JPS6318572A - フロツピ−の自動出納装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数のフロッピーを自動的に出納管理できる
装置、より詳細には、例えば、ＴＶフォトプレーヤー用
のフロッピーなどをラック内の各収納室内に収納してお
き、必要に応じて所望の収納室内におけるフロッピーを
取り出してプレーヤーのフロッピー駆動装置内に移送導
入し、該フロフビーの使用後はこのフロッピーを自動的
に元の収納室内へ戻しておけるようなフロッピーの自動
出納装置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、カメラで撮影した写真フィルムを拡大して連続的
に映写できる手段としてスライドが広く知られていたが
、最近では、撮影済みフィルムをフロッピーディスクに
磁気録画し、このフロッピーをテレビと接続したフォト
プレーヤーにセントすることにより、テレビで撮影フィ
ルムを連続的に見られるようにしたＴＶフォトプレーヤ
ーシステムが開発されて利用されるようになっている。

このＴＶフォトプレーヤーは、画像がフロッピーディス
クに磁気録画されて、これを電気的信号としてテレビに
入力して再生するために、オートリピート機能や繰り返
し再生機能など、従来のスライドでは得られなかった多
くの機能を有している。そのため、単に家庭内における
娯楽的用途のみならず、商品説明用や工場における工程
管理などに幅広く利用できるという利点がある。

ところで従来では、このような便利なＴＶフォトプレー
ヤー用のフロッピーも、フロッピー自体の厚みが３■麟
程度の薄形であるために、これらを管理しておくための
適切な手段がなく、例えば、５乃至１０枚程度の枚数を
一組として一個のケース内に収納して、ケースの表面に
フロッピーの録画タイトルを表示しておき、必要とする
フロッピーを所定のケース内から手で取り出してプレー
ヤーにセントし、使用後は再び元のケース内に戻してお
くというような方法によっていた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら、フロッピーの保管に当たって、複数枚の
フロッピーをひとまとめにしてケース内に収納して保管
するという方法は、特定のフロッピーを使用したのちに
、タイトルが表示された所定のケース内に戻しておかな
いと、そのフロッピーを再び使用しようとしても所在が
不明となってしまい、目的とするフロッピーを探すのに
手間どることになる。そのため、このようなケース内収
納保管方式においては、使用したフロッピーを必ず元の
ケース内に戻しておかなければならないという管理保管
上に解決されなければならない問題点がある。

一方、このようなケース内収納保管方式の問題を解決す
るためには、フロッピーを夫々収納室をもったラック内
に収納しておき、必要に応じて所定の収納室からフロッ
ピーを取り出して使用するという方式をとることが望ま
しいといえる。しかしながら、このラック収納保管方式
は、フロッピー自体が薄いために、その収納室の間口も
５龍程度の狭いものとしなければならず、そのためラッ
クの各収納室にフロッピーのタイトルを判り易く表示し
ておくことが難しいという問題と、指先でフロッピーを
摘んで取り出す操作が行いにくいという取扱い上の問題
点を有している。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記のような薄形フロッピーを管理保管する
ための手段としてのラック収納保管方式を、有効に活用
できるようにしたものであり、そのための手段として、
ラックの各収納室内に収納されたフロッピーを自動的に
取り出してフォトプレーヤーに移送し、このフロッピー
の使用後再び元の収納室内に戻せるような、出納フォー
クを備えた移送装置をラックの前面に設けるようにした
ものである。

この発明は、そのための具体的手段として、夫々仕切壁
にて仕切られた多数のフロッピー収納室を並設したラッ
クと、このラックの前面に配置された前記ラックの収納
室並設方向に沿って移動可能なフロッピー移送装置とか
らなり、このフロッピー移送装置には、各収納室の底面
もしくは天井に設けたスリットを通して収納室内外方向
に往復動可能なフロッピー出納フォークと、この出納フ
ォークにより収納室から引き出されたフロッピーを移送
装置上に保持するための、前記出納フォークの通過を許
すスリットをもったフロッピーホルダーとを備え、前記
ラックの一端には出納フォークをラックの内外方向に出
入させるためのフォーク出入口を有していることを特徴
とするものである。

〔作用〕

この装置によると、出納フォークをこのフォーク出入口
の設けたラックの一端側に移動した状態から、このフォ
ーク出入口を通して出納フォークの先端を出入口を通し
てラックの青面倒に送り出す０次に、この出納フォーク
を移送装置によりラック下面における各収納室の並設方
向に沿って移動し、所定のフロッピー収納室の下面で停
止する。

