JPH0137858Y2 - - Google Patents

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JPH0137858Y2
JPH0137858Y2 JP17514185U JP17514185U JPH0137858Y2 JP H0137858 Y2 JPH0137858 Y2 JP H0137858Y2 JP 17514185 U JP17514185 U JP 17514185U JP 17514185 U JP17514185 U JP 17514185U JP H0137858 Y2 JPH0137858 Y2 JP H0137858Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、工具本体の先端部外周に、複数の
スローアウエイチツプが千鳥刃状に装着されたス
ローアウエイ式転削工具に関する。
[従来の技術] 近年、T溝フライスや側フライス等に用いられ
る転削工具として、工具本体の先端部外周に複数
のスローアウエイチツプが千鳥刃状に着脱自在に
装着されたスローアウエイ式の転削工具が多用さ
れつつある。
第16図〜第23図は、従来のこの種のスロー
アウエイ式転削工具(以下、転削工具と略称す
る。)を示すもので、図中符号1はこの転削工具
の工具本体を示すものである。
この工具本体1は、基端部が側フライス等の駆
動源に軸線X廻りに回転自在に保持される略厚肉
円板状のもので、その先端部外周の円周方向に等
間隔をおいた複数箇所(図では4箇所)にその一
部分が外周に向けて大きく取り除かれてなるチツ
プポケツト2…が形成されている。そして、上記
チツプポケツト2…の工具本体1の回転方向に面
するチツプ取付用の傾斜面3…には、それぞれこ
の工具本体1の先端側に位置するチツプ取付座4
a,4aと、上記工具本体1の基端側に位置する
チツプ取付座4b,4bとが円周方向に沿つて交
互に形成されている。そして、これらチツプ取付
座4a,4bに、それぞれスローアウエイチツプ
5…が装着されている。
このスローアウエイチツプ5は、第19図〜第
21図に示すように、外観三角形の板状のもの
で、その上面6の上記工具本体1の外周側に位置
する稜辺部には、主切刃7が形成されている。ま
た、このスローアウエイチツプ5の上記主切刃7
に沿う側面には、この主切刃7からこのスローア
ウエイチツプ5の中心方向に傾斜して下面8に至
る主切刃逃げ面9が形成されている。そして、上
記上面6の主切刃7に沿うすくい面10は、円柱
面状の凸曲面により形成されている。ここで、こ
のすくい面10を形成する上記凸曲面は、その頂
部11が切刃先端12と切刃先端13との中間位
置より上記切刃先端12側に偏つた位置において
上記上面6と接するような形状に形成されてい
る。また、このスローアウエイチツプ5の上記切
刃先端12側の隅部には、副切刃14が形成され
ている。なお、図中符号15はこのスローアウエ
イチツプ5の取付孔を示すものである。
そして、これらスローアウエイチツプ5…は、
第16図および第17図に示すように、工具本体
1のチツプ取付座4a,4bに、それぞれ取付ボ
ルト16…を介して装着されている。ここで、こ
れらスローアウエイチツプ5…は、第22図およ
び第23図に示すように、工具本体1の先端側に
位置するものがその副切刃14を工具本体1の先
端側外周に位置させ、また基端側に位置するもの
がその副切刃14を工具本体1の基端側外周に位
置させて、それぞれ千鳥刃状に装着されている。
また、これらスローアウエイチツプ5…は、各主
切刃7をそれぞれの回転軌跡において互いに軸線
方向に連続させて装着されている。そしてさら
に、これらスローアウエイチツプ5…は、それぞ
れ工具本体1の軸線Xを含む平面に対して、正の
アキシヤルすくい角に相当する取付け傾斜角εを
付されて、互いに逆方向に傾斜した状態で装着さ
れている。
しかして、以上の構成からなる上記従来の転削
工具にあつては、第22図に示すように、工具本
体1に装着されて回転する上記スローアウエイチ
ツプ5…の主切刃7…で被切削部材17の溝部底
面17aを、またこれらスローアウエイチツプ5
…の工具本体1の先端側あるいは後端側に位置す
る上記副切刃14…で上記溝部の両側面18a,
18bをそれぞれ切削することにより、上記被切
削部材17にいわゆる溝を加工してゆく。
しかして、上記従来の転削工具では、装着して
いる各スローアウエイチツプ5のすくい面10が
凸曲面により形成されていることから、切刃先端
部の刃物角がこれ以前のものに比べて大きくな
り、刃先強度に優れるとともに、その特異な切削
作用により切削抵抗や切削熱の発生が低減する等
