JPH0644179Y2 - 静電容量内蔵型圧電共振子 - Google Patents

静電容量内蔵型圧電共振子

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JPH0644179Y2
JPH0644179Y2 JP12669288U JP12669288U JPH0644179Y2 JP H0644179 Y2 JPH0644179 Y2 JP H0644179Y2 JP 12669288 U JP12669288 U JP 12669288U JP 12669288 U JP12669288 U JP 12669288U JP H0644179 Y2 JPH0644179 Y2 JP H0644179Y2
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capacitance
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piezoelectric resonator
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俊和 石黒
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は静電容量内蔵型圧電共振子に関する。
(従来技術) 静電容量内蔵型圧電共振子は、例えば、コルピッツ形発
振回路によく用いられる。このような圧電共振子の一例
として、第3図に示す回路構成のものがある。この圧電
共振子1は、1個の共振素子Eと2個のコンデンサC1,C
2とを有するものである。このコンデンサC1,C2は発振回
路において、帰還条件を満足させるために必要不可欠な
ものである。従来において、このコンデンサ機能を持っ
た静電容量内蔵型の3端子型発振子がある(特開昭55−
95417号参照)。このタイプの静電容量内蔵型の3端子
型発振子においては、文字通り、静電容量が素子に内蔵
されているので外付のコンデンサは不要である。
一方、2端子型の発振子は、コルピッツ発振回路を構成
するためには、2個の外付のコンデンサを必要とし、そ
のコンデンサの持つ静電容量の組合せによって、はじめ
て帰還条件が満たされ、発振回路として機能するという
しくみになっている。
(考案が解決しようとする問題点) 以上、圧電共振子1が用いられている回路では、前述の
ように2個のコンデンサを用いることが必要である。
まず2端子型の発振子であるが、前述のように2個の外
付のコンデンサを必要とするので部品数が多くなりコス
ト高を招くとともに発振回路自身も部品数の増加によっ
て大きな実装基板が必要となり完成品の形状が大きくな
ってしまうため、小型化を求める例えばIC回路等と組合
せる場合には、不適格なものとなる。
次に3端子型の静電容量内蔵型の発振子は前者の2端子
型発振子に比べると、それ自身の持つ大きさは2端子型
発振子と比べると変化がないにもかかわらず、2個のコ
ンデンサの働きをすでに内蔵しているので、発振回路全
体を考えると、その大きさは、前者に比べるとかなり小
さなものを得ることが可能である。しかし実使用におい
て例えばIC回路と組合せた場合、組み合わすICによって
必要な静電容量が異なるため、共振素子上の電極寸法や
分極率等により静電容量をコントロールする必要がある
という大変困難な問題がある。又、この3端子型静電容
量内蔵型の発振子を高周波回路に用いる場合、特に精度
の高い静電容量を必要とするので外装ケース収納後の静
電容量の微調整は大変手間がかかり、実際不可能である
ため、良品率を下げる要因となっている。更に、3端子
型静電容量内蔵型の発振子は、容量を表す式、 C=ε0εrS/T (但し、Cは静電容量、ε0は真空の誘電率、εrは比
誘電率、Sはコンデンサ電極面積、Tは誘電体の厚み) において、電極の面積すなわちSに限度があるので大き
なコンデンサ容量を得ることができず、仮に大きなコン
デンサ容量を得ようとするならば、共振素子自身を大き
くする必要があり、前述のように小型化を求めるIC回路
などと組み合わすには問題があった。
(問題を解決するための手段) 上記の種々の問題を解決するために本考案の静電容量内
蔵型圧電共振子は両面に電極を持つ圧電共振素子に電気
的接続をする1対の端子板を設け、該1対の端子板の圧
電共振素子に当接している面と対向する面に密接するよ
うに所定の誘電率を持った筐体を設け、該筐体の底面を
貫通して該1対の端子板のリード部を外部に引き出し、
かつ、該筐体の外壁に密接するように別の1対の端子板
を設け、外装ケースに挟入したことを特徴としている。
(作用) 以上のように構成することにより、小型化された静電容
量内蔵型圧電共振子が得られる。
(実施例) 第1図は本考案の静電容量内蔵型圧電共振子の一実施例
の断面図である。本実施例の圧電共振子1は、第3図に
示すコルピッツ発振回路構成を用いたものであり、第2
図は絶縁体内部ベース2の一例の斜視図である。
圧電共振子1において、共振素子6の電極面に入出力端
子板4,4が電気的に接続しており、絶縁体によって形成
された内部ベース2が共振素子3及び入出力端子板4,4
を挟持して収納するように外装ケース6内に内設してい
る。更にその内部ベース2と外装ケース6との間に相互
に密接する形でアース端子板5,5が挿入されている。
本考案の圧電共振子1は、従来における2端子型の発振
子と同じタイプの共振素子3を用いており、すなわち、
1つの面には1つの電極しか備えておらず、3端子型発
