JPS63191352A - 回転ヘツド式デイジタル信号再生装置 - Google Patents

回転ヘツド式デイジタル信号再生装置

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JPS63191352A
JPS63191352A JP62022520A JP2252087A JPS63191352A JP S63191352 A JPS63191352 A JP S63191352A JP 62022520 A JP62022520 A JP 62022520A JP 2252087 A JP2252087 A JP 2252087A JP S63191352 A JPS63191352 A JP S63191352A
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track
signal
level
detection circuit
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JP62022520A
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Seiichi Yokozawa
横澤 清一
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Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、オーディオ信号をPCM化し、これを単位時
間分毎に回転ヘッドにより記録媒体上の斜めの1本ずつ
のトラックに記録したディジタル信号を再生するのに適
した回転ヘッド式ディジタル信号再生装置に関するもの
である。
〔発明の技術的背景およびその問題点〕ヘリカルスキャ
ン型の回転ヘッドによって磁気テープ上にオーディオ信
号を単位時間分毎に斜めの1本ずつのトラックを形成し
て記録し、これを再生する場合に、オーディオ信号をP
CM化して記録再生する装置としてR−DAT (回転
ヘッド式ディジタル・オーディオ・テープレコーダ)と
称されるディジタル信号記録再生装置の開発が進められ
ている。
このR−DATにおいて実際に記録されるトラックのフ
ォーマットは第7図Ta)に示すようなパターンとなっ
ており、MARGIN、PLL、PO3TAMBLEの
各々の周波数は1/2fM  (fx=9.4MHzで
R−DATのチャネルビット・データの伝送レートであ
る)、IBGの周波数は1/6fMである。5UB−1
,5UB−2とPCMにはディジタル・データが記録さ
れており、第7図(b)に示すようなブロックから構成
されている。データ・シンク5YNCは10ビツト構成
でそのうち9ビツトが固定で、残りのものは場所や音声
信号などで様々なパターンとなる。SUBの場合はこの
ブロックが8個、PCMの場合はこのブロックが128
回繰返される。なお、第7図(al中の数値は各領域が
占めるブロック数を表わしている。
5UB−1とPCMの間とPCMと5UB−2との間に
配置されているATFIおよびATF2の領域(ATF
 :Auto*atic  Track  Findi
ng)は、再、生時に記録トラック上を正しく回転ヘッ
ドが走査するようにするトラッキング制御が特別なヘッ
ドを設けることなく上記の回転ヘッドの出力により行な
えるようにするためのものである。
すなわち、上記のATF領域は、PCM信号を時間圧縮
して2個の回転ヘッドによって斜めにトラックをガート
バンドなしに磁気テープ上に形成して記録する際に、各
トラックの始めと終りの部分にPCM信号とは記録領域
を独立にしてトラッキング用パイロット信号をそれぞれ
記録し、再生時に走査幅がトラックの幅より幅広の回転
ヘッドによって記録トラック上を走査し、回転ヘッドが
走査中のトラックの両隣接トラックからのパイロット信
号の再生出力によって回転ヘッドのトラッキングを制御
するのに利用される。
上記したATFについてのトラックパターンは第8図の
ように定められており、図示パターンをドラム径30鶴
、ドラム巻付は角度90“、回転数200Orpmの場
合について説明する。
各トラックの前の部分と後の部分にあるATFlおよび
ATF2は、トラッキング用のパイロット信号としてア
