JPH0450566B2 - - Google Patents

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JPH0450566B2
JPH0450566B2 JP56044120A JP4412081A JPH0450566B2 JP H0450566 B2 JPH0450566 B2 JP H0450566B2 JP 56044120 A JP56044120 A JP 56044120A JP 4412081 A JP4412081 A JP 4412081A JP H0450566 B2 JPH0450566 B2 JP H0450566B2
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JP
Japan
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motor
voltage
transistor
film
time
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JP56044120A
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JPS57158835A (en
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Osamu Yoneda
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Nikon Corp
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Nippon Kogaku KK
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Publication date
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Priority to JP56044120A priority Critical patent/JPS57158835A/ja
Priority to US06/360,683 priority patent/US4451150A/en
Publication of JPS57158835A publication Critical patent/JPS57158835A/ja
Publication of JPH0450566B2 publication Critical patent/JPH0450566B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/42Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
    • G03B17/425Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、電動カメラに使用される長尺フイル
ムマガジンのフイルム巻取装置に関する。
モーター駆動によりフイルムの巻上、シヤツタ
のチヤージを行なうモータードライブ装置付の電
動カメラに於いて、カメラの裏蓋を取外してその
代わりに長尺フイルムマガジンを取付け、電動カ
メラのモータードライブ装置内のモーターにより
カメラ内のスプロケツトを回転し、そして長尺フ
イルムマガジン内に設けられたモーターにより、
マガジン内の巻取スプールを回転しフイルムの移
送と巻取を行なうものはすでに提案されている。
第1図はそれを模式的に示す図で1はカメラボ
デー、2は長尺フイルムマガジン、3は長尺マガ
ジン内のフイルム巻取スプール、4は長尺マガジ
ン内のスプール3を駆動するモーターM2の制御
回路、6はカメラ1に装着してあるモータドライ
ブ装置でモーターM1を持つており、カメラ側の
スプロケツト7の回転、及びシヤツタチヤージす
る為の図示なき動力伝達用のカプリングを介して
動力の伝達が行なわれる様になつている。このよ
うな長尺フイルムマガジンを使用した電動カメラ
においては、フイルムの移送は主にモーターM2
による巻取スプールの回転により行なわれ、スプ
ロケツト7はフイルムの移送量を規定する役目を
している。
ところでこの様な長尺フイルムマガジンを使用
した電動カメラは 1 隣接したフイルムの撮影画面の間にパーフオ
レーシヨンの一つが位置してしまうという、又 2 2つのモーターによりフイルムを巻上げた状
