JPS63189218A - 開きコアを有する射出成形金型 - Google Patents

開きコアを有する射出成形金型

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Publication number
JPS63189218A
JPS63189218A JP2055887A JP2055887A JPS63189218A JP S63189218 A JPS63189218 A JP S63189218A JP 2055887 A JP2055887 A JP 2055887A JP 2055887 A JP2055887 A JP 2055887A JP S63189218 A JPS63189218 A JP S63189218A
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JP
Japan
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special
dovetail
core
special dovetail
split
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Application number
JP2055887A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kubota
寛 久保田
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Nidec Copal Corp
Original Assignee
Nidec Copal Corp
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Publication date
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Publication of JPS63189218A publication Critical patent/JPS63189218A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4421Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using expansible or collapsible cores

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [a業上の利用分野] この発明は、内周面にへりコイドネジ等のアンダーカッ
トを有する成形品を成形するための、開き゛コアを有す
る射出成形金型に関する。
[従来の技術] 従来、内周面にへりコイドネジ等のアンダーカットを有
する成形品を成形するための射出成形金型として、可動
金型のコアに、ヘリコイドネジを加工し、このネジ付き
コアを金型の型開ぎを利用したラック・ピニオン機構を
介して回転させ、成形品を可動金型から離型させたり、
特公昭61−25529号公報に開示されるように、ネ
ジ付きコアをモータにより回転させながら、回転抜きす
るようにして、離型させる構成が採用されている。
このような射出成形金型を採用することにより、ネジ付
ぎコアを回転させて成形品を離型させることになるので
、成形品のネジ山形状が、滑らかで精度良く、また、連
続して形成されることになる。しかしながら、このよう
な射出成形金型では、金型構造が複雑になり、1個の成
形品を成形するに必要な成形サイクルが長くなる問題点
が有ると共に、全型代や成形コストが高くなる問題点が
有る。
このような問題点を解決するため、特開昭59−380
32号公報に開示される技術が提案されている。この公
報に開示された成形金型においては、可動金型に組み込
まれたコアを、ネジ加工されていない中心コアと、ネジ
加工された一対の割駒とに分割し、中心コアと割駒とを
、あり継ぎ係合させ、中心コアと一対の割駒との相対移
動により、割駒を軸方向に沿って移動させて、内周面に
部分的に形成されるヘリコイドネジ等のアンダーカット
を処理するように構成されている。
しかしながら、このような構成では、内周面の全周に渡
