JPS63202440A - セ−ル用積層体 - Google Patents

セ−ル用積層体

Info

Publication number
JPS63202440A
JPS63202440A JP62034234A JP3423487A JPS63202440A JP S63202440 A JPS63202440 A JP S63202440A JP 62034234 A JP62034234 A JP 62034234A JP 3423487 A JP3423487 A JP 3423487A JP S63202440 A JPS63202440 A JP S63202440A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
laminate
polyester
fabric
elongation
sail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62034234A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH074907B2 (ja
Inventor
矢部 健次
小谷 清
石澤 克彦
笠松 秀則
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toray Industries Inc filed Critical Toray Industries Inc
Priority to JP62034234A priority Critical patent/JPH074907B2/ja
Publication of JPS63202440A publication Critical patent/JPS63202440A/ja
Publication of JPH074907B2 publication Critical patent/JPH074907B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/12Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins
    • D06N3/121Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained otherwise than by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, e.g. gelatine proteins with polyesters, polycarbonates, alkyds

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ウィンドサーフィンやヨツト等のセール(帆
)に用いられる積層体に関する。
[従来の技術] セール用積層体として、ポリエステルフィルムと、タテ
糸又はヨコ糸のいずれか一方に芳香族ポリアミド繊維(
以下、アラミド繊維と略称する)、他方にポリエステル
繊維を用いた布帛とを貼合せたものがある(例えば、Y
achting、155[2]、P6B 〜70.19
84>。これはアラミド繊維の高強度に注目し、伸度の
小さい高強度の積層体を得るのがその目的である。タテ
糸にアラミド繊維を用いた布帛を使用してタテ糸方向の
強度を高くした(warp−OrientOd  )積
層体、その逆にヨコ糸方向にアラミド繊維を用いた布帛
を使用してヨコ糸方向の強度を高くした(fill−o
riented )積層体が知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、上記従来のセール用積層体は、下記の問題点を
有している。
(1)  高強度を得るためにアラミド繊維を用い、織
密度の高い布帛を使用している割には、伸度(特にアラ
ミド繊維方向の伸度)を小さくすることができなかった
(2)  積層体の耐屈曲性が劣り、アラミド繊維が切
断しやすく、セールの耐久性がなかった。
本発明はかかる問題点を改善し、伸度が小さく、セール
の形態性が良く、耐屈曲性に優れセールの耐久性が改良
され、かう従来品よりも軽く、セールの取扱いが楽なセ
ール用積層体を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、厚み10〜100μmのポリエステル2軸延
伸フィルム(A)と、タテ糸又はヨコ糸のいずれか一方
に芳香族ポリアミド繊維、他方にポリエステル繊維を用
いた坪量60〜200 g/穎2の布帛(B)とが、厚
み10〜75μmの接着剤層(C)を介して互いに接着
された積層体において、該芳香族ポリアミド繊維及び該
ポリエステル繊維の織クリンプ率がそれぞれ1.5%以
下、2〜20%であり、かつ該積層体の荷重45.4k
a15cmかけたときの伸度が、該芳香族ポリアミド繊
維の糸の方向に1.2%以下、該ポリエステル繊維の糸
の方向に2〜15%であることを特徴とするセール用積
層体、に関する。
