JPS63187994A - 会議電話レベル制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、時分割多重ＰＣＭ信号を対象として行う会議
電話の過負荷制御装置に関する。

〔概要〕

本発明は、複数人で通話を行うディジタル会議電話にお
いて、 発言が１人の場合はそのレベルをそのまま他の会議参加
者に伝送し、また、同時に複数人が発言した場合でもそ
の受聴レベルが１人の場合の電話と同じレベルになるよ
うに伝送することにより、過負荷時に過渡の過大レベル
を与えないようにしたものである。

〔従来の技術〕

会議電話は０人の会議電話参加加入者に対し自チャンネ
ルのＰＣＭ信号を除いた他・のチャンネルのＰＣＭ信号
を加算合成して得られるＰＣＭ信号を各々の加入者の受
信部へ分配することにより実現される。このときに自チ
ャンネルを除く他のチャンネルのＰＣＭ信号を単に加算
するのみでは、例えば全チャンネルが同時に話したよう
な場合に加算合成されたＰＣＭ信号に対して、最大バタ
ンに固定化する過負荷制御機構が備わっていても、会議
電話参加者は極端な歪を伴った過大な複合音声を聞かさ
れることになる。

そこで、従来は、音声パワーの大きい順ににチャンネル
（Ｋ＜ｎ）を選んで加算する音声パワー比較方式あるい
は音声パワーの有無に着目して音声パワー有りの早い順
ににチャンネル（Ｋ＜ｎ）を選んで加算する音声パワー
先取り優先方式などを採用することにより、加算すべき
チャンネル数を少なくして過負荷状態になり得る確率を
減らそうとする傾向にあった。また、特開５６−５２９
６０に会議参加加入者数に応じて全加入者の音声信号の
レベルを定常的に減衰させて加算する方法が開示されて
いる。すなわち、０人で構成された会議電話では通常司
会老役の参加者の指示に従い、発言しているのは通常１
人であることが期待されるが、会議の場面に応じては過
渡的に０人が発言することもあり得る。上記の方法によ
れば、過負荷対策には応じているが発言が１人の場合で
さえも音声信号レベルの減衰が適用され、その結果会議
参加者は小さいレベル音声を聞かされることになり、こ
れは電話回線に要求されている一定水準以上の伝送品質
を満たしているとはいい難い。

本発明はこのような欠点を除去するもので、０人で構成
される会議電話で、過負荷時に過渡の過大レベルを与え
ない会議電話レベル制御装置を提供することを目的とす
る。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、会議電話に参加する複数の加入者のそれぞれ
に割り当てられるチャンネルを時分割多重した信号を受
け、この時分割多重した信号の音声パワーが所定レベル
以上であるチャンネルが存在するか否かを検出する音声
検出器と、この音声検出器の出力する信号を受けて１Ｐ
ＣＭフレーム中の話者数を計数し、その値を後から到来
する１ＰＣＭフレーム期間中にわたり出力する話者数検
出器と、上記時分割多重した信号に対し上記音声検出器
の検出遅延量ならびに上記後から到来する１ＰＣＭフレ
ームに対応する遅延量の和と等価な遅延量を与える遅延
回路と、上記遅延回路が出力する時分割多重ＰＣＭ信号
を入力として上記話者数検出器が出力する話者数情報に
基づき入力のＰＣＭ信号レベルに対し与えられた減衰量
を施して得られるＰＣＭ信号を出力するレベル変換器を
、備えたことを特徴とする。

〔作用〕

音声検出器は、会議電話参加の複数の加入者にそれぞれ
割り当てられる複数のチャンネルを時分割多重した信号
を受け、この時分割多重化信号に音声パワーがあるチャ
ンネルが存在するか否かを検出する。話者数検出器は、
音声検出器の出力信号を受けて１ＰＣＭフレーム中の話
者数を計数し、その値を後から到来する１ＰＣＭフレー
ム期間中出力する。一方、遅延回路は時分割多重した信
９号に対し音声検出器の検出遅延量ならびに後から到来
する１ＰＣＭフレームの遅延量の和と等価な遅延量を与
える。レベル変換器は、遅延回路出力の時分割多重ＰＣ
Ｍ信号を入力として話者数検出器出力の話者数情報に従
い、入力のＰＣＭ信号レベルに対し与えられた減衰量を
施して得られるＰＣＭ信号を出力する。すなわち、会議
電話機能そのものを果たす本来の会議電話装置の内部に
立ち入ることなく、０人の会議電話参加者数のうち任意
のに人（１≦に≦ｎ）が発言しても常に通常の電話会話
時と同程度の通話品質を確保することができる。

