JPS6319125Y2 - - Google Patents

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JPS6319125Y2
JPS6319125Y2 JP5445679U JP5445679U JPS6319125Y2 JP S6319125 Y2 JPS6319125 Y2 JP S6319125Y2 JP 5445679 U JP5445679 U JP 5445679U JP 5445679 U JP5445679 U JP 5445679U JP S6319125 Y2 JPS6319125 Y2 JP S6319125Y2
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JP
Japan
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circumferential segment
mold
tire
segment
circumferential
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JP5445679U
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JPS55154127U (ja
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タイヤ加硫用分割金型の円周セグメ
ントに関し、特に前記円周セグメントをアルミニ
ウム合金で一体的に成形したものにおける、前記
分割金型の上型との摺動部の耐摩耗性を向上する
と共に、摺動部の加工性を改善したタイヤ加硫用
分割金型の円周セグメントに関するものである。
タイヤ成形業界において多く用いられているタ
イヤ加硫用分割金型は、第1図に示す如く、タイ
ヤ側壁を成型する互いに上下に重ねられ、同軸上
を上下に移動するようにした上型1及び下型2
と、この各上下型1,2によつて案内されて半径
方向に移動するタイヤのトレツド部を成型する円
周セグメント3とを有しており、図示した型締状
態から上型1が上方に移動すると、前記円周セグ
メント3が、あらかじめ定められた距離だけ半径
方向に移動した後、前記上型1と共に上方に移動
し得るよう構成されている。
従つてタイヤを加硫する際は、まず上述の如く
上下型1,2を開いた状態で下型2内に未加硫の
タイヤを嵌入し、次に上型を下方に移動すると、
前記円周セグメント3は、その下端面3aが下型
2の当接面2aに当接するまで下降し、ここで更
に上型を下降すると、円周セグメント3は前記当
接面2aにそつて半径方向すなわち右方向に移動
し、第1図に示す如く型締状態に成る。ここで型
を所定温度に加熱することにより加硫を行なうの
である。
ところが、前記円周セグメント3は、従来鋳鉄
又は鋳鋼により加工され、その内面へのデリケイ
トなタイヤデザイン部の加工は、困難でコスト高
になるため、従来デザイン型出しが容易なアルミ
ニウム合金で加工した型板4を、前記円周セグメ
ント3の内面に取り付けている。
しかしながら、このアルミニウム合金型板4を
鋳鉄製等の円周セグメント3に取り付ける固定手
段は、多くの加工工数を要するばかりでなく、タ
イヤ加硫工程において、円周セグメント3は、
150℃〜180℃の高温にさらされる一方、常温まで
冷される等熱変化を受けるため、熱膨脹率の異な
るアルミニウム合金の型板4と鋳鋼製等の円周セ
グメント3との間の熱膨脹差による歪で、型板4
が浮き上り、このためタイヤ表面にデザイン模様
の喰い違いが発生して商品価値を著しく低下せし
めると共に金型の寿命は半年から1年と極めて短
いのが現状である。
従つて前記円周セグメント3をデザイン型出し
が容易なアルミニウム合金で一体的に成形するこ
とが、前記従来のものの各問題点を除去する意味
で望ましいが、前記円周セグメント3は、前述の
如くタイヤ加硫に際し上型1の内面を、そのセグ
メント案内杆5にそつて摺動するので、アルミニ
ウム合金で一体成形された円周セグメントは、耐
摩耗性や耐衝撃性等に難点があり耐久性の面で問
題がある。
また第2図に示す如く、上型1に取り付けられ
ている前記セグメント案内杆5を、摺動する前記
円周セグメント3の背面に形成されたアリ溝状の
案内溝6の加工は、刃先を逆三角形状に特殊加工
したエンドミルにより行なわなければならないた
め、加工精度が悪く、この結果数個に分割されて
いる各円周セグメント3の円錐面に対する各案内
溝6の中心関係位置の精度が出ず、金型閉塞時す