ジマス効果の少ない低周波数の信号f、を有し、これは
再生時に両隣接トラックからのクロストークのレベルの
大きさを検出し、両隣接トラックのクロストーク成分の
レベル差をトラッキングエラー信号として得るために利
用される。そして、上記のパイロット信号f、としてf
M / 72 (130KHz)の低周波数信号が使用
される。
またATFIおよびATF2には、パイロット信号f1
が記録されている位置を判別するためのシンク信号が記
録されている。このシンク信号は、クロストークがある
と、オントラックと隣接トラックとの区別がつかないの
で、アジマス効果のある周波数で、かつPCM信号に存
在しないパターンとなるものが選定される。シンク信号
は+アジマスに対応するヘッドをA、−アジマスに対応
するヘッドをBとすると、AヘッドとBヘッドとを区別
するために互いに異なるようになっていて、Aヘッドに
対しては周波数f、/18 (−522KHz)のシン
ク信号f!が、Bヘッドに対しては周波数fH/12 
(−784KHz)のシンク信号f、がそれぞれ所定の
位置に記録される。
なお、R−DATでは消去ヘッドが設けられず、信号の
書替えは前の記録上に重ね書きする、所謂オーバライド
で行われる。このため、前の記録のパイロット信号fい
シン々l信号f2およびシンク2信号f、を消去するた
めの所定の位置に周波数fs /6 (=1.56MH
z)の消去信号f4が記録される。
ATFのパイロット信号はオントラックと両隣接トラッ
クとですべて記録位置が異なり、オントラックのパイロ
ット信号のレベルと両隣接トラックのパイロット信号の
レベルとが時間的に各々異なり、3種類のレベルをそれ
ぞれサンプリングすることができるように配置されてい
る。
ATF 1 、ATF2の各ATF領域はそれぞれ5ブ
ロック割り当てられ、そのうちの2ブロツクにパイロッ
ト信号f、が記録されている。シンク信号f、、f、は
一方の隣接トラックのパイロット信号f、が記録されて
いる位置の中央から1ブロツクまたは0.5ブロツク利
用して記録されている。また、他方の隣接トラックのパ
イロット信号f1は、オントラックに記録されているシ
ンク信号の最初から2ブロツク後にその中央が位置する
ように記録されている。1ブロツクのシンク信号は奇数
フレームに、0.5ブロックのシンク信号は偶数フレー
ムにそれぞれ割り当てられている。
上記したように、ATFはAヘッドおよびBヘッドによ
ってシンク信号の周波数が異なり、また奇数フレームと
偶数フレームでシンク信号の記録長が異なる。従って、
連続する4トラツクはすべて異なるATFが付与される
ため、区別できるようになっている。そして、上記した
ATFパターンは4トラック毎に繰返される4トラツク
完結型となっている。
ところで、第7図(a)に示すようなフォーマットで記
録された磁気テープを回転ヘッドで再生すると、回転ヘ
ッドからは第9図18>に示すようなRF倍信号得られ
る。このRF倍信号例えば第8図中の(A)奇数フレー
ムトラックの再生により得られるものである場合、13
0KHzのバンドパスフィルタ(B P F)を通すこ
とにより、同図(b)に示すようなパイロット信号f1
が得られる。
区間Iはオントラックのパイロット信号によるもの、区
間■および■は(B)奇数フレームトラックおよび(B
)偶数フレームトラックのパイロット信号のクロストー
クによるものである。回転ヘッドがオントラック上のセ
ンタを正しく走査しているときには、本来、区間■およ
び■のエンベロープレベル、すなわち同図(C)の■お
よび■のレベルは互いに等しくなるはずであるが、トラ
ックずれがあると図示するように■≠■となり、その大
きさと極性によりオントラックに対する回転ヘッドのず
れ量と方向を判別することができる。
これにより、両隣接トラックのパイロット信号のクロス
トーク成分の差、すなわち■と■のレベル差によってキ
ャプスタンサーボを働らかせ、■と■のパイロット信号
のクロストーク成分のレベル差がOになるようにキャプ
スタンモータの速度制御を行ない、テープ速度を調整す
ることによって回転ヘッドをオントラック上で正しく走
査させることができる。
第5図は、上記したトラッキング動作を行なうATF誤
差信号生成回路の構成例である。
図において、1は130KHzのバンドパスフィルタ(
