JP2001001345A - タイヤ割モールド - Google Patents

タイヤ割モールド

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JP2001001345A
JP2001001345A JP11178755A JP17875599A JP2001001345A JP 2001001345 A JP2001001345 A JP 2001001345A JP 11178755 A JP11178755 A JP 11178755A JP 17875599 A JP17875599 A JP 17875599A JP 2001001345 A JP2001001345 A JP 2001001345A
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JP
Japan
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key
groove
mold
sectors
actuator
Prior art date
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Pending
Application number
JP11178755A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuteru Miyata
光輝 宮田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 T型キーの長所を損なうことなく、しかも、
セグメントの周方向の位置決めができるタイヤ割モール
ドを提供することを目的とする。 【解決手段】 径方向内方から外方へ、順次、サイドモ
ールド2と、セグメント5…を有するセクター3…と、
アクチュエーター4と、を備えるタイヤ割モールドであ
って、アクチュエーター4に固定されたT型キー6…
が、セクター3…のキー溝7…に嵌合され、さらに、ア
クチュエーター4が下降してセクター3…が径方向内方
へ移動した閉状態に於て、周方向に複数個配設されるセ
クター3…の内の1つのセクター3のキー溝7の側方内
面と、1つのT型キー6の幅方向側面が密接し、かつ、
他のセクター3…のキー溝7…の側方内面と、他のT型
キー6…の幅方向側面の間に隙間があって、セグメント
5…のサイドモールド2に対する周方向の位置決めが可
能となるよう構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤの加硫成形
に使用されるタイヤ割モールドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、タイヤ割モールドは、Y型キーも
しくはT型キーを備えており、図9(イ)に示すよう
に、アクチュエーターaに固定されたY型キーcが、セ
クターbのY型キー溝dに嵌合されていたか、もしく
は、図9(ロ)に示すように、アクチュエーターaに固
定されたT型キーeが、セクターbのT型キー溝fに嵌
合されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、Y型キ
ー構造の場合は、図9(イ)に示すように、Y型キーc
の勾配側面とそのキー溝dの勾配側方内面は密接してお
り、アクチュエーターaに対してセクターbは、タイヤ
割モールド全体の周方向に移動しないよう位置決めされ
ている。従って、セクターbに固定されているセグメン
トと、サイドモールドの位置が決まってしまうため、そ
れぞれのセグメント間の隙間調整が個々に必要となって
しまう。また、セグメントの熱膨張(差)による各セグ
メント間の隙間の不足や、(逆に隙間の過大による)ゴ
ムバリを、防止するために、個々のセグメントで正確に
隙間(熱膨張代)を取る必要があり、加工精度が要求さ
れた。さらに、Y型キーcとそのキー溝dの加工は、45
°の勾配面で精度を出す必要があり、(T型キーに比
べ)加工が困難となる。
【0004】また、T型キー構造の場合は、図9(ロ)
に示すように、T型キーeの幅方向側面とそのキー溝f
の側方内面は(略周方向の)隙間hを設けており、アク
チュエーターaに対してセクターbは、タイヤ割モール
