JP3831530B2 - スクロール圧縮機の油戻し機構 - Google Patents

スクロール圧縮機の油戻し機構 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば空気調和機等に適用されるスクロール圧縮機の油戻し機構に係り、特に潤滑後の潤滑油をフレームに形成された返油穴から電動機のステータ内に導入する油戻し管の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は例えば特開平4−143475号公報に示される従来のスクロール圧縮機の構成を示す断面図、図7および図8は図6におけるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成をそれぞれ示す断面図および斜視図である。
図において、1は両端に開口を有する円筒状のセンタシェル、2、3はこのセンタシェル1の両開口をそれぞれ閉塞するように配設される皿状の上部および下部エンドシェルで、これら1ないし3で密閉シェル4が構成される。
【0003】
5は密閉シェル4の上部を仕切って高圧室6を形成する仕切板、7はこの仕切板5に配設される逆止弁、8は仕切板5と所定の間隔を介してセンタシェル1の側壁内面に固着され、下端中央部に軸受部8aが形成されたフレーム、9はこのフレーム8の上端面に固定支持された台板9a上に渦巻部9bが形成された固定スクロール、10はフレーム8により揺動自在に支持され、台板10a上に固定スクロール9の渦巻部9bとは渦巻が逆向きで、相互に組み合わされることによって圧縮室11を形成する渦巻部10bが形成された揺動スクロールである。
【0004】
12はセンタシェル1の側壁を貫通して配設され、密閉シェル4の内外を連通する吸入管、13は上部エンドシェル2を貫通して配設され、高圧室6と密閉シェル4の外部とを連通する吐出管、14は固定スクロール9の台板9aを貫通し圧縮室11と高圧室6とを逆止弁7を介して連通する吐出口、15は密閉シェル4の下部を仕切って油溜め16を形成するとともに、トロコイドポンプ17を支持するサブフレーム、18はこのサブフレーム15の中央部に配設される軸受、19は油溜め16に貯溜される潤滑油である。
【0005】
20は両端部がフレーム8の軸受部8aおよび軸受18で支承され、上端が揺動スクロール10に連結された主軸で、中央部に油穴20aが貫通して形成されている。21はセンタシェル1の側壁内面に固着されたステータ21a、およびこのステータ21aの中央部に配設されるロータ21bで構成された電動機で、ロータ21bの中心部を主軸20が貫通し一体化されている。22は一端がフレーム8に形成された返油穴23に嵌入され、他端が電動機21のステータ21aに形成された返油路24に挿入された油戻し管、25はフレーム8にボルト締めにより固定され、先端で油戻し管22を支持するホルダで、油戻し管22とはろう付けにより固着されている。そして、これら22ないし25で油戻し機構26が構成されている。
【0006】
次に、上記のように構成された従来のスクロール圧縮機の動作について説明する。
まず、ステータ21aおよびロータ21bでなる電動機21により主軸20が回転すると、揺動スクロール10の台板10aがフレーム8上で揺動運動を開始し、吸入管12を介して外部から導入された低圧冷媒ガスは、両スクロール9、10の圧縮作用により圧縮室11内に吸い込まれ、圧縮されて高圧冷媒ガスになった後、吐出口14から逆止弁7を介して高圧室6内に吐出され、吐出管13により密閉シェル4の外部に導出される。
【0007】
一方、油溜め16に貯溜された潤滑油19は、トロコイドポンプ17により主軸20を貫通する油穴20aを介して潤滑を必要とする部位、すなわち、フレーム8と揺動スクロール10の台板10aとの摺動面、両スクロール9、10の各渦巻部9b、10bの接触面等に供給され、それぞれ潤滑を行った後、フレーム8に形成された返油穴23から油戻し管22を介してステータ21a内の返油路24に流れ込み、返油路24内を落下する間に電動機21を冷却し、最後に軸受18を潤滑した後、再び油溜め16に戻される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスクロール圧縮機は以上のように構成され、油戻し機構26は、油戻し管22をフレーム8にボルト締めにより固定されたホルダ25により支持するとともに、油戻し管22とホルダ25とろう付けにより固着するようにしているので、ホルダ25が必要であることは勿論、ボルト締めのためにフレーム8にタップ加工を施す必要があり、又、油戻し管22をホルダ25に固着するためのろう付け作業等が必要となるため、コストが増大するという問題点があった。
【0009】
