JPS63201727A - 手続き呼び出し方式の異なるプログラムの結合方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はアーキテクチャの異なるプロセッサを有する電
子計算機システムにおけるプログラムの結合方式に関す
る。

（従来の技術） 従来、この種の技術として以下のものがある（例えば、
情報処理学会第３２回（昭和６１年前期）全国大会で金
子他の論文として発明きれた「スーパーコンピュータＳ
ＸシステムにおけるＡＰ／ＣＰ結合方式Ｊ　ＰＰ１９３
−１９４　）。

この金子らの論文の方式では、ブランチ方式のプログラ
ム翻訳時に次の処理を行う。

■第６図に示すように、ユーザ定義の入口点−１とは別
にスタック方式から呼ばれる入口点−２を生成する。そ
の入り目立−２に制御が渡った場合に、インターフェー
サルーチンを呼び出し、その後にプログラムの実行を開
始するオブジェクトコードを生成する。

■第７図に示すように、スタック方式のプログラムを呼
び出す時に使用するインターフェーサルーチンのアドレ
スを特定のレジスタに格納するオブジェクトコードを生
成する。

オブジェクトモジュールのリンク時に、スタック方式の
プログラムからブランチ方式のプログラムを呼び出す場
合には、第６図に示すように■で述べた入り目立−２へ
制御を移行するようにアドレス定数を設定する。ブラン
チ方式のプログラムからスタック方式のプログラムを呼
び出す場合には、第７図に示すようにブランチ方式のプ
ログラム中にスタック方式のプログラムのアドレスと例
外を発生させるフラッグを設定する。

ロードモジュールの実行時に、第６図に示すようにスタ
ック方式のプログラムからブランチ方式のプログラムへ
制御を移行する時は、インタフェーサルーチンを実行し
てインターフェースをとる。第７図に示すようにブラン
チ方式のプログラムからスタック方式のプログラムへ制
御を移行する時には、例外を発生させ、例外処理ルーチ
ンで■に述べたレジスタからインターフェーサルーチン
のアドレスを得てインターフェーサルーチンを実行する
。

（発明が解決しようとする問題点） 上述した従来の結合方式には、次の欠点がある。

（１）オブジェクトモジュールのリンク時に、手続き呼
び出し方式の差異を検出して処理するのでリンカが複雑
になりリンク時間がかかる。

（２）ロードモジュールの実行時に、ブランチ方式のプ
ログラムからスタック方式のプログラムを呼び出す際に
例外が発生するので、例外処理の時間がかかる。

（問題点を解決するための手段） 前述の問題点を解決するために本発明が提供する手段は
二手続きの呼び出し命令としてスタック方式を用いる演
算処理装置と、これと同期して動作するブランチ命令の
みを用いる演算処理装置とを含み１両演算処理装置間で
共通の主記憶装置をもつ電子計算機システム、または手
続き呼び出し命令としてスタック方式を用いるファーム
ウェアと、これと同期をとって動作するブランチ方式を
用いるファームウェアとを内蔵する電子計算機システム
の上で実行するプログラムを；スタック方式の命令を用
いる手続きとブランチ命令を用いる手続きを結合して作
成するプログラム結合方式であってニブランチ方式のプ
ログラム言語仕様上に、ブランチ方式のみでなくスタッ
ク方式のプログラムから呼ばれる入り口名を定義する入
り口名定義手段およびスタック方式のプログラムを呼び
出す呼び出し手段を有し；言語翻訳処理プログラムがブ
ランチ方式のプログラムを翻訳するときに、前記入り口
名定義手段のデータを受けてスタックフレームから呼び
出し情報を取り出してブランチ方式のインフタ−フェー
スに変換するオブジェクトフードを生成する入り口名処
理機能と、前記呼び出し手段のデータを受けてスタック
フレームを作成し、スタック方式のインターフェースに
よる手続き呼び出し方式のオブジェクトコードを生成す
る呼び出し処理機能とを有し；これら処理機能を用いて
作成されたオブジェクトモジュールのリンク時には１手
続き呼び出し方式の差異に無関係に結合し、結合された
ロードモジュールの実行時に例外を発生させずに手続き
呼び出し方式の異なるプログラムへ制御を移行すること
を特徴とする。

（実施例） 次に本発明について図面を参照して説明する。

第１図は本発明の一実施例の構成を表わす図である。言
語翻訳処理プログラム２は、ブランチ方式のプログラム
１を入力し、そのプログラムに含まれる入り口名定義手
段、呼び出し手段を翻訳して、スタック方式プログラム
とのインターフェースをとるオブジェクトフードを含む
ブランチ方式オブジェクトモジュール３を出力する。

リンカ５はブランチ方式のオブジェクトモジュール３と
スタック方式のオブジェクトモジュール４を入力する。

リンカは両方式の相違に関係なく、オブジェクトモジュ
ール間の外部参照を解決し、ロードモジュール６を出力
する。

次に、ロードモジュール６を入力して実行する。

第２図は、スタック方式プログラムからブランチ方式プ
ログラムを呼び出す場合の言語翻訳処理プログラムの流
れを表わす。

ブランチ方式プログラムには、入り口名がどの方式から
呼ばれるか定義する入り口名定義手段があり、入り口名
の定義を行なうときに５ＴＡＣＫオプシヨンを指定する
ことによって、スタック方式プログラムから呼ばれるこ
とを表わす。

言語翻訳処理プログラムは、入り口名の定義に５ＴＡＣ
Ｋオプシヨンが指定されたか判定し、指定された場合に
は、入り口名定義処理機能によって、次のインタフェー
スオブジェクト−１を生成する。

