JPS63192048A - 正帯電用感光体 - Google Patents

正帯電用感光体

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JPS63192048A
JPS63192048A JP2498187A JP2498187A JPS63192048A JP S63192048 A JPS63192048 A JP S63192048A JP 2498187 A JP2498187 A JP 2498187A JP 2498187 A JP2498187 A JP 2498187A JP S63192048 A JPS63192048 A JP S63192048A
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JP
Japan
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carrier
layer
group
carrier transport
photoreceptor
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JP2498187A
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English (en)
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Yoshiaki Takei
武居 良明
Kiyoshi Tamaki
玉城 喜代志
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Publication date
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    • GPHYSICS
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
    • G03G5/02Charge-receiving layers
    • G03G5/04Photoconductive layers; Charge-generation layers or charge-transporting layers; Additives therefor; Binders therefor
    • G03G5/043Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure
    • G03G5/047Photoconductive layers characterised by having two or more layers or characterised by their composite structure characterised by the charge-generation layers or charge transport layers
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
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    • G03G5/00Recording members for original recording by exposure, e.g. to light, to heat, to electrons; Manufacture thereof; Selection of materials therefor
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    • G03G5/0503Inert supplements

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は導電性支持体上にキャリア輸送層及び該キャリ
ア輸送層上にキャリア発生層を積層して成る正帯電用感
光体に関する。
〔発明の背景〕
従来電子写真法においては、帯電、露光、現像、転写、
クリーニング等の工程をへて像形成が行なわれている。
この場合、露光工程における光源は、通常種々の波長の
光が数多く含まれる白色光が用いられている。
ところで近年画像情報を電気信号に変換し、該電気信号
により単色光から成るレーザビームを変調し、該変調ビ
ームを用いて感光体を像露光してW91!潜像を形成し
、これを現像及び転写工程をへて画像を形成する技術が
開発されている。
かかる技術は例えば特開昭57−165845号に記載
されている。該公報においては、支持体上に中間層及び
その上にSe系感光層を設けた感光体を用い、該感光体
上に電気信号により変調されたレーザビームを露光して
像形成を行うものであるが、前記レーザビームは常に位
相一定で指向性大なる所謂るコヒーレントな光であるた
め、感光層内を屈折して通過する光と、該感光層を構成
する各層の界面、中間層表面又は支持体表面から反射す
る光等と干渉して干渉縞を作り、現像して得られる画像
上に見苦しい縞模様又はモアレ等の画像欠陥を生ずるよ
うになる。かかる画像欠陥は、例えばアルミニウム等の
金属円筒の表面を鏡面加工した支持体を用いたとき特に
強調される。そこで前記公報においては、支持体上に中
間層を設けると共に、該中間層中に例えばカーボンブラ
ック、ニグロシン、メチレンブルー、銅フタロシアニン
等の顔料又は染料を含有せしめて、支持体表面に投射さ
れるレーザビームを吸収せしめることにより、前記縞模
様又はモアレ等の画像欠陥を軽減せしめるようにしてい
る。
又特開昭60−227263号には、例えばアルミニウ
ム製円筒表面に断面形状が主ピークに副ピークが重畳さ