態においてフイルムに過度な張力が残つてお
り、その後シヤツタをレリーズした時の衝撃に
より力の均衡が破られ、露光時にフイルムがわ
ずかに動いてしまい、フイルム上の撮影像がブ
レるという欠点が生じていた。
これを解決する為に特開昭50−10122号公報に
開示されているようなカメラのスプロケツトを駆
動するモーター(第1図のモーターM1)が巻上
完了して停止するよりも若干手前に長尺マガジン
のフイルム巻取スプールを駆動するモーター(第
1図のモーターM2)を停止させる事によりフイ
ルムを巻上完了状態に於いてはタルミを生ぜしめ
て前記欠点の解決が行なわれている。第2図にモ
ーターM1,M2の通電時間のチヤート図を示す
が、第2図のt3の領域でフイルムのタルミを生ず
る。
ところで特開昭50−10122号公報に於いてはモ
ーターを駆動する電源電圧が変化した時の制御特
性についても言及しており、それによれば実験的
な結論として長尺側のモーターの通電時間を電源
電圧の変動に対して直線的に変化する関係にすれ
ば良いとなつているが、これは使用する電圧範囲
が狭い時には成立するが、非常に広範囲で使用す
る時は成立しなくなる。それは以下の理由によ
る。
第2図に於いてモータードライブ側のモーター
M1の巻上時間t1について電源電圧の変動に対す
る特性は次の様である。
モーターMは各電源電圧における定常回転でフ
イルムを巻上げているものと仮定してフイルム巻
上時間t1を求めてみる。
V=k1T+k2n ……(1) 但しVは電源電圧、TはモーターM1の負荷ト
ルク、nはモーターM1の単位時間当りの回転数、
k1,k2はモーターM1により定まる定数である。
(1)式で定義される回転数nでのフイルム巻上時間
t1は t1=k3/n ……(2) で示される。ただしk3はフイルム巻上に要するモ
ーターM1の回転数で、ギア比等で定まる定数で
ある。(1)式を変形して n=V−k1T/k2 ……(1)′ (1)′式を(2)に代入すると t1=k2・k3/V−k1T ……(3) ここでモーターMの負荷トルクTは実際にはフ
イルムの巻上の各行程に於いてシヤツタチヤージ
等の仕事を行なうので各瞬間に於けるトルクの変
動はあるが全体としてみるとある平均的なトルク
の上で上下しているだけに過ぎず、又フイルムの
種類によつて影響をほとんど受けない為にほぼ一
定と考える事ができる。従つて(3)式は t1=1/VK1−K2 ……(4) 但しK1=1/k2・k3、K2=k1/k2・k3Tで示される 定数である。またVK1は電源電圧に比例する項、
K2は電源電圧変動に無関係な一定値の項である。
従つてt1の電源電圧Vに対する変化は(4)式の如
く直角双曲線の式で近似される事になる。このこ
とは特開昭53−82323号公報に論じられている。
詳細な式では慣性系による過渡応答の項を持つべ
きであるが起動時と停止時で相殺する様に働くた
め一般に全巻上時間に電圧変動に比し過渡的な時
間の電圧変動の変化は少い為に巻上時間を大きく
左右する項とはならずかなり拡い電圧範囲に渡つ
て(4)式で近似できるので本願発明の説明では上記
の通り過渡応答項は省いた式でおこなわれる。
(4)式のt1の変化の様子を第3図に示す。ところ
で第2図に示す様に長尺側のモーターM2の通電
時間t2は前述の(4)式によるt1より短くしなけらば
ならず、t3によりフイルムのタルミ制御を行なつ
ている。このt3が短かすぎるとフイルムの緊張状
態を解除する事はできず、又あまり長すぎるとフ
イルムにタルミをつけすぎてフイルムが曲がり通
常のフイルム走行通路以外の所に入り込んでフイ
ルムの正常な巻上を妨害する事があり好ましくな
い。従つて常に一定のタルミをフイルムに与える
為にこのt3の部分は電圧が変動して巻上時間が変
動しても一定値に制御される必要がある。
第3図には(4)式で制御される巻上時間に対しt3
を一定にした時のt2の特性を同時に示してある。
第4図はt3の電圧Vに対する変化を示し、より
好ましくはt′3の特性の如く電圧の上昇に対しわず
かに時間が長くなる傾向が良い。それは電圧の上
昇に対しモーターにブレーキをかける時のモータ
ーの回転数の初速値が上昇する為にモーターが停
止するまでの時間が長くなる為であり、従つてそ
れを補正する為に電圧が低い時に比し電圧が高い
時はより早い時点で長尺側のモーターM1にブレ
ーキをかけた方がより好ましい結果を得るからで
ある。しかしながらその変化はわずかなものであ
りt3をほぼ一定値に制御する事で本願発明の説明
をすすめる。
ところで特開昭50−10122号公報で述べられて
いる如くt2を電圧の変化に対し直線的に変化させ
