JPS63191675A - 感熱転写体 - Google Patents

感熱転写体

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Publication number
JPS63191675A
JPS63191675A JP62024215A JP2421587A JPS63191675A JP S63191675 A JPS63191675 A JP S63191675A JP 62024215 A JP62024215 A JP 62024215A JP 2421587 A JP2421587 A JP 2421587A JP S63191675 A JPS63191675 A JP S63191675A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transfer layer
layer
transfer
wax
resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP62024215A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Shimizu
清水 明夫
Noboru Kotani
小谷 昇
Taiji Matsumoto
泰治 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP62024215A priority Critical patent/JPS63191675A/ja
Publication of JPS63191675A publication Critical patent/JPS63191675A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41MPRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
    • B41M5/00Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
    • B41M5/26Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
    • B41M5/382Contact thermal transfer or sublimation processes
    • B41M5/38228Contact thermal transfer or sublimation processes characterised by the use of two or more ink layers

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は感熱転写体に係わり、さらに詳しくはその転写
層の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来、感熱転写体は、ポリエステルフィルム(ポリエチ
レンテレフタレートフィルム)などの基体上にサーマル
ヘッドによる加熱によって被転写紙に転写する熱溶融性
のインク層を形成することによって作製されていた。
しかしながら、それらの多くはベック平滑度が150〜
300秒程度の平滑紙を印字対象としたものであり、ベ
ック平滑度が100秒以下の表面が粗な紙に対しては良
好な印字をすることができないという問題があった。
これは、従来の感熱転写体が、きれの良い印字を得るこ
とを主目的とし、ワックス系バインダーを主体とした熱
溶融性インクを用いていたため、インクの凝集力が低く
て皮膜形成能や自己形状保特性が小さいため、粗面紙に
転写した際に、第4図に示すように、被転写紙3の凸部
3aにはインク11が転写されるが、該部分のインクと
被転写紙3の凹部3bに対向する部分のインクとが切断
されて、被転写紙3の凹部3bにはインクが転写されず
、そのため、サーマルヘッドの加熱形状に正確に対応し
た転写が行われないからである。
そこで、粗面紙に対しても良好な印字ができるように、
改良研究がなされ、粗面紙に対しては、樹脂系バインダ
ーを併用して、熱溶融性インクの凝集力を高めて皮膜形
成能や自己形状保持性を高くし、粗面紙に転写した際に
、サーマルヘッドによる加熱によって溶融した部分のイ
ンクが、第5図に示すように、被転写紙3の凸部3aに
転写し、該凸部3aに転写されたインクが被転写紙3の