この発明は上記のような問題点を解消するためになされたもので、ホルダを不要にするとともに、これに付随するタップ加工およびろう付け作業も不要とすることにより、コストの低減が可能なスクロール圧縮機の油戻し機構を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この発明の請求項1に係るスクロール圧縮機の油戻し機構は、筒状のセンタシェルの両端開口部を皿状のエンドシェルでそれぞれ閉塞してなる密閉シェルと、この密閉シェル内に収納され吸入された冷媒ガスを渦巻を組み合わせることによって形成された圧縮室内で漸次圧縮して密閉シェルの上部に形成される高圧室内に吐出する固定スクロールおよび揺動スクロールと、センタシェルの側壁内面に固着されたステータおよびこのステータの中心部に配設されるロータでなる電動機と、この電動機のロータに一体化されるとともに一端側が揺動スクロールに連結されロータと共に回転することにより揺動スクロールを駆動する主軸と、センタシェルの側壁内面に固着され固定スクロールおよび揺動スクロールを支承するとともに主軸の一端側を支承するフレームと、密閉シェルの下部に貯溜される潤滑油を主軸を貫通する油穴を介して潤滑を必要とする部位に供給する潤滑油供給手段とでなるスクロール圧縮機の潤滑後の潤滑油をフレームに形成された返油穴から電動機のステータ内を経由して密閉シェルの下部に戻すスクロール圧縮機の油戻し機構において、返油穴内にフレームの電動機と対向する側の底面から一端が嵌入され、ステータ内に設けられステータの上端面に開口を有する返油路にステータの上端面側から他端が挿入され、ステータの上端面の開口に対応する他端の位置に、電動機のステータの上端面に当接し落下を阻止する落下阻止手段が設けられ、返油路を落下する間に電動機を冷却する潤滑油を返油路に流し込む油戻し管を備えたものである。
【0011】
又、この発明の請求項2に係るスクロール圧縮機の油戻し機構は、請求項1において、落下阻止手段を油戻し管の他端側外周に沿って形成される外径拡大部で構成したものである。
【0012】
又、この発明の請求項3に係るスクロール圧縮機の油戻し機構は、請求項2において、外径拡大部を座屈成型により形成するようにしたものである。
【0013】
又、この発明の請求項4に係るスクロール圧縮機の油戻し機構は、請求項1ないし3のいずれかにおいて、油戻し管の一端側のフレームの返油穴に嵌入される部分の近傍の外周に沿って外径拡大部を形成するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の構成を示す断面図、図2は図1におけるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成を示す断面図、図3は図2に示す油戻し管の製造方法を示す断面図、図4は図3におけるものとは異なる油戻し管の構成を示す断面図である。
図において、31は両端に開口を有する円筒状のセンタシェル、32、33はこのセンタシェル31の両開口をそれぞれ閉塞するように配設される皿状の上部および下部エンドシェルで、これら31ないし33で密閉シェル34が構成される。
【0015】
35は密閉シェル34の上部を仕切って高圧室36を形成する仕切板、37はこの仕切板35に配設される逆止弁、38は仕切板35と所定の間隔を介してセンタシェル31の側壁内面に固着され、下端中央部に軸受部38aが形成されたフレーム、39はこのフレーム38の上端面に固定支持された台板39a上に渦巻部39bが形成された固定スクロール、40はフレーム38により揺動自在に支持され、台板40a上に固定スクロール39の渦巻部39bとは渦巻が逆向きで、相互に組み合わされることによって圧縮室41を形成する渦巻部40bが形成された揺動スクロールである。
【0016】
42はセンタシェル31の側壁を貫通して配設され、密閉シェル34の内外を連通する吸入管、43は上部エンドシェル32を貫通して配設され、高圧室36と密閉シェル34の外部とを連通する吐出管、44は固定スクロール39の台板39aを貫通し圧縮室41と高圧室36とを逆止弁37を介して連通する吐出口、45は密閉シェル34の下部を仕切って油溜め46を形成するとともに、トロコイドポンプ47を支持するサブフレーム、48はこのサブフレーム45の中央部に配設される軸受、49は油溜め46に貯溜される潤滑油である。
【0017】
50は両端部がフレーム38の軸受部38aおよび軸受48で支承され、上端が揺動スクロール40に連結された主軸で、中央部に油穴50aが貫通して形成されている。51はセンタシェル31の側壁内面に固着されたステータ51a、およびこのステータ51aの中央部に配設されるロータ51bで構成された電動機で、ロータ51bの中心部を主軸50が貫通し一体化されている。52は一端がフレーム38に形成された返油穴53に嵌入され、他端が電動機51のステータ51aに形成された返油路54に挿入された油戻し管で、他端側のステータ51aの上端面と対応する位置には、落下阻止手段としての外径拡大部52aが形成され、この外径拡大部52aがステータ51aの上端面に当接することにより、油戻し管52が返油路54内に落下するのを阻止するようになされている。
