JPS63207515A - ワイヤカツト放電加工機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ワイヤカプト放電加工機の亮精度化に関す
るものである。

〔従来の技術〕

第４図は従来のワイヤカット放電加工機の構成を示す概
略図である。

図において、（１）はワイヤ伏型ｉ、（２）は被加工物
、（３）は被加工物（２）を図中左右方向に移動さぜる
Ｘスライダー、（４）は被加工物（２ンを図中前後方向
に移動させるＹスライダー、（５）はＸスライダー（３
）を駆動するサーボモータ、（６）はＹスライダー（４
）を駆動するサーボモータ、（７）はサーボモータ（５
）に電流を供給するサーボアンプ、（８）はサーボモー
タ（６）に電流を供給するサーボアンプ、（９）はワイ
ヤ状ｔｉ（１）と被加工物（２）の間にパルス状電圧を
供給する加工電源、αＱはワイヤ伏型＠（１）と被加工
物（２）間の平均加工電圧を検出する検出器、αＢは検
出器ＯＱの信号および所定の加ニブログラムにもとづい
てサーボアンプ（７）　、　（８）を制御する制御装置
である。

次に動作について説明する。ワイヤ状電極（１）は所定
の速度で走行され、加工電源（９）よりパルス状電圧が
ワイヤ状電極（１）と被加工物（２）間に印加されるこ
とにより、ワイヤ状電極（１）と被加工物（２）間に放
電を発生せしめ、加工を行うものである。その際、あら
かじめ制御装置圓に与えられたプログラム軌跡にもとづ
いてサーボアンプ（７）　、　（８）に移動指令信号が
送信され、その信号によりサーボモータ（５）　、　（
６）がＸスライダー（３）およびＹスライダー（４）を
駆動することにより所望の形状の加工が可能である。一
般に加工の状態は随時変化するため、制御装置α℃は検
出器０１により検出された極間の平均電圧によってワイ
ヤ状電極（１）と被加工物（２）の加工間隙が一定とな
るよう最適な送り速度でＸスライダー（３）およびＹス
ライダー（４）を駆動するものである。

通常、加工は荒加工のあと数回の端面仕上げ加工を実施
することにより良好な形状精度１面粗さを得ることが可
能となる。ところで、仕上げ加工後の形状精度は、電極
側面間隙によって決定し、晶精廣の形状加工を行うため
にはこの電極側面間隙を一定にすることが必要である。

第５図は、仕上げ加工中のワイヤ状ｔｊｌ）と被加工物
（２）を拡大した図であるが、従来の一般的な平均電圧
−鼠制御においては、昨り量りが増加した場合に加工速
度が低下し、その結果としてワイヤ側面部分（図中Ａ部
）における加工積分効果が増して電極側面間隙Ｇｓが増
大する。すなわち、加工電気条件訃よび平均サーボ電圧
が同一であっても、嘔り量りが変化した場合電極側面間
隙Ｇｓは一定にならず、加工後形状精度は劣什する。第
６図はＷ工電慨条件および平均サーボ電圧が同一の場合
において、取り量りと電極側面間隙ｅｓの関係を示し、
たちのであり、図から収り量りの変化によって電極側面
間＠ＧＳが大きく変化していることがわかる。写際の形
状加工において敗り量りの変イヒが最大となるのはコー
ナ一部分であり、第７図はシャープエツジ・アウトコー
ナー仕上げ加工時のワイヤ状電極（１）と被加工物（２
）を拡大した図である。図より直線加工時の収り量（Ｌ
ｏ、Ｌ６）に対してコーナ一部での敗り量（Ｌ２−Ｌ５
）　　はかなり小さな値（エツジ部においてはゼロ）に
変化することがわかる。第８図はシャープエツジ・アウ
トコーナ一部での収り量りの変化を示した図であり、図
からエツジ部にさしかかる手前のある距＠（図中Ｈ１）
から取り量りは減少しはじめて一定の値（ゼロ）となり
、エツジ部における方向転換後のある距離（図中Ｈａ）
から敗り量りは増加しはじめて再び直線加工部分での取
り量となる。

