JPH07121685A - 照明光量異常検出回路 - Google Patents

照明光量異常検出回路

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JPH07121685A
JPH07121685A JP5291369A JP29136993A JPH07121685A JP H07121685 A JPH07121685 A JP H07121685A JP 5291369 A JP5291369 A JP 5291369A JP 29136993 A JP29136993 A JP 29136993A JP H07121685 A JPH07121685 A JP H07121685A
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light quantity
light amount
signal
image
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JP5291369A
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Tsutomu Tabata
努 田畑
Masahiro Takahashi
正博 高橋
Junichi Ota
潤一 大田
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 個々の光源の光量低下あるいは消灯等による
読取り領域中の照明光量の異常を撮像デバイスの視野領
域全体で確実に検出可能な照明光量異常検出回路を提供
する。 【構成】 読取り対象の原稿2の読取面を照明しつつそ
の散乱光をレンズ6を介してラインセンサ7で受けてこ
れを光電変換することによって画像情報を読み取る画像
読取り装置において、正常な照明光量分布のラインセン
サ7の1ライン相当の情報を予め基準画像メモリ15に
記憶しておき、この基準画像メモリ15から読み出した
正常な照明光量分布情報に基づくアナログ基準画像信号
S5と現在の照明光量分布情報に基づくアナログ画像信
号S1とを比較部16にて1ライン領域全体で比較し、
その比較出力を光量エラー信号S6として導出するよう
に構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、照明光量異常検出回路
に関し、特に読取り対象の原稿面を照明しつつその散乱
光を撮像デバイスで受けてこれを光電変換することによ
って原稿面の画像情報を読み取る画像読取り装置におけ
る照明光量異常検出回路に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の照明光量異常検出回路を備えた
イメージスキャナ等の画像読取り装置の従来例を図9に
示す。図9において、ガラス91上にセットされた読取
り対象の原稿92は、その下側から副走査方向に移動す
る光源94により順次ライン状に照明される。この照明
光に基づく原稿92からの散乱光は、副走査方向に移動
するミラー95およびレンズ96を介して同じく副走査
方向に移動するCCD等の撮像デバイスであるラインセ
ンサ97に入射する。
【0003】この光源94、ミラー95、レンズ96お
よびラインセンサ97から構成される走査光学系98
は、原稿92の下側を例えばCPU(中央処理装置)の
制御手段(図示せず)の制御の下に、光学系駆動部99
の駆動力によって副走査方向へ走査されながら、原稿9
2の読取面の画像情報をラインセンサ97によって読み
取り、順次アナログ画像信号としてクロック発生部10
1からのクロック信号に同期して出力する。このアナロ
グ画像信号は、増幅部100で増幅されてデータ補正部
102に供給される。
【0004】データ補正部102では、入力されたアナ
ログ画像信号のシェーディングと呼ばれる効果に起因す
る歪みの補正が行われる。データ補正部102を経たア
ナログ画像信号は、A/D変換器103でクロック発生
部101からのクロックに同期してA/D変換され、デ
ィジタル画像信号として出力される。このディジタル画
像信号は、例えばRAM等のメモリ(図示せず)に画像
データとして格納され、以降、種々の画像処理が行われ
る。
【0005】ところで、一般に、CCD等の撮像デバイ
スから得られる画像信号は、撮像デバイスの感度バラツ
キ、光源による照度むら、レンズにおけるcos4 θ、
開口効率などによるシェーディングの影響を受ける。一
例として、均一な反射特性を持つ白基準面93の位置に
おけるラインセンサ97の1ライン出力は、図5(a)
に示すように、周辺部で出力レベルが小さくなる波形と