■スタック方式の手続き呼び出しに使用される手続き記
述子を定義する。

■両方式のプロセッサ間で定義されたレジスタの対応づ
けを行なう。

■アーギュメント情報をスタックフレームから取り出し
、作業域に設定する。

■プロセッサの切り替えを行なう。

続いて、言語翻訳処理プログラムは、ほかのオブジェク
トモジュールから、入り目立が参照できるように入り口
名の登録を行なう。

第３図は、ブランチ方式プログラムからスタック方式プ
ログラムを呼び出す場合の言語翻訳処理プロゲラ゛ムの
状態を表わす。

ブランチ方式プログラムには、どの方式のオブジェクト
モジュールを呼び出すか指定する呼び出し手段があり、
呼び出しを行なうときに５ＴＡＣＫオプシヨンを指定す
ることによって、スタック方式プログラムを呼び出すこ
とを表わす。

言語翻訳処理プログラムは、呼び出し文に５ＴＡＣＫオ
プシヨンが指定されたか判定し、指定された場合は呼び
出し処理機能によって、次のインターフェースオブジェ
クト−２を生成する。

■プロセッサのモード切り替えを行なう。

■スタックフレームを確保する。

■スタックにアーギュメント情報を作業域から設定する
。

■スタック方式プロセッサの呼び出し命令を生成する。

５ＴＡＣＫオプシヨンが指定されていない場合はブラン
チ方式プロセッサのブランチ命令を生成する。

第４図は、スタック方式プログラムからブランチ方式プ
ログラムを呼び出す場合の実行時の流れを表わす。

スタック方式プロセッサの呼び出し命令は、アドレス定
数が指すブランチ方式プログラムの手続き記述子を介し
て、インタフェースオブジェクト−１へ制御を移す。イ
ンタフェースオブジェクト−１は、第２図の説明に述べ
たようにインターフェースをとり、プロセッサモードを
切り替える。続いて、入り目立からユーザオブジェクト
の実行を行なう。

第５図は、ブランチ方式プログラムからスタック方式プ
ログラムを呼び出す場合の実行の流れを表わす。

ブランチ方式プログラムで、第３図にのべたようにプロ
セッサモードの切り替えを行ない、インターフエースを
とるインターフェースオブジェクト−２を実行する。続
いて、スタック方式に従って、アドレス定数が指すスタ
ック方式プログラム上の手続き記述子を介して、入り四
点へ制御を移す。

入り四点からユーザオブジェクトの実行を行なう。

（発明の効果） 以上説明したように本発明は、プログラム言語仕様上に
スタック方式およびブランチ方式の両方式の定義手段を
与えることによって、プログラムの翻訳時に両方式のイ
ンターフェースを生成する。その結果、リンク時には、
両方式の相違に関係なく、オブジェクトモジュール間の
外部参照を解決するために、リンク時間が短縮する。ま
た、実行時においても、ブランチ方式のプログラムから
、スタック方式のプログラムを呼び出す際に例外を発生
させないので、実行時間が短縮するという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は第１図実
施例における入り口定義手段の処理概念図、第３図は第
１図実施例における呼び出し手段の処理概念図、第４図
はスタック方式プログラムからブランチ方式プログラム
を呼び出す際に行なう本発明方式の処理の概念を示す図
、第５図はブランチ方式プログラムからスタック方式プ
ログラムを呼び出す−に行なう本発明方式の処理の概念
を示す園、第６図はスタック方式プログラムかるブラン
チ方式プログラムを呼び出す際に行なう従来方式の処理
の概念を示す図、第７図はブランチ方式プログラムから
スタック方式プログラムを呼び出す際に行なう従来方式
の処理の概念を示す図である。 １・・・ブランチ方式プログラム、２・・・言語翻訳処
理プログラム、３・・・ブランチ方式オブジェクトモジ
ュール、４・・・スタック方式オブジェクトモジュール
、５・・・リンカ、６・・・ロードモジュール、７・・
・実行。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 手続きの呼び出し命令としてスタック方式を用いる演算
   処理装置と、これと同期して動作するブランチ命令のみ
   を用いる演算処理装置とを含み、両演算処理装置間で共
   通の主記憶装置をもつ電子計算機システム、または手続
   き呼び出し命令としてスタック方式を用いるファームウ
   ェアと、これと同期をとって動作するブランチ方式を用
   いるファームウェアとを内蔵する電子計算機システムの
   上で実行するプログラムを；スタック方式の命令を用い
   る手続きとブランチ命令を用いる手続きを結合して作成
   するプログラム結合方式において：ブランチ方式のプロ
   グラム言語仕様上に、ブランチ方式のみでなくスタック
   方式のプログラムから呼ばれる入り口名を定義する入り
   口名定義手段およびスタック方式のプログラムを呼び出
   す呼び出し手段を有し；言語翻訳処理プログラムがブラ
   ンチ方式のプログラムを翻訳するときに、前記入り口名
   定義手段のデータを受けてスタックフレームから呼び出
   し情報を取り出してブランチ方式のインターフェースに
   変換するオブジェクトコードを生成する入り口名処理機
   能と、前記呼び出し手段のデータを受けてスタックフレ
   ームを作成し、スタック方式のインターフェースによる
   手続き呼び出し方式のオブジェクトコードを生成する呼
   び出し処理機能とを有し；これら処理機能を用いて作成
   されたオブジェクトモジュールのリンク時には、手続き
   呼び出し方式の差異に無関係に結合し、結合されたロー
   ドモジュールの実行時に例外を発生させずに手続き呼び
   出し方式の異なるプログラムへ制御を移行することを特
   徴とする手続き呼び出し方式の異なるプログラムの結合
   方式。