れた多数の凸部を形成することにより粗面とされた支持
体上にアモルファスシリコン層を形成して成る感光体が
記載され、該感光体上に例えば半導体レーザビームを用
いて像形成を行ったとき該ビームが乱反射されることに
より干渉縞に基づく前記画像欠陥が防止されることが記
載されている。
さらに又特開昭60−247647号には、表面平滑な
アルミニウム製円筒から成る支持体上に中間層、β型銅
フタロシアニンを含むキャリア発生層、ヒドラゾン化合
物を含むキャリア輸送層をこの順に設けた機能分離型有
機感光体を用い、前記中間層表面を0.5μ曽程度の粗
面とすることにより、前記レーザビームを用いて、露光
したとき発生する縞模様又はモアレ等の画像欠陥を防止
するようにしている。即ちアルコール可溶ナイロンをバ
インダとし、この中にアルコール不溶のポリ塩化ビニリ
デン粉末を分散して成る中°間層を形成して該中間層の
表面を前記0.5μ輪程度の粗面と成し、感光層を通過
し、中間層に到達したビームを散乱してその光路差を不
均一にすることにより干渉縞を出来に<<シ、前記画像
欠陥を防止するようにしている。
しかしながら前記のように中間層にレーザビームを吸収
する着色剤を含有せしめるとか、中間層又は支持体表面
を粗面とする等の方法は感光体上に形成される縞模様又
はモアレ等の画像欠陥を緩和する効果があるが、必ずし
も十分なものとは云えない。
なぜならば、前記着色剤を含有する中間層を設けた場合
、中間層に到達したレーザビームの一部は吸収されるが
、残りの相当量のビームが前記中間層の平滑゛な平面で
反射され、この反射光が他の反射光又は入射光と干渉し
て干渉縞を形成し、結果的に画像上の縞模様又はモアレ
等の欠陥を根絶することができない。
又支持体表面又は中間層表面を粗面とする場合も、画質
の点から余り大きな凹凸のある粗面とすることができず
、前記のように0.5μ−程度の見掛は上平面に近い粗
面とされる。このような場合干渉縞は或は程度緩和され
るが、やはり、例えば中間調の領域などには見苦しい縞
模様やモアレの発生が生ずるようになる。
さらには前記のように支持体表面を特定の粗面に成形す
るとか、適切な表面粗さの中間層を設けるとか、着色剤
を含有した極めて薄層の中間層を均一に塗布して設ける
等の加工が難かしく、生産性を阻害し、かつコストアッ
プを招くなどの弊害がある。
そこで例えば特開昭61−18963号又は特開昭61
−163345号にはキャリア輸送層に着目したモアレ
対策が提案されている。
前記特開昭61−18963号には、機能分離型感光体
におけるキャリア輸送層のバインダ樹脂を、互に屈折率
の異なる(屈折率の差が0.05以上)連続領域と孤立
領域から成る(ミクロ分離構造)ものとしてレーザ光の
層中での干渉縞に基づくモアレを防止する技術が開示さ
れている。さらに具体的には導電性支持体上にε型銅フ
タロシアニンをポリビニルブチラール樹脂中に分散含有
する0、5μ籠厚のキャリア発生層を設け、この上にヒ
ドラゾン化合物をキャリア輸送物質とし、ミクロ分離構
造に合成されたスチレン−メタクリル酸メチルブロック
共重合体をバインダとする16μ輪厚のキャリア輸送層
を設けて成る負帯電用感光体が例示されている。
かかる感光体においては、前記キャリア輸送層のバイン
ダ樹脂が多数の微細かつ均一な孤立領域を有することが
要請され、その製法は従来の所定のバインダ樹脂を単に
混合溶解する場合と異なり、特殊の合成技術を必要とし
、製造工程を複雑化するという問題がある。さらには光
がキャリア輸送層を通過してキャリア発生層に到る間に
屈折されて光路′が曲げられ、画像の解像力が著しく低
下するという問題も生ずる。
又前記特開昭61−163345号には、機能分離型感
光体におけるキャリア輸送層中に該キャリア輸送層と屈
折率の異なる粉体を含有せしめてレーザ光の層中での干
渉縞に基づくモアレを防止する技術が開示されている。
さらに具体的には導電性支持体上にε型銅フタロシアニ
ンをブチラール樹脂中に分散含有する0 、 15g/
m”の塗布量のキャリア発生層を設け、この上にヒドラ
ゾン化合物をキャリア輸送物質とし、スチレン−メタク
リル酸メチル共重合樹脂をバインダとし、前記キャリア
輸送層と屈折率の異なる粉体として屈折率1.77、粒
径1μ−のアルミナ粉末又は屈折率1.54、粒径0.
5μ■の5ift粉末をバインダ樹脂の1715含有す
る16μ輪厚のキャリア輸送層を設けて成る負帯電用感
光体が例示されている。
しかしながら前記アルミナ又はSiO□の粉末が、いづ
れ白色であるため、キャリア輸送層に前記粉末をモアレ
防止に十分な量含有せしめた場合、該キャリア輸送層を
白濁不透明なものと、下層のキャリア発生層に到達する
光量を遮蔽して、感光体の感度を著しく低下せしめる。
又前記含有量を余り少なくするとモアレ防止の効果が失
なわれる等の問題がある。
さらには前記特開昭57−165845号の感光体のよ
うにセレン系感光層を有する場合に比して、前記特開昭
60−247647号の感光体のように有機感光層を有
する場合は感光層の透明性が大きいため、前記レーザビ
ームの干渉縞が強調され、画像上には縞模様がより顕著
に現れる。
一方近年電子写真用感光体の感光層としてキャリア発生
IR能とキャリア輸送機能とを異なる物質に分担させる
ことにより、感度が高く耐久性の大きい有機感光体を実
用化する動向にある。このようないわば機能分離型の有
機感光体においては、各機能を発揮する物質を広い範囲
のものから選択することができるので、任意の特性を有
する電子写真感光体を比較的容易に作成することが可能
となる。かかる機能分離型の有機感光体は従来主として
負帯電用として用いられ、前記特開昭60−24764
7号に記載されるように支持体上に薄いキャリア発生層
を設け、この上に比較的厚いキャリア輸送層を設ける構
成がとられている。しかしながら上記負帯電用有機感光