よって先に説明したように、特にシャープエツジ・アウ
トコーナ一部においては叡り量りの変化に伴い電極側面
間ＦＪｔ　（）　Ｓ　も変ず卜するため、加工後形状は
劣化する。さらにエツジ部においては加工速度がきわめ
て大きくなるため、方向転換後の直後の百線卯工におい
て加工速度が下がりきらない状態で加工が進み（オーバ
ーシュー））、第９図のようなアンダーカット（でつば
り形状）が発生する。このため、シャープエツジ・アウ
トコーナ一部においては通常のサーボでは加工精度がき
わめて劣化することになる。

〔発明が解決しようとする問題点］ 従来のワイヤ力・ノドｗ電扉工機は以上の様に構成され
ているｔ：め、特にシャープエツジ・アウトコーナ一部
分等に発生するなり量りの変化、オーバーシュートに伴
ってワイヤ電極側面間隙Ｇｓが変化し、その結果加工後
形状の精度が著しく劣化するなどの問題（があった。

この発明は上記の様な問題点を解決するためになされた
もので、コーナ一部における加工精度を著しく向上する
ワイヤカット放電加工機を得ることを目的とするもので
ある。

〔問題（を解決するための手段） この発明に係わるワイヤカット放電加工機は、加工速度
が所定値に達し７たかどうかを判別する判別器と、加工
の条件、状態に応じて該７［工速度所定値を自動的に設
定する設定器と、該判別器かちの信号により加工速度を
該所定値でロックする制御装置を具備したものである。

〔作　用〕

この発明にかいては、判別器の信号により制御装置がア
ウトコーナ一部に〉ける加工速度が所定値より大きくな
った際に加工速度を所定の速度でロックする。

〔発明の実施例） 以下、この発明の−＄施画側図にもとづいて説明する。

第１図において、（１）はワイヤ状電極、（２）は被加
１物、（３）は被加工物（２）を図中左右方向に移動さ
せるＸスライダー、（４）は被加工物（２）を図中前後
方向に移動させるＹスライダー、（５）はＸスライダー
（３）を駆動するサーボモータ、　（６）はＹスライダ
ー（４）ヲｉｂするサーボモータ、（７）はサーボモー
タ（５）に電流を供給するサーボアンプ、（８）はサー
ボモータ（６）に電流を供給するサーボアンプ、（９）
はワイヤ状電極（１）と被加工物（２）の間にパルス状
電圧を供給する加工電亦、叫はワイヤ状Ｎ極（１）と被
加工物（２）間の平均加工′電圧を検出する検出器、０
℃は検出器部の信号および所定の加ニブログラムにもと
づいてサーボアンプ（７）、（３）を制御する制御装置
、（社）は加工速度が所定値に達したかどうかを判別す
る判別器、αηは該加工の条件に対応して該加工法覆所
定値を自動的に設定する設定器、賂は判別器四の信号に
より加工速度を所定の速度でロックする制御装置である
。

次に、この発明の一実施例の動作について説明する。

従来と同様にワイヤ状電極（１）は所定の速度で走行さ
れ、加工電源（９）よりパルス状電圧がワイヤ状電極（
１）と被加工物（２）間に印加されることにより、ワイ
ヤ状電極（１）と被加工物（２）間に放電を発生ぜしめ
て加工を行うものであり、あらかじめ制御装置αυに与
えられたプログラム軌跡にもとづいてサーボアンプ（７
）　、　（８）に移動指令信号が送信され、その信号に
よりサーボモータ（５）　、　（６）がＸスライダー（
３）およびＹスライダー（４）を駆動して所望の形状の
加工を行う。制御装置α℃は検出器ａＯにより検出され
た極間の平均電圧によってワイヤ状電極（１）と被加工
物（２）の加工間隙が一定となるよう、最適な送り速度
でＸスライダー（３）およびＹ７．ライダー（４）を駆
動し、荒加工のあと数回の端面仕上げ加工を実施するこ
とにより良好な形状精度１面粗さを得るものである。先
にも述べたように、仕上げ加工後の形状精度は電極側面
間隙によって決定し、亮精度の形状ｍ１を行うためには
この電極側面間隙を一定にすることが重要である。