ってヘリコイドネジ等のアンダーカットがあるカメラの
鏡胴のような成形品の場合には、中心コアにへりコイド
ネジを加工しなければならず、こうすると、アンダーカ
ットとして機能するので、可動金型、即ちネジコアから
成形品が離型できない問題点が有る。このように、連続
したヘリコイドネジが形成できないのでは、オートメー
ション化が進んでいるVTRやカメラ等の技術分野にお
いて、へりコイドネジが必要となる鏡胴成形用の射出成
形金型として利用できないことになる。
このような連続したへりコイドネジ等のアンダーカット
を有する鏡胴等の成形品を成形するため、特公昭59−
14333号公報に示される技術が開示されている。こ
の公報に開示された技術によれば、開きコアを構成する
金型部分コアaを、2種類の傾斜角(但し、αくβ)を
有する傾斜面を備えた錐形の中心コアbと、ヘリコイド
ネジが加工された2種類の割駒c、dとに分割している
。そして、中心コアの傾斜角αの傾斜面に割駒Cがあり
継ぎ係合され、割駒Cの一面を割pIdの組み込み面と
して、割駒dは、中心コアbの傾斜角βの傾斜面とあり
継ぎ係合するように構成されている。このようにして、
中心コアbと割駒cSdの相対移動により、割駒c、d
を共に、軸方向に沿って移動させ、へりコイドネジ等の
アンダーカットを処理するようにしている。
しかしながら、このような構成の成形金型においては、
第9図に示すように、割駒Cが、中心コアbの傾斜角α
を有する傾斜面に沿って8勅すると、中心コアbは、先
細り形状に設定されているので、割駒Cの両側の一面は
、中心コアbの傾斜角βを有する傾斜面より突出するこ
とになる。
ここで、割駒dは、中心コアbの傾斜角βを有する傾斜
面に、あり継ぎにより取着されているので、割駒dの軸
方向移動は阻止され、結局、可動金型の成形品からの離
型が達成されないことになる。もしくは、割ic、dが
強制的に軸方向に沿って移動されるとすると、割駒dは
傾斜角βを有する傾斜面から、半径方向外方に偏倚され
、あり継ぎ係合が破壊されることになる。
また、第9図に示すように、中心コアbと各割駒c、d
との位置決めを、前述したようにあり継ぎ係合を介して
行なっているので、ありとあり溝との互いの摺動面(特
に図示X部分)における摩耗により、割駒が2点鎖線で
示すように、ずれてしまう虞がある。このように割駒の
位置がずれることにより、成形品の内面に段差やパリが
発生し、成形品の歩留りが悪くなる問題点が指摘される
このため、このような問題点を解決するため、特開昭5
9−150715号公報に開示される技術、及び特開昭
61−76336号公報に開示される技術が知られてい
る。
特開昭59−150715号公報に開示される金型部材
においては、中心コアと割駒との軸方向に沿う相対移動
により、割駒の半径方向の移動を許容しつつ、軸方向に
沿って移動できるようにするために、第10図に示すよ
うに、あり継ぎ係合を、特殊なあり継ぎ形状により達成
されるようにしている。
一方、特開昭61−.76338号公報に開示される割
駒においては、中心コアの各割駒を摺動せしめる傾斜面
を、曲面もしくは折曲面から構成するようにして、中心
コアの軸方向に沿う移動により、割駒の半径方向の移動
を許容しつつ、軸方向に沿って移動できるようにしてい
る。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、特開昭59−150715号公報に開示
される金型部材においては、中心コアbと、各割駒c、
dとの間の位置決めは、第10図に示すように、略1木
の線接触部Yにより規定されることになる。このように
して、あり継ぎ係合におけえる摺動面の摩耗により、金
型全体としての耐久性が乏しくなる。また、前述した特
公昭59−14333号公報において議論したように、
ありとあり溝との互いの摺動面における摩耗により、割
駒の位置がずれてしまう事になる。このように割駒の位
置がずれることにより、成形品の内面に段差やパリが発
生し、成形品の歩留まりが悪くなる問題点が同様に指摘
される。
また、特開昭61−7411336号公報に開示される
割駒においては、摺動面が曲面もしくは折曲面から構成
されるようになされているので、中心コア及び割駒の加
工が非常に困難になり、この結果、全型代や成形品の製
造コストが上昇するという問題点がある。