本発明におけるポリエステル2軸延伸フィルム(A)と
は、ポリエチレンテレフタレート(以下、PETと略称
する)、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレ
フタレートなど、あるいはこれらの共重合体を2軸延伸
して作った2軸延伸フィルム(以下、BOフィルムと略
称する)のことである。特にPET単独重合体及びPE
T成分が90モル%以上の共重合からなるBOフィルム
が好ましい。厚みは10〜100μm、好ましくは20
〜80μmである。厚みが10μm未満になると、積層
体の伸度が大きくなるという問題が生じ、逆に厚みが1
00μmを越えると、積層体が硬くなって、取り扱いが
困難になるといった問題が生じる。
布帛に用いる芳香族ポリアミド繊維とは、ポリ−p−フ
ェニレンテレフタラミド(特公昭47−289号公報、
同50−12485号公報など、デュポン社“+<ev
 l a r″)、p−フェニレンテレフタラミドと3
,4−ジアミノジフェニールエーテルテレフタラミドと
の共重合体、ポリベンザマイト及びその共重合体く例え
ば特公昭50−12006号公報など)などで代表され
る芳香族ポリアミドからなる繊維である。
ポリエステル繊維とは、前記ポリエステル2軸延伸フィ
ルムと同じポリエステル、すなわちPET、ポリエチレ
ンナフタレート、ポリブチレンテレフタレートなど、あ
るいはこれらの共重合体からなるものが挙げられる。特
にPET単独重合体及びPET成分が90モル%以上の
共重合体からなるものが好ましく、最も好ましいのはP
ET単独重合体からなるものである。
本発明に用いる布帛(B)は、前記アラミド繊維をタテ
糸またはヨコ糸にいずれか一方に、他方にポリエステル
繊維を用いた織物(特に平織が好ましい)で坪160〜
200g/Tl12でなければならない。坪量が60g
/が未満の場合には積層体の伸度が大きくなるといった
問題点が生じる。逆に坪量が200g/m”を越えると
、積層体が重くなり、セールに用いた場合の取扱いが困
難になる。
また、布帛には、染色、柔軟処理、吸水防止処理などの
処理が施されているものであってもよい。
アラミド繊維の繊度は好ましくは5〜25KD/インチ
、より好ましくは9〜21KD/インチであり、ポリエ
ステル繊維の繊度は好ましくは4〜20KD/インチ、
より好ましくは5〜15KD/インチのものが使用され
る。
ここで、KD(キロデニール)7インチとは、タテ糸あ
るいはヨコ糸のデニール数と、幅1インチ間にあるタテ
糸あるいはヨコ糸の本数とを掛算した値であって、使用
する糸の太さの目安となるものである。
本発明においては積層体の布帛を構成するアラミド繊維
の織クリンプ率が1.5%以下、好ましくは0.8%以
下(実質的に下限は0.05%)であり、ポリエステル
繊維の織クリンプ率は2〜20%、好ましくは4〜15
%の範囲である。アラミド繊維の織クリンプ率が1.5
%を越えると、積層体のアラミド繊維方向の伸度が多き
過ぎて、高強度の積層体が得られないし、アラミド繊維
が切断しやすくなり、積層体の耐屈曲性は改良されない
。またポリエステル繊維の織クリンプ率が2%未満の場
合にはポリエステル繊維の糸方向の伸度は若干小さくは
なるが、アラミド繊維の織クリンプ率が相対的に大きく
なるため、アラミド繊維の糸方向の伸度が大きくなり、
目的の高強度の積層体が得られない。逆にポリエステル
繊維の織クリンプ率が20%を越える場合にはポリエス
テル繊維の糸方向の伸度が大きくなりすぎて、高強度の
積層体が得られないし、耐屈曲性も改良されない。
この発明において、接着剤層(C)とは、ポリエステル
−BOフィルムと布帛とを接着せしめる周知の接着剤か
らなるもので、熱可塑性樹脂系、熱硬化性樹脂製接着剤
を使用することができる。
具体的には共重合ポリエステル系、ポリエステルエーテ
ル系、アクリル酸系、メタクリル酸系、ウレタン系、エ
ポキシ系、ポリアミド系、グリシジルロメタクリレート
共重合体系などの接着剤である。特に好ましい例として
は、共重合体ポリエステル系及びウレタン系接着剤であ
る。共重合ポリエステル系接着剤の共重合ポリエステル
を形成するジカルボン酸としては、テレフタル酸、イソ
フタル酸の他、アジピン酸、セバシン酸、ナフタレンジ
カルボン酸、ドデカンジカルボン酸などを使用すること
ができる。また、ジオールとしては、エチレングリコー
ル、テトラメチレングリコールの他、トリメチレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリ
コール、シクロヘキサンジメタツールなどを使用するこ
とができる。
前記ジカルボン酸は、その5〜80モル%、好ましくは
10〜70モル%、更に好ましくは20−65モル%が
テレフタル酸よりなる共重合体が好適である。また、こ
の共重合体の融点は、40〜200℃、好ましくは80
〜180℃、更に好ましくは100〜150℃である。
共重合体ポリエステルにポリオレフィンをブレンドした
ものも使用できる。
ウレタン系接着剤としては、(1)ポリイソシアネート
