JPS6319631B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6319631B2
JPS6319631B2 JP58046667A JP4666783A JPS6319631B2 JP S6319631 B2 JPS6319631 B2 JP S6319631B2 JP 58046667 A JP58046667 A JP 58046667A JP 4666783 A JP4666783 A JP 4666783A JP S6319631 B2 JPS6319631 B2 JP S6319631B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye
dyeing
color
area
dyed
Prior art date
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Expired
Application number
JP58046667A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59173387A (ja
Inventor
Toshiaki Shimokata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukudaruma Kk
Original Assignee
Fukudaruma Kk
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fukudaruma Kk filed Critical Fukudaruma Kk
Priority to JP58046667A priority Critical patent/JPS59173387A/ja
Publication of JPS59173387A publication Critical patent/JPS59173387A/ja
Publication of JPS6319631B2 publication Critical patent/JPS6319631B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 従来の印(シルシ)入れタオルは、ナフトール
染料使用の下付け、顕色捺染によるいわゆるおぼ
ろタオルの製造方法、染料又は顔料の印捺による
いわゆるプリントタオルの製造方法、防染又は脱
色による白抜きタオルの製造方法等によつて行わ
れてきたが、本発明は、これら従来方法と異なる
印入れタオルの一新製造方法を提供するものであ
る。ここに印入れタオルとは、タオル面に会社名
称又は図形等を表示したタオルをいう。
本発明は、セルロース繊維を主体とするタオル
地にカチオン化剤を含有する糊を用いて文字又は
図形の印入れ印捺を施し、加熱して印捺部分のセ
ルロース繊維をカチオン化し、次いで反応染料、
直接染料等の適宜な染料を用いて浸染を行なうこ
とにより、印入れ部分を濃色に、地の部分を淡色
に、濃淡顕著に染め分けることを特徴とする印入
れタオルの製造方法に係る。
本発明は、実施態様として、第一に、浸染にお
いて反応染料と酸性染料とを併用することによ
り、印入れ部分を反応染料と酸性染料との配合色
に、地の部分を反応染料の単色に、濃淡顕著に染
め分けることを特徴とする方法を包含し、第二
に、未精練、未漂白のタオル地を使用し、精練、
漂白と染色とを一浴で行なうことにより、印入れ
部分と地の部分の色の濃淡差をより顕著に現わす
ことを特徴とする方法を包含する。
セルロース繊維をカチオン化することによつ
て、反応染料等のアニオン系染料の染料吸収率が
高められることは既に知られている。本発明はこ
の知見を応用したものである。セルロース繊維の
カチオン化は、例えば、次式で示される。
本発明を用いると、タオル地の印入れ部分のセ
ルロース繊維は、カチオン化されるが、地の部分
のセルロース繊維はカチオン化されないことか
ら、染料吸収率が両部分において顕著に相違し、
印入れ部分を濃色に、地の部分を淡色に、両者の
濃淡差を際立たせて染め分けることができる。
また、浸染において反応染料と酸性染料とを併
用すると、本来酸性染料によつては染まらないセ
ルロース繊維が、カチオン化されることによつて
容易に染まることになるので、カチオン化された
印入れ部分は反応染料と酸性染料との配合色によ
つて濃色に染まり、カチオン化されていない地の
部分は反応染料のみの単色によつて淡く染まる。
さらに、印入れ部分のカチオン化セルロースの
染色は、イオン結合による染色であるため堅牢
で、過酸化水素のごとき漂白剤に対しても抵抗力
が強く、一方、地の部分の非カチオン化セルロー
スの染色は、本発明の目的からして、できるだけ
淡色に染め上げるのが望ましいから、未精練、未
漂白のタオル地を使用し、精練、漂白と染色とを
一浴で行なうことにより、染料吸収性が低く、精
練、漂白にも弱い地の部分の染料の吸収を格別に
抑えてより淡色となし、染料吸収性がよく、精
練、漂白にも強い印入れ部分の着色を濃色に保持
せしめて、両部分の色の濃淡差をより顕著に現わ
すことができる。
本発明の効果を前記従来の印入れタオルと比較
すると、おぼろタオルは印入れ部分の色がパイル
に妨げられて鮮明でなく、地の部分の下付け染料
が漂白の際洗い流されるため染料コストが高いな
ど、本発明に比し、外観が異なり、工程が複雑
で、コストも高い。顔料プリントタオルは摩擦堅
牢度が本発明品に比し遥かに劣る。染料プリント
タオルは、染料の吸収性が低く、漂白にも弱いた
め、通常は精練、漂白後にプリントを施すから、
本発明の前記一浴で行なう精練、漂白、染色方法
に比べると、コストが高い。白抜きタオルは外観
が本発明品と異なるこというまでもない。要する
に本発明は、従来の印入れタオルの製造方法に比
