JPS63195539A - 宇宙用展開構造物展開試験装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野）　　゛ この発明は、例えば宇宙用展開構造物の地上試験を行う
のに好適な宇宙用展開構造物展開試験装置に関する。

（従来の技術） 近年、衛星の大形化が進み、アンテナや太陽電池パドル
等の展開形の宇宙構造物の開発が急がれている。このよ
うな宇宙用展開構造物は軽量化を図った場合、地上にお
ける重力場での展開動作や、展開途中の剛性を確保する
ことが難しくなる。

そのため、展開構造物は地上において重力をキャンセル
して展開動作を支援可能な試験装置を用いて展開試験が
実施される。

例えば、太陽電池パドルの如き全ての回転軸が平行に位
置される展開構造物の場合は、回転軸を重力方向に一致
させ、水平方向に移動自在な吊下げ治具により吊下げる
試験装置で展開動作の確認が行われている。また、花弁
型展開アンテナの如き分割反射鏡面（花弁）が略放射状
に展開する場合は全ての回転軸が重力方向と直交するた
め、花弁の重力を補償するには花弁の展開動作と連動し
て移動するバランスウェートを使用する必要があるが、
その他はパドルの場合と同様の水平方向に移動自在な吊
下げ治具により吊下げる試験装置で、展開動作の確認が
行える。このような従来の宇宙用展開構造物展開試験装
置は展開型アンテナの場合、第２図に示すように一対の
溝付き案内レール１．１が所定の間隔を有して配設され
、この案内レール１．１には分割反射鏡面（花弁）２を
ワイヤ３により吊下げ可能な複数の懸垂治具セット４が
Ｘ、Ｙ方向に移動自在に配設させる。この懸垂治具セラ
）４は、それぞれ略同様に構成させ、各案内レール１，
１には複数の第１のスライダ５がＸ方向に移動自在に収
容される。そして、案内レール１，１の第１のスライダ
５は互いに対応する同志が連結レバー６を介して連結さ
れ、この連結レバー６には第２のスライダ７が上記第１
のスライダ５に対して略直交するＹ方向に移動自在に支
持される。この第２のスライダ７には分割反射鏡面２を
支持するワイヤ３が取着されるプーリ８が固着される。

ワイヤ３はプーリ８を介してバランスウェート９に固着
される。

上記構成により、懸垂治具セット４は第３図に示すよう
に第１のスライダ５が案内レール１．１に案内されてＸ
軸方向に移動されると共に、第２のスライダ７が連結レ
バー６に案内されてＹ方向に移動されて２次元方向の移
動がなされ、分割反射鏡面２の展開を行いせしめる。

しかしながら、上記宇宙用展開構造物展開試験装置では
、案内レール１．１に収容された第１のスライダ５が分
割反射鏡面２の折畳み状態において干渉しないように構
成しなければならないことで、その長さ寸法りを短くし
なければならないという問題を有していた。これによれ
ば、第２のスライダ７が中央部から一方に移動された状
態で、分割反射鏡面２がＸ方向に移動された場合、モー
メントＭが発生して該モーメントＭに対する大きな反力
Ｆが第１のスライダ５に発生する（第３図参照）。これ
により、第１のスライダ５はその移動抵抗が大きくなっ
て、分割反射鏡面２の展開動作に対する追従が困難とな
り、その移動抵抗が一定限度以上に達した状態で、案内
レール１．１の溝に対していわゆるかじり現象を起こし
、その後の移動が不可能となるという不具合があった。

（発明が解決しようとする問題点） この発明は上記の展開構造物に対する追従動作の確実化
が劣る点を解決するためになされたもので、簡易な構成
で、かつ、動作の確実化を図り得るようにした宇宙用展
開構造物展開試験装置を提供することを目的とする。

［発明の目的］ （問題点を解決するための手段及び作用）この発明は宇
宙用の展開自在な展開構造物の展開試験を行ってなる宇
宙用の展開構造物試験装置において、複数の案内溝を有
する一対゛の案内レールと、この一対の案内レールの各
案内溝にそれぞれ案内自在に収容される複数の第１のス
ライダと、前記案内溝に収容された第１のスライダを連
結する第１の連結レバーと、前記一方の案内レールにお
ける案内溝の第１のスライダを連結する第１の連結レバ
ーと相対する他方の案内レールの案内溝の第１のスライ
ダを連結する第１の連結レバーを連結する第２の連結レ
バーと、この第２の連結レバーに前記第１のスライダと
略直交する方向に移動自在に支持される第２のスライダ
と、このｍ２のスライダに支持され前記宇宙用展開構造
物の展開構造体が取着されるプーリとを備えることによ
り、第１のスライダの長さ寸法りを十分な長さに形成可
能として動作の確実化を図ったものである。

