JP3395268B2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents

誘電体共振器装置

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JP3395268B2 JP19806593A JP19806593A JP3395268B2 JP 3395268 B2 JP3395268 B2 JP 3395268B2 JP 19806593 A JP19806593 A JP 19806593A JP 19806593 A JP19806593 A JP 19806593A JP 3395268 B2 JP3395268 B2 JP 3395268B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘電体ブロックに内
部電極および外部電極を形成して成る誘電体共振器装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一体成形して成る誘電体ブロックまたは
誘電体部材を接合して形成した誘電体ブロックの外面に
外部電極を形成するとともに、内部に複数の内部電極を
形成して、この内部電極による共振器をコムライン結合
させた誘電体共振器装置が、例えばマイクロ波帯におけ
る帯域通過フィルタなどとして用いられている。
【0003】図15に従来の一体成形による誘電体ブロ
ックを用いた誘電体共振器装置の構造を示す。同図に示
すように、誘電体ブロックの平行な第1面S1と第2面
S2との間に連続する4つの面S3,S4,S5,S6
を有し、内部に第1面S1と第2面S2間を貫通する貫
通孔2a,2bを形成していて、誘電体ブロックの第1
面S1、第2面S2および面S3,S4,S5,S6の
それぞれに外部電極6を形成している。貫通孔2a,2
bの内周面には貫通孔2a,2bの第1面S1の開口部
付近に間隙による開放端部を有する内部電極をそれぞれ
形成して、前記間隙部に先端容量を形成している。また
誘電体ブロックの外面に信号入出力電極7a,7bを形
成し、貫通孔2a,2bの内部に設けた前記内部電極に
よる共振器と容量結合させている。このようにして、内
部電極による二つの共振器がコムライン結合した誘電体
共振器装置を構成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図15に示した従来の
誘電体共振器装置の集中定数回路および分布定数回路に
よる等価回路は図13に示される。図13においてCs
は前記貫通孔の内周面に設けた内部電極の間隙部に形成
される先端容量、Ceは内部電極の開放端部付近と容量
結合する信号入出力電極7a,7bとの間に形成される
外部結合容量である。このような共振器装置の特性は図
14に示すようになる。図14において上半部は図13
に示した矢印方向から見た回路のアドミタンスBの周波
数特性、下半部は共振器回路の減衰特性を示す。このよ
うに単純なコムライン結合の場合、共振周波数foで前
記アドミタンスBは誘導性となり、高域側に極を持つ。
従ってfoを中心周波数とし、高域側に減衰極を持つ帯
域通過フィルタ特性となる。
【0005】また、図14において低域側の部と通過
帯域の部とでは、の方が共振器間の結合が強くなる
ため、低域側の減衰特性がなだらかとなる。
【0006】このように従来の単純なコムライン結合に
よる誘電体共振器装置においては、通過帯域の高域側に
減衰極を持つため、高域側の減衰特性が優れているのに
対し、通過帯域の低域側の減衰特性が良好ではない。そ
のため、通過帯域の低域側に大きな減衰量が要求される
場合には、共振器の段数を増すか、内周面に内部電極を
形成する前記貫通孔をステップ状に形成するなど、複雑
な構造を採らなければ、隣接する共振器間を容量性結合
とすることができず、通過帯域の低域側の特性を容易に
改善することはできなかった。
【0007】この発明の目的は、簡単な構造により、帯
域通過フィルタとして用いる場合の通過帯域の低域側特
性を改善した誘電体共振器装置を提供することにある。