体においては、帯電器による負帯電時に多量のオゾンが
発生し、環境を悪化せしめるとか、現像に供されるトナ
ーが正極性であり、これは強磁性体キャリアに対する摩
擦帯電系列からみて製造が難しいとか、光活性なキャリ
ア発生層を極めて薄層で支持体上に設けるため、支持体
又は必要により設けられる中間層の表面状態又は化学的
作用等の影響をうけ易く、不安定となる等の理由で正帯
電用感光体が注目されている。
そこで例えば、特開昭57−200043号には、アル
ミニウム製円筒状支持体上にカゼインを下引し、この上
にピラゾリン化合物を含む13μ曽厚のキャリア輸送層
を形成し、この上に銅フタロシニア顔料を含む薄層のキ
ャリア発生層を形成して正帯電用感光体をうろことが記
載されている。かかる正帯電用感光体においては、前記
負帯電用感光体に比して帯電時のオゾンの発生が少なく
、現像に供される負帯電用トナーの製造が容易である外
、光に対して不活性なキャリア輸送層が下層に設けられ
、光に活性なキャリア発生層が上層に設けられ、負帯性
感光体の場合と異なって、キャリア輸送層に透明性が要
請されないなどの特徴を有している。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前記のように電子写真感光体上にレーザビームのような
コヒーレントな光を照射して画像形成を行った場合該ビ
ームによる干渉縞が生じて画像上に縞模様が発生し、特
に有機感光層を有する感光体においては、より顕著に前
記縞模様が現れて画質を悪化せしめ、前記特徴ある正帯
電用感光体のせっかくの資質も前記レーザビームによる
干渉縞の発生に損われる。
〔問題点を解決するための手段〕
(発明の目的) 本発明の目的は、支持体表面上への特殊の加工を要する
ことなく、感光体上へレーザビームのようなコヒーレン
トな光を照射したとき発生する縞模様又はモアレ等が解
消された正帯電用感光体を提°供するこ−とにある。
(発明の構成) 前記の目的は導電性支持体上にキャリア輸送層、該キャ
リア輸送層上にキャリア発生層を8を層して成る正帯電
用感光体において、前記キャリア輸送層中にキャリア輸
送物質の少くとも一部を微粒子状に分散含有する正帯電
用感光体により達成される。
(発明の詳細な説明) 本発明の正帯電用感光体においては、導電性支持体上に
キャリア輸送物質と、バインダ樹脂とを、前記キャリア
輸送物質及びバインダ樹脂を共に溶解する溶媒、又は前
記バインダ樹脂は溶解するが前記キャリア輸送物質の少
なくとも一部を溶解しない溶媒中に溶解又は分散し、得
られた溶液又は分散液を必要により中間層を介して塗布
・乾燥し、前記分散液中に含有されたキャリア輸送物質
の分散粒子及び/又は乾燥の過程で析出したキャリア輸
送物質の析出粒子を含む5〜50μ論厚のキャリア輸送
層を形成する。
次いで該キャリア輸送層上に、キャリア発生物質とバイ
ンダ樹脂と更に必要により加えられるキャリア輸送物質
とを、前記バインダ樹脂及びキャリア輸送物質を溶解し
前記キャリア発生物質を分散する溶媒、又は前記バイン
ダ樹脂は溶解するが前記キャリア輸送物質の少なくとも
一部を溶解せず前記キャリア発生物質と共に分散する溶
媒中に溶解・分散し、得られた分散液を塗布・乾燥し、
必要によりキャリア輸送物質の分散粒子及び/又は乾燥
の過程で析出した析出粒子を含む0.05〜10μ−厚
のキャリア発生層を形成して本発明の正帯電用感光体を
うる。
前記のようにして得られる本発明の感光体においては、
キャリア輸送層中に平均粒径0.001〜10μ−1好
ましくは0.01〜5μm、より好ましくは0.05〜
1μmの微粒子状キャリア輸送物質を分散含有し、場合
によってはキャリア発生層中にも前記微粒子状キャリア
輸送物質を分散含有したものとなる。ここでキャリア輸
送層中に分散されるキャリア輸送物質の粒子の径が0.
01μ輪未満の場合光散乱効果が失なわれ、10μ−を
越えるとキャリア輸送層が不均一とな、り画像の細線再
現性が悪くなる。このように調えられた感光体において
は、例えばHe−Neガスレーザ、He−Cdガスレー
ザ、半導体レーザ等のコヒーレントなレーザビームが像
露光用として用いられた場合、前記各層・を含む感光層
に入射された前記ビームの多くが前記キャリア輸送物質
の微粒子により散乱されるため、干渉縞を形成する条件
が打ち消されるようになる。その結果、該干渉縞に基因
する縞模様又はモアレ等の画像欠陥が大半が防止される
ところで、従来機能分離型感光体としては、キャリア発
生層を下層としキャリア輸送層を上層とする負帯電用の
感光体が主流をなしていたため、キャリア輸送層は本来
像露光に対して透明なものであるとの強い固定概念があ
り、そのため前記干渉縞を防止する手段を最も効果のあ
るキャリア輸送層中に求めることはせず、支持体又は中
間層に求めていた。
本発明者等は前記固定概念に因われず発想の転換を行い
、キャリア輸送層、場合によってはキャリア発生層中に
も微粒子状キャリア輸送物質を含有せしめ、これらの層
中に進入するレーザビームのを乱反射させて散光とする
ことにより干渉縞を最も効果的に解消するようにしてい
る。
さらに又キャリア輸送層中のキャリア輸送物は原則的に
ア七ロファス状態で含有されるものとされていたため、
バインダ樹脂及び/又は溶媒との相溶性が悪いとか、乾
燥の過程で析出してしまうキャリア輸送物質は実用化で
きず不適格なものとして除かれていたが、本発明の感光
体においては、かかるキャリア輸送物質も積極的に有用
に利用するものである。このためキャリア輸送物質の選
択範囲が広くなり、がっ従来利用できなかった製造条件
も利用可能となる等の利点がある。
前記キャリア輸送層中に含有されるべきキャリア輸送物
質としては、オキサゾール誘導体、オキサジアゾール誘
導体、チアゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、トリ