凹部3bに対向する部分のインクを支えて、転写された
インク12と被転写紙3の凹部3bとの間にたとえ隙間
が生じても、インク12の存する強力な皮膜形成能と自
己形状保持性とによって被転写紙3の表面にとどまらせ
、粗面紙に対しても、サーマルヘッドの加熱形状に応じ
た形状でインクの転写を行わせようとする提案がされて
いる。
しかしながら、上記のように熱溶融性インクの凝集力を
高めた場合、熱溶融性インク層と基体との密着力も大き
くなるため、印字しようとした際に、印字エネルギーが
低い場合はインクが基体から離れないために転写ができ
ず、そのため、印字エネルギーを高くすると、転写すべ
き部分のインクがその周囲のインクを伴って転写するた
め、サーマルヘッドによる加熱形状に正確に対応した印
字ができず、いわゆる切れの良い高解像度の印字が得ら
れなかった。
そのため、基体上に融点の低いワ・ンクスを主体とした
薄い離型層を設け、その上に樹脂を主バインダーとした
熱熔融性インク層を設けて、インクの基体からの離脱を
良(することが提案されている(例えば、「最新感熱転
写プリント技術」、(株)トリケップス発行(昭和60
年))。
しかしながら、上記提案では、基体に接する第1層は基
体からの離脱だけを目的として薄く形成され、第2層目
の熱溶融性インク層を第1層の離形層より厚くしている
ため、印字の際、第2層の“切れ”が悪く、全体が第2
層の“切れの悪さ”に支配されて、前記同様に印字エネ
ルギーが低い場合は転写ができず、一方、印字エネルギ
ーを高くすると転写すべき部分のインクが周囲のインク
を伴って転写するため、解像度の良好な印字を得ること
ができなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は、従来の感熱転写体が持っていた粗面紙に対
して良好な印字をすることができなかったという問題点
を解決し、粗面紙に対しても切れの良い高解像度の印字
をすることができる感熱転写体を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、サーマルヘッドによる加熱によって転写する
転写層を、切れの良い印字を得るための第1転写層と凝
集力を高めて粗面紙への印字を可能にするための第2転
写層との2層にすることによって、目的を達成したもの
である。すなわち、基体上にワックスと樹脂とをバイン
ダーとして用い、かつワックスを主バインダーとし着色
剤を含んだ熱溶融性インクからなる第1転写層を設け、
さらに該第1転写層上にワックスと樹脂とをバインダー
として用い、かつバインダー中の樹脂の使用割合を前記
第1転写層のバインダー中の樹脂の使用割合より多くし
、厚さを前記第1転写層より薄くした熱溶融性組成物か
らなる第2転写層を設けて、粗面紙に対しても切れの良
い高解像度の印字ができるようにしたものである。
これを第1〜2図を参照しつつ説明すると、本発明では
、基体l上に設ける第1転写層2aをワックスを主バイ
ンダーとした低融点で溶融できる熱溶融性インクで形成
し、転写時におけるこの部分の基体からの離脱を容易に
して、切れの良い高解像度の印字が得られるようにし、
上記第1転写層2a上に設ける第2転写層2bはバイン
ダー中の樹脂の使用割合を第1転写層2aにおけるバイ
ンダー中の樹脂の使用割合より多くして溶融時の粘弾性
を高め、つまり凝集力を高くして、皮膜形成能や自巴形
状保持性を高めて、粗面紙に転写したときでも、この第
2転写層2bが被転写紙3の凸部3aに転写して、被転
写紙3の凹部3bとの間に隙間が生じても、第2図に示
すように、凸部3aに転写した部分2b、が被転写紙3
との間に隙間が生じた部分2bzを支えてサーマルヘッ
ドによる加熱に対応した転写ができるようにしたのであ
る。そして、この第2転写層2bの厚さを前記第1転写
層2aの厚さより薄くして、第2転写層2bの切れが悪
くならないようにし、この感熱転写体の転写層2全体の
基体からの離脱性を第1転写層2aによって支配される
ようにして、粗面紙に対しても切れの良い印字が得られ
るようにしたのである。
そして、上記のような第2転写層の凹部への橋架は効果
(ブリッジ効果)により、第2転写層がサーマルヘッド
による加熱形状に正確に対応して被転写紙上に転写され
るようにし、その上に切れの良い低融点の熱溶融性イン
クからなる第1転写層を転写するので、全体として粗面
紙に対しても切れのよい高解像度の印字が得られるよう
になるのである。
本発明においては、転写層を第1転写層と第2転写層と
