JPS6320162Y2 - - Google Patents

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JPS6320162Y2
JPS6320162Y2 JP1982112190U JP11219082U JPS6320162Y2 JP S6320162 Y2 JPS6320162 Y2 JP S6320162Y2 JP 1982112190 U JP1982112190 U JP 1982112190U JP 11219082 U JP11219082 U JP 11219082U JP S6320162 Y2 JPS6320162 Y2 JP S6320162Y2
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JP
Japan
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rod
rectangular parallelepiped
shaped conductor
conductor
dielectric
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JP1982112190U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、マイクロ波用ろ波器を形成する半同
軸形誘電体共振器等の構成に好適な誘電体共振器
の構成素子に関するものである。
第1図は、従来の半同軸形誘電体共振器の構成
素子を示す平面図、第2図は、第1図のA−A断
面図で、両図において、1は誘電体より成る直方
体、2は貫通孔、3は内部導体を形成する棒状導
体で、ろ波器の電磁シールド用筐体を外部導体と
することにより半同軸形誘電体共振器を構成せし
めることが出来、その共振周波数は誘電体より成
る直方体1の高さHにより定まる。然しながら直
方体1は一般にチタン酸バリウム磁器のような極
めて硬い材質の誘電体より成るため高さHを所要
値に正確に一致せしめて共振周波数を所要値に一
致せしめることが極めて困難である。
例えば直方体1を形成する誘電体としてチタン
酸バリウム磁器(誘電率、36)を用いて共振周波
数が450MHzの半同軸形誘電体共振器を構成する
場合、直方体1の高さHの製作誤差が±0.02mmの
場合所要の共振周波数450MHzに対して実際に得
られる共振周波数は0.36MHzのずれを生ずる。
このため従来は、直方体1の高さを予め所要値
Hより多少長く形成し、研磨によつて正確に所要
値Hに一致せしめる方法が用いられているが、直
方体1を形成する誘電体が硬いため研磨に極めて
長時間を要する欠点がある。
又、従来、直方体1の高さが製作誤差によつて
所要値Hより短く形成された場合には、第3図示
のように直方体1の開放面に、直方体1を形成す
る誘電体と同じ材質の誘電体薄片4を適当な接着
剤を以て接着して直方体1の高さを所要値Hに一
致せしめる方法が用いられているが、製作誤差に
基づく高さの不足分を正確に補うことは一般に困
難で、多少の過不足を生ずるばかりでなく、誘電
体薄片4の接着に比較的多くの労力と時間を要
し、量産に甚だ不適である。
以上の他従来は、直方体1の高さを予め所要値
より短く形成して第4図示のようにろ波器の電磁
シールド用筐体5内に組込み、内部導体を形成す
る棒状導体3の開放端と対向する筐体5の上壁又
は下壁にトリマコンデンサの形成電極6を設け、
棒状導体3の開放端との間の容量を共振回路に付
加し、この付加容量を微細に調整することにより
共振周波数を所要値に一致せしめる方法も用いら
れているが、この方法は周波数の調整は容易であ
るが、部品数が多くなつてコスト高となると共に
トリマコンデンサ形成電極6を付加した分だけろ
波器の形状が複雑大形となるを免れることが出来
ない。
本考案は、構造製作が簡潔容易で、ろ波器に組
込んだ場合にもろ波器を小形に構成し得る半同軸
形誘電体共振器の構成素子を実現することを目的
とする。
第5図は、本考案の一実施例を示す平面図、第
6図は、第5図のA−A断面図で、両図におい
て、1はチタン酸バリウム磁器又はチタン酸マグ
ネシウム磁器等の誘電体より成る直方体、2は貫
通孔で、その中心軸を直方体1の中心軸にほぼ一
致せしめて穿つてある。3は内部導体を形成する
棒状導体で、例えば真ちゆうより成り、貫通孔2
内に固く嵌入してある。7はねじ孔、即ち、本案
構成素子をろ波器の電磁シールド用筐体内に組込
んだ際に、これを所要位置に固定するための止め
ねじがら合せしめられるねじ孔で、棒状導体3の
接地側端部に設けてある。8は本考案の要旨たる
可変容量形成電極で、例えば真ちゆう等の導体薄
板より成り、棒状導体3の開放端に半田付け又は
ねじ止め等の手段によつて固着し、電極8を図示
のように平面形状が長方形を成すように形成した
場合には両端部又は何れか一方の端部が、棒状導
体3の開放端の縁から側方へ適宜の長さだけ張出
すように取付け、電極8の平面形状が円形又は正
方形等を成すように形成した場合には電極8の周
辺の全部又は一部が側方へ張出すように取付ける
か、電極8の平面形状が長方形、円形又は正方形
等の何れの場合でもその周辺部が棒状導体3の開
放端から側方へ張出さない程度の大きさとなし、
半田付又はねじ止め等による固着部分を除く周辺
部を上方へ折曲げ可能に取付けてもよい。
本案構成素子においては、誘電体より成る直方
体1の高さHを誘電体の誘電率、所要の共振周波
数等から算出した理論値よりも予め適宜短く形成
して第7図示のようにろ波器の電磁シールド用筐
体5内に組込み、電極8の周辺を上方又は下方へ
折曲げると、筐体5の上壁(又は下壁)と電極8
間の容量は電極8の周辺の折曲げ角度に応じて定