（実施例） 以下、図面を参照して本発明実施例を説明する。

第１図は本発明による会議電話レベル制御装置の一実施
例の構成を示すブロック構成図である。

時分割多重された０人の会議電話参加者の音声ＰＣＭ信
号１は音声検出器２ならびに音声検出器２の遅延量そし
て１ＰＣＭフレーム長の遅延量の和と同じ遅延を与える
遅延回路３を経由してレベル変換器５に入力される。音
声検出器２は入力の時分割多重された音声ＰＣＭ信号１
と同じ系列で各チャンネルの音声の有無を知らせる信号
を出力する。話者数検出器４はＰＣＭフレーム時間単位
ごとに音声検出器２の出力信号を用いて話者数Ｋを計数
する。計数された話者数には次のＰＣＭフレームの時間
中保持され、レベル変換器５に与えられる。レベル変換
器５は話者数検出器４の出力信号すなわち話者数になる
制御情報を受け、入力の時分割多重ＰＣＭ信号の各チャ
ンネルのレベルＬｉを表に示されるＫに対応する減衰係
数αを用いてレベルがαＸＬｉのＰＣＭ信号に変換する
。

ここで減衰係数αはに人のＰＣＭ信号の加算合成された
ＰＣＭ（８号の電力を１人の発言者の電力と等価となる
ように作用する。

表の減衰係数αは次のようにして算出される。

いま、１つの負荷抵抗Ｒに標準電圧■１の電源がｎ個接
続されている場合の抵抗Ｒでの発生電力Ｗはｎ　Ｖ　ａ
　”　／　Ｒになる。この場合の発生電力値が１個の同
じ電源Ｖ、で同じ抵抗Ｒに供給された場合に発生する発
生電力Ｖ、２／Ｒと等価になるには、ｎ個の電源の電圧
■８は、ｎ　−ＶＸ”　＝　Ｖ、”より（１／ＪＴ　）
　　・Ｖ、になる。ここで得られた１　／Ｅは先の減衰
係数αに対応する。

以上に述べた本発明の各構成要素の機能は以下のように
して実現される。音声検出器２は既存の技術に属する。

遅延回路３はシフトレジスタで実現される。話者数検出
器４はカウンタＩＣとラッチ回路で実現される。レベル
変換器５は大容量ＲＯＭを用い、話者数にでページアド
レス２′を指定し、ページ内アドレスとして入力ＰＣＭ
信号パタンＰｉを適用し、Ｐｉに対応するレベルをＬｉ
としたときアドレス内データに（１／＆）ｘＬｉ相当の
ＰＣＭ信号バタンを格納させることにより実現される。

以上に述べた本発明の基本的構成の応用として音声パワ
ーの存在しないチャンネルについてはＰＣＭパタンを「
０」レベルバタンとすれば、減衰係数１／ｆｆによる標
準レベル化操作は一層正確となる。また、表の話者数Ｋ
が１〜３位までに対応する減衰係数αについてはｒｌＪ
を採択すればよりよい効果が期待される。

〔発明の効果〕

本発明は、以上説明したように、ｎ人の会議電話参加者
数に対して実際に発言している話者数Ｋ（１≦に≦ｎ）
に着目し、加算合成された音声信号パワーが標準パワー
になるように各チャンネルのレベルを動的に減衰させて
いるので、通常の電話回線と同程度の通話品質を与える
効果が・ある。

【図面の簡単な説明】

図は本発明実施例の構成を示すブロック構成図。 １・・・音声ＰＣＭ信号、２・・・音声検出器、３・・
・遅延回路、４・・・話者数検出器、５・・・レベル変
換器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）会議電話に参加する複数の加入者のそれぞれに割
   り当てられるチャンネルを時分割多重した信号を受け、
   この時分割多重した信号の音声パワーが所定レベル以上
   であるチャンネルが存在するか否かを検出する音声検出
   器（２）と、 この音声検出器の出力する信号を受けて１ＰＣＭフレー
   ム中の話者数を計数し、その値を後から到来する１ＰＣ
   Ｍフレーム期間中にわたり出力する話者数検出器（４）
   と、 上記時分割多重した信号に対し上記音声検出器の検出遅
   延量ならびに上記後から到来する１ＰＣＭフレームに対
   応する遅延量の和と等価な遅延量を与える遅延回路（３
   ）と、 上記遅延回路が出力する時分割多重ＰＣＭ信号を入力と
   して上記話者数検出器が出力する話者数情報に基づき入
   力のＰＣＭ信号レベルに対し与えられた減衰量を施して
   得られるＰＣＭ信号を出力するレベル変換器（５）と を備えた会議電話レベル制御装置。