JPS6319532A

JPS6319532A - 観察用プレ−ト

Info

Publication number: JPS6319532A
Application number: JP16422186A
Authority: JP
Inventors: Yuichi Chikakiyo; 裕一近清; Masuyo Shinoda; 篠田　益世; Isao Sakagami; 阪上　勲
Original assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Current assignee: Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date: 1986-07-11
Filing date: 1986-07-11
Publication date: 1988-01-27

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、尿検査、血液検査等の口ｎ尿検査や実験・研
究のために行われる顕微鏡観察等に用いられる観察用プ
レートに関する。

（従来の技術）顕微鏡観察に用いられるプレートは、従来、スライドグ
ラス上に観察すべき試料をカバーグラスで被覆し固定し
て使用される。例えば、尿検査等の臨床検査では、検査
時に、検体試料をスライドグラス上に滴下し、カバーグ
ラスで直接被覆して固定し、顕微鏡観察に供せられる゛
。このようにして顕微鏡観察を行う場合には、１枚のス
ライドグラス上に複数の検体試料を滴下すれば９両者が
混ざるおそれがある。このため、１枚のスライドグラス
では、１つの検体試料の観察しか行えない。

多数の試料を観察する場合には、多数のスライドグラス
を用いて試料を固定しなければならず、非常に手間取る
。また、スライドグラス上の試料を被覆するカバーグラ
スは１通常、０．１〜０．２１＊と非常に薄（、試料を
該カバーグラスにて被覆する際に、カバーグラスを破損
するおそれもある。

（発明が解決しようとする問題点）本発明は、上記従来の問題点を解決するものであり、そ
の目的は、１枚のスライドグラス上に多数の試料を固定
し得る観察用プレートを提供することにある。本発明の
他の目的は、試料をスライドグラス上に容易に固定し得
る観察用プレートを提供することにある。

（問題点を解決するための手段）本発明の観察用プレートは、スライドグラスと。

スライドグラスの上面に液密状に接着され、該上面を複
数の領域に分割して複数の試料槽を形成する所定厚の枠
体と、該枠体にて形成された各試料槽に、２か所の開口
部が形成されるように該枠体の上面に配置され、該枠体
とは液密状に接着されたカバーグラスとを有し、前記枠
体の厚さは前記スライドグラスと前記カバーグラスとの
間にて毛細管現象が起こり得る範囲に設定されるもので
あり、そのことにより上記目的が達成される。

（実施例）以下に本発明を実施例について説明する。

本発明の観察用プレートは、第１図および第２図に示す
ように、スライドグラス１０とカバーグラス２０と１両
者の間に介在し９両者を接合する枠体３０とを有する。

スライドグラス１０は、従来のスライドグラスと同様に
、横長の矩形状をしており９例えば、長手方向の一方の
端部上面１１がエツチング処理されている。

スライドグラス１０の上面には枠体３０が配設されてい
る。該枠体３０は、所定の厚さを有しており。

該スライドグラス１０上面とは液密状に接着されている
。該枠体３０は１例えば、スライドグラス１０の上面の
横長の領域を略５等分する枠状をしており。

スライドグラス１０の上面に液密状の５つの試料槽３１
、３１．・・・を形成している。本実施例では、該枠体
３０として、常温硬化型の接着剤が用いられている。

該枠体３０の上面には、カバーグラス２０が配設されて
いる。該カバーグラス２０は、枠体３０の長手方向長さ
と略等しい長手方向長さを有し、枠体３０の上面に液密
状に接着されている。該カバーグラス２０の幅方向（長
手方向と直交する方向）長さは。

枠体３０の幅方向長さよりも短く、該カバーグラス２０
は枠体３０の中央部から幅方向の一側方へ片寄って配置
されている。その結果、カバーグラス２０の幅方向の各
側方において、各試料槽３１．３１．・・・は。

上方に開放された２つの開口部３２．３２．・・・およ
び３３、３３．・・・をそれぞれ形成している。一方の
各開口部３２．３２．　・・・は、他方の開口部３３．
３３．・・・よりもそれぞれ広くなっている。

