JPS6320493Y2 - - Google Patents

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JPS6320493Y2
JPS6320493Y2 JP9989483U JP9989483U JPS6320493Y2 JP S6320493 Y2 JPS6320493 Y2 JP S6320493Y2 JP 9989483 U JP9989483 U JP 9989483U JP 9989483 U JP9989483 U JP 9989483U JP S6320493 Y2 JPS6320493 Y2 JP S6320493Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
cutting
mounting hole
tool body
central mounting
chip
Prior art date
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Expired
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JP9989483U
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English (en)
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JPS607919U (ja
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Publication of JPS607919U publication Critical patent/JPS607919U/ja
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  • Milling Processes (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、形鋼の接続端に構成されるスカラツ
プを切削加工するスローアウエイ式のスカラツプ
カツタに係り、特に切刃構成を改良することによ
り切削性能が向上するようにしたものである。
従来、この種のカツターとしては、例えば実公
昭57−60897号公報、実開昭58−44127号公報、実
開昭58−44128号公報等にみられるものが開示さ
れている。
そして、実公昭57−60897号公報にみられるも
のは、ろう付け式で、再研削のときに精度維持が
難しい問題があることから順次スローアウエイ式
に移行しているものである。
また、実開昭58−44127号、44128号公報にみら
れるものは、開先加工用のスローアウエイ式カツ
タであり、截頭円錐板状をなす工具本体の周面に
は、矩形板状の切刃チツプがそれぞれ取付けられ
ているものである。しかしながら、このスローア
ウエイ式カツタは、直線切刃稜を有しているため
被削材に対する喰付き時の衝撃があり、必ずしも
有効とはいえなかつた。
このようなことから、スローアウエイ式で、切
刃構成を改善することにより切削性能をさらに向
上できるようにしたスローアウエイ式スカラツプ
カツタの開発が要望されている。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、中
心取付け穴を穿設した略半球状の工具本体には、
円板状の丸駒チツプおよび三円弧側面を有する三
角チツプがそれぞれ切屑ポケツトに隣接したチツ
プ座内で、中央取付け穴の利用により固定される
ようにしたスローアウエイ式のスカラツプカツタ
について、その切刃構成、取付け剛性を改善する
ことにより切削性能の向上が図られるようにした
ものである。
以下、本考案スローアウエイ式スカラツプカツ
タにおける一実施例について、図を参照しながら
説明する。
第1図乃至第3図において、1は、中心取付け
穴2を穿設した略半球状の工具本体であり、その
周面部分には三円弧側面3を有する三角チツプ4
および円板状をなす丸駒チツプ5がそれぞれ取付
けられている。そして、これらの三角チツプ4お
よび丸駒チツプ5は、切屑ポケツト6,7に隣接
したチツプ座8,9内でその中央取付け穴10,
11を利用して、例えば、図示のような止めねじ
12,13により固定される。
前記三角チツプ4は、工具本体1の周縁から回
転中心側に向つて離間的に配列されるもので、特
に図示のような3つの渦巻き状に配列される。そ
して、この三角チツプ4の円弧状側面3が切削上
のすくい面を構成することから、切削抵抗を最大
厚み方向で受けることになるためチツプ強度が高
くなる。
また、前記丸駒チツプ5は、工具本体1の最外
縁に位置するもので、その円形面14が切削上す
くい面を構成する。そして、この丸駒チツプ5の
個数は切削送りの負担を軽減するため、前記三角
チツプ4の渦巻き数よりも多く、例えば図示のよ
うに6個になつているものである。なお丸駒チツ
プ5の配列は、例えば第4図に示されるような不
等分割(θ1=54゜,θ2=66゜)により行なわれる。
第5図は、三角チツプ4および丸駒チツプ5の
切刃稜15,16における回転軌跡を示したもの
で、この回転軌跡に基いて、形鋼の接続部分にス
カラツプ加工が施される。
このようにして構成された本考案のスローアウ
エイの式スカラツプカツタは、例えばSS41から
なるH型鋼の隅部をアツプカツトで切削する。そ
して、このときの切削条件は、通常切削速度Vが
最外周部で約70m/min、送りFが100mm/min
程度である。本考案品について、上記切削条件で
切削してみたが、切削音が非常に静かで有効な切
削が行なえることを確認した。特に、本考案で
は、丸駒チツプ5の個数を渦巻き数よりも多くし
たことから丸駒チツプ5の切削負担が減少し略均
等の摩耗量を示した。
これに対し、前述した実開昭58−44127号公報