ド全体の周方向に微小寸法移動可能となる。従って、セ
クターbに固定されているセグメントが、サイドモール
ドに対してズレを生じて、セグメントの周方向の位置決
めができず、セグメントとサイドモールド間に連続した
模様がある場合には使用できないという問題があった。
【0005】しかし、T型キー構造には、T型キーeの
幅方向側面とそのキー溝fの側方内面に隙間hがあるた
め、セグメントの熱膨張に対応した隙間(熱膨張代)を
全周で取ることができ、ゴムバリがでることなく管理が
容易となり、また、T型キーeとそのキー溝fの加工精
度は、Y型キー構造程には重要ではなく、T型キーeと
そのキー溝fの加工は容易なものとなるという長所があ
る。
【0006】そこで、本発明は、T型キーの長所を損な
うことなく、しかも、セグメントの周方向の位置決めが
できるタイヤ割モールドを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るタイヤ割モールドは、径方向内方か
ら外方へ、順次、サイドモールドと、セグメントを有す
るセクターと、アクチュエーターと、を備えるタイヤ割
モールドであって、該アクチュエーターに固定されたT
型キーが、該セクターのキー溝に嵌合され、さらに、上
記アクチュエーターが下降して上記セクターが径方向内
方へ移動した閉状態に於て、周方向に複数個配設される
セクターの内の1つのセクターのキー溝の側方内面と、
1つのT型キーの幅方向側面が密接し、かつ、他のセク
ターのキー溝の側方内面と、他のT型キーの幅方向側面
の間に隙間があって、セグメントのサイドモールドに対
する周方向の位置決めが可能となるよう構成したもので
ある。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基いて詳説する。
【0009】図1と図2は、本発明に係るタイヤ割モー
ルドの実施の一形態を示したものであり、本モールド1
は、径方向内方から外方へ、順次、サイドモールド2
と、セグメント5を有するセクター3と、アクチュエー
ター4と、を備えている。
【0010】そして、セクター3には、アクチュエータ
ー4が嵌合されるキー溝7がやや傾斜状に上下方向に設
けられ、アクチュエーター4にボルト等の固定具8にて
固定されたT型キー6が、このキー溝7にスライド自在
に嵌合している。
【0011】そして、図2に示すように、アクチュエー
ター4が(図外の駆動機構によって)上昇すると、セク
ター3が径方向外方へ移動し、セクター3のセグメント
5がサイドモールド2から離間した開状態となる。一
方、図1に示すように、アクチュエーター4が下降する
と、セクター3が径方向内方へ移動し、セクター3のセ
グメント5がサイドモールド2に当接した閉状態とな
る。
【0012】また、サイドモールド2は、上サイドモー
ルド2aと下サイドモールド2bから成り、上サイドモ
ールド2aの上面を、上取付基盤9aの下面に取り付
け、下サイドモールド2bの下面を、下取付基盤9bの
上面に取り付けている。そして、上サイドモールド2a
は、下サイドモールド2bに、近接・離間自在となるよ
うに構成されている。
【0013】次に、図3の簡略底面図に示すように、本
モールド1は、扇形のセクター3を周方向に複数個配設
しており、また、セクター3…と同数の、キー溝7…と
T型キー6…を備えている。そして、図3(イ)に示す
閉状態から、アクチュエーター4が上昇(図2参照)す
ると、図3(ロ)に示すように、複数個のセクター3…
が径方向外方へ移動し(拡径し)、セクター3…の(セ
クター3…と同数の)セグメント5…がサイドモールド
2から離間した開状態となる。
【0014】さらに、本モールド1は、図3(イ)及び
図1に示すような本モールド1の閉状態に於て、それら
セクター3…の内の1つのセクター3のキー溝7の側方
内面と、1つのT型キー6の幅方向側面が密接し、か
つ、他のセクター3…のキー溝7…の側方内面と、他の
T型キー6…の幅方向側面の間に隙間があって、セグメ
ント5…のサイドモールド2(2b)に対する周方向の
位置決めが可能となるよう構成されている。
【0015】具体的に説明すると、T型キー6…は、1
つの特定T型キー6aと、その他の通常T型キー6b…
と、から構成されている。そして、通常T型キー6b