の利点を有することが知られている。
ところが、上記従来の転削工具にあつては、装
着した各スローアウエイチツプ5の主切刃7に沿
う凸曲面状のすくい面10を、その頂部11が、
主切刃7の切刃先後端12,13の中間位置より
切刃先端12側に偏つた位置になるようにして形
成しているので、上面6に対する切刃後端13の
位置が切刃先端12よりも低い位置となつてしま
う。すなわち、上記主切刃7の切刃後端13に隣
接する稜辺部は、上記主切刃7と同様の切刃先端
12を形成すべき箇所が既に上記凸曲面を形成す
る際に削り取られてしまつているため、上記稜辺
部に上記主切刃7と同様の凸曲面を形成すること
ができず、よつて、このスローアウエイチツプ5
の全ての稜辺部を、上記凸曲面を有する主切刃7
として使用することができないという欠点があつ
た。このため、上記従来のスローアウエイ式転削
工具にあつては、装着した上記各スローアウエイ
チツプ5の唯一の主切刃7が損耗してしまうとそ
の度毎に上記スローアウエイチツプ5を取り外し
て別の新たなものに交換しなければならず、不経
済であるとともにその作業性に劣るという問題が
あつた。
このため、上記欠点を改良するものとして、第
24図ないし第29図に示すようなスローアウエ
イ式転削工具が提案されている。
第24図〜第29図において、この転削工具に
あつては、上記工具本体1のチツプ取付座4a,
4bにそれぞれスローアウエイチツプ19…が装
着されている。
上記各スローアウエイチツプ19は、第27図
〜第29図に示すように、上面20の各隅部に副
切刃21…が形成され、これら副切刃21…間の
稜辺部にそれぞれ主切刃22…が形成されてい
る。そして、上記上面20の各主切刃22に沿う
すくい面23は、その頂部24が切刃先端25と
切刃後端26との中央位置よりも上記切刃後端2
6側へ偏つた位置において上記上面20と接する
ような、円柱面状の凸曲面により形成されてい
る。すなわち、上記すくい面23を形成する上記
凸曲面は、上面20に対する切刃後端26の位置
が切刃先端25の位置より高い位置となり、これ
により上記主切刃22の後端において、隣接する
主切刃22のすくい面23を同様の凸曲面に形成
することができるような形状とされている。
そして、上記スローアウエイチツプ19…は、
それぞれ第22図および第23図に示したものと
同様に、上記工具本体1の上記チツプ取付座4
a,4bに千鳥刃状に装着されている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記従来の転削工具にあつて
は、装着した各スローアウエイチツプ19の主切
刃22に沿う凸曲面状のすくい面23を、その頂
部24が上記主切刃22の中央位置より切刃後端
26側へ偏つた位置になるように形成しているの
で、切刃先端25と上面20とのなす角度αがい
きおい大きなものになつてしまう。したがつて、
第30図に示すようにこのスローアウエイチツプ
19を上記工具本体1のチツプ取付座4a,4b
に取り付ける際に、工具本体1の軸線と平行な面
Oと切刃先端25における接線とのなす角βが少
なくとも負にならないようにするためには、その
傾斜角I(=チツプ取付座4a,4bの傾斜角)
が大きいものになつてしまう。したがつて、工具
本体1のチツプ取付座4a,4bの傾斜角を予め
大きく形成しておく必要があるため、必然的に上
記チツプ取付座4a,4bの上部において上記工
具本体1が深く切り欠かれてしまい、よつてその
工具剛性が劣化して工具本体1全体にびびりや振
動等が発生し易くなつてしまうという問題があつ
た。
しかも、第30図に示すように、スローアウエ
イチツプ19を所定の上記傾斜角に傾斜させた
うえで所定の逃げ角θを得るためには、このスロ
ーアウエイチツプ19自体にも予め大きな逃げ角
を形成しておかなければならず、このためこのス
ローアウエイチツプ19の下面の面積が減少して
着座剛性が低下してしまうという欠点もあつた。
さらに、上記スローアウエイチツプ19の切刃先
端25近傍の厚さが薄くなることによりその切刃
強度が低下し、これにより上記びびりの発生を助
長してしまうため、総じて切削加工精度の低下を
招いてしまうという問題があつた。
[考案の目的] この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
刃先強度と工具剛性とに優れて切削時にびびりが
発生するのを未然に防ぐことができ、よつて高い
切削加工精度を得ることができるとともに、併せ
て優れた切削性能を得ることができるスローアウ
エイ式転削工具を提供することを目的とするもの
である。
[問題点を解決するための手段] この考案の転削工具は、それぞれ上面の隅部に