接着剤、(2)ポリウレタン系プレポリマ接着剤、(3
)イソシアネート変性ポリマ接着剤が使用できる。
(1)としては、公知のポリイソシアネート(例えば、
日本ポリウレタン(株)製“コロネート”L、Hし)と
ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミンなどの活性水
素を有するものと反応させた接着剤が使用できる。(2
)はジイソシアネートと多官能活性水素化合物を反応さ
せ、末端NCOのプレポリマを作り、空気中の水分、硬
化剤を用いて接着剤とするものである。(3)は、2官
能以上のポリエステル、ポリエーテルをトリレンジイソ
シアネートなどのジイソシアネートと反応させて末端−
〇Hのポリマとし、単独あるいは硬化剤を用いて使用す
るものである。
接着剤層の厚みは、10〜75μm、好ましくは15〜
50μmね更に好ましくは20〜30μmである。接着
剤層の厚みが75μmを越えると得られる積層体が硬く
なって、取扱いが困難になるといった問題が生じ、逆に
10μm未満では、十分な接着力が得られないといった
問題や積層体の伸度が大きくなるといった問題が生じる
。また、接着剤層に用いる樹脂には耐候剤、耐熱剤、着
色剤などを分散、配合しても良い。
本発明のセール用積層体とはポリエステルエーテル系(
A)/接着剤層(C)/布帛(B)の他、(B)/(C
)/(A>/(C)/(B)、<A>/(C)/(B)
/(C)/(A)の構成など、(A)と(B)が(C)
を介して積層されているものなら、その暦数は問わない
次に本発明のセール用積層体の代表的な製造方法につい
て説明する。
(1)ポリエステル−BOフィルム(A>の片面に接着
剤である共重合ポリエステル樹脂を溶融押出ラミネート
したフィルムを作る。次いで布帛(B)を接着剤層(C
)面に重ねて加熱ロールで熱圧着して貼合せ、(A)/
(C)/(B)の積層体を得る。この場合、タテ糸がア
ラミド繊維の布帛の場合にはタテ糸の織クリンプ率が1
.5%以下になるようタテ糸方向に張力をかけながら貼
合せる。一方、ヨコ糸がアラミド繊維の場合には、ヨコ
糸の織クリンプ率が1.5%以下になるようにタテ糸方
向の張力を低くして貼合せるのがポイントである。
(2)ポリエステル−BOフィルム(A)の片面にウレ
タン系接着剤溶液をリバースコーターでコーティングし
、乾燥オーブンで溶剤を蒸発させ、布帛(B)と重ね合
せ、加熱ロールで熱圧着して接着し、(A>/(C)/
(B)の積層体を得る。
貼合せ時の布帛(B)の張力1.t、上記(1)と同様
である。
(3)上記(1)、(2)の方法と同様にして(C)/
(A)/(C)の積層フィルムを作る。次いで該積層フ
ィルムの両面に布帛を重ね合せ、熱圧着して、両面が布
帛(B)からなる積層体を得る。貼合せ時の各布帛(B
)の張力は上記(1)と同じである。
[作用] 本発明は積層体のアラミド繊維の織クリンプ率を従来品
よりも小さくし、直線に近い状態に張り合すことにより
、高荷重下において、アラミド繊維固有の高強度、低伸
度の特徴を生かしたものである。また、耐屈曲性におい
ては、アラミド繊維が直線に近い状態なので、屈曲の際
の繊維自体の折曲げ角度が小さくなるので、耐屈曲性が
大幅に改良されると考えられる。
[特性の測定方法並びに効果の評価方法]本発明の特性
値の測定方法並びに効果の評価方法は次のとおりである
(1)  織クリンプ率 布帛のタテ糸及びヨコ糸方向に夫々長さ約25cmにな
るように印をつけ、この長さをLOとする。
つぎに、布帛をタテ糸とヨコ糸に分解し、この糸の捲縮
がなくなって直線となる最低の力で引張り、その長さを
正確に測って、Llとする。Lo及びLlの値を次式に
入れて算出する。
(Ll −Lo )/Lo xl oo (%)(2)
  伸度(荷重45 、4 ko15cm時)セールが
強風を受けた時に寸法安定性(抗張力)を示す指標とし
て、荷重45 、4 k(115cmの時の伸度を求め
た。
伸度は次にようにして測定した。すなわち、JIS  
L  1096の規定に準じ、試料より幅5cmx長さ
50cmの試験片を、タテ、ヨコ方向からそれぞれ5枚
づつ採取した。そして、引張試験機を用いて引張速度5
 Cm1分で試験片を引張、得られた応力−歪曲線の荷
重45 、4 ko15cm幅の時の伸度(%)を測定
チャートから読みとった。
(3)  耐屈曲性 MIT屈曲屈曲試合機いて、JIS  P81.15に
準じ、幅1.5cmx長さllCmの試験片に張力2k
(Jをかける。アラミド繊維が切れるまでの回数を耐屈
曲性の目安とした。
(4)  接着強度 JIS  K  6854−1977で規定された方法
で、PET−BOフィルムとポリエステル布帛との接着
強度を測定した。試験片の大きさは、2 、5CmX 
12Cm、剥離速度は20Cm/分、剥離角は180°
とした。
(5)  総合判定 セール用素材として優れているものをO1使用上問題が
あるものを×とした。
[実施例] 本発明を実施例に基づいて説明する。