BPF)であり、その入力には2個の回転ヘッドから交
互に取出され再生RFアンプを介して増幅されたRF倍
信号供給され、この130KH2のバンドパスフィルタ
1の出力からはRF信号中の130KH2のパイロット
信号f、成分のみが抽出される。2はバンドパスフィル
タ1からの出力である上記パイロット信号成分が供給さ
れ、このパイロット信号をエンベロープ検波してそのレ
ベルに応じた大きさのDC信号に変換するエンベロープ
検波回路であり、ここからの出力は第1のサンプルホー
ルド回路3と差動増幅器4の反転入力端子(−)に供給
される。
第1の°サンプルホールド回路3は、その制御端子に供
給されるタイミング発生回路8からのタイミングパルス
SP1に基づいて、エンベロープ検波回路2からの上記
したDC信号をサンプルホールドし、これを差動増幅器
4の非反転入力端子(+)に供給する。差動増幅器4で
は、非反転入力端子(+)に供給される第1のサンプル
ホールド回路3からのDC信号と、反転入力端子(−)
に供給されるエンベロープ検波回路2からのDC信号と
の差がとられ、これが第2のサンプルホールド回路5に
供給される。
第2のサンプルホールド回路5は、その制御端子に供給
されるタイミング発生回路8からのタイミングパルスS
P2に基づいて、差動増幅器4からの差信号をサンプル
ホールドし、ここからの出力をATF誤差信号としてキ
ャプスタンサーボ系に供給する。
一方、6は入力に供給されるRF信号中からシンク信号
(fg  、fs)成分のみを抽出するバンドパスフィ
ルタ(B P F)であり、この出力はシンク検出回路
7に供給される。シンク検出回路7では、シンク信号f
2およびf、Jを検出すると検出パルスを出力し、これ
をタイミング発生回路8に供給する。タイミング発生回
路8は、シンク検出回路7からの検出パルスに基づいて
上記したタイミングパルスSPI、SP2を発生する。
すなわち、上記のタイミング発生回路8は、回転ヘッド
がATF領域を再生して得られるパイロット信号成分中
の先行する隣接トラックからのクロストーク成分である
DC信号が、第1のサンプルホールド回路3に供給され
ている中間時点においてタイミングパルスSPIを発生
する。そして、このタイミングパルスSPIの発生は、
先行する隣接トラックのパイロット信号の記録位置を示
すために、オントラックに記録されているシンク信号を
上記したシンク検出回路7で検出して得られる検出パル
スに基づいて行なわれる。また、タイミングパルスSP
2は、上記したタイミングパルスSP1が発生されてか
ら2ブロツク後に発生される。
上記した構成からなるATF誤差信号生成回路において
、再生時に回転ヘッドにより磁気テープ上の各トラック
からピックアップされたRF信号は、130KHzのバ
ンドパスフィルタ1により130KHz成分のパイロッ
ト信号が抽出され、このパイロット信号成分はエンベロ
ープ検波回路2でDCレベルに変換される。
第1のサンプルホールド回路3は、エンベロープ検波回
路2からのDC信号をタイミング発生回路8から供給さ
れるタイミングパルスSPIに基づいてサンプルホール
ドすべく、一方の隣接トラックからのクロストーク成分
のDCレベルをタイミングパルスSPIのタイミングで
サンプリングしここにホールドする。この第1のサンプ
ルホールド回路3の出力であるDC信号が非反転入力端
子(+)に供給される差動増幅器4は、その反転入力端
子(=)にエンベロープ検波回路2からのDC信号が供
給されているので、上記一方の隣接トラックからのクロ
ストーク成分との差を出力することになる。
上記のエンベロープ検波回路2の出力が、他方の隣接ト
ラックからのクロストーク成分のDCレベルを出力して
いる時には、差動増幅器4の出力からは両隣接トラック
からのクロストーク成分のDCレベルの差、すなわち、
トラックのずれ量が出力される。このとき、第2のサン
プルホールド回路5において、差動増幅器4の出力をタ
イミング発生回路8から供給されるタイミングパルスS
P2のタイミングでサンプリングしてホールドすること
により誤差信号を得て、この誤差信号をトラッキングを
とるための信号としてキャプスタンサーボ系に供給する
。なお、このとき、上記の誤差信号を得るために、タイ
ミング発注回路8で発生されるタイミングパルスSP2
