JPS63204495A - 情報貸出方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はプログラムやデータなどの各種情報をＩＣカー
ドに記録して貸出す情報貸出方式に関するものである。

（従来の技術） 最近では半導体技術の高度成長により、高集積化及び低
価格化が進んだため、パーソナルコンピュータやワード
プロセッサなどのデータ処理装置及び各種のゲームマン
ンなどのマイクロプロセッサを使用した装置が安価に且
つ簡便に利用できるようになった。

さらに、これらの装置を動作させるだめのプログラムも
多種類が市販されるようになってきたが、一般の顧客に
とって、自分が必袂とするすべてのプログラムを購入す
るには金銭負担が太きいため、一時点に使用するプログ
ラム（例：ゲーム類）や各種情報の貸出しが要望される
状況になってきた。

従来、この種の情報貸出しの場合は清報が記憶されたｆ
ｌ　ＯＭカートリッジを一トリ用し１回当りに対して該
当ＲＯＭカートリッジに対応した一定の料金で１日、あ
るいは数日間貸し出すものであった。

第５図に、ＲＯＭカートリッジの構成例を示す。

同図において、５１は内、蔵ＲＯＭを保護するだめのケ
ース、５２は各種情報が記憶されているＲＯＭ。

５３はＲＯＭカートリッジとデータ処理装置を接続する
だめのコネクタ部である。顧客は、このようなＲＯＭカ
ートリッジに適合するパーソナルコンピュータなどのデ
ータ処理装置を使用し、ＲＯＭカートリッジに記憶され
ているプログラムや各種データを利用することができた
。

しかし、ＲＯＭカートリッジによる情報貸出方式では情
報を貸出す側（以下情報提供側と略記）が同一の媒体を
複数のお客に貸出す場合を考慮して一種類の情報につい
て、この情報を記憶する複数の貸出し用媒体を用意する
必要があった。また、顧客の立場においても、自分が必
要とする媒体がすべて貸出中のときは自分が借用できな
いため、利用者にとっても不便であった。

この問題を解決するため、専用のフロッピー磁気ディス
ク媒体（以下ＦＤＤ媒体と略記）に各種の情報を記憶し
ユーザに貸し出すシステムができだ。

このシステムによればユーザは一定の料金を支払えば自
分の欲しい複数の情報を１枚のＦＤＤ媒体に記録して借
りられるようになった為、ＲＯＭカートリッジによる情
報貸出方式よシ操作性がよく、且つ割安に各種情報の利
用が可能となった。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、以上述べたＲＯＭカートリッジによる情
報貸出方式及びＦＤＤ媒体による情報貸出方式のいずれ
の場合であっても、顧客が貸出期限を過ぎてもＲＯＭカ
ートリッジやＦＤＤ媒体を返却しなければ情報が無断で
利用されるという問題点があった。

本発明は以上述べた問題点を解決した情報貸出方式を提
供することを目的とする。

（問題点を解決するだめの手段） 本発明は前記問題点を解決するために、情報貸出装置に
よｆ）ＩＣカードに情報を記録して貸出す情報貸出方式
において、前記ＩＣカードに設定期限に達すると信号を
出力するタイマ手段と、該タイマ手段の出力信号に基づ
いて記録情報の読出しを禁止する制御手段とを設け、情
報貸出時に前記情報を記録すると共に前記タイマ手段に
貸出期限を設定するものである。

（作用） 情報貸出時に情報貸出装置により所望の情報がＩＣカー
ドに記録される。これと同時に、所定の貸出期限が情報
貸出装置によりＩＣカードのタイマ手段に設定される。

このタイマ手段は設定された貸出期限に達すると、この
ことを示す信号を制御手段へ出力するように働く。制御
手段はこの信号を受は取ると、借用した記録情報の読出
しを禁止するように働く。例えば、記録情報を消去する
ことにより情報の読出しを禁止する。この結果、ユーザ
は借用した情報を無断で利用できなくなるので、前記従
来技術の問題点を解決できるのである。

（実施例） 第１図（ａ）　、　（ｂ）は本発明の方式がｉ用される
情報貸出装置の一実施例であって、同図（ａ）はその外
観を示す斜視図、同図（′ｂ）はその構成を示すブロッ
ク図である。同図（ａ）　、　（ｂ）におい−て、１は
筐体、２ａはＩＣカード挿入口の誘導ランプ、２ｂは現
金処理機の誘導ランプ、３はＩＣカード挿入口、４はＣ
ＲＴディスプレイ等の表示装置の表示画面、５は所望の
情報を選択操作する操作釦、６は取扱い内容の選択キー
、７は取扱情報のガイドパネル、８ａは硬貨入金口、８
ｂは紙幣入金口、８Ｃは硬ニマイクロプロセッサで構成
され、情報貸出装置の全体を制御する。１２ａはＩＰＬ
等のプログラムの一部を内蔵しているＲＯＭ、　　１２
ｂは各業務の処理をするだめのプログラムあるいはワー
キング用データの保持用として使われるＲＡＭである。