なわち型締時に、各セグメント3間にずれが生じ
ることがある等加工面においても問題が多い。
そこで本考案は、上述の諸問題点をことごとく
解決し、アルミニウム合金により一体的に成形し
た円周セグメントにおける前記分割金型の上型と
の摺動部の耐摩耗性を著しく向上すると共に、そ
の加工性を改善したタイヤ加硫用分割金型の円周
セグメントを提供することを目的とするものであ
る。
そしてその特徴とするところは、前記円周セグ
メントをアルミニウム合金により一体的に成形す
ると共に、この円周セグメントの背面を通る円錐
面の母線に沿つて設けた溝の両側に、あらかじめ
加工した一対の案内溝形成杆を取り付けた点にあ
る。
以下本考案のタイヤ加硫用分割金型の円周セグ
メントを実施例により図面を参照して説明する。
第3図〜第8図に示す本発明のタイヤ加硫用分
割金型の円周セグメントEは、タイヤ側壁を成型
するための互いに上下に重ねられ、同軸上を上下
に移動するようにした前記上型1および下型2
と、この各上下型1,2によつて案内されて半径
方向に移動するタイヤのトレツド部を成型する円
周セグメントEとを有しており、第3図に図示し
た型締状態から上型1が上方に移動すると、第7
図に示す如く、前記円周セグメントEがあらかじ
め定められた距離だけ半径方向に移動した後、さ
らに前記上型1を上方に移動すると、第8図に示
す如く前記円周セグメントEが上型1と共に上方
に移動し得るよう構成した分割金型Gにおいて、
前記円周セグメントEをアルミニウム合金で一体
的に成形すると共に、この円周セグメントEの背
面を通る円錐面の母線に沿つて設けた溝aの両側
に、あらかじめ加工した一対の案内溝形成杆7を
取り付けることにより案内溝6を形成することに
より構成されている。
前記上型1の内周面1bは、その軸線を中心と
して上方に向つて円錐状に形成されており、この
内周面1bには、下述する円周セグメントEの数
に対応した数の、断面倒台形状に形成したセグメ
ント案内杆5が、所要の間隔をおいてビス5aに
より取り付けられている。
前記円周セグメントEは、その軸心を中心とし
て放射状に所要複数個に分割されており、その1
個について説明すると、前述の如くアルミニウム
合金により一体的に成形され、その内周面には第
3図に示す如く、タイヤトレツドのデザイン溝b
が配設されている。また円錐状外周面には、前記
上型1のセグメント案内杆5を摺動自在に緩挿す
るアリ溝状の案内溝6の中心線が円錐面の母線と
一致するように設けられている。
このアリ溝状の案内溝6は、第4図〜第6図に
示す如く、円周セグメントEの背面に、その円錐
面の母線に沿つて刻設した溝aの両側に、あらか
じめ加工した一対の案内溝形成杆7,7をそれぞ
れビス7aで取り付けることにより形成されてい
る。
この案内溝6の構造を更に詳細に説明すると、
前記溝aは、第6図に示す如く、断面略字状に
刻設され、この溝aの左右両側の底部には、前記
各案内溝形成杆7の基部7bを嵌合する嵌合溝
a1,a1がそれぞれ配設されており、また溝aの低
部中央部には、前記セグメント案内杆5の下面に
突設されているストツパー5bが通過する小溝a2
が設けられている。そしてこの小溝a2の一側すな
わち上端部には、第5図に示す如くステンレス鋼
等耐衝撃性を備えた材料により形成したストツパ
ー受け8が設けてある。
また前記各案内溝形成杆7は、耐摩耗性の優れ
た例えばリン青銅合金等を材料とし、第6図に示
す如く、各案内溝形成杆7を前記溝aの前記所定
の位置に取り付けた際、その各相対向する内面7
cが、アリ溝を形成し、前記断面倒台形状のセグ
メント案内杆5を、この各内面7cで保持し得る
よう形成してある。
なお前記嵌合溝a1は、本実施例においては前記
案内溝形成杆7を取り付けるに際し、その取り付
け位置を微調整できるよう案内溝形成杆7の基部
7bの巾より少許巾広に形成してある。
図中9はガイドフツクで、前記円周セグメント
Eの下部外側に取り付けられている。また前記下
型2の前記セグメントEの当接面2aには、前記
ガイドフツク9を挿入係止するガイドフツク挿入
係止孔10が、各円周セグメントEのガイドフツ
ク7を相対向する位置にそれぞれ配設されてい
る。
本考案は上述の如く構成したから次のような効
果を奏する。すなわち (1) 円周セグメントをアルミニウム合金により一
体的に成形したから、前記従来のものと比較し
てその加工が著しく容易になる一方、従来のも
のの如く、各構成材料の熱膨脹差による歪によ
つて、タイヤデザイン模様が喰い違うことがな
く、従つて商品価値を向上することができ、加
えて円周セグメントの耐久性を著しく向上しそ
の寿命を長くすることができる。
