JPS63199944A - 高減速装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、モータ等の高速回転全所定の回転数に減速す
る減速装置に係り、歯車でのバックラッシュによるガタ
を解消したことを特徴とする。

従来の技術 従来の減速装置としては、入力回転を歯車輪列により減
速す１色が一般的であるが、歯車のかみ合いでは必ずバ
ックラッシュが出る為このバックラッシュに対応するガ
タが生じてしまう。

これに対し近時普及の著しいハーモニックドライブシス
テムの減速装置にバックラッシュをほぼ解消しているが
、その構造上、即ち、フレックススプラインとサーキュ
ラ−スプラインとの歯数差に１〜２根度にしか出来ない
ので、減速比が少くとも５０〜６０分の１というように
高減速比にしか用いられない。

そこで、この比を小さくした減速装置を本出願人は特願
昭６ｌ−６４８２２−１ｊとして先に提案し之が、この
装置では減速比が３〜１５分の１程度であり、例エバ２
０〜５０分′″＞１というような減速装置は得られない
。

発明が解決しようとしている問題点 小型で減速比が２０〜５０分の１程度の高減速比のもの
に於て、バックラッシュ全解　消することを目的とする
。

問題点全解決するための手段 本発明に上記目的を達成する為、ハウジング内に遊星歯
車機構を備え、かつ入力軸側の太陽歯車（ビニオン）と
、同芯の内歯々車との両者にかみ合う遊星歯車？複数段
け、この遊星歯車の軸間を変位させる手段を設けたこと
により、この軸間の調整でかみ合いのバックラッシュ全
解消した。

そしてハウジングにこの構成を２段に複合して設け、人
、出力軸全回転自在に突出支持して減速装置を構成した
。

実施例 図示例はビニオンに対し、１８０°対称の２ケ所に遊星
歯車を備え、ネジにより軸間調整を行うようにしたもの
で、５分の１の減速を２段にして２５分の１の高減速装
置を示す。

以管編面を参照してその一実施例を説明する。

同第２図でハウジングは左右対称に位置するが、構造説
明の都合上、左側は止めネジｌ】の部分、右側は止めネ
ジ１２、】３の部分を示している。

ハウジングＩＡ、　ＩＢ、　ＩＣ！及び環状の内歯々車
５Ａ。

５Ｂが４本づつの止めネジ】１．１２．１３により一体
に固定され、夫々の内歯々車５Ａ、　５Ｂｉ各ハウジン
グ間の内周に位置している。

ハウジングＩＡの中心にベアリング９によって入力軸２
が回転自在に支持され、その先端にビニオン２１が形成
してあって、このビニオン２１ハ内歯々車５Ａと同芯に
なっている。

ハウジングＩＢの中心にベアリング９によって中介軸３
が回転自在に支持されている。

この中介軸３には第４図にも示す通り、先端に中心孔３
５、その両側に軸孔３１′、内側の円形率ｒと外側のス
リ溝３３、切欠き３４、ネジ孔３６′、中間のビニオン
３７が形成しである。

軸孔３１′には、切欠き３４内でニードルベアリング３
２を介して遊星歯車６Ａを支持し之軸３１が嵌っている
。

中心孔３５にはビニオン２１が嵌入し、遊星歯車６Ａが
内歯々車５Ａとビニオン２１とにがみ合っている。

ネジ孔３６′には調整ネジ３６が進退自在に螺合してい
る。

ハウジングＩＢの側方にはネジ孔３６′と連通できる貫
通孔１０が設けである。

ハウジングＩＣの中心にはベアリング９によって出力軸
４が回転自在に支持されており、中心孔４５の底部でベ
アリング受け４７上のニードルベアリング４６により中
介軸３の下端を回転自在に支持している。

この出力軸４には第５図にも示す通り、先端に中心孔４
５、その両側に軸孔４１′、スリ溝４３、切欠き４４、
ネジ孔４８が形成しである。

軸孔４１′には、切欠き４４内でニードルベアリング４
２を介して遊星歯車６Ｂヲ支持した軸４１が嵌っている
。

中心孔４５にはビニオン３７が嵌入し、遊星歯車６Ｂが
内歯々車５Ｂとビニオン３７とにがみ合っている。

ネジ孔４８′には調整ネジ（図示していないが、上記調
整ネジ３６と同じ）が進退自在に螺合している。

又図示してないが、ハウジング１ｃにもネジ孔４８と連
通できる貫通孔（上記貫通孔１ｏと同じ）が設けである
。

出力軸４の上部外周には拡がり防止用の環８が座金によ
り抜は止めされて嵌っている。

ハウジングＩＡ、１ｃの外側にはベアリング押え７人７
Ｂがそれぞれ２本の止めネジ７１で固定してあり、ハウ
ジングＩＢにはベアリング全押える板１４が４本の止め
ネジ１５で固定しである。