の2層にするが、該第1転写層と第2転写層とは第2転
写層の厚さを第1転写層の厚さより薄くしさえすれば、
それぞれの厚さは必ずしも限定されるものではないが、
通常、第1転写層の厚さは2.5〜4.0μmにするの
が好ましく、第2転写層の厚さは0.5〜1.5μmに
するのが好ましい。
第1転写層のバインダーとしては、ワックスと樹脂を用
い、かつワックスを生バインダーとするが、そのワック
スとしては、例えばパラフィンワックス、カルナウバワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、キャンデリラ
ワックスなどの天然ワックスや、合成ワックス、配合ワ
ックスなどが用いられ、樹脂としては例えば低分子量ポ
リエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体などが用いられる。
そして、この第1転写層におけるワックスと樹脂との使
用割合としては、重量比でワックス95〜80:樹脂5
〜20にするのが好ましい、これはワックスを上記のよ
うに樹脂より多くしていないと第1転写層の基体からの
離れが悪くなり、切れの良い印字が得られないからであ
る。なお、この第1転写層のバインダーに樹脂を若干用
いるのは、ワックスだけでは基体との密着力が弱くなり
すぎ、基体との間に適度な密着力が確保できなくなり、
例えば転写前にわずかな屈曲によって基体から剥がれた
り、あるいはリールに巻いた状態で高温に貯蔵した場合
、隣接の基体側に転写層が転写することなどが生じて好
ましくないからである。
また、第2転写層のバインダーとしては、ワックスと樹
脂を用い、バインダー中の樹脂の使用割合を前記第1転
写層のバインダー中の樹脂の使用割合より多くするが、
該ワックスとしては例えばパラフィンワックス、カルナ
ウバワックス、マイクロクリスタリンワックス、キャン
デリラワックスなどの天然ワックスや、合成ワックス、
配合ワックスなどが用いられ、また樹脂としては例えば
エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ブ
チラール樹脂、ウレタン樹脂、エチレン−アクリル酸エ
チル共重合体などが用いられる。そして、この第2転写
層におけるワックスと樹脂との使用割合としては重量比
でワックス10〜30:樹脂90〜70にするのが好ま
しい、この第2転写層は溶融時の粘弾性を高くして凝集
力を高くし、皮膜形成能や自己形状保持性を大きくする
ことを目的とするが、それでもワックスを上記のように
使用するのは、凝集力が大きすぎると第2転写層が発熱
ヘッド面積以上の大きさで基体から剥離し、解像度が悪
くなるので、ワックスを存在させることによって第2転
写層の切れをよ(しようという理由によるものである。
なお、本発明においてはこの第2転写層のバインダー中
の樹脂の使用割合を前記第1転写層におけるバインダー
中の樹脂の使用割合より多くするが、これは前述したよ
うにバインダー中の樹脂の使用割合を第1転写層の場合
より多くすることによって第2転写層の溶融時の粘弾性
を高めて凝集力を高くするためである。
そして、第1転写層を構成する材料としては、前記のよ
うにワックスと樹脂とからなるバインダーと、カーボン
ブラックなどの顔料、あるいは染料などの着色剤を必須
成分として用い、必要に応じ、さらに油剤などが用いら
れる。また第2転写層を構成する材料としては、ワック
スと樹脂からなるバインダーを必須成分として用い、必
要に応じて、カーボンブラックなどの顔料、染料などの
着色剤、さらには油剤などが用いられる。なお、第1転
写層の構成材料として着色剤を必須成分としているのは
、被転写紙に転写された場合、この第1転写層の方が第
2転写層より上側に配置することになり、この部分で印
字としての表示機能を発揮させる必要があるからである
。そして、第2転写層の構成材料として着色剤を必須成
分としていないのは、転写したときにこの第2転写層上
に転写される第1転写層が着色剤を含んでいて印字とし
ての表示機能を発揮するので、この第2転写層にはあえ
て着色剤を含ませておく必要がないからである。むしろ
、この第2転写層は着色剤を含まない方が、印字の前あ
るいは印字後の段階で被転写紙とこすれあった場合にい
わゆる地汚れを生じることがないので好ましい。
また、第2転写層におけるバインダー材として第1転写
層におけるバインダー材と同じものを少なくとも1種用
いておくと、第1転写層と第2転写層との密着力が向上
