JPS63184729A - フイルムの給送状態検出装置 - Google Patents

フイルムの給送状態検出装置

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JPS63184729A
JPS63184729A JP1622487A JP1622487A JPS63184729A JP S63184729 A JPS63184729 A JP S63184729A JP 1622487 A JP1622487 A JP 1622487A JP 1622487 A JP1622487 A JP 1622487A JP S63184729 A JPS63184729 A JP S63184729A
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film
motor
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Keiji Himuro
圭二 日室
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新一郎 輿石
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  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)  技術分野 本発明は、フィルムの給送状態検出装置に関し。
より詳細には、モータによりカメラに装填されたフィル
ムを巻上げる際、該フィルムの1画面分毎の給送状態の
変化を検出するフィルムの給送状態検出装置に関するも
のである。
(b)  従来技術 シャッタの露光動作終了後、自動的に1画面分のフィル
ムをモータによって巻上げる自動巻上げ機構を持ったカ
メラにおいては、従来、1画面分のフィルムの巻上げ(
給送)終了の検出は、フィルムのパーフォレーションで
ダミースプロケットを回転させ、このダミースプロケッ
トに連動するスイッチ等から出力される電気信号(パル
ス)を計数することによってなされていた。そしてフィ
ルムの巻上げ終了の検出は、例えばフィルムに負荷され
るテンションを利用したクラッチスイッチによる検出や
上記ダミースプロケットの回転停止を検出しており、一
方フィルム巻戻し終了の検出は、上記ダミースプロケッ
トの回転停止またはフィルム検知スイッチのオンまたは
オフ動作によって検出するものがあった。
特に、上記ダミースプロケットの回転停止によってフィ
ルムの巻上げ終了を検出する場合、すなわちダミースプ
ロケットによって発生されるパルスの有無によってフィ
ルムエンドを検出する場合、巻上げ動作を開始した時点
からパルスが発生していない(ダミースプロケット停止
)と判断すると共に巻戻し動作に移る時点に至るまでの
時間の基準が必要である。そして従来は、この判断の基
準となる基準時間は予め所定の時間に固定されていた。
しかしながら、上述の従来例のように基準時間を設定す
るには、カメラに使用される電池の新旧(消耗状態)、
カメラが使用されるところの環境温度などによりモータ
の回転力、すなわち巻上げ時間が大きく変動するため、
最適な基準時間を定めるためには膨大な量の基礎データ
が必要となり、これらの基礎データの解析作業等を含め
て、極めて煩雑な作業が必要であった。さらに、このよ
うにして定めた基準時間であってもあらゆる条件に対応
し得るということは不可能である。
そして、この基準時間が当該条件に最適な真の基準時間
よりも短い場合、上述のように電池の消耗、気温の変化
および特にフィルムエンドの近くでは巻上げの径が大き
くなってより強いトルクがモータに要求される等々の理
由で、実際にまだフィルムエンドに達していないにもか
かわらず、誤動作を起こして巻上げ動作から巻戻し動作
に移り、途中までしか撮影の済んでいないフィルムを巻
戻してしまうことになって極めて不都合である。
また逆に上記真の基準時間よりも長い場合、確かに上述
のような誤動作は防止できるものの、フィルムがフィル
ムエンドに達した時1巻上げ動作から巻戻し動作に移る
までに必要以上の長い時間が経過することになり、この
間モータには巻上げ方向の駆動電流が通電され続けてい
るので、モータの過熱、電池の消耗、ギア等巻上げ機構
を構成する部材およびフィルムに過大な負荷が加わる等
の問題が発生する。特にこれらの問題は、使用する電池
が新しく、すなわち起電力の大きい時には深刻な問題で
ある。
(Q)  目的 本発明は、上述の事情に鑑みなされたもので、その目的
とするところは、簡略な構成で、フィルムの巻上げ動作
中にフィルムがフィルムエンドに達した時、該フィルム
巻上げが完了した時点から巻戻し動作に移る時点までの
時間を定める基準時間を最適値に設定し得るフィルムの
給送状態検出装置を提供することにある。
(d)  構成 本発明は、上述の目的を達成させるため、モータにより
カメラに装填されたフィルムを巻上げる際、該フィルム
の1画面分毎の給送状態の変化を検出するフィルムの給
送状態検出装置において、上記フィルムの1画面分が給
送されるに伴って所定数のパルスを発生するパルス発生
手段と、このパルス発生手段の出力を受けて上記所定数
のパルスのそれぞれの立上りエツジおよび/または立下
りエツジを検出する毎にエツジ信号を出力するエツジ検
出手段と、このエツジ検出手段の出力を受けてこれを計
数し少なくとも最後の上記エツジ信号を計数した時点で
上記1画面分の給送終了を示す給送終了信号を出力する
エツジ計数手段と、シャッタの露光動作が終了したこと