（実施例） 以下、この発明の実施例について、図面を参照して詳細
に説明する。

第１図はこの発明の一実施例に係る宇宙用展開構造物展
開試験装置を示すものである。但し、第１図中では所定
の間隔を有して配設される一対の案内レールｌＯが同様
に構成されることで、一方のみを図示して説明する。

すなわち、案内レールｌＯには所゛定の間隔を有して複
数の案内溝１０ａが形成され、この案内溝１０ａには例
えばエアパッド等で支持された一対の第１のスライダＩ
ｆ、　ＩＩが第１の連結レバー１２を介して連結された
状態でそれぞれ収容される。この第１の連結レバー１２
の中間部には上記案内溝１０ａと略直交する第２の連結
レバー１３の一端がそれぞれ連結され、この各第２の連
結レバー１３の他端は上記図示しない他方の案内レール
の対応する案内溝に収容された第１のスライダを連結す
る各第１の連結レバーの中間部に連結される。この場合
、第２の連結レバー１３は第１の連結レバー１２の上面
側に連結されて案内レールＩＯに対して第１の連結レバ
ー１２より上部に位置するように配設される。

また、上記第２の連結レバー１３の中間部には例えばポ
ールスライダ等の滑り機構を介して第２のスライダ１４
がそれぞれ上記案内溝１０ａと略直交するＹ方向に移動
′自在に支持される。この各第２のスライダ１４にはプ
ーリ１５が固着され、この各プーリ１５には図示しない
宇宙用展開構造物の展開部を支持してなるワイヤ１６が
それぞれ吊下げられる。

上記構成において、宇宙用展開構造物の展開試験を行う
場合は、第１のスライダ１１．１１が案内レールｌＯの
案内溝１０ａに案内されてＸ軸方向に移動されると共に
、第２のスライダ１４が第２の連結レバーＩ３に案内さ
れてＹ方向に移動されて２次元方向の移動がなされ、展
開部の展開及び折畳が行われる。

このように、上記宇宙用展開構造物展開試験装置は各案
内溝ｔＯａに収容された第１のスライダ１１゜１１が第
１の連結レバー１２に規制されていることで互いに干渉
することなく移動され、しかも第１の連結レバー■２と
第２の連結レバーＩ３とが干渉することないように構成
したことにより、第１の連結スライダ１２の長さ寸法を
所望の長さに形成することができる。これにより、従来
のような展開構造物のＸ方向の移動のさいに生じるモー
メントＭによる第１のスライダ１１．１１に生じる反力
Ｆに抗するように第１の連結レバー１２の長さ寸法を設
定できるので、かじり現象が確実に防止されて追従動作
の確実化を図り得る。

なお、この発明は上記実施例に限ることなく、その他、
この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変形を実施前
ることはいうまでもないことである。

［発明の効果］ 以上詳述したように、この発明によれば、簡易な構成で
、かつ、動作の確実化を図り得るようにした宇宙用展開
構造物展開試験装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は一実施例に係る宇宙用展開構造物展開試験装置
の要部を示す斜視図、第２図及び第３図はそれぞれ従来
の宇宙用展開構造物展開試験装置を示す図である。 １０・・・案内レール、１０ａ・・・案内溝、１１・・
・第１のスライダ、１２・・・第１の連結レバー、１３
・・・第２の連結レバー、１４・・・第２のスライダ、
１５・・・プーリ、１６・・・ワイヤ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 宇宙用の展開自在な展開構造物の展開試験を行ってなる
   宇宙用展開構造物試験装置において、複数の案内溝を有
   する一対の案内レールと、この一対の案内レールの各案
   内溝にそれぞれ案内自在に収容される複数の第１のスラ
   イダと、前記案内溝に収容された第１のスライダを連結
   する第１の連結レバーと、前記一方の案内レールにおけ
   る案内溝の第１のスライダを連結する第１の連結レバー
   と相対する他方の案内レールの案内溝の第１のスライダ
   を連結する第１の連結レバーを連結する第２の連結レバ
   ーと、この第２の連結レバーに前記第１のスライダと略
   直交する方向に移動自在に支持される第２のスライダと
   、この第２のスライダに支持され前記宇宙用展開構造物
   の展開構造体が取着されるプーリとを具備したことを特
   徴とする宇宙用展開構造物展開試験装置。