は、テープのセンタ付近で出力されるタイミングで発生
される。
一方、上記した回転ヘッドからのRF倍信号バンドパス
フィルタ6によりシンク信号成分のみが抽出され、入力
のRF倍信号ディジタル信号に変換されて出力される。
このバンドパスフィルタ6で抽出されたシンク信号成分
はシンク検出回路7に供給され、ここでシンクパターン
が検出されて上記したタイミングパルスSPI、SP2
を発生するためのタイミングを示す基準信号がタイミン
グ発生回路8に供給される。
上記のタイミング発生回路8においては、所定のタイミ
ングでタイミングパルスSPI、SP2が発生され、A
TF1領域、ATFZffi域での誤差信号を第2のサ
ンプルホールド回路5にトラックずれ量としてホールド
し、これをキャプスタンサーボ系を制御するためのトラ
ッキングエラー信号として供給する。
上記したR−DATにおいては、A T F Wt域を
走査して得た両隣接トラックからのクロストーク成分の
DCレベルに基づいた誤差信号をキャプスタンサーボ系
に供給する構成となっており、上記した130KHzの
バンドパスフィルタ1からは第6図(alに示す出力波
形が得られる。また、同図中)はエンベロープ検波回路
2が時定数を有していないとした場合の、理想的な出力
波形である。同図(C1はエンベロープ検波回路2にお
ける放電時定数が大きい場合の出力波形、同じく同図+
d)は放電時定数が小さい場合の出力波形、そして同図
(e)は第1および第2のサンプルホールド回路3,5
でサンプリングが行なわれるタイミングを示すタイミン
グ発生回路8から発生されるタイミングパルスSPI 
、SF3である。
上記した従来の構成のものにおいては、エンベロープ検
波回路2における放電時定数が大きい場合には、前の信
号のレベルが完全に放電されないために正しいレベルを
サンプリングすることができず、また放電時定数が小さ
い場合には、リップル量が大きくなるために正しいレベ
ルでのサンプリングができなくなるため、キャプスタン
サーボ系に誤った誤差信号を供給することとなり、テー
プ走行に悪影響を与えるといった問題点があった。
従って、エンベロープ検波回路2においては適切な時定
数を選択する必要があるが、ATFでは再生RF信号に
基づいて各種のタイミングを発生させているため、ドロ
ップアウト、ジンク等の影響により常に一定の位置でサ
ンプリングすることは不可能であり、適切な時定数を決
定することは非常に困難である。
〔発明の目的〕
本発明は、上記した従来における問題点を除去するため
になされたもので、エンベロープ検波回路における充電
ならびに放電時定数が極小となるように構成し、前の信
号のレベルをいったん0レベルとした後に、正しいレベ
ルをサンプリングすることにより正確なトラックずれ量
を得てキャプスタンサーボ系を制御するようにした回転
ヘッド式ディジタル信号再生装置を提供す条ことを目的
としている。
〔発明の概要〕
本発明は、タイミング発生回路よりエンベロープ検波回
路に、該エンベロープ検波回路における放電時定数を強
制的に極小とする放電指示パルスを供給する構成とし、
一方の隣接トラックのクロストーク成分をサンプリング
する際に、上記タイミング発生回路からの放電指示パル
スに基づいてエンベロープ検波回路の出力であるパイロ
ット信号のレベルをいったん0レベルにし、規定時間経
過後に上記一方の隣接トラックからのパイロット信号の
クロストーク成分をサンプリングするとともに、規定時
間経過後に他方の隣接トラックのクロストーク成分をサ
ンプリングする際に、上記放電指示パルスに基づいてエ
ンベロープ検波回路の出力であるパイロット信号のレベ
ル奔いったんOレベルにし、規定時間経過後に上記他方
の隣接トラックのクロストーク成分と上記一方の隣接ト
ラックのクロストーク成分の差成分をサンプリングして
これをホールドし、この差成分をトラックずれ量として
キャプスタンサーボ系に供給して正確なトラッキング制
御を行なうようにしたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の★施例を図に基づいて説明する。
第1図は、本発明によるATF誤差信号生成回路の実施
例を示すブロック構成図である。
回転ヘッドから再生された信号は、図示していないが再
生RFアンプを介して増幅された後にRF倍信号して1