を検出するシャッタ動作終了検出手段と、このシャッタ
動作終了検出手段からの出力を受けて上記モータをON
L。
上記給送終了信号を受けて該モータをOFFするモータ
ON−OFF手段と、当該1画面分の給送に要する時間
を計時するために上記給送終了信号および上記シャッタ
動作終了検出手段力′1らの出方を受け上記シャッタ動
作終了検出手段がらの出力を受けた時点で初期状態にリ
セットすると共にこの時点より計時を開始し該給送終了
信号を受けた時点で計時動作を停止し逐次その計時デー
タを出力する第1の計時手段と、この第1の計時手段の
出力および上記給送終了信号を受けこの給送終了信号を
受けた時点ですでに保持している当該画面の1つ前の1
画面分の給送に要した第1の計時データを上記第1の計
時手段からの計時データに更新して第2の計時データと
して保持する計時データ保持手段と、上記エツジ検出手
段および上記シャッタ動作終了検出手段の出力を受けて
この時点で初期状態にリセットすると共にこの時点より
計時動作を開始し逐次その計時データを第3の計時デー
タとして出力する第2の計時手段と、上記第3の計時デ
ータと上記第2の計時データとを逐次比較し該第3の計
時データが該第2の計時データを所定量以上越えた時に
判定信号を出力する計時データ比較手段と、該判定信号
を受けて上記モータの回転方向を切換えるモータ極性切
換手段とより構成されていることを特徴としたものであ
る。
以下、本発明の構成を一実施例に基づいて具体的に説明
する。
第1図は、本発明に係るフィルムの給送状態検出装置の
全体の構成を示す回路ブロック図である。
第1図において、1はパルス発生手段としてのワインド
パルス発生回路、1aはダミースプロケット、2はエツ
ジ検出手段としてのエツジ検出回路、3はエツジ計数手
段としてのエツジカウンタ、このエツジカウンタ3にお
いてRはリセット入力端子、4は正論理2人力のAND
ゲート、5は数100nsのディレー回路、6aおよび
6bは共に正論理3人力のORゲート、7は第1の計時
手段としての周期タイマー、8は計時データ保持手段と
してのデータラッチ、9はデータ切換回路、10は初期
データ保持回路、11は第2の計時手段としての分割タ
イマー、12は計時データ比較手段としてのデジタルコ
ンパレータ、13は正論理2人力のORゲート、14は
モータ極性切換手段としてのT型フリップフロップ(以
下単に「T−FFJと略記する)、15は数100ns
のディレー回路、16aおよび16bは共に正論理2人
力のANDゲート、17aおよび17bは共に正論理2
人力のORゲート、18はモータON−OFF手段とし
てのモータ○N−0FF回路、19はモータ駆動回路、
20はフィルム給送用のモータ、21はシャッタ動作終
了検出手段としてのシャツタ閉検出回路、22はマニュ
アル巻戻しの動作指示を入力するマニュアル巻戻し入力
回路、23は裏蓋閉検出回路、24はフレームカウンタ
、25は切換回路、26は正論理2人力のANDゲート
である。
ダミースプロケット1aはモータ20により給送される
フィルムのパーフォレージ3ンと噛合して回転し、ワイ
ンドパルス発生回路1を構成する例えばスイッチ等を駆
動してフィルムの1画面分を給送する間にほぼ均等なパ
ルスを2つ発生させるように構成されている。そしてワ
インドパルス発生回路1の出力端は、エツジ検出回路2
の入力端に接続され、エツジ検出回路2の出力端はエツ
ジカウンタ3の入力端に接続されると共にORゲート6
bの第3入力端子に接続されている。エツジカウンタ3
の出力端子TPI〜TP4のうちTP4は切換回路25
のパルス久方端子PI。
ANDゲート4の第1入力端1周期タイマー7のストッ
プ入力端子ST、データラッチ8のラッチ入力端子りお
よびANDゲート168の第2入力端に接続されている
。ORゲート6aの出力端は周期タイマー7のリセット
・スタート入力端子Rに接続され、この周期タイマー7
のデータ出力端子DTはデータラッチ8のデータ入力端
子DIに接続され、このデータラッチ8のデータ出力端
子DOはデータ切換回路9のデータ入力端子D1に接続
され、このデータ切換回路9のデータ出方端子OUTは
デジタルコンパレータ12の比較入力端子CMIに接続
され、このデジタルコンパレータ12の判定出力端子C
MPはORゲート13の第1入力端子に接続されると共
にORゲート6bの第2入力端子、ORゲート6aの第
3入力端子およびANDゲート16bの第2入力端子に
それぞれ接続され、ORゲート13の出力端はT−FF
14のトグル入力端子Tに接続され、非反転出力端子Q
はディレー回路15を介してANDゲート16bの第1
入力端に接続されると共にモータ駆動回路19の極性入
力端子PCH1ANDゲート4の第2入力端子および切
換回路25の切換入力端子HGに接続され、反転出力端
子QはANDゲート16aおよび26のそれぞれ第1入
力端子および第2入力端子に接続されている。−方、マ
ニュアル巻戻し入力回路22およびシャツタ閉検出回路
21の出力端はそれぞれORゲート17bの第1入力端
子および第2入力端に接続され、さらにマニュアル巻戻
し入力回路22の出力端はORゲート13の第2入力端
に接続され、ORゲート17bの出力端はモータON−
OFF回路18のオン入力端子ONに接続されると共に
ORゲート6bの第1入力端、エツジ°カウンタ3のリ
セット入力端子RおよびORゲート6aの第2入力端に
接続されている。また、カメラの裏蓋が閉成された時点
でリセットパルスを出力する裏蓋閉検出回路23の出力
端はフィルムの撮影枚数を計数するフレームカウンタ2