アゾール誘導体、イミダゾール誘導体、イミダシロン誘
導体、イミダゾリジン誘導体、ビスイミダゾリジン誘導
体、スチリル化合物、ヒドラゾン化合物、ピラゾリン誘
導体、オキサシロン誘導体、ベンゾチアゾール誘導体、
ベンズイミダゾール誘導体、キナゾリン誘導体、ベンゾ
フラン誘導体、アクリジン誘導体、フェナジン誘導体、
アミノスチルベン誘導体、ポリ−N−ビニルカルバゾー
ル、ポリ−1−ビニルピレン、ポリ−9−ビニルアント
ラセン等が挙げられる。
具体的には次の一般式(1)又は(II)のスチリル化
合物が挙げられる。
一般式〔■〕: 但し、この一般式中、RI 、 R2は置換若しくは未
置換アルキル基、アリール基を表し、置換基としてはア
ルキル基、アルコキシ基、置換アミノ基、水酸基、ハロ
ゲン原子、アリール基が用いられる。
Ar’、Ar2は置換若しくは未置換のアリール基を表
し、置換基としてはアルキル基、アルコキシ基、置換ア
ミン基、水酸基、ハロゲン原子、アリール基が用いられ
る。
R3、R4は置換若しくは未r!l換のアリール基、水
素原子を表し、置換基としてはアルキル基、アルコキシ
基、置換アミン基、水酸基、ハロゲン原子、アリール基
が用いられる。
一般式〔■〕: Rフ 但し、この一般式中、R5は置換若しくは未置換のアリ
ール基、R6は水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは
未置換のアルキル基、アルコキシ基、アミン基、置換ア
ミン基、水酸基、R7は置換若しくは未置換のアリール
基、置換若しくは未i!!換の複素環基を表す。
また、キャリア輸送物質として次の一般式(III)〔
■〕、〔v〕又は〔■〕のヒドラゾン化合物も使用可能
である。
一般式cm:+ニー 但し、この一般式中、R1およびR1はそれぞれ、水素
原子またはハロゲン原子、R”およびRI+はそれぞれ
、置換若しくは未置換のアリール基、ASは置換若しく
は未置換のアリール基を表す。
一般式〔■〕: R1コ 但し、この一般式中、R′2はメチル基、エチル基、2
−ヒドロキシエチル基または2−クロルエチル基、R1
3はメチル基、エチル基、ベンジル基またはフェニル基
、R”はメチル基、エチル基、べ一般式〔■〕: 但し、この一般式中、R”は置換若しくは非置換のナフ
チル基;R16はN喚若しくは非置換のアルキル基、ア
ラルキル基又はアリール基:R17は水素原子、アルキ
ル基又はアルコキシ基;R1及びR”は置換若しくは非
置換のアルキル基、アラルキル基又はアリール基からな
る互いに同一の若しくは異なる基を示す。
一般式〔■〕: 但し、この一般式中、R2°は置換若しくは未置換のア
リール基または置換若しくは未r!!換の複素環基、R
”は水素原子、41&若しくは未置換のアルキル基また
は置換若しくは未置換のアリール基、Qは水素原子、ハ
ロゲン原子、アルキル基、置換アミン基、アルコキシ基
またはシアノ基、−はOまたは1の整数を表す。
また、キャリア輸送物質として、次の一般式〔■〕のピ
ラゾリン化合物も使用可能である。
一般式〔■〕: 但し、この一般式中、nはO又は1 、R22,R2′
およびR”は置換若しくは未置換のアリール基、R”お
よびR”は水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基、
又は置換若しくは未置換のアリール基若しくはアラルキ
ル基を表すが、Ro及びR”は共に水素原子であること
はなく、nが0のときはR”は水素原子ではない。
更に、次の一般式〔■〕のアミン誘導体もキャリア輸送
物質として使用できる。
一般式〔■〕: 但し、この一般式中、Ar’、Ar5は置換若しくは未
置換のフェニル基を表し、置換基としてはハロゲン原子
アルキル基、°ニトロ基、アルコキシ基が用いられる。
Ar’は置換若しくは未置換のフェニル基、ナフチル基
、アントリル基、フルオレニル基、複素環基を表し、置
換基としてはアルキル基、アルコキシ基、ハロゲン原子
、水酸基、アリールオキシ基、アリール基、アミノ基、
ニトロ基、ピペリジノ基、モルホリムLナフチル基、ア
ンスリル基及び置換アミノ基を用いる。但し、置換アミ
ン基の1換基としてアシル基、アルキル基、アリール基
、アラルキル基が世いられる。
前記一般式(1)〜〔■〕に示されるキャリア輸送物質
の具体的化合物例は本願出願人が先に提案した例えば特
願昭60−185749号の第34〜75頁に記載され
ており、その内水発明に有用で通常の有機溶媒に対して
比較的に溶解性が大きな化合物例は以下のようである。
(A−1) (A −2) (A−3) (A’−4> (A−5) (A−6) (A−7) (A −8) (A−9) (A−10) (A−11) (A−13) (A−14) (A−15) (A−16) (A−17) さらに本発明にとって有用で通常の有機溶媒への溶解性
が比較的小さく分散粒子を作り易い化合物例は以下のよ
うである。
(A−18) (A−19) (A−20> (A −22) (A−23) (A−24) (A −25) (A−26) (A−27) C113 (A −28> 占1゜ (A −29) 次に前記キャリア輸送層に用いられるバインダ樹脂とし
ては、電子写真用バインダに供される樹脂の殆んど全て
が用いられ、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ア
クリル樹脂、メタクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、酢酸ビ
ニル側Lポリビニルアセタール樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキッド樹脂、ポリカーボネート樹脂、シリコン樹脂
、メラミン樹脂等の付加重合型樹脂、重付加型樹脂、重
縮合型樹脂、並びにこれらの樹脂の繰返し単位のうちの