９１はベアリング９　への予圧バネである。

動作は 入力軸２を回転させると、ビニオン２１が一体回転し、
２つの遊星歯車６Ａがビニオン２１と内歯々車５Ａとの
間を自転しつつ公転する。

この公転は軸３１ヲ介して中介軸４の減速回転となる。

中介軸４の回転で、ピニオン３７が一体回転し、２つの
遊星歯車６Ｂがピニオン３７と内歯々車５Ｂとの間を自
転しつつ公転する。

この公転は軸４１を介して出力軸４の減速回転と成る。

即ち、入力軸２の回転が中介軸３に減速伝達され、更に
中介軸３の回転が出力軸４に減速伝達される２段減速構
造になっているので高減速が出来る。

この２段減速回転は歯車のかみ合いによることから、未
調整の状態ではバックラッシュによるガタが発生する。

そこで入力軸２を回してハウジングＩＢの貫通孔１０を
調整ネジ３６と連通させ、ここからドライバーを差し込
んで調整ネジ３６ヲ回して進出させることによりネジ３
６の先端がスリ溝他端に当ってスリ溝３３の巾が一方は
増、他方は減と変化して、遊星歯車６Ａの軸３１がピニ
オン２１と同芯の周方向に微量変位し２つの遊星歯車６
Ａが片側に微量接近する。

この接近により、接近側は歯車のバックラッシュが解消
しカミ合いガタがなくなる。

そして２つの調整ネジ４６ヲしめておくことにより、使
用中にゆるみが出ない。

同、円形溝３３′を軸方向に深く設けであるのに、軸３
１全局方向に姿勢を変えずに変位させる為である。

同様に、入力軸２又は出力軸４を回してハウジングＩＣ
の貫通孔を調整ネジ（ネジ孔４８′に螺合している）と
連通させ、ここからドライバーを差し込んで調整ネジ２
回して進出させることにより、環８が拡がりを防止して
２つのスリ溝４３の巾が一方は増、他方に減と変化して
、遊星歯車６Ｂの軸４１がピニオン３７と同芯の周方向
に微量変位し２つの遊星歯車６Ｂが片側に微量接近する
。

この接近により、接近側に歯車のバックラッシュが解消
しカミ合いガタが無くなる。

尚環８′ｆｔ出力♂徳嵌めであるのは、このネジによる
調整時に出力軸４の上端が拡がることを防止し、軸４１
全周方向に姿勢を変えずに変位させる為である。

変更例 上記例では遊星歯車全２個対称位置に設けたのでバラン
ス上有利であるが、遊星歯車は２個に限らず複数であれ
ば良く、その位置も対称に限らず非対称にすることも出
来る。

又調整ネジ、ネジ孔も１ケ所にしても良い。

そして遊星歯車の軸間を調整する手段として、調整ネジ
をスリ溝の側方より進出させる構成としたが、スリ溝の
外方よりクサビ若しくは先端テーバネジ等を進出させる
等、軸を周方向に変位させる手段が用いられる。

又中介軸のビニオル以下を無くし、中介軸春出力軸を同
様の形状にも出来る。

尚轟然のことながら、人、出力軸を逆にすれば増速装置
として用いられる。

発明の効果 ２段の遊星歯車機構を用いて２０〜５０分の１というよ
うな高減速比が小型の構造で得られ、バックラッシュに
よるガタが出す、かつころがりの回転により経時的摩耗
も極めて小さく出来る。

そして減速比は１段で３〜９分の１に出来るので、これ
を２段に組合せて適宜に設定できる。

又調整ネジを用いれば調整も容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図に本発明の一実施例平面図、第２図はそのＡ−Ａ
断面図、第３図にハウジングＩＡｋ除いた平面図、第４
囚は中介軸の部品図、第５　図は出力軸の部品図を示し
、 Ｉへ％１．Ｂ、　ＩＣ！・・・ハウジング、２・・・入
力軸、３・・・中介軸、４・・・出力軸、５Ａ、５Ｂ・
・・内歯々車、６Ａ、６Ｂ・・・遊星歯車、３３．４３
・・・スリ溝、３６・・・調整ネジである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ハウジングに回転自在に支持し一端に第１ピニオンを設
   け、他端が突出した入力軸と、 第１ピニオンと同芯でハウジング内に設けた環状の第１
   内歯々車と、 第１ピニオンと第１内歯々車とにかみ合う複数の第１遊
   星歯車と、 第１遊星歯車を回転自在に支持し、ハウジング内に回転
   自在に支持された中介軸と、 第１遊星歯車の軸間を変位させる手段と、 中介軸に設けた第２ピニオンと、 第２ピニオンと同芯でハウジング内に設けた環状の第２
   内歯々車と、 第２ピニオンと第２内歯々車とにかみ合う複数の第２遊
   星歯車と、 第２遊星歯車を回転自在に支持し、ハウジング回転自在
   に支持されて一端が突出した出力軸と、第２遊星歯車の
   軸間を変位させる手段 とから成る高減速装置。