この状態で出納フォークを移送装置上に戻すように引き
込ますと、出納フォークの先端にある引出し突片が収納
室の底面に設けたスリットを通過しながら収納室内のフ
ロッピーを室外に引出し、移送装置上に設けられたフロ
ッピーホルダー内に送り込む、フロッピーがホルダー内
に確実に送り込み保持されたのち、移送装置が再びラッ
ク収納室の並設方向に沿って移動し、フロッピーをホル
ダー内に収納したままフォトプレーヤー内に送り込む、
プレーヤー内において該フロッピーが使用された後、フ
ロッピーせホルダー内に収納された形で、移送装置によ
り再びラック前面に沿って元の収納室の前まで戻り、出
納フォークがホルダー内に保持されたフロッピーを該収
納室内に送り込む。

出納フォークを移送装置によって目的とする所定の収納
室の位置に停止するためには、収納フォークの一部にセ
ンサーを設けておいて、移送装置をその収納室前面で停
止させる。

〔実施例〕

次に、本発明に係るフロッピーの出納装置を図面に示す
実施例により説明すると、第１図は側面図であって、こ
の出納装置はフレーム１内に配置されたフロッピーの収
納ラック２とこのラック２の前面に配置されたフロッピ
ー移送装置１９とから構成されている。

ラック２は第２図に示すように、多数のフロッピー３を
夫々並列状態で収納するため収納室４が、底面６及び天
井７との間に設けられた多数の仕切壁５によって形成さ
れており、また各収納室４が並列状に配列された形を一
段として、第１図のように複数段のラック列’ｌａ、２
ｂ−２ｃ＋　・・・が上下方向に積重ねられるような形
で構成され、全体のラック２がフレームｌ内に対し上下
動できるように組み込まれている。このラック２は前面
と背面の一部にラックギア８が設けられていて、フロッ
ピー移送袋ｆ１９の上部に設けられたモータｌＯによっ
て回転されるピニオン９が前記ラックギア８に噛み合っ
て、該ピニオン９の回転によりラック２の全体が上下動
し、所定の段のラック列２ａ＝　　２　ｂｔ　　２　Ｃ
，・・・がフロッピー移送装置１９の前面に移動される
。フロッピー移送装置１９の前面に所定段のラック列２
ａ、２ｂ、２Ｃ，・・・を配置するための手段としては
、第３図に示すようにラック２の側端背部に各段のラッ
クの位置を示す検知溝１２をもったフランジ１１を設け
ておき、フロッピー移送袋Ｗ１９の一端に設けた前記フ
ランジ１１を挾むような形のセンサー１３が、ラック２
の前記ピニオン９とラックギア８とによる上下動に伴っ
て、予じめ指令された電気信号により目的とする段の検
知溝１２を検知し、ラック２の上下動をその位置で停止
させる。

更に、ラック２における各ラック列２ａ、２ｂ。

２Ｃ，・・・は、上方のラック列における底面６と下方
のラック列における天井７との間に、後述のフロッピー
移送装置１９における出納フォーク２５の横移動を許す
ための空隙部１４が設けられている。また、各ラック列
２ａ、２ｂ、２ｃ、・・・の−端には前記出納フォーク
２５の先端に設けられた引出し突片２８をラック２の背
面方向に通過させるためのフォーク出入口１５が設けら
れている。

更に、各ラック列２ａ、２ｂ＋　　２０ｒ　・・・にお
ける各底面６は、前縁６ａが各収納室４を仕切る仕切壁
５の前縁よりも若干前方に突出していると共に、夫々の
収納室４内の底面６及び前記フォーク出入口１５の底面
６には、前記出納フォーク２５の引出し突片２Ｂの通過
を許すような、フロッピー３の厚さよりも小さい幅のス
リット１６が収納室４及びフォーク出入口１５の奥行方
向に沿って設けられている。

また、各ラック列２　ａ、　　２　ｂｔ　　２　Ｃ，・
・・の背面壁１７における下端部には、底面６に沿った
窓孔１８が開設されており、前記出納フォーク２５がフ
ォーク出入口１５より挿入されて先端の引出し突片２８
がラック背面壁１７外部に突出した状態で、前記空隙部
１４に沿って横移動できるようになっている。

−４、フロッピー移送装置１９は、ラック２の前面と平
行する向に配列した螺杆２０と案内杆２１に移動子２２
を嵌着して、この移動子２２上に支持された移送台２３
と、この移送台２３上に前記螺杆２０及び案内杆２１と
直交する水平方向に設けた案内杆２４によって、ラック
収納室４の内外方向に往復動可能なフロッピー出納フォ
ーク２５と、前記移送台２３上に支持脚２６ａを介して
、前記出納フォーク２５の直上部分に配置固定されたフ
ロッピーホルダー２６とから構成されている。