2つ以上を含む共重合体樹脂、例えば塩化ビニル−酢酸
ビニル共重合体樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マ
レイン酸共重合体樹脂等の絶縁性樹脂の他、ポリ−N−
ビニルカルバゾール等の高分子有機半導体を挙げられる
。その外例えばポリビニルアルコール、ポリビニルホル
マール、゛ポリビニルブチラール、ポリエーテル、ポリ
ビニルエーテル、エチルセルロース、カルボキシメチル
セルロース等が挙げられる。
次にバインダ樹脂を溶解し、前記キャリア輸送物質を溶
解又は分散して、前記キャリア輸送層用塗布液を形成す
るための溶媒としては、例えば、n−ブチルアミン、ジ
エチルアミン、エチレンジアミン、イソプロパツールア
ミン、トリエタノールアミン、トリエチレンジアミン、
゛N、N−ジメチルホルムアミド、アセトン、メチルエ
チルケトン、シクロヘキサノン、ベンゼン、トルエン、
キシレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ジ
クロロメタン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、メタ
ノール、エタノール、イソプロパツール、酢酸エチル、
酢酸ブチル、ジメチルスルホキシド等を挙げることがで
きる。
前記キャリア輸送物質を微粒子状に含有するキャリア輸
送層を形成するには、キャリア輸送物質とバインダ樹脂
と溶媒との間で相互に相溶性の少ない条件を見出して分
散液を作り、これを塗布・乾燥する方法がある。
さらには前記各巻は塗布液中では相溶しているが塗布後
乾燥の過程でキャリア輸送物質の粒子を析出させる方法
があり、さらに又前記2つの方法を組合せて形成する方
法等がある。
前記キャリア輸送物質を微粒子状に含有する分散液によ
る方法の場合は、例えば前記キャリア輸送物質を、これ
らと比較的相溶性が悪い溶媒、例えばアルコール系溶媒
、エーテル系溶媒、ケトン系溶媒等に、例えばポリビニ
ルアルコール、ポリビニルホルマール、ポリビニルブチ
ラール、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス等を溶解した溶液中に混合分散(但し、キャリア輸送
物質の一部が溶解してもよい)するか、又は通常溶媒に
対して相溶性の悪いキャリア輸送物質を選択して用い分
散液を得、これを塗布・乾燥してキャリア輸送物を微粒
子状に含有するキャリア輸送層を形成する。
又乾燥の過程でキャリア輸送物質の粒子を析出させる方
法の場合は、キャリア輸送物質と、該キャリア輸送物質
と相溶性のよい通常の溶媒と該キャリア輸送物質と比較
的に相溶性の悪いバインダ樹脂、例えばポリカーボネー
ト樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂等を用いてキ
ャリア輸送物質が溶解された溶液を得るか、又は通常の
相溶性のよい溶媒又は比較的相溶性の悪い溶媒中に過量
のキャリア輸送物質を、例えば加熱等の方法により溶解
して溶液を得、これを塗布・乾燥の過程で析出させるこ
とにより、キャリア輸送物質を微粒子状に含有するキャ
リア輸送層を形成する。
又これらの方法は実際には併用して用いられる場合があ
り、例えば分散液を塗布・乾燥した場合、キャリア輸送
物質が析出し、分散粒子と析出粒子から成る微粒状キャ
リア輸送物質を含有するキャリア輸送層が形成されても
よい。
又かくして得られるキャリア輸送層は、キャリア輸送物
質の殆んどが均一な微粒子系がら成る場合と不均一にア
モルファス状のものを含む系である場合とがあり、その
いづれであってもよいが、下記の透過率測定法によるレ
ーザビームの透過率が80%以下であることが好ましい
レーザビームの透過率測定法 (1)  キャリア輸送層用塗布液の調整キャリア輸送
物質をボールミルで十分粉砕し、得られたキャリア輸送
物質を含む所定処方の組成物をサンドブラインダ分散器
により混合分散して分散液を得る。
(2)  塗   布 l■厚の石英ガラス上に、スピンナーを用いて所定膜厚
に塗布後、80℃で1時間乾燥して測定試料をうる。
(3) レーザビーム透過率測定 (2)項で得た測定試料を330型分光透過率測定装置
(日立製作新製)に装着し、適用レーザ光に対応する波
長で透過率を測定する。
但し、適用レーザ光が半導体レーザの場合、対応する測
定波長λは780nm、He−Neレーザの場合633
nm、He−Cdレーザの場合441nmとされる。
次に前記キャリア輸送層中に含有されるキャリア輸送物
質の量はバインダ樹脂100重量部当り20〜200重
量部、好ましくは30〜150重量部とされ、該キャリ
ア輸送物質の10重量%、好ましくは50重量%以上が
微粒子状で分散含有され、微粒子状にされなかった分は
従来のアモルファス状態で含有される。
次に前記キャリア輸送層上に積層されるキャリア発生層
中に含有されるキャリア発生物質としては光を吸収して
フリーキャリアを発生する下記有機化合物を用いること
ができる。
(1) モノアゾ顔料、ポリアゾ顔料、金属錯塩アゾ顔
料、ピラゾロンアゾ顔料、スチルベンアゾ及びチアゾー
ルアゾ顔料等のアゾ系原料 (2)ペリレン酸無水物及びペリレン酸イミド等のペリ
レン系顔料 (3)アントラキノン誘導体、アントアントロン誘導体
、ジベンズピレンキノン誘導体、ピラントロン誘導体、
ビオラントロン誘導体及びインビオラントロン誘導体等
のアントラキノン系又は多環キノン系顔料 (4) インジゴ誘導体及びチオインジゴ誘導体等のイ
ンジゴイド系顔料 (5) 金属フタロシアニン及び無金属フタロシアニン
等のフタロシアニン系顔料 (6) ジフェニルメタン系顔料、トリフェニルメタン
顔料、キサンチン顔料及びアクリジン顔料等のカルボニ
ウム系顔料 (7) アジン顔料、オキサジン顔料及びチアジン顔料