実施例1、比敦例1 (1)  ポリエステルBOフィルムとして、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム(PET−BOフィルム、
東しく株)製の“ルミラー”Sタイプ)厚み50μmを
用意した。
(2)布帛は、アラミド繊維(デュポン社製“にevl
ar″29.400デニール)とポリエチレンテレフタ
レート繊維(東しく株)製“テトロン強力タイプ)を用
いて表1に示されている織密度の手織−の織物を作って
使用した。織密度の数値は次の値である。
(3)  接着剤としてウレタン系接着剤を用いた。
共重合ポリエステルの26%溶液(MEK/トルエン2
/8)100部に対し、イソシアネートとして、“コロ
ネート”HL(日本ポリウレタン(株)製〉4.7部を
混合して用いた。共重合ポリエステルは[テレフタル酸
/セバシン酸(モル比65/35 ) 、エチレングリ
コール/ネオペンチルグリコール(モル比40/60)
]のものを使用した。
(4)積層体の製法 リバースコータを使用して、PET−BOフィルムに接
着剤を塗布し、乾燥オーブンにより、80℃で乾燥し、
オーブンの出口で接着剤層面に布帛を重ね、150℃に
加熱されたプレスロールで圧着した。この時の布帛の巻
き出し張力は、20kg/mであった。かくして得られ
た(A)/(C)/(B)の積層体の物性を評価した(
表1)。実施例1の積層体は、織クリンプ率が所定の範
囲内なので、タテ方向の伸度が非常に小さく、耐屈曲性
が優れた、耐久性のある良好なwarp−orient
ed  積層体であった。一方比較例1の積層体は“k
ev l a r”の織クリンプ率が1.8%と大きい
ため、実施例よりもヨコ糸の使用本数が多いにも拘らず
、タテ糸、及びヨコ糸方向の伸度も太きく、かつ屈曲性
も大幅に劣り、耐久性に乏しい積層体であった。 実施
例2、比較例2 ヨコ糸に“kev I a r”を用いた布帛(表1)
を使用し、実施例1と同様にして<A>/(C)/(B
)の積層体を得た。実施例2の積層体は、織クリンプ率
が所定の範囲内なので、ヨコ方向の伸度が非常に小さく
、耐屈曲性が優れた耐久性のある良好なfill−or
ientedの積層体であった。一方、比較例2の積層
体は“にevlar”の織クリンプ率が大きいので、実
施例2よりもタテ糸の本数が多いにも拘らず、伸度が大
きく、かつ屈曲性も大幅に劣り、耐久性に乏しい積層体
であった。
実施例3、比較例3 (1)  PET−BOフィルムとして“ルミラー′”
38μmを用意した。
(2)  接着剤として共重合ポリエステル系を用いた
。共重合ポリエステル[テレフタル酸/イソフタル酸/
アジピン酸(モル比56/44)、エチレングリコール
/1,4ブタンジオール(モル比32/68 )融点1
12℃]8owt%とポリエチレン[密度0.9238
/atf、MI4.0g/10m1n]20wt%との
ブレンド物を幅1200mmの口金を有する口径65m
mの溶融押出ラミネータに供給し、240℃で溶融した
。これをPET−BOフィルムと布帛(表1に示した)
の間に溶融押出し、ニップロールで圧着した。布帛の巻
き出し張力は25 kg/mであった。次いで、これを
160℃の熱圧着ロールを通して(A)/(C)/(B
)の構成の積層体を作った。
実施例3の積層体は織クリンプ率が所定の範囲内なので
、タテ方向の伸度の小さい、耐屈曲性に優れた耐久性の
ある良好なWarp−Orientedの積層体であっ
た。一方比較例3の積層体は、“Key I a r”
の織りリン率が大きすぎ、実施例3よりヨコ糸本数が多
いにも拘らず、伸度が大きく、屈曲性も大幅に劣る耐久
性に乏しい積層体であった。
実施例4、比較例4 ヨコ糸に“にevlar”を用いた布帛(表1)を使用
し、実施例3と同様にして(A)/(C)/(B)の積
層体を得た。実施例4の積層体は織クリンプ率が所定の
範囲内なので、ヨコ糸方向の伸度が非常に小さく、屈曲
性が優れた耐久性のある良好なfill−orient
edの積層体であった。一方、比較例4の積層体は織ク
リンプ率が大きいので、実施例4の布帛よりもタテ糸が
多いにも拘らず、伸度が大きく、かつ屈曲性も大幅に劣
り、耐久性に乏しい積層体であった。
[発明の効果] 本発明のセール用積層体は布帛(B)を構成するアラミ
ド繊維の織クリンプ率を1.5%以下、ポリエステル繊
維の織クリンプ率を2〜20%になるように布帛の張力
をコントロールしてフィルム(A)と貼合せたので、 (1)  従来品よりも、織密度が租であるにも拘らず
、伸度(特にアラミド繊維方向の伸度)の小さい積層体
が得られた。
(2)  アラミド繊維が切断しにくく、耐屈曲性の優
れた、耐久性のある積層体が得られた。
本発明の積層体を用いたセールは伸度が小さいのでセー
ルの形態保持性が良く、セールが破れる危険性も少なく
、耐久性に優れたものである。また、セール自体も従来
よりも軽量にすることができ、帆走中のセール取扱いも
楽になる。
かくして得られた本発明のセール積層体は、ウィンドサ
ーフィンやヨツトのセール用に用いられる他、ハングラ