ると、t1は(4)式に従つた直角双曲線での変化を行
なう為にt3は大きく変動する事になる。即ち使用
電圧範囲が広いと高電圧側でt3が最適に制御され
る様に設定すると低電圧側ではt3が過大になり
(第3図の点線t′2によつて示す)、低電圧側でt3
最適に制御される様にすると高電圧側ではt3が過
大になり(第3図の一点鎖線t″2によつて示す)、
中間の電圧でt3が最適に制御される様に制御する
と、高電圧側、低電圧側で共にt3が過大となり
(第3図の二点鎖線t2によつて示す)、タルミの
制御がバラツク事により安定な撮影結果が得られ
ないだけでなく前述の正常なフイルム巻上に対し
て支障をもたらす欠点がある。
即ち特開昭50−10122号公報で開示されている
技術では電圧の変動範囲が狭い場合にはある程度
改善できているものの、電圧の変動範囲が広い場
合には前述の欠点を持つているのである。
本発明の目的は前述の欠点をなくす為にt3をほ
ぼ一定に制御できる如くt1の各電圧に於ける電圧
の変化に対する変化率の変化にそつてt2の制御を
行なう事によりより広範囲な電圧変化に対して安
定なタルミをフイルムに与える長尺フイルムマガ
ジンのフイルム巻取装置を提供する事にある。
上記課題は本発明に従い、一定量のフイルム移
送を行うのに要する駆動時間が電源電圧に対して
直角双曲線関数で変動する第1のモーターを含む
電動カメラと共に使用される長尺フイルムマガジ
ンのフイルム巻取装置に於いて、電源電圧の広範
囲に亘る変動に対して前記長尺フイルムマガジン
の巻取スプール駆動用の第2のモーターを、前記
第1のモーターの駆動時間より略一定時間だけ短
く駆動制御するタイマー回路を備え、そして、こ
のタイマー回路は、コンデンサと、前記第1のモ
ーターの通電に同期して充電を開始し所定の抵抗
により前記直角双曲線関数に近似した対数関数で
前記コンデンサに充電する充電回路と、前記コン
デンサの電圧と基準電圧とを比較して出力を発生
する比較回路とを含むように構成することで解決
している。
第5図には本発明に従う実施例としてカメラ、
モータードライブユニツト、長尺フイルムマガジ
ン装置の本発明に関する接続関係が示されてい
る。EAはカメラ内の電源でモータードライブユ
ニツトが取付けられると電源切換スイツチSW1
a端子側に切換り、モータードライブ側より電力
の供給を受ける様になつている。トランジスタ
Q1、抵抗R1、コンデンサC1により電源タイマー
が構成されている。図示なきシヤツタボタンに連
動して電源スイツチSW2がONされるとコネクタ
ー端子f、ダイオードD2、抵抗R5を介してトラ
ンジスタQ6をONさせ、モータードライブ側の電
源EBにより定電圧回路11は作動してモーター
ドライブ側の回路に給電すると共にコネクター端
子cを介してカメラ側に給電され電磁レリーズ制
御、露出制御の機能を有する制御回路10への給
電を行なう。スイツチSW2がONしているとダイ
オードD1を介してトランジスタQ1のベースはバ
イアスされトランジスタQ1はONとなる。トラン
ジスタQ1のON状態は抵抗R4、コネクター端子d
を介してモータードライブ側に伝達され、トラン
ジスタQ2はONされている。電源スイツチSW2
ONによりコンデンサC1は逆流阻止ダイオードD1
を介して放電されるので、電源スイツチSW2
OFFしてもトランジスタQ1はコンデンサC1の充
電電流によりONを保持しており、C1,R1により
定まる所定の時間後にトランジスタQ1はOFFす
るのでトランジスタQ2もOFFし、従つてトラン
ジスタQ6がOFFして全システムへの給電が停止
される。レリーズスイツチSW3はシヤツタボタン
に連動しており抵抗R2,R3、コンデンサC2によ
り構成される微分回路を介してスイツチSW3
ONされた信号は制御回路10へ導入される。ス
イツチSW4は巻上スイツチでカメラが巻上完了状
態の時OFF、露光が完了してシヤツタが閉じた
直後にONになりそれは巻上完了するまで保持さ
れる。巻上スイツチSW4の状態はコネクター端子
hを介してモータードライブ側の回路に伝達され
る。スイツチSW5はモータードライブ側の図示な
きシヤツタボタンに連動してONされる電源スイ
ツチで前述の電源スイツチSW2とはコネクター端
子fを介して並列接続の関係にある。スイツチ
SW6はレリーズスイツチで図示なきモータードラ
イブ側のシヤツタボタンに連動している。スイツ
チSW7は1駒撮影、連続撮影の選択スイツチで、
ONの時連続、OFFの時1駒撮影になる。比較器
A1、トランジスタQ3,Q4、可変抵抗VR、コン