4のリセット入力端子Rに接続され、切換回路25のパ
ルス出力端子P1およびP2はそれぞれフレームカウン
タ24のインクリメント入力端子INCおよびデクリメ
ント入力端子DECに接続され、カウント出力端子KP
はANDゲート26の第1入力端に接続され、ANDゲ
ート26の出力端はデータ切換回路9の切換入力端子X
Gに接続されている。尚、初期データ保持回路10の出
力端はデータ切換回路9のデータ入力端子D2に接続さ
れている。ANDゲート4の出力端はディレー回路5を
介してORゲート6aの第1入力端に接続され、ORゲ
ート6bの出力端は分割タイマー11のリセット・スタ
ート入力端子Rに接続さ九、この分割タイマー11のデ
ータ出力端子DTはデジタルコンパレータ12の比較入
力端子CM2に接続されている。またANDゲート16
aおよび16bの各出力端はそれぞれORゲート17a
の第1入力端および第2入力端にそれぞれ接続されこの
ORゲート17aの出力端はモータON−OFF回路1
8のオフ入力端子OFFに接続され、モータON−OF
F回路18の出力端はモータ駆動回路19の制御入力端
子CTLに接続されると共に分割タイマー11のストッ
プ入力端子STに接続され、モータ駆動回路19の出力
端はモータ20に接続されている。
次に、各回路から出力される各信号について説明すると
、(a)はシャッタ動作が終了した時点でシャツタ閉検
出回路21から出力されるシャッタ閉パ/L/X、(b
)はモータON−OFF回路18のオフ入力端子OFF
にパルスが1つ印加されるとLレベルになりオン入力端
子ONにパルスが1つ印加されるとHレベルになるモー
タON−OFF信号、(0)はワインドパルス発生回路
1から出力されるワインドパルス、(d)はワインドパ
ルス(c)の各立上りエツジおよび立下りエツジを検出
する毎にエツジ検出回路2から出力されるエツジ信号と
してのエツジパルス、(TPI)は1つ目のエツジパル
ス(d)が入力された時点で出力し、以下同様に(TP
4)は4つ目のエツジパルス(d)が入力された時点で
出力するそれぞれカウント出力パルスで特に(TP4)
は給送終了信号としての給送終了パルス、(8)は周期
タイマー7から出力される第2の計時データとしての計
時データ、(f)は分割タイマー11から出力される第
3の計時データとしての計時データ、(g)はフレーム
カウンタ24のカウント値が「1」になったときのみH
レベルとなり他のカウント値ではLレベルになるカウン
ト1出力信号、(h)は比較入力端子CM2に入力され
る計時データ(f)が比較入力端子CMIに入力される
基準データ(fi)を越えた瞬時のみHレベルになる判
定信号としての判定パルス、(i)および(i′)はそ
れぞれORゲート17aの第2入力端および第1入力端
に印加されるOFFパルス、(j)はモータを駆動する
モータ駆動信号、(k)はマニュアル巻戻し入力回路2
2から手動巻戻しの所望時に出力されるマニュアル入力
パルス、(Q)は上記比較入力端子CMIに入力される
基準データ、DP4は給送終了パルス(T P 4 )
が数百ns遅延された遅延化給送終了パルス、(Q)は
Lレベルでモータ正転(フィルム巻上げ)を示し、Hレ
ベルで逆転方向(同巻戻し)を示す正逆信号、(?:l
)は正逆信号(Q)が反転した反転正逆信号、(DQ)
は正逆信号(Q)が数100nS遅延した遅延化正逆信
号である。
尚、周期タイマー7および分割タイマー11は、リセッ
ト・スタート入力端子Rにパルス信号が印加されると、
その時点で計時データ(e)および(f)をゼロ・クリ
アすると共に計時動作を再開し、周期タイマー7はその
ストップ入力端子STに給送終了パルス(T P 4 
)が印加された時点で計時動作を停止しその時の計時デ
ータ(e)を保持し、分割タイマー11はそのストップ
入力端子STに印加されるモータON−OFF信号(b
)がHレベルになるとその時点で計時動作を停止しその
時の計時データ(f)を保持するように構成されている
データラッチ8は、給送終了パルス(TP4)がラッチ
入力端子りに印加された時点で、すでに保持している当
該画面の1つ前の1画面分の給送に要した第1の計時デ
ータとしての基準データ(内容は時間T wn−1)を
計時データ(e)に更新して新しい基準データとしてラ
ッチするように構成されており、データ出力端子DOか
らは、ラッチされたデータが常に出力されている。
データ切換回路9は、切換入力端子XGに印加される信
号がHレベルのときデータ入力端子D2をデータ出力端
子OUTに接続しLレベルのときは逆にデータ入力端子
D1をデータ出力端子OUTに接続するように構成され
ている。尚、初期データ保持回路10から出力される初
期データはこの例の場合1秒に設定され、この初期デー
タは常に出力されている。
T−FF14は、初期状態では正逆信号(Q)をLレベ
ルにリセットし、トグル入力端子Tに1つのパルスが入
力される毎に出力を反転させるように構成されている。
モータ駆動回路19は、制御入力端子CTLに印加され
るモータON−〇FF信号(b)がHレベルのときモー
タをONL、。
LレベルのときOFFし、そしてモータ08時に極性入
力端子PCHに印加される正逆信号(Q)がLレベルで
あればモータ20を正転(巻上げ)させ、Hレベルであ
れば逆転(巻戻し)させてモータ20を制御するように
構成されている。
切換回路25は、切換入力端子HGに印加される正逆信
号(Q)がLレベルのときパルス入力端子PIをパルス
出力端子P1に接続し、Hレベルのときは逆にパルス入
力端子PIをパルス出力端子P2に接続するように構成