なる。
【0006】一般に光源94には、単体で読取り視野全
体を均一に照射可能な蛍光灯を使用する場合が多い。こ
の蛍光灯単体の照明の場合、蛍光灯の発光特性の劣化に
よる光量低下あるいは断線等による消灯を検出するに
は、従来、図9に示す照明光量異常検出回路104にお
いて、図5(a)における1ライン出力信号のピークレ
ベルVP をピーク検出部105で検出し、この検出レベ
ルを比較部106で所定の固定スライスレベルと比較す
ることにより行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の従来の照明光量異常検出回路104では、光源が蛍
光灯等のように単体である場合には有効であるが、例え
ば光源に複数のLEDを使用した場合、複数のLEDの
うちの数個の光量低下あるいは消灯によるラインセンサ
97の出力信号変化が、図5(b)に示すように、レベ
ルが最大ピークとなる中央部ではなく周辺部で現れると
すれば、最大ピーク点のレベルはすべてのLEDが正常
に発光している場合に対して変化がなく、光量低下を検
出できないことになる。
【0008】したがって、このまま読み取られた画像デ
ータはデータ品質が劣化しており、例えば文字認識を対
象としている画像データの場合には、誤認識の原因とな
るという問題があった。本発明は、上記課題に鑑みてな
されたものであり、その目的とするところは、上述した
如き画像読取り装置において、個々の光源の光量低下あ
るいは消灯等による読取り領域中の照明光量の異常を撮
像デバイスの視野領域全体で確実に検出可能な照明光量
異常検出回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による照明光量異
常検出回路は、読取り対象の原稿面を照明しつつその散
乱光を撮像デバイスで受けてこれを光電変換することに
よって原稿面の画像情報を読み取る画像読取り装置にお
ける照明光量異常検出回路であって、正常な照明光量分
布情報を格納した記憶手段と、この記憶手段から読み出
した照明光量分布情報と現在の照明光量分布情報とを撮
像デバイスの視野領域全体で比較する比較手段とを備え
た構成となっている。
【0010】
【作用】上記構成の照明光量異常検出回路において、正
常な照明光量分布の撮像デバイスの視野領域相当の情報
を予め記憶手段に記憶しておく。そして、この記憶手段
から読み出した正常な照明光量分布情報と現在の照明光
量分布情報とを比較手段にて撮像デバイスの視野領域全
体で比較する。これによれば、例えば複数の光源を持つ
画像読取り装置において、個々の光源の発光量のバラツ
キや劣化による光量低下、あるいは断線による消灯等に
より、照明光量の低下が視野領域中の任意の位置で発生
しても確実に検出できる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明の第1の実施例を示す構成
ブロック図である。図1において、ガラス1上には読取
り対象の原稿2がセットされるとともに、この原稿2の
白地と同等の均一な反射率を持つ、例えば画用紙等の材
質で作られている白基準面3が固定されている。この原
稿2および白基準面3に対し、ガラス1の下側から光源
4により照明され、その散乱光はミラー5およびレンズ
6を介してCCD等の撮像デバイスであるラインセンサ
7に入射される。
【0012】光源4、ミラー5、レンズ6およびライン
センサ7より構成される走査光学系8は、原稿2および
白基準面3に対し、例えばパルスモータ等の駆動系を含
む光学系駆動部9により副走査方向に走査される。CC
D固体撮像素子に代表されるラインセンサ7は、ライン
状に配置された画素の信号電荷を転送レジスタを介して
1ライン分の出力信号として取り出すものであり、クロ
ック発生部11からのクロック信号S2により主走査、
即ちクロック信号S2に同期して1ライン分のアナログ
画像データを周期的に出力し、かつ副走査方向への走査
により原稿2および白基準面3の画像情報を順次1ライ
ンずつ出力して増幅部10へ供給する。
【0013】増幅部10で増幅されたアナログ画像信号
S1は、データ補正部12および後述する照明光量異常
検出回路18の比較部16に供給される。データ補正部
12は、光源4における照度むら、レンズ6におけるc
os4 θ、開口効率、ラインセンサ7における素子の感
度バラツキなどによるシェーディングの影響をディジタ
ル画像信号S3の情報をもとに除去する。このデータ補
正部12を経たアナログ画像信号はA/D変換器13に
供給される。A/D変換器13は、アナログ画像信号を
クロック発生部11からのクロック信号S2によりライ