【0008】また、この発明の他の目的は、共振器間の
結合性を容易に調整して通過帯域の低域側または高域側
の減衰特性を自在に調整し得るようにした誘電体共振器
装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る誘電体共振器装置は、略平行な第1面と第2面と、こ
の第1・第2面に略垂直な外面を有し、内部に前記第1
面と第2面間を貫通する複数の貫通孔を形成した誘電体
ブロックを備え、この誘電体ブロックの前記貫通孔の配
列方向に平行で且つ貫通孔の長手方向に平行な一方の外
面を除く他の外面に外部電極を形成し、前記複数の貫通
孔の内周面に内部電極をそれぞれ形成するとともに、前
一方の外面には少なくとも周辺部を除く主要部に電極
を形成せず、外形が前記誘電体ブロックの一方の面と略
同一形状であり、前記誘電体ブロックの一方の外面を覆
う形状の外部電極を形成した誘電体基板を、前記誘電体
ブロックの一方の外面に対して一定の間隙を保って接合
して成る。
【0010】請求項2に係る誘電体共振器装置は、前記
誘電体ブロックを、複数の誘電体部材を接合して構成し
たものとする
【0011】請求項3に係る誘電体共振器装置は、請求
項1または2記載のものにおいて、前記間隙を空気層か
ら構成して成る。
【0012】請求項4に係る誘電体共振器装置は、略平
行な第1面と第2面との間に連続する外面を有し、内部
に前記第1面と第2面間を貫通する複数の貫通孔を形成
した誘電体ブロックを備え、この誘電体ブロックの前記
外面のうち前記貫通孔の配列方向に平行な少なくとも一
方の外面を除く他の外面に外部電極を形成し、前記複数
の貫通孔の内周面に内部電極をそれぞれ形成するととも
に、前記外部電極の形成していない前記誘電体ブロック
の外面に、外部電極を形成した誘電体基板を一定の間隙
を保って配置するとともに、前記間隙に前記誘電体ブロ
ックの誘電率より低誘電率の接合材を充填して成る。
【0013】
【作用】この発明の誘電体共振器装置は誘電体ブロック
と誘電体基板とから構成され、誘電体ブロックは略平行
な第1面と第2面との間に連続する外面を有し、内部に
前記第1面と第2面間を貫通する複数の貫通孔が形成さ
れていて、この誘電体ブロックの前記貫通孔の配列方向
に平行で且つ貫通孔の長手方向に平行な一方の外面を除
く他の外面に外部電極が形成されていて、前記一方の外
面には少なくとも周辺部を除く主要部に電極が形成され
ておらず、前記複数の貫通孔の内周面に内部電極がそれ
ぞれ形成されている。そして、外形が前記誘電体ブロッ
クの一方の面と略同一形状であり、前記誘電体ブロック
の一方の外面を覆う形状の外部電極が形成された誘電体
基板が誘電体ブロックの外部電極の形成されていない外
面に一定の間隙を保って配置されている。
【0014】
【0015】ここで2段の誘電体共振器装置の等価回路
を図10に示す。図10においてZは前記内部電極によ
る共振器のインピーダンス、εrは誘電体ブロックの比
誘電率、Lは共振器長である。またCsは前記内部電極
の開放端部に形成される先端容量である。このような共
振器の偶モード、奇モードの各共振周波数feven,fod
d は次式で示される。
【0016】
【数1】
【0017】
【数2】
【0018】ここでCoは光速である。そこで、誘電体
ブロックと誘電体基板間の間隙tに対する偶モード、奇
モードについてのインピーダンスZeven,Zodd 、比誘
電率εreven,εrodd 、先端容量Cseven,Csodd
の各傾向からfeven,foddの傾向を求めると図11の
下部に示すようになる。このように間隙tが0のときf
even<fodd の関係にあり、間隙tが広くなるに従い、
fodd は徐々に上昇するのに対し、fevenは比較的急激
に上昇する。従ってfeven=fodd の関係となる間隙t
oが存在し、間隙tがtoより小さいときfeven<fod
d ,間隙tがtoより大きいときfeven>fodd の関係
となる。一方、共振器間の結合値kは次式で示される。
【0019】
【数3】
【0020】従って、間隙tの変化に対する結合値kの
変化は図11の上部に示すようになる。このように間隙