出納フォーク２５は、移送台２３上に架設された前記案
内杆２４に取付けられて、該案内杆２４に沿って摺動す
る可動支持部２７の片側前端部に、前記フロッピーホル
ダー２６の下面を通るように水平に突設支持されており
、先端部には収納室４内のフロッピー３を外部に引出す
ための引出し突片２８と、後端部には使用後のフロッピ
ーを収納室４内へ押し込むための押込み突片２９とが突
設されている。これらの引出し突片２８と押込み突片２
９は、その厚さがラック列の収納室底面６及びフォーク
出入口底面６に設けられた前記スリット１６内を通過で
きるような薄肉状となっている。

また、出納フォーク２５における後端の押込み突片２９
の側方には、ラック列２ａ、　　２ｂ、２Ｃ。

・・・の底面前縁６ａの上下両面を挾むようにして、前
縁６ａにある所定収納室４のスリット１６の位置を検出
するセンサー３０が設けられている。前記出納フォーク
２５の案内杆２４に沿った移動は、移送台２３の一部に
設けられたモータ３６の回転をベルト３７によって可動
支持部２７に伝えることにより行われる。

更に、フロッピーホルダー２６は、ラック２の収納室４
と開口する前面にフロッピー３を受は入れるための開口
部３１が設けられると共に、他の三辺にはフロッピー３
の厚さを受は入れられる枠部３２が設けられるような形
となっており、開口部３１と対向する側枠３２ｂと底枠
３２ｃには、前記出納フォーク２５の後部押込み突片２
９の通過を許すスリット３３が設けられている。更に、
このフロッピーホルダー２６の上枠３２ａには、出納フ
ォーク２５によってフロッピー３が収納室４から該ホル
ダー２６内に送り込まれる際に、フロッピー３のディス
ク窓３４を自動的に開くための爪３５が設けられている
。この爪３５は後方の側枠３２ｂ側に傾斜面３５ａを有
しており、フロッピー３が出納フォーク２５によってホ
ルダー２６内に送り込まれるときには爪３５によってデ
ィスク窓３４が開き、ホルダー２６から収納室４内へ押
し戻されるときには傾斜面３５ａによってディスク窓３
４が閉じられるようになっている。

目的とするフロッピー３が収納されたうツク２を選択す
べく、所定の制御装置に入力信号を与えると、モータ１
０によるピニオン９の回転により、ラックギア８を介し
てラック２全体が上下動し、センサー１３が所定段のラ
ック列、例えば２ｂのフランジ検知溝１２を検知し、ラ
ック列２ｂをフロッピー移送装置１９の前面における適
正位置で停止する。ラック２の上下動選択が終了すると
、フロッピー移送装置１９の出納フォーク２５は案内杆
２４に沿った可動支持部２７によって、第６図すに示す
ように、先端の引出し突片２８がラック２の一端のフォ
ーク出入口１５からラック背面壁１７の方向へ向けて挿
入される。

この出納フォーク２５の挿入移動は、引出し突片２８が
出入口１５の底面スリット１６内を通り、後方の押込み
突片２９がフロッピーホルダー２６の下部スリット３３
内を通ることにより行われる。

第６図Ｃのように出納フォーク２５の先端の引出し突片
２８が出入口１５におけるラック背面壁１７の外部に突
出すると、モータ３８により螺杆２０が回転して、フロ
ッピー移送装置１９全体をラック２の各収納室並設方向
に沿って移動する。そのとき、出納フォーク２５は所定
ラック列２ｂにおける底面下部の空隙部１４に沿って移
動するが、これと同時に該出納フォーク２５における後
端部押込み突片２９の側方に設けられた収納室センサ−
３０が、指令された所定の収納室４における底面前縁６
ａのスリット１６の位置を検出する。センサー３０が所
定の収納室４を検出すると、フロッピー移送装置１９の
横移動を一旦停止し、出納フォーク２５が移送装置１９
の移送台２３の方向へ戻るように作動する。この出納フ
ォーク２５による戻りによって引出し突片２８が出納室
４内のフロッピー３を引出し、ホルダー２６内へ移送す
る。フロッピー３がホルダー２６内に移送されるとき、
爪３５によってディスク窓３４が開放される。爪３５は
バネ型になっており、ディスク窓３４を開き終えたのち
、フロッピー３が更に奥の方へ押込まれる力によってデ
ィスク窓３４の上面に設けられた小孔（図示せず）内に
係止される。出納フォーク２５によりフロッピー３が完
全にホルダー２６内に収納されると、再びフロッピー移
送装置１９がラック２の前面に沿って横移動し、フロッ
ピー３を収納したホルダー２６をプレーヤー（図示せず
）内に送り込む。