この発明は、上述した問題点に鑑みてなされたもので、
この発明の目的は、内面にへりコイドネジ等のアンダー
カットを有する成形品を、精度良く、安価に製造するこ
とのできる、割駒を有する射出成形金型を提供すること
である。
[問題点を解決するための手段] 上述した問題点を解決し、目的を達成するため、この発
明に係わる割駒を有する射出成形金型は、徐々に先細り
に形成された中心コアと、この中心コアの周囲を取り囲
むように配設され、アンダーカットを有するキャビティ
の内周面を規定する複数の割駒とを具備し、前記各割駒
は、中心コアに対して特殊あり継ぎ係合により、中心コ
アの外周面に、これの中心軸に沿って、且つ、半径方向
に沿って摺動自在に取着され、前記特殊あり継ぎ係合を
構成する特殊ありと特殊あり溝とは、互いに摺接するス
トレート面を、特殊あり継ぎ部と中心コアとの中心軸を
含む面に平行に備えている事を特徴としている。
[作用] 以上のように構成される射出成形金型においては、各割
駒は、中心コアに対して、特殊あり継ぎ係合により、中
心コアの外周面に、これの中心軸に沿って、且つ、半径
方向に沿って摺動自在に取着されている。そして、前記
特殊あり継ぎ係合を構成する特殊ありと特殊あり溝とは
、互いに摺接するストレート面を、特殊あり継ぎ部と中
心コアとの中心軸を含む面に平行に備えている。このよ
うにして、これらストレート面の摺動を介して、割駒は
、中心コアに対して軸方向に沿って確実に9勤すること
になる。従って、摺動面における摩耗は防止され、割駒
の位置ずれが生じなくなる。
[実施例] 以下に、この発明に係わる開きコアを有する射出成形金
型の一実施例の構成を、添付図面の第1図乃至第8図を
参照して、詳細に説明する。
第1図に示すように、この射出成形金型は、固定金型1
0の一構成要素を構成する中心コア12を備えている。
この中心コア12は、互いに対向する側面14.16及
び18.20の傾斜角が夫々等しく、且つ、水平断面形
状が直角四角形となり、上方に向かってその断面積を徐
々に減じるようになされた四角錐台形状に形成されてい
る。
この中心コア12の各側面14.16.18.20は、
後述する第1乃至第4の割駒22.24.26.28の
夫々の摺動ガイド面として機能している。この中心コア
12と4個の割駒22.24.26.28とにより、開
きコアが構成されている。また、中心コア12の側面1
4.16の中央には、上下方向に沿って延出するように
、特殊あり溝30が夫々形成されており、また、中心コ
ア12の側面18.20の中央には、上下方向に沿って
延出するように、あり溝34が夫々形成されている。
一方、第1及び第2の各々の割駒22.24の中心コア
12の各側面14.16に対応する夫々の側面には、対
応する特殊あり溝30に係合する特殊あり32が突出し
て形成されている。これら一対の特殊あり溝30と特殊
あり32とにより、後述する特殊あり継ぎ係合が達成さ
れるように構成されている。
更に、第3及び第4の各々の割駒26.28の、中心コ
ア12の各側面18.20に対応する夫々の側面には、
対応するあり溝34に係合するあり36が突出して形成
されている。これら一対のあり溝34とあり36とによ
り、後述するあり継ぎ係合が達成されるように構成され
ている。
これら第1及び第2の割駒22.24の水平断面形状は
、外周面22a、24aを規定する円弧と、中心コア1
2の対応する側面14.16に摺接する摺動面22b、
24bを規定する弦とにより囲まれた略半月状に設定さ
れている。  また、これら第1及び第20割駒22.
24に挟まれた状態の第3及び第4の割駒26.28の
水平断面形状は、外周面26a、28aを規定する円弧
と、中心コア12の対応する側面18.20に摺接する
摺動面26b、28bを規定する線分と、−側で隣接す
る第1の割駒22の摺動面22bに夫々摺接する一方の
ガイド面26c、28cを規定する線分と、他側で隣接
する第2の割駒24の摺動面24bに夫々摺接する他方
のガイド面26d、28dを規定する線分とから囲まれ
る、一部に円弧を有する変形四角形形状に設定されてい
る。
これら第1乃至第4の割駒22.24.26.28の先
端面を、中心コア12の先端面に面一に設定した状態で
、各割駒22.24.26.28の外周面は、これらを
