JPS6318869A - 画像読取装置のシエ−デイング補正方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、ファクシミリ装置等に使用される画像読取装
置のシェーディング補正方式の改良に関する。

、（従来の技術） 一般に画像読取装置は、光源として蛍光灯等の線状光源
を使用し、この線状光源により原稿の読取面を照明して
その反射像をレンズ等の光学系で集光しラインセンサで
受光することにより原稿の画像を読取るように構成され
ている。ところが、この種の装置は、一般に線状光源の
照度が部位によって一定ではなく、また光学系の光透過
率も位置により変化するため、そのままでは読取画信号
のレベルが原稿面上の位置によって変化して正確な読取
りを行なえなくなってしまう。そこで従来では、例えば
主光源の他に補正用の光源を設けて読取画信号のレベル
が一定になるように光学的に補正したり、また補正回路
を設けて読取画信号の信号レベルを電気的に補正する等
のいわゆるシェーディング補正が行なわれている。

第２図はこのうちの電気的なシェーディング補正方式を
適用した画像読取装置の構成の一例を示すものである。

＠椙台１にセットされた原稿２は、給紙ローラ３により
送り出されたのちガイド部材４で案内されて読取位置に
導かれ、ここで読取りが行なわれたのち排紙ロー５５に
よりスタッカ６に排出される。上記読取位置の背面には
白色の背面板７が配設され、また前方には読取部８が配
設されている。この読取部８は、光源としての蛍光灯８
ａと集光レンズ８ｂとラインセンサ８Ｃとからなり、上
記読取位置に移送された原稿２の読取面を蛍光灯８ａに
より照明し、その反射像を集光レンズ８ｂで集光してラ
インセンサ８Ｃで受光する。一方このラインセンサ８Ｃ
の出力側にはシェーディング補正回路９が設けられてい
る。このシェーディング補正回路９は、切換回路９ａと
、シェーディング補正波形を記憶するメモリ９ｂと、割
算回路９Ｃと、制御回路９ｄとから構成され、先ず原稿
２の読取りに先立ち切換回路９ａをメモリ９ｂ側に設定
し、この状態でラインセンサ８Ｃから出力される背面板
７の反！）１間借号をシェーディング補正波形としてメ
モリ９ｂに記憶する。そして、原Ｉ２の読取りが開始さ
れると、１ｉ７Ｊ換回路９ａを制御回路９ｄ側に切換え
てラインセンサ８ｃｍから出力される原稿の読取画信号
をｉｌｌ　１１１回路９ｄを経て割算回路９Ｃに導入し
、かつ同時にメモリ９ｂからシェーディング補正波形を
読み出して、割算回路９Ｃで上記読取画信号をシェーデ
ィング補正波形によりｉｌｌ算し、これによりシェーデ
ィング補正した読取画信号を得る。この様な構成であれ
ば、蛍光灯８ａの照度の不均一や集光レンズ８ｂの光透
過率の不均一によりラインセンサ８Ｃの受光信号レベル
が例えば第３図（ａ）に示す如く一定ではなかったとし
ても、この受光信号波形に基づいて読取画信号（例えば
第３図（ｂ））を第３図（Ｃ）に示す如（信号レベルの
一定な信号に補正することができる。

ところがこの様な従来のシェーディング補正方式は、読
取開始前に予めシェーディング補正波形を得てメモリ９
ｂに記憶しておくものであるため、照度分布が経時変化
を起こす光源を使用した場合等には正確なシェーディン
グ補正を行なうことができなかった。例えば、蛍光灯を
周囲温度が低い状態で使用すると、点灯時には例えば第
４図（ａ）に示すような受光信号波形であったものが、
管内温度が上昇するに従って変化して約１０８）後には
例えば第４図（ｂ）に示す如き波形となる。したがって
、点灯時の波形をシェーディング補正波形としてメモリ
に配憶すると、実際に原稿を読取っているときの波形と
大きく異なり、この精巣正確なシェーディング補正を行
なえなかった。

（発明が解決しようとする問題点） 以上のように従来の方式は、照度分布が経時変化を起こ
す光源使用した場合に正確なシェーディング補正を行な
えなくなるという問題点を有するもので、本発明はこの
点に着目し、光源の照度分布が経時変化する場合でも常
に最良のシェーディング補正を行なえるようにし、これ
により常に高品質の読取画情報を得ることができる画像
読取装置のシェーディング補正方式を提供しようとする
ものである。

［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 本発明は、読取用の光源からの光が常に照射される位置
に反射率が均一な反射部材を配設するとと−もに、被読
取媒体の読取中に上記反射部材による光源の反射像を読
取用の光学系を経て受光しシェーディング補正情報を得
る補正用光電変換部を設け、この補正用光電変換部によ
り得られるシェーディング補正情報と読取用の光電変換
部により得られる読取画情報とをそれぞれ補正回路に導
入して所定の演算を行なうことにより、上記読取画情報
のシェーディング補正を行なうようにしたものである。

（作用） この結果、読取動作中でも常に新しいシェーディング補
正情報が得られることになり、このため仮に光源の照度
分布が経時変化を起こしたとしてもその変化に応じた最
良のシェーディング補正を行なうことができ、これによ
り常に高品質の読取直情報を得ろことが可能となる。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例におけるシェーディング補
正方式を適用した画像読取装置の構成を示すものである
。尚、同図において前記第２図と同一部分には同一符号
を付′して詳しい説明は省略する。