プレーヤー内においてフロッピー３はホルダー２６内に
収納されたまま使用され、その使用が終了した時点で、
ホルダー２６がフロッピー移送装置１９によってプレー
ヤー内から前記フロッピー３を返還すべき空になってい
る所定のラック収納室４の位置まで戻り、今度は出納フ
ォーク２５が直接所定収納室４の前面から該収納室４内
へ挿入される。この出納フォーク２５の戻り移動により
、押込み突片２９がホルダー２６内からフロッピー３を
押出して収納室４内へ返還する。押込み突片２９により
フロッピー３がホルダー２６から押出されるとき、ホル
ダー２６における爪３５がディスク窓３４の上面の小孔
に係止されているので、爪３５によってディスク窓３４
をホルダー２６に固定したままフロンーー３がホルダー
２６内から押出され、ホルダー２６外に出したときディ
スク窓３４は閉じることになる。爪３５はディスク窓３
４が閉じられてからも続く押込み突片２９によるフロッ
ピー３の押出し力を受け、傾斜面３５ａによって小孔か
ら外れ、フロッピー３のホルダー２６外への送り出しを
許す、従って、フロッピー３はディスク窓３４が閉じら
れた状態で元の収納室４内へ返還される。

〔効果〕

以上に述べたように、本発明に係る出納装置においては
、出納フォークをラックの一端に設けたフォーク出入口
からラック内に挿入した状態でラック列の上部もしくは
下部に設けた空隙部に沿って横移動させるようにしたの
で、出納フォークをフロッピーの収納された収納室の位
置まで移動させて収納室内からフロッピーをホルダー２
６内に取出すことができる。また、各収納室内の底面に
は、出納フォークの引出し突片及び押込み突片の通過を
許すスリットを設けたので、各□収納室からのフロッピ
ーの取出し及び使用後における返還をスムーズに行うこ
とができる。従って、この出納装置を用いることにより
フロッピーを常に所定のラック収納室に正しく管理保管
でき、フロッピーの利用を能率的に行うことができると
いう効果を有する。

なお、前記実施例は、ＴＶフォトプレーヤー用フロッピ
ーの管理保管に使用した場合について述べたが、必ずし
もＴＶフォトプレーヤーの用途に限定されることはなく
、他目的のフロッピーの管理保管と出納にも応用できる
ことは＝うまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るフロッピー出納装置の一実施にお
ける構成を示す側面図、第２図はラックの構成を示す部
分斜視図、第３図は装置の一部切欠平面図、第４図は第
１図のｍＶ−ｍＶ線における断面図、第５図はラックの
背面図、第６図は出納フォークの作動状況を示す側面図
である。 ２：フロッピーの収納ラック、 ２ａ、　　２ｂ、’ｌｃ：ラフク列 ３：フロッピー、　　４：収納室、 ５：仕切壁、　　　　６：底面、 ７：天井、　　　　　８：う７クギア、１３ニラツク検
出センサー、１４：空隙部、１５：フォーク出入口、・
１６：スリット、１７：背面壁、　　　　　１８：窓孔
、ｌ９：フロッピー移送装置、２ｏ：螺杆、２１．・２
４：案内杆、　２３：移送台、２５：出納フォーク、 ２６：フロッピーホルダー、 ２７：可動支持部、　　　２８：引出し突片、２９：押
込み突片、 ３０：収納室検知センサー、３３ニスリツト、３４：デ
ィスク窓、　　３５：爪。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）夫々仕切壁にて仕切られた多数のフロッピー収納
   室を並設したラックと、このラックの前面に配置された
   前記ラックの収納室並設方向に沿って移動可能なフロッ
   ピー移送装置とからなり、このフロッピー移送装置には
   、各収納室の底面もしくは天井に設けたスリットを通し
   て収納室内外方向に往復動可能なフロッピー出納フォー
   クと、この出納フォークにより収納室から引き出された
   フロッピーを移送装置上に保持するための、前記出納フ
   ォークの通過を許すスリットをもったフロッピーホルダ
   ーとを備え、前記ラックの一端には出納フォークをラッ
   クの内外方向に出入させるためのフォーク出入口を有し
   ていることを特徴としたフロッピーの自動出納装置。
2. （２）出納フォークのフロッピー押込み突片の側方部分
   にラックにおける所定収納室を検知するためのセンサー
   を備えている特許請求の範囲第１項記載のフロッピーの
   自動出納装置。
3. （３）ラックが上下数段に積み重ねられ、フロッピー移
   送装置がラックの積重ね方向に沿って上下動可能となっ
   ている特許請求の範囲第１項乃至第２項記載のフロッピ
   ーの自動出納装置。
4. （４）フロッピー移送装置の側方に積重ねられた複数段
   のラックにおける所定段のラックを検出するためのセン
   サーを備えている特許請求の範囲第１項及び第３項記載
   のフロッピーの自動出納装置。