イダーの翼等にも使用される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 厚み10〜100μmのポリエステル2軸延伸フィルム
    (A)と、タテ糸又はヨコ糸のいずれか一方に芳香族ポ
    リアミド繊維、他方にポリエステル繊維を用いた坪量6
    0〜200g/m^2の布帛(B)とが、厚み10〜7
    5μmの接着剤層(C)を介して互いに接着された積層
    体において、該芳香族ポリアミド繊維及び該ポリエステ
    ル繊維の織クリンプ率がそれぞれ1.5%以下、2〜2
    0%であり、かつ該積層体の荷重45.4kg/5cm
    かけたときの伸度が、該芳香族ポリアミド繊維の糸の方
    向に1.2%以下、該ポリエステル繊維の糸の方向に2
    〜15%であることを特徴とするセール用積層体。
JP62034234A 1987-02-17 1987-02-17 セ−ル用積層体 Expired - Lifetime JPH074907B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62034234A JPH074907B2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17 セ−ル用積層体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP62034234A JPH074907B2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17 セ−ル用積層体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63202440A true JPS63202440A (ja) 1988-08-22
JPH074907B2 JPH074907B2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=12408462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62034234A Expired - Lifetime JPH074907B2 (ja) 1987-02-17 1987-02-17 セ−ル用積層体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH074907B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH074907B2 (ja) 1995-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5470632A (en) Composite material for fabrication of sails and other articles
US6280546B1 (en) Method of making a cut and abrasion resistant laminate
US6998165B2 (en) Laminate system for a durable controlled modulus flexible membrane
US5344689A (en) Carbon fiber prepreg and carbon fiber reinforced resin composite
US10106925B2 (en) Nonwoven flexible composites
US5061553A (en) Coextruded sail
US5161479A (en) Laminated sail fabric
US4801491A (en) Water-resistant and high-strength laminate
US9481144B1 (en) Nonwoven flexible composites
EP0885803A2 (en) PBO reinforced sails and sailcloth
JPS63202440A (ja) セ−ル用積層体
EP0281322A1 (en) Coextruded sail and method of preparation and use
WO2017151866A1 (en) Nonwoven flexible composites
JPH0226859B2 (ja)
WO2020085246A1 (ja) 複合シート
JPH0513567Y2 (ja)
JPS63203334A (ja) セ−ル用積層体
JPS6321407Y2 (ja)
JP3165275B2 (ja) 防水布帛およびその製造方法
JP2722682B2 (ja) 非通気性シート
JPH0259766B2 (ja)
JPS6178643A (ja) セ−ル用積層体
JPH0232143B2 (ja)
JP2022057803A (ja) 可撓性積層体、その製造方法、およびそれを用いた防水性製品
JPH0397964A (ja) セールクロス