30KH2のバンドパスフィルタ1)と、ATFイコラ
イザ16に供給される。130KHzのバンドパスフィ
ルタ1)の出力からは、130KH2成分を有するパイ
ロット信号成分のみが抽出され、130KHz成分以外
の帯域を有する信号はここで除去される。この130K
Hzのバンドパスフィルタ1)からの出カバエンベロー
プ検波回路12へ供給され、ここで130KHzのパイ
ロット信号成分の振幅レベルがDCレベルに変換されて
、第1のサンプルホールド回路13と差動増幅器14の
反転入力端子(−)に供給される。
また、上記のエンベロープ検波回路12の制御端子には
、タイミング発生回路19から放電指示パルスが供給さ
れ、この放電指示パルスが“H”レベルにある期間、エ
ンベロープ検波回路12は検波動作を停止し、このとき
放電時定数が極小となるようにその出力が強制的にグラ
ンドレベルに接続されるため、エンベロープ検波回路1
2の出力は0になる。
上記のエンベロープ検波回路12からの出力が供給され
る第1のサンプルホールド回路13の制御端子には、タ
イミング発生回路19がらのタイミングパルスSplが
供給され、ここからの出力は差動増幅器14の非反転入
力端子(+)に供給される。
上記第1のサンプルホールド回路13では、その制御端
子に供給されるタイミング発生回路19からのタイミン
グパルスSPIが”H″レベルときに、エンベロープ検
波回路12から供給される入力信号のレベルをサンプリ
ングしてホールドする。従って、この第1のサンプルホ
ールド回路13は、一方の隣接トラックのパイロット信
号ツクロストーク成分のDCレベルを一時ホールドする
ことになる。
差動増幅器14の非反転入力端子(+)には上記第1の
サンプルホールド回路13がらの出力が、また反転入力
端子(−)にはエンベロープ検波回路12からの出力が
それぞれ供給され、ここからの出力は第2のサンプルホ
ールド回路15に供給される。
上記の差動増幅器14の出力は、エンベロープ検波回路
2において他方の隣接トラックのパイロット信号のクロ
ストーク成分のDCレベルを出力しているときは、一方
の隣接トラックのパイロット信号のクロストーク成分の
DCレベルから、他方の隣接トラックのパイロット信号
のクロストーク成分のDCレベルを差引いた値、すなわ
ち両隣接トラックからのクロストーク成分の差であるト
ラックずれ量を出力していることになる。
第2のサンプルホールド回路15の入力には差動増幅器
14からの上記した出力が、またその制御端子にはタイ
ミング発生回路19からのタイミングパルスSP2が供
給され、ここからの出力がATF誤差信号としてキャプ
スタンサーボ系の位相制御入力に供給され、該ATF誤
差信号に応じてキャプスタンモータの制御電圧が制御さ
れて正確なトラッキングが行なわれる。なお、この第2
のサンプルホールド回路15における基本的な動作は第
1のサンプルホールド回路13における動作と同様であ
り、差動増幅器14からの出力である両隣接トラックか
らのパイロット信号のクロストーク成分の差、すなわち
トラックずれ量が入力に供給されている時に、タイミン
グ発生回路19から供給されるタイミングパルスSP2
が“H”レベルになると、上記のトラックずれ量がサン
プリングされここにホールドされる。そして、このトラ
ックずれ量が上記したようにキャプスタンサーボ系の位
相制御入力に供給される。
以上が、再生信号よりトラッキング用の誤差信号を得る
ためのパイロット信号のみを抽出し、りイミング発生回
路から所要のタイミングパルスを得て、両隣接トラック
のパイロット信号のクロストーク成分のレベル差を検出
して、このレベル差をトラッキングの誤差信号としてキ
ャプスタンサーボ系に供給するアナログ処理系の説明で
ある。
続いて、両隣接トラックのパイロット信号の記録位置を
示すシンク信号を検出し、両隣接トラックのパイロット
信号をサンプリングするための上記したタイミングパル
スを発生するディジタル処理系について説明する。
ATFイコライザ16は、入力されるRF信号中よりシ
ンク信号成分(fz =522KHzSfz −784
KHz)のみを強調して抽出し、この出力をゼロクロス
ディテクタ17に供給する。ゼロクロスディテクタ17
では、ATFイコライザ16から供給される入力信号の
振幅が、ゼロレベ゛ ルを基準にして正側の場合には論