tがtoより狭いときには誘導性結合し、間隙tがto
より広い場合に容量性係合することになる。
【0021】その結果、図13に示した等価回路におい
て矢印方向の回路を見たときのアドミタンスBは図12
の上部に示すようになる。ここでB1は間隙tが小さく
て誘導性結合しているときの周波数特性、B2は間隙t
が大きくて容量性結合しているときの周波数特性を示
す。この例で、間隙tが小さいときの共振器の共振周波
数をfo1とすれば、第12図の下部においてA1で示
すように、通過帯域の高域側に減衰極が生じ、間隙tが
大きい場合の共振器の共振周波数をfo2とすれば、通
過帯域の低域側に減衰極が生じ、低域側の減衰特性が改
善される。
【0022】このように間隙tの大きさによって通過帯
域の中心周波数を変化させるとともに減衰極の位置を移
動させることができ、それにより、通過帯域の高域側ま
たは低域側の減衰特性を選択的に改善できるようにな
る。
【0023】なお、前記間隙としては、請求項3のよう
に、空気層のままとしてもよく、請求項4のように、誘
電体ブロックと誘電体基板間を接合するための、誘電体
ブロックの誘電率より低誘電率の接合材を前記間隙に充
填しても構成できる。
【0024】
【実施例】この発明の第1の実施例に係る誘電体共振器
装置の外観斜視図を図1に示す。
【0025】図1において1は誘電体ブロック、8は誘
電体基板であって、両者は所定の間隙を保って接合して
いる。誘電体ブロック1には二つの貫通孔2a,2bを
形成していて、この二つの貫通孔2a,2bの内周面に
内部電極を形成し、誘電体ブロック1および誘電体基板
8の外面には外部電極6を形成している。このようにし
て2段の共振器から成る帯域通過フィルタとして用いら
れる誘電体共振器装置を構成している。
【0026】図2は図1に示した誘電体ブロックの内部
構造を示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)
におけるX−Xの矢視断面図、(C)は底面図である。
同図に示すように、誘電体ブロック1の平行な第1面S
1と第2面S2との間に連続する4つの面S3,S4,
S5,S6を有し、第1面S1、第2面S2、面S3,
S5,S6の略全面および面S4の周縁部に外部電極6
を形成している。また、面S4には、内部電極3a,3
bの開放端部付近と容量結合する電極13a,13bを
形成している。内部には第1面S1と第2面S2間を貫
通する貫通孔2a,2bを形成していて、貫通孔2a,
2bの内周面に、貫通孔2a,2bの第1面S1の開口
部付近に間隙による開放端部5a,5bを有する内部電
極3a,4a,3b,4bをそれぞれ形成している。こ
のような構成によって、開放端部5a,5bに先端容量
Csが形成され、内部電極3a,3bによる二つの共振
器がコムライン結合する。
【0027】図3は図1に示した誘電体基板8の構成を
示す図であり、(A)は上面図、(B)は正面図、
(C)は底面図である。誘電体基板8の上面の周縁部お
よびこの上面を除く他の五面にはそれぞれ外部電極9を
設けている。また、誘電体基板8の上面から側面を経由
して底面にかけて、信号入出力電極12a,12bを形
成している。このように信号入出力電極を形成した誘電
体基板を図2に示した誘電体ブロックの底面(面S4)
に接合した際、信号入出力電極12a,12bと誘電体
ブロック底面の電極13a,13bとの間に容量が形成
され、結果として、信号入出力電極12a,12bと内
部電極3a,3bの開放端部付近との間に一定の外部結
合容量が構成される。
【0028】図4は図1に示したA−Aにおける断面図
である。同図に示すように、誘電体ブロック1の貫通孔
2a,2bの内周面にはそれぞれ内部電極3a,3bを
形成している。また誘電体ブロック1の底面に対し誘電
体基板8を接合材10を介して接合していて、誘電体ブ
ロック1の底面と誘電体基板8間に間隙tの空気層を形
成している。尚、誘電体ブロックに誘電体基板を接合す
る際、誘電体ブロック側の電極13a,13bと誘電体
基板側の信号入出力電極12a,12bとの間を導電材
を介して接合するようにしてもよい。