合体したときに、円周面を構成するようになされている
。そして、この合体した割駒22.24.26.28の
外周面は、成形品を規定するキャビティの内周面を構成
するようになされており、また、この外周面には、成形
品の内周面に形成されるヘリコイドを規定するねじ溝M
が連続的に螺刻されている。
このねじ溝Mは、第2図に示すように、互いに隣接する
割駒22.24.26.28同志の接合部付近において
、そのねじ溝Maの深さを、他の部分のねじ溝の深さよ
り、浅く設定されている。
このようにねじ溝M、Maの深さに差を付けることによ
り、成形される成形品におけるヘリコイドネジのねじ刃
の高さは、割駒22.24.26.28の接合部に対応
する部分付近で、低く設定されることになる。このよう
にして、たとえ、接合部のねじにおいて、パリ等が発生
したとしても、このパリは、小さいものであるので、こ
れが本来のねじ刃の頂部より高く突出することは防止さ
れることになる。従って、このパリが成形品における回
転を阻害する虞は無くなる。
また、第3図には、上述した構成の特殊あり継ぎ形状が
拡大された状態で示されている。ここで、各特殊あり継
ぎ形状は、第1及び第2の夫々の割駒22.24で同一
形状となされているので、以下の説明においては、その
中の一つの第1の割駒22を代表して説明する。
図示するように、特殊あり32は、割駒22の摺動面2
2bから中心コア12の中心に向けて突出するように形
成されており、その水平断面形状は、この摺動面22b
に垂直に起立した一対の基端面32aと、これら基端面
32aの先端から先開き状態で突出した傾斜面32bと
、これら傾斜面32bの先端を結ぶ先端面32cと、後
述する突条38とから囲まれるように設定されている。
この特殊あり32の先端面32cには、外方に更に突出
する突条38が配設されている。この突条38は、水平
断面において矩形状に形成されている。
ここで、両基端面32aと、突条38の両側面38aと
は、共に、上下方向に延出するストレート面から互いに
平行に設定されている。
一方、前述した特殊あり溝30は、対応する特殊あり3
2が嵌合して、上下方向に沿って摺動するように案内す
ると共に、半径方向に沿っての移動を許容するように形
成されている。この特殊あり溝30の水平断面形状は、
対応する特殊あり32の基端面32aに上下方向及び半
径方向に沿って摺動自在に配設された摺接面30aと、
対応する傾斜面32bに間隔を置いて平行に配設され、
これに当接可能とされた当接面30bと、各当接面30
bの先端から中心コア12の摺動面22bに対して垂直
に起立した起立面30cと、これら起立面30cの先端
を結ぶ底面30dと、後述する溝部40とから取り囲ま
れるように設定されている。この特殊あり溝30の底面
には、前記した特殊あり32の突条3Bが摺動自在に嵌
合される溝部40が形成されている。
ここで、両基端面32aに摺接する摺接面30aと、突
条38の両側面38aに摺接する側面40aとは、共に
、上下方向に延出するストレート面から互いに平行に設
定されている。
また、前述した第3及び第4の割駒26.28に設けら
れたあり継ぎ形状は、第3図に示した特殊あり継ぎ形状
と似た形状に設定されている。ここで、各あり継ぎ形状
は、第3及び第4の夫々の割駒26,28で同一形状と
なされているので、以下の説明においては、その中の一
つの第3の割駒26を代表して説明する。
即ち、第4図に示すように、このあり36は、上述した
特殊あり32と同一の形状に形成されている。従って、
特殊あり32の説明で用いた参照符合を36に変更して
図示することにより、この説明を省略する。一方、あり
溝34は、対応するあり36が嵌合して、上下方向に密
着摺動するように案内されるように形成されており、上
述した特殊あり溝30に比較して、起立面30cに相当
する部分が除かれている。しかし、この起立面30cを
備えない事を除くあり溝34の構成は、特殊あり溝30
と同一の構成であるので、特殊あり溝30の説明で用い
た参照符合を34に変更して図示することにより、この
あり溝34に関する説明を省略する。
この固定金型10は、第5図に示すように、中心コア1
2を備えた状態で構成されている。尚、この第5図に示
す構成は、第2図においてV−v線に沿って切断したも
のを展開した状態で表わされてる。ここで、図示しない