枠体３０は、スライドグラス１０とカバーグラス２０と
の対向面を所定の間隙に保ち、それぞれとは液密状に接
着するものであればよい。本実施例では。

常温硬化型の接着剤を用いたが他の接着剤１合成樹脂等
も用い得る。

該枠体３０の厚さは、スライドグラス１ｏとカバーグラ
ス２０との間隙にて構成される試料槽３１が毛細管現象
を起こし得るように１０００μｍ以下に設定される。該
枠体３０の厚さは、一定であってもよいが５試料槽３１
の一方の開口部３２側が厚く、他方の開口部３３側が薄
くなるように、順次変化させてもよい。

このような構成の観察用プレートは１次のように用いら
れる。まず観察すべき試料を、開口面積の大きい開口部
３２へ滴下環により注入する。試料槽３１内は１毛細管
現象を起こし得るように設定されており１また。試料槽
３１は試料が滴下される開口部３２と、該開口部３２と
は異なる開口部３３とを有しているため、開口部３２へ
滴下された試料は直ちに毛細管現象により試料槽３１内
に展開し、その際。

試料槽３１内の空気は、他方の開口部３３から排出され
、該試料槽３１内への試料の展開は支障なく行われる。

必要に応じて、別の試料槽３１にも検体試料を滴下して
おく。

このように、検体試料が各試料槽３１内に滴下・展開さ
れた観察用プレートは、顕微鏡のステージ上に載置され
て観察される。

本発明の観察用プレートは、尿検査等の臨床検査に限ら
ず、研究・実験のための顕微鏡観察にも用いられる。ま
た、顕微鏡観察に限らず目視魂察にも用いられる。スラ
イドグラス１０あるいはカバーグラス２０に、標準尺度
の目盛りとなる平行状あるいは格子状の罫線を形成して
もよい。それにより、試料の単位容積溝りに含有される
成分量が計数されうる。また、カバーグラス２０の内面
にあらかじめ染色剤を塗布して乾燥させておけば、試料
槽３１内への試料の注入時に該試料が染色され、観察が
容易に行なえる。また、１つのスライドグラスの各試料
槽に一連の番号ないしは記号を表示しておくことも可能
である。

（発明の効果）本発明の観察用プレートは、このように、スライドグラ
ス上に１毛細管現象が起こり得る所定の間隙を有してカ
バーグラスがあらかじめ接着されているため、試料の固
定は、前記開口部３２に試料を滴下するだけでよく、き
わめて容易に行なえる。

複数の試料が１枚のスライドグラス上に固定し得るめ、
観察が効率的に行え、多数のスライドグラスを用いる必
要がないために経済的でもある。さらに９本発明の観察
用プレートは、顕微鏡観察のみならず、目視観察にも用
いることができ、臨床検査や実験・研究のための観察環
、広汎な用途に供せられる。

４、メ　の・車なｉ″日第１図は本発明の観察用プレートの一例を示す斜視図、
第２図は第１図のｎ−ｎ線における断面図である。

１０・・・スライドグラス、２０・・・カバーグラス、
３０・・・枠体、３１・・・試料槽、　３２．３３・・
・開口部。

以上

Claims

【特許請求の範囲】１、スライドグラスと、スライドグラスの上面に液密状に接着され、該上面を複
数の領域に分割して複数の試料槽を形成する所定厚の枠
体と、該枠体にて形成された各試料槽に、２か所の開口部が形
成されるように該枠体の上面に配置され、該枠体とは液
密状に接着されたカバーグラスとを有し、前記枠体の厚さは前記スライドグラスと前記カバーグラ
スとの間にて毛細管現象が起こり得る範囲に設定された
ものである観察用プレート。２、前記枠体は、スライドグラスとカバーグラスとを接
着する接着剤にて構成される特許請求の範囲第１項に記
載の観察用プレート。３、前記枠体の厚さが１０００μｍ以下である特許請求
の範囲第１項に記載の観察用プレート。４、前記枠体の厚さが一定である特許請求の範囲第３項
に記載の観察用プレート。５、前記枠体の厚さが所定の方向に順次変化している特
許請求の範囲第３項に記載の観察用プレート。６、前記スライドグラスまたは前記カバーグラスには、
罫線が形成されている特許請求の範囲第１項に記載の観
察用プレート。７、前記カバーグラスには染色剤が塗布され乾燥されて
いる特許請求の範囲第１項に記載の観察用プレート。