JPS63192974A - 圧縮機の油分離器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は冷凍サイクル等に使用する圧縮機の油分離器に
関するものである。

従来の技術 以下図面を参照しながら、−例として従来のスクロール
型圧縮機について説明する。

第６図は従来のスクロール型圧縮機の断面を示すもので
ある。第６図において、１は密閉ケーシング、２はモー
タ、３はブロック、４は固定スクロール、５は旋回スク
ロールである。前記固定スクロール４．旋回スクロール
６はそれぞれラップ４ａ、ラップ６ａを有している。６
は自転防止機構であり、前記旋回スクロール５の自転を
防止し、旋回運動を行なわせる。また７はシャフトであ
る。

８は両スクロール４，６間に冷媒を導入する吸入孔であ
シ、９は固定スクロール４の中心に設けた吐出孔である
。１ｏはブロック３および固定スクロール４と密閉ケー
シング１間に設けた連通部であり密閉ケーシング１の上
部と下部とが連通されている。１１は前記吸入孔８と連
結する吸入管、１２は密閉ケーシング１に取り付けた吐
出管である。

また、１３／Ｉ′ｉラツプ４ａとラップ５ａの間に形成
される圧縮室である。また、１４は吐出室であり、運転
中は吐出圧力に保たれている。

以上のように構成されたスクロール型圧縮機について、
以下その動作について説明する。

モータ２．シャフト７の回転に伴なって、旋回スクロー
ル５は自転防止機構６により旋回運動を行ない、吸入管
１１から吸入孔８を経て吸入された冷媒ガスは圧縮室１
３で圧縮され、吐出孔９から密閉ケーシング１の上部に
吐出され、連通部１０を経て密閉ケーシング１の下部に
流れ、吐出管１２から冷凍サイクル（図示せず）に吐出
される。

発明が解決しようとする問題点 しかし、上記構成においては、吐出孔９から吐出された
油を含んだ冷媒は、連通部１ｏを通ってブロック３の下
方に流れた後、密閉ケーシング１の下部からまき上げら
れた油や、シャフト７の潤滑を終えてブロック３の下端
から流れ出る油がミスト状になり吐出管１２から冷凍サ
イクルに油が冷媒とともに吐出されるため、冷凍サイク
ルに油が流出してしまうという問題点を有していた。

本発明は上記問題点に鑑み、冷凍サイクルへの油流出の
少ない圧縮機を提供するものである。

問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために本発明の圧縮機の油分離器
は、密閉ケーシング内に形成された吐出室と、前記密閉
ケーシング内に突出する吐出管と、前記吐出管に固定さ
れかつ前記密閉ケーシングとの間に通路を形成する第１
の仕切板と、前記第１の仕切板との間に空間を形成する
第２の仕切板を備え、前記空間に吐出管が開孔すると共
に、前記空間の上部で前記密閉ケーシングと対向する位
置に開孔部を設け、かつ前記空間の下部に油滴下穴を設
けたものである。

作　　用 本発明は上記した構成によって、吐出孔から吐出されブ
ロック下方に流れた冷媒は密閉ケーシングと第２の仕切
板により流れ方向を変えられる。

つまり、一度密閉ケーシングに衝突し、次に第２の仕切
板に衝突し、油がそれぞれ密閉ケーシング。

第２の仕切板の壁面に付着するため、冷媒と油が分離さ
れ、分離された油はそれぞれ密閉ケーシング、仕切板に
沿って下方に落下する。従って分離した油が吐出管に入
っていかないため冷凍サイクルへの油流出を防止するこ
とができる。

実施例 以下本発明の一実施例のスクロール型圧縮機について、
図面を参照しながら説明するが、従来と同一構成につい
ては同一番号を符してその詳細な説明を省略する。

第１図は本発明の実施例におけるスクロール型圧縮機の
断面図、第２図、第３図は要部の詳細図である。

第１図、第２図、第３図において、１６は油分離器であ
り、密閉ケーシング１の吐出室１４に突出した吐出管１
２の先端に第１の仕切板１６が固定され、第１の仕切板
１６との間に空間１７を形成するように第２の仕切板１
８が備えられている。

また密閉ケーシング１と第１の仕切板１ｅとの間に通路
１９を形成し、また、空間１７の上部で密閉ケーシング
１と対向する位置に開孔部２０を設け、さらに空間１７
の下部に油滴下穴２１を設けている。

本実施例によれば、ブロック３の下方に流れた油を含ん
だ冷媒は吐出管１２に至るまでに密閉ケーシング１と第
２の仕切板１８とに２回衝突することになり油が密閉ケ
ーシング１と第２の仕切板１８の壁面に付着して冷媒と
油とが分離され、分離された油は密閉ケーシング１に沿
って、また、油滴下穴２１から下方に落下するため、分
離した油が吐出管１２に入ってゆかないので冷凍サイク
ルへの油流出を防止することができる。

尚、第４図に示すように、開孔部２ｏに発泡体２２を入
れてもよい。

また、第６図に示すように、油分離器１５を密閉ケーシ
ング１の上部の吐出室に取り付けてもよい。

尚、上述したスクロール圧縮機は一例であり、他の圧縮
方式の圧縮機でもよい。

発明の効果 以上のように本発明は、密閉ケーシング内に突出する吐
出管と、吐出管に固定されかつ密閉ケーシングとの間に
通路を形成する第１の仕切板と、第１の仕切板との間に
空間を形成する第２の仕切板を備え、前記空間の上部で
密閉ケーシングと対向する位置に開口部を設け、かつ空
間の下部に油滴下穴を設けることにより、冷媒から分離
した油が吐出管に入ってゆかないため、冷凍サイクルへ
の油流出を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるスクロール型圧縮機
の断面図、第２図は第１図の要部断面図、第３図は第１
図の要部斜視図、第４図は他の実施例の要部断面図、第
６図は他の実施例の断面図、第６図は従来のスクロール
型圧縮機の断面図である。 １・・・・・・密閉ケーシング、１２・・・・・・吐出
管、１４・・・・・・吐出室、１６・・・・・・油分離
器、１ｅ・・・・・・第１の仕切板、１７・・・・・・
空間、１８・・・・・・第２の仕切板、１９・・・・・
・通路、２ｏ・・・・・・開孔部、２１・・・・・・油
滴下穴。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名／−
−密閉ケーシンヅ Ｉ２−吐３管 Ｉ４−吐出室 １５−一遣分皺器 １６−−オｌの社切扶 Ｉ７−墾　渭 １８−牙２の仕プ柾 ７９−ｉ　　路 第　２　図 第３図 第４！！ｌ 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　密閉ケーシング内に形成された吐出室と、前記密閉ケ
   ーシング内に突出する吐出管と、前記吐出管に固定され
   かつ前記密閉ケーシングとの間に通路を形成する第１の
   仕切板と、前記第１の仕切板との間に空間を形成する第
   ２の仕切板とを備え、前記空間に吐出管が開孔すると共
   に、前記空間の上部で前記密閉ケーシングと対向する位
   置に開孔部を設け、かつ前記空間の下部に油滴下穴を設
   けた圧縮機の油分離器。