JPS6318517A

JPS6318517A - 磁気記録媒体

Info

Publication number: JPS6318517A
Application number: JP61162575A
Authority: JP
Inventors: Kimihiko Konno; 公彦金野; Yoji Takeuchi; 要二竹内; Kenji Sumiya; 角谷　賢二
Original assignee: Hitachi Maxell Ltd
Current assignee: Maxell Ltd
Priority date: 1986-07-09
Filing date: 1986-07-09
Publication date: 1988-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は磁気記録媒体に係わり、きらに詳しくは潤滑性
の改良に関する。

〔従来の技術〕

磁気記録媒体においては、その磁性層表面の摩擦係数を
低減し、走行を安定化するため、磁性層中に種々な潤滑
剤が添加されて来た。そのうちでも含フツ素化合物は、
その効果が大きいため、多くの物質が提案されている。

最近のものでは、パーフルオロポリエーテルがある。（
特公昭６１）　−１０３６８号）この一連の物質は、そ
の分子末端に水酸基あるいは脂肪酸エステルを有してい
る。しかし、これらの物質は、磁性塗膜中の磁性粉や、
バインダ、あるいは、金属薄膜との親和性が乏しいため
、多数回の繰り返し走行において、徐々に磁性層より失
われて行き、磁性層の摩耗、破損が生じる。

〔発明が解決しようとする問題点〕

本発明は、上記従来の磁気記録媒体が有していた、磁性
層の摩耗、破損といった問題を解決し、以って走行耐久
性に優れた磁気記録媒体を提供することを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

本発明者らは、芳香環に直結した親水基の方が直鎖分子
に結合した親木基よりも、金属酸化物あるいは金属との
親和性が強いことを見出して本発明をなすに至った。

すなわち、パーフルオロポリエーテルにおいて、少なく
ともその一方の末端に極性基を持ち、該極性基がの何れかよりなるものを潤滑剤として用いることである
。

さらに、この芳香環を分子の末端に導入した、パーフル
オシポリエーテルは、その分子の配向性が向上し、従来
のパーフルオロポリエーテルに比し、摩擦力低減の効果
も大きくなった。

カールパーフルオロポリエーテルとしては、−０−ＧＣ
３ＦｓＯ−）−７−ｅＣＦｚ０５ＣａＦａＯ−ｅ−、（
Ｊｆ、ｓ。

洛は整数）の構造を持つものがよ＜、ｌ＋賜＋旙＝１〜
２００の整数であるものが好ましい。また極性基を含め
て全体の分子量は１０００〜５ｏｏｏのものがよい。

またパーフルオロポリエーテルの磁性層中の存在量は、
０．１〜７０■／ゴ　、好ましくは、５〜２５ダ／ゴで
ある。存在量が０．１ダ／ゴ以下では走行耐久性の向上
が認められず、７０ｑ／ｄ以上では、存在量が過剰のた
め、磁気ヘッドのギヤツブｇ分に、パーフルオロポリエ
ーテルが蓄積し、ヘッド目づまりという問題が生じる。

本発明の磁気記録媒体を製造するには、従来公知の方法
で非磁性支持体上に磁性層を設け、この磁性層に１．パ
ーフルオシポリエーテルを溶剤に溶解した溶液を塗布も
しくは噴霧する方法や、パーフルオロポリエーテルの溶
液中に磁性層を浸漬して含めさせる方法がある。また、
非磁性体の磁性層間と反対便に設けたバックフート層に
、パーフルオロポリエーテル溶液を塗布あるいは噴霧し
て含浸させ、これがテープが巻き取られな時、パーフル
オシポリエーテルが、磁性層に転写する方法等によって
も磁性層にパーフルオロポリエーテルを含ませることも
できる。

磁性層としては、Ｃｏ　＠　Ｎｉ　＠　、Ｆｅ　、Ｃｏ
　　ＮｉあるいはＣｏ　　Ｃｙなどの強磁性金属を真空
蒸着法、イオンブレーティング法あるいはスパッタリン
グ法で支持体上に薄膜状に形成したもの、あるいはｒ　
−Ｆｅ２０３　、　Ｃｏ被着ｙ　−Ｆｅ２Ｏ３＠Ｆｅ３
Ｏ４等の酸化鉄系磁性粉、Ｆｅ　、　Ｃｏ　、　Ｎ１な
どの強磁性金属粉を塩化ビニル、二Ｆロセルロース、ポ
リウレタン等のバインダおよび溶剤、固形添加剤と共に
混合分散して得られる磁性塗料を支持体上に塗布乾燥し
て形成する塗布形磁性層がある。