デンサC3によりレリーズタイミング回路が構成
されており、それは連続撮影時にフイルム巻上完
了してから次のシヤツタレリーズするまでの時間
を遅延させる事により巻上完了直後のフイルムが
完全に停止する前にレリーズされる事を防止する
と共に、可変抵抗VRにより任意の遅延時間を選
択する事により駒速を可変可能としている。抵抗
R7,R8、ダイオードD7,D8,D3、コンデンサ
C4、トランジスタQ5、比較器A2により巻上タイ
ミング回路が構成されている。これは巻上スイツ
チSW4がシヤツタ後幕の閉じ動作開始と同時に
ONされてモーターが回転して巻上動作がシヤツ
タがまだ開いている間に行なわれるのを防止する
為のものであり、巻上スイツチSW4のON動作が
シヤツタが完全に閉じた後にONになるタイプの
時は本質的には無くても良い。スイツチSW8はト
ルク検出スイツチである。巻上スイツチSW4
ONしている間、即ち比較器A2の出力がHの時に
フイルムが終端でパトローネより引出せなくなつ
た時、又はカメラの機械装置が故障して巻上負荷
が異常に重くなるとトルク検出機構が作動してス
イツチSW8をONさせてサイリスタSCRをトリガ
ーしてONさせる事により巻上状態の信号が入つ
てきていてもモーターM1を停止させる作動をし、
又その時には抵抗を介して終端表示用の表示素子
LEDを点灯させてその状態を表示する。トラン
ジスタQ7,Q8,Q9,Q10,Q11、抵抗R11,R12
R14,R15、コンデンサC5、放電用ダイオードD5
によりモーター駆動回路が構成されている。トラ
ンジスタQ10がONの時トランジスタQ7,Q8
ON、トランジスタQ9,Q11はOFFになりモータ
ーは駆動され、トランジスタQ10がOFFするとト
ランジスタQ7,Q8はOFFになり、トランジスタ
Q9,Q11は抵抗R14、コンデンサC5により定まる
所定の時間ONする事によりモーターM1に電磁
ブレーキをかけて急速停止を行なう。モーター
M1は図示なき減速装置、及び動力伝達装置を介
してカメラの巻上機構に伝達されている。モータ
ードライブユニツトと長尺側ユニツトはコネクタ
ー端子i〜nを介して電気的に制御されている。
トランジスタQ10のON,OFFの状態、即ちモー
ターM1が駆動されている状態かどうかは抵抗
R13、逆流阻止ダイオードD4、コネクター端子j
を介して長尺ユニツト側に伝達される。レリーズ
スイツチSW9は長尺ユニツト側に設けられた図示
なきシヤツタ釦に連動しており、コネクター端子
mを介してモータードライブ装置側のレリーズス
イツチSW6と並列に接続されている。電源スイツ
チSW10はレリーズスイツチSW9と同様に長尺装
置側の図示なきシヤツタ釦に連動してONになり
コネクター端子kを介してモータードライブ装置
の電源スイツチSW5と並列接続になつている。ス
イツチSW11はプリセツトカウンター装置で、プ
リセツトした所定のフイルム駒数の撮影を行なう
とONになり、それはコネクター端子lを介して
トランジスタQ3のベース端子をシヨートしてレ
リーズ信号の発生を禁止する事により撮影を停止
させる。トランジスタQ12はモーターM1駆動時に
トランジスタQ10がONになると抵抗R18を介して
トランジスタQ14をONするが電圧依存性のある
タイマー回路12にも同時に給電する様になつて
いる。タイマー回路12はトランジスタQ12
ONして給電されるとトランジスタQ12がOFFす
る前にその出力はHになり、抵抗R17を介してト
ランジスタQ13をONさせてトランジスタQ14
OFFさせる。トランジスタQ15,Q16,Q17,Q18
抵抗R19,R20,R21,R22、コンデンサC6、放電
ダイオードD6によりモーターM2の駆動回路が構
成されている。トランジスタQ14がONしている
時はトランジスタQ15,Q16はONしており、トラ
ンジスタQ18,Q17はOFFしてモーターM2は駆動
されトランジスタQ14がOFFになるとトランジス
タQ15,Q16はOFFになり、抵抗R21、コンデンサ
C6で定まる所定の時間トランジスタQ17,Q18
ONする事によりモーターM2は電磁ブレーキが
かけられて急速に停止する。モーターM2は図示
なき減速機構等を介して長尺装置側の巻取スプー
ルを駆動する。
タイマー回路12は前述のモーターM1の通電
時間t1に対してそれよりもt3だけ早めにモーター
M2の通電を停止する様になつている。即ちタイ
マー回路12は電源電圧の変動に対し適切なt2
出力するものである。今、ある装置の系に於いて
モーターM2の通電時間t2を計算したところ以下