【0018】
そして、この外径拡大部52aは座屈成型により形成される。すなわち、例えば図3(A)に示すように、鋼管55の一端側をチャッキング治具56によりしっかり保持し、他端側を押し付け治具57に嵌合させるとともに、外径拡大部52aを形成したい位置に、外径拡大部52aの外径と等しい内径を有する環状の寸法規制治具58を配置する。次いで、図3(B)に矢印で示すように、押し付け治具57を所定の力で寸法規制治具58に当接するまで移動させると、鋼管55は座屈し各治具56、57、58で閉じられた空間、すなわち、外径側に突出し外径拡大部52aが形成され、油戻し管52が完成する。そして、これら52ないし54で油戻し機構59が構成される。
【0019】
次に、上記のように構成されたこの発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の動作について説明する。
従来と同様に、ステータ51aおよびロータ51bでなる電動機51により主軸50が回転すると、揺動スクロール40の台板40aがフレーム38上で揺動運動を開始し、吸入管42を介して外部から導入された低圧冷媒ガスは、両スクロール39、40の圧縮作用により圧縮室41内に吸い込まれ、圧縮されて高圧冷媒ガスになった後、吐出口44から逆止弁37を介して高圧室36内に吐出され、吐出管43により密閉シェル34の外部に導出される。
【0020】
一方、油溜め46に貯溜された潤滑油49は、トロコイドポンプ47により主軸50を貫通する油穴50aを介して潤滑を必要とする部位、すなわち、フレーム38と揺動スクロール40の台板40aとの摺動面、両スクロール39、40の各渦巻部39b、40bの接触面等に供給され、それぞれ潤滑を行った後、フレーム38に形成された返油穴53から油戻し管52を介してステータ51a内の返油路54に流れ込み、返油路54内を落下する間に電動機51を冷却し、最後に軸受48を潤滑した後、再び油溜め46に戻される。
【0021】
このように上記実施の形態1によれば、油戻し機構59の主要部を構成する油戻し管52の返油路54に挿入される側の端部に外径拡大部52aを形成し、この外径拡大部52aを返油路54が形成されるステータ51aの上端面に当接させて、油戻し管52が返油路54内に落下するのを阻止するようにしているので、仮に振動等によって油戻し管52の一端側の返油穴53への嵌入が緩んでも、油戻し管52は外れることなくそのままの状態を維持することができるため、従来のものにおけるホルダを不要にするとともに、これに付随するタップ加工およびろう付け作業等を不要とし、大幅なコストの低減を図ることができ、又、座屈成型により容易に外径拡大部52aを形成することができる。
【0022】
又、図4に示すように、油戻し管52の返油穴53に嵌入される側の端部にも、外径拡大部52aと同様な第2の外径拡大部52bを形成すれば、油戻し管52の一端側を返油穴53に嵌入させる際に、例えば図中一点鎖線で示すように専用の工具61で、この外径拡大部52bを介して押し込むようにすれば、油戻し管52を曲げてしまったり座屈させることなく圧入することができるため、嵌入作業が容易となりコストの低減に寄与することができる。
【0023】
なお、上記構成においては、油戻し管52の他端側をステータ51aに形成された返油路54内に挿入する場合について説明したが、例えば図5に示すように、油戻し管52の他端側をステータ51aの4隅に形成される隙間60に挿入する構成の場合等に適用しても良く、上記と同様の効果を発揮し得ることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1によれば、筒状のセンタシェルの両端開口部を皿状のエンドシェルでそれぞれ閉塞してなる密閉シェルと、この密閉シェル内に収納され吸入された冷媒ガスを渦巻を組み合わせることによって形成された圧縮室内で漸次圧縮して密閉シェルの上部に形成される高圧室内に吐出する固定スクロールおよび揺動スクロールと、センタシェルの側壁内面に固着されたステータおよびこのステータの中心部に配設されるロータでなる電動機と、この電動機のロータに一体化されるとともに一端側が揺動スクロールに連結されロータと共に回転することにより揺動スクロールを駆動する主軸と、センタシェルの側壁内面に固着され固定スクロールおよび揺動スクロールを支承するとともに主軸の一端側を支承するフレームと、密閉シェルの下部に貯溜される潤滑油を主軸を貫通する油穴を介して潤滑を必要とする部位に供給する潤滑油供給手段とでなるスクロール圧縮機の潤滑後の潤滑油をフレームに形成された返油穴から電動機のステータ内を経由して密閉シェルの下部に戻すスクロール圧縮機の油戻し機構において、返油穴内にフレームの電動機と対向する側の底面から一端が嵌入され、ステータ内に設けられステータの上端面に開口を有する返油路にステータの上端面側から他端が挿入され、ステータの上端面の開口に対応する他端の位置に、電動機のステータの上端面に当接し落下を阻止する落下阻止手段が設けられ、返油路を落下する間に電動機を冷却する潤滑油を返油路に流し込む油戻し管を備えたので、コストの低減が可能なスクロール圧縮機の油戻し機構を提供することができる。
