JPH0716891A - 内側輪郭にアンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き方法とその成形中子 - Google Patents

内側輪郭にアンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き方法とその成形中子

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JPH0716891A
JPH0716891A JP14544294A JP14544294A JPH0716891A JP H0716891 A JPH0716891 A JP H0716891A JP 14544294 A JP14544294 A JP 14544294A JP 14544294 A JP14544294 A JP 14544294A JP H0716891 A JPH0716891 A JP H0716891A
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/40Removing or ejecting moulded articles
    • B29C45/44Removing or ejecting moulded articles for undercut articles
    • B29C45/4421Removing or ejecting moulded articles for undercut articles using expansible or collapsible cores

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内側輪郭にアンダーカットを持った射出成形
中空品の型抜き方法を、成形中子の適用性を増大できる
ようにし、この方法を利用するための成形中子を一般的
な成形中子よりも簡単に且つ安価に作れるようにし、内
側輪郭に環状のアンダーカットを持った製品に対して従
来よりも大きなアンダーカット比率と製品長さを可能に
するように改良する。 【構成】 成形中子は、少なくとも二つのグループのセ
グメントがその周りに配置されている一定した横断面の
内側中子から成っている。型抜きは複数の立体的および
時間的に続く工程で行われ、それらの工程においてセグ
メントグループは内側中子の長手軸線に関して順々に軸
方向ないし半径方向に移動される。これによって製造す
べき製品の内側長さおよびアンダーカット深さを従来よ
り大きくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求の範囲請求項
1,2,3における上位概念部分に記載の内側輪郭にア
ンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き方法、お
よびその方法の適用に対して有用な請求項12の上位概
念部分に記載の成形中子に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の成形中子は、合成樹脂あるいは
射出成形品に対して適した他の材料から、内側輪郭に雌
ねじ、突起、窪み、切欠き、凹所、貫通開口および他の
アンダーカットを持った中空体を射出成形するために使
用する。かかる中空体は以下において単に製品と呼ぶ。
成形中子の外側面は射出成形状態において製品の内側輪
郭に対する型を形成する。この内側輪郭がアンダーカッ
トを有しているので、成形中子は冷却時間の経過後に、
製品の型抜き従って製品の射出成形型からの除去を可能
にする小さな外径をした型抜き状態に変形されねばなら
ない。
【0003】製品の外側輪郭は、一般に可塑性の射出成
形材料に対する注入ノズルが存在する外型によって決定
される。製品の外側輪郭の型抜きの詳細は当該技術者が
熟知している。これは本発明の構成要素ではない。
【0004】冒頭に述べた形式の型抜き方法およびその
成形中子は例えば米国特許第4130264号公報で公
知である。そこに記載された成形中子3およびその型抜
き方法は図3(a)〜図3(c)に概略的に示してあ
る。成形中子3は内側中子5および6個のセグメントか
ら成っている。内側中子5はその底辺にピン5Zを持っ
た裁頭六角錐体の形をしており、内側中子5はそのピン
5Zで射出成形型1の図示していない基板12に取り付
けられる。セグメントは、それぞれ第1ないし第2の種
類の同じ形のセグメントしか有していない二つのグルー
プに分けられている。各グループのセグメントは内側中
子5の側面5S,5S′に交互に配置され、内側中子5
に対してダブテールガイド16によって長手方向に移動
できる。この場合移動方向は側面5S,5S′の内側中
子5の長手軸線6に対する傾斜によって決定される。こ
の傾斜は第1の種類のセグメントにおけるものは第2の
種類のセグメントにおけるものより大きい。第1グルー
プ8のセグメントのフランク39は互いに平行している
か、あるいはこのセグメントが第2グループのセグメン
ト7のそばで内側中子5の長手軸線6の方向に運動でき
るように互いに傾斜している。この方向は以下において
半径方向と呼び、これに対して垂直に内側中子5の長手
軸線6に対して平行に延びる方向は軸方向と呼ぶ。射出
成形過程後に製品4を型抜きするために、セグメントは
内側中子5の側面5S,5S′に沿って前方に走り、即
ち中子尖端の方向に走る。この並進運動の半径方向成分
によって成形中子3は収縮し、その場合、成形中子3の
側面5S′が内側中子5の長手軸線6に対して他のセグ
メントのそれよりも急勾配で傾斜しているので、第1グ
ループ8のセグメントは第2グループ7のセグメントの
内側に沈み込む(図3(e)参照)。このように製品4
の全長にわたって成形中子直径が小さくなることによっ
て、アンダーカット17Aが自由にされる(図3(c)
と図3(e)参照)。そうするうちもセグメントが内部
に存在している製品4はいまや外に突き出せる。このた
めに製品4は一般に射出成形型1に存在するエゼクタ板
9によって一緒に運ばれ、一方ではセグメントは停止し
ている(図3(c)参照)。
【0005】かかる成形中子の場合、ダブテールガイド
に対して高い精度が要求され、これにより製造費用が高
くなるという欠点がある。この成形中子はその特殊な運
動により標準化が難しいという欠点もある。即ち、この
種のすべての成形中子は個々に製造することになる。実
現可能な内側長さおよび特に側面の傾斜角度によって条
件づけられる達成できる最大アンダーカット比率に限界
があるという別の問題もある。
【0006】この場合アンダーカット比率HVとは、図
2(a)と図2(b)に代表的な製品内側輪郭に対して
示されているように、製品4の最大内径Dmaxと最小
内径Dminとの比率である。製品4の内側輪郭54に
おけるアンダーカット17Aは窪み例えば溝(図2
(a)参照)としてあるいは隆起部例えば膨出部(図2
(b)参照)として形成される。
【0007】他の同じように作用する成形中子は米国特
許第4286766号公報、ドイツ連邦共和国特許第3
338686A1号公報および同第2619066C3
号公報にも記載されている。
【0008】英国特許第2157616A号公報で、環
状の内側アンダーカットを持った円筒状製品を製造する
ための型抜き方法とその成形中子が知られている。この
方法の場合、円筒状内側中子はまず軸方向にそれを包囲
するセグメントの輪から除去される。それらのセグメン
トの外側面は、上述した成形中子の場合と同様に製品の
内側輪郭を正確に決定する。これは中子の運動に関連し
て、セグメントに対して相対移動できるスライド板に取
り付けられ長手軸線に対して傾斜している案内棒の作用