は、(従来から使用されているもので、)図4と図5に
示すように、首部10と頭部11を有する上下方向に長いブ
ロック体で、その横断面がT字状に形成されており、そ
の首部10をアクチュエーター4に固定している。
【0016】そして、セクター3には、横断面がT字
(又は十字)型のキー溝7が設けられており、このキー
溝7は、首部10を包囲する首溝部12と、頭部11を包囲す
る頭溝部13と、固定具8の端部(図1参照)を包囲する
固定具溝部14と、を備え、通常T型キー6bをスライド
自在に嵌合している。
【0017】この際、図5に示すように、頭部11の幅方
向側面と、頭溝部13の側方内面と、の間に隙間Mを有し
ており、すなわち、図4(イ)(図2)に示す開状態乃
至図4(ロ)(図1)に示す閉状態において、通常T型
キー6bの幅方向側面と、キー溝7の側方内面の間に隙
間Mがある。
【0018】次に、特定T型キー6aは、図6と図7に
示すように、その横断面がT字状に形成されて首部15と
頭部16を有し、全体が上下方向に長いブロック体で、そ
の首部15をアクチュエーター4に固定している。そし
て、頭部16は、その上部の幅が一定となるように形成さ
れた一定部17と、一定部17より下方の幅が下方に向かっ
て縮幅するようなテーパー状となるように形成されたテ
ーパー部18と、を有している。
【0019】そして、セクター3には、キー溝7が設け
られており、このキー溝7は、通常T型キー6bを嵌合
しているキー溝7と同一で、首部15を包囲する首溝部12
と、頭部16を包囲する頭溝部13と、固定具8の端部(図
1参照)を包囲する固定具溝部14と、を備え、特定T型
キー6aをスライド自在に嵌合している。なお、頭溝部
13の幅は上下に渡って一定である。
【0020】そして、図6(イ)(図2)に示す開状態
においては、頭部16の幅方向側面と、頭溝部13の側方内
面と、の間に隙間を有しているが、図6(ロ)(図1)
に示す閉状態に移行するに従い、テーパー部18の上部の
幅方向側面と、頭溝部13の側方内面と、の間の隙間がな
くなっていく。そして、図6(ロ)に示す閉状態におい
て、図7(イ)に示すように、一定部17と、テーパー部
18の上部の、幅方向側面と、頭溝部13の側方内面と、が
密接し、かつ、図7(ロ)に示すように、テーパー部18
の下部の幅方向側面と、頭溝部13の側方内面と、の間に
隙間Nを有している。このように、閉状態において、特
定T型キー6aの幅方向側面と、キー溝7の側方内面
は、(下部乃至中間部を除いて)密接しており、アクチ
ュエーター4に対して、セクター3は、位置決めされて
いる。
【0021】従って、閉状態に於て、複数個のセクター
3…の内の1つのセクター3のキー溝7の側方内面と、
特定T型キー6aの幅方向側面が密接し、かつ、他のセ
クター3…のキー溝7…の側方内面と、通常T型キー6
b…の幅方向側面と、の間に隙間があって、前者によっ
て周方向の基準位置が決定されて、後者によって順次周
方向の位置が相互に調整されて、セグメント5…のサイ
ドモールド2に対する周方向の位置決めが可能となる。
しかも、通常T型キー6bとキー溝7の間の隙間Mと、
特定T型キー6aとキー溝7の間の隙間Nが有るため、
セグメント5の熱膨張代を全周(全てのセグメント5
…)でとることができ、個々のセグメント5の間で、ゴ
ムのバリを防止できる。なお、通常T型キー6b…とキ
ー溝7…を備えている(従来の)既存のタイヤ割モール
ドにおいて、1つの通常T型キー6bを特定T型キー6
aに交換するだけで、同様の効果が得られる。
【0022】次に、図8にT型キー6とキー溝7の他の
実施の形態を示す。この特定T型キー20は、図6に示す
特定T型キー6aの一定部17がなく、頭部22の幅が上下
に渡って下方に向かって縮幅するようなテーパー状とな
るように形成されている。そして、この特定T型キー20
が嵌合される特定キー溝21は、上述したキー溝7の頭溝
部13の幅が上下に渡って一定であるのに対し、頭溝部23
の幅が上下に渡って下方に向かって縮幅するようなテー
パー状となるように形成され、頭部22の幅方向側面と、
頭溝部23の側方内面が上下に渡って密接可能となる。
【0023】そして、図8(イ)に示す開状態におい
て、特定T型キー20の幅方向側面と、特定キー溝21の側