可動金型が、離型面LOにおいて固定金型10に当接し
た状態で、この固定金型と固定金型10との間には、成
形品が成形されるキャビティ42が規定されている。
尚、このキャビティ42の一側面は、前述したように、
固定金型10中の開きコアの一構成要素として機能する
第1乃至第4の割駒22,24゜26.28のネジ溝M
が螺刻された先端部により構成されている。
この固定金型10において、中心コア12は、固定台4
4上にボルト46を介して固定されている。また、この
固定台44上には、第1の支持体48が載置されている
。この第1の支持体48は、前述した第1乃至第4の割
駒22.24.26.28に係合して、これらを型開き
動作に連動してリフトできるように構成されている。
また、第1の支持体48の上方には、第2の支持体50
が配設されている。この第2の支持体50は、第1及び
第2の割駒22.24を型開き動作に連動して選択的に
リフトできるように構成されている。
以上のように構成された射出成形金型を使用して、アン
ダーカットを有する成形品の射出成形動作について、以
下に詳述する。
図示しないスプールを介して、図示しないランチ内に射
出された溶融樹脂は、図示しないゲートを介してキャビ
ティ42内の隅々に行き渡り、充填される。尚、この成
形動作において、各割駒22.24.26.28の夫々
の先端面は、第5図に示すように、中心コア12の先端
面と面一に設定されている。この射出動作後、溶融樹脂
が固化されるのを待って、図示しない可動金型は、離型
面LOを境に固定金型10から分離される。そして、キ
ャビティ42内で冷却・固化された成形品は、固定金型
10から以下に述べる方法により離型されることになる
即ち、成形された成形品の内周面には、アンダーカット
を構成するネジ溝が形成されているので、成形品から車
に割駒22.24.26.28を軸方向に沿って下方に
抜くことは不可能である。そこで、先ず、射出動作時に
おいて、これら割駒22.24.26.28により規定
されている外周の直径を減じて、成形品から抜くことが
可能となるようにする。
この為、第6図に示すように、第1、第2の支持体48
.50を図示せぬ可動金型の型開き動作に連動させて、
先ず所定量上方にリフトすることにより、第1乃至第4
の割駒22.24.26.28は、中心コア12に対し
て以下のように動作されることになる。即ち、第1及び
第2の割駒22.24、は、特殊あり継ぎ係合により、
中心コア12の各側面14.16に軸方向に沿って移動
可能に、且つ、半径方向に沿って移動可能に取り付けら
れており、一方、第3及び第4の割駒26.28は、あ
り継ぎ係合により、中心コア12の各側面18.20に
密着した状態で軸方向に沿ってのみ移動可能に取り付け
られている。
そこで、この第1の支持体48を第2の支持体50と一
体にリフトすると、このリフトに応じて、第3及び第4
の割駒26.28は対応する側面18.20上をこれに
沿って摺動しつつ、持ち上げられることになる。ここで
、これら第3及び第4の割駒26.28がリフトされる
ことにより、中心コア12は上方に向かって先細りに形
成されているので、このリフトに応じて、第3及び第4
の割駒26.28は、これらの間隔を減じつつ、これら
の摺動面26c、26d;28c。
28dは、夫々、中心コア12の対応する側面14.1
6から半径方向外方に突出することになる。換言すれば
、第3及び第4の割駒26.28の摺動面26c、26
d;28c、28dは、夫々、第1及び第2の割駒22
.24の対応する摺動面22b、24bを、半径方向内
方に向かって偏倚することになる。
ここで、この一実施例においては、第1及び第2の割駒
22.24は、前述したように、特殊あり継ぎ係合によ
り、中心コア12の対応する側面14.16に取り付け
られているので、第7図に示すように、第3及び第4の
割駒26.28のリフトに応じて、第1及び第2の割駒
22.24は、リフトされつつ、半径方向外方に移動さ
れることになる。
このようにして、先ず、第3及び第4の割駒26.28
の外周面が、第6図に示すように、成形品の内周面から
離脱して、アンダーカットが外れることになる。
ここで、第1及び第2の割駒22.24に関しては、リ
フトされつつ半径方向外方に移動されるので、これら割