のもとで、内側に収縮しなければならない。これによっ
て、製品が射出成形型から取り出せるようにするために
アンダーカットが自由にされねばならない。これに関す
る非常に簡単な説明および図面からは、個々のセグメン
トがどのような横断面形状をしているのか、一種類以上
のセグメントが存在しなければならないか否か、それが
唯一の工程で半径方向内側に相互に干渉することなしに
どのように案内されるかについては、明らかでない。従
って英国特許第2157616A号公報は、型抜き方法
およびその成形中子の具体的に実際に利用できる形状に
ついて完全な教示をおよびその示唆を与えるものではな
い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、内側
輪郭にアンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き
方法を、成形中子の適用性を増大できるようにし、この
方法を利用するための成形中子を一般的な成形中子より
も簡単に且つ安価に作れるようにし、内側輪郭に環状の
アンダーカットを持った製品に対して従来よりも大きな
アンダーカット比率と製品長さを可能にするように改良
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によればこの目的
は、特許請求の範囲請求項1,2,3,12に記載の手
段によって達成される。
【0011】図4(a)〜図5(b)に概略的に示され
ているような本発明に基づく方法の場合、異なったグル
ープのセグメントが相互に且つ内側中子5に対して移動
される。その運動はまずすべてのセグメントにおいて一
緒に軸方向に行われ、詳しくはすべてのセグメントが内
側中子5から自由にされるように、即ちこれが続く内側
中子5の長手軸線6における半径方向運動の際にこれと
衝突しないように行われる。その半径方向運動はまず第
1グループ8のセグメントに対してだけ行われる。第2
グループ7のセグメントは別の軸方向距離だけ前方に動
かされ、そしてはじめて半径方向内側に動かされる。二
つ以上のセグメントグループが存在するとき、行程「軸
方向の移動」および「半径方向の移動」は、すべてのセ
グメントがアンダーカットを自由にし従って製品が内側
中子およびセグメントから除去できるようになるまで繰
り返される。
【0012】本発明において、用語「〔セグメントの所
定の距離だけの〕半径方向の運動」は、運動が純粋に半
径方向に測定した所定の距離だけ行われることを意味し
ている。そのセグメントの運動軌道は同様に純粋に半径
方向に位置するか、あるいは例えば図13(b)および
図13(c)における案内軌道15によって実施できる
ように軸方向成分をも有する。後者は従って要するに本
発明においては「半径方向運動」に属するものと思え
る。軸方向成分が存在しないとき、これは以下において
単に「純粋な半径方向」運動として強調する。
【0013】本発明に基づく型抜き方法は、例えば米国
特許第4130264号公報に基づく従来技術における
ものと運動学的に基本的に異なっている。即ちこの場
合、型抜き運動は図3(a)〜図3(c)に示されてい
るように直線的に行われる。しかもこれは軸方向成分と
半径方向成分から成っているが、これら両成分は側面5
S,5S′の内側中子5の長手軸線6に対する傾斜によ
って決定され、これらが常に同時に行われ一定の比率に
あるように互いに関連づけられている。本発明に基づい
て純粋な軸方向移動と半径方向運動との分離が行われ
る。これらは各セグメントに対して時間的に順々に行わ
れ、その場合内側中子5の長手軸線6に対する半径方向
運動は所定の連続する軸方向運動行程の終わりに行われ
る。複数のセグメントはグループの形にまとめられ、移
動および運動を一緒に行う。
【0014】運動の方向成分を立体的および時間的に切
り離すことによって、成形中子の形状およびこれで製造
できる製品の形状に対して沢山の新たな方式が現れる。
この関係において特に実現可能なアンダーカット比率の
一層の増大が挙げられる。これは、セグメントグループ
が型抜き状態においてもはや従来技術(図3(e)参
照)のように立体的に重なり合わず、軸方向に相前後し
て配置される(図5(b)参照)ことから確実に生ず
る。これによってセグメントは内側中子の長手軸線に近
くに移動させられるので、アンダーカットに対して相応
した大きな空間が用立てられる。例えば図2(a)およ
び図2(b)に示されているような製品形状に対して、
普通の成形中子で約1.1のアンダーカット比率が得ら
れるが、本発明に基づく成形中子の場合には1.3以上
の値となることが明らかになっている。
【0015】本発明に基づく方法によれば、製品の内側
輪郭におけるアンダーカットの任意の配置が得られ、特
に全周にわたって延びるか軸方向に相前後して配置され
ているようなアンダーカットの配置が得られる。アンダ
ーカットが円周の限られた範囲にしか生じないとき、幾
つかのセグメントがアンダーカット組織を持たないよう
にセグメントを分布することを提案する。これができる
とき、これらのセグメントは請求項2および請求項3に
基づいて移動できるようにする必要はなく、中子に固く
結合されるかこれと一体に形成される。これらの三つの
処置は特に、これによって残りのセグメントに対して有
用な空間が増大されるので有利であり、これによってこ
れらのセグメントに対して半径方向に大きな移動距離が
得られ、従って大きなアンダーカット深さが得られる。
その上に、これらを第1セグメントグループに付属さ
せ、これらをただ一回だけ軸方向あるいは軸方向と半径
方向に移動させることが重要である。
【0016】セグメントの軸方向移動に対する個々の所
定の距離は請求項4に基づいて、セグメントが半径方向
運動中に内側中子にも、相互にもあるいは他のグループ
のセグメントにも衝突しないように有利に選択されてい
る。これによって大きなアンダーカット比率が得られ
る。しかし短い構造形状および短い移動距離が望まれる
とき、その規定は変更できる。しかしこれは、個々のセ
グメントグループないしセグメントが型抜き状態におい
て立体的に交差するので、型抜き可能な相対アンダーカ
ット深さを減少する。
【0017】請求項5におけるセグメントの純粋な半径
方向運動は、個々のセグメントあるいはセグメントグル
ープに対して別々の駆動装置が必要であるときに特に有
利であり、これによって成形中子の可動部分の運動経過
は柔軟に制御でき形成できる。更にこの処置によって、
セグメントのすべての軸方向移動は、純粋な半径方向運
動がこのために行われないので、できるだけ小さくでき
る。従って型抜きにとって必要な軸方向構造空間は小さ
くなる。
【0018】半径方向におけるセグメントの運動は請求
項6に基づく有利な実施態様において軸方向および半径
方向複合運動によって有利に行われる。何故ならばこれ
によって、スライド板の純粋な軸方向運動から半径方向
移動成分を発生するカム軌道を介して移動の制御が行え
るからである。カム軌道の形状によって、半径方向運動
を徐々に従って衝撃なしに発生させることができる。案
内軌道および案内ピンによるこの単純な機械式制御によ
って、別個の従って高価な駆動および制御処置が避けら
れる。
【0019】しかし運動制御に対するすべての実施態様
において、第1の行程においてセグメントを内側に半径
方向運動させるために内側中子とセグメントとの間の軸
方向移動で済ませることに注意しなければならない。こ
の距離は作業位置におけるセグメントと内側中子との接
触範囲の長さと安全距離とから成り立っている。
【0020】この移動は請求項7および請求項8に基づ
いて、位置不動の内側中子におけるすべてのセグメント
の一緒の運動あるいは固定されたセグメントにおける内