等のキノンイミン系顔料 (8) シアニン顔料及びアゾメチン顔料等のメチン系
顔料 (9) キノリン系顔料 (!0)  ニトロ系顔料 (11)ニトロソ系原料 (12)ベンゾキノン及びナフトキノン系顔料(13)
  ナフタルイミド系顔料 (14)  ビスベンズイミダゾール誘導体等のペリノ
ン系顔料 (15)  スカリリウム系顔料 笠がある。
しかし本発明の感光体においては、下記ビスアゾ系顔料
、多環キノン系顔料、フタロシアニン系顔料が好ましく
用いられる。
前記ビスアゾ系顔料としては一般式(ff)群、一般式
(X)群及び一般式(XI)群で示される。
゛−ミ\ 一般式CIり群二 cp−N=N−^rラフ−l1=CI−^r−−N=N
−C。
cp−N=N−^rフーC1l = CI!−Ar”−
CII=CII−^r、”−1==)l−cp但し、こ
の一般式中、A r’ 、 A r”およびAr”はそ
れぞれ、置換若しくは未置換の炭素環式化合物、Cpは
、 Zは置換若しくは未置換の芳香族炭素環または置換若し
くは未置換の芳香族複素環を構成するに必要な原子群、
Yは水素原子、ヒドロキシル基、カルボキシル基若しく
はそのエステル基、スルホ基、置換若しくは未置換のカ
ルバモイル基、または置換若しくは未置換のスルファモ
イル基を表す。
またR”は水素原子、置換若しくは未置換のアルキル基
、置換若しくは未置換のアミノ基、置換若しくは未置換
のカルバモイル基、カルボキシル基若しくはそのエステ
ル基、またはシアノ基、R”は置換若しくは未置換のア
ルキル基、置換若しくは未置換のアラルキル基、または
置換若しくは未置換のアリール基を表す。
またA r ”は置換若しくは未置換のアリール基を表
す。
更に、次の一般式〔X1群、(XI)群のアゾ系顔料も
使用可能である。
一般式(X)群 ^−N=N−^r”−N=N−Ar12−N=N−^^
−N=N−^r”−N=N−Ar” −N=N−Ar”
−N=N−^但し、この一般式中、Ar口、Ar”およ
びA r ”はそれぞれ、置換若しくは未置換の炭素環
式芳香族環基、Aは下記一般式で示される残基である。
ここにXはヒドロキシ基、 (但し、R”及びR”はそれぞれ、水素原子又は置換若
しくは未置換のアルキル基、R”は置換若しくは未置換
のアルキル基または置換若しくは未置換のアリール基、
Yは水素原子、ハロゲン原子、置換若しくは未置換のア
ルキル基、アルコキシ基、カルボキシル基、スルホ基、
置換若しくは未置換のカルバモイル基または置換若しく
は未置換のスルファモイル基(但し、鋤が2以上のとき
は、互いに異なる基であってもよい、)、Zは置換若し
くは未置換の炭素環式芳香族環または置換若しくは未置
換の複素環式芳香族環を構成するに必要な原子群を表す
R2”は水素原子、置換若しくは未置換のアミノ基、置
換若しくは未置換のカルバモイル基、カルボキシル基ま
たはそのエステル基、A′は置換若しくは未置換のアリ
ール基である。尚nは1または2の整数、論は0〜4の
整数である。
一般式〔訂〕群 但し、この一般式中、Ar”、Ar15およびAr”は
それぞれ、置換若しくは未置換の炭素環式芳香族環基、
R3コ、R’4.R”及びR”はそれぞれ、電子吸引性
基又は水素原子であって、R”〜R0の少なくとも1つ
はシアノ基等の吸引性基を表す。
Aは前記一般式(X)のAと同義である。
上記した一般式(1’X)、(X)、C℃〕各群のアゾ
系顔料の具体的化合物例は、本出願人が先に提案した特
願昭60−152922号第31〜90頁に記載されて
いる。
なお前記一般式に示されるキャリア発生物質のうち特に
重要な化合物例は以下のようである。
(B−1) (B−2) (B −3> (I3−4) (B −5) (B−6) (B −7) (B−8) 更に本発明で好ましく用いられる多環キノン系顔料は下
記一般式〔13群で表される。
一般式〔■〕群: 但し、この一般式中、Xはハロゲン原子、ニトロ基、シ
アノ基、アシル基又はカルボキシル基を表し、nは0〜
4の整数、醜は0〜6の整数を表す。
上記一般式〔■〕群で表される多環キノン系顔料の具体
的化合物例としては、本願出願人が先に提案した特願昭
60−152922号第93〜99頁に記載されている
なお前記一般式に示されるキャリア発生物質のうち特に
重要な化合物例は以下のようである。
以上説明した本発明に用いられるビスアゾ系顔料又は多
環キノン系顔料においては、電子吸引性基を有するもの
が好ましく、このような場合は、層中での電子輸送能が
より大となり、正帯電時に正に帯電せしめられた感光体
表面への電子の移動が速くなり、これによって光感度が
大きく残留電位もより小さくなる利点がある。
電子吸引性基を有していない場合には、電子輸送能が比
較的小さく、光感度、残留特性が悪化する傾向がある。
即ち、正帯電用の感光体として前記電子吸引性基を有し
ないキャリア発生物質を含有する感光層に光照射した場
合、表面正電荷はある程度まで減衰するが、それ以上は
充分に減衰しないことが°ある。
次に本発明に好ましく用いられる前記フタロシアニン系
顔料としては、例えば銅、コバルト、鉛、亜鉛等を中心
原子とする金属フタロシアニンとこれらを含まない無金
属フタロシアニンとがあり、結晶型としてα型、β型、
τ型、X型、τ型、τ′型、η型、η′型等が好ましく
用いられる。
かかるフタロシアニン系顔料のさらに詳細な説明は本願
出願人が先に提案した特願昭60−220792号第8
〜12頁、特願昭60−185749号第9〜15頁に
記載されている。
前記キャリア発生層中に含有されるバインダ樹脂として
は前記キャリア輸送層の場合と同様のものが用いられる
が、キャリア輸送層に用いるバインダ樹脂と同一でも、
異なっていてもよい。
又キャリア発生層中に必要に応じて含有されるキャリア
輸送物質としては、先にキャリア輸送用として記載した
もののいづれもが用いられるが、用いられたキャリア発