されている。フレームカウンタ24は、インクリメント
入力端子INCにパルスが1つ印加される毎にカウント
値を1つ増加し、デクリメント入力端子DECにパルス
が1つ印加される毎にカウント値を1つ減じ、リセット
入力端子Rにリセットパルスが印加された時点でカウン
ト値をゼp・クリアするように構成されている。
第2図〜第6図は、第1図の各部の動作波形を示すタイ
ミングチャートで、第2図は巻上げ動作を示し、第3図
は、自動巻戻し動作を示し、第4図はマニュアル(手動
)巻戻し動作を示し、第5図はエツジカウンタ3の動作
を示し、第6図は分割タイマー11の動作を示している
。尚、第2図以下の各回において、上記第1図における
信号または時間、タイミングと同一ないし均等のものに
ついては上記と同一符号をもって示し重複した説明は省
略する。また本実施例で用いているフィルムの撮影枚数
は36枚、いわゆる36枚撮りのフィルムとする。
第2図〜第6図において、TO,T、、T、。
T、はそれぞれ撮影動作(シャッタ動作)が終了して巻
上げ動作が開始される時点、Ti、T3゜T、、T、は
それぞれ巻上げ動作が終了する時点で、T、〜T1は第
1枚目の巻上げ動作、T2〜T、は第2枚目、T4〜T
、は第3枚目、T6〜T7は最後の第35枚目の巻上げ
動作の期間を示している。従って、時点T、以前に第1
枚目撮影動作が行なわれており、T1〜T2 は第2枚
目、T3〜T4は第3枚目、途中を省略してT7〜T1
は最後の36枚目の撮影動作の期間を示している。ts
はワインドパルス(Q)の半周期。
ti l t、*l * t4はそれぞれ第1、第2、
第3、第4のエツジパルス(d)の立上りの時点、TW
は1画面分の給送時間(第2図においては巻上げ時間)
を示す添数字は撮影枚数を示すものとする。従って、T
V、は第1枚目の給送時間、以下同様にして、TWnは
第n枚目の給送時間である。ただし、本実施例ではn=
36であり期間T、〜T7においてはn=35である6
T、は第36枚目の巻上げ動作を開始する時点、T、は
巻上げ動作から巻戻し動作に移る時点、つまり第36枚
目を巻戻し始める時点、Tよ。は第35枚目、Ti、は
第34枚目、T12は第1枚目。
T13は第0枚目、すなわち最初にフィルムをセットす
る時の引出し部分を巻戻し始める時点、T14は巻戻し
終了の時点である。tdは数100nsのディレ一時間
である。
第4図(a)において、T、′ はマニュアル巻戻し動
作の開始の時点、T、′〜T8゜′は1枚分(1画面分
)の巻戻し動作を示す。
第7図は、本発明の応用例の構成を示すブロック図であ
る。同図において、27〜32は電圧を印加すると黒く
見える液晶表示器の表示部である。
27はパトローネ室側、28は巻上げ側、29〜32は
給送状態を表示する表示ドツト、33a〜33dは上記
液晶表示器の駆動回路、34〜41は出力に高インピー
ダンス状態を持った。いわゆる3−ステイトのバッファ
ゲートで、34〜37はゲート入力端子がHレベルで動
作状態となり、38〜41は反対にゲート入力端子がL
レベルで動作状態となるように構成されている。尚、図
示していないが巻上げ側表示部28は後述するオートロ
ーディングが失敗すると点滅するように構成されている
バッファゲート38〜41の入力端はそれぞれエツジカ
ウンタ3のカウント出力端子TPI〜TP4と1対1に
接続され、バッファゲート34〜37の入力端は同じく
それぞれカウント出力端子TP4〜TPIと1対1に接
続されている。バッファゲート34〜41のそれぞれの
ゲート入力端子は、T−FF14の非反転出力端子Qに
並列接続され、バッファゲート34と48.35と39
.36と40.37と41とのそれぞれの対のバッファ
ゲートの出力端が互いに接続されると共に上記液晶表示
器の駆動回路33a〜33dの各入力端に接続され、こ
の液晶表示器の駆動回路33a〜33dの出力端はそれ
ぞれ表示ドツト29〜32に接続されている。
次に、このように構成された本実施例の動作について説
明する。
まず、巻上げ動作を第2図を中心に述べるが、その前に
予備的説明をすると、フィルムをカメラに装填し、裏蓋
を閉じることによって裏蓋閉検出回路23からリセット
パルスが出力されてフレームカウンタ24がゼロ・クリ
アされると共に所定時間フィルム給送用のモータ20を
ONしてフィルムを自動的に巻上げスプールに巻°つけ
るいわゆるオートローディングの動作が実行され、これ
が正常に行なわれれば、フレームカウンタ24を1つイ
ンクリメントしカウント値;1とする。またこの時、第
7図に示す巻上げ側表示部28に変化(点滅動作)がな
いので操作者は撮影準備が完了したことを知る。そこで
レリーズボタンを押すと自動的に測光、測距1合焦駆動
等が実行され、さらにシャッタの開閉動作が実行される
一連の撮影動作を終了する。そしてシャツタ閉動作が完
了した時点T0でシャツタ閉検出回路21からシャツタ
閉パルス(a)が出力されて第1枚目の巻上げ動作が始
まる。
すなわち、時点T0で出力されたシャツタ閉パルス(a
)は、ORゲート17bを介してモータ○N−0FF回
路18のオン入力端子ONに入力されてモータ○N−O
F F信号(b)がHレベルになってモータ20がフィ
ルムを巻上げる方向に回転を始める。一方、上記シャツ
タ閉パルス(a)は同時にエツジカウンタ3を初期状態
にリセットし、ORゲート6a 、6bを介して周期タ
イマー7、分割タイマー11の計時動作を開始させる。
このモータ20の回転駆動によってフィルムが給送され
始め、それに伴ってこのフィルムのパーフォレーション
に噛合されているダミースプロケット1aが回転してワ