して、第1転写層と第2転写層との剥離が防止され、好
ましい結果が得られる。
本発明では、転写層を上記のように特定の構成にするが
、それを支える基体としては従来使用のものをいずれも
用いることができる。その具体例をあげると、例えばポ
リエステルフィルム(ポリエチレンテレフタレートフィ
ルム)、ポリイミドフィルム、ポリカーボネートフィル
ム、コンデンサー紙などが用いられる。そして、第1転
写層、第2転写層ともその形成に関しては、ホントメル
トコーティング法、ソルベントコーティング法のいずれ
も採用することができる。
〔実施例〕
実施例1 厚さ3.5μmのポリエステルフィルムを基体に用い、
この基体上に、パラフィンワックス55重量部、カルナ
ウバワックス10重量部、マイクロクリスタリンワック
ス10重量部、低分子量ポリエチレン8重量部およびエ
チレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含量25重量
%)2重量部を熱溶融し、これに粒径60mμmのカー
ボンブラックを15重量部投入し混合して分散させた熱
溶融性インクをホットメルトコーティング法によって厚
さ3.5μmの厚さに塗布し、熱溶融性インクからなる
第1転写層を形成した。
つぎに、この第1転写層上に、エチレン−酢酸ビニル共
重合体(酢酸ビニル含量25重量%)80重量部と変性
ワックス(天然系のワックスに水酸基およびカルボキシ
ル基を付加した変性ワックス)20重量部とをトルエン
400重量部に溶解させた塗材を乾燥後の厚さが0.5
μmになるように塗布し、乾燥して第2転写層を形成し
た。
上記のようにして作製された感熱転写体を第1図に示す
0図中、■は基体で、2は転写層であり、この転写層2
は基体1に接する側に設けられた熱溶融性インクからな
る第1転写層2aと該第1転写層2a上に設けられた熱
溶融性組成物からなる第2転写層2bとからなるもので
ある。
実施例2 基体上に形成する第1転写層の厚さを3.Oumに変え
、第2転写層の厚さを1.0μmに変えたほかは実施例
1と同様の構成からなる感熱転写体を作製した。
実施例3 基体上に形成する第1転写層の厚さを2.5μmに変え
、第2転写層の厚さを1.5μmに変えたほかは実施例
1と同様の構成からなる感熱転写体を作製した。
比較例1 実施例1と同様の基体上に、パラフィンワックス90重
量部とエチレン−酢酸ビニル共重合体10重量部との混
合物からなる熱溶融性組成物をホットメルトコーティン
グ法により厚さ0.5μmに塗布して第1転写層を形成
し、該第1転写層上に、工チレンー酢酸ビニル共重合体
80重量部をトルエン300重量部に溶解し、これにカ
ーボンブラック20重量部を混合して分散させた塗材を
ソルベントコーティング法により乾燥後の厚さが3.5
μmになるように塗布し、乾燥して第2転写層を形成す
ることにより感熱転写体を作製した。
比較例2 実施例1と同様の基体上に、実施例1において第1転写
層の形成に使用した熱溶融性インクをホットメルトコー
ティング法により厚さ4.0t!mに塗布して熱溶融性
インク層を形成することによって感熱転写体を作製した
上記実施例1〜3の感熱転写体および比較例1〜2の感
熱転写体をそれぞれ幅6.35mのリボン状にスリット
し、プリンターにかけ、印字エネルギーを5 曽jed
、15 +wj/d、20 mj/m、25 mj/d
、27.5 sj/d、30 mj/mj、32.5 
aj/mj、35 mj/−と種々に変えてベック平滑
度が40秒のラフ紙に印字し、その転写面積率を測定し
た。その結果を第1表に示す。なお、第1表に示す転写
面積率とはサーマルヘッドの1ドツトの面積に対する転
写層(インク)が転写された面積の割合である。
第1表に示すように、ワックスを主バインダーとする熱
溶融性インクのみで転写層を形成した比較例2の感熱転
写体は、印字エネルギーのいかんにかかわらず転写面積
率が低かった。これは、この感熱転写体では、インクの
凝集力が小さいため、平滑紙に対しては切れの良い印字
が得られるものの、被転写紙が粗面紙の場合には、第4
図に示すように、インク11が被転写紙3の凸部3aの
みに転写され、凹部3bには転写されないためである。
また、第1転写層を基体からの離脱を主目的として形成
した比較例1の感熱転写体では、第3図に示すように、
凝集力の大きい第2転写層10bが第1転写層10aよ
り厚いため、転写層10全体の特性が第2転写層lOb
の支配を受け、印字エネルギーが小さい間は転写が行え
ず、また印字エネルギーが太き(なると転写はできるが
