JPS63209621A

JPS63209621A - ウエツトペ−パ−の構造

Info

Publication number: JPS63209621A
Application number: JP62041496A
Authority: JP
Inventors: 森木　功
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1987-02-26
Filing date: 1987-02-26
Publication date: 1988-08-31

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明は、紙製濡れおしぼり等で知られているウェッ
トペーパー構造の改良に関する。

（従来技術）従来のこの種のウェットペーパーとしては、巾に複数枚
の不織紙を重ねて水分を含浸させたものや、紙力を増大
させる目的から、第３図に示すように、不織紙ｌと不織
紙ｌ゛の間にポリエチレン等の合成樹脂で形成されたシ
ート２を介在させ、これを熱処理加工することで、不織
紙に凹凸のエンボス部ａを多数形成して水分を含浸させ
てなるものが公知である。

（従来技術の問題点）しかしながら、ＩＴＪ−Ｊｊの構造からなる従来のウェ
ットペーパーにあっては、紙力が極めて弱いため、紙力
を保持させるためには、不織紙を良質のものて形成しな
ければならず、コストが嵩むという問題を有していた。

また１紙力の弱い上記ウェットペーパーを、例えば、幼
児や痴呆性老人の糞尿の後始末に使用する場合、或は１
便座の清掃や痔の人の肛門部の清掃等に使用する場合に
は、破れ易く、シかも大腸菌等が手に付着し易いため極
めて不衛生であるという問題を有していた。

また、前記後者の構造からなる従来のウェットペーパー
にあっては、紙力の点ては、合成樹脂製のシート２が介
在しているのて十分ではあるが、熱処理加工により凹凸
状のエンボス部ａが多数形成されることから、厚手のベ
ーパー構造となり、これを積み重ねた場合には、収納容
器の高さを、前者のウェットペーパーの収納容器と同一
にした場合には、収納枚数が極端に減少し、かつ、コス
ト高となるという問題を有していた。また、上記後者の
ウェットペーパーにあっては、前記熱加工処理を施すこ
とにより、各エンボス部ａの基部が破断され、微細な孔
（図示せず）が多数形成されるため、不織紙１．１°に
付着した汚水がシート２を通り抜けてしま−い、結局、
前記前者の構造からなるウェットペーパーと同様、幼児
や痴呆性老人の糞尿の後始末に使用する場合、或は１便
座の清掃や痔の人の肛門部の清掃等に使用する場合には
、大腸菌等が手に付着し易く不衛生であるという問題を
も有していた。

この発明はかかる現状に鑑み創案されたものでありて、
その目的とするところは、幼児や痴呆性老人の糞尿の後
始末、或は１便座の清掃や痔の人の肛門部の清掃等に使
用しても、大ｌＩ！菌茅が手に付着せず極めて衛生的な
使用を実現させることができ、しかも、嵩ばらず、低コ
ストで取扱いも至便なウェットペーパーの構造を提供し
ようとするものである。

〔間通点を解決するための構成〕

上記目的を達成するため、この発明に係るウェットペー
パーは、水分が含浸された不織体と、この不織体に一体
的に接着された合成樹脂シートと、で構成され、上記合
成樹脂シートを、非通水性構造としたことを特徴とする
ものである。

（作用）それ故、この発明に係るウェットペーパーにあっては、
不織体に付着した汚物を手に付着させないため、ウェッ
トペーパーを不織体と合成樹脂シートとで構成し、かつ
上記合成樹脂シートを非通水性構造として形成したこと
を特徴とするものである。

（実施例）以下、添付図面に示す一実施例に基きこの発明の詳細な
説明する。

第１図に示すように、この実施例に係るウェットペーパ
ーｌＯは、水分が含浸された２枚の不織体１１，１１°
と、この不織体１１．１１’の間に一体的に接着されて
なる１枚の合成樹脂シート１２と、で３層状に構成され
ている。

不織体１１．１１’は１例えば、不織布。

紙、脱脂綿などの材質でシート状に形成されている。

このように構成された不織体１１．１１’に含浸される
水分は、クレゾールやフェノール等の消毒剤、或は適宜
の香料剤若しくはこれらの組み合せからなるもの、さら
には蒸留水などが掲げられる。

合成樹脂シート１２は、通常のポリエチレンをＥ材料と
するものが用いられ、かつ、この合成樹脂シート１２は
、不織体１１．１１’のいずれか一方に付着した汚物の
水分が、合成樹脂シート１２を通って他の不織体１１．
１１’へと流出しないように、、？通水構造で薄く構成
されている。

このように構成されたウェットペーパーｌＯは、適宜の
態様で折り畳まれ１例えば、第２図に示すような収納箱
２０に、所要の枚数が積み重ねられた状態で収納される
。

この収納ｓ２０は、内面２１に公知の防水処理が施され
ており、また、上面部には、この発明に係るウェットペ
ーパーｌＯを１枚毎に取り出すためのスリット２２が開
設されて構成されている。勿論、上記スリット２２は、
複数同着１１１１’Ｔ能なテープ材などの開閉体２３に
より、未使用時に閉塞され得るように構成されるのが望
ましく、また、収納箱２２の形態も１図示のものに限定
されるものてはなく、携帯用ティッシュペーパーの包装
体などに収納するように構成してもよい。

この発明に係るウェットペーパー１０は、上記収納箱２
０のような極めてｔｌ！１ｇｊな容器に収納することが
できるので、従来のウェットペーパー収納室このような
プラスチック容器な必要とせず、その結果、容器のコス
トを大幅に低廉価させることができる。

尚、上記実施例にあっては、ウェットペーパーｌＯを、
２枚の不織体１１．１１’と１枚の合成樹脂シート１２
で３層状に形成した場合を例にとり説明したが、この発
明にあってはこれに限定されるものではなく、１枚の不
織体と１枚の合成樹脂シートて２層状に形成してもよい
。

（発明の効果）この発明に係るウェットペーパーは、以り説明したよう
に、不織体と合成樹脂シートとて一体的に構成し、かつ
合成樹脂シートは非通水性に構成したので、不織体に付
着した汚水簿か手に付着することがなく、その結果、１
枚のウェットペーパーで、幼児や痴呆性老人の糞尿の後
始末や便座の清掃や痔の人の肛門部の清掃等の清掃を十
分衛生的に行うことができ、しかも、清掃後、改めて手
を洗浄して消毒する必要がないので、上記作業が極めて
筒便となり、さらには、消費ペーパー量の省資源化をも
図ることができる。

また、この発明にあっては、従来のエンボス部を有する
ウェットペーパーより、厚さを大幅に薄く形成すること
ができるので、持ち運びが容易であると共に、低コスト
化を実現させることができる等の効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係るウェットペーパーの
構造を示す断面図、第２図は同ウェットペーパーが収納
される収納箱の一例を示す一部切断斜視図、第３図は従
来のウェットペーパーの一例を示す断面図である。（符号の説明）ｌＯ・・・ウェットペーパー１１．１１’・・・不織体１２・・・合成樹脂シート特許出願人　　　　　　森　木　　功第１　図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）水分が含浸された不織体と、この不織体に一体的
に接着された合成樹脂シートと、から構成され、上記合
成樹脂シートは、非通水性構造に形成されていることを
特徴とするウェットペーパーの構造。
（２）前記不織体は、前記合成樹脂シートを層状に挟ん
でなることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のウ
ェットペーパーの構造。
（３）前記不織体に含浸される水分は、香料剤であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項いず
れか記載のウェットペーパーの構造。
（４）前記不織体に含浸される水分は、殺菌剤であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項いず
れか記載のウェットペーパーの構造。