インドパルス発生回路1からワインドパルス(Q)を発
生する。エツジ検出回路2はこのワインドパルス(Q)
の半周期ta毎に、つまり時点tt t tz y t
z + t4 においてエツジパルス(d)を出力する
。このエツジパルス(a)は、ORゲート6bを介して
分割タイマー11のリセット・スタート入力端子Rに入
力されるので、分割タイマー11の計時データ(f)は
tz + ta t ti においてそれぞれそれまで
に計時したデータをゼロクリアして再度新たに計時を始
める。
次に、エツジカウンタ3の動作を第5図を用いて少し詳
しく説明す゛ると、第1のエツジパルス(d)が入力さ
れる時点t□においてカウント出力パルス(TPI)を
出力し、第2のエツジパルス(d)が入力される時点t
2においてカウント出力パルス(TP2)を出力し、以
下同様にして第4のエツジパルス(d)が入力される時
点t4において、給送終了パルス(T P 4 )を出
力する。
つまり、エツジカウンタ3は一画面分のフィルムの給送
を監視していると言える。
一方、時間ta毎にリセットされる計時データ(f)は
デジタルコンパレータ12の一方の比較入力端子CM2
に入力され、今、T−FF14は、初期状態で正逆信号
(Q)はLレベル、反転正逆信号(Q)はHレベルであ
るから、ANDゲート26および16aはON状態、A
NDゲート4はOFF状態となっている。・また今フレ
ームカウンタ24はカウント値=1なのでカウント1出
力信号(g)はHレベルとなっている。従ってデータ切
換回路9においては、データ入力端子D2とデータ出力
端子OUTが接続されているので、初期データ保持回路
10の出力である初期データ1秒が基準データ(fi)
としてデジタルコンパレータ12のもう一方の比較入力
端子CMIに入力され、T0〜t4の間逐次比較されて
いるが、正常にフィルムが給送されている状態ではts
(1秒であるので、判定パルス(h)は出力されない、
そして時点t4に至ってつまり時点T1において給送終
了パルス(TP4)が出力されると、切換回路25のパ
ルス入力端子PIに入力された上記給送終了パルス(T
 P 4 )はパルス出力端子P1から出力されてイン
クリメント入力端子INCに印加され、フレームカウン
タ24はカウント値が1つ増加されてカウント値=2と
なってカウント1出力信号(g)はLレベルになる。そ
の結果データ切換回路9では、データ入力端子D1とデ
ータ出力端子OUTが接続される。さらに上記給送終了
パルス(TP4)は周期タイマー7の計数動作を停止せ
しめると共に、計時データ(e)として出力されている
T、〜T1の間に計時した第1枚目の給送時間TWi 
をデータラッチ8に保持させる。
さらに同時に上記給送終了パルス(T P 4 )は。
ANDゲート16aを介してOFFパルス(i′)とし
てモータON−OFF回路18のオフ入力端子OFFに
入力されてモータON−OFF信号(b)をLレベルに
してモータ20を停止させる。
そして、このLレベルになったモータ○N−OFF信号
(b)によって分割タイマー11は計時動作を停止する
0以上で第1枚目の巻上げ動作が終了する。つまり第2
枚目のフィルムが給送されたことになる。
次に、時点てよ〜T2のしかるべき時点で再度レリーズ
ボタンを押すと、第2枚目の上述した一連の撮影動作が
実行され、時点T8においてこの撮影動作の終了を示す
シャツタ閉パルス(a)が出力される。この時点T8以
後の第2枚目の巻上げ動作はすでに述べたT、〜T、の
巻上げ動作とほぼ同様である。ただ異なるのは、基準デ
ータ(fl)の内容で、第2枚目以後の動作においては
、常に1画面前の給送時間TWn−,を用いることであ
る。ところが、第1枚目の動作では前回の給送時間TW
n−,のデータがないので、この第1枚目に限って初期
データTW=1秒を用いるのである。
そして、T6〜T7において第35枚目を巻上げ、つま
り最後の第36枚目のフィルムが給送され、T7〜T、
のしかるべき時点でレリーズボタンが押されると、第3
6枚目の撮影動作が実行され、T、においてシャツタ閉
パルス(a)が出力される。ただしこの例では、もはや
フィルムに余長がなく、パトローネのフィルム巻芯に止
着されたフィルムがやや緊張している状態であると仮定
する。
第3図に移って、シャツタ閉パルス(a)が時点T、に
おいて周期タイマー7と分割タイマー11を起動しモ―
りON−OFF信号(b)を立上げ、モータ駆動信号(
j)が正転側に立上りモータ20が第36枚目を巻上げ
ようとするが、上述のように、もはやフィルムの終端部
に余長がないので、フィルムは移動しない、従って、ワ
インドパルス(Q)が発生しないので、第2図に示した
ようにT1〜T、の間で分割タイマー11が再起動され
ることなく、T Wn> T Wn−、になるまで。
つまりT W a s > T W −*となる時点T
、&:おいてデジタルコンパレータ1?、から判定パル
ス(h)が出力される。この判定パルス(h)は、OR
ゲート13を介してトグル入力端子Tに入力されてT−
FF14の出力を反転させると共にORゲート6a 、
6bを介して周期タイマー7、分割タイマー11に入力
されてこれらを再起動させる。尚、ANDゲート16b
の第2入力端に入力された上記判定パルス(h)は、遅
延化正逆信号(DQ)が時点T、より遅延時間td経た
後に立上るため、OFFパルス(i)が出力されず、モ
ータ20は回転を続けている。またデータラッチ8は1
時点T、で給送終了パルス(TP4)が入力されないの
で計時データとして2つ前のTV、、を保持している。
T−FF14の出力が反転することにより、正逆信号(