理″1”、負側の場合には論理“0”として出力する。
すなわち、ATFイコライザ16で抽出されたシンク信
号成分は、ゼロクロスディテクタ17によりディジタル
信号に変換されて、シンク検出回路18に供給される。
上記のシンク検出回路18には、図示していないが、2
個のヘッドを搭載した回転ドラムの回転をPG(パルス
ジェネレータ)で検□出して得られる信号に基づいて、
H3WP生成器により生成されるAヘッドおよびBヘッ
ド間の切換えを行なうHSWP (A/百)信号が供給
される。このHSWP (A/B)信号は、Aヘッドで
の再生時には“H”レベル、Bヘッドでの再生時にはL
”レベルとなり、ヘッドが切換わると位相が反転し、現
時点において再生状態にあるヘッドを示す信号である。
ここで、Aヘッドの場合はシンク信号ft  (522
KHz)を再生しているので、シンク検出回路18では
HSWP (A/百)信号に基づいてrz  (522
KH2)をディジタル的に検出している。このディジタ
ル的な検出においては、波長が522KHzに相当して
いるときに、各波長の半分毎に検出パルスを発生させて
いる。また、Bヘッドの場合はシンク信号fa  (7
84KHz)を再生しているので、シンク検出回路18
は上記と同様な検出を行なって検出パルスを発生し、こ
こで得られた検出パルスをタイミング発生回路19に供
給する。
上記のタイミング発生回路19では、シンク検出回路1
8から供給される上記した検出パルスを3回連続して受
信すると、直ちに第3図(C)に示す概略2μsのパル
ス幅を有する放電指示パルスをエンベロープ検波回路1
2の制御端子に供給する。
次いで、2μs後に第3図(d)に示す“H”レベルの
タイミングパルスSPIを、第1のサンプルホールド回
路13の制御端子に供給する。ここでは、上記のエンベ
ロープ検波回路12は、一方の隣接トラックのクロスト
ーク成分のDCレベルを出力しているので、第1のサン
プルホールド回路13ではタイミングパルスSPIに基
づいて、上記一方の隣接トラックのクロストーク成分の
DCレベルをサンプリングし、ここに一時ホールドする
ことになる。
すなわち、放電指示パルスに基づいて第3図中)に示す
ように、エンベロープ検波回路12の出力の電荷をいっ
たん放電させた後に、このエンベロープ検波回路12に
一方の隣接トラックのクロストーク成分のDCレベルが
出力された時点で、タイミングパルスSP1に基づいて
第1のサンプルホールド回路13でのサンプリングなら
びにホールドが行なわれる。
次に、タイミング発生回路19から上記のタイミングパ
ルスSPIが出力されてから、2ブロツク後(76μs
位)に再び概略2μsのパルス幅を有する第3図(C)
に示す放電指示パルスが、タイミング発生回路19より
エンベロープ検波回路12の制御端子に供給され、上記
のエンベロープ検波回路12の出力の電荷を第3図(b
lに示すように放電させる。ここで、上記のエンベロー
プ検波回路12の出力はO電位となり、それからエンベ
ロープ検波回路12に他方の隣接トラックのクロストー
ク成分のDCレベルが出力された時点で、約2μs後に
タイミング発生回路19より第3図(e)に示すタイミ
ングパルスSP2が、第2のサンブルホールド回路15
の制御端子に供給される。
このとき、差動増幅器14は第1のサンプルホールド回
路13の出力すなわち一方の隣接トラックのクロストー
クのDC成分と、エンベロープ検波回路12の出力すな
わち他方の隣接トラックのクロストークのDC成分との
差、すなわちトラックずれ量を出力し、これを第2のサ
ンプルホールド回路15に供給する。そして、第2のサ
ンプルホールド回路15により、上記の差動増幅器14
から供給されるトラックずれ量が、タイミング発生回路
19から供給される上記したタイミングパルスSP2に
基づいてサンプリングされてここに瞬時ホールドされ、
このホールドされたトラックずれ量はキャプスタンサー
ボ系に供給される。
すなわち、エンベロープ検波回路12における前信号の
検波レベルを放電指示パルスに基づいていったん放電さ
せることにより0レベルとし、両隣接トラックからの各
々のクロストーク成分のDCレベルが正しい値で出力さ
れている時点でサンプリングするとともにこれをホール
ドすることにより、エンベロープ検波回路12の放電時
