JPS6320034A - 脱臭剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は脱臭剤、特には塩基性悪臭ガスの脱臭に好適な
脱臭剤に関する。

（従来技術） 生゛活水準の向上に伴い、近年生活環境における臭気（
悪臭）に対する関心が高まって来た。

生活環境における臭気対策として脱臭剤が多く使用され
ているが、脱臭剤は殆どの場合活性炭を有効成分として
いる。

（発明が解決しようとする問題点） 活性炭は、空気中の悪臭成分を選択的に極めて良く吸着
すると共に、多孔質であるので吸着能力も太き（、しか
も取扱いが簡単で安全性も高く、生活環境（家庭生活）
で使用するに好適な脱臭剤ではある。

この様に活性炭は優れた脱臭剤ではあるが、しかし、活
性炭はアンモニアガスなどの様な塩基性ガスに対する吸
着脱臭能力が極めて小さいと云う大きな問題点がある。

（問題点を解決するための手段） 本発明者等は、この問題点を解決するため、塩基性悪臭
物質を除去しうる化合物について種々探索を行ったとこ
ろ、Ａ１□（ｈ／ｈＯｓモル比が特定の範囲の燐酸アル
ミニウムが好適であることを見出し、本発明を完成する
に至ったものである。

すなわち本発明の脱臭剤は、下記（１）弐の化学式で表
される化合物を有効成分として含有してなることを特徴
とするものである。

Ａ１１ｈ　（Ｘ−ｎ　（ＰＯ４）ｘ　・ｎＨｚｏ　・−
・・（１まただし、に・１．２〜２．２　、ｎ＝１．０
〜３，０である。

本発明における上記（１）式で表される化合物を臭体的
に明記するとｍ　ＡＩＨ，（ＰＯ，）！・３Ｈ！Ｏ１＾
１Ｈｉ（Ｐｏｔ）よ・Ｎ２０、あるいはこれらの混合物
等が挙げられる。

本発明の使用するＡＩＨｘ（Ｐｏｔ）ｚ・３Ｈ２０等は
、いかなる方法で得られたものでも本発明の脱臭剤とし
て使用可能であるが、たとえば、リン酸水溶液とアルミ
ニウムの水酸化物または／及び酸化物とを反応させ、透
明なリン酸アルミニウム水溶液とした後、この水溶液に
ＡｔＨｆｆ（ＰＯオ）２・３Ｈ２０の結晶を接種し、３
０℃〜７０℃の温度で攪拌し、晶析することにより得ら
れるものが好適に使用される。

この様にして得られた粉末状ＡＩＨ３（ＰＯオ）８・３
Ｈ，０は吸湿性が小さく、また、その水溶液は酸性を示
す０以上の事からも理解される様に、ＡＩＨｓ（ＰＯｅ
）ｚ・３Ｈ２０は塩基性ガスの脱臭剤として極めて好適
であることが判る。

本発明において、ＡＩＨｘ（Ｐｏｔ）ｚ　・３１（２０
等を脱臭剤として用いる具体的手段としては、任意の方
法が採用できる。たとえば、紙と紙の間にＡＩＨｓ（Ｐ
ＯｆＶ）ｔ・３Ｈ２０等の粉末をサンドインチ状にはさ
み、吸着紙トシテ用イテも良いし、またＡＩＨｊ（ＰＯ
ｔ）ｚ　・３ＨｚＯ等の粉末を特定の粒径に造粒して使
用することも出来る。

いずれの方法でも（１）式で示される物質は、活性炭で
は効果的に脱臭できなかったＮＨ３等の悪臭塩基ガスを
効果的に吸着除去できる。

さらに、祇と紙との間にＡＩＨｊ（ＰＯ−）！・３Ｈ２
０等の粉末をサンドインチ状にはさんだ吸着紙は取り扱
いが容易であり、し７かも上記粉末は白色を帯びている
ので清潔怒があり、衛生製品、トイレタリー製品、動物
展尿マント等広範囲の用途に好適に使用出来るものであ
る。