Q)はHレベルになり、反転正逆信号(ζ)はLレベル
になって共にその状態が保持される。その結果、時点T
、にてモータ駆動信号(j)は逆転方向に立下り、AN
Dゲート16a、26がOFF状態になり、切換回路2
5においてはパルス出力端子P2が有効になり、AND
ゲート4はON状態になりそしてANDゲート16bは
上記のように遅延時間td後にON状態になる。
モータ20は、時点T、より逆転(巻戻し)を開始し、
フィルムが逆方向に給送されはじめ、それに伴ってダミ
ースプロケット1aも逆転を始め。
第36枚目の巻戻し動作に移る。このダミースプロケッ
ト1aは、時点T、において2つ目のワインドパルス(
c)の立下った直後の位置に停止していたので、逆方向
に回転を始めた場合は1時点T、の直後の時点t1から
立上ることになる。従って分割タイマー11は、時点T
、、t1〜t4でそのつと再起動される。そして時点1
.kに至り、すなわち時点Ti、で給送終了パルス(T
P4)が出力され、この時点で周期タイマー7を停止さ
せさらにデータラッチ8は保持していたT6〜T7にお
ける第35枚目の巻上げに要した給送時間TW3.のデ
ータをT、〜T1゜における巻戻しに要した給送時間T
W3.′のデータに更新して第36枚目の巻戻し動作を
終了する。そして、上記給送終了パルス(TP4)は、
ANDゲート4、ディレー回路5を介して時点T1.よ
りtd後に遅延化給送終了パルス(DP4)として周期
タイマー7を再起動する。この様子は第3図には示して
いないが、第5図において符号T、をT、に、TiをT
1゜に置き換えると、この様子を示すことになる。
すなわち、時点t、=Tよ。にて分割タイマー11を再
起動し、td遅れて周期タイマー7を再起動して第35
枚目の巻戻し動作を開始する。尚、遅延時間tdは数1
00nsであり、給送時間TWnは数Loomsである
からtdがTWnの誤差になることはない、また、T、
〜T14間はモータON−OFF信号(b)がHレベル
を保持しているので分割タイマー11は停止することが
ない。
時点T111”’ T11は、すでに述べたように35
枚目の巻戻し動作であり、以下同様に第34枚目、第3
3枚目、・・・・・・、第2枚目と巻戻し、T12〜T
工、において第1枚目を巻戻す、すなわち、撮影された
フィルムはここまでで、T工、〜T工、は第0枚目、つ
まり上述したオートローディングによってスプール(巻
上げ)側に巻付けられたフィルムの引出し部の巻戻し動
作である。T8.において分割タイマー11が再起動さ
れ、これよりtd遅れて周期タイマー7が再起動され第
0枚目の巻戻し動作を開始する。そして時点tiにおい
て、上記引出し部がダミースプロケット1日を通過し終
り、ダミースプロケット1aは停止する。この時点。
t、で再起動された分割タイマー11はこれ以後エツジ
パルス(c)が入力されないので、計時動作を続け、こ
の逐次出力される計時データ(f)がT1.〜T0.に
要した給送時間TV工′ として基準データ(1りを超
えると、つまりTV、’ >TW□′となった時点でデ
ジタルコンパレータ12から判定パルス(h)が時点T
1.にて出力される。この判定パルス(h)は、ORゲ
ート13を介してT−FF14の出力を反転させると共
にANDゲート16bに入力される。時点Ti、で正逆
信号(Q)は立下り反転正逆信号(Q)は立上り、遅延
化正逆信号(DQ)はtd連れて立下る。
従って、OFFパルス(i)が時点T14でORゲート
17a を介してモータON−OFF回路18のオフ入
力端子OFFに入力され、モータ駆動信号(j)をOF
Fレベルにしてモータ20を停止させる0以上で自動巻
戻し動作を終了する。
さて、上述の説明において、T、〜T7の第35枚目を
巻上げた際(つまり第36枚目が給送された際)に、も
はやフィルム終端部に余長がなく、フィルムが緊張した
状態であるとし、またTi、〜T工、においてフィルム
の引出し部が時点t1までに対応する長さであるとした
が1例えばT、〜T9 を代表として説明すると、T1
にてシャツタ閉パルスを受けてからT、にて判定パルス
(h)が出力されるまでの分割タイマー11の動作は、
第6図に示すようにモード1〜モード4の4つのモード
に分類される。モード1は分割タイマー11が時点T、
にてシャツタ閉パルス(a)で起動されてからその計時
データ(f)の内容TWnがTWn)TWn−1になる
まで動作し、以下同様にモード2は第1のエツジパルス
(d)で起動され。
モード3〜4はそれぞれ第2、第3のエツジパルス(d
)で起動される。つまり第3図のT1〜T、で示した動
作は第6図におけるモード1に相当し、第3図のT11
〜T、4の動作は、モード2に相当することがわかる。
モード1〜モード4の意味するところは、巻上げ動作に
おいてフィルムが巻終りに達したこと、あるいは巻戻し
動作において、その引出し部が通過し終ったことを検知
するのに、最大でワインドパルス(Q)の半周期tsの
4倍弱の余裕度を持つということである。つまり、モー
ド1の場合は、もはやフィルムの終端部に余長がないの
であるから、前回の給送時間TWn−,を越えればただ
ちに巻戻し動作に移っても何ら不合理は生じないのであ
り、モード4の場合は時点t1に至るまでの時点tsX
3に相当する余長がフィルムの終端部にあるのであるか
ら時点t、から上記給送時間TWn−0を超えた時点で
巻戻し動作に移るのが合理的である。従来は、判定の基
準となる基準データ(fi)の内容TWn−0は固定さ
れていたため、モード1〜モード4で説明したフィルム