ンセンサ7から出力されるアナログ画像信号に同期して
数ビットのデータ幅を持つディジタル画像信号S3に変
換する。
【0014】本発明の特徴部分である照明光量異常検出
回路18は、例えばROM等の不揮発性メモリより構成
される基準画像メモリ15と、クロック発生部11から
のクロック信号S2に同期してアドレスのカウント制御
を行うアドレスカウンタ17と、基準画像メモリ15か
ら読み出したディジタル基準画像信号S4をアナログ基
準画像信号S5に変換するD/A変換部14と、アナロ
グ画像信号S1とアナログ基準画像信号S5を比較し、
照明光量の異常時に光量エラー信号S6を出力する比較
部16とによって構成されている。
【0015】ディジタル画像信号S3は、データ補正部
12へ供給されるとともに、例えば画像メモリ(図示せ
ず)へ供給されて画像データとして格納され、以降、種
々の画像処理が行われる。光量エラー信号S6は、例え
ばCPUにより構成される制御部(図示せず)へ供給さ
れる。この制御部では、光量エラー信号S6に応答して
エラー処理等の処理が行われる。
【0016】図2は、図1における比較部16の回路構
成の一例を示す回路図である。同図に示すように、本例
における比較部16は、抵抗R1およびコンデンサCか
らなるLPF(ローパスフィルタ)部21と、抵抗R2
〜R5およびオペアンプOPからなる差動部22と、コ
ンパレータ23と、JKフリップフロップ24とによっ
て構成されている。LPF部21には、図1の増幅部1
0で増幅されたアナログ画像信号S1が入力される。こ
のLPF部21の出力であるエンベロープ信号Saは、
差動部22に供給される。
【0017】差動部22において、エンベロープ信号S
aは抵抗R2を介してオペアンプOPの反転(−)入力
となる。オペアンプOPは、図1のD/A変換部14で
アナログ化されたアナログ基準画像信号S5を非反転
(+)入力とする。差動部22から出力される差動信号
Sbは、コンパレータ23の非反転(+)入力となる。
コンパレータ23は、光量異常か否かを判定するための
基準レベルとなるスライスレベルVH を反転(−)入力
としている。
【0018】コンパレータ23の出力信号Scは、JK
フリップフロップ44のJ端子入力となる。JKフリッ
プフロップ24のK端子は接地されている。このJKフ
リップフロップ24は、図示しない制御手段から出力さ
れるリセット信号Sdをリセット入力とし、例えばクロ
ック発生部11から出力されるクロック信号S2と同等
のクロック信号Seをクロック入力としている。1ライ
ン分のアナログ画像信号S1は、ラインセンサ7がクロ
ック信号S2で駆動されることによって出力した信号を
増幅したものであるため、図3の波形図に示すように、
クロック信号S2の成分を含むアナログ信号となる。
【0019】ここで、LPF部21の抵抗R1の値およ
びコンデンサCの値を例えば100〔KΩ〕および10
0〔pF〕に選定すれば、カットオフ周波数fc は、
【数1】 fc =1/2πRC=16〔KHz〕 ……(1) となり、数MHzのクロック信号成分が除去され、1ラ
イン領域の照明光量分布を示すエンベロープのみ残るエ
ンベロープ信号Saが得られる。
【0020】図1の基準画像メモリ15のROM等の不
揮発性メモリには予め、例えば図5(a)に示す如き正
常照明光量の状態である1ライン分のアナログ画像情報
が、A/D変換等によりディジタル情報化されて格納さ
れている。この格納されている1ライン分のディジタル
データを図3のアナログ画像信号S1と対応させたタイ
ミングで読み出すようにアドレスカウンタ17は基準画
像メモリ15へアドレスデータを与える。これにより、
基準画像メモリ15からディジタル基準画像信号S4が
出力され、D/A変換部14に供給される。
【0021】D/A変換部14は、ディジタル情報をア
ナログ情報に変換し、図3に示す如きアナログ基準画像
信号S5を出力し、差動部22へ供給する。照明光量の
異常検出動作が開始されると、図1には図示しない例え
ばCPU等で構成される制御手段は、リセット信号Sd
を図3の1ライン出力領域以前にある一定時間セット
し、光量エラー信号S6をリセットする。差動部22
は、エンベロープ信号Saとアナログ基準画像信号S5
の差を差動信号Sbとして出力する。この差動信号Sb
は、コンパレータ23にてスライスレベルVH と比較さ
れる。
【0022】ここで、LPF部21の出力であるエンベ
ロープ信号Saに、図3に示すような光量分布の落ち込
みが生じていると、差動信号SbがスライスレベルVH
を超える。これにより、コンパレータ23から、光量異
常が生じたとしてコンパレータ出力信号Scが出力され