(2) 前記円周セグメントは、前述の如くタイヤ加
硫に際し、上型の内面を、そのセグメント案内
杆に沿つて摺動するので、上述の如くアルミニ
ウム合金で一体成形された円周セグメントは、
耐摩耗性や耐衝撃性に難点があり耐久性の面で
問題があるが、本考案においては、前述の如
く、円周セグメントの背面を通る円錐面の母線
に沿つて設けた溝の両側に、あらかじめ加工し
た一対の案内溝形成杆を取り付けることによ
り、上型のセグメント案内杆の案内溝を形成し
たから、この案内溝形成杆を耐摩耗性の優れた
例えばリン青銅合金等で加工することにより、
上記問題点を完全に除去することができるのは
勿論、従来の案内溝加工と比較して著しく容易
にかつ高精度で加工することができ、また前記
案内溝形成杆は交換が可能であるから、円周セ
グメントの耐久性を一増向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は従来のタイヤ加硫用分割金
型を示すもので、第1図は断面図、第2図は第1
図−矢視断面図である。第3図〜第8図は本
考案の実施例を示すもので、第3図はタイヤ加硫
用分割金型の断面図、第4図は円周セグメントの
断面図、第5図は第4図−矢視図、第6図
は、第5図−矢視断面図、第7図及び第8図
は、それぞれ前記第3図に示すタイヤ加硫用分割
金型の作動状態を示す断面図である。 1……上型、2……下型、3……円周セグメン
ト、E……本考案の円周セグメント、6……案内
溝、7……案内溝形成杆。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. タイヤ側壁を成型するための互いに上下に重ね
    られる同軸的な2つの型部分と、この各上下型部
    分によつて案内されて半径方向に移動するタイヤ
    のトレツドを形成する円周セグメントとを有して
    いる形式のタイヤを加硫するための分割金型であ
    つて、前記円周セグメントが、あらかじめ定めら
    れた距離だけ半径方向に移動した後、前記上型と
    共に上方に移動するよう上型に連結されたタイヤ
    加硫用分割金型において、前記円周セグメントを
    アルミニウム合金で一体的に成形すると共に、こ
    の円周セグメントの背面を通る円錐面の母線に沿
    つて設けた溝の両側に、あらかじめ加工した一対
    の案内溝形成杆を取り付けることにより案内溝を
    形成したことを特徴とするタイヤ加硫用分割金型
    の円周セグメント。
JP5445679U 1979-04-23 1979-04-23 Expired JPS6319125Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5445679U JPS6319125Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23

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JP5445679U JPS6319125Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55154127U JPS55154127U (ja) 1980-11-06
JPS6319125Y2 true JPS6319125Y2 (ja) 1988-05-30

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ID=28949026

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5445679U Expired JPS6319125Y2 (ja) 1979-04-23 1979-04-23

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57182415A (en) * 1981-05-08 1982-11-10 Yoshitaka Mutaguchi Tire vulcanizing mold
JPS58108123A (ja) * 1981-12-23 1983-06-28 Toyoda Gosei Co Ltd 補強ホ−スの加硫用金型

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JPS55154127U (ja) 1980-11-06

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