読取位置前方側における蛍光灯８ａがらの光が常に照射
される位置には、反射板１１が配設しである。この反射
板１１は、反射面が背面板７と同じ白色に設定されたも
ので、上記蛍光灯８ａの反射像を読取部９の集光レンズ
８ｂの方向へ反射する。一方、ラインセンサ８Ｃと近接
する位置にはこのラインセンサ８Ｃとは別の補正用ライ
ンセンサ１２が配設しである。この補正用ラインセンサ
１２は、上記反射板１１により反射されかつ集光レンズ
８ｂを通過した蛍光灯８ａの反射像を受光するもので、
その受光信号をシェーディング補正信号として割算回路
１３に供給する。このｖｊ算回路１３は、読取用のライ
ンセンサ８ｃにより得られた読取画信号を上記補正用ラ
インセンサ１２から供給されたシェーディング補正信号
で割算し、これにより読取画信号のシェーディング補正
を行なうものである。尚、１４は制罪回路であり、上記
読取用および補正用の各ラインセンサ６ｃ。

１２から出力される読取画信号およびシェーディング補
正信号の位相を一致させるための制御を行なう。

このような構成であるから、原稿２が読取位置に搬送さ
れ、それに伴い蛍光灯８ａが点灯すると、この蛍光灯８
ａにより副走査移動中の原１１２の読取面が照明されて
その反射像が集光レンズ８ｂで集光されてラインセンサ
８ｃで受光され、これにより読取画信号が得られる。ま
た、それと同時に上記蛍光灯８ａの照明光は反射板１１
で反射されたのち上記集光レンズ８ｂを介して補正用ラ
インセンサ１２に導かれ、これによりシェーディング補
正信号が得られる。そして、これらの読取画信号および
シェーディング補正信号は互いに位相が合わさせた状態
で割算回路１３に導入され、この割算回路１３で読取画
信号はシェーディング補正信号により割算されてシェー
ディング補正される。

以後、原１２の読取期間中は上記動作がラインセンサ８
Ｃの主走査に同期して練返し行なわれる。

すなわち、読取走査中に補正用ラインセンサ１２からは
、常に蛍光灯８ａの照度分布の変化に対応したシェーデ
ィング補正信号が得られ、これにより読取画信号は常に
最新のシェーディング補正信号に基づいてシェーディン
グ補正される。

このように本実施例であれば、読取走査中に読取走査と
並行してシェーディング補正信号を得るようにしたので
、読取画信号は常に最新のシェーディング補正信号に従
って補正されることになり、この結果たとえ低温時に使
用した場合のように蛍光灯の照度分布が経時変化したと
しても、この変化に追従して常に最良のシェーディング
補正を行なうことができる。したがって、蛍光灯の発光
特性に影響を受けない高品質の読取画信号を得ることが
できる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。例
えば、上記実施例では反射板１１を設けたが、原稿搬送
用のガイド部材を反射部材として兼用してもよい。また
シェーディング補正信号は読取主走査の複数ライン毎に
得るようにしてもよい。その他、補正回路による補正演
専の種類や補正用光電変換部の構成、光源の種類等につ
いても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施できる。

［発明の効果］ 以上詳述したように本発明によれば、読取用の光源から
の光が常に照射される位置に反射率が均一な反射部材を
配設するとともに、被読取媒体の読取中に上記反射部材
による光源の反射像を読取用の光学系を経て受光しシェ
ーディング補正情報を得る補正用光電変換部を設け、こ
の補正用光電変換部により得られるシェーディング補正
情報と読取用の光電変換部により得られる読取画情報と
をそれぞれ補正回路に導入して所定の演算を行なうこと
により、上記読取画情報のシェーディング補正を行なう
ようにしたことによって、光源の照度分布が経時変化す
る場合でも常に最良のシェーディング補正を行なうこと
ができ、これにより常に高品質の読取画情報を得ること
ができる画像読取装置のシェーディング補正方式を提供
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例におけるシェーディング補正
方式を適用した画像読取装置の概略構成図、第２図は従
来のシェーディング補正方式を適用した画像読取装置の
構成の一例を示す図、第３図および第４図はそれぞれ同
装置の問題点を説明するための信号波形図である。 １・・・原稿台、２・・・原稿、３・・・給紙ローラ、
４・・・ガイド部材、５・・・排紙ローラ、６・・・ス
タッカ、７・・・背面板、８・・・読取部、８ａ・・・
蛍光灯、８ｂ・・・集光レンズ、８Ｃ・・・読取用のラ
インセンサ、１１・・・反射板、１２・・・補正用ライ
ンセンサ、１３・・・割算回路、１４・・・制御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 被読取媒体の読取面を光源により照明しその反射像を光
   学系を経て光電変換部に集光することにより上記被読取
   媒体の画像を読取る画像読取装置のシェーディング補正
   方式において、前記光源からの光が常に照射される位置
   に配設された反射率が均一な反射部材と、前記被読取媒
   体の読取中に前記反射部材による光源の反射像を前記読
   取用の光学系を経て受光しシェーディング補正情報を得
   る補正用光電変換部と、前記読取用の光電変換部により
   得られる読取画情報を前記補正用光電変換部により得ら
   れるシェーディング補正情報と演算しシェーディング補
   正した読取画情報を得る補正回路とを具備したことを特
   徴とする画像読取装置のシェーディング補正方式。