【0025】
又、この発明の請求項2によれば、請求項1において、落下阻止手段を油戻し管の他端側外周に沿って形成される外径拡大部で構成するようにしたので、コストの低減が可能であることは勿論のこと、簡単な構造で油戻し管の落下を阻止することが可能なスクロール圧縮機の油戻し機構を提供することができる。
【0026】
又、この発明の請求項3によれば、請求項2において、外径拡大部を座屈成型により形成するようにしたので、加工が容易となりさらにコストの低減が可能なスクロール圧縮機の油戻し機構を提供することができる。
【0027】
又、この発明の請求項4によれば、請求項1ないし3のいずれかにおいて、油戻し管の一端側のフレームの返油穴に嵌入される部分の近傍の外周に沿って外径拡大部を形成するようにしたので、油戻し管の嵌入作業を容易とするスクロール圧縮機の油戻し機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1におけるスクロール圧縮機の構成を示す断面図である。
【図2】 図1におけるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成を示す断面図である。
【図3】 図2に示す油戻し管の製造方法を示す断面図である。
【図4】 図3におけるとは異なる油戻し管の構成を示す断面図である。
【図5】 図2におけるとは異なるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成を示す断面図である。
【図6】 従来のスクロール圧縮機の構成を示す断面図である。
【図7】 図6におけるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成を示す断面図である。
【図8】 図6におけるスクロール圧縮機の油戻し機構の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
31 センタシェル、32 上部エンドシェル、33 下部エンドシェル、
38 フレーム、39 固定スクロール、40 揺動スクロール、41 圧縮室、
46 油溜め、47 トロコイドポンプ、49 潤滑油、51 電動機、
51a ステータ、52 油戻し管、52a 外径拡大部(落下阻止手段)、
52b 第2の外径拡大部、53 返油穴、54 返油路、59 油戻し機構。

Claims (4)

  1. 筒状のセンタシェルの両端開口部を皿状のエンドシェルでそれぞれ閉塞してなる密閉シェルと、この密閉シェル内に収納され吸入された冷媒ガスを渦巻を組み合わせることによって形成された圧縮室内で漸次圧縮して上記密閉シェルの上部に形成される高圧室内に吐出する固定スクロールおよび揺動スクロールと、上記センタシェルの側壁内面に固着されたステータおよびこのステータの中心部に配設されるロータでなる電動機と、この電動機のロータに一体化されるとともに一端側が上記揺動スクロールに連結され上記ロータと共に回転することにより上記揺動スクロールを駆動する主軸と、上記センタシェルの側壁内面に固着され上記固定スクロールおよび揺動スクロールを支承するとともに上記主軸の一端側を支承するフレームと、上記密閉シェルの下部に貯溜される潤滑油を上記主軸を貫通する油穴を介して潤滑を必要とする部位に供給する潤滑油供給手段とでなるスクロール圧縮機の上記潤滑後の潤滑油を上記フレームに形成された返油穴から上記電動機のステータ内を経由して上記密閉シェルの下部に戻すスクロール圧縮機の油戻し機構において、上記返油穴内に上記フレームの上記電動機と対向する側の底面から一端が嵌入され、上記ステータ内に設けられ上記ステータの上端面に開口を有する返油路に上記ステータの上端面側から他端が挿入され、上記ステータの上端面の開口に対応する上記他端の位置に、上記電動機のステータの上端面に当接し落下を阻止する落下阻止手段が設けられ、上記返油路を落下する間に上記電動機を冷却する潤滑油を上記返油路に流し込む油戻し管を備えたことを特徴とするスクロール圧縮機の油戻し機構。
  2. 落下阻止手段は、油戻し管の他端側外周に沿って形成される外径拡大部であることを特徴とする請求項1記載のスクロール圧縮機の油戻し機構。
  3. 外径拡大部は座屈成型により形成されていることを特徴とする請求項2記載のスクロール圧縮機の油戻し機構。
  4. 油戻し管の一端側のフレームの返油穴に嵌入される部分の近傍の外周に沿って外径拡大部が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のスクロール圧縮機の油戻し機構。
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