仕上げ加工において判別器（２）は、アウトコーナ一部
等で敗り量が減少し、加工速度が所定値に達した場合に
信号を発生する。ここで設定器α力は制御装置（ロ）か
らの加工電気条件の情報から加工速度の所定Ｉｎ自動的
に割り出して設定する。すなわち、２ｎ（ｉカット、８
ｒａカフト、４ｔｈカーｙ　ｌ−と加工条件を切り換え
るたびに加工速度の所定値を自動的に最適な値に設定す
る。また、仕上げ加工中、制御装置α３は判別器（２）
の信号により、加工速すが所定値に達した際それ以上に
加工速度が上がらないように加工速度をロックする。ア
ウトコーナー終了時に再び取り量が増加しはじめ、加工
速度が所定値以下に下がり始めると同時に口１りは解除
され、通常の極間サーボに復帰する。第２図は本実施例
におけるシャープエツジ・アウトコーナ一部加工時の加
工速度の変化の様子を示したものである。エツジ部にお
いては加工速度が適正な値でロックされるため、方向転
換直後の直線加工においてもすみやかに加工速度が低下
し、オーバーシュートは発生せず、従来のサーボで発生
した第９図の様なアンダーカット（でつばり形状）は発
生しない。また、先にも述べたように２ｎ（ｉカット、
３ｒｄカツト、４ｔｈカプトと加工が進むにつれ、それ
ぞれの場合について常に最適な加工速度でロックされる
ため、どの段階においてもこうしたアンダーカット（で
つばり形状）は最小となる。第８図に本実画側訃よび従
来例におけるワイヤカット放電加工機で加工したシャー
プエツジアウトコーナーの形状を比較した一例を示す。

なシこれら一連の動作は作業者が切り換え、あるいは操
作することなしに、加工中のすべてのコーナ一部分につ
いて自動的に行われる。

なお、上記実施例では制御装置αυ、判９３＋Ｊｅ■、
設定器ση訃よび制御装置αＪを独立して設けた例を示
したが、同等の機能が果たせるならばこれらをひとつの
制御装置で行わせるようにしても良い。

また、上記実施例ではシャープエツジアウトコーナーに
ついて制御を行う一例を示したが、他のアウトコーナー
についても同様な制御を行うことにより同様の効果が得
られる。

〔発明の効果〕

以上の様にこの発明によれば、仕上げ加工中の各段階に
おいてアウトコーナ一部での加工速度を最適な所定値で
ロックするように構成したので、オーバーシュート現象
を防止し、ひいてはアウトコーナ一部での゛加工精度を
著しく向上させる効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例によるワイヤカット放電加
工機を示す構成図、第２図は本実施例にオケルシャープ
エッジ・アウトコーナ一部での加工速度の変化を示した
図、第８図は本実施例および従来例におけるワイヤカッ
ト放電加工機で加工したシャープエツジ形状を比較した
図、第４図は従来のワイヤカット放電加工機を示す構成
図、第５図は仕上げ加工中のワイヤ状電極と被加工物の
拡大図、第６図は取り量と電極側面間隙の関係を示す図
、第７図はシャープエツジアウトコーナー仕上げ加工時
のワイヤ電極と被加工物の拡大図、第８図はシャープエ
ツジ・アウトコーナ一部での敗り量変化を示した図、第
９図は従来例におけるシャープエツジ・アウトコーナ一
部加工後のアンダーカプト（でつばり形状）を示した図
である。 図において、（１）はワイヤ状電極、（２）は被加工物
、（ロ）は判別器、側は制御装置、αηは設定器である
。 なお、図中、同一符号は同一部分ケ示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対向するワイヤ状電極と被加工物間に電圧を印加するこ
   とにより放電を発生させるとともに、ワイヤ状電極と被
   加工物を相対移動せしめることにより加工を行うワイヤ
   カット放電加工機において、加工速度が所定値に達した
   かどうかを判別する判別器と、加工の条件、状態に応じ
   て該加工速度所定値を自動的に設定する設定器と、該判
   別器からの信号により加工速度を該所定値でロックする
   制御装置を設けたことを特徴とするワイヤカット放電加
   工機。