の終端部の余長のバラつきを吸収するために少なくとも
モード4に示す最大時間(ts X 3) 、+TWr
r、以上の時間に設定しておかねばならず、モード1の
場合のようにフィルムの終端部の会長がない場合にも最
大時間駆動し続けるという不合理があったが、本実施例
ではこれを確実に防止できる利点がある。
次に、マニュアル巻戻し動作を説明する。
第4図に示すように、T4〜T、において第3枚目の巻
上げが終了しくこの動作は第2図のT4〜Tsと同様)
、シかる後時点T、I にてカメラの操作者がマニュア
ル巻戻し入力回路22によってマニュアル入力パルス(
k)を発生せしめると、このマニュアル入力パルス(k
)は、ORゲート13を介してトグル入力端子Tに入力
されT−FF14の出力を反転すると共に、ORゲート
17b 、 モータON−OFF回路18を介シテモー
タON−OFF信号(b)をHレベルにすると同時に、
周期タイマー7および分割タイマー11を起動させる。
Hレベルに反転した正逆信号(Q)は、モータ駆動信号
(j)を逆転方向の極性に切換え、モータ20を逆転(
巻戻し)させて、時点T、′ 〜T 10′において第
3枚目の巻戻しを実行する。そしてこのT、′ 〜Tユ
。′は、判定パルス(h)とフィルム枚数を除いて第3
図のT、〜T□。と同様である。従って、以下第2枚目
、第1枚目、第0枚目と巻上げ、つまり第3図に対応さ
せるとT1゜〜T41からT1□〜T13へと進みT1
4で手動巻戻し動作を終了する。
次に、第7図に示す応用例の動作を説明する。
今春上げ動作モードにあるとすると、正逆信号(Q)は
Lレベルであるからバッファゲート38〜41は動作状
態となり、バッファゲート34〜37の出力端は高イン
ピーダンス状態となっているので、バッファゲート38
〜41の出力端がそれぞれ駆動回路33a〜33dの入
力端に接続されている6巻上げ動作が始まると、エツジ
カウンタ3からそれぞれt0〜t4のタイミングでカウ
ント出力パルス(TPI)〜(TP4)が出力されるの
でこれらが順次表示ドツト29〜32を駆動回路33a
〜33dを介して駆動する。従って図中左から、右に表
示が移動するのでフィルムの給送状態がリアルタイムで
確認できる。また巻戻し動作の時は、上記同様に正逆信
号(Q)がHレベルになるので、バッファゲート34〜
37が動作状態となり、表示ドツト32〜29が順次駆
動されて図中右から左へ表示が移動し、フィルムの巻戻
し方向への給送状態がリアルタイムで確認できる。
以上述べたように本実施例によれば、フィルムの終端部
(フィルム巻上げ終了)および引出し部(フィルム巻戻
し終了)を検出(判定)するための基準データ(11)
の内容として1つ前の給送時間TWn−1を1画・面分
給送する毎に監視しているので、電池の使用状態等によ
る給送時間の変化の影響を受けることなく、最適な状態
で上記判定が可能となる利点がある。しかも、1画面分
の給送時間をほぼ均等な4つのエツジパルス(d)で分
割し、各シャツタ閉パルス(a)の立上る時点(たとえ
ばTo)およびそれぞれのエツジパルス(d)の立上る
時点ti、t2.t3毎に分割タイマー11を再起動す
るので、フィルム終端部の未知の余長に対して最適な制
御が可能となる利点がある。従って、従来のように膨大
な量の基礎データも不要になりこれらの分析作業も不要
となる。
また、フィルムエンド時にフィルムあるいはギア等の機
構部の各部材に過大な負荷を与えることもない、またフ
ィルムエンドを検出するための機械的な部材も必要とし
ない、それ故、小型で簡略に構成でき、最適制御が可能
なので電池の省エネルギー化も図ることができる。
また、カウント出力パルス(TPI)〜(TP4)によ
って表示ドツト29〜32を駆動するように構成するこ
とができ、このように構成°した場合、実時間でフィル
ムの給送状態が確認できる。
尚、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、そ
の要旨を逸脱しない範囲において種々の変形実施が可能
である。
例えば、ワインド・パルス(c)は1画面に対して2個
に限ることなく、多くしても少なくしてもよい、多くし
た場合、さらに最適なエンド検出の制御が可能になる。
また、第1図に示す構成をマイクロコンピュータを用い
てソフトウェアで実現してもよい、この場合さらに小型
で簡略な構成となし得る。
また、フレームカウンタ24はカウント1出力(g)を
利用するにとどまらず、そのカウント値を参照できるよ
うに構成してもよい、この場合、例えば巻戻し動作中に
ダミースプロケット18等が故障してもフレームカウン
タ24を参照しつつ巻戻すことが可能になる。
また、基準データ(Q)の内容TWn−,はそのまま使
わず、TWn−1X2、T Wn−x X 1 / 2
のように加工して用いてもよい、この場合、そのカメラ
のフィルムの給送に関する機構部等の性能(構成)に適
した時間に設定することができる。
また、ワインドパルス発生回路1によってワインドパル
ス(c)を生成せしめるのに、ダミースプロケット1a
の回転により機械的スイッチをON−〇FFさせる例に
限ることなく、例えばカメラ内のフィルムのパーフォレ
ーション部の走行予定域に投光素子と受光素子を配設し
該パーフォレーションの通過に応答してワインドパルス
(c)を発生させるように構成してもよい。
(e)  効果 以上詳しく説明したところから既に明らかなように本発
明によれば、フィルム巻上げ動作中に給送時間を1つの
前のフィルム1画面分の給送時間を基準時間として比較
し、当該給送時間が基準時間を所定量超えたとき、フィ