方内面と、の間に隙間が有るが、図8(ロ)に示す閉状
態に移行するに従い、その隙間がなくなっていく。そし
て、図8(ロ)に示す閉状態において、頭部22の幅方向
側面と、頭溝部23の側方内面と、が上下に渡って密接す
る。
【0024】従って、特定T型キー20と特定キー溝21を
上下に少しずらすだけで、特定T型キー20の幅方向側面
が、全長に渡って、特定キー溝21の側方内面との間に隙
間を有し、もしくは、特定キー溝21の側方内面と密接さ
れるため、閉状態から開状態へ、もしくは、開状態から
閉状態への移行が一層スムースになる。また、閉状態に
おいて、特定T型キー20が、全長に渡って、特定キー溝
21と密接するため、セグメント5…のサイドモールド2
に対する周方向の位置決めが一層確実なものとなる。
【0025】なお、本発明は、上述の実施の形態に限定
されず、キー溝7に突部分を設け、T型キー6と密接す
るようにしてもよく、また、セクター3…にT型キー6
…を固着し、かつ、アクチュエーター4にキー溝7…を
設けて、種々のタイヤ割モールドに適用可能となるよう
にしてもよく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変
更可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以下に記載するような著大な
効果を奏する。
【0027】T型キーの長所を損なうことなく、セグメ
ントのサイドモールドに対する周方向の位置決めができ
る。すなわち、セグメントの熱膨張に対応した隙間(熱
膨張代)を全周で取ることができ、ゴムバリがでること
なく管理が容易となり、また、T型キーとキー溝の加工
精度は、Y型キー構造程には重要ではなく、T型キーと
キー溝の加工は容易なものとなる。さらに、セグメント
とサイドモールドの間に連続した模様がある場合でもず
れずに位置決めすることが出来る。また、例えばショル
ダーのフォローが非常に大きなタイヤについても適用が
可能となる。そして、T型キーを備えている既存のタイ
ヤ割モールドに適用することが出来るため、コストの削
減となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す閉状態の断面図で
ある。
【図2】本モールドの開状態の断面図である。
【図3】本モールドの作動説明を兼ねた簡略底面図であ
る。
【図4】T型キーとキー溝の作動説明を兼ねた縦断面図
である。
【図5】T型キーとキー溝の閉状態の横断面図である。
【図6】別のT型キーとキー溝の作動説明を兼ねた縦断
面図である。
【図7】別のT型キーとキー溝の閉状態の横断面図であ
る。
【図8】他のT型キーと他のキー溝の作動説明を兼ねた
縦断面図である。
【図9】従来のT型キーとキー溝の横断面図である。
【符号の説明】
2 サイドモールド 3 セクター 4 アクチュエーター 5 セグメント 6 T型キー 7 キー溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径方向内方から外方へ、順次、サイドモ
    ールド2と、セグメント5…を有するセクター3…と、
    アクチュエーター4と、を備えるタイヤ割モールドであ
    って、該アクチュエーター4に固定されたT型キー6…
    が、該セクター3…のキー溝7…に嵌合され、さらに、
    上記アクチュエーター4が下降して上記セクター3…が
    径方向内方へ移動した閉状態に於て、周方向に複数個配
    設されるセクター3…の内の1つのセクター3のキー溝
    7の側方内面と、1つのT型キー6の幅方向側面が密接
    し、かつ、他のセクター3…のキー溝7…の側方内面
    と、他のT型キー6…の幅方向側面の間に隙間があっ
    て、セグメント5…のサイドモールド2に対する周方向
    の位置決めが可能となるよう構成したことを特徴とする
    タイヤ割モールド。
JP11178755A 1999-06-24 1999-06-24 タイヤ割モールド Pending JP2001001345A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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