る。一度コンパレータ出力信号Scが出力されると、J
Kフリップフロップ24にてラッチされ、このJKフリ
ップフロップ24のQ出力が光量エラー信号S6として
導出される。
【0023】次に、本発明の主題である照明光量の異常
検出について、図4の画像読取りの手順を示すフローチ
ャートにしたがって説明する。読取り動作が開始される
と、先ず、図1には図示されていないCPU等の制御手
段により、走査光学系8を白基準面3の位置へ光学系駆
動部9の駆動によって移動させ(ステップS1)、次い
で光源4を点灯させる(ステップS2)。続いて、照明
光量異常検出回路18により照明光量の異常検出を行う
(ステップS3)。
【0024】ここで、白基準面3の位置におけるライン
センサ7から出力される1ライン出力信号は、照明が正
常な場合には図5(a)に示す如きシェーディングの影
響を受けた波形となり、光量異常の場合には図5(b)
に示す如き波形となる。したがって、光量異常の場合に
は、照明光量異常検出回路18から光量エラー信号S6
が出力される。
【0025】この光量エラー信号S6が出力されたか否
かを図示しない制御手段によって判定し(ステップS
4)、光量異常の場合は、光源4を消灯し(ステップS
5)、以降、エラー処理ルーチンへ移行してエラー処理
を行う。一方、照明が正常な場合には、読取り対象の原
稿2を光学系駆動部9により副走査して画像情報を読み
取り(ステップS6)、次いで光源4を消灯し(ステッ
プS7)、一連の読取り動作を終了する。
【0026】上述したように、基準画像メモリ15に正
常な照明光量分布情報を予め格納しておき、この基準画
像メモリ15から読み出した照明光量分布と現在の照明
光量分布とを1ライン領域全体で比較するようにしたこ
とにより、光源4として例えば複数のLEDより構成さ
れるLEDアレイ光源を使用した場合において、一部の
LEDが断線等により消灯したり、あるいは発光特性の
劣化により光量が低下しても、光量異常を確実に検出す
ることができる。
【0027】図6は、本発明の第2の実施例を示す構成
ブロック図であり、図中、図1と同等部分には同一符号
を付して示している。ところで、シェーディングの影響
を受けた画像信号の補正は、一般に、図4のフローチャ
ートにおけるステップS3の処理タイミングと同タイミ
ングで、図5(a),(b)に示すような1ライン分の
アナログ画像信号をA/D変換し、ディジタルデータと
してメモリへ格納し、図4のステップS6での読取り動
作時に格納したディジタルデータをもとに例えば除算演
算等を行うことによって実行される。
【0028】このシェーディング補正は、図6に示すよ
うに、シェーディング補正部31および1ライン画像メ
モリ32によって構成されるデータ補正部12において
行われる。本実施例の特徴とするところは、シェーディ
ング補正等のデータ補正に使用する1ライン画像メモリ
32に格納されている白基準面3のディジタルデータ、
即ち照明光量の分布を示すデータを光量異常の検出に利
用する点にある。
【0029】図6において、本実施例における照明光量
異常検出回路28は、基準画像メモリ15、アドレスカ
ウンタ17および比較部33により構成されている。こ
の照明光量異常検出回路28において、基準画像メモリ
15から読み出されたディジタル基準画像信号S4と、
1ライン画像メモリ32から読み出されたディジタル画
像信号S11とは、比較部33でディジタル信号にて比
較される。比較部33は、その比較結果に基づいて光量
エラー信号S6を出力する。
【0030】図7は、図6における比較部33の回路構
成の一例を示すブロック図である。同図に示すように、
本例における比較部33は、減算回路34、ディジタル
コンパレータ35およびJKフリップフロップ36によ
って構成されている。図2の比較部16の構成と対比さ
せると、当該比較部16のLPF部21以外は、減算回
路34が差動部22と、ディジタルコンパレータ35が
コンパレータ23とそれぞれ対応しており、ディジタル
信号で処理することを除いて図3のタイミングと同一に
光量エラー信号S6が出力される。
【0031】上述したように、データ補正部12の1ラ
イン画像メモリ32から読み出した照明光量分布を示す
データと現在の照明光量分布を示すデータとを1ライン
領域全体で比較するようにしたことにより、光源4とし
て例えば複数のLEDより構成されるLEDアレイ光源
を使用した場合において、一部のLEDが断線等により
消灯したり、あるいは発光特性の劣化により光量が低下
しても、第1の実施例の場合と同様に、光量異常を確実
に検出することができる。