ルム巻上げ終了と判定し巻戻し動作に移行せしめるよう
に構成したから、電池の消耗状態、環境温度、給送負荷
の大小等の影響を受けることなく、フィルム巻上げ動作
から巻戻し動作への移行を円滑に行なわせることができ
、従来のように巻戻し動作へ移行せしめるべきでないの
に巻戻し動作へ移動する誤動作を生じたり、巻上げが終
了した時点から無用に長い時間モータへの通電を続行さ
せるといった不都合が無く、従ってモータ等の損傷や電
池の無駄な消耗を防止でき、またフィルム巻上げ終了を
検出する機械的部材を必要としないから小型・軽量化を
も実現し得るフィルムの給送状態検出装置を提供するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明に係るフィルムの給送状態検出装置の
一実施例の構成を示すブロック図、第2図〜第6図は、
第1図の各部の動作波形を示すタイミングチャートで、
第2図は巻上げ動作を示し、第3図は自動巻戻し動作を
示し、第4図はマニュアル巻戻し動作を示し、第5図は
エツジカウンタの動作を示し、第6図は分割タイマーの
各モードの動作を示し、第7図は、本発明の応用例の構
成を示すブロック図である。 1・・・・・・ワインドパルス発生回路、1a・・・・
・・ダミースプロケット、2・・・・・・エツジ検出回
路、 3・・・・・・エツジカウンタ、 4 、 16a 、  16b 、  26−−AND
ゲート、5.15・・・・・・ディレー回路、 6a 、 6b 、 13.17a 、 17b ・・
・・・・ORゲート、 7・・・・・・周期タイマー、 8・・・・・・データラッチ、 9・・・・・・データ切換回路、 1o・・・・・・初期データ保持回路、11・・・・・
・分割タイマー、 12・・・・・・デジタルコンパレータ、14・・・・
・・T型フリップフロップ(T−FF)、18・・・・
・・モータ○N−〇FF回路、19・・・・・・モータ
駆動回路、 20・・・・・・モータ。 21・・・・・・シャツタ閉検出回路、22・・・・・
・マニュアル巻戻し入力回路、23・・・・・・裏蓋閉
検出回路、 24・・・・・・フレームカウンタ、 25・・・・・・切換回路、 27〜32・・・・・・液晶の表示部、33a〜33d
・・・・・・駆動回路、34〜41・・・・・・バッフ
ァゲート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)モータによりカメラに装填されたフィルムを巻上
    げる際、該フィルムの1画面分毎の給送状態の変化を検
    出するフィルムの給送状態検出装置において、上記フィ
    ルムの1画面分が給送されるに伴って所定数のパルスを
    発生するパルス発生手段と、このパルス発生手段の出力
    を受けて上記所定数のパルスのそれぞれの立上りエッジ
    および/または立下りエッジを検出する毎にエッジ信号
    を出力するエッジ検出手段と、このエッジ検出手段の出
    力を受けてこれを計数し少なくとも最後の上記エッジ信
    号を計数した時点で上記1画面分の給送終了を示す給送
    終了信号を出力するエッジ計数手段と、シャッタの露光
    動作が終了したことを検出するシャッタ動作終了検出手
    段と、このシャッタ動作終了検出手段からの出力を受け
    て上記モータをONし上記給送終了信号を受けて該モー
    タをOFFするモータON−OFF手段と、当該1画面
    分の給送に要する時間を計時するために上記給送終了信
    号および上記シャッタ動作終了検出手段からの出力を受
    け上記シャッタ動作終了検出手段からの出力を受けた時
    点で初期状態にリセットすると共にこの時点より計時を
    開始し該給送終了信号を受けた時点で計時動作を停止し
    逐次その計時データを出力する第1の計時手段と、この
    第1の計時手段の出力および上記給送終了信号を受けこ
    の給送終了信号を受けた時点ですでに保持している当該
    画面の1つ前の1画面分の給送に要した第1の計時デー
    タを上記第1の計時手段からの計時データに更新して第
    2の計時データとして保持する計時データ保持手段と、
    上記エッジ検出手段および上記シャッタ動作終了検出手
    段の出力を受けてこの時点で初期状態にリセットすると
    共にこの時点より計時動作を開始し逐次その計時データ
    を第3の計時データとして出力する第2の計時手段と、
    上記第3の計時データと上記第2の計時データとを逐次
    比較し該第3の計時データが該第2の計時データを所定
    量以上越えた時に判定信号を出力する計時データ比較手
    段と、該判定信号を受けて上記モータの回転方向を切換
    えるモータ極性切換手段とより構成されていることを特
    徴とするフィルムの給送状態検出装置。
JP62016224A 1987-01-28 1987-01-28 フイルムの給送状態検出装置 Expired - Lifetime JP2532225B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5742030A (en) * 1980-08-28 1982-03-09 Canon Inc Camera
JPS61198931U (ja) * 1985-06-04 1986-12-12

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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