JPS6320800Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ドア受部への警報装置の取付構造に
関し、詳しくはドア側にマグネツトを有し、ドア
受部側にリードスイツチと警報ユニツトとを取付
けるドア受部への警報装置の取付構造に関するも
のである。

本考案の目的とするところは、マグネツトをリ
ードスイツチに近接させることができながらドア
の開閉に支障をきたすことがなく、しかも警報ユ
ニツトの作動に影響が生じやすいリードスイツチ
の保守点検を容易に行なうことができるようにす
ることにある。

すなわち本考案は、開閉されるドア１の側端面
にマグネツト２を設け、中空状に形成されたドア
受部３のドア側端面とを対向する端面にリードス
イツチ取付用の開口４を設け、ドア受部３の側端
面に警報ユニツト取付用の開口部５を上記開口４
に近接させて設け、リードスイツチ６を収納する
ことができる収納ケース７に収納取出し用の前部
開口８を設けるとともに取付フランジ９を設け、
開口４よりも大きな薄金属板カバー１０に取付孔
１１を設け、リードスイツチ６を収納した収納ケ
ース７をドア受部３内に挿入するとともに取付孔
１１に挿通した取付具１２を取付フランジ９に接
続固定し、リードスイツチ６に電気的に接続され
た警報ユニツト１３を開口部５に取付けて成るド
ア受部への警報装置の取付構造に係るものであ
り、このように構成することで、マグネツトをリ
ードスイツチに近接させることができながらドア
の開閉に支障をきたすことがなく、しかも警報ユ
ニツトの作動に影響が生じやすいリードスイツチ
の保守点検を容易に行なうことができたのであ
る。

以下本考案の実施例を図面に基いて詳述する。

ドア１は第１図において左端側が回動自在に螺
着して、開閉自在にしてある。ドア１に対する戸
当りとなるドア受部３はアルミニウムの中空押出
し成型品であり、左右の縦框１４，１４間で、敷
居１５と無目１６間に方立として立設してある。
ドア１の端面には、第６図に示すように、亜鉛鋼
板製のチンネル状の骨材１７に切欠みを介してＬ
形に落し込んで曲成した受片１８にマグネツト２
を両面テープに貼付けてある。ドア１の端面には
アルミニウム製の目板１９を取付けてマグネツト
２が外れ落ちないようにしてある。中空状のドア
受部３の上方部の室内側の端面にはブザーなどを
内装した警報ユニツト１３を取付けるための開口
部５を透設してある。開口部５よりもやや下方の
ドア受部３の先端面にリードスイツチ６を取付け
るための開口４を透設してある。７は収納ケース
であり、第９図乃至第１１図に示すように、１枚
物のアルミニウム板を曲成したものであり、リー
ドスイツチ６を前方から収納取出しすることがで
きる前部開口８を形成してある。収納ケース７に
は取付フランジ９を設けてあり、この取付フラン
ジ９にねじ子２０を形成してある。１０はステン
レス鋼製の薄金属板カバーであり、リードスイツ
チ取付用の開口４より大きくしてある。薄金属板
カバー１０には取付孔１１を透設してあり、孔周
部をバーリング加工で背方に沈ませてある。

このような構成によれば、第３図に示すよう
に、リードスイツチ６を収納ケース７内に前部開
口８から入れ込むとともにこれらをドア受部３内
に納め、これらを開口部５より入れ込んだ手指で
保持しながら薄金属板カバー１０の取付孔１１に
挿通したビスのような取付具１２を通し、ビスの
ような取付具１２を取付フランジ９のねじ孔２０
に螺合し、リードスイツチ６を収納ケース７と薄
金属板カバー１０とで挟持状態で取付けるのであ
る。そして、リードスイツチ６のコネクター２１
と警報ユニツト１３のコネクター２１を接続し、
これらをドア受部３内に入れ込んだのち、警報ユ
ニツト１３を開口部５に外側から取付けるのであ
る。そして、リードスイツチ６の保守あるいは交
換を行なう場合には、開口部５から警報ユニツト
１３を外し、開口部５から手を入れて収納ケース
７を押えて、ドライバーなどでビスのような取付
具１２を外すことで、収納ケース７をドア受部３
外に取外し、リードスイツチ６の交換、保守を行
なうのである。

以上要するに本考案は、リードスイツチを収納
した収納ケースをドア受部内に挿入するとともに
開口を薄金属板カバーにて閉成してあるので、リ
ードスイツチを極力マグネツトに近づけることが
でき、かつ薄金属板故、ドアの開閉に支障をきた
すことがない。しかも警報ユニツトを取付けてあ
る開口部をリードスイツチ取付用の開口に近接さ
せてあるので、警報ユニツトを取外すことで、手
を中空のドア受部内に挿入することができ、手を
収納ケースに沿えてビスのような取付具を外すこ
とで、簡単に収納ケースをドア受部の外部に取出
すことができ、リードスイツチの取替え保守を容
易に行なうことができるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例の取付け状態の正面
図、第２図は同上の部分斜視図、第３図は同上の
分解斜視図、第４図は同上の拡大正面図、第５図
は同上の水平断面図、第６図は同上のマグネツト
を取付ける作用を示す分解斜視図、第７図は同上
の薄金属板カバーの正面図、第８図は同上の側面
図、第９図は同上の収納ケースの正面図、第１０
図及び第１１図は夫々同上の側面図であり、 １……ドア、２……マグネツト、３……ドア受
部、４……開口、５……開口部、６……リードス
イツチ、７……収納ケース、８……前部開口、９
……取付フランジ、１０……薄金属板カバー、１
１……取付孔、１２……取付具、１３……警報ユ
ニツト、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開閉されるドアの側端面にマグネツトを設け、
   中空状に形成されたドア受部のドア側端面と対向
   する端面にリードスイツチ取付用の開口を設け、
   ドア受部の側端面に警報ユニツト取付用の開口部
   を上記開口に近接させて設け、リードスイツチを
   収納することができる収納ケースに収納取出し用
   の前部開口を設けるとともに取付フランジを設
   け、開口よりも大きな薄金属板カバーに取付孔を
   設け、リードスイツチを収納した収納ケースをド
   ア受部内に挿入するとともに取付孔に挿通した取
   付具を取付フランジに接続固定し、リードスイツ
   チに電気的に接続された警報ユニツトを開口部に
   取付けて成るドア受部への警報装置の取付構造。