JPS63186792A

JPS63186792A - 粘着シ−ト

Info

Publication number: JPS63186792A
Application number: JP1724387A
Authority: JP
Inventors: Hitoshi Sakashita; 仁坂下; Yoshihisa Mineura; 峯浦　芳久; Toshihiko Sato; 俊彦佐藤
Original assignee: F S K KK; FSK Corp
Current assignee: F S K KK; FSK Corp
Priority date: 1987-01-29
Filing date: 1987-01-29
Publication date: 1988-08-02
Anticipated expiration: 2010-01-11
Also published as: JPH07769B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、被着体から剥難したことが確認できる粘着シ
ートに関する。

（従来の技術）従来の此種粘着シートとして２つのタイプがある。その
１つは、例えば、夏５Ｐ４２６ａ９８５明細書などに開
示の如く基材を脆弱な紙質を材料とし、その裏面に粘着
剤層を塗布形成した形式のものである。他の１つは、実
開昭５９−１０７７号公報などに開示の如く基材の裏面
に、部分的に剥離剤層と、全面的だ金属蒸着剤層とを順
次設け、該金属蒸着剤層の下面に粘着剤層を塗布形成し
た形式のものとが公知である。

そのいづれの場合も、証明用、封印用その他の各種用途
に１その製品、包装体、証明用台紙、自動車などの被着
体の所定個所に貼着して使用されるが、その後、これが
不正に剥がされた場合に１その剥がす過程で、前者の形
式のものは、その脆弱な基材が、彼者の形式のものは、
その金属蒸着剤層が、夫々その被着体面上に部分的に粘
着剤と共に残留し、これによりその剥がした事実を知る
ことができるようにしたものである。

（発明が解決しようとする問題点）そのいづれの場合も、その被着体面上に付着しているそ
の残留した基材や金属蒸着剤をその裏面の粘着剤層と共
に拭き取ってしまえば、その剥がした事実が知見できな
い欠点がある。

本願の発明者は、上記の欠点を解消し、残留物を拭き取
っても、その剥がした事実が知見できる粘着シートを特
願昭６１−５９０１２号において提案した。

即ち、この提案の発明は、粘着剤層に染料などの移行性
物質を含有せしめた粘着シートを提案した。該粘着シー
トによれば、その被着体面に粘着剤層中の移行性物質が
移行し且つこれを拭き取ることができないので、その剥
がした事実を知見できるようにした。然し乍ら、この移
行性物質として移行性染料を使用した場合は、基材の冴
料によっては、保存中これに移行性染料が移行し汚染し
製品の外観、品質をそこなう。

又その貼着使用状態で、基材の染着によシ特殊な粘着ラ
ベルとしての外観印象を与えず、従来の粘着ラベルとし
ての普通の外観を保持することが好ましい。

（問題点を解決するための手段）本発明は、上記の問題点を解決した粘着シートを提供す
るもので、基何面に、粘着剤層を塗布形成して成る粘着
シートにおいて、該粘着剤層に染料から成る移行性物質
を含有せしめて成る粘着シートにおいて、該基材と粘着
剤層との間に染料移行防止層を介在させたことを特徴と
する。

（実施列）次に本発明の詳細な説明する。

第６図は先に提案の発明に係る粘着シートＡは、該粘着
シートＡは、基材ｆｉ１面に移行性染料（図示しない）
を含有する粘着剤層（２）を塗布形成して成る。（３）
は該粘着剤層（２）の外面に仮貼着された剥離性シート
を示す。基材ｆｉ＋の材料、移行性染料の種類、粘着剤
の組成材料などは、先の出願に述べた任意のものを夫々
選択使用できる。該粘着シート人は、ラベルその他とし
て使用され、大きさ、形状も用途に応じて作成され為そ
の基材（ＩＹの表面、又は裏面；ｃａ当な印刷が施され
ているのが一般である。而して、粘着シート人は、例え
ば、適当な印刷表面をもつ粘着ラベルとして、自動車の
車体や部品などの被着体面に貼着して使用するが、その
後、該貼着されたラベル人を、第７図示の如く、剥がさ
れたとき、その被着体Ｂの貼着跡に、貼着後粘着剤層（
２）中よシ被着体Ｂ面に移行された染料（４）により染
着されているので、この染着によシ１．不正に剥がされ
たことを確認できるように役立つ。

然し乍ら、種々検討の結果、基材（１）の種類によって
は、例えば、紙や合成ポリマーフィルムのうちポリプロ
ピレン、塩化ビニル、ウレタンゴム系などは、粘着シー
トの保存中や貼着使用後に、経時的に粘着剤層（２）中
の染料が、その表面の基材（１）に移行し、基材ｆｉｌ
を不規則に染着して、表示面をみに＜−シたシ、外観体
裁を損ない、又、その貼着状態において、通常の表示ラ
ベルと異なる印象を与えるなどの不都合を生ずることが
あることが判明した。