【0029】次に、この発明の第2の実施例に係る誘電
体共振器装置の構成を図5に示す。
【0030】第1の実施例と異なる点は、誘電体ブロッ
ク1と誘電体基板間の間隙に両者を接合する接合材を充
填したことである。同図における10は誘電体ブロック
1と誘電体基板8間を接合する接合材であり、誘電体ブ
ロック1および誘電体基板8の誘電率より低誘電率の例
えば合成樹脂材からなる。このような構成であっても、
間隙tの大きさによって二つの共振器間の結合性を調整
することができる。
【0031】次に、この発明の第3の実施例に係る誘電
体共振器装置の外観斜視図を図6に示す。図1に示した
例と異なり、この例では誘電体ブロック側に信号入出力
電極を形成している。図6において1は誘電体ブロッ
ク、8は誘電体基板であって、両者は所定の間隙を保っ
て接合している。誘電体ブロック1には二つの貫通孔2
a,2bを形成していて、この二つの貫通孔2a,2b
の内周面に内部電極を形成し、誘電体ブロック1および
誘電体基板8の外面には外部電極6を形成している。こ
の誘電体ブロック1の外面に信号入出力電極7a,7b
を形成し、貫通孔2a,2bの内部に設けた内部電極に
よる共振器と容量結合させている。
【0032】図7は図6に示した誘電体ブロックの内部
構造を示す図であり、(A)は正面図、(B)は(A)
におけるX−Xの矢視断面図、(C)は底面図である。
同図に示すように、誘電体ブロック1の平行な第1面S
1と第2面S2との間に連続する4つの面S3,S4,
S5,S6を有し、第1面S1、第2面S2、面S3,
S5,S6の略全面および面S4の周縁部に外部電極6
を形成している。内部には第1面S1と第2面S2間を
貫通する貫通孔2a,2bを形成していて、貫通孔2
a,2bの内周面に、貫通孔2a,2bの第1面S1の
開口部付近に間隙による開放端部5a,5bを有する内
部電極3a,4a,3b,4bをそれぞれ形成してい
る。このような構成によって、開放端部5a,5bに先
端容量Csが形成され、内部電極3a,3bによる二つ
の共振器がコムライン結合する。
【0033】図8は図6に示した誘電体基板8の構成を
示す図であり、(A)は上面図、(B)は正面図、
(C)は底面図である。誘電体基板8の上面の周縁部を
除く他の五面にはそれぞれ外部電極9を設けている。
【0034】次に、この発明の第4の実施例に係る誘電
体共振器装置の構成を図9に示す。
【0035】図9は二つの貫通孔に直交する面における
断面図である。第3の実施例と異なり、この例では誘電
体基板8の全ての外周面に外部電極9を形成している。
この場合でも、空気層tの大きさを調整することによっ
て、二つの共振器間の結合性を変えて、通過帯域の高域
側または低域側に減衰極を形成することができる。
【0036】なお、上述したいずれの実施例も2段の共
振器からなる誘電体共振器装置を例としたが、3段以上
の場合についても同様に本願発明は適用し得る。また、
上述した実施例では、いずれも誘電体ブロックの第2面
S2を短絡面として、誘電体ブロック内に複数のλ/4
共振器を構成した例を示したが、第1面S1と第2面S
2の両面を短絡面としてλ/2共振器を構成してもよ
い。また、第1面S1と第2面S2の両面を開放面とし
てλ/2共振器を構成してもよい。
【0037】
【発明の効果】この発明によれば、誘電体ブロックと誘
電体基板間の間隙を設定または調整することによって、
帯域通過フィルタとして用いる場合の通過帯域の低域側
または高域側に減衰極を自在にもたせることができ、通
過帯域幅の低域側または高域側の減衰特性を容易に改善
できるようになる。しかも、前記間隙の設定または調整
によって通過帯域の中心周波数および減衰極の位置を容
易に変えることができ、同一金型から作成した部材を用
いて種々の特性の異なる誘電体共振器装置を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例に係る誘電体共振器装
置の外観斜視図である。
【図2】図1中の誘電体ブロックの構成を示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は(A)におけるX−Xの