等にみられる直線切刃稜の従来品は、同一切削条
件では、衝撃音が高く、切刃チツピングを生じた
ため、送りFを80mm/min程度に落さなければな
らなかつた。
本考案は、以上説明したように、三円弧側面を
有する三角チツプおよび円板状をなす丸駒チツプ
が工具本体1の周面に機能的に取付けられたもの
であるから以下のような効果を有する。
第1に、切削時の衝撃が小さくなり、切削性能
の向上特に切削送りの向上が得られることであ
る。これは、従来品の直線切刃稜を有するものに
対して、本考案品では、円弧状の切刃稜15を有
し、切込み時では、最凸の先端部分から始まり、
また通常の切削時では、被削材に対する接触長さ
が大きくなるためである。さらに、工具本体1の
最外周縁には、丸駒チツプ5が三角チツプ4の渦
巻き数よりも多く配置されているため、切削送り
の負担が軽減され、三角チツプ4および丸駒チツ
プ5の均一摩耗が得られるからである。
第2に、チツプおよびカツタの剛性が高められ
ることである。これは、凸曲面加工用の三角チツ
プ4については、略三角形面が逃げ面を構成する
ため、切削抵抗を最大厚さ方向で受けることおよ
びこの三角チツプ4が渦巻き状の離間的配列にな
つているため、工具本体1の取代が少なくなり、
強度を高め得るからである。したがつて、有効な
スカラツプ加工が行なえるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイ式のスカラツ
プカツタの一実施例を示す正面図、第2図は、そ
の側面図、第3図は、その上面図、第4図は、丸
駒チツプの配置を概念的に示す説明図、第5図
は、切刃の回転軌跡を概念的に示す説明図であ
る。 1……工具本体、2……中心取付け穴、3……
円弧側面、4……三角チツプ、5……丸駒チツ
プ、6,7……切屑ポケツト、8,9……チツプ
座、10,11……中央取付け穴、14……円形
面、15,16……切刃稜。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 中心取付け穴2を穿設した略半球状の工具本体
    1には、三つの円弧側面3を有する三角チツプ4
    および円板状の丸駒チツプ5がそれぞれ切屑ポケ
    ツト6,7に隣接したチツプ座8,9内で、中央
    取付け穴10,11の利用により固定されるよう
    にしたスローアウエイ式のスカラツプカツタであ
    つて、 前記三角チツプ4は、その円弧側面3が切削上
    すくい面を構成するとともに、その離間的配列に
    よる切刃稜15が、中央取付け穴2の開口方向視
    を基準にしたときには、中央取付け穴2の付近で
    中央取付け穴2の略直径方向に位置し、次の切刃
    稜15以降が周方向に位置することにより複数の
    渦巻き配列を構成して、球面切削に関与するよう
    になつており、 また、前記丸駒チツプ5は、前記三角チツプ4
    の渦巻き数よりも多い個数で、しかもその円形面
    14が切削上すくい面を構成するようにして、工
    具本体1の最外縁に取付けられ、また切刃稜16
    の回転軌跡上では、前記三角チツプ4の切刃稜1
    5による回転軌跡に連続するようになつているこ
    とを特徴とするとするスローアウエイ式のスカラ
    ツプカツタ。
JP9989483U 1983-06-28 1983-06-28 スロ−アウエイ式のスカラツプカツタ Granted JPS607919U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9989483U JPS607919U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 スロ−アウエイ式のスカラツプカツタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9989483U JPS607919U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 スロ−アウエイ式のスカラツプカツタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS607919U JPS607919U (ja) 1985-01-19
JPS6320493Y2 true JPS6320493Y2 (ja) 1988-06-07

Family

ID=30236540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9989483U Granted JPS607919U (ja) 1983-06-28 1983-06-28 スロ−アウエイ式のスカラツプカツタ

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JP (1) JPS607919U (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0511924Y2 (ja) * 1986-08-01 1993-03-25
JP2514336B2 (ja) * 1986-10-27 1996-07-10 マツダ株式会社 フライスカツタ構造
JP2522181Y2 (ja) * 1990-10-25 1997-01-08 ハタリー精密工業 株式会社 スローアウェイ式アンギュラーカッター
JP2546130Y2 (ja) * 1990-10-25 1997-08-27 住友電気工業株式会社 スローアウェイ式スカラップカッタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS607919U (ja) 1985-01-19

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