副切刃が形成され、かつ上記上面の上記工具本体
の外周側に存する稜辺部に一端が上記副切刃に連
なる主切刃が形成されるとともに、上記主切刃に
沿う上記上面が、上記主切刃の一端から他端まで
延び、かつ頂部が上記主切刃の両端部間の中央よ
り一端側に偏した位置に存する凸曲面と、この凸
曲面の上記主切刃の他端側に接してこれから上記
主切刃の他端側に位置する副切刃の近傍の上記上
面まで延びる凹曲面とから形成された複数のスロ
ーアウエイチツプを、上記工具本体の先端側にお
いて上記副切刃を上記先端側に位置させたもの
と、また上記工具本体の基端側において上記副切
刃を上記基端側に位置させたものとを、それぞれ
上記工具本体の先端部外周にその円周方向に沿つ
て交互に着脱自在に装着したものである。
[実施例] 第1図〜第5図は、この考案の転削工具の第一
の例を示すもので、第16図〜第30図に示した
ものと共通する部分には同一符号を付してその説
明を省略する。
第1図〜第3図において、この例の転削工具に
おいては、工具本体1のチツプ取付座4a,4b
にそれぞれスローアウエイチツプ30…が着脱自
在に装着されている。
上記各スローアウエイチツプ30は、第4図お
よび第5図に示すように、外観三角形の板状のも
ので、上面31の隅部には副切刃32…が形成さ
れている。そして、これら副切刃32…間の稜辺
部には、主切刃33…がそれぞれ形成されてい
る。また、上記副切刃32…と主切刃33…との
間には、コーナーノーズ刃が34…形成されてい
る。そして、上記各主切刃33に沿う上記上面3
1は、各々主切刃33の切刃先端35から切刃後
端36まで延びてこの主切刃33のすくい面を形
成する円柱面状の凸曲面37と、この凸曲面37
の切刃後端36の位置からこの切刃後端36側に
隣接する副切刃32…の近傍まで延びる凹曲面3
8とから形成されている。
ここで、上記凸曲面37は、その頂部39が切
刃先端35と切刃後端36との間の中央位置より
上記切刃先端35側に偏つた位置において上面3
1と接するように形成されている。また、上記凹
曲面38は、上記凸曲面37に切刃後端36の位
置で接し、これから上記副切刃32近傍の上面3
1と同じ高さの位置まで延びる断面円弧状に形成
されている。なお図中符号40は、上記凸曲面3
7および凹曲面38から上記上面31へ向けて円
滑に延びる立上り面である。
そして、このような形状とされた上記スローア
ウエイチツプ30…は、それぞれ上記従来のスロ
ーアウエイチツプ5…と同様にして、工具本体1
のチツプ取付座4a,4bに互いに逆の方向に傾
斜する取付け傾斜角εを付された状態で装着され
ている。
しかして、以上の構成からなる転削工具にあつ
ては、装着したスローアウエイチツプ30の主切
刃33に沿う上面31を凸曲面37と凹曲面38
とから形成するとともに、上記凸曲面37を、そ
の頂部39が切刃先端35と切刃後端36との間
の中央位置より上記切刃先端35側へ偏つた位置
となるように形成してあるので、上記切刃先端3
5と上面30とのなす角度α1を、第24図〜第3
0図に示した従来のものよりも小さくすることが
できる。したがつて、第30図における傾斜角I
を大きくとる必要がないため、上記チツプ取付座
4a,4bを大きく傾斜させたり上記各スローア
ウエイチツプ30に予め大きな切刃逃げ角を形成
したりする必要がない。このため、充分な工具剛
性と優れた切刃強度を得ることができ、よつて切
削時におけるびびりの発生を防止することができ
るため、結局その切削加工精度を向上させること
ができる。加えて、切削抵抗や切削熱の発生が小
さい等の上記凸曲面37に起因する特有の優れた
切削性能をも得ることができる。しかも、装着し
た上記各スローアウエイチツプ30の凸曲面37
の切刃後端36から、この切刃後端36側に隣接
する副切刃32の近傍の上面31と同高さ位置ま
でを上記凹曲面38で円滑に立ち上がらせている
ので、各稜辺部に形成した全ての主切刃33…に
沿う上面31を凸曲面37と凹曲面38とから形
成することができ、よつて高い経済性と優れた作
業性を得ることができる。
第6図〜第11図は、この考案の転削工具の第
二の例を示すものである。
第6図および第9図において、この例の転削工
具にあつては、略円柱状の工具本体60の先端部
がやや大径に形成されている。そして、この工具
本体60の先端部外周の軸線に対して対称な位置
に、その一部分が外周に向けて大きく取り除かれ
てなるチツプポケツト61,61と、これらチツ
プポケツト61,61の工具本体60の回転方向
に面するチツプ取付用の傾斜面62,62とが形
成されている。そして、一方の上記チツプ取付用
の傾斜面62には工具本体60の先端側にチツプ
