帯装置が不要となり、設備を簡略化できて、ガイドケーシング3の延長も容易に行うことができる。
【0032】
なお、上記実施の形態では、カプセル挿脱装置6を下部出し入れ口5の上部にのみ設けたが、ガイドケーシング3の上部に上下2段に配設することもできるし、またガイドケーシング3の中間部に設けることもできる。
【0033】
【発明の効果】
以上に述べたごとく請求項1記載の発明によれば、下部の出し入れ口に搬送容器を出し入れするカプセル挿脱装置を使用して、新設ケーシングピースを既設ケーシングピースに接続することができるので、重量物であるケーシングピースを持ち上げて接続するための揚重装置が不要となり、延長のための設備を簡略化することができる。
【0034】
また請求項2記載の発明によれば、リング固定具によりケーシングピースに着脱自在な可動リングと、この可動リングを昇降移動させる出し入れ用駆動装置とにより、ガイドケーシングの延長に追従してカプセル挿脱装置を容易に下降させることができる。したがって、ガイドケーシングの延長作業をスムーズに行うことができる。
【0035】
さらに請求項3記載の発明によれば、ガイドケーシングの下端部を大気側に開放するだけで、ガイドケーシングの付帯装置が不要となり、設備を簡略化できて、ガイドケーシングの延長も容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカプセル輸送設備の実施の形態を示し、全体側面断面図である。
【図2】同カプセル輸送設備の平面図である。
【図3】(a),(b)は同カプセル輸送設備のガイドケーシングを示し、(a)は平面断面図、(b)は側面図である。
【図4】(a),(b)は同カプセル輸送設備の搬送容器を示し、(a)は平面断面図、(b)は(a)に示すa−a断面図である。
【図5】(a),(b)は同カプセル輸送設備のカプセル挿脱装置を示し、(a)は側面図、(b)は正面図である。
【図6】同カプセル挿脱装置の平面図である。
【図7】(a)〜(d)はそれぞれ同カプセル挿脱装置によるズリ排出動作を示す側面図である。
【図8】(a)〜(d)はそれぞれ同カプセル挿脱装置によるガイドケーシングの延長作業を示す側面図である。
【図9】同カプセル輸送設備の積込み排出装置を示す正面図である。
【図10】同積込み排出装置を示す平面図である。
【図11】同積込み排出装置の保持筒を示す正面断面図である。
【図12】図11に示すb−b断面図である。
【図13】図11に示すc−c断面図である。
【符号の説明】
1 立坑
2 昇降搬送経路
3 ガイドケーシング
3a 基部ケーシング
b〜3n,3n+1 ケーシングピース
4 搬送容器
5 下部出し入れ口
6 カプセル挿脱装置
7 上部出し入れ口
8 駆動空気ユニット
9 積込み排出装置
11 容器本体
13,14 昇降車輪
24 ピース連結具
26 位置決めブロック
31 可動リング
32 リング固定具
33 受けフレーム
42 切欠き部
44A,44B 保持筒
46A,46B 横行台車
47 容器保持具
55 容器反転機構
61 カプセル受け具
62 クランプ具

Claims (3)

  1. 昇降搬送経路に沿って配設されたガイドケーシング内に、駆動空気により昇降移動される搬送容器を収容するとともに、ガイドケーシングの上部と下端部に前記搬送容器を出し入れ自在な出し入れ口をそれぞれ設けたカプセル輸送設備において、
    前記ガイドケーシングの少なくとも下部を、ピース連結具により接続分離可能な複数のケーシングピースを接続して構成し、
    前記ガイドケーシングの下部出し入れ口に、搬送容器を保持可能な受けフレームを昇降移動して搬送容器をガイドケーシング内に出し入れ自在なカプセル挿脱装置を設け、
    前記カプセル挿脱装置を、受けフレームにガイドケーシング延長用の新設ガイドケーシングを保持させて持上げ、この新設ガイドケーシングをピース連結具により下端部の既設ガイドケーシングに接続可能に構成した
    ことを特徴とするカプセル輸送設備。
  2. このカプセル挿脱装置に、既設ガイドケーシングに遊嵌されてリング固定具により固定離間可能な可動リングと、この可動リングに設けられて出退ロッドを介して受けフレームを昇降自在な出し入れ駆動装置とを具備し、
    前記受けフレームに新設ケーシングピースを保持させ、出し入れ駆動装置により新設ケーシングピースを持ち上げてピース連結具により下端の既設ガイドケーシングの下部に固定した後、前記リング固定具を解除して出し入れ駆動装置により可動リングを既設ガイドケーシングから新設ケーシングピースに下降させ、リング固定具によりこの可動リングを新設ケーシングピースに固定するように構成した
    ことを特徴とする請求項1記載のカプセル輸送設備。
  3. ガイドケーシングの上端部に吸引ダクトを介して接続された駆動空気ユニットを配設し、
    この駆動空気ユニットにより搬送容器上部のガイドケーシング内を負圧にして搬送容器を昇降駆動するように構成した
    請求項1または2記載のカプセル輸送設備。
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