の通りとなつた。即ち電圧20Vの時の通電時間t2
は52ms、18Vの時58.3ms、15Vの時72.5ms、12V
の時96.3ms、10.5Vの時114.3ms、9Vの時142ms
が最適値であつた。(この数値は前記した慣性系
の過渡応答項や、電圧によるt3の調節も考慮した
上での値である。)これらを(4)式のような直角双
曲線t=1/VK1−K2で近似する。
通過する2点を(T0,V0)、(T1,V1)とすれ
ば T0=1/V0K1−K2 ……(5) T1=1/V1K1−K2 ……(6) (5)式より T0V0K1−T0K2=1 ……(5)′ (6)式より T1V1K1−T1K2=1 ……(6)′ (5)′(6)′式より T0V0K1−T0K2=T1V1K1−T1K2 ∴K1=K2(T0−T1)/(T0V0−T1V1) ……(7) (7)式を(4)式へ代入 t=1/K2(VT0−T1/T0V0−T1V1−1)……(8
) (8)式より第3の通過点を定める事により定義され
る事になる。
第3の通過点を(T2,V2)とすれば(8)式より K2=1/T2(T0−T1/T0V0−T1V1−1) ……(9) で示され(7),(9)よりK1,K2が定まる。
前述の最適値の値より直角双曲線を定義する為
の通過する3点を (T0=0.052 s,V0=20V) (T1=0.142 s,V1= 9V) (T2=0.0725s,V2=15V) とすると、 (9)式より K2=2.9521〔1/sec〕 (7)式より K1=1.1163〔1/V・sec〕 となり特定された直角双曲線関数は次のようにな
る。
t=1/1.1163V−2.9521 ……(10) (10)式より(10)式を特定する時に使用した通過点以
外の電圧に対する時間を求めてみると (10)式で求めた値 前述の最低値 18Vの時 t=0.0583〔sec〕 0.0583〔sec〕 12V〃 t=0.0958〔 〃 〕 0.0963〔 〃 〕 10.5V〃 t=0.1140〔 〃 〕 0.1143 〃 〕 となり(10)式で近似されている事になる。
第5図に於けるタイマー回路12は(10)式で表現
される直角双曲線的な特性を近似する電圧に対す
る制御時間の特性を有している。以下それぞれの
実施例でそれを説明する。
第6図は(10)式の直角双曲線の式をそのまま実現
可能なタイマー回路12の具体的構成例である。
第6図に於いて点線で囲まれている部分が第5
図のタイマー回路12に相当する部分である。
タイマー回路12は抵抗R32〜R38、コンデン
サC11、トランジスタQ22、OPアンプA3、ツエナ
ーダイオードZD1,ZD2、ダイオードD11、比較
器A4により電源電圧に対してその出力が直角双
曲線の特性で変化するタイマーを構成している。
抵抗R30,R31、コンデンサC10、逆流阻止ダイオ
ードD10、トランジスタQ20,Q21により充電用の
コンデンサC11のリセツト回路を構成している。
モータードライブユニツトのモーターM1の駆動
用開始の情報がコネクター端子jを介して伝達さ
れトランジスタQ12がONされるとタイマー回路
12へ給電される。トランジスタQ12のONによ
り、トランジスタQ20がONになるので充電用コ
ンデンサC11に並列なトランジスタQ21はOFFは
保持されている。コンデンサC11はトランジスタ
Q12がONとなりタイマー回路12に給電される
と共にトランジスタQ22のコレクタ電流により充
電が開始される。このコンデンサC11の充電電圧
は比較器A4によりツエナダイオードZD2により所
定の電圧と比較される。充電電圧が所定の電圧を
越えたとき比較器A4はH出力を出す。ツエナー
ダイオードZD1による電圧をVZD1とすればトラン
ジスタQ22のコレクタ電流icと電源電圧Vとの関
係は次のようになる。
ic=(VR32/R32+R33−VZD1R35/R35+R36)1/R34 ……(11) 但しトランジスタQ22のhFEは充分に高いものと
し、又ツエナーダイオードZD1の発生する電圧に
より抵抗R35,R36に流れる電流に比しトランジ
スタQ22のコレクタ電流icは充分小さいものとす
る。ツエナーダイオードZD2の電圧をVZD2とすれ
ばトランジスタQ12がONして抵抗R18を介してト
ランジスタQ14がONになりモーターM2が駆動さ
れてから、比較器A4の出力がHレベルになりト
ランジスタQ13が抵抗R17を介してONされる事に
よりトランジスタQ12がONしているにもかかわ
らずトランジスタQ14がOFFになりモーターM2
の通電が断れるまでの時間tは次の式で示され
る。