振子のように、共振素子の電極間で静電容量を得るとい
うものではなく、別にコンデンサC1,C2を用意しやる必
要がある。そこで、高い誘電率が得られる材料を用いて
内部ベース2を形成し、それを用いてコルピッツ発振回
路におけるコンデンサC1,C2を構成するのである。この
内部ベース2は、例えば熱可塑性の高分子樹脂ポリプロ
ピレンやポリブチルテレフタイレイト等に高誘電率のセ
ラミックスを混練し、成形したり、又、高誘電率のセラ
ミックスそのもので成形する、いずれも絶縁体が用いら
れる。内部ベース2の形状が筐体であるのは、外装ケー
ス6内に1対のアース端子板5,5を挿入するスキマの分
を除いて嵌合させるため、かつ、外装ケース6内に嵌合
した後、内部ベース2内に収納されている共振素子3と
1対の入出力端子板4,4及び内部ベース2との外壁に密
接する1対のアース端子板5,5を固定させるためであ
る。内部ベース2の壁部の厚さ及び、中空部2aの大きさ
は、発振回路に必要な静電容量、及び収納する共振素子
2を挟んだ1対の端子板4,4が内部ベース2の内壁にス
キマなく介在されるように任意に設定される。更にその
内部ベース2の底面部には内部に収納した入出力端子4,
4を外部に引き出すための引出し孔2bが設けられてい
る。また内壁面2a,外壁面2cは1対の入出力端子板4,4ア
ース端子板5,5を密接させるため、可能な限り鏡面加工
し表面の凹凸をなくす必要がある。それは内部ベース2
の各々入出力端子4,4、アース端子板5,5と接する面が、
完全に鏡面加工されると、内部ベース2のコンデンサと
してのコンデンサ電極は不用なものとなるからである。
1対のアース端子板5,5においても前述のように内部ベ
ース2の外壁面2cに密接する形で配置される必要があ
り、よって外装ケース6の内壁と内部ベース2に挟入し
相互を密接させるか若しくは、アース端子板5,5と外装
ケース6の間にスプリング材を介在させ、その圧力によ
って密接させる等の構成が用いられる。第1図の実施例
では前者が用いられている。
アース端子板5の形状は、第4図、第5図、第6図で示
されている。内部ベース2で得られる静電容量は、主と
して内部ベース2の持つ誘電率、及び壁部の厚さ、内部
ベース2におけるコンデンサ電極の面積、本実施例にお
いては、各端子板の面積によって決定される。よってア
ース端子板5の形状を5a,5b,5cと任意に変えることによ
り、内部ベース2に得られる静電容量を自由に調節する
ことができる。この3種類の端子板を比べた場合大きな
静電容量を得ようとするならば形状5aを用い、小さい静
電容量を得ようとするならば形状5cを用いればよい。端
子板の形状は、もちろんこの限りではなく、自由に端子
板の面積を変えることによって、必要な静電容量を内部
ベース2に得ることができる。
(考案の効果) 以上、本考案の両面に電極を持つ圧電共振素子に電気的
接続をする1対の入出力端子板を設け、該1対の入出力
端子板の圧電共振素子に当接している面と対向する面に
密接するように所定の誘電率を持った筐体を設け、該筐
体の底面を貫通して該1対の入出力端子板のリード部を
外部に引出し、かつ該筐体の外壁に密接するように1対
のアース端子板を設け、外装ケースに挟入した静電容量
内蔵型圧電共振子によって、コンデンサとして使用する
内部ベースの持つ誘電率や壁部の厚みを任意に選択する
ことにより、必要な静電容量を容易に得ることができ、
更にアース端子板の面積を適当に変えることによって
も、内部ベースに生じる静電容量を大きくしたり、小さ
くしたりすることができる。又、本考案の静電容量内蔵
型圧電共振子は静電容量が圧電共振子に内蔵されている
ので、外付のコンデンサも必要なく、回路における部品
数の削減を果たすと同時に従来における2端子型の圧電
共振素子を特殊な加工することなくそのまま使用できる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の断面図。第2図は第1図に
用いた内部ベースの斜視図。第3図はコルピッツ発振回
路図。第4図は本考案に用いるアース端子板の一例の正
面図。第5図は本考案に用いるアース端子板の一例の正
面図。第6図は本考案に用いるアース端子板の一例の正
面図。 1……圧電共振子 2……内部ベース 3……圧電共振素子 3a……電極 4……入出力端子板 5……アース端子板 6……外装ケース

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両面に電極を持つ圧電共振素子に電気的接
    続をする1対の入出力端子板を設け、該1対の入出力端
    子板の圧電共振素子に当接している面と対向する面に密
    接するように所定の誘電率を持った筐体を設け、該筐体
    の底面を貫通して該1対の入出力端子板のリード部を外
    部に引出し、かつ、該筐体の外壁に密接するように1対
    のアース端子板を設け、外装ケースに挟入したことを特
    徴とする静電容量内蔵型圧電共振子。
JP12669288U 1988-09-28 1988-09-28 静電容量内蔵型圧電共振子 Expired - Lifetime JPH0644179Y2 (ja)

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JPH02126428U JPH02126428U (ja) 1990-10-18
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