側中子の運動によって行われる。これらの両方の方式を
組み合わせることも考えられる。この選択性は射出成形
型を立体的な状態およびまたは他の適応事情に合わせる
ことを可能にする。
【0021】本発明に基づく型抜き過程に対して、或る
行程が他の行程が始まる前に完全に終了されていること
を必要としない。即ち、請求項9〜11に記載されてい
るように、一つのセグメントグループが半径方向に動か
されるが、他方のグループもなおないしは既に軸方向移
動を行わせることが考えられる。これによって型抜き過
程の時間が短縮される。
【0022】本発明に基づく成形中子の形状は従来技術
に比べて内側中子の形状を単純にする。何故ならば、請
求項13に基づいて非常に簡単に従って安価に製造でき
る一定した横断面の円筒体あるいは角錐体のような単純
な幾何学的形状が利用できるからである。内側中子にお
けるセグメントの複雑な案内は要らず、個々のグループ
のセグメントが型抜き状態において普通の形式の成形中
子の場合のように(図3(e)参照)重なり合う必要は
ない。この制限を種々のセグメントグループに対する軸
方向および半径方向の型抜き行程の立体的および時間的
な分離によって不要にすることによって、普通の成形中
子で得られるよりも大きなアンダーカット比率が達成さ
れる。個々のセグメントグループはつまり型抜き過程の
終わりに軸方向に段々にされるので、各グループは直径
収縮に対して大きな空間を用立てる。その場合、可能な
直径の収縮は型抜き可能な最大アンダーカット深さHT
を直接決定する。
【0023】一般の成形中子のセグメントの場合、長さ
にわたるくさび状経過(図3(a)参照)は必然的に最
小の壁厚47の範囲を生じ、その最小壁厚は強度上の理
由から下回わされてならない。これはセグメントの許容
長さを、従って製品4の内側長さLも制限する。
【0024】本発明に基づく成形中子の場合、基本的に
は幾何学的形状によって条件づけられるこの制限は要ら
ない。何故ならば相応したセグメントの第1の範囲35
が一定した横断面をしているからである。本発明の成形
中子3によれば従って理論的に任意の長さの製品が作れ
る。実際に構造長さに対する限界は成形中子特にセグメ
ントの形状強度および用立てられる構造ないし作業空間
である。
【0025】更に請求項14における内側中子5の長手
溝43によって、選択されたセグメントに対する位置決
めおよび案内が改良される。
【0026】本発明に基づく内側中子は必ずしも中実で
ある必要はない。これは請求項17に基づいて2分割構
造で形成でき、即ち中央中子とそれを包囲しその外側面
がセグメント内側面と接触する外被から構成できる。こ
の構造によって適用性が増大される。中央中子は例えば
交換可能な冷却あるいは加熱装置を収容できる。これは
軸方向に移動可能に形成することもできる。これは、製
品の底53が型抜き中にセグメントの半径方向運動に対
抗するような輪郭(図18参照)をしていなければなら
ないときに必要である。かかる輪郭は請求項18に基づ
いて中央中子41の頭部範囲44の端面に配置される
(図17参照)か、それが利用できない場合に請求項1
6に基づいて内側中子の端面に直接形成される。
【0027】請求項19に基づいて鎖錠機構を採用する
ことによって、大きな構造長さの場合にセグメントの内
側中子からの押し広げに対して安定性が増大される(図
15参照)。その鎖錠機構は例えばセグメントの前面範
囲におけるピンの形をしており、これは内側中子の端面
に対応して形成された凹所と共働する。そのような押し
広げは個々のセグメント間およびまたは内側中子との間
に隙間を生じ、その隙間に加圧状態にある射出成形材料
が不利に侵入してしまう。上述した処置によって成形中
子の構造長さを大きくできる。何故ならば、セグメント
の長さと共に増大する押し広げ傾向をその長さに無関係
に鎖錠によって阻止するからである。
【0028】請求項20に基づいてセグメント内側面2
0を、それが内側中子5の表面19と一致するように即
ちセグメントおよび内側中子5ができるだけ大きな共通
の接触面を有するように形成することが有利である。こ
れによって局所的に限られこれによって増大した摩耗を
生じてしまう不規則な機械的荷重が避けられる。更にこ
れは配置構造全体の安定性を高める。更に大きな接触面
積は製品からセグメントを通っての内側中子への熱伝達
に役立つ。その場合射出成形技術上の理由から、請求項
15に基づいて内側中子を冷却可能に形成することが特
に有利である。
【0029】セグメントを押し広げに対して安定する他
の方式は、製品端部の範囲を包囲するエゼクタ板9の請
求項21に記載されている形状にある。この板における
円錐状に形成された開口は対応して形成されたセグメン
トにおける面31Sと共働し、これをその作業位置にお
いてコレットの形で内側中子5に押しつける(図16
(a)および図16(b)参照)。作業位置においてセ
グメントがエゼクタ板によって押される内側中子5の円
錐状拡大部32によって、この作用は一層助長される。
図16(a)は円錐状孔31を持ったエゼクタ板9、セ
グメントおよび内側中子5を分解図で示している。
【0030】全般的に、請求項22に基づいて各グルー
プのセグメントが互いにできるだけ同じに形成すること
が目的に適っている。何故ならばこれによって製造が単
純になり従ってコスト的に有利になるからである。少な
くとも、一グループのすべてのセグメントに対する基本
形状が一致し、ただセグメント外側面が例えば不規則に
配置されたアンダーカット組織を有する製品の特別な内
側輪郭に適合されるようにする。
【0031】他方では請求項23に基づいて一グループ
のセグメントを種々の形に形成することによって、型抜
き過程の特別な要件が考慮される。特にセグメントのフ
ランクの傾斜従ってセグメント横断面を変化できる。こ
れによって一グループのセグメント間における衝突点の
変位に関して一グループの各セグメントの最大半径方向
移動距離が影響される。これは例えば、製品の内側輪郭
の限られた範囲に特に深いアンダーカットが生じ、これ
が所定のセグメントに相応した深いか高いアンダーカッ
ト形成組織を生ずるようなときに必要である。衝突点2
4(図9(b),図9(c)参照)は、一グループのセ
グメントが過大な半径方向運動の際にその角でセグメン
ト内側面20に真先に接触する仮想点ないし仮想線であ
る。
【0032】カム板が摩耗した場合の単純で良好な修理
に関して、請求項25に基づいてカム板をそのセグメン
トの第2の範囲に結合していることが有利である。例え
ばボルトによる着脱可能な結合によって、種々に形成さ
れた案内軌道を持ったカム板を任意に互いに交換できる
ので、移動距離の問題のない変更もできる。
【0033】請求項27に基づいて、それぞれ一つの案
内ピンと共働する二つの同形の互いに斜めにずらされた
案内軌道を利用することによって、セグメントの純粋な
即ち回転のない並進運動が保証される。この処置は型抜
き中のセグメントの傾きを回避し、すべての運動過程に
おいて全セグメントの正確な位置決めを可能にする。
【0034】セグメント相互のおよび他の構造部品の位
置決めおよび案内は、請求項29に記載されているよう
にダブテールガイドによっても行える。
【0035】この処置は特に内側中子が断面多角形であ
る場合および大きな製品に対する成形中子の場合に適用
される。これによって摩擦力は減少され、従って可動部
品の滑り特性が向上され、その摩耗傾向が低下される。
【0036】セグメントが種々の軸方向および半径方向
の移動距離を進まねばならない場合、別個の制御および
選択的な駆動が必要である。このために請求項30に基
づいて液圧式、空気圧式、機械式あるいは電気機械式な