まるから、この折曲げ角度を適当ならしめること
により本案構成素子及び筐体5によつて構成され
る共振器の共振周波数を所要値に正確に一致せし
めることが出来る。
尚、第7図において91及び92は入出力同軸端
子、101及び102は入出力結合容量素子であ
る。第8図は、第7図に示したろ波器の等価回路
図で、T1及びT2は入出力端子、C0.1及びCo,o+1
入出力結合容量、C+△Cは共振回路の直列容量
で、△Cは電極8の周辺部の折曲げ角度に応じて
付加された容量分である。M1.2、M2.3、……
Mo-1,oは共振回路間の等価相互インダクタンスで
ある。
以上は誘電体部分を直方体に形成した場合を例
示したが、第9図に平面図を、第10図に第9図
のA−A断面図をそれぞれ示すように、誘電体部
分を肉厚の円筒体1′を以て形成しても本考案を
実施することが出来る。他の符号は第5図及び第
6図と同様である。
以上の説明から明らかなように、本案共振器の
構成素子は構造製作が簡単容易で、共振周波数の
調整も極めて容易なると共に本案構成素子を電磁
シールド用筐体に組込んでろ波器を構成した場
合、周波数微調用の可変容量形成電極8は内部導
体を形成する棒状導体3の開放端に取付けられて
居り、又、この内部導体3の開放端と筐体5の上
壁又は下壁との間には本来空間が存在し、電極8
を内装するために特別に空間部を広げる必要がな
いから全体を小形に構成し得る等の特長を有す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は、従来の共振器の構成素
子を示す図、第4図は、従来の共振器の構成素子
を組込んだろ波器を示す図、第5図、第6図、第
9図及び第10図は、本考案の一実施例を示す
図、第7図は、本案構成素子を組込んだろ波器の
一例を示す図、第8図は、その等価回路図で、 1……誘電体より成る直方体、1′……誘電体
より成る円筒体、2……貫通孔、3……棒状導
体、4……誘電体薄片、5……ろ波器の電磁シー
ルド用筐体、6……トリマコンデンサの形成電
極、7……ねじ孔、8……可変容量形成電極、9
及び92……入出力同軸端子、101及び102
……入出力結合容量素子、T1及びT2………入出
力端子、C0.1及びCo,o+1……入出力結合容量、C
+△C……共振回路の容量分、M1.2、M2.3……
Mo-1,o……共振回路間の等価相互インダクタンス
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 内部導体を形成する棒状導体の側面外周を導
    電体を以て囲むと共に前記棒状導体の開放端に
    導体薄板より成る可変容量形成電極を固着し、
    この可変容量形成電極の周辺部を折曲げ可能に
    形成したことを特徴とする誘電体共振器の構成
    素子。 (2) 棒状導体の側面外周を囲む誘電体の形状を直
    方体に形成した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の誘電体共振器の構成素子。 (3) 棒状導体の側面外周を囲む誘電体の形状を円
    筒体に形成した実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の誘電体共振器の構成素子。
JP11219082U 1982-07-26 1982-07-26 誘電体共振器の構成素子 Granted JPS5917606U (ja)

Priority Applications (1)

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JP11219082U JPS5917606U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 誘電体共振器の構成素子

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JP11219082U JPS5917606U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 誘電体共振器の構成素子

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Publication Number Publication Date
JPS5917606U JPS5917606U (ja) 1984-02-02
JPS6320162Y2 true JPS6320162Y2 (ja) 1988-06-06

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ID=30260175

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JP11219082U Granted JPS5917606U (ja) 1982-07-26 1982-07-26 誘電体共振器の構成素子

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Families Citing this family (1)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5942725Y2 (ja) * 1979-05-30 1984-12-15 ティーディーケイ株式会社 分布定数形フイルタ

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5917606U (ja) 1984-02-02

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