１２ｃはフロッピー磁気ディスク装置（以下ＦＤＤ　）
であり、各種の業務プログラムが記録されていて必要に
よりＲＡ　Ｍ　ｔ２ｂにロードされ業務が実行されると
共に後述する磁気ディスク装置（以下ＤＩＳＫ）に記録
される情報の更新、メンテナンスを実行する。１２ｄは
顧客に各種の情報サービスをするだめの情報が記憶され
るＤＩＳＫであり、必要により業務プログラム等も格納
可能である。１３はカレンダ機構であり業務の取引き日
時を知るための計時機能を有する。１４は現金の入金、
釣銭などの制御を行う現金処理装置である。１５は表示
画面４にガイダンスを表示する取扱誘導表示装置、１６
はレシートの印字装置である。１７はＩＣカードリーダ
ライタで、ＩＣカードを挿入することによυ、ユーザＩ
Ｄの確認・及び操作釦５で選択した情報をＩＣカードに
書込むものである。１８は誘導ランプ２ａ、２ｂなどを
操作する操作誘導表示器、１９は必要に応じて音声によ
り各種ガイダンスを行うだめの音声発生装置である。

第２図は本実施例の情報貸出装置に適合するＩＣカード
の構成例を示すブロック図である。同図において、２１
はマイクロプロセッサ、部であり、マイクロプロセッサ
と各種の処理プログラムが記録されている固定記憶装置
により構成されている。

２２はＲＡＭでありユーザＩＤ番号、記憶される情報の
インデックス、及び各種情報が記録される。

乙はカレンダ部（前述のタイマ手段）で、情報の利用可
能な有効期限（貸出期限）が登録されると同時に計時動
作を開始し該当期限に達しだ場合は、マイクロプロセッ
サ部２１に割込み信号を発生するものである。２４は外
部装置（即ち情報貸出装置）と情報をリードライトする
だめのインタフェース制御部、５はＩＣカードの電源部
（バッテリ）である。２６はカレンダ部器からマイクロ
プロセッサ部２１へ割込み信号を与えるだめの信号線で
ある。

カレンダ部器は、例えば水晶発掘器による１秒の基準信
号発生部と、日時分、又必要により年。

曜日をカウントする計時部と、予めアラーム設定部に設
定された時刻と現在の時刻を常に比較し、もし一致すれ
ばアラーム信号として外部のマイクロプロセッサに割込
みを発生する割込み信号発生部とを有するものである。

さらに、カレンダ部％はアラーム信号を送出するための
日時分、又必要により年、曜日を外部装置（即ち、情報
貸出装置）からセットするだめのアラーム時刻設定部を
有するものである。

第３図はＩＣカード内のＲＡＭ２２における情報記録の
１例を示す構成図である。同図において、３１はユーザ
ＩＤ番号格納領域、３２は記録される情報のインデック
ス格納領域、３３は各種情報を格納する情報格納領域で
ある。インデックス格納領域３２は、格納される各種情
報の名称及び格納するアドレス範囲を示すもので情報格
納領域３３には、インデックスに応じた各種情報が記録
されるものであり、同図では３種の情報が記録された例
を示す。

次に、第４図のフローチャートを参照して本実施例の情
報貸出装置の動作を説明する。なお、第４図の左半分は
顧客の操作フローを示し、右半分は装置の動作フローを
示す。本装置を利用したい顧客は、本装置の取扱い店で
の登録処理が行われると、本装置に適合するＩＣカード
が渡される。

顧客はＩＣカードを情報貸出装置のＩＣカード挿入口３
に挿入しくＳｌａ、５ｌｂ）、取扱誘導表示装置１５の
ガイダンスに応じて操作釦５により、ＩＤ番号の入力な
どの所定の手続きを行うと、本装置の会員として登録さ
れる（　Ｓ２ａ　、　Ｓ２ｂ　）。このとき、入力され
たユーザのＩＤ番号はＦＤＤ１２ｃ又はＤＩＳＫ１２ｄ
の中に格納されると同時に、ＩＣカードのＲＡＭ２２（
ＩＤ番号格納領域３１）に記録される。次に、顧客は、
情報のね別や貸出し期間により定められた料金を硬貨入
金口８ａ等に投入し自分が必要とする情報を操作釦５等
によシ選択すると、ＤＩＳＫ１２ｄかも必要とする情報
がＲＡ　Ｍ１２ｂにロードされ、さらにＩＣカードリー
ダライタ１７により、インデックスと共にＩＣカードの
ＲＡＭ２２（インデックス領域３２．情報格納領域３３
）に書込まれる（　Ｓ３ａ　、　Ｓ４ａ　、　Ｓ３ｂ　
、　Ｓ４ｂ　）。

このようにして料金に応じた各種情報をＩＣカードに書
込むことが可能であり、必要とするすべての情報が記録
されると、主制御部１１は貸出す情報量及び種別と料金
から有効期限を決定し、ＩＣカードリーダライタ１７を
介してＩＣカードのカレンダ部器に決定した有効期限を
登録（設定）す尾（Ｓ５ａ　、　Ｓ５ｂ　）。その後、
ＩＣカード挿入口３よりＩＣカードを排出することにょ
シ、情報の貸し作業を完了する（　Ｓ６ｂ　、　８６ａ
　）。