いし電磁式の駆動装置が特に適用される。これは必要な
場合に各運動過程に対して別個のユニットとして形成さ
れ、従って請求項31に基づいて各セグメントに対して
種々の形式のセンサおよび制御ユニットを介して作動さ
れる。
【0037】本発明の他の実施態様は従属請求項に記載
されている。本発明の実施例は図面に示されており、以
下これについて説明する。
【0038】
【実施例】図1は本発明に基づく成形中子3を作業状態
において示している。これは外型2(ここでは図示せ
ず)と共に射出成形型1を形成している。成形中子3は
少なくとも三つのセグメントグループから成っている。
それらのセグメントは各グループにおいて同じ形をして
いる。セグメントはその外側面18で製品4の内側輪郭
54を決定している。セグメントは内側中子5の周りに
半径方向に配置されている。各セグメントにはそれぞれ
カム軌道15が存在しているカム板13G,13Kが設
けられている。内側中子5は一つあるいは複数の冷却通
路が貫通されている。内側中子5、セグメントおよびカ
ム板13G,13Kは、エゼクタ板9、大小のスライド
板10,11および基板12にある開口を貫通して案内
されている。これらの板は図示していない駆動装置、案
内棒、爪およびストッパによって位置合わせされ、製品
4の射出成形中およびその型抜き中において要求に応じ
て制御される。
【0039】図4(a)〜図5(b)には、本発明に基
づく成形中子3により請求項1記載の型抜き方法の種々
の状態が示されている。二つのセグメントグループが採
用され、これらの各グループはそれぞれ三つのセグメン
トから成り、図8に軸方向正面図で示されているように
円筒状内側中子5の周りに配置されている。しかし分か
り易くするために各グループのそれぞれ一つのセグメン
トしか示されていない。それは各セグメントに取り付け
られているカム板13G,13Kに沿った軸方向および
半径方向の移動行程の制御から解明される。その案内軌
道15の特殊な形状によって半径方向の運動は軸方向分
力をもって行われる。セグメントの純粋な半径方向運動
に対して例えば図13(a)における案内軌道の形状あ
るいは図14(a)ないし図14(c)に示されている
装置が必要がある。しかしその詳細は型抜き過程の全般
的な経過に対して重要ではない。
【0040】型抜き過程は四つの行程に分けられる(図
4(a)〜図5(b))。射出成形過程の時点において
射出成形型1のすべての部品は作業位置に存在する。そ
の場合外型2および成形中子3は製品4の形状に相応し
た中空室を形成している(図4(a)参照)。
【0041】型抜き運動の始めにまず外型2が成形中子
3から分離し、その場合注ぎ口が分離される。その後で
両方のスライド板10,11およびエゼクタ板9がセグ
メント長さ50だけ安全距離51を加えて軸方向前方に
移動される。その際これらの板は第1グループおよび第
2グループのセグメントを一緒に引き連れる。基板12
および内側中子5はこの移動に関与しないので、すべて
のセグメントは内側中子5から自由にされ、即ち第1グ
ループ8のセグメント後縁48Kは内側中子の端面28
から軸方向後ろに遠ざけられる。カム板13Kにおける
案内軌道15の真っ直ぐな純粋な軸方向案内部分33は
同時に、基板12に取り付けられている案内ピン14の
そばを通過する。それぞれのカム板13G,13Kにお
ける一対の同形の案内軌道15は、すべてのセグメント
が何らの回転なしに純粋な並進運動を行うように配置さ
れている。特に両案内ピン14が斜めにずれていること
によってセグメントの傾きは阻止される。従って請求項
1記載の型抜き方法の第1の行程が終了される。
【0042】第2の行程において両方のスライド板1
0,11およびエゼクタ板9が更に軸方向前方に移動さ
れる。これによって第1グループ8のセグメントのカム
板13Kにおける案内軌道15の半径方向/軸方向案内
部分34が有効となり、これによってすべてのセグメン
トが僅かに更に軸方向に変位する他に、第1グループ8
のセグメントの半径方向運動が強制される。半径方向の
運動距離の半径方向按分量は、セグメントが最大アンダ
ーカット深さHT=1/2(Dmax −Dmin )に由来す
る距離に安全距離58を加えた距離だけ半径方向内側に
移動される(図2(a),図2(b),図9(b)参
照)ように決められている。第1グループ8のセグメン
トはこれによってアンダーカット17Aを自由にし、従
って製品4から除去できる。従ってこれは他の残りのセ
グメントが製品と共に移動する際に静止できる。これは
普通の方式で小形スライド板11をラッチ装置によって
係止することによって保証される。そのように達成され
た状態は図4(b)および図9(b)に示されている。
【0043】第3の行程において基板12、小形スライ
ド板11、内側中子5および第1グループ8のセグメン
トは不動のままである。大形スライド板10、エゼクタ
板9および第2グループ7のセグメントが製品4と一緒
に第1の行程と同様に軸方向前方に移動される。その軸
方向移動距離は、第2グループ7のセグメントが続く半
径方向運動の際に既に半径方向に動かされた第1グルー
プ8のセグメントと衝突しないように決められている。
これは一般に、第2グループ7のセグメント後縁48G
が第1グループ8のセグメントの端面27を通過してし
まっていることを意味する。
【0044】カム板13Gにおける案内軌道15の湾曲
した半径方向/軸方向案内部分34によって第2グルー
プ7のセグメントの半径方向運動が開始され、従って型
抜き方法の最後の行程が開始される。これによって達成
された最終状態は図5(a)および図9(c)に示され
ている。すべてのアンダーカット17Aが自由にされて
いるので、製品4はいまや成形中子から除去できる。
【0045】最後にそれまで製品4を保持しているエゼ
クタ板9が、それが第2グループ7のセグメント前端に
到達するまで更に前に移動する。そこでこれは突然制動
される。これによって製品4はエゼクタ板9から釈放さ
れ、射出成形型1の下側に存在する捕捉容器(図示せ
ず)の中に落下する(図5(b)参照)。
【0046】次の射出成形過程に対する射出成形型1の
型締めはほぼ逆の順序で行われる。しかし、エゼクタ板
9が射出成形型1の他のすべての構成要素の後ではじめ
て作業状態に戻され、それらと同時に戻されないという
点で相違している。これによってエゼクタ板9は、図1
6(a)、図(b)を参照して後述するようにセグメン
トに対する確定的な鎖錠機能ないし締付け機能を負うこ
ともできる。
【0047】セグメントの軸方向移動は好適には液圧シ
リンダあるいは類似の適当な装置によって駆動される種
々のスライド板によって行われるが、セグメントの半径
方向移動に対しては沢山の方法が考えられる。既に述べ
たカム板13G,13Kは、それらがスライド板の純粋
な軸方向移動によって駆動でき、従って半径方向の運動
に対して他の駆動装置や制御装置が不要であるという利
点を有している。カム板13G,13Kが単純な形状を
していることにより、これらは容易に製造でき、他の構
成要素に変更を加えることなしに、随意に交換できる。
【0048】セグメントの純粋な半径方向運動は種々の
方式で行える。例えば半径方向の案内軌道を持ったスラ
イド板にセグメントを収容することができる。一グルー
プのセグメントに対する駆動は、例えば旋盤で知られて
いるような連動チャックの形で目的に適ってすべて一緒
に行われる。半径方向運動を実施するために、例えば迅
速締付け装置としても形成できる種々の継手機構が利用
できる。
【0049】純粋な半径方向運動の際に一グループの各
セグメントに、別個の制御を許す固有の駆動装置を付属
することもできる。これは例えば、製品4が円周に種々
の大きさの半径方向運動を必要とするか許すような種々