取付座63aが形成され、また他方の上記チツプ
取付用の傾斜面62には工具本体60の基端側に
チツプ取付座63bが形成されている。そして、
これらチツプ取付座63a,63bに、それぞれ
スローアウエイチツプ41,41が着脱自在に装
着されている。
上記各スローアウエイチツプ41は、第10図
および第11図に示すように、外観菱形の板状の
もので、その上面42の隅部のうち鈍角をなす隅
部には副切刃43,43が、また鋭角をなす隅部
には副切刃44,44がそれぞれ形成されてい
る。そして、これら副切刃43,44間の稜辺部
には主切刃45…がそれぞれ形成されている。ま
た、鈍角をなす隅部の上記副切刃43と主切刃4
5との間には、コーナーノーズ刃46が、さらに
鋭角をなす隅部の上記副切刃44と主切刃45と
の間には、コーナーノーズ刃47がそれぞれ形成
されている。そして、このスローアウエイチツプ
41の各主切刃45に沿つた上面42は、各々上
記主切刃45の切刃先端48から切刃後端49ま
で延びてこの主切刃45のすくい面を形成する円
柱面状の凸曲面50と、この凸曲面50の切刃後
端49の位置から、この切刃後端49側の副切刃
43,44の近傍まで延びる凹曲面51とから形
成されている。
ここで、上記凸曲面50は、その頂部52が切
刃先端48と切刃後端49との間の中央位置より
上記切刃先端48側に偏つた位置において上面4
2と接するように形成されている。また上記凹曲
面51は、上記凸曲面50に切刃後端49の位置
で接し、これから上記副切刃43,44近傍の上
面42と同じ高さの位置まで延びるような断面円
弧状に形成されている。なお、図中符号53は、
上記凸曲面50および凹曲面51から上記上面4
2へ向けて円滑に延びる立上り面である。
そして、このような形状とされた上記スローア
ウエイチツプ41,41は、第6図〜第9図に示
すように、それぞれ所定の取付傾斜角を付され、
かつ鋭角の隅部に形成された上記副切刃44,4
4を上記工具本体60の外周部の先端側あるいは
基端側に位置させるとともに、これらの主切刃4
5,45を互いの回転軌跡において上記工具本体
60の軸線X方向に連続させて上記チツプ取付座
63a,63bに装着されている。
しかして、この例の転削工具にあつても、第1
図〜第5図に示した第一の例のものと同様の作用
効果を得ることができる。
なお、上記各実施例においては、いずれもスロ
ーアウエイチツプ30,41を工具本体1,60
に、互いの主切刃33,45をそれらの回転軌跡
において上記工具本体1,60の軸線方向に連続
させて装着したがこれに限るものではなく、例え
ば第12図に示すような一文字状の溝部を加工す
る場合のように、互いのスローアウエイチツプ3
0,30の主切刃33,33同士を工具本体の軸
線X方向に互いに離間させて千鳥刃状に装着して
も良い。また、上記各実施例において装着したス
ローアウエイチツプ30,41も、これらの形状
のみに限るものではなく、主切刃に沿う上面がこ
れらのものと同様の凸曲面と凹曲面とから形成さ
れていれば、外観平行四辺形状のスローアウエイ
チツプや、あるいは第13図に示すような正方形
状のスローアウエイチツプ55でも良い。さら
に、工具本体1,60に装着するに際しても、こ
れら千鳥刃状に装着される2組のスローアウエイ
チツプ30,41のみに限るものではなく、切削
すべき溝の幅方法等に応じて第14図および第1
5図に示すように、これらの間に外周部に主切刃
56を有する三角形状のスローアウエイチツプ5
7を装着したり、あるいは外周部に主切刃58を
有する複数の正方形状のスローアウエイチツプ5
9…を装着したりしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案の転削工具は、そ
れぞれ上面の隅部に副切刃が形成され、かつ上記
上面の上記工具本体の外周側に存する稜辺部に一
端が上記副切刃に連なる主切刃が形成されるとと
もに、上記主切刃に沿う上記上面が、上記主切刃
の一端から他端まで延び、かつ頂部が上記主切刃
の両端部間の中央より一端側に偏した位置に存す
る凸曲面と、この凸曲面の上記主切刃の他端側に
接してこれから上記主切刃の他端側に位置する副
切刃の近傍の上記上面まで延びる凹曲面とから形
成されたスローアウエイチツプを、上記工具本体
の先端側において上記副切刃を上記先端側に位置
させたものと、また上記工具本体の基端側におい
て上記副切刃を上記基端側に位置させたものと
を、それぞれ上記工具本体の先端部外周にその円
周方向に沿つて交互に着脱自在に装着したもので
ある。よつてこの転削工具によれば、高い刃先強
度と工具剛性とを得ることができて切削時におけ