駒22.24の外周面は、成形品の内周面に係合した状
態が維持されることになる。そこで、引続く型開き動作
に連動して次に第2の支持体50が第1の支持体48か
ら更に上昇されて、第1及び第2の割駒22.24のみ
が選択的にリフトされることになる。
このように第1及び第2の割駒22.24がリフトされ
ることにより、これらは夫々、中心コア12の対応する
側面14.16上を摺動しつつ、これら側面14.16
の傾斜に応じて、半径方向内方に移動されて、その間隔
を減じることになる。このようにして、第8図に示すよ
うに、第1及び第2の割駒22.24の外周面は、成形
品の内周面から離脱して、アンダーカットが外れること
になる。即ち、全ての割駒22.24.26.28は、
成形品の内周面から内方に離脱して、成形品は、軸方向
に沿って抜き取り自在の状態に設定されることになる。
この後、図示しない搬送機構により、この成形品は固定
金型1o上から持ち上げられて、取り出されることにな
る。
ここで、この一実施例においては、上述したように、第
1及び第2の割駒22.24は、共に、特殊あり継ぎ係
合により、中心コア12の対応する側面14.16に夫
々取り付けられている。そして、この特殊あり継ぎ形状
においては、第3図に示すように、特殊あり32の先端
面32cに形成された突条38の側面38aと、この側
面38aに摺接する溝部4oの側面40aとは、互いに
ストレート面から構成されるように設定されている。ま
た、特殊あり32の基端面32aと、これに摺接する特
殊あり溝30の摺接面30aとは、互いにストレート面
から構成されるように設定されている。
このようにストレート面を設けることにより、第1及び
第2の割駒22.24が、中心コア12の対応する側面
14.16上を摺動しつつリフトされる際に、この第1
及び第2の割駒22.24の軸方向に沿う移動は、これ
らストレート面の摺接により、確実に案内されることに
なる。
従って、この一実施例によれば、互いのストレート面に
無用な負荷が作用することがなくなることになる。この
ようにして、特殊あり32と特殊あり溝30との互いの
摺動面における摩耗が大幅に減じられ、割駒22.24
.26.28の位置がずれが生じることもなくなる。こ
のように割駒の位置がずれることが無いので、成形品の
内面に段差やパリが発生する事が無く、従って、°成形
品の歩留まりが悪くなる問題点も発生しなくなり、精度
良く成形品を成形できることになる。
また、これらストレート面による第11Lび第2の割駒
22.24の案内は、車に、これらの軸方向に沿う摺動
のみに有効であるだけでなく、更に、これらの半径方向
に沿う8動に際しても有効であることは当然である。
更に、このようなストレート面を有する構成は、その製
造が容易であると共に、製造コストの過度の上昇を伴な
うものでなく、経済性良く、安価に成形品を製造できる
ものである。
この発明は、上述した一実施例の構成に限定されること
なく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
であることは言うまでもない。
例えば、上述した一実施例においては、中心コア12を
、断面四角形状に形成するように説明したが、このよう
な構成に限定されることなく、断面六角形状に形成する
ように構成しても良い。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明に係わる開きコアを有す
る射出成形金型は、徐々に先細りに形成された中心コア
と、この中心コアの周囲を取り囲むように配設され、ア
ンダーカットを有するキャビティの内周面を規定する複
数の割駒とを具備し、前記各割駒は、中心コアに対して
特殊あり継ぎ係合により、中心コアの外周面に、これの
中心軸に沿って、且つ、半径方向に沿って摺動自在に取
着され、前記特殊あり継ぎ係合を構成する特殊ありと特
殊あり溝とは、互いに摺接するストレート面を、特殊あ
り継ぎ部と中心コアとの中心軸を含む面に平行に備えて
いる事を特徴としている。
従って、この発明によれば、内面にへりコイドネジ等の
アンダーカットを有する成形品を、精度良く、安価に製
造することのできる、開きコアを有する射出成形金型が
提供されることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係わる射出成形金型の一実施例の要