、第2転写層の凝集力が強いため、転写面積率が大きく
なって切れの良い印字が得られなかった。すなわち、こ
の比較例1の感熱転写体では、第3図に示すように、転
写N10の被転写紙3の凸部3aに転写した部分が被転
写紙3の凹部3bに対向する部分を支えるので、凸部3
aのみならず被転写紙3の凹部3bにも転写ができるが
、着色剤の入った第2転写層10bの凝集力が強いため
、サーマルヘッドによる加熱により溶融した部分がその
周囲の部分を伴って転写するため、転写面積率が大きく
なり、良好な印字を得ることができなかった。これに対
し、第1転写層をワックスを主バインダーとする熱溶融
性インクで形成し、第2転写層を凝集力の強い熱溶融性
組成物で前記第1転写層より薄く形成した本発明の実施
例1〜3の感熱転写体では、第1転写層の厚みによって
最適な印字エネルギーは若干具なるが、いずれも良好な
印字特性を示した。すなわち、本発明の実施例の感熱転
写体では、第2図に示すように、凝集力の強い第2転写
1i2bの橋架は効果により、被転写紙3の凹部3bに
も転写することができ、またワックスを主バインダーと
する熱溶融性インクからなる第1転写層2aが厚く形成
されているため、全体としての切れがよく、サーマルヘ
ッドの加熱形状を忠実に再現した良好な印字を得ること
ができた。
なお、基体の転写層を設けた側と反対側に耐熱層を設け
ておくと、サーマルヘッドからの加熱による基体の損傷
が防止され、また、それによってサーマルヘッドに基体
の熱劣化物が付着しな(なるので、サーマルヘッドの損
傷も防止される。さらに、上記耐熱層を第2転写層に対
して離型性を存するものにしておくと、リールに巻き付
けたときに基体とその上に巻き付けられる第2転写層と
の密着がより確実に防止される。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明では、サーマルヘッドによ
る加熱によって転写する転写層を第1転写層と第2転写
層の2層で構成し、第1転写層をワックスを主バインダ
ーとしワックスと樹脂とをバインダーとする熱溶融性イ
ンクで形成し、第2転写層をワックスと樹脂とをバイン
ダーとしバインダー中の樹脂の使用割合を第1転写層に
おけるバインダー中の樹脂の使用割合より多くした熱溶
融性組成物で前記第1転写層より薄く形成することによ
って、粗面紙に対しても切れの良い高解像度の印字をす
ることができる感熱転写体を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の感熱転写体の一実施例を示す断面図で
あり、第2図は本発明の感熱転写体により粗面紙に転写
した状態を示す断面図である。第3図、第4図および第
5図はそれぞれ本発明とは構成が異なる感熱転写体によ
り粗面紙に転写した状態を示す断面図である。 ■・・・基体、 2・・・転写層、 2a・・・第1転
写層、2b・・・第2転写層 第1!!I 2a矛!転写層 2b−+2転写眉 第2[!1 冶4図 第5詔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に熱溶融性の転写層を設けてなる感熱転写
    体であって、上記転写層が基体と接する側に設けられた
    ワックスを主バインダーとしワックスと樹脂とをバイン
    ダーとする着色材を含んだ熱溶融性インクからなる第1
    転写層と該第1転写層上に設けられたワックスと樹脂と
    をバインダーとしバインダー中の樹脂の使用割合が前記
    第1転写層のバインダー中の樹脂の使用割合より多い熱
    溶融性組成物からなる第2転写層とからなり、かつ第2
    転写層の厚さが第1転写層の厚さより薄いことを特徴と
    する感熱転写体。
  2. (2)第2転写層が第1転写層のバインダー材の少なく
    とも1種を含んでいることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の感熱転写体。
  3. (3)第2転写層が着色剤を含んでいないことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項または第2項記載の感熱転写
    体。
JP62024215A 1987-02-04 1987-02-04 感熱転写体 Pending JPS63191675A (ja)

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