（実施例） 以下実施例により本発明をさらに具体的に説明する。

実施例Ｉ Ａｔ（ｏＨ）ｉ（ハイドラルジライト型）７８ｇと濃度
８５重量％のオルソ燐酸３４６ｇとを、Ａ１２０７ｈＯ
ｓモル比が１７３になるように混合し、激しく攪拌しな
がら弱い炎の上で１１０〜１１０℃に加熱し、透明なリ
ン酸アルミニウム水溶液を得た。

この透明なリン酸アルミニウム水溶液を３０〜５０℃ま
で冷却し、種晶としテＡＩＨｚ（ＰＯｅ）ｘ　・３Ｈｔ
Ｏ結晶を添加し、十分に攪拌して、該結晶を核リン酸ア
ルミニウム水溶液全体に分散させた。このリン酸アルミ
ニウム水ン容液を３０〜５０℃のもとで攪拌しながら１
日間放置すると、白色の固形物が析出してくる。

この白色の固形物を吸引濾過し、水洗し、その後メチル
アルコールで洗浄したのち、５０℃で乾燥し白色粉末を
得た。この白色粉末はＸ線解回折の結果よりＡＩＨＦ（
ＰＯｔ）！・３１ｈＯであることが６′！認された。

次にテフロン製の袋の中に８００ｐｐｍのＮＯ，を含む
Ｎ２ガス２．５１を入れ、これに上記で得たＡＩＨｚ（
ＰＯ４）よ・３１１．ｏ粉末１．０ｇを加え、そのガス
中のＮＨ，の濃度変化を北用式検知管で測定した。結果
を第１図の曲線１に示す。

実施例２ 実施例１で得たＡＩＨｚ（ＰＯＪｔ・３Ｈｚ０５０ｇに
水５Ｋｇを加えてスラリーとし、常温で１時間撹拌した
。

次いでこのスラリーを濾過し、得られた粉末状ケーキを
水洗したのち、５０℃で乾燥した。乾燥された粉末の化
学分析値を以下に、Ｘ線回折図を第２図に示す。

分析値　　Ｐ２Ｏ５４５，０重量％ ＡＩＪ＋　２３．３重量％ 乾燥′＄ｉ量（２３５℃Ｘ４ｈ）　２６．８重量％灼熱
減量（１１００℃Ｘ　ｌｈ）　　６．８重量％上記の化
学分析値よりこの粉末の組成は、化学式ＡＩＨ＋、　＋
ｔ（ＰＯｔ）　ｌ、ｓｑ　’　３．２６ＨｚＯで表され
る。しかし第２図のＸ線回折ピークはＡ１１ｂ（ＰＯ４
）ｚ　・３１（ｔＯと一致する。コノコとはＡＩＨｆｆ
（ＰＯｔ）！　’　３）１ｚＯが水中で無定形の第３リ
ン酸アルミニウムとｏ、ｐｏ、とに加水分解され、該無
定形の第３リン酸アルミニウムを含有したものに変化し
たと思われる。

この粉末を使用し実施例１と同様な方法でＮＨ。

の濃度変化を測定した。その結果を第１図の曲線２に示
す。

比較例１ Ａｌ８５（ＰＯ＃）ｚ・３Ｈ２０のかわりに市販の活性
炭１．０ｇを使用して実施例１と同様な方法でＮＨＩの
濃度測定を行った。その結果を第１図の曲線３に示す。

以上の結果より実施例１及び２で製造した本発明の脱臭
剤は、市販の活性炭と比較して、ｆｔＨ，ガスの吸着能
力が非常に亮い事が判る。

【図面の簡単な説明】

第１図は実施例、比較例におけるＮＨ，の濃度の経時変
化を示す図である０図中曲線１は実施例の場合を、曲線
２は実施例２の場合を、曲線３は比較例１の場合をそれ
ぞれ示す。 第２図は実施例で得られた粉末のＸ線回折図を示す。 特許出願人　　三井東圧化学株式会社 尾１　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）下記の化学式で表される化合物を有効成分として含
   有してなることを特徴とする脱臭剤。 ＡｌＨ＿３＿（＿ｘ＿−＿１＿）（ＰＯ＿４）＿ｘ・ｎ
   Ｈ＿２Ｏただし、ｘ＝１．２〜２．２、ｎ＝１．０〜３
   ．０である。