の深さのアンダーカット17Aを有しているときに意味
がある。
【0050】そのスライド板に関するセグメントの半径
方向案内に対して、原理的には直線運動に対するあらゆ
る通常のガイドが適用される。特にここでは例えばT形
溝ないし線形案内ユニットのような滑りガイドおよび転
動体ガイドが挙げられる。
【0051】図6(a)〜図6(f)は内側中子5の考
え得る横断面形状を示している。内側中子5の形状は従
って円筒形状(図6(b))に限定されるものではな
く、正多角形あるいは非正多角形にもできる。すべての
内側中子は図6(c)に示されているように中空体とし
ても形成できる。その中空室は例えば冷却装置ないし加
熱装置を収容するか、図17に関連して後述するように
他の機能を有する中央中子を収容できる。
【0052】内側中子5の横断面を他の境界線にするこ
とも考えられるが(図6(e))、実際には簡単に製造
できる幾何学的な形状を選択する。ここで挙げた横断面
形状は、成形中子3の作業位置において第1および第2
のグループのセグメントの接触範囲に接触する内側中子
5の前方部分に関係している。これに続く内側中子5の
部分を介して内側中子5は他の射出成形型1に結合され
る。この内側中子5の部分は本発明にとって重要ではな
く、これは実際の要件に応じて形成される。
【0053】セグメントの横断面形状も、平らなセグメ
ント内側面20を持つ第1グループ8のセグメントに対
して図7に示されているように、或る限度内において変
更できる。かかるセグメントは図6(d)における多角
形の内側中子5の利用に適合される。セグメント内側面
に関してセグメントのフランク40は最大で直角を成し
ているので、セグメント外側面18の幅はセグメント内
側面20の幅より大きくない。図7(a)には、平行な
フランク40を生じ従って矩形の横断面を生ずる限界状
態が示されている。セグメントのフランク40は、それ
がセグメント内側面20と鋭角を成して、その底辺がセ
グメント内側面20によって形成されている台形を生ず
るように内側に傾斜することもできる(図7(c)参
照)。その角度は各フランクに対して上述した枠内にお
いて自由に選択できる(図7(b)参照)。その場合、
セグメントのフランク39,40が第1グループ8のセ
グメントが第2グループ7のセグメントに無関係に軸方
向並びに半径方向において内側に移動できるように形成
されている。図7はセグメントのフランク40従ってセ
グメントの横断面を決定する三つの基本的な方式を示し
ている。セグメントの横断面が一グループ内において直
接相互に干渉しないので、これは互いに無関係に決定で
きる。これは図9のように同じであるか、図8に応じて
種々の横断面を有している。
【0054】第2グループ7のセグメントのフランク3
9は目的に適って、それが成形中子の作業位置において
第1グループ8のものと、図8に円筒状内側中子5に対
する軸方向端面図で示されているように隙間無しにぴっ
たり合わさるように形成されている。この場合のセグメ
ント内側面の適合および図7に示されている基本形状に
対するセグメントのフランク40の方向づけが明確に理
解できる。この構造によって成形中子は射出成形中にお
ける負荷にも耐える特に大きな機械的な安定性を有して
いる。更にこれは、冷える製品から一般に冷却される内
側中子への避けられない熱伝達に対して特に有利であ
る。
【0055】図9(b)には型抜き過程の第2の行程後
におけるセグメントが軸方向端面図で示されている。そ
の時点は図4(b)に相応している。第1グループ8の
セグメントは既に半径方向に動かされている。これらの
セグメントは、第1グループ8の三つのすべてのセグメ
ントが最小の製品内径Dmin の範囲における開口を通っ
て製品4の内部から抜き出せるだけ半径方向に動かされ
ている。そのために一方では、セグメントがその外側面
が最小の製品内径Dmin における製品壁に掛かったまま
とならないようにする必要がある。そのために第1グル
ープ8のセグメントは少なくとも上述の必要な半径方向
移動距離22だけ進まねばならない。他方ではセグメン
トはその内側面に衝突してはならない。これはセグメン
トが衝突点24まで半径方向に動かされたときに当ては
まる。その衝突点24とは一グループのセグメントが過
大な半径方向運動の際に真先に接触する仮想点ないし仮
想線を意味している。第1グループ8のセグメントの最
大許容半径方向移動距離23は、第1グループ8のセグ
メントがその作業位置から半径方向にその内側面が衝突
点24に到達する前に進む距離である。
【0056】本発明に基づく成形中子3を構成する際、
すべてのセグメントおよび半径方向移動距離が、セグメ
ント外側面18と最小の製品内径Dmin における製品壁
との間の予め与えられた安全距離58およびセグメント
の内側面におけるセグメント間の安全間隔が維持される
ように寸法づけられることに注意しなければならない。
この安全距離58は特に製品4の冷却の際の収縮を考慮
している。セグメントが相互にないしは製品4と衝突す
ると、これは成形中子3およびまたは製品4を損傷して
しまう。これはいずれも当該ないし次の製品の品質を害
する。
【0057】第2グループ7のセグメントの必要な半径
方向移動距離25および許容半径方向移動距離26は、
型抜き過程の第4の行程後における第2グループ7のセ
グメントの軸方向端面図で図9(c)に示されている。
型抜き過程のこの状態の側面図は図5(a)に示されて
いる。第2グループ7のセグメントの必要ないしは許容
の半径方向移動距離は、これが第1グループ8の半径方
向移動距離に対して適用されるのと同じ条件によって決
定される。このセグメントの異なった寸法および形状に
基づいて、第2グループ7のセグメントの必要な半径方
向移動距離25および許容半径方向移動距離26の大き
さは、第1グループ8のそれとは異なっている。セグメ
ントの種々の形状は必然的にその衝突点21,24の異
なった位置をも条件づける。
【0058】図10にはセグメントの一例の基本形状が
概略的に側面図で示されている。このセグメントの縦断
面の特に有利な基本形状は一般に両方の形式のセグメン
トにおいて同じである。セグメントの第1の範囲35お
よび第2の範囲36が理解できる。セグメントの第1の
範囲35は軸方向に延びており、セグメント外側面18
が製品54の内側輪郭を形成している。これはセグメン
ト内側面20で内側中子5(図示せず)に接触する。半
径方向に延びるセグメントの第2の範囲36は案内およ
び制御要素を収容するために使用する。このために例え
ば図12に示されているカム板13G,13Kおよび型
抜き中にセグメントを半径方向に運動させるための図1
4における別個の駆動装置が挙げられる。図10および
図11に示されているセグメント形状の場合、図12、
図16(a)および図16(b)で示されているセグメ
ントの形状の場合のようにセグメント内側面32Sに傾
斜面が存在していないので、セグメントの内側中子との
接触範囲42はセグメント長さ50と同じである。その
内側中子の横断面は従って少なくともこの範囲の長さに
わたって一定していなければならない。
【0059】セグメントの構造強度についての要件を考
慮して、セグメント外側面18におけるアンダーカット
形成組織17Wに対して限られた半径方向の構造空間が
用立てられる。図11(a)(b)(c)はその位置を
概略的に示している。この有用な構造空間38の内部に
おいて、製品4の型抜きをセグメントの半径方向運動に
よって許すような輪郭にされている。その輪郭は例えば
図11(b)(c)に右上側に示されている。かかるア
ンダーカット組織は明らかに軸方向に延びるアンダーカ
ットを有する必要はない。何故ならば、これが純粋に半