t=1/Vα1/C11VZD2α3R34−VZD1α2/C11VZD2α3R
34 ……(12) 但し α1=R32/R32+R33 α2=R35/R35+R36 α3=R38/R37+R38とする。
(12)式を前述の(10)式と同じものにするには次の
回路定数が選ばれる。α1=0.279、α2=0.1475、
α3=0.5、VZD1=VZD2=5V、C11=1μF、R34
100KΩ。
このtの値は第2図のt2に相当し、コネクター
端子jを介して伝達されるモーターM1の通電時
間t1より短く、かつその差がほぼ一定に近くなつ
ている。何故ならば前述のごとく(10)式を特定する
ために使用した値はt1に対し約一定のt3を考慮し
たものであるからである。モーターM1の通電が
停止され時点でトランジスタQ12もOFFし、トラ
ンジスタQ20もOFFするのでコンデンサC10によ
り所定時間トランジスタQ21はONしてコンデン
サC11の放電を行なつて次の制御に備える作動を
する。
第6図では電圧に対する時間tの関係が直角双
曲線関数になる場合の例であるが第7図では電圧
に対する時間tの関係を対数関数の形で近似する
例である。第7図に於いて第6図と同じ動作をす
る回路素子は同一記号を付してあるモータードラ
イブユニツトのモーターM1の通電開始と同時に
トランジスタQ12がONになると抵抗R40、ダイオ
ードD12を介してコンデンサC12の充電を行なう。
ダイオードD12の順方向電圧は電流変化に対して
ほぼ一定と見なせるのでその電圧をVD12とし、比
較器A5の負側の比較基準入力電圧をVSとすれば、
トランジスタQ12がONになつてからコンパレー
タA5の出力がLからHに転ずるまでの時間tと
電源電圧Vとの関係は次の様になる。
t=C12R40lnV−VD12/V−VD12−VS……(13) (13)式に於いてVに対するtの定義は、VD12は任
意の数値ではなくシリコンダイオードとすれば
0.65V付近の比較的固定された電圧のためC12R40
及びVsの値を設定する事により行なわれる。
従つて(13)式の関数は電圧Vに対する時間tの
組合せを2組指定すれば特定される事になり以下
にそれを求める。
(13)式が(T1,V1)、(T2,V2)の2点を通過
するものとすれば T1=C12R40lnV1−VD12/V1−VD12−Vs……(14) T2=C12R40lnV2−VD12/V2−VD12−Vs……(15) であり、従つてT1とT2の比を取ると(14)、(15)式
より T1/T2=lnV1−VD12/V1−VD12−VS/lnV2−VD
12
/V1−VD12−VS……(16) (16)式を変形して (V2−VD12/V2−VD12−VsT 1 −(V1−VD12/V1−VD12−VsT 2=0 ……(17) を得る。T1,T2,V1,V2,VD12は最適値として
与えられているのでそれを満足するVsを求めれ
ば良い。(17)式は代数解はないのでVD12=0.65V、
(V1=20V、t1=0.052s)、(V2=10.5V、t2
0.1143s)としてVsの数値解を求めると Vs=3.465V ……(18) となる。(18)と(14)式によりC12R40の値が求まり、
それは C12R40=0.2635s ……(19) を得る。(19)より、C12=1μFとした時は R40=263.5KΩを得る。(13)、(18)、(19)式より t=0.2635lnV−0.65/V−4.115 ……(20) となり(20)式よりV=18V、15V、12V、9Vに対
するtを各々求めると t=58.7ms、72.8ms、96.0ms、141.3ms となり(10)式で得られる直角双曲線関数の値を(20)
式の対数関数でもかなり精度良くトラツキングが
可能である。
ダイオードD12はトランジスタQ12がOFFした
時にコンデンサC12の充電電圧が抵抗R40,R30
介してトランジスタQ20のON動作を保持する事
によりC12の放電が遅れ、かつ抵抗R18を介してト
ランジスタQ14をONさせてしまう事を防止する
為である。抵抗R30,R18の値を適当に設定すれ
ばダイオードD12を不必要とする解もあり、その
場合でも(13)式のVD12=0として求めれば同様の
トラツキング精度を得る。
第8図は第3の実施例で(10)式で要求される特性
を折線関数でトラツキングする例である。第6図
と同じ機能の回路素子は同じ符号が付されてい
る。第8図に於いてトランジスタQ23のコレクタ
電流をi23とすれば、モータードライブユニツト
のモーターM1の通電と共にトランジスタQ12