生物質との組合せにおいて、光照射時キャリア発生層で
発生するホールを効率よくキャリア輸送層に注入し、か
つ発生する電子により表面の正電荷を速かに打消して高
感度特性を発揮しうるものが運択される。
又前記キャリア発生層用塗布液の溶媒としては、前記キ
ャリア輸送層用に用いられたものと同様の溶媒が用いら
れるが、その外キャリア輸送物質の少なくとも一部を溶
解しない、即ち前記キャリア輸送物質と比較的相溶しに
くい溶媒を用いることもできる。
ところで、前記キャリア発生物質を含有するキャリア発
生層においては、必要によりキャリア輸送物質を含有せ
しめるが、前記したように該キャリア輸送物質はアモル
ファス状態でもよく、又分散状態で含有されてもよい、
しかしながら前記分散状態とされたキャリア輸送物質が
多すぎるとキャリア発生層中のキャリア発生物質への入
射光を遮蔽してキャリア発生効率を低下せしめるように
なるので、前記キャリア輸送層の場合と同様のレーザビ
ーム分光透過率測定法により測定されるレーザビームの
透過率が50%以上であることが好ましい。
なお、前記キャリア発生層中に含有されるキャリア発生
物質はバインダ樹脂100重量部当り20〜500重量
部、好ましくは25〜400重量部、キャリア輸送物質
は0〜200重量部、好ましくは30〜150重量部と
するのがよい。
次に本発明の正帯電用感光体の層構成が第1図(イ)、
(ロ)及び(ハ)に示される。第1図(イ)の感光体は
導電性支持体1上にキャリア輸送物質の少なくとも一部
が微粒子として含有される5〜50μ鋤厚のキャリア輸
送層2が設けられ、該キャリア輸送J!!12上に1μ
−以下の微粒子状キャリア発生物質と、適量のキャリア
輸送物質(アモルファス状キャリア輸送物質とキャリア
発生物質のキャリア発生機能を阻害しない程度の粒子状
キャリア輸送物質から成る)とを含有する0、05〜1
0μ曽厚のキャリア発生層3が設けられている。
かかるキャリア発生層3中のキャリア発生物質に対する
キャリア輸送物質の重量比は1 : 0.2〜1:3と
するのがよい。
又さらに必要により、前記キャリア発生層7中には残留
電位及びメモリー低減を目的として無水コハク酸、無水
マレイン酸、無水フタル酸等の電子吸引性物質をキャリ
ア発生物質100重量部当り0.1〜100重量部添加
することができる。
さらに又キャリア発生層中には必要により感度向上、メ
モリー低減を目的としてブチルアミン、ジイソブチルア
ミン等の有機アミンをキャリア発生物質のモル数以下含
有せしめることができる。
次に第1図(ロ)の感光体は、第1図(イ)の感光体の
導電性支持体1とキャリア輸送N2との間に中間M4が
設けられる。該中間層4は接着及びバリア層として機能
し、通常0.01〜2μ蘭厚とされ、中間層4を構成す
る樹脂として前記キャリア輸送N2に用いられたバイン
ダ樹脂の外ポリビニルアルコール、エチルセルロース、
カルボキシメチルセルロース、カゼイン、澱粉等の有機
高分子化合物又は酸化アルミニウム等が用いられる。
第1図(ハ)は第1図(ロ)のキャリア発生層3上にさ
らに0.05〜5μ輪厚、好ましくは0.1〜3μ彌厚
の透明樹脂又はS no 2.T io 2. A b
o z等の無機化合物の粉末を分散含有する樹脂層又は
輸送性物質等を含有する樹脂層から成る保護pJI5が
設けられている。
又前記導電性支持体1としては、金属板、金属ドラム又
は導電性ポリマー、酸化インジウム等の導電性化合物若
しくはアルミニウム、パラジウム、金等の金属よりなる
導電性F1層を塗布、蒸着、ラミネート等の手段により
、紙、プラスチック等の基体に設けたものが用いられる
〔実 施 例〕
以下本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明
の実施のi様がこれにより限定されるものではない。
実施例 1 60mmφX 260m+aのアルミニウム製円筒に、
予め塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体
樹脂をアセトンとシクロヘキサノンの4:1の混合溶媒
に1%濃度で溶解した塗布液を塗布して0.1μm厚の
中間層を形成した。
次いでn−ブチルアルコール10100O中にバインダ
樹脂としてポリビニルホルマール樹脂50.を溶解し、
さらにキャリア輸送物質として例示化合物(A−17)
50.をボールミルにより粗粉砕後混合攪拌して得られ
る塗布液を前記中間層上に塗布し、80℃で風速5m/
seeで1時間乾燥してほぼ15μ−厚の不透明なキャ
リア輸送層を形成した。別にこの塗布液を1ms厚の石
英ガラス上にスピンナを用いてドライ膜厚15μ輸にな
るよう塗布し、前記乾燥条件で乾燥して透過率測定用試
料を作成した。
この試料を前記日立330型分光透過率測定装置に装着
し、λ= 780nm (半導体レーザに対応)におけ
る透過率を測定したところ5%であった。
次いでジクロロエタンとモノクロルベンゼンとを4=1
で混合して得られる混合溶媒10100O中にバインダ
樹脂としててボリヵーボネーI・樹脂(「パンライトL
 −1250J帝人化成社製)13gを溶解し、次にキ
ャリア発生物質として例示化合物(B−7)27、を加
えて分散し、さらにキャリア輸送物質として例示化合物
(A −3)20gを溶解して得られる塗布液を前記キ
ャリア輸送層上に塗布・乾燥して2μ−厚のキャリア発
生層を形成して本発明の”正帯電用感光体を得た。これ
を試料1とする。
実施例 2 キャリア輸送層用の溶媒としてn−ブチルアルコールを
用い、バインダ樹脂としてポリビニルブチラールを用い
、キャリア輸送物質として例示化合物例(A−26)を
用い、λ= 780nmにおける透過率10%のキャリ
ア輸送層を形成した他は実施例1と同様にして本発明の
感光体を得、これを試料2とする。
実施例 3 キャリア輸送層形成用の溶媒としてトルエンを用い、バ