径方向に向いた型抜き運動を許さないからである。
【0060】長手方向においてアンダーカット形成組織
17Wに対して用立てられる構造空間38はセグメント
の第1の範囲35全体にわたって延びている。このセグ
メントの第1の範囲35は第2の範囲36と共にセグメ
ント長さ50を決定し、従ってセグメントの内側中子5
との接触範囲42も決定している。これらはセグメント
の端面27からその後縁48G,48Kまで延びてい
る。
【0061】図12は、互いにずれて傾斜している同形
の二つのカム軌道15を持ったカム板13G,13Kが
取り付けられているセグメントを示している。カム軌道
15は異なった形式で作れる。一般にはこれは二つの範
囲から成っている。その一方の純粋な軸方向案内部分3
3(図13参照)は純粋に軸方向に延びている。この部
分には半径方向における移動を生じさせる半径方向/軸
方向案内部分34が続いている。この第2の範囲は、セ
グメントの運動が純粋に半径方向に行われるか、あるい
は半径方向並びに軸方向の成分を有する傾斜において行
われる(図13(b)および図13(c)参照)ように
形成される。軸方向案内部分33の長さは少なくとも、
それがセグメント長さ50と安全距離51との和に相応
し、同様に安全距離51を含む半径方向/軸方向案内部
分34が必要な半径方向移動距離22,23によって規
定されるような大きさでなければならない。
【0062】図12においてセグメント内側面32Sお
よびセグメント外側面31Sにおける傾斜面も理解でき
る。これはエゼクタ板9および内側中子5の相応した形
状形成によって作業位置においてセグメントを押広げに
対して補助的に安定するために使用する。この場合、セ
グメントの内側中子5との接触範囲42はセグメント長
さ50と異なっている。内側中子5の一定した横断面範
囲は従って本来のセグメント長さ50より短い。
【0063】カム軌道15を介してセグメントの半径方
向運動を制御する異なった二つの方式が図12に示され
ている。その一つの方式は、セグメントを純粋に半径方
向に動かすように各セグメントにそれぞれ配置されてい
る液圧シリンダ55を使用する方式である。内側中子あ
るいは予め半径方向に動かされたグループのセグメント
のそばで半径方向運動ができるようにするために、内側
中子5とセグメントとの十分な軸方向相対運動が半径方
向の運動に先行して行われねばならない。図14(a)
は作業位置における内側中子5、セグメントおよびその
液圧シリンダ55を示し、図14(b)はセグメントの
半径方向運動後における装置を示している。液圧シリン
ダ55の一端は有利にはセグメントに付属するスライド
板10,11に接触支持されている。
【0064】セグメントの半径方向運動を引き起こす他
の方式は、図14(c)および図14(d)に示されて
いるような内側中子5の長手軸線6に関して斜めに配置
された案内棒56を利用する方式である。この案内棒5
6は例えばセグメントの第2の範囲36において相応し
て形成され配置された案内ブッシュに移動可能に収容さ
れている。作業位置(図14(c)参照)において内側
中子5とセグメントと案内棒56との間で相対運動は生
じない。図14(d)に示されているセグメントの半径
方向運動が実施される前に、内側中子5が戻されねばな
らないか、案内棒56およびセグメントが軸方向前方に
移動されねばならない。そして移動可能な板に固く取り
付けられた案内棒56が軸方向後方に移動され、一方で
セグメントは、セグメントの揺動に対するガイド57お
よび案内棒56の傾斜に条件づけられて軸方向成分無し
に純粋に半径方向に移動する。
【0065】図14(a)〜図14(d)に示されてい
る純粋に半径方向に作用する両方の制御装置に対して、
型抜き中においてセグメントの固有の揺動ガイド57を
設けることが有利である。
【0066】射出成形過程中におけるセグメントの押し
広げを阻止する鎖錠要素の適当な形状が図13に示され
ている。セグメントの内側面20におけるピン29は作
業位置において内側中子5の端面28における対応した
凹所30に係合する。断面先細の形状例えば円錐ピンと
しての形状は、製品の投げ出し後においてセグメントが
作業位置に戻る間にセグメントを内側中子5に対して心
出しし締め付ける働きをする。鎖錠要素は、射出成形過
程中にピン29と凹所30との間の万一存在する隙間に
可塑性の射出成形材料が決して侵入しないように形成さ
れねばならない。そのような侵入は成形中子3を損傷し
てしまい、製品に望ましくないバリを形成してしまう。
【0067】射出成形過程中においてセグメントを安定
化するための他の方式は、図16(a)および図16
(b)に示されているようなエゼクタ板9、セグメント
および内側中子5の形成にある。エゼクタ板9における
円錐状孔31によって各セグメントはセグメント外側面
31Sにおける適合した傾斜面で締め付けられる。これ
はエゼクタ板9がセグメントを内側中子における円錐状
拡大部32に向けて軸方向に押しつけることによって行
われる。このために円錐状拡大部32と共働するセグメ
ント内側面32Sに対応した傾斜面が設けられる。既に
述べたようにエゼクタ板9は製品の投げ出し後において
成形中子を閉鎖する際に真先に作業位置に置かれるの
で、これはセグメントと内側中子との間に相対運動が生
じないときにはじめてセグメントと内側中子との締付け
力を発生する。
【0068】図17は中央中子41、その外被49およ
び二つのセグメントを縦断面図で示している。成形中子
のこれらの構成要素のそのような形成は、型抜きがセグ
メントの半径方向運動では許されない特殊な内側輪郭5
4をした製品4を作るために使用する。これは、製品の
底53にセグメントの端面27の範囲まで突出するが最
小の製品内径の範囲を越えて延びていない隆起部45お
よび窪み46が存在しているときに当てはまる(図18
参照)。製品の底53における隆起部45および窪み4
6は中央中子41の頭部範囲44の端面における表面組
織によって決定される。しかしこの表面組織は、それが
純粋の軸方向運動で型抜きされるように形成されねばな
らない。製品4の型抜きは本発明に基づく方法の行程に
応じて行われる。この場合中央中子41はその頭部範囲
44が製品4と共に動き、すべてのセグメントが動かさ
れる。そして製品54の内側輪郭におけるアンダーカッ
ト17Aは自由にされる。いまやその外径が最小の製品
内径Dmin より小さい頭部範囲44を持った中央中子4
1は普通の中子と同様に製品4の内部から引き出せる。
その代わりに、製品をエゼクタ板9によって頭部範囲4
4を介して一緒に運び、そして投げ出すこともできる。
【0069】図18は、図17に示されている成形中子
3で作れる製品を示している。製品の底53に、型抜き
過程中にセグメントの半径方向運動を阻止する隆起部お
よび窪みが見えている。この組織はセグメントの端面2
7自体に形成される。かかる組織が内側中子5の範囲に
しか必要とされないとき、これは勿論内側中子の端面2
8に直接形成できる。
【0070】図面およびその説明は、本発明の要旨を最
も簡単に表せるので、図2(a)および図2(b)にお
けるような環状のアンダーカット17Aを持った回転対
称形の製品4から出発している。回転対称の形をしてお
らずアンダーカット17Aが任意の軸方向および半径方
向の配置で存在しているような製品4にも本発明の教示
が普遍的に適用できることは、当該技術者において容易
に理解でき、本発明の保護範囲に含まれる。即ち例えば
場合によっては角が丸められている多角形形状、断面楕
円形あるいは全般的な非対称形状の製品を製造できる。
その方式の限界は単純な幾何学的な設計条件から生ず
る。既に述べたように、環状あるいは回転対称の形状に
決して限定されないアンダーカットの形状および配置に