ONしてコンデンサC13がi23により充電されその
電圧はフオロワーアンプA6により出力される。
アンプA6の出力電圧をVA6とすれば、 VA6=i23t/C13 ……(21) 電源電圧Vを抵抗R4447により分圧しており、
その分圧比をαAとすればフオロワーアンプA7
出力電圧をVA7とすれば、 VA7=αAV ……(22) 説明の簡略化の為に抵抗R54,R56の抵抗値を全
て等しいものとし、同相増巾器A10の増巾度を
GainA10とすれば、アンプA10の出力電圧をVA10
して VA10=GainA10/3(i23t/C+αAV) ……(23) コンパレータA13のツエナーダイオードZD4によ
る比較基準電圧をVZD4とすれば、コンパレータ
A13の出力がトランジスタQ12がONした時点から
Hレベルに転ずるまでの時間をtAとすれば(23)よ
り tA=C/i23(3VZD4/GainA10−αAV) ……(24) を得る。同様にコンパレータA14,A15が各々H
レベルに転ずる時間をtB,tCとすれば tB=C/i23(3VZD4/GainA11−αBV) ……(25) tC=C/i23(3VZD4/GainA12−αCV) ……(26) 但しαA>αB>αCである。
アンドゲートGによりその出力がLからHレベ
ルに転ずるまでの時間はコンパレータA13,A14
A15の中で一番制御時間の長いものより定まる。
tA,tB,tCの関係は(24)、(25)、(26)に示される様
に電源電圧Vに対する時間の変化率はtA,tB,tC
の順に小さくなり、またGainA10,GainA11
GainA12により平行移動量が設定されており、そ
の関係はtA,tB,tCの3折線により、各電圧に対
する3種類の時間の中で最大の時間を示す直線が
第3図のt2を近似する様になつている。第9図に
その関係を示し点線によるtA,tB,tCが(24)、(2
5)、(26)式による時間の関係を示し、実線がゲー
トGの出力で得られる時間である。
以上のように本発明によれば、長尺フイルムマ
ガジンのフイルム巻取りを行うに際して、直角双
曲線関数で変動する第1のモーターの駆動時間よ
り略一定時間だけ短く第2のモーターを安定して
駆動制御できるので、電源電圧の広範囲に亘る変
動に対しても常にフイルムのタルミを一定量残す
ことができ、最良な撮影状態を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は長尺フイルムマガジンを装着した電動
カメラの正面図、第2図は2つのモーターへの通
電時間を示す図、第3図は電源電圧と2つのモー
ターへの通電時間との関係を示す図、第4図は電
源電圧と通電終期時刻差との関係を示す図、第5
図はカメラにモータードライブ、長尺フイルムマ
ガジンを装着したときのシステム全体の回路図、
第6図は本発明の制御回路の第1の実施例の回路
図、第7図は同じく第2の実施例の回路図、第8
図は第3の実施例の回路図、第9図は第8図に示
した第3の実施例に於ける制御回路の出力を表わ
す図である。 主要部分の符号の説明、第1のモーター……
M1、第2のモーター……M2、第2のモーターの
駆動時間を制御する手段……12。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一定量のフイルム移送を行うのに要する駆動
    時間が電源電圧に対して直角双曲線関数で変動す
    る第1のモーターを含む電動カメラと共に使用さ
    れる長尺フイルムマガジンのフイルム巻取装置に
    於いて、 電源電圧の広範囲に亘る変動に対して前記長尺
    フイルムマガジンの巻取スプール駆動用の第2の
    モーターを、前記第1のモーターの駆動時間より
    略一定時間だけ短く駆動制御するタイマー回路を
    備え、 前記タイマー回路は、コンデンサと、前記第1
    のモーターの通電に同期して充電を開始し所定の
    抵抗により前記直角双曲線関数に近似した対数関
    数で前記コンデンサに充電する充電回路と、前記
    コンデンサの電圧と基準電圧とを比較して出力を
    発生する比較回路とを含むことを特徴とする長尺
    フイルムマガジンのフイルム巻取装置。
JP56044120A 1981-03-27 1981-03-27 Film take-up device for long-sized film magazine Granted JPS57158835A (en)

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