【0032】図8は、本発明の第3の実施例を示す構成
ブロック図であり、図中、図1と同等部分には同一符号
を付して示している。本実施例の構成は、基本的に第1
の実施例の構成と同一であり、照明光量異常検出回路3
8中の基準画像メモリ15へディジタル画像信号S3を
入力している点においてのみ相違している。これは、基
準画像メモリ15をROM等の不揮発性メモリでなく、
RAM等のメモリを用いて実現するようにしたものであ
る。
【0033】この照明光量異常検出回路38において
は、図5(a)に示すような1ライン分の画像情報を基
準画像メモリ15に予め格納し、バックアップ電源VB
によってバックアップするようにしている。したがっ
て、バックアップ電源VB を必要とする点で第1の実施
例の場合と相違するものの、作用効果は第1の実施例の
場合と全く同じである。なお、本実施例では、第1の実
施例の構成を基本として実現した場合を示しているが、
第2の実施例の構成を基本として実現しても良いことは
勿論である。
【0034】なお、本発明は、上記各実施例の構成に限
定されるものではなく、種々の変形例が可能である。例
えば、 第1の実施例では、比較部16での比較処理をアナロ
グ信号で行い、第2の実施例では、比較部33での比較
処理をディジタル信号で行うとしたが、各実施例とも
に、アナログ信号・ディジタル信号のいずれで実現して
も、同様の効果を得ることができる。 撮像デバイスとして、画素が直線状に配列されたCC
D等のラインセンサを用いた場合について説明したが、
例えば、画素が2次元配列されたCCD等のエリアセン
サを用いることも可能であり、同様の効果を得ることが
できる。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、読取り対象の原稿面を照明しつつその散乱光を撮
像デバイスで受けてこれを光電変換することによって原
稿面の画像情報を読み取る画像読取り装置において、正
常な照明光量分布の撮像デバイスの視野領域相当の情報
を予め記憶手段に記憶しておき、この記憶手段から読み
出した正常な照明光量分布情報と現在の照明光量分布情
報とを比較手段にて撮像デバイスの視野領域全体で比較
するように構成したので、例えば複数の光源を持つ場合
であっても、個々の光源の発光量のバラツキや劣化によ
る光量低下、あるいは断線による消灯等により、照明光
量の低下が視野領域中の任意の位置で発生しても確実に
検出できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図2】図1における比較部の構成の一例を示す回路図
である。
【図3】図2の比較部における各部の信号の波形図であ
る。
【図4】画像読取りの手順を示すフローチャートであ
る。
【図5】白基準面における1ライン出力信号の波形図で
ある。
【図6】本発明の第2の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図7】図6における比較部の構成の一例を示す回路図
である。
【図8】本発明の第3の実施例を示す構成ブロック図で
ある。
【図9】従来例を示す構成ブロック図である。
【符号の説明】
2 読取り対象の原稿 3 白基準面 4 光源 7 ラインセンサ 8 走査光学系 12 データ補正部 15 基準画像メモリ 16,33 比較部 17 アドレスカウンタ 18,28,38 照明光量異常検出回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 読取り対象の原稿面を照明しつつその散
    乱光を撮像デバイスで受けてこれを光電変換することに
    よって前記原稿面の画像情報を読み取る画像読取り装置
    における照明光量異常検出回路であって、 正常な照明光量分布情報を格納した記憶手段と、 前記記憶手段から読み出した照明光量分布情報と現在の
    照明光量分布情報とを前記撮像デバイスの視野領域全体
    で比較する比較手段とを備えたことを特徴とする照明光
    量異常検出回路。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段は、シェーディング補正に
    使用される白基準面における前記撮像デバイスの出力か
    ら得た照明光量分布情報を格納していることを特徴とす
    る請求項1記載の照明光量異常検出回路。
JP5291369A 1993-10-26 1993-10-26 照明光量異常検出回路 Pending JPH07121685A (ja)

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