本発明は、これら不都合を未然に防止した粘着シートを
提供したもので、その実施例を第１図乃至第５図に示す
。

第１図は、その実施の１列の粘着シートを示し、基材（
１）と染料を含む粘着剤層（２）を具備することは、先
の出願の発明と異ならないが、本発明によれば、該粘着
剤層（２）は、染料移行性防止層（５）を介して該基材
（１）面に貼着して構成したものである。該染料移行性
防止層（５）としては、非染着性材から成る。又ポリエ
ステル樹脂、塗膜、ポリカーボネート樹脂塗膜などの特
定の高分子樹脂、金属箔、金属又は金属酸化物の蒸着膜
などが使用できることが分った。基材（１）面への該防
止層（５）の固着形成は、高分子樹脂の場合は、樹脂フ
ィルムの加熱貼着、接着剤による貼着、これら樹脂を溶
剤で溶かして作った塗料の塗布、乾燥、金属箔の場合は
、接着剤による貼着、蒸着膜は、真空蒸着などで形成す
る。かくして、粘着シートは、該粘着剤層（２）中の染
料は、該染料移灯性防止、ＩＷ　（５）　Ｋよって、そ
の上面のシート基材（１）に移行することがない。従っ
て、基材１１＋として、染着性をもつ紙、ポリプ四ピレ
ン、塩化ビニルなども自由に使用でき便利である。金兄
蒸着層の場合、５ｏｏＸ以上の厚さとするときは、染料
移行防止に効果がある。粘着シートは、その粘着剤層（
２）の外面に仮保護用の剥離シート（３ンが貼着されて
製造されることは従来の粘着シートと変りがない。

第２図は変形例を示し、不透明な強靭な紙や合成樹脂フ
ィルムから成る基材（１）の裏面に部分的に剥離剤塗層
（６）を施しその上から基Ｍ　ｆｉｌの裏面全面にアル
ミ蒸着層から成る染料移行防止層（５）を形成しその外
面に蛍光染料を含む粘着剤層（２）を形成したものであ
る。図面で（７１は、凸版などによシ基材［１）表面に
施された所定の印刷部署を示す。該染料移行防止＃（５
）は、染料移行防止に役立つと共に、粘着シートの剥離
時、該基材ｆ１＋と粘着剤Ｎ（２）との間に剥離剤塗層
（６）が部分的に、介在するため、部分的に剥離して被
着体面に部分的に蒸着物質を残留することによる不正剥
離の確認に役立つ。この場合、仮だ、該残溜蒸着物質を
被着体面から拭き取っても、被着体面に染料が染着して
いるので、拭き取ることができず、これにより、不正剥
離が確認し得る。

第５図は、更に他の実施例を示し、基材（ＩＩとして透
明基材を使用し、その裏面に、部分的に透明の剥離剤塗
層ｆ６）を施し、更にその透明な塗層（６）面と透明な
基材（１）の裏面にまたがるように所定の印刷部層（７
）を施し、その上から、基材（１）裏面全面に酸化アル
ミニウムの蒸着から成る染料移行防止層（５）を施し、
その防止層（５）の上面に昇華性染料を含有する粘着剤
層（２］を塗布形成し、その表面にシリコーン剥離紙（
３）を仮貼着したものである。この粘着シートも、該防
止層（５）　Ｋより粘着剤層（２）中の染料はその上面
の透明基材（１）に移行しこれを汚染することを防止す
ると共に１粘着シートの剥離の際、該印刷部層（７）は
、基材（１］裏面の剥離剤塗層（６）の有無を堺にして
分割されて、当初の印刷表示が部分的に破壊されて、再
貼着によってももとの表示を復元できず、又不透明なΩ
った表示となるので不正防止−役立ち、又、仮に、剥離
後の残溜粘着剤署部などを拭き取っても、被着体面の染
着によって粘着シートを剥離した跡であることを知見で
きる。