対しても同じことが言える。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、製造すべき製品の内側
長さおよびアンダーカット深さを従来より大きくでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく成形中子の断面図。
【図2】側輪郭に環状アンダーカットを持った代表的な
製品の断面図。
【図3】従来における成形中子の作業位置および型抜き
中における断面図と軸方向端面図。
【図4】本発明に基づく成形中子の作業位置および型抜
き中における断面図(縦断面図)。
【図5】本発明に基づく成形中子の作業位置および型抜
き中における断面図(縦断面図)。
【図6】本発明に基づく内側中子の種々の考え得る形状
の横断面図。
【図7】本発明に基づく二つのグループのセグメントに
対する基本的な考え得る横断面図。
【図8】内側中子と不同のセグメントを持った本発明に
基づく成形中子の作業位置における軸方向端面図。
【図9】(a)は内側中子および同形のセグメントを持
った本発明に基づく成形中子の作業位置における軸方向
端面図、(b)および(c)は本発明に基づく成形中子
の内側中子の型抜き過程中における軸方向端面図。
【図10】本発明に基づくセグメントの縦断面図。
【図11】セグメントのアンダーカット組織に対して用
立てられる空間の概略縦断面図。
【図12】カム板を持った本発明に基づくセグメントの
断面図。
【図13】案内軌道の異なった実施例の概略図。
【図14】別個の制御装置の作業状態および型抜き中に
おける概略図。
【図15】内側中子およびセグメントの端面における鎖
錠要素の概略図。
【図16】作業位置においてエゼクタ板にある円錐状孔
によって内側中子上にセグメントを半径方向に位置決め
する方式の分解図。
【図17】中央中子、外被およびセグメントを持った成
形型の縦断面図。
【図18】底に隆起部および凹所を持った製品の断面
図。
【符号の説明】
3 成形中子 5 内側中子 7 セグメントの第2グループ 8 セグメントの第1グループ 13G、13K カム板 14 案内ピン 15 案内軌道
フロントページの続き (72)発明者 ハンス、スクリバノビツ ドイツ連邦共和国ミュンヘン、ビールバウ ムシュトラーセ、10 (72)発明者 ホルスト、バウクロー ドイツ連邦共和国マイネルツハーゲン、ジ ューツシュトラーセ、8

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内側中子およびこの内側中子に対して相対
    移動できる少なくとも二つのグループのセグメントから
    成る成形中子を利用して、内側輪郭にアンダーカットを
    持った射出成形中空品を型抜きする方法であって、少な
    くとも二種類のセグメントが利用され、これらのセグメ
    ントが所定の順序で内側中子の周りに、それらが成形中
    子の作業位置において内側中子と共働して製品の隙間の
    ない内側輪郭を形成し、型抜き位置においてアンダーカ
    ットを製品が成形中子から除去できるように自由にする
    ように配置されている方法において、 a) 第1の行程において内側中子(5)とすべてのセ
    グメントとの間で軸方向に或る距離だけ相対移動が生
    じ、 b) 第2の行程において一方のグループのセグメント
    (8)が所定の距離だけ半径方向に動かされ、 c) 第3の行程において今まで半径方向に動かされて
    いないセグメントが所定の距離だけ軸方向に移動され、 d) 第4の行程において前記c)行程で移動されたグ
    ループのセグメントが所定の距離だけ半径方向に動かさ
    れ、 e) 前記c)行程およびd)行程が、すべてのグルー
    プのセグメントが内側中子(5)の長手軸線に関してそ
    れぞれ所定の軸方向距離ないし半径方向距離だけ移動さ
    れるまで繰り返される、ことを特徴とする内側輪郭にア
    ンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き方法。
  2. 【請求項2】内側中子およびこの内側中子に対して相対
    移動できる少なくとも二つのグループのセグメントから
    成る成形中子を利用して、内側輪郭にアンダーカットを
    持った射出成形中空品を型抜きする方法であって、少な
    くとも二種類のセグメントが利用され、これらのセグメ
    ントが所定の順序で内側中子の周りに、それらが成形中
    子の作業位置において内側中子と共働して製品の隙間の
    ない内側輪郭を形成し、型抜き位置においてアンダーカ
    ットを製品が成形中子から除去できるように自由にする
    ように配置されている方法において、 a) 第1の行程において内側中子(5)とアンダーカ
    ット形成組織(17W)を有するすべてのセグメントと
    の間で軸方向に或る距離だけ相対移動が生じ、 b) 第2の行程において所定のグループのこれらのセ
    グメント(8)が所定の距離だけ半径方向に動かされ、 c) 第3の行程においてこのグループの今まで半径方
    向に動かされていないセグメントが所定の距離だけ軸方
    向に移動され、 d) 第4の行程において前記c)行程で移動されたグ
    ループのセグメントが所定の距離だけ半径方向に動かさ
    れ、 e) 前記c)行程およびd)行程が、アンダーカット
    形成組織(17W)を有するすべてのグループのセグメ
    ントが内側中子(5)の長手軸線に関してそれぞれ所定
    の軸方向距離ないし半径方向距離だけ移動されるまで繰
    り返され、 − アンダーカット形成組織(17W)を持たないすべ
    てのセグメントが、これらが特に内側中子と固く結合さ
    れているかそれと一体に形成されていることにより、内
    側中子(5)に対して相対移動しない、ことを特徴とす
    る内側輪郭にアンダーカットを持った射出成形中空品の
    型抜き方法。
  3. 【請求項3】内側中子およびこの内側中子に対して相対
    移動できる少なくとも二つのグループのセグメントから
    成る成形中子を利用して、内側輪郭にアンダーカットを
    持った射出成形中空品を型抜きする方法であって、少な
    くとも二種類のセグメントが利用され、これらのセグメ
    ントが所定の順序で内側中子の周りに、それらが成形中
    子の作業位置において内側中子と共働して製品の隙間の
    ない内側輪郭を形成し、型抜き位置においてアンダーカ
    ットを製品が成形中子から除去できるように自由にする
    ように配置されている方法において、 a) 第1の行程において内側中子(5)とすべてのセ
    グメントとの間で軸方向に或る距離だけ相対移動が生
    じ、 b) 第2の行程において所定のグループのセグメント
    (8)が所定の距離だけ半径方向に動かされ、 c) 第3の行程においてアンダーカット形成組織(1
    7W)を有する今まで半径方向に動かされていないセグ
    メントが所定の距離だけ軸方向に移動され、 d) 第4の行程において前記c)行程で移動されたグ
    ループのセグメントが所定の距離だけ半径方向に動かさ
    れ、 e) 前記c)行程およびd)行程が、アンダーカット
    形成組織(17W)を有するすべてのグループのセグメ
    ントが内側中子(5)の長手軸線(6)に関してそれぞ
    れ所定の軸方向距離ないし半径方向距離だけ移動される
    まで繰り返され、 − その場合アンダーカット形成組織(17W)を持た
    ないすべてのセグメントが、a)行程あるいはa)行程