るびびりの発生を未然に防ぐことができ、これに
より高い切削加工精度を得ることができるととも
に、併せて優れた切削性能をも得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図はこの考案のスローアウエイ式
転削工具の第一の実施例を示すもので、第1図は
全体の正面図、第2図は同側面図、第3図は同底
面図、第4図は上記実施例の転削工具に装着され
ているスローアウエイチツプを示す正面図、第5
図は同側面図、第6図〜第11図はこの考案の第
二の実施例を示すもので、第6図は全体の正面
図、第7図は同側面図、第8図は同底面図、第9
図は上記実施例の転削工具に装着されているスロ
ーアウエイチツプの回転軌跡を示す正面図、第1
0図は上記スローアウエイチツプの正面図、第1
1図は同側面図、第12図〜第15図はそれぞれ
この考案の他の実施例を示すもので、各々装着さ
れているスローアウエイチツプの回転軌跡を示す
正面図、第16図〜第23図は従来のスローアウ
エイ式転削工具を示すもので、第16図は全体の
正面図、第17図は同側面図、第18図は同底面
図、第19図は上記従来の転削工具に装着されて
いるスローアウエイチツプの正面図、第20図は
同側面図、第21図は第19図のP1−P1線視断
面図、第22図は上記スローアウエイチツプの回
転軌跡を示す正面図、第23図は同側面図、第2
4図〜第30図は他の従来のスローアウエイ式転
削工具を示すもので、第24は全体の正面図、第
25図は同側面図、第26図は同底面図、第27
図は上記従来の転削工具に装着されているスロー
アウエイチツプを示す正面図、第28図は同側面
図、第29図は第27図のP2−P2線視断面図、
第30図は第24図の“A”部拡大図である。 1,60……工具本体、3,62……傾斜面、
2,61……チツプポケツト、4a,4b,63
a,63b……チツプ取付座、5,19,30,
41,55,57,59……スローアウエイチツ
プ、6,20,31,42……上面、7,22,
33,45,56,58……主切刃、10,23
……すくい面、11,24,39,52……頂
部、12,25,35,48……切刃先端、1
3,26,36,49……切刃後端、14,2
1,32,43,44……副切刃、34,46,
47……コーナーノーズ刃、37,50……凸曲
面、38,51……凹曲面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 工具本体の先端部外周に円周方向に沿つて、そ
    れぞれ上面の隅部に副切刃が形成されるととも
    に、上記上面の上記工具本体の外周側に存する稜
    辺部に一端が上記副切刃に連なる主切刃が形成さ
    れ、かつ上記工具本体の先端側に配されてこの先
    端側に上記副切刃を位置させたスローアウエイチ
    ツプと、上記工具本体の基端側に配されてこの基
    端側に上記副切刃を位置させたスローアウエイチ
    ツプとが、交互に着脱自在に装着されてなるスロ
    ーアウエイ式転削工具において、上記スローアウ
    エイチツプは、上記主切刃に沿う上記上面が、上
    記主切刃の一端から他端まで延び、かつ頂部が上
    記主切刃の両端部間の中央より一端側に偏した位
    置に存する凸曲面と、この凸曲面の上記主切刃の
    他端側に接してこれから上記主切刃の他端側に位
    置する上記副切刃の近傍の上記上面まで延びる凹
    曲面とから形成されていることを特徴とするスロ
    ーアウエイ式転削工具。
JP17514185U 1985-11-14 1985-11-14 Expired JPH0137858Y2 (ja)

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JP17514185U JPH0137858Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JP17514185U JPH0137858Y2 (ja) 1985-11-14 1985-11-14

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JPS6285319U JPS6285319U (ja) 1987-05-30
JPH0137858Y2 true JPH0137858Y2 (ja) 1989-11-14

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ID=31114184

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