このようにして、顧客は情報貸出装置によりＩＣカード
に各種情報を記録し、記録が終了すると、ＩＣカードに
適合するデータ処理装置に接続することにより必要な情
報を読み込んで利用することが可能である。該当データ
処理装置は、ＩＣカードのインデックス領域３２を参照
し、必要とする情報の記録アドレスを判断して、該当領
域のデータを順次リードする。さらに、本ＩＣカー・ド
のマイクロプロセッサ２２が、カレンダ部ｎから有効期
限満了の割込み信号（信号線２６）を受信すると、ＲＡ
Ｍ２２内に記録されているユーザＩＤ番号を除く情報を
消去する。

このような手段により、有効期限満了後は、直ちに情報
が消去されるため有効期限を過ぎても情報が利用される
ことを防止することができる。情報が消去された後は、
再び情報貸出装置に本ＩＣカードを挿入し貸出し操作を
行うことにより、料金を支払えば何回でも情報利用が可
能である。２回目以降の情報貸出しの場合は情報貸出装
置でＩＣカード内のＩＤ番号と予め登録されているＩＤ
番号を比較することにより正規の顧客か否かを判断する
ことが可能である。

以上説明した実施例では登録ユーザを認識するために、
ユーザＩＤ番号を使用したが、ユーザＩＤ番号は特に必
要なものではなく顧客が入金処理さえすれば、本ＩＣカ
ードを有する者であれば誰にでも情報を貸出せるように
してもよい。ユーザＩＤ番号の有無は、貸出す情報がゲ
ームプログラムか、あるいはある限られた範囲の人のみ
が利用出来るデータかなど、その重要度に応じて各ンス
テムで決定すればよい。

さらに、本実施例の情報貸出装置は、ＩＣカード内のカ
レンダ部に有効期限を設定するため、有効期限に達する
前に再びＩＣカードを情報貸出装置に挿入し、情報の「
返却」操作を行うこともできる。この場合、情報貸出装
置は、ＩＣカード内の有効期日と現在の日時の比較を行
い、例えば有効期日満了の１０日前に「返却」された場
合は、お客に１０日分の料金を返金するなどのサービス
を行うことも可能であ、る。尚、情報の「返却」操作が
行われると情報貸出装置はＩＣカード内の情報を消去す
るのはむろんである。

なお上記実施例は有償で情報を貸出す装置で説明したが
無償で情報を貸出す場合にも本発明が適用できることは
勿論である。

さらに本発明は一般の顧客に対する情報貸出しに限定さ
れるものではなく、たとえば企業内の特定セクンヨンの
重要情報を別セクションに利用可能な有効期限を規定し
て貸出しする場合なども利用できることは当然である。

このように、本実施例情報貸出方式によれば、顧客が必
要とする情報と利用できる有効期限をＩＣカードに記憶
して貸し出すとともに該当ＩＣカードの固定記憶部（マ
イクロプロセッサ部２１）には、有効期限満了後は自動
的に貸出し情報を消去するプログラムを予め記憶してお
くことにより、該当ＩＣカードが自分自身でプログラム
により１貴報処理機能を有するため、ＩＣカード内のカ
レンダ部により有効期限に到達したことが検出された場
合は直ちに情報が抹消されるので情報が無料で利用され
るのを防止できる。

なお、以上の説明では情報の無断使用を防止するために
情報を消去していたが、マイクロプロセッサ等により借
用した情報の読出しを禁止するようにしてもよいことは
明らかである。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように本発明によれば、情報をＩＣ
カードに記録すると共に、貸出期限をＩＣカード内蔵の
タイマ手段に設定し、貸出期限に達すると、ＩＣカード
内蔵の制御手段により記録情報の読出しを禁止するよう
にしたので、情報の無断使用を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）　、　（ｂ）は本発明の方式が適用される
一実施例の情報貸出装置の構成図、第２図は本実施例の
ＩＣカードの構成図、第３図はＩＣカードのＲＡＭの情
報記憶構成図、第４図は本実施例の情報貸出装置の動作
を示すフローチャート、第５図は従来のＲＯＭカートＩ
Ｊツジの構成図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）情報貸出装置によりＩＣカードに情報を記録して
   貸出す情報貸出方式において、 前記ＩＣカードに設定期限に達すると信号を出力するタ
   イマ手段と、該タイマ手段の出力信号に基づいて記録情
   報の読出しを禁止する制御手段とを設け、 情報貸出時に前記情報を記録すると共に前記タイマ手段
   に貸出期限を設定することを特徴とする情報貸出方式。
2. （２）前記情報貸出装置が、磁気ディスク装置を持ち、
   該磁気ディスク装置の記録情報を読出してＩＣカードに
   記録する特許請求の範囲第１項記載の情報貸出方式。
3. （３）前記制御手段が記録情報を消去することにより記
   録情報の読出しを禁止する特許請求の範囲第１項又は第
   ２項に記載の情報貸出方式。