    とb)行程しか行わない、ことを特徴とする内側輪郭に
    アンダーカットを持った射出成形中空品の型抜き方法。
  4. 【請求項4】軸方向に延びるそれぞれ所定の距離が、そ
    の都度続くセグメントの半径方向運動の際にセグメント
    が内側中子(5)にないし他のグループのセグメントに
    衝突しないように寸法づけられ、半径方向の延びるそれ
    ぞれ所定の距離が、セグメントの半径方向運動の際に同
    じグループの隣接するセグメントに衝突しないように寸
    法づけられていることを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれか1つに記載の方法。
  5. 【請求項5】半径方向運動が、一定しているか時間的お
    よびまたは立体的に変化している軸方向成分も有してい
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに
    記載の方法。
  6. 【請求項6】複数の行程が少なくとも部分的に同時に進
    行することを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1
    つに記載の方法。
  7. 【請求項7】− 内側中子(5)の周りに交互に配置さ
    れている第1グループおよび第2グループのセグメント
    を有し、第1グループ(8)のセグメントが平行にある
    いは内側に傾斜したフランク(40)を有し、セグメン
    トがこのフランクで第2グループの隣接するセグメント
    に隣接し、 − セグメントの外側面が互いに隙間無しに隣接して内
    側中子(5)と共に製品の内側壁の形状を決定する作業
    位置と、セグメントが製品(4)が成形中子(3)から
    除去できるようにアンダーカットを自由にする型抜き位
    置との間で移動でき、 − その場合、内側中子(5)およびセグメントに作用
    する案内および制御装置を介して運動制御が行われる、
    ような長手軸線(6)の内側中子(5)を持った請求項
    1ないし3のいずれか1つに記載の方法を実施するため
    の成形中子において、 − 内側中子(5)がセグメントの接触範囲(42)に
    おいてその長手軸線(6)に沿って一定した横断面を有
    し、 − それぞれのグループのセグメントに対する案内装置
    が、それぞれ第1グループ(8)および第2グループ
    (7)のセグメントがそれぞれ所定の距離だけ内側中子
    (5)の長手軸線(6)の方向にないしはこれに対して
    垂直の半径方向に移動できるように形成され、 − その場合個々の運動行程が制御装置によって予め与
    えられた立体的および時間的な順序で実施される、こと
    を特徴とする成形中子。
  8. 【請求項8】内側中子(5)が円形断面、丸められた断
    面あるいは多角形断面を有していることを特徴とする請
    求項7記載の成形中子。
  9. 【請求項9】内側中子(5)がその長手軸線の方向に延
    びる溝(43)を有していることを特徴とする請求項7
    記載の成形中子。
  10. 【請求項10】内側中子(5)の正面端面(28)が平
    らであるか、湾曲されているかおよびまたは軸方向に延
    びる隆起部(45)あるいは窪み(46)を備えている
    ことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1つに記
    載の成形中子。
  11. 【請求項11】内側中子(5)が中空外被(49)とそ
    の中に配置された中央中子(41)から成っていること
    を特徴とする請求項7ないし10のいずれか1つに記載
    の成形中子。
  12. 【請求項12】− 中央中子(41)が外被(49)に
    関して軸方向に移動でき、 − 中央中子(41)にその前端に軸方向に延びる頭部
    範囲(44)が続き、その直径が外被(49)の内径よ
    り大きく、その前端面が軸方向に延びる窪みおよびまた
    は隆起部(37)を有している、ことを特徴とする請求
    項11記載の成形中子。
  13. 【請求項13】内側中子(5)がその前端面(28)
    に、すべてのあるいは選択されたセグメントにおける補
    足的要素(29)と共働してセグメントの内側中子
    (5)からの半径方向運動を阻止する鎖錠要素(28)
    を有していることを特徴とする請求項7ないし12のい
    ずれか1つに記載の成形中子。
  14. 【請求項14】セグメントが傾斜されているか円錐状の
    面ないし範囲(31S,32S)を有し、これらの面な
    いし範囲(31S,32S)がエゼクタ板(9)におけ
    る補足的な面あるいは範囲(32)ないし内側中子
    (5)における面あるいは範囲(31)と係合すること
    を特徴とする請求項7ないし13のいずれか1つに記載
    の成形中子。
  15. 【請求項15】セグメントが二つの範囲を有し、その第
    1の範囲(35)が製品(4)の内側輪郭を決定し、内
    側中子(5)の長手方向に延びており、第2の範囲(3
    6)が半径方向外側に延び、セグメントの運動および制
    御に対する案内要素に係合できることを特徴とする請求
    項7ないし14のいずれか1つに記載の成形中子。
  16. 【請求項16】第2の範囲にカム板(13G,13K)
    が続き、これがセグメントの案内要素および制御の部分
    を有していることを特徴とする請求項15記載の成形中
    子。
  17. 【請求項17】カム板(13G,13K)に、射出成形
    型(1)のスライド板(10,11)における補足的な
    案内要素と共働する少なくとも一つの案内軌道(15)
    ないし案内ピン(14)が形成されていることを特徴と
    する請求項16記載の成形中子。
  18. 【請求項18】案内軌道(15)が、セグメントの軸方
    向および半径方向の移動の大きさおよび方向を決定する
    軸方向案内部分(33)および半径方向/軸方向案内部
    分(34)を有していることを特徴とする請求項17記
    載の成形中子。
  19. 【請求項19】内側中子(5)とすべてのあるいは選択
    されたセグメントとの間に少なくとも範囲的に転動体ガ
    イドが存在していることを特徴とする請求項7ないし1
    8のいずれか1つに記載の成形中子。
  20. 【請求項20】個々の運動過程ないし成分に対する駆動
    装置がそれぞれ別個のユニットとして形成されているこ
    とを特徴とする請求項7ないし19のいずれか1つに記
    載の成形中子。
  21. 【請求項21】少なくとも各セグメントグループに固有
    の駆動装置が付属されていることを特徴とする請求項7
    ないし20のいずれか1つに記載の成形中子。
  22. 【請求項22】内側中子(5)が駆動装置を介してその
    長手軸線(6)に沿って移動できることを特徴とする請
    求項7ないし21のいずれか1つに記載の成形中子。
  23. 【請求項23】内側中子(5)、セグメント、案内ピン
    (14)およびカム板(13G,13K)のような表面
    摩擦で害される構造部品が、表面硬さを増大するために
    熱処理されているか耐摩耗性物質で被覆されていること
    を特徴とする請求項7ないし22のいずれか1つに記載
    の成形中子。
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