〔実施例〕

以下、本発明の効果を実施例を用いて説明する。

実施例１厚す１２μ易のポリエステル上に真空蒸着法によって、
ｃｏ金金属膜厚が０．２μ鶏となるように蒸着し、磁性
薄膜を作製した。この磁性薄膜上に次式（１）で示され
る化合物のＱ、１ｗｔ％７レオン溶液を用い、グラビア
ロール法によって、表面濃度が１０Ｍｆ／Ｗｌとなるよ
うに塗布、乾燥した。これを８Ｈ幅に裁断し、磁気テー
プを得た。

（こ＼で、賜および鶏は、各々約４０００の平均分子鰍
を与えるようにした整数）実施例２ポリエステルフィルム表面に強磁性金属薄膜を形成し、
その反対側にバックコート層を股、このバックコート層
に、実施例１で示したパーフルオロポリエーテル溶液を
グラビアロール法によって塗布、乾燥し、これを幅８Ｈ
に裁断し磁気テープを得た。

実施例３ゐ−Ｆｅ粉　　　　　　　　：　８０　重量部塩ビー酢
ビ共重合体　　　　：　　８　　＃ポリウレタン　　　
　　　　：　　　４．８　　　＃アルミナ粉　　　　　
　　　Ｈ５ｙシクロヘキサノン　　　　　：　９２　　〃トルエン　
　　　　　　　　＝　９２　１上記組成物をボールミル
中で４８時間混合分散処理し、それにポリイソシアネー
ト３．２重量部全添加、３０分混合分赦し、磁性塗料を
得た。これヲ１０μｍ＝厚のポリエステルフィルム上に
、乾燥膜厚が２．５μ陽となるように塗布乾燥した。表
面平滑処理を施した後、次式（２）で示される化合物の
１．０ｗｔ％７レオン溶液をグラビアロール法によって
塗布、乾燥した。これを幅８Ｍ′Ｒに裁断し、磁気テー
プを得た。

ＯＯ（こ−で、島、３は、各々、数平均分子量が２０００を
与えるようにした整数）比較例１実施例１で式（１）で示される化合物の代りに、式（３
）で示される化合物を用いた以外、実施例１と同様にし
て磁気テープを得た。

ＨＯＣＨ２ＣＦ２０　　（ＣＦ２ＣＦ２０＋、ｈ（ＣＦ
２０）ａ−ＣＦ　、　ＣＨ２０Ｈ・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・川・・・・・川・・・・・・
・・・川　（３）（こ＼で、賜、ルは各々数平均分子量
４０００を与えるようにした整数）比較例２実施例２で、式（１）で示される化合物の代りに式（３
）で示される化合物を用いた以外、実施例２と同様にし
て磁気テープを得た。

比較例３実施例３において式（２）で示される化合物の代りに、
式（４）で示される化合物を用−た以外、実施例３と同
様にして磁気テープを得た。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・　（４）（こ−で、賜、
旙は各々、数平均分子ｆｉ２０００を与えるようにした
整数）〔発明の効果〕実施例および比較例で得られた磁気テープにつイテ、２
５°Ｃ９５０％ＲＨ雰囲気中におけるスチル再生を行な
い、その再生出方が、３ｄＢ低下するまでの時間（スチ
ル耐久性）を調べた。

表結果を表に示す。

以上、本発明のように、潤滑剤として、末端に水酸基、
カルボキシル基、あるいはスルホン基が直結した芳香環
を含もパーフルオロポリエーテルを用いることにより、
芳香環を含まないパーフルオロポリエーテルを用いた場
合に比し、耐久性のすぐれた磁気記録媒体が得られる。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）少なくとも一方の末端に芳香環を介して極性基を
有するパーフルオロポリエーテルを磁性層中、あるいは
磁性層上に有することを特徴とする磁気記録媒体。
（２）極性基が下記に示す構造を持つことを特徴とする
特許請求の範囲第（１）項記載の磁気記録媒体。 ▲数式、化学式、表等があります▼，▲数式、化学式、
表等があります▼， ▲数式、化学式、表等があります▼，（ただし、ＭはＨ
または金属原子）
（３）パーフルオロポリエーテルが、一般式 −（Ｃ＿３Ｆ＿６Ｏ）＿ｌ−（ＣＦ＿２Ｏ）＿ｍ−（Ｃ
＿２Ｆ＿４Ｏ）＿ｎ−，（ただし、ｌ，ｍ，ｎはそれぞれ０〜５０の整数かつｌ
＋ｍ＋ｎ＝１〜２００の整数）であることを特徴とする
特許請求の範囲第２項記載の磁気記録媒体。
（４）パーフルオロポリエーテルが、一般式 −（ＣＦ（ＣＦ＿３）−ＣＦ＿２Ｏ）＿ｎ−（ただし、
ｎは１０〜５０の整数）であることを特徴とする特許請
求の範囲第２項記載の磁気記録媒体。