部である開きコアの構成を取り出して示す分解斜視図; 第2図は射出動作前の開きコアの上面形状を示す上面図
; 第3図は特殊あり継ぎ形状の構成を示す水平断面図; 第4図はあり継ぎ形状の構成を示す水平断面図: 第5図は開きコアを備えた固定金型の構成を、第2図に
おいてv−■線に沿って切断して展開した上で、射出動
作状態で示す側断面図;第6図は固定金型を、第1の支
持体がリフトされた状態で示す側断面図; 第7図は、第6図に示す状態の開とコアの上面形状を示
す上面図; 第8図は固定金型を、第2の支持体がリフトされた状態
で承す側断面図; 第9図は従来技術としての特公昭59−14333号公
報の問題点を指摘するための上面図;そして、 第10図は従来技術としての特開昭59−150715
号公報の問題点を指摘するための上面図である。 図中、10・・・可動金型、12・・・中心コア、14
;16;18;20・・・側面、22 ; 24 ; 
26 ;28・・・割駒、22a ; 24a ; 2
6a ; 28a・・・外周面、22b 、24b 、
26b : 28b・・・摺動面、26 c ; 28
 c−一方のガイド面、26d;28d・・・他方のガ
イド面、30・・・特殊あり溝、32・・・特殊あり、
34・・・あり溝、36・・・あり、30 a ; 3
4 a =摺接面、30 b ; 34 b −・・当
接面、30 c−起立面、30 d 、 34 d −
・・底面、32 a ; 36 a ・・・基端面、3
2 b 、 36 b−傾斜面、32 c ; 36 
c−先端面、3 B ・・・突条、38a・・・側面、
40・・・溝部、40a・・・側面、42・・・キャビ
ティ、44・・・固定台、46・・・ボルト、48・・
・第1の支持体、50・・・第2の支持体である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)徐々に先細りに形成された中心コアと、この中心
    コアの周囲を取り囲むように配設され、アンダーカット
    を有するキャビティの内周面を規定する複数の割駒とを
    具備し、 前記各割駒は、中心コアに対して特殊あり継ぎ係合によ
    り、中心コアの外周面に、これの中心軸に沿つて、且つ
    、半径方向に沿つて摺動自在に取着され、 前記特殊あり継ぎ係合を構成する特殊ありと特殊あり溝
    とは、互いに摺接するストレート面を、特殊あり継ぎ部
    と中心コアとの中心軸を含む面に平行に備えている事を
    特徴とする開きコアを有する射出成形金型。
  2. (2)前記各特殊ありは、中心コアの外周面に形成され
    、この外周面に垂直に起立した一対の基端面と、これら
    基端面の先端から外方に先開き状態で突出した傾斜面と
    、これら傾斜面の先端を結ぶ先端面とを備え、 この特殊ありの先端面には、外方に突出する突条が配設
    されており、 前記各特殊あり溝は、対応する特殊ありの基端面に上下
    方向及び半径方向に沿つて摺動自在に配設された摺接面
    と、対応する傾斜面に平行に配設され、これに当接可能
    とされた当接面と、各当接面の先端から中心コアの外周
    面に対して垂直に起立した起立面と、これら起立面の先
    端を結ぶ底面とを備え、 この特殊あり溝の底面には、前記特殊ありの突条が嵌合
    される溝部が形成されており、 前記ストレート面は、前記特殊ありの突条の両側面に規
    定されると共に、これら側面が摺接する特殊あり溝の溝
    部の両側面に規定されている事を特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の開きコアを有する射出成形金型。
  3. (3)前記ストレート面は、前記特殊ありの基端面に規
    定されると共に、これら基端面が摺接する特殊あり溝の
    摺接面に、更に規定されている事を特徴とする特許請求
    の範囲第2項に記載の開きコアを有する射出成形金型。
JP2055887A 1987-02-02 1987-02-02 開きコアを有する射出成形金型 Pending JPS63189218A (ja)

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