インダ樹脂としてアクリル樹脂を用い、キャリア輸送物
質として例示化合物(A−23)を用いて透過率30%
のキャリア輸送層を形成した他は実施例1と同様にして
本発明の感光体を得、これを試料3とする。
実施例 4 キャリア輸送層形成用の溶媒として、1.2−ジクロロ
エタンを用い、バインダ樹脂としてポリカーボネート樹
脂を用い、キャリア輸送物質として例示化合物(A−2
5>を用いて透過率50%のキャリア輸送層を形成した
他は実施例1と同様にして本発明の感光体を得、これを
試料4とする。
実施例 5 キャリア輸送層形成用の溶媒として、1.2−ジクロロ
エタンを用い、バインダ樹脂としてポリカーボネート樹
脂を用い、キャリア輸送物質として例示化合物(A−2
9)を用いて透過率90%のキャリア輸送層を形成した
他は実施例1と同様にして本発明の感光体を得、これを
試料5とする。
実施PA6 キャリア発生層用のキャリア発生物質として例示化合物
(B −5’)を用い、キャリア輸送物質として例示化
合物(A−2)を用いた他は実施例1と同様にして本発
明の感光体を得、これを試料6とする。
実施例 7 キャリア発生層形成用のキャリア発生物質として実施例
6の化合物を用い、分散用溶媒として、1.2−ジクロ
ロエタンを用い、バインダ樹脂としてポリカーボネート
樹脂を用い、キャリア輸送物質として例示化合物(A−
28)を用いてキャリア発生層を形成した他は実施例6
と同様にして本発明の感光体を得、これを試料7とする
なお、上記キャリア発生層においてはキャリア輸送物質
が、アモルファス状態と粒子状態の不均一系で含有され
ており、前記分光透過率の測定法に基づきキャリア発生
物質を除いて1輪輪厚の石英ガラスに塗布・乾燥して2
μ輪厚の上記層を形成したときのλ= 633ns+(
He−N eレーザに対応)透過率は50%であった。
実施例 8 キャリア発生層形成用のキャリア発生物質として例示化
合物(B−9)を用い、キャリア輸送物質として例示化
合物(A−4)を用いた他は実施例1と同様にして本発
明の感光体を得、これを試料8とする。なおキャリア輸
送層の透過率測定は、λ= 441nmとし、該レーザ
ビームによるキャリア輸送層の透過率は7%であった。
実施例 9 キャリア発生層用のキャリア発生物質としてτ型銅フタ
ロシアニンを用い、キャリア輸送物として例示化合物(
A−5>を用いた他は実施例1と同様にして本発明の感
光体を得、これを試料9とする。なお透過率測定はλ=
 633n−とし、キャリア輸送層の透過率は7%であ
った。
比較例 (1) キャリア輸送層の形成が、メチレンクロライドと1.1
.2−トリクロルエタンとを1=1で混合して得られる
混合溶媒10100O中にバインダ樹脂として前記ポリ
カーボネート樹脂50.を溶解し、さらにキャリア輸送
物質として例示化合物(A−17) 50gを溶解して
得られる塗布液を中間層上に塗布・乾燥して透明なキャ
リア輸送層を得た他は実施例1と同様にして比較用感光
体を得、これを比較試料(1)とする。
比較例 (2) 中間層が、共重合ナイロン8部をメタノール50部、及
び1−ブタノール42部に溶解し、これに平均粒径1.
5μ輪のポリ塩化ビニリデン粉体1部を混合分散し、さ
らにメタノ−゛ル20部を加えて得られる塗布液を支持
体上に塗布・乾燥して形成された他は比較例(1)と同
様にして比較用感光体を得、これを比較試料(2)とす
る。
比較例 (3) 中間層が、単位面積当りO,OO1#のカーボンブラッ
クを分散含有する層とされた他は比較例(1)と同様に
して比較用感光体を得、これを比較試料(3)とする。
以上述べた実施例1〜9及び比較例(1)〜(3)の1
2種類の感光体をレーザプリンターLP−3010(小
西六写真工業社製)の改造機に装着し、正帯電で正のト
ナーを含む二成分現像剤を用いて反転現像し、1000
回の繰返えし画像形成を行い、それぞれの画質及びモア
レの発生状況を比較した。
なお実施例1〜5、比較例(1)〜(3)の像形成用光
源は半導体レーザ(780nm)、実施例6.7及び9
はHe−Neレーザ(633nm)とされ、実施例8は
He−Cdガスレーザ(441ns)とされる。
前記画質及びモアレの発生状況をrQ」、 rΔ」。
「×」の3段階で目視判定し、その結果を第1表に示し
た。
なおモアレ「O」は無し、「Δ」はややあり、「×」は
ありとし、画質「○」は良い、「Δノはやや悪い、「×
」は悪いとされる。
第  1  表 第1表よ°り試料はモアレの発生が皆無であるか、又は
微量であり、画質も良好であるが、比較試料はモアレの
発生が明瞭に観察され、従って又画質があれでいて見苦
しいものとなっている。
〔本発明の効果〕
以上説明したように、本発明の正帯電用感光体によれば
レーザビームのようなコヒーレント光により露光して画
像を形成した場合でも干渉縞モアレの発生が防止され、
良質の画像が得られ、その外圧帯電特有の効果が奏され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図(イ)は本発明の正帯電用感光体の断面図、第1
図(ロ)は、本発明の他の正帯電用感光体の断面図、第
1図(ハ)は本発明のさらに他の正帯電用感光体の断面
図である。 1・・・支持体 2・・・キャリア輸送層 3・・・キャリア発生層 4・・・中間層 5・・・保護層

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 導電性支持体上にキャリア輸送層、該キャリア輸送層上
    にキャリア発生層を積層して成る正帯電用感光体におい
    て、前記キャリア輸送層中にキャリア輸送物質の少なく
    とも一部を微粒子状に分散含有することを特徴とする正
    帯電用感光体。
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