断面図、(C)は底面図である。
【図3】図1中の誘電体基板の構成を示す図であり、
(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は底面図であ
る。
【図4】図1に示す誘電体共振器装置のA−Aの断面図
である。
【図5】この発明の第2の実施例に係る誘電体共振器装
置の主要部の断面図である。
【図6】この発明の第3の実施例に係る誘電体共振器装
置の外観斜視図である。
【図7】図6中の誘電体ブロックの構成を示す図であ
り、(A)は正面図、(B)は(A)におけるX−Xの
断面図、(C)は底面図である。
【図8】図6中の誘電体基板の構成を示す図であり、
(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は底面図であ
る。
【図9】この発明の第4の実施例に係る誘電体共振器装
置の主要部の断面図である。
【図10】コムライン結合した2段の共振器から成る共
振器装置の等価回路図である。
【図11】間隙の大きさに対する偶モード、奇モードの
共振周波数の変化および共振器間の結合値の変化の例を
示す図である。
【図12】間隙の異なる二つの共振器装置の周波数特性
を示す図である。
【図13】集中定数回路および分布定数回路を用いて表
したコムライン結合する2段の誘電体共振器装置の等価
回路図である。
【図14】従来の誘電体共振器装置の周波数特性を示す
図である。
【図15】従来の誘電体共振器装置の構成を示す外観斜
視図である。
【符号の説明】
1−誘電体ブロック 2a,2b−貫通孔 3a,3b−内部電極(共振器) 4a,4b−内部電極 5a,5b−開放端部 6−外部電極 7a,7b−信号入出力電極 8−誘電体基板 9−外部電極 10−接合材 11−空気層 12a,12b−信号入出力電極 13a,13b−電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01P 1/20 - 1/219 H01P 7/00 - 7/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略平行な第1面と第2面と、この第1・
    第2面に略垂直な外面を有し、内部に前記第1面と第2
    面間を貫通する複数の貫通孔を形成した誘電体ブロック
    を備え、この誘電体ブロックの前記貫通孔の配列方向に
    平行で且つ貫通孔の長手方向に平行な一方の外面を除く
    他の外面に外部電極を形成し、前記複数の貫通孔の内周
    面に内部電極をそれぞれ形成するとともに、前記一方の
    外面には少なくとも周辺部を除く主要部に電極を形成せ
    ず、 外形が前記誘電体ブロックの一方の面と略同一形状であ
    り、前記誘電体ブロックの一方の外面を覆う形状の外部
    電極を形成した誘電体基板を、前記誘電体ブロックの一
    方の外面に対して 一定の間隙を保って接合して成る誘電
    体共振器装置。
  2. 【請求項2】 前記誘電体ブロックが、複数の誘電体部
    材を接合して構成したものである請求項1に記載の誘電
    体共振器装置。
  3. 【請求項3】 前記間隙を空気層から構成した請求項1
    または2記載の誘電体共振器装置。
  4. 【請求項4】 略平行な第1面と第2面との間に連続す
    る外面を有し、内部に前記第1面と第2面間を貫通する
    複数の貫通孔を形成した誘電体ブロックを備え、この誘
    電体ブロックの前記外面のうち前記貫通孔の配列方向に
    平行な少なくとも一方の外面を除く他の外面に外部電極
    を形成し、前記複数の貫通孔の内周面に内部電極をそれ
    ぞれ形成するとともに、前記外部電極の形成していない
    前記誘電体ブロックの外面に、外部電極を形成した誘電
    体基板を一定の間隙を保って配置するとともに、前記間
    隙に前記誘電体ブロックの誘電率より低誘電率の接合材
    を充填した誘電体共振器装置。
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