第４図は、特に、透明基材（１）の表面に、インパクト
プリンター、サーマルプリンターなどのプリンターによ
る印字を可能にするために多孔質の印字コート層（８）
例えば、ウレタン樹脂、エホ゛キシ樹脂、アクリル樹脂
などの多孔質塗膜を設けたもので、その基材（１）の裏
面には、第５図の実施例と同様に、印刷部層（７）を設
け、その上から該基材１１＋の全面にポリエステル樹脂
の塗膜から成る染料移行防止層（５）を設け、その下面
に染料含有の粘着剤層（２）を設けた形式のものである
。この粘着シートは、そのポリエステル樹脂膜（５）の
介在により、粘着剤層（２）中の染料は、基Ｈｆｉｌ側
に露出しこれを汚染することはない。被着体に貼着後、
長期間放置した後、剥離し、粘着剤層（２）からきれ＾
に除去されても、その被着体面には、粘着剤層（２］中
の染料が充分に移行染着されて居シ、有機溶剤で抜いて
も、明らかに染着状態は溜えなかった。

第５図は、他の変形列を示し、染料移行防止層（５）と
してアルミ箔などの金属箔を使用したもので、接着剤（
９）を介して基材（１）の裏面全面に貼着したものであ
る。

尚、基材（１）は、必要に応じ平坦な基材（１ａ）とそ
の表面に接着剤１１■によシ貼着された文字、図案など
をエンボスで表示したエンボスラミネート材（１ｂ）と
から構成される。

従来、自動車、自動車部品業界において、粘着ラベルが
、不正だ剥離したとき、その剥離した事実を知見するこ
とができることが上記の実施列は全てこの要求を満足し
得る。又、粘着ラベルの偽造を困難にすることが望まる
場合には、上記の実施例のうち、特に１第２図〜第４図
の構成のものが偽造しにくいので、好ましく採用される
。

尚、移行性染料として、昇華性染料を使用した場合は、
被着体に貼着時、その基材の上面から、一般に５０〜１
２０’Ｃ程度の温度で加熱圧着することによシ、短時間
で被着体に染料が短時間に移行染着することができる。

飼えば塩化ビニル基材の場合は５０〜１００°Ｃ１ポリ
エステル基材では５０〜１２０℃がよい。本発明の粘着
シートの用途は、先の出願のものと同じように位置決め
部材などとしても使用できる。

次に更に詳細な実施例につき説明する。

実施列１白色の上質紙の裏面に、接着剤を介し、染料移行防止層
として１６μ渇厚のポリエステルフィルムをラミネート
し、そのフィルムの外面に、透明なアクリル系粘着剤１
００！量部にソルベントイエ四−１６番をｃＬ５重量部
添加して成る染料含有粘着剤層を厚さ２５μ鶏に塗布形
成して本発明の粘着シートを得た。

この粘着シートを白色のメラミン塗装板に貼付し、室温
に３０日間放置したが、上質紙の白色の外観は変シがな
かった。その後、これを剥がし九所、貼付跡が黄色に変
色していた。

実施例２脆弱な透明塩化ビニルシート基材の裏面に部分的に透明
な剥離塗層を施し、その上から、基材の裏面全面に、厚
さ約６００Ａのアルミ蒸着層を施し、次で該蒸着層外面
に、アクリル系粘着剤１００重量部にソルベントイエロ
ー２５番を（Ｌ５重量部及びＬ５ビス（５・ターシャリ
ープチルベンゾオキザゾリン（２ｊ）チオフェンを１５
重量部添加して成る染料含有粘着剤層を２５μう厚に塗
布形成して本発明粘着シートを得た。この粘着シートを
白色メラミン塗装板に貼付し、室温で１２日間放置した
。外観は、基材を透し、アルミ蒸着のアルミ色が見られ
貼着前と全く変らない状態を維持していた。これを剥が
した所、メラミン板にはその貼着跡は、黄色に着色して
いた。又その部分に紫外線を照射した所、蛍光を発した
。

（発明の効果）このように本発明によるときは、基材と七の裏面に塗布
形成する染料含有粘着剤層との間に染料移行防止層を介
在せしめたので、基材の染料の移行汚染を防止でき、保
存又は使用中の粘着シートの品質低下なく、染着性の基
材材料も自由に使用して粘着シートを製造できる等の効
果を有する。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は夫々本発明実施例の粘着シートの断
面図、第６図は先に提案の発明の粘着シートの１例の断
面図、第７図はその貼着使用後剥離した状態の被着体の
斜面図を示す。

Claims

【特許請求の範囲】１　基材面に、粘着剤層を塗布形成して成る粘着シート
において、該粘着剤層に染料から成る移行性物質を含有
せしめて成る粘着シートにおいて、該基材と粘着剤層と
の間に染料移行防止層を介在させたことを特徴とする粘
着シート。２　該染料移行防止層は、非染着性材から成る特許請求
の範囲１に記載の粘着シート。３　該染料移行防止層は、ポリエステル樹脂膜ポリカー
ボネート樹脂膜、金属箔、金属又は非金属蒸着膜のいづ
れかである特許請求の範囲１に記載の粘着シート。