JPS63202883A

JPS63202883A - 誘導加熱調理器用被加熱体

Info

Publication number: JPS63202883A
Application number: JP3381287A
Authority: JP
Inventors: 恵一古川
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 1987-02-17
Filing date: 1987-02-17
Publication date: 1988-08-22

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、誘導加熱される平板プレート、容器等の誘導
加熱調理器用被加熱体に関する。

従来の技術従来の誘導加熱調理器用の容器は、磁力線によりうず電
流を発生させることのできる金属材料に限定されており
、土鍋等の陶磁器製の物やガラス製の物は加熱できなか
った。しかし最近、第４図に示すように陶器等でできた
容器１の底面２Ｋ、アルミ等の膜３を溶射等で形成し、
この膜３を加熱して容器を間接的に加熱するものが提案
されている。また、加熱部も底部のみとなっていた。

発明が解決しようとする問題点しかし、従来の構成のものでは、温度制御装置が特別に
必要なためにコスト高となる上に、容器１が陶器などの
熱伝導の悪い材料であるため膜３の温度が高温になり、
誘導加熱調理器に悪影響を与えるという問題点を有して
いた。また、底部のみの加熱のため容器内の調理物を周
囲から均一に加熱することができなかった。

本発明は上記問題点に鑑み、誘導加熱調理器への悪影響
を防止するとともに、均一に加熱すること金目的とする
。

問題点を解決するだめの手段そして上記問題点を解決する本発明の技術的な手段は、
磁力線を通過させる材料でできた二重容器の容器間に、
誘導加熱される加熱部を配設し、ふたも二重構造とし、
容器の空間とふたの空間がお互いに連通ずるものである
。

作用この技術的手段による作用は次のようになる。

すなわち、誘導加熱調理器の上に容器を載置し加熱操作
すると、誘導加熱調理器より発生される磁力線は、容器
を通過し容器間に配設された加熱部に達し、うず電流を
作りジュール熱でこの加熱部を発熱させる。加熱部は、
容器自体を加温するとともに容器間の空気または液体を
も加温し、容器の空間とふたの空間が連通しているため
ふた内部をも加温し容器全体を加温するようになる。さ
らに、誘導加熱調理器と加熱部の間には、陶器等の熱伝
導の悪い材料が存在するため、誘導加熱調理器に対する
熱影響は少ないものになる。

実施例以下、本発明の一実施例を第１図〜第３図にもとづいて
説明する。

第１図において１は陶器等の磁力線を通過させる材料で
できた容器で、誘導加熱調理器１２上に載置される。こ
の容器１は二重容器となっており内容器２と外容器３と
からなり、内容器２と外容器３との間には空間４が形成
されている。空間４内には、加熱部６が配設されている
。この加熱部６は、第３図に示すように、熱膨張の異な
る金属をはりあわせたもので、上部の金属Ａ６の方が下
部の金属Ｂ７よりも熱膨張が大きい材料で形成されてい
る。またこの加熱部６は、磁力線によりうず電流を発生
する材料で構成されている。８は陶器等のふたで、との
ふた８は二重となっており内ぶた９表外ぶた１０とから
なり、内ぶた９と外ぶた１０との間にも空間１１が形成
されている。

次にこの一実施例の構成における作用を説明する。

まず、誘導加熱調理器１２に容器１を載置して、誘導加
熱調理器１２の電源を投入にする。誘導加熱調理器１２
より発生した磁力線は外容器３を通過し、加熱部５に達
し、加熱部６にうず電流を発生させジュール熱で加熱部
６の温度を上昇させる。

加熱部６の温度が上昇すると、金属Ａ６の方が金属ＢＴ
よりも熱膨張が大きいため、第２図に示すように上方に
変形する。誘導加熱調理器１２の加熱部５に対する加熱
出力は、誘導加熱調理器１２と加熱部６との距離に逆比
例する。すなわち、加熱部６の温度は、距離が小さい場
合は出力が大きくなり高温になる。距離が大きい場合は
、出力が小さく低い温度になる。したがって加熱するこ
とにより上方に変形した加熱部６は、誘導加熱調理器１
２の出力が小さく低い温度に力るため、元の状態（第１
図の状態）にもどる。元の状態にもどると誘導加熱調理
器１２と加熱部６の距離が小さくなり出力が大きくなり
高温となって上方に変形する。以後この繰り返しを行い
、誘導加熱調理器１２の出力制御を一定にしたままで、
加熱部６の温度をほぼ一定に保つことができる。さらに
、加熱部６の周囲の空気も加熱され容器１の空間４を通
り、さらにはふた８の空間１１を通って周囲全体から内
容器２内に置いた調理物を加熱できるのである。また、
空間４に液体を入れることによりより均一な温度を保つ
ことが可能である。

発明の効果以上の実施例から明らかなように本発明によれば、二重
容器の中に加熱部を配設しているため、外容器の断熱効
果により、誘導加熱調理器への熱影響を最小限に抑える
ことができる。また加熱部を二重容器間の空間に配設し
ているため、空間内の空気ヲアたためることになるので
、容器の底面からだけでなく全周囲から加熱することが
でき、調理物のより均一な加熱が可能となる。さらに、
この内容器はふたと外容器により密閉されているため、
加熱効率を高めるとともに、より均一な加熱を可能とし
ている。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における容器の非加熱状態を示
す縦断面図、第２図は同容器の加熱状態を示す縦断面図
、第３図は同容器内に使用する加熱部の縦断面図、第４
図は従来の誘導加熱調理器用容器の縦断面図である。１・・・・・・容器、２・・・・・・内容器、３・・・
・・・外容器、４・・・・・・空間、６・・・・・・加
熱部、８・・・・・・ふた、９・・・・・・内ふた、１
ｏ・・・・・・外ふた、１１・・・・・・空間、１２・
・・・・・誘導加熱調理・器。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）磁力線を通過させる材料で形成した二重容器と、
その容器をおおう二重ぶたと、磁力線で誘導加熱される
加熱部からなり、前記容器間に前記加熱部を配設し、二
重容器と二重ぶたの相対する面にお互いに連通する穴を
設けた誘導加熱調理器用被加熱体。
（２）加熱部は温度が上昇すると上方に変形し、温度が
下がると元の状態にもどる可逆変形の特性を有する材料
とした特許請求の範囲第１項記載の誘導加熱調理器用被
加熱体。
（３）液体を容器間に注入した特許請求の範囲第１項ま
たは第２項記載の誘導加熱調理器用被加熱体。