し、工程が簡単で、低コストであり、印入れ部分
の濃色と地の部分の淡色との差が顕著であつて、
特にその境目がシヤープであり、濃色部の染色堅
牢度が高い。
実施例 1 未精練、未漂白の浴用タオル(綿糸使い)を使
用し、カチオン化剤を含有する下記配合率の糊
で、手刷りにより印入れ印捺を施す。
アルギン酸ソーダ 50%(重量) カチオン化剤(3―クロロ・2―ヒドロキシ・
プロピルトリメチル・アンモニウムクロライ
ド,純分50%) 10 苛性ソーダ 3 水 37 80〜140℃で5分間乾熱処理をして、印捺部分
の綿繊維をカチオン化する。このタオル地75Kgを
オーバーマイヤ染色機に入れ、90℃で5分間水洗
し、放水後、浴比を1:10とし、金属イオン封鎖
剤1.5Kg、青色の直接染料20g、精練剤5.25Kg、
35%過酸化水素1.5Kg、過酸化水素安定剤2.25Kg、
ソーダ灰1.5Kg、芒硝10Kgを投入し、90℃以上で
60分間、一浴で、精練、漂白、及び染色を行な
う。水洗後、フイツクス処理及び柔軟処理を施
し、乾燥する。得られた印入れタオルは、印入れ
部分が濃青色に、地の部分が淡青色に染め分けら
れ、その濃淡の対比はきわめて顕著である。
実施例 2 未精練、未漂白の浴用タオル(綿糸使い)を使
用し、実施例1と同じ方法で印入れ印捺を施し、
カチオン化処理をする。このタオル地75Kgをオー
バーマイヤ染色機に入れ、90℃で5分間水洗し、
放水後、浴比を1:10とし、黄色の反応染料100
g、青色の酸性染料20g、精練漂白助剤1Kg、浸
透剤0.5Kg、芒硝15Kgを投入し、80℃に昇温する
間60℃近辺で更に芒硝15Kgを加え、5分後ソーダ
灰10Kgを投入し、30分経過後、70℃で精練剤1.5
Kg、35%過酸化水素1.5Kg、過酸化水素安定剤2.5
Kgを加え、90℃以上で30分間処理する。このよう
にして、一浴で染色、精練、漂白を行なう。水
洗、ソーピング、水洗を行ない、フイツクス処理
及び柔軟処理を施した後、乾燥する。得られた印
入れタオルは、印入れ部分が反応染料と酸性染料
との配合色である緑色に、地の部分が反応染料に
よる黄色に着色し、緑色は濃く、黄色は淡く、そ
の濃淡差はきわめて顕著である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 セルロース繊維を主体とするタオル地にカチ
    オン化剤を含有する糊を用いて文字又は図形の印
    入れ印捺を施し、加熱して印捺部分のセルロース
    繊維をカチオン化し、次いで反応染料、直接染料
    等の適宜な染料を用いて浸染を行なうことによ
    り、カチオン化によつて改質をした印入れ部分を
    濃色に、改質をしない地の部分を淡色に、該両部
    分を濃淡に染め分ける方法において、未精練、未
    漂白のタオル地を使用し、精練、漂白と前記の浸
    染とを一浴で行なうことにより、カチオン化をし
    た印入れ部分の染着性がカチオン化をしない地の
    部分の染着性よりも精練、漂白に対して抵抗力が
    強いのを利用して、印入れ部分と地の部分との色
    の濃淡差を顕著に現わすことを特徴とする印入れ
    タオルの製造方法。 2 反応染料と酸性染料とを併用して浸染を行な
    うことにより、印入れ部分を反応染料と酸性染料
    との配合色に、地の部分を反応染料の単色に、濃
    淡顕著に染め分けることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載の印入れタオルの製造方法。
JP58046667A 1983-03-19 1983-03-19 印入れタオルの製造方法 Granted JPS59173387A (ja)

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JP58046667A JPS59173387A (ja) 1983-03-19 1983-03-19 印入れタオルの製造方法

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JP58046667A JPS59173387A (ja) 1983-03-19 1983-03-19 印入れタオルの製造方法

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JPS59173387A JPS59173387A (ja) 1984-10-01
JPS6319631B2 true JPS6319631B2 (ja) 1988-04-23

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ID=12753700

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0520827Y2 (ja) * 1989-03-24 1993-05-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60209083A (ja) * 1984-03-28 1985-10-21 グンゼ株式会社 特殊染色法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5488376A (en) * 1977-12-19 1979-07-13 Takeni Senka Kk Dark and light dyeing of cotton mat

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JPS59173387A (ja) 1984-10-01

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