定数による前信号の残留成分の影響を受けることなく、
正確なトラックずれ量を得てキャプスタンサーボ系に供
給している。
なお、上記の説明に使用した第3図中の(a)は130
KHzのバンドパスフィルタ1)の出力波形である。
次に、上記したエンベロープ検波回路12の回路構成例
を第2図に示し説明する。
12、は全波整流器、12□は全波整流出力の振幅レベ
ルをホールドするコンデンサ、123 。
124−12sはそれぞれ抵抗値R1、Rt  、 R
1を有する抵抗である。なお、R1)R1なる関係に選
ばれており、コンデンサ12□と抵抗12s、124で
放電時定数が決められている。抵抗12sは数Ωの抵抗
であり、トランジスタ12bの保護抵抗として介在され
ている。そして、抵抗12、の一端は全波整流器12.
の出力およびコンデンサ12.0一方の端子に接続され
、他端はトランジスタ12&のコレクタに接続されてい
る。
また、上記のコンデンサ12.の他方の端子はグランド
に接続されているとともに、トランジスタ126のエミ
ッタもグランドに接続されている。
T1は入力端子であり、ここには130KHzのバンド
パスフィルタ1)で抽出されたパイロット信号成分が供
給される。、T!゛は出力端子であり、ここからの出力
信号は第1のサンプルホールド回路13と、差動増幅器
14の反転入力端子(−)に供給される。T、は上記の
トランジスタ12゜のベースに接続された制御端子であ
り、ここにはタイミング発生回路19からの放電指示パ
ルスが供給される。
タイミング発生回路19から供給される“H”レベルの
放電指示パルスが、制御端子T、を介してトランジスタ
126のベースに印加されると、トランジスタ12.が
オン状態となり、コンデンサ12.の充電電荷は抵抗1
2.→トランジスタ12、を介して放電される。従って
、このときの放電時定数は、抵抗12sの抵抗値R1と
コンデンサ12□の容量値Cとで決定されるが、上記の
抵抗値R1は数Ωの小抵抗値であるので、コンデンサ1
2:の放電は瞬時に完了する。
次に、充電時の動作であるが、コンデンサ122の充電
経路には時定数が介在されていないので、充電も瞬時に
完了する。従って、全波整流器12、の出力に現われる
振幅レベルは、瞬時にコンデンサ12gにホールドされ
る。
上記の構成において、トランジスタ12.かない場合の
放電経路を考えてみると、このときの放電はコンデンサ
12.→抵抗123→抵抗124の経路で行なわれ、時
定数もcx (R1+R,)と太き(な□る。この放電
時定数が大きい場合は、第6図(0)に示した波形のよ
うに、前信号すなわちこの図の場合はオントラックのパ
イロット信号の抽出レベルの放電が完全に行なわれない
ので、正しい値をサンプリングすることができなくなる
また、上記の放電時定数が小さすぎる場合は、第6図(
d)に示したように、リップル量が大きくなるのでこれ
また正しい値をサンプリングすることができなくなるも
のである。
なお、第4図は高速充電機能を有するエンベロープ検波
回路12の他の実施例である。エミッタホロワで構成さ
れるトランジスタ12.の、ベース−エミッタ間のダイ
オードによりエンベロープ検波の整流作用が行なわれる
。また、ホールド用のコンデンサ128への充電は電源
(V cc)より供給される。
上記した本発明においては、両隣接トラックからの各々
のパイロット信号のクロストーク成分をサンプリングし
てそのレベル差をトラックずれ量として得るに際して、
エンベロープ検波回路12の出力の電荷をいったん強制
的に放電させて0レベルにし、その後に出力されたレベ
ルをサンプリングする構成としたので、放電されずに残
留した前信号の影響を受けることなく、第3図に示した
ように正しい値をサンプリングすることができる。
〔効 果〕
以上説明した本発明によれば、エンベロープ検波回路の
放電時定数をタイミング発生回路から供給される放電指
示パルスに基づいて強制的に極小となるように構成し、
上記エンベロープ検波回路における前信号の抽出レベル
をいったんOレベルにした後に、正しい値をサンプリン
グするようにしたので、正確なトラックずれ量をサンプ
リングすることができ、キャプスタンサーボ系における
テープ走行制御をより一層安定したものにすることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック構成図、 第2図は本発明に係るエンベロープ検波回路の回路構成
図、 第3図は本発明の一実施例を説明するためのタイミング
チャート、 第4図はエンベロープ検波回路の他の実施例を示す回路
構成図、 第5図は従来例を示すブロック構成図、第6図は従来例
を説明するためのタイミングチャート、 第7図はR−DATにおけるトラックフォーマットおよ
びブロックフォーマットを示す図、第8図はR−DAT
のATF)ランクパターンを示す図、 第9図は第8図のトラックパターンによるトラッキング
制御の原理を説明するための図である。 12・・・エンベロープ検波回路、19・・・タイミン
グ発生回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数の斜めのトラックの各々にディジタル信号と
    アジマス効果の少ない周波数からなるトラッキング用パ
    イロット信号とシンク信号とを含む複数の信号を各トラ
    ックの長手方向において記録領域を独立にして予め定め
    られたフォーマットで記録し、かつ連続する3つのトラ
    ックに記録される上記パイロット信号を互に位置を異な
    らせるとともにシンク信号を一方の隣接トラックに対応
    する位置に記録してなる記録媒体上の上記複数の信号を
    再生する少なくとも2つの回転ヘッドを有し、 上記回転ヘッドの幅を各トラックの幅より広くし、各ト
    ラックの再生により上記回転ヘッドの出力にオントラッ
    クのパイロット信号および両隣接トラックのパイロット
    信号のクロストークを得、該両隣接トラックのパイロッ
    ト信号のクロストークのレベル差によりキャプスタンサ
    ーボ系の制御を行ない、上記回転ヘッドが各トラック上
    を正しく走査するようにしたものにおいて、 オントラックならびに両隣接トラックから抽出されたパ
    イロット信号成分をエンベロープ検波するエンベロープ
    検波回路と、該エンベロープ検波回路にその放電時定数
    を強性的に極小とする放電指示パルスを供給するタイミ
    ング発生回路とを備え、 一方の隣接トラックのクロストーク成分をサンプリング
    する際に、タイミング発生回路からの放電指示パルスに
    基づいてエンベロープ検波回路の出力であるパイロット
    信号のレベルをいったん0レベルにし、規定時間経過後
    に上記一方の隣接トラックからのパイロット信号のクロ
    ストーク成分をサンプリングするとともに、規定時間経
    過後に他方の隣接トラックのクロストーク成分をサンプ
    リングする際に、タイミング発生回路から再び供給され
    る放電指示パルスに基づいてエンベロープ検波回路の出
    力であるパイロット信号のレベルを再び0レベルとし、
    規定時間経過後に上記他方の隣接トラックのクロストー
    ク成分と上記一方の隣接トラックのクロストーク成分の
    差成分をサンプリングし、上記差成分をトラックずれ量
    としてキャプスタンサーボ系に供給するようにしたこと
    を特徴とする回転ヘッド式ディジタル信号再生装置。
  2. (2)上記エンベロープ検波回路が、高速充電機能を有
    していることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記
    載の回転ヘッド式ディジタル信号再生装置。
JP62022520A 1987-02-04 1987-02-04 回転ヘツド式デイジタル信号再生装置 Pending JPS63191352A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0298855A (ja) * 1988-10-04 1990-04-11 Casio Comput Co Ltd トラッキング制御回路

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JPS6222258A (ja) * 1985-07-20 1987-01-30 Sanyo Electric